JPH0741636B2 - 射出成形金型の製造方法 - Google Patents

射出成形金型の製造方法

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JPH0741636B2
JPH0741636B2 JP27813288A JP27813288A JPH0741636B2 JP H0741636 B2 JPH0741636 B2 JP H0741636B2 JP 27813288 A JP27813288 A JP 27813288A JP 27813288 A JP27813288 A JP 27813288A JP H0741636 B2 JPH0741636 B2 JP H0741636B2
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JP
Japan
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molded product
mold
radius
curvature
molding
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JP27813288A
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JPH02122908A (ja
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能希 上野
健市 小川
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Sharp Corp
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Sharp Corp
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  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、射出成形金型の製造方法に関する。
〈従来の技術〉 第3図は従来の金型を用いて射出成形された成形品を示
しており、(a)は外観斜視図、(b)は(a)のY−
Y′断面図、(c)は(a)のX−X′断面図である。
図において、20は一例とする成形品で内外面がそれぞれ
曲面21、22で形成された肉厚t′の板状体である。前記
のような成形品20を成形するに用いられる金型(図示せ
ず)は、成形後の成形品20の反り、即ち、曲率半径の変
形量ΔRが勘案された構造となっている。つまり変形量
ΔRを加味しない金型でもって射出成形すれば、成形後
の成形品20の外側方向の反りにより、正規の曲率半径R
を有する成形品20が製造できないからで、曲率半径Rに
変形量ΔRを加味した加工半径RAを有する金型でもっ
て、曲率半径Rを有する成形品を射出成形するようにし
ている。なお、変形量ΔRは従来の経験と勘とによって
予想決定している。
〈発明が解決しようとする課題〉 しかしながら、射出成形後の成形品20の変形量ΔRは、
成形品20の大きさ、肉厚、射出成形機及び成形条件等に
よって変化する一方において、予想して定めた変形量Δ
Rを加味した加工半径RAを有する金型で射出成形したと
しても、出来上がった成形品20で所望の曲率半径Rとな
らないことが多くみられる。しかも成形品20は修正する
ことができず、金型を新たに作り直さなければならない
という問題がある。
本発明は上記事情に鑑みて創案されたものであり、金型
は新たに作り直すような手間をかけることなく、所望の
曲率半径を有する成形品を製造することができる射出成
形金型の製造方法を提供することを目的とする。
〈課題を解決するための手段〉 本発明に係る射出成形金型の製造方法は、外周縁を除く
周面に凸部が形成された金型で成形品を成形する第1工
程と、前記成形品の曲率半径が所定の許容値以内にある
か否かを確認する第2工程と、確認した曲率半径が所定
の許容値内になければ前記金型の凸部を切削する第3工
程とを有しており、成形品の曲率半径が所定の許容値内
になるまで前記第1工程から第3工程までを繰り返し行
う。
〈作用〉 まず、凸部を形成した金型でもって凹部を有する成形品
を射出成形する。そして、成形品の曲率半径を確認し
て、曲率半径が所定値以内になければ金型の凸部を切削
する。金型の凸部が切削されれば、成形品の凹部の厚み
が厚くなるが、この部の冷却状態が変化することによ
り、成形品の反り具合が小さくなる。この過程を複数回
繰り返して、成形品の反り具合が許容値内になったとき
の金型を用いて、以降、成形品を生産する。
〈実施例〉 以下、図面を参照して本発明に係る一実施例を説明す
る。
第1図は本発明に係る射出成形金型の製造方法によって
製造されるべき成形品の図面であって、(a)は外観斜
視図、(b)は(a)のA−A′断面図、(c)は
(a)のB−B′断面図、第2図は本発明に係る射出成
形金型の製造方法によって製造された金型によって成形
された成形品の一使用例を示す外観説明図である。な
お、以下の説明において、従来の技術と同じ構成のもの
は同符号で示している。
本発明に係る射出成形金型の製造方法によって製造され
る射出成形金型によって成形される成形品10の一例とし
て内外面が曲面11、12で形成され、肉厚tを有する板状
体について説明する。該成形品10は、例えば第2図に示
すように、テレビセット30の前面下部に設けられた操作
部ドアーであって、曲率半径がRである曲面11、12を有
しており、内曲面11の外周縁11aを除く内周面には凹部1
3が形成されている。この成形品10は図外の射出成形機
によって製造されたもので、射出成形機に連結された図
外の金型には、凹部13に対応する凸部が成形されてい
る。
本発明にかかる射出成形金型の製造方法は、成形品10の
成形後の反り、即ち、曲率半径の変形量を凹部13の厚み
を変える、言い換えると、金型の凸部の高さを変えるこ
とにより、成形品10の成形後の反りの程度を調整し、も
って正規の曲率半径Rを有する成形品10を製造しようと
するものである。以下、実際に成形品10が製造されるま
での過程について説明する。
まず、第1工程として、曲率半径Rを有する成形品
10に対応したキャビティ形状を有する金型を用いて、凹
部12を有する成形品10を射出成形する。但し、このとき
の成形品10の凹部13の厚みは、成形品10の形状や大きさ
に勘案して決定される。
次に、第2工程として、このように射出成形された
成形品10の射出成形後の曲率半径を調べる。成形品10の
反り具合は曲率半径の変形量であるから、この曲率半径
と金型の曲率半径との差が反り具合となる。
そして、第3工程として、成形品10の曲率半径が正
規のRよりも遥かに大きく、言い換えると、反りが大き
い場合には、成形品10の凹部13の厚みを若干厚くするべ
く、金型の凸部を切削する。凹部13の厚みを厚くすると
いうことは、厚くする前の状態に比較して成形品10の凹
部13の冷却状態が変化することを通じて、成形品10の反
り具合を小さくすることを意味している。
そして上記した、の過程を繰り返し、成形品10
の曲率半径が許容値以内になった時の金型でもって、成
形品10を大量生産する。
なお、前記説明において、金型の凸部を複数回切削する
ものとしているが、経験と勘とによって前記切削作業は
最小回数に留めることができるものである。
また、前記説明は、テレビセットに使用する操作部ドア
ーのような曲面で成形された成形品について述べたが、
成形品はこれに限るものではない。すなわち、平面状の
成形品の場合には、金型の周縁を除く内周面の肉厚を周
縁より薄くして凹部を形成するか、または周縁の肉厚を
そのままとして内周面の肉厚を周縁よりも厚く形成した
ものであってもよい。そして、成形に用いる金型の凹部
又は凸部の切削は前記に準ずる。
〈発明の効果〉 本発明に係る射出成形金型の製造方法は、外周縁を除く
周面に凸部が形成された金型で成形品を成形する第1工
程と、前記成形品の曲率半径が所定の許容値以内にある
か否かを確認する第2工程と、確認した曲率半径が所定
の許容値内になければ前記金型の凸部を切削する第3工
程とを有しており、成形品の曲率半径が所定の許容値内
になるまで前記第1工程から第3工程まで繰り返し行う
ようにしている。言い換えると、金型の凸部を切削する
ことにより行う方法が採られているので、簡単に成形変
形量の調整を行うことができ、金型を新たに作り直すこ
となく、所望の曲率半径を有する成形品を製造すること
ができる。それ故、メーカーとしては、成形品等の条件
が変わっても直ぐに対応することができるという点にお
いて大きな意義がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る射出成形金型の製造方法によって
製造されるべき成形品の図面であって、(a)は外観斜
視図、(b)は(a)のA−A′断面図、(c)は
(a)のB−B′断面図、第2図は本発明に係る射出成
形金型の製造方法によって製造された金型によって成形
された成形品の一使用例を示す外観説明図である。第3
図は従来の技術を示す図面であって、従来の方法によっ
て製造された成形品を示し、(a)は外観斜視図、
(b)は(a)のY−Y′断面図、(c)は(a)のX
−X′断面図である。 10……成形品 11a……外周縁 13……凹部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外周縁を除く周面に凸部が形成された金型
    で成形品を成形する第1工程と、前記成形品の曲率半径
    が所定の許容値以内にあるか否かを確認する第2工程
    と、確認した曲率半径が所定の許容値内になければ前記
    金型の凸部を切削する第3工程とを有しており、成形品
    の曲率半径が所定の許容値内になるまで前記第1工程か
    ら第3工程までを繰り返し行うことを特徴とする射出成
    形金型の製造方法。
JP27813288A 1988-11-01 1988-11-01 射出成形金型の製造方法 Expired - Lifetime JPH0741636B2 (ja)

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JPH02122908A JPH02122908A (ja) 1990-05-10
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