JPH074159Y2 - 裁断装置の切断機構 - Google Patents

裁断装置の切断機構

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JPH074159Y2
JPH074159Y2 JP17152488U JP17152488U JPH074159Y2 JP H074159 Y2 JPH074159 Y2 JP H074159Y2 JP 17152488 U JP17152488 U JP 17152488U JP 17152488 U JP17152488 U JP 17152488U JP H074159 Y2 JPH074159 Y2 JP H074159Y2
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JP
Japan
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lever
cutter body
disc
cutter
main body
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JP17152488U
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JPH0290098U (ja
Inventor
元彦 井上
Original Assignee
ジューキ株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は布地、型紙用紙等の被裁断物を所定のパター
ンにしたがって裁断する裁断装置における切断機構に関
し、詳しくは切断機構を構成するカッター部に関するも
のである。
〔従来の技術〕
布地あるいは、型紙用紙等を所定のパターンにしたがっ
て裁断する裁断装置としては、従来第2図に示すものが
ある。
図において、Aは切断機構Bを有する裁断装置、Cはラ
ック支持板4に係合支持されて矢符X方向に移動するキ
ャリッジ、WはテーブルT上に載置される布地、型紙用
紙等1枚のものまたはこれらを積層した被裁断物であ
る。
切断機構Bは、キャリッジCに架設される案内棒5およ
び送りネジ6に係合支持されて矢符Y方向に移動する本
体1と、連結部2を介して本体部1に垂下されて被裁断
物W面上をX−Y方向に摺動する当接リング3とを有し
ていて、連結部2と当接リング3とにより垂下筺体部が
構成されている。そして、本体部1と垂下筺体部には、
第3図に示すカッター部7が収納されている。
第3図(a)において、7aは、刃部7cを有する刃体部7b
を下端に形成し、上部には、二枚の円板7d,7eで形成さ
れる溝部Mを設けたカッター本体であり、7fはレバー部
で、前記溝部7Mに係合する二又形状の一対の腕7f1,7f1
を有しソレノイド7hによって揺動してカッター本体7aを
上下動させる。7iは歯部を有する前記円板7eとモータ7j
との間に介装される歯車で、モータ7jに駆動されるカッ
ター本体7aを回転させる。レバー部7fは、第3図(b)
に示すように、両腕7f1,7f1の各内側にローラー部7g,7
gが設けられており、レバー部7fは、前記溝部Mに遊嵌
する上記一対のローラー部7g,7gを介してカッター本体7
aに係合してこれを上下動させる。なお、上記ローラー
部7g,7gは、それぞれ図に示すように長手状のニードル
ベアリングによって構成され、このニードルベアリング
は、それぞれレバー部7fの上昇時に円板7dの下面に摺接
し、レバー部7fの下降時に円板7eの上面に摺接するよう
になっている。
ソレノイド7hの動作によるレバー部7fの揺動によってカ
ッター本体7aの上下方向の位置が変動し、これによって
被裁断物に対する刀体部7bとその刃部7cとの高さ方向位
置を調節する。
また、モータ7jは歯車7iを介してカッター本体7aを回転
し、刃部7cの進行方向の調節がなされる。
なお、上記従来例ではY方向のキャリッジの移動のみを
送りネジで行った例を示したが、X,Y方向ともに送りネ
ジにより移動するものでもよい。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記従来の切断機構、詳しくは切断機構
を構成するカッター部には、次のような問題点がある。
すなわち、刀体部7bにおける刃部7cの進行方向を調節す
るに際してはモータ7jを駆動させることにより、カッタ
ー本体7aを回転させることは前述のとおりである。
カッター本体7aの回転は、ソレノイド7hの動作によりレ
バー部7fを上昇させ、刀体部7bを被裁断物より上昇さた
場合と、ソレノイド7hの動作によりレバー部7fを下降さ
せ、刀体部7bを被裁断物に下降させた場合とで、いずれ
の場合でも行いえるが、レバー部7fの下降時についての
み説明する。
まず、モータ7jの駆動により円板7eは、第3図(c)に
示す矢符方向に回転する。そして、この円板7eの回転に
従動して各ローラー7g,7gはそれぞれの回転軸を中心に
回動する。
ところで、円板7eの回転速度は、回転中心との距離によ
って遅速が生じる。すなわち、図に示す8の位置の回転
速度は、この位置8より回転中心に近い位置9よりも速
い。このため、円板7eに摺接して回転するローラー部7g
を構成するニードルベアリングの回転も位置によって回
転速度に遅速が生じることとなる。
すなわち、円板7eの回転中心に近い位置ほど回転速度が
遅く、逆に回転中心に遠い位置ほど回転速度は速くな
る。ところが、ローラー部7gを構成するニードルベアリ
ングは、一体に形成されているため、円板7e上の半径方
向の位置による回転速度の差異に対応して回転すること
はできず、全体として一定の速度で回転しうるにすぎな
い。
このため、円板7eに従動して回転するローラー部7gのニ
ードルベアリングの回転には無理が生じ、この結果モー
タの過負荷、ニードルベアリングとこれに摺接する円板
7eの摩耗が早まる等の不都合が生じる。
なお、以上レバー部7fの下降時に円板7e上面とローラー
部7gとが摺接する場合について述べたがレバー部7fの上
昇時には円板7d下面とローラー部7gとが摺接するためこ
れらが摩耗することはいうまでもない。
〔課題を解決するための手段〕
この考案は、裁断装置の切断機構において、カッター部
をカッター本体とこのカッター本体に係合するとともに
これを上下動させてその垂直方向位置の調節をなすレバ
ー部と、カッター本体の上端に形成される溝部にローラ
ー部を介して係合する二又形状のレバー部端部を上下に
揺動するための駆動源と、歯車を介してカッター本体を
水平方向に回転させる駆動源とで構成するとともに、レ
バー部の両腕内側から水平に突出してカッター本体の溝
部に遊嵌してカッター本体とレバー部とを係合する一対
の各ローラー部をそれぞれ独立して回転する複数のベア
リングで構成することにより、溝部を形成する円板上に
おいて生じる回転速度の遅速にローラー部が対応できる
ようにして、上記従来の問題点を解決しようとするもの
である。
〔作用〕
この考案に係る切断機構において、カッター本体の溝部
に遊嵌して前記レバー部の上昇時に前記上側円板の下面
に摺接し、前記レバー部の下降時に前記下側円板の上面
に摺接するローラー部は、複数のベアリングで構成しそ
れぞれ独立して回転するので、溝部を形成する円板が回
転するに際して、周径の相違により生じる円板上におけ
る各位置での回転速度の差異に適正に対応しうる。
すなわち、前述のように円板上の或る位置の回転速度は
回転中心からの距離に応じて異なるが、 この考案において、円板と半径方向において摺接するロ
ーラー部を、円板の半径方向において複数に分割しそれ
ぞれ独立して回転する構成としたため、ローラー部は、
円板において生じている回転速度の差異に応じて従動回
転でき,回転駆動源の過負荷、ローラー部と円板との摺
接部位の過早な摩耗の不都合には生じない。
〔考案の実施例〕
図面に基づいて考案の実施例を説明する。
なお、従来例と同一箇所には同一符号を付して重複説明
は省略する。第1図はこの考案の一実施例を示す平面図
である。
カッター本体7aの回転は、ソレノイド7hの動作によりレ
バー部7fを上昇させ、刀体部7bを被裁断物より上昇させ
た場合と、ソレノイド7hの動作によりレバー部7fを下降
させ、刀体部7bを被裁断物に下降させた場合とで、いず
れの場合でも行い得るが、レバー部7fの下降時について
のみ説明する。
この実施例において、レバー部7fの両腕7f1,7f1の内側
から円板7eの回転中心に向かって突出しそれぞれ対向す
る一対の回転ローラー部7g,7gは、その回転軸方向に4
分割されている。すなわち、各回転ローラー部7g,7gは
図示のように、それぞれ回転軸10を中心に独立して回転
する4個のベアリング部7g1〜7g4によって構成されてい
る。従って、各ベアリング部7g1〜7g4はそれぞれが接触
する円板7eの部位の各回転速度に応じて独立して回転す
ることが可能となる。
なお、以上レバー部7fの下降時に円板7e上面と各ベアリ
ング部とが摺接する場合について述べたが、レバー部7f
の上昇時には円板7d下面と各ベアリング部とが同様に摺
接することはいうまでもない。
〔考案の効果〕
この考案は、以上述べた構成・作用により、各ローラー
部は、接触する円板の各部位の回転速度に応じた回転が
可能となり、カッター本体を駆動するモータの過負荷、
ローラー部と円板との摺接部における過早な摩耗等が防
止でき切断機構の円滑・適正な動作が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案に係る切断機構におけるレバー部、
ローラー部、円板の関連構成を示す平面図、第2図は、
裁断装置の一部切欠斜視図、第3図は従来例の説明図
で、同図(a)はカッター部の斜視図、同図(b)はロ
ーラー部を有するレバー部の一部切欠斜視図、同図
(c)はローラー部とこれに摺接する円板との関連構成
を示す一部切欠平面図である。 図において、 1……本体部 2……連結部(垂下筺体部) 3……当接リング(垂下筺体部) 7……カッター部 7a……カッター本体 7b……刀体部 7c……刃部 7f……レバー部 7f1……腕 7g……ローラー部 7g1〜7g4……ベアリング部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定のパターンにしたがって水平方向に移
    動する本体部と、この本体部に取付けられた垂下筺体部
    と、本体部および垂下筺体部に収納されるカッター部と
    からなり、このカッター部は、刃部を有する刀体部を下
    端に形成するとともに上部には二枚の円板で形成される
    溝部を設けたカッター本体と、一対の回転ローラー部を
    介して前記溝部に係合する二又形状のレバー部と、この
    レバー部を上下に揺動するための駆動源と、歯車を介し
    て前記二枚の円板のいずれかに係合してカッター本体を
    回転させるための駆動源とで構成するとともに、二又形
    状のレバー部の両腕内側に取付けられて前記溝部に遊嵌
    して前記レバー部の上昇時に前記上側円板の下面に摺接
    し、前記レバー部の下降時に前記下側円板の上面に摺接
    する各回転ローラー部は、それぞれ独立して回転する複
    数のベアリング部で構成して円板上において生ずる回転
    速度の遅速にローラー部が対応できるようにしたことを
    特徴とする裁断装置の切断機構。
JP17152488U 1988-12-28 1988-12-28 裁断装置の切断機構 Expired - Lifetime JPH074159Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP17152488U JPH074159Y2 (ja) 1988-12-28 1988-12-28 裁断装置の切断機構

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JP17152488U JPH074159Y2 (ja) 1988-12-28 1988-12-28 裁断装置の切断機構

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Publication Number Publication Date
JPH0290098U JPH0290098U (ja) 1990-07-17
JPH074159Y2 true JPH074159Y2 (ja) 1995-02-01

Family

ID=31463433

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JP17152488U Expired - Lifetime JPH074159Y2 (ja) 1988-12-28 1988-12-28 裁断装置の切断機構

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