JPH0741754U - 磁気ヘッドのジンバル構造 - Google Patents
磁気ヘッドのジンバル構造Info
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- JPH0741754U JPH0741754U JP7391593U JP7391593U JPH0741754U JP H0741754 U JPH0741754 U JP H0741754U JP 7391593 U JP7391593 U JP 7391593U JP 7391593 U JP7391593 U JP 7391593U JP H0741754 U JPH0741754 U JP H0741754U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ”0”サイド磁気ヘッドを安定的に支持で
き、しかも大きな衝撃力が加わっても、”0”サイド磁
気ヘッドが容易に破壊しないジンバル構造を得るにあ
る。 【構成】 剛性のある金属板製ジンバル13を介して先
端部表面に”0”サイド磁気ヘッド15Aを搭載され
る”0”サイドキャリッジ1において、表面中央に”
0”サイド磁気ヘッド15Aを固定される前記ジンバル
13Aの表面両側に平行な一対の直線状スリット22
L,22Rまたは線対称な”L”字状スリット23L,
23Rを形成し、前記”0”サイド磁気ヘッド15Aに
大きな衝撃力が加わったときに、衝撃力を吸収する”
0”サイドキャリッジにおける磁気ヘッドのジンバル構
造。
き、しかも大きな衝撃力が加わっても、”0”サイド磁
気ヘッドが容易に破壊しないジンバル構造を得るにあ
る。 【構成】 剛性のある金属板製ジンバル13を介して先
端部表面に”0”サイド磁気ヘッド15Aを搭載され
る”0”サイドキャリッジ1において、表面中央に”
0”サイド磁気ヘッド15Aを固定される前記ジンバル
13Aの表面両側に平行な一対の直線状スリット22
L,22Rまたは線対称な”L”字状スリット23L,
23Rを形成し、前記”0”サイド磁気ヘッド15Aに
大きな衝撃力が加わったときに、衝撃力を吸収する”
0”サイドキャリッジにおける磁気ヘッドのジンバル構
造。
Description
【0001】
本考案は磁気ディスクを記録媒体とする磁気記録再生装置に関し、特に、ヘッ ド送り機構のジンバル構造に関する。
【0002】
周知のように、所謂”3.5インチ”フロッピーディスクを記録媒体とする磁 気記録再生装置においては、図3から図5に示すようなヘッド送り機構が用いら れている。 符号”1”は磁気ディスクホルダ2のスロット2aと平行な方向に延長される 装置フレーム3のガイドロッド4に沿い案内される”0”サイドキャリッジであ り、この”0”サイドキャリッジ1は薄い金属板を浅皿状にプレス加工すること により剛性部材として成形される。
【0003】 そして、前記”0”サイドキャリッジ1の基部1aにはスペーサ5を介して可 撓性のある板ばね6が取付ブラケット7及び固定ねじ8により片持ち的に固定さ れ、同板ばね6の自由端部6aには、これも薄い金属板から剛性部材としてプレ ス加工する”1”サイドキャリッジ9の基部9aが取付ねじ10により支持され 、この”1”サイドキャリッジ9の中間部から突起させた従動耳9bが前記磁気 ディスクホルダ2のスロット2aの開口縁2bに当接される。また、前記取付ブ ラケット7の取付耳7aには支持ロッド11が固定され、この支持ロッド11に は前記”1”サイドキャリッジ9の従動耳9bを磁気ディスクホルダ2の開口縁 2bに圧接する付勢ばね12が取付けられる。
【0004】 前記”0”サイドキャリッジ1及び”1”サイドキャリッジ9の先端部寄りの 表面には、詳細を後述する金属板製のジンバル13,14を介して”0”サイド 磁気ヘッド15及び”1”サイド磁気ヘッド16がそれぞれ固定され、これらの ”0”サイド磁気ヘッド15及び”1”サイド磁気ヘッド16により図示を省略 する磁気ディスクの表面に情報が記録・再生される。
【0005】 さらに、前記”0”サイドキャリッジ1に隣合った装置フレーム3の表面には 送りモータ17が設置され、前記ガイドロッド4と平行な方向に伸びる同送りモ ータ17の送りねじ18には、押え板19及びねじ20を用いて前記”0”サイ ドキャリッジ1の延長部1bに固定されるパラレルピン21が係合され、前記送 りねじ18の回転運動により前記”0”サイドキャリッジ1及び”1”サイドキ ャリッジ9が磁気ディスクの半径方向に送られる。
【0006】 ところで、”0”サイドキャリッジ1に固定される従来のジンバル13は、図 5に示すように、表面中央に固定される”0”サイド磁気ヘッド15の姿勢を安 定させるため、剛性のある金属板で構成される。 つまり、磁気ディスクに対する情報の記録・再生状態においては、”0”サイ ド磁気ヘッド15と”1”サイド磁気ヘッド16との間に磁気ディスクが挟まれ た状態となるけれども、この場合の磁気ディスクの回転面は”0”サイド磁気ヘ ッド15の接触面が基準となるから、同”0”サイド磁気ヘッド15を剛性のあ るジンバル13で安定的に支持する必要がある。
【0007】
しかしながら、フロッピーディスク装置が搭載される最近のパーソナルコンピ ュータ等にあっては、可搬型とするために薄型であることが望まれ、これに伴っ て”0”サイド磁気ヘッド15の高さ方向寸法L1 が低下する傾向にあるので 、同”0”サイド磁気ヘッド15に用いるフェライトリング15aの対応厚み寸 法L2 も薄くなり、フェライトリング15aの機械的強度が低下する傾向にあ る。いい換えると、最近のヘッド送り機構にあっては、組込まれる電子機器に強 い衝撃力が作用すると、”0”サイド磁気ヘッド15と”1”サイド磁気ヘッド 16との衝合により”0”サイド磁気ヘッド15が破壊することがあった。 本考案の目的は、以上に述べたような従来のヘッド送り機構の問題に鑑み、” 0”サイド磁気ヘッドを安定的に支持でき、しかも大きな衝撃力が加わっても、 ”0”サイド磁気ヘッドが容易に破壊しないジンバル構造を得るにある。
【0008】
この目的を達成するため、本考案は、剛性のある金属板製ジンバルを介して先 端部表面に”0”サイド磁気ヘッドを搭載される”0”サイドキャリッジにおい て、表面中央に”0”サイド磁気ヘッドを固定される前記ジンバルの表面両側に 平行な一対の直線状スリットまたは線対称な”L”字状スリットを形成し、前記 ”0”サイド磁気ヘッドに大きな衝撃力が加わったときに、衝撃力を吸収する” 0”サイドキャリッジのジンバル構造を提案するものである。
【0009】
以下、図1及び図2について本考案の実施例の詳細を説明する。 図1は”0”サイドキャリッジに用いる本考案の第1実施例のジンバル13A を示し、このジンバル13Aも剛性のある金属板で製作される点では、従来と同 様である。
【0010】 第1実施例の特徴は、ジンバル13Aの表面中央に固定される”0”サイド磁 気ヘッド15Aの両側に形成した平行な一対の直線状スリット22L,22Rに ある。即ち、ジンバル13Aに対するこれらの直線状スリット22L,22Rの 形成により、”0”サイド磁気ヘッド15Aが固定されるジンバル13Aの表面 中央に僅かな可撓性を与えてあるから、磁気ディスクに対する情報の記録・再生 状態での”0”サイド磁気ヘッド15Aへの荷重だけでは、ジンバル13A全体 はほとんど変形しない。
【0011】 第1実施例によるジンバル13Aは、以上のような構造であるから、磁気ディ スクに対する情報の記録・再生の場合の”0”サイド磁気ヘッド15Aへの荷重 は非常に小さいので、この記録・再生時には、ジンバル13Aはほとんど変形し ない。したがって、この通常の荷重状態では、ジンバル13Aによって”0”サ イド磁気ヘッド15Aが安定的に支持されて”0”サイド磁気ヘッド15Aの接 触面が安定するため、異常なく、記録・再生を行うことができる。 また、外部から磁気記録装置に大きな衝撃力が加わった場合、一時的に”0” サイド磁気ヘッド15Aと”1”サイド磁気ヘッドとが強く衝合する可能性があ るが、この強い衝撃力が”0”サイド磁気ヘッド15Aに作用すると、直線状ス リット22L,22Rの存在によりジンバル13Aの表面中央部の”0”サイド 磁気ヘッド15Aを固定された部分が弾性的に変形する。 この結果、ジンバル13Aの変形により”0”サイド磁気ヘッド15Aに加わ る衝撃力が吸収され、”0”サイド磁気ヘッド15Aの破壊が防止されることに なる。
【0012】 図2は本考案の第2実施例によるジンバル13Bを示し、このジンバル13B においては、”0”サイド磁気ヘッド15Bの両側に一対の”L”字状スリット 23L,23Rを形成してある。即ち、これらの”L”字状スリット23L,2 3Rはジンバル13Bの周辺部が固定される”0”サイドキャリッジの先端部側 に形成される。この理由は、”0”サイド磁気ヘッド15Bに作用される衝撃力 は”0”サイドキャリッジに対する曲げモーメントになるので、”0”サイドキ ャリッジの先端部側に対応したジンバル13Bの部分を弾性化した方が衝撃力に 対して効果があることによる。
【0013】 したがって、第2実施例によるジンバル13B構造によると、”0”サイド磁 気ヘッド15Bに対して外部から強い衝撃力が作用されると、”L”字状スリッ ト23L,23Rで囲まれたジンバル13Bの表面中央部が変形し、”0”サイ ド磁気ヘッド15Bに対する衝撃力を緩和するから、”0”サイド磁気ヘッド1 5Bの破壊を防止できる。 勿論、記録・再生時には、ジンバル13Bはほとんど変形しないので、この通 常の荷重状態では、ジンバル13Bによって”0”サイド磁気ヘッド15Bが安 定的に支持されて”0”サイド磁気ヘッド15Bの接触面が安定するため、異常 なく、記録・再生を行うことができるのは、改めて指摘するまでもない。
【0014】
以上の説明から明らかなように、本考案によれば、ジンバルに一対の直線状ス リットまたは”L”字状スリットを形成するだけで、通常の状態では、”0”サ イド磁気ヘッドを安定的に支持でき、大きな衝撃力が作用した際に、”0”サイ ド磁気ヘッドに加わる衝撃力を緩和して”0”サイド磁気ヘッドの破壊を防止で きる効果がある。
【図1】本考案の第1実施例によるジンバルの全体斜視
図である。
図である。
【図2】本考案の第2実施例によるジンバルの全体斜視
図である。
図である。
【図3】従来の磁気記録再生装置の要部斜視図である。
【図4】図3の4−4線に沿う断面図である。
【図5】同磁気記録再生装置に用いるジンバルの全体斜
視図である。
視図である。
1 ”0”サイドキャリッジ 13A,13B ジンバル 15A,15B ”0”サイド磁気ヘッド 22L,22R 直線状スリット 23L,23R ”L”字状スリット
Claims (1)
- 【請求項1】 剛性のある金属板製ジンバルを介して先
端部表面に”0”サイド磁気ヘッドを搭載される”0”
サイドキャリッジにおいて、表面中央に”0”サイド磁
気ヘッドを固定される前記ジンバルの表面両側に平行な
一対の直線状スリットまたは線対称な”L”字状スリッ
トを形成し、前記”0”サイド磁気ヘッドに大きな衝撃
力が加わったときに、衝撃力を吸収することを特徴とす
る”0”サイドキャリッジにおける磁気ヘッドのジンバ
ル構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993073915U JP2598906Y2 (ja) | 1993-12-25 | 1993-12-25 | 磁気ヘッドのジンバル構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993073915U JP2598906Y2 (ja) | 1993-12-25 | 1993-12-25 | 磁気ヘッドのジンバル構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0741754U true JPH0741754U (ja) | 1995-07-21 |
JP2598906Y2 JP2598906Y2 (ja) | 1999-08-23 |
Family
ID=13531946
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993073915U Expired - Fee Related JP2598906Y2 (ja) | 1993-12-25 | 1993-12-25 | 磁気ヘッドのジンバル構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2598906Y2 (ja) |
-
1993
- 1993-12-25 JP JP1993073915U patent/JP2598906Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2598906Y2 (ja) | 1999-08-23 |
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Legal Events
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