JPH0741378A - 被覆炭素質物品及びその製造方法 - Google Patents

被覆炭素質物品及びその製造方法

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JPH0741378A
JPH0741378A JP80000290A JP80000290A JPH0741378A JP H0741378 A JPH0741378 A JP H0741378A JP 80000290 A JP80000290 A JP 80000290A JP 80000290 A JP80000290 A JP 80000290A JP H0741378 A JPH0741378 A JP H0741378A
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Abstract

(57)【要約】 電子出願以前の出願であるので 要約・選択図及び出願人の識別番号は存在しない。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、全般に酸化反応に対して改善された 耐抵抗力を持つ炭素素地にかかわるものである。
特に、本発明は高温及び中間温度の両者において 酸化反応に耐抵抗力のある炭素素地の製造のため の改善された方法。及びそれによって生成された 酸化反応に耐抵抗力のある炭素素地に関するもの である。
(従来の技術) 酸化反応に耐抵抗性のある炭素素地の提供が望 ましいことは、周知のとおりである、モノリシッ ク(単体)炭素、グラファイト、及び炭素中のフ ァイバーの炭素−炭素化合物のような炭素質物質 は、高温における重量当たり強度が非常にすぐれ ている。たとえば、1,400℃以上では、金属及び 超合金のような在来型構造の物質よりも、一般に まさっている。更に、炭素素地の機械的強度は、 温度の上昇に従って増大するが、反対に在来型構 造の金属においては、通常、強度は温度の上昇に ともない減少する。
高温適用において炭素素地を使用することは、 従来、約400〜500℃以上の温度では、炭素の比 較的高い反応性、主として酸素との反応性により、 制約を受けていた。このような反応性は、炭素と 酸素間の反応で一酸化炭素及び二酸化炭素を生成 することにより、炭素素地の侵食を生じる。した って、酸化環境及び高温における炭素素地の使用 を可能にするために、その酸化抵抗コーティング を提供しようとする多くの試みが行われて来た。
ところが、炭素素地に酸化抵抗被覆を与える試み は大きな問題点に遭遇した。問題点の一つは、炭 素素地の膨張係数が、酸化抵抗被覆のそれと非常 に差があると考えられたことである。被覆とその 下の炭素素地間の異なった膨張係数から生じるス トレス(応力)は、被覆のクラッキング(き裂) 又は破壊を生じる。特に、この部分が熱サイクリ ングを受けた場合にはげしい。このように被覆の 保全が危険にさらされた時、酸素はコーティング に侵透し、下部の炭素素地をおかし、構造上の保 全の損失を生じる。
炭素素地の表面外孔性は、これは完全に密度が 高められていない製品から生じるのであるが、コ ーティング処理間に、被覆内にピンホールを生じ るものと思われる。これはまた、酸素が炭素素地 に侵透することを、許容することになろう。更に また、機械的振動、異物(debris)の衝撃、及び類 似の現象は、堅いがもろい保護コーティングのク ラッキングを生じる可能性のあることも発見され ている。
高温酸化反応に対して成功した抵抗は、参照と して本明細書に示したU.S.特許NO.4,515,860に明 らかにされている方法によって、達成できる。こ の特許に示された酸素−抵抗炭素素地は、炭素、 酸素、アルミニウム、及び窒素より成るグループ から選択された1つ以上の合金素材の被覆のある けい素合金被覆上に、熱化学的に付着させている。
被覆中のけい素量は、正規組成量よりも過剰であ り、合金被覆には、平均直径1ミクロン以下の実 質的に等軸粒(グレイン)を持つ非柱状粒の分布 がある。コーティング内の例外的な微細粒サイズ 及び均一な粒子分布のために、幅が極度に小さい ものを生成し、モザイク・パターンを生成する何 等かの亀裂を生じる。正規組成量よりも過剰なけ い素量は、これらの微細な亀裂を満たす。これは、 炭素素地をけい素の融点以上、たとえば1,410℃ 以上に加熱し、亀裂の充填・密封として作用する ガラス質酸化けい素を生成する何等かの酸素と反 応する場合に起きる。この特許はまた、自由選択 ベース、特にほう素の中間層を与えることにより、 低温亀裂−抵抗を希望するベースの作製を意図し ている。ほう素は、酸素と反応して、ガラス質酸 化ほう素密封剤を生成し、発生したいかなる亀裂 にも流入する。コマーシャル・ベースの実施(商 業生産)においては、炭素素地は、通常、クロム 酸及び硫酸の混合物中で予備処理して求める。
酸化反応に対する抵抗力は、U.S.特許NO.4,515 860中に記述された被覆によって示されており、 これは従来の技術の被覆に比し、はるかにすぐれ た特性を提供する。しかしながら、ある環境、特 に厳しい温度サイクルが起こった場合、防護組織 は、炭素素地が酸化侵触に犯されるような堅くて もろい被覆内に発生するクラッキングを、適切に 密封するのには適していない。
U.S.特許Application Serial NO.873,004(Pa- tent Docket NO.720PUSO3285)に、被覆した炭素 素地は、500〜1,000℃の低温、及び1,400℃以 上の高温を含む広い温度範囲にわたって、酸化反 応に対する改善された耐酸化力があると記述され ている。ここに記述されている方法で生成された 炭素素地はまた、高温熱サイクルを含む環境でさ え、すぐれた酸化抵抗力を示す。更に、このよう な炭素素地は、除去及び浸食に対するすぐれた抵 抗力を示す。
前述の特許適用(patent application)において、 炭素素地は高温、一般に1,500℃以上まで加熱さ れ、ついで好ましい基体酸化ほう素にさらされる。
その結果の気体−固体反応は、食刻となる炭素素 地表面を生じ、それは転換され食刻された表面中 に含まれる炭化ほう素の生成をもたらす。食刻及 び転換表面帯は、深さ約2〜250ミクロンであり、 内部結合の間隙に特性がある。食刻された表面の 生成に引き続き、転換炭素素地が、内部結合の間 隙内に少なくとも部分的に、ガラス生成コーティ ングともに生じる。ガラス生成物質は、ほう素、 酸化ほう素、炭化ほう素、けい素、けい素合金、 二酸化けい素、ゲルマニウム、及びこれらの混合 物から成るグループから選択されることができる。
U.S.特許Application Serial NO.131,479(Pa- tent Docket NO.720PUSO3818)において、これは 前記に引用したSerial NO.873,004を継続して部 分的に適用したものであるが、窒化けい素オキシ ニトライドは、付加的なガラス生成物質として示 されている。
(発明が解決しようとする課題) ある環境下では、既述の方法における気体酸化 ほう素反応物の使用は、困難であると思われる。
たとえば、複雑な幾何学的形状を持つ炭素質の基 体において、表面の食刻及び転換の均一性をコン トロールすることは困難であろう。この困難性は、 炭素物質を処理することにより、気体相中に現れ る酸化ほう素の濃度こう配の生起に起因する。更 に、基体をとりまく流体流動パターンにおける速 度こう配もまた、非均質化に影響を与える。更に、 基体に所望の転換層を生成するためには、1回以 上の熱処理が必要であろう。それは、反応気体に わずかしかさらされていない部分は、無食刻又は 乏しい食刻を残すからである。前述の困難性はま た、大きな組成に適用させるため行程をスケール アップすることは困難である。それは、流動条件 及び濃度こう配は、スケールアップの結果として 影響を受けるからである。
(課題を解決するための手段) 提案した発明は、温度範囲500℃から、1,400 ℃のような高い状態において、酸化、消耗及び腐 触に対し改善された抵抗力のある被覆を持った炭 素素地を提供する。この被覆は、非常に均一な深 さがあり、容易に生成し、更に直ちに再生するこ とができる。
極めて一般的なことであるが、ここに提案した 方法によると、炭素質基体は、基体表面上に液体 又は固形先駆物質の実質的に均一な被覆を生成す る。先駆物質は、ほう素−酸素結合を持ち、比較 的低い第1段階温度、約0℃〜100℃(室温が好 ましいが)において、基体とは実質的に無反応性 である。先駆物質は、第2段階温度において基体 と反応することができる。第2段階温度は、第1 段階温度よりも本質的に高く、約1,200℃〜約3, 000℃の範囲である。第1段階の温度である基体 を、第2段階温度まで高める。これは、基体と被 覆とを反応させ、相互結合の間隙及び炭化ほう素 のある基体表面内に実質的に均一な深さの多孔質 領域を生成させるためである。ついで基体は、少 なくとも部分的には相互結合の間隙を満たすガラ ス生成物質により被覆される。
ガラス生成物質は、ほう素、酸化ほう素、窒化け い素、炭化ほう素、けい素、けい素合金、二酸化 けい素、けい素オキシニトライド、ゲルマニウム、 及びこれらの混合物から成るグループから選択で きる。これらは、化学的な蒸着又はゾル−ゲル浸 着のようなその他の技術といった便利な方法によ って、炭素素地の食刻表面に沈着され。
ガラス生成物質はまた、ほう化物、ジルコニウ ム・アルミニウム・マグネシウム・ハフニウム、 又はチタンの酸化物、ジルコニウム・ハフニウム 又はチタニウムの炭化物、ジルコニウム・ハフニ ウム又はチタンの窒化物、及びこれらの混合物を 含有する。
(作用) 実施例において、炭素素地は、過剰の化学量に おいて、けい素を含有すると思われる外部耐火性 被覆をともなって提供される。この外部耐火性被 覆は、けい素炭化物、けい素ほう化物又はけい素 窒化物、ジルコニウム、タンタル、ハフニウム、 ニオビウム及びチタン、並びにけい素オキシニト ライド、及びけい化アルミニウム又は窒化アルミ ニウム又はこれらの混合物から成るグループから 選択した化合物を含有している。
提案した発明の好ましい具体例において、被覆 された炭素素地には、外部耐火性被覆、及びガラ ス状物質の生成をもたらす酸素及びその他の成分 と反応する中間結合ガラス生成被覆がある。炭素 素地にはまた、炭化ほう素(BC)へ少なくと も部分的に転換された被覆されていない炭素素地 の原型中に、本質的に付加的な防護層もある。使 用されているBCは、B−この性質もま たガラス状であるが−を生成することにより、中 間被覆への浸透に引き続き、いかなる酸素とも反 応する。
下記の炭素素地表面の食刻は、選択された中間 被覆を沈着する非常に好ましい表面を提供し、ま た炭素素地上への酸化浸触に対する相当程度の防 護も提供する。先駆被覆物質中の酸素の存在は、 炭素素地と処理条件において反応し、気体一酸化 炭素又は二酸化炭素を生成する。
これは、中間結合の間隙、又は炭素素地の表面 の中及び下部に広がる細孔の生成をもたらす。先 駆被覆物質中のほう素は、炭素と反応し、 2B+7C→BC+6CO の式に従って炭化ほう素を生成する。炭素素地の 表面は、内部結合した細孔間隙を生じる結果によ り、均一な浸食とはならない。先駆物質は炭素素 地と反応する。浸食の深さは、接触時間の長さに よって決定される。間隙は、転換層の容積の約50 %までを占める合計空隙容積で与えられる。炭素 素地の表面は、これには間隙の内部表面を含むの であるが、炭化ほう素を含む。
既述のとおり、先駆物質による炭素素地の食刻 は、2つの利点を提供する。まず第1に、内部結 合した間隙は、酸との反応に利用できる中間被覆 物質の容積を増加する結果、中間被覆のための貯 蔵所として作用する。2番目に、先駆物質は、炭 素素地内で炭素と反応し、多孔質表面中に含まれ る炭化ほう素を生成する。炭化ほう素は、酸素と 反応し、ガラス状酸化ほう素を生成する。このよ うにして、中間被覆を浸透するいかなる酸素も、 炭素素地を浸食できる前に、炭化ほう素によって 消費される。
酸化抵抗被覆が適用される炭素素地は、意図す る用法によるが、炭素の多くの適切な構造形態の 一つであり、順次に完全又は部分的にグラファイ ト化(黒鉛化)された、又はその他の適切な炭素 である炭素マトリックス中に分散した炭素ファイ バーの複合体、モノリシックな(一体となった) ラファイトを含有する。この炭素素地は、たと えば、タービン部品、ポンプの回転翼、宇宙船の ウイング・エッジ又はロケットのノズル及びエン ジンの構成品にすることができる。炭素素地構造 の特殊型は、提案した発明の一部をなすものでは ない。
炭化ほう素を含む多孔質食刻層を提供するため に、炭素質基体は、基体表面に液状又は固形先駆 物質の実質的に均一な被覆をともなって生成され る。先駆物質は、室温のような比較的低温におい て基体と本質的な無反応であり、第1段階の温度 よりも実質的に高温である第2段階温度では、基 体と反応することができる。必要な先駆物質の添 加は、1ステップ又は2ステップのいずれかで達 成される。1ステップ添加の使用において、先駆 物質は、酸化ほう素、又は酸化ほう素の機能を持 ったグループを含む物質を含有する。2ステップ 添加を使用する場合、先駆物質は、加水分解可能 な化合物の加水分解に引き続き、基体表面上にほ う素又は加水分解可能な化合物を含有するほう素 を沈着させることにより、生成される。
色々な場合、基体は、先駆物質によって被覆さ れたのち、第2段階の温度まで高められる。これ は、基体と被覆の反応を生じ、基体表面に実質的 に均一な深さの多孔質領域を生成する。この多孔 質領域は、内部結合間隙及び炭化ほう素を含み、 深さは標準的な2〜250ミクロンである。炭素素 地の食刻層には、一般に、炭素素地によって本来 占められている容積の50%に近づく空隙容積があ る。
食刻炭素素地は、ついでガラス生成中間被覆を ともなって提供される。その目的は、亀裂又は破 壊部に浸入する可能性のあるいかなる酸素とも反 応させること、及び酸素が炭素表面に到達するこ とを防止するガラス状密封を生成させることにあ る。剥離又は腐触への抵抗力を必要としない場合 は、中間被覆は、炭素素地に適用する防護被覆だ けで良い。しかしながら、環境及び酸化反応に対 する最良の抵抗力のために、中間被覆上に、更に 外部被覆をほどこす。
中間被覆は、酸化ほう素の食刻の結果として残 った間隙を、部分的に満たすことが好ましい。こ のようにして、食刻ステップによって生じた空隙 容積は、部分的に除去され、その結果の生成物は、 本質的に本来の炭素素地の特性と同じである。
けい素は、けい素の溶融点よりも高い温度で食 刻した炭素素地の表面に沈着することができる。
あるいは、けい素はその溶融点以下で沈着し、被 覆された部分は実質的に溶融点以上まで温度を上 昇することができる。けい素のいずれ場合におい ても、その溶融点以上の温度では、完全に稠密な 表面を作り出すことにより、食刻表面の間隙を、 「せまい間隙」にし充填する。
けい素は、2Si+BC→SiB+SiC という式に従って酸化ほう素から生じた炭化ほう 素と、部分的に反応する。化学的な蒸着をけい素 の沈着に使用した場合、X線回析データは、単純 なSiBは実際には生成されず、B(Si, B,C)Hのような、更に複雑な化合物を生成す ることを示している。これは、恐らくけい素の化 学蒸着の間に、水素を含有する担体(キャリヤー) ガスが使用される事実から生じるものであろう。
けい素合金中間被覆を所望する場合、けい素は、 クロム、アルミニウム、チタン、ジルコニウム、 ハフニウム、バナジウム、タンタル、タングステ ン、及びモリブデンのような有効元素の1つ又は それ以上と合金にする。これらの元素は、前述の 適切な沈着技術によって、けい素といっしょに内 部間隙に与えるか、又は置換反応を経て実質的に 導入することができる。フリー又は結合けい素は、 次に示すチタンの一例に類似した反応に従い、上 述のいかなる元素によっても、部分的に置換する ことが可能である。
TiCl4(g)+3Si(s)→TiSi2(s)+SiCl4(g) 又は 2TiCl4(g)+SiC(S)+SiB4(S)+1/2C→ 2Sic4+TiC+TiB2+1/2B4C 炭素素地が、酸化ほう素の溶融点近くの低温の みならず、けい素の溶融点以上の高温にさらされ たような、熱サイクルに支配された時に、けい素 被覆及びほう素被覆の両者を利用することが好ま しい。
ほう素被覆は、約500℃以上の温度、約800℃ 〜約1,600℃が好ましいのであるが、このような 温度で加熱で加熱した炭素素地と化学蒸着が適用 される。圧力は、約0.1トル〜約760トルであり、 約1トル〜約200トルの間が好ましいが、に維持 する。分解可能なほう素ガスの気体混合物を、た とえば次に示す組成のほう素トリハライド、好ま しいのはほう素トリクロライド、ハイドロクロリ ック酸、水素、及びアルゴンであるが、食刻炭素 素地上を流動させる。
気体温度は、おおむね大気温度〜1,600℃に維 持され接触時間は、約30秒〜約4時間に変化させ る。約100〜約100,000SCCMの合計気体流量が、 好ましいのは内径1フィート以下の反応装置であ れば約2,600〜約47,000SCCMであるけれども、使 用される。これは、約0.1ミクロン〜500ミクロ ンの厚さのあるほう素中間被覆を生成する。
外部耐火性被覆は、けい素、ジルコニウム、タ ンタル、ハフニウム、ニオビウム、又はチタンの 炭化物、ほう化物あるいは窒化物を、含有してい る。ほう化アルミニウム又は窒化アルミニウム、 あるいはその混合物も、けい素オキシニトライド であるので、耐火性被覆に適している。
(実施例) 一般には、中間被覆の最上部に、炭化けい素の 外部被覆を与えるのが望ましい。このような外側 被覆の供給は、前述のU.S.特許NO.4,515,860に含 まれている従来の技術に記述されており、CVDに よって生成することができる。次の諸例は、本発 明の実施法の若干をより特定して説明したもので あるが、付帯申請項の範囲を制約するものではな い。これらは、提案した発明の各種具体的事項を 例証するものである。被覆炭素質物質の提案した 適用のいくつかにおいて、これらの被覆成分は、 湿気及び水はいずれかの環境にさらされるであろ う。
食刻行程のすべては、以下に述べる2又は3ス テップ法のいずれでも実施できる。これらの方法 のいずれも、食刻の深さを増すために、もし所望 ならば繰り返し実施することができる。
2ステップ法 次の3つの例は、基本的な2ステップを含む本 発明の具体化を述べたものである。
1)ほう素含有物質及び炭素質物質を接触させ、次 の行程へ 2)結合物質の高温反応 この方法において、ほう素−酸素結合を含有す る物質は、周囲の(大気の)条件又はそれに近い 条件で、炭素質物質に加えることができる。これ らの物質は、下記に示したように、高温反応ステ ップの間に炭素質物質と反応するものと信じられ ている。
4(B-O)(S,1又はg先駆物質)+5C(s) →B4C(s)+4CO(g) 酸化ほう素は、次式のように高温反応間に炭化 ほう素と間隙の生成に際し、ほう素−酸素結合と いう効果的な形であることが知られている。
O3(1又はg)+7C(s) →B4C(s)+6CO(g) 実施例1 サイズ1/2″×3/4″×1/8″の2次元ウイー ブ(weave)炭素−炭素化合物クーポンが、炭素質 物質として使用された。1つの表面に、酸化ほう 素(B)の微粉末が、散布された。ついで、 クーポンは15分間、1,700℃においてアルゴン中 で熱分解された。その結果生成した炭素質物質に は、高度の多孔質表面があり淡灰色の外観を呈し、 そして炭素質物質の表面中に、炭化ほう素を生成 する。
実施例2 本実施例は、高温熱分解に先立ち、炭素質物質 とほう素含有固形物との接触の代替法を説明する ものである。多量の微細ほう酸(HBO)が、 炭素質分質を分散(散布)させるために、ペース トの調製用に使用された。分離ペーストは、ペテ ロリウム・ジェリー及びバキューム・グリースと、 ほう酸末とブレンドすることにより調製された。
ペーストは、実施例1に記述したように高温反応 によって基体上に、実質的に均等に広がった。
実施例3 本実施例において、ほう酸の飽和水溶液が、室 温で調製された。実施例1に述べた炭素質基体の サンプルは、数分間、この濃縮溶液中に浸された。
これらのクーポンは、1,200℃において、アルゴ ン中で実質的に熱分解された。炭素質物質とほう 素含有物質との反応は、生起した。したしながら、 反応の程度は、実施例1で観察したほどには大き くなかった。
3ステップ法 次の6つの実施例は、本発明の代替3ステップ の具体化を解説するものである。
1)ほう素含有物質と炭素質物質を接触させ、次に 2)炭素質物質の表面内でほう素含有物質を加水分 解し、ほう素−酸素機能のある物質を生成し、次 に 3)加水分解した固形物を高温反応させる。
炭素質素地中のBCに、均一かつ比較的深い 表面で反応させるポイントは、表面ゾーン内に、 加水分解したほう素又は加水分解可能なほう素含 有化学剤を与えることである。たとえば、毛管力 を通じ、表面浸透する際に生じる炭素質物質をし めらす親和性のあるこの物質の液体源を使用する。
本発明のこの具体化において、加水分解ステップ は、この物質を、酸化ほう素又はほう素−酸素機 能のある物質へ転換する。これは、実質的に上述 した高温で、炭素質素地と反応する。
実施例4 本実施例に使用した炭素質基体は、サイエンス アプリケーションズ インターナショナル社製 の制約されない(uninhibited)2次元ウイーブ炭 素/炭素化合物であった。硬化層(cured ply)の 厚さは、約6.6ミルであった。ほう素は、ほう素 の有機源と、炭素質物質との接触によって、炭素 質物質へ添加された。本実施例において、トリメ トオキシほう素[B(OCH3)3]液が、ほう素源と して使用された。室温でトリメトオキシほう素中 に30分間浸漬したのち、炭素質物質は、実質的に イソプロパノール及び蒸溜した脱イオン水の50/5 0(容積)によって処理された。この処理の目的 は、炭素質物質の表面ゾーン内のほう素を加水分 解するためであった。加水分解処理ののち、炭素 質サンプルは空気乾燥された。引き続きこれらの サンプルは、1時間、加温は約30分間、アルゴン 中において1,700℃で熱分解された。その結果生 成した炭素質サンプルは、深さ32ミクロンの均一 な食刻を生じ、外観は淡灰色であった。
熱分解物質のX線回析分析は、外孔質で化学的 に転換された表面ゾーンの中に、炭化ほう素 (BC)の生成を示した。
実施例5 使用した工程(方法)及び物質は、加水分解ス テップを除き、実施例4と同じであった。炭素化 合物及びトリメトオキシほう素との接触のあと、 処理した物質は、24時間をかけ、平均実験室環境 条件のもとで、空気中で加水分解された。1,700 ℃において、これに引き続く高温反応ののち、処 理した化合物は、その表面内に均等な8ミクロン の深さの食刻があった。更に、この物質のX線回 析は、細孔内に炭化ほう素(BC)の生成を示 し、表面層と反応した。外観は実施例4に類似し ていた。実施例6 本実施例の物質(材料)及び方法は、また実施 例4と同じである。ただし、加水分解処理を除く。
本実施例において、加水分解は、水蒸気とほう素 処理サンプルとを反応させて実施した。水蒸気は、 温度及び圧力ともに実験室の環境条件で、窒素流 を飽和させて生成された。引き続く熱分解ステッ プのあと、処理したクーポンには、灰色の外観で、 厚さ約14ミクロンの均一な食刻層があった。更に、 X線回析分析は、炭化ほう素の生成を示した。
実施例7 本実施例の材料及び方法もまた、加水分解ステ ップを除き、実施例4の記述と同じである。この 場合、加水分解ステップは、テトラヒドロフラン (THF)/水の70/30(容積)混合物と、ほう素と 接触したクーポンとを処理することによって行わ れた。引き続く熱分解ステップののち、処理した クーポンには、灰色の外観で、厚さ約32ミクロン の均一な食刻層があった(証拠II参照のこと)。
更に、処理したクーポンのX線回析分析は、炭化 ほう素 (BC)の生成を示した。
実施例8 本実施例において、使用した処理ステップは、 加水分解ステップを除き、実施例4の記述に同じ であった。その他の相異点は、使用した炭素/炭 素化合物が、セラミック微粒子によって抑制され たことであった。加水分解は、処理した炭素質物 質上に水を滴下し、これを浸漬させ、16分間乾燥 させた。最後の熱分解ののち、抑制した炭素/炭 素化合物の表面は、実施例4〜7の生成物と同様 に多孔質で外観は淡灰色であった。更に、反応し た表面ゾーンの深さは、28μmであった。
実施例9 代替法は、B(CH3)3又はBCl3のような気体 ほう素化合物により炭素質物質を浸漬する。この ステップは、水蒸気による加水分解によって進行 され、酸化ほう素を生成し、それに引き続く高温 反応によって多孔室のBC層を求めることがで きる。
一般に、実施例4〜9に記述した3ステップ法 では、実施例1〜3に記述した2ステップ法より も、表面の食刻/転換の均一性がより大きくなる ということが発見された。
2ステップ法については、ほう素−酸素結合を 含有するいかなる物質(材料)も提案されている。
実施例1〜9に記述した2又は3ステップ法に関 しては、ほう素−酸素結合のある何等かの固形物 質のような、ある加水分解可能であるほう素−酸 素結合を含有する固形物質が、適当である。たと えば、イソブチルほう酸、(CH3)2CHCH2B (OH)2である。更にサブ(亜)ほう酸、テトラ メチル エステル(CH3O)2BB(OCH3)2のよう な、液体の形もまた、適切である。
炭素質物質としては、グラファイト、炭素ファイ バー/炭素マトリックス化合物、炭素ファイバー /無炭素マトリックス化合物、又は無炭素ファイ バー/炭素マトリックス化合物が使用できる。
炭素質素地は、表面ゾーンに加水分解した、又 は加水分解可能なほう素含有物質を含んだ物質を 含有するよう製造されることができる。たとえば、 炭素−炭素化合物は、表面の最初の2〜20ミル中 に微細B粉を含有するよう製造されること ができる。この場合、高温反応ステップのみは、 多孔性及び炭化ほう素の生成に影響を与えるため に必要である。
2又は3ステップ法に関し、ほう素含有物質の 均等な適用は、均一な反応を保証するために重要 である。浸漬、ブラッシング、浸透、及び吹付け (スプレーイング)が、4つの可能性のある方法 である。
高度の加水分解は、一般に、3ステップ法にお いて望まれる。炭素質物質中に水の浸透を高める 条件が好ましい。たとえば、実験は、加水分解ス テップの条件を除き、実施例4に述べたとおりに 実施された。この場合、イソプロパノール/水 (90/10)の水溶液が使用された。この溶液は、実 施例4に使用した溶液よりアルコール濃度が高か った。3ステップ処理ののちの反応層の深さは、 実施例4の生成物よりも浅かった。(26μmであり、 XRD分析によるとBCへの転換の度合いは低か った)。
高温反応は、環境より低い圧力下で、不活性ガ スに中において実施するのが好ましい。環境より も高いか同じ圧力も、適している。好ましい反応 のためには、少なくとも約1,200℃〜約3,000℃ の温度が、実施上の高温範囲である。望ましい高 温範囲は、約1,500℃〜約2,000℃である。分単 位の反応では、1,650℃〜1,750℃の範囲の温度 が必要である。
炭素質素地は、浸漬、ペインティング、又はス プレーイング(吹付け)を含む多くの手段により、 室温又はそれに近い温度において、ほう素含有物 質で被覆した均一な表面にすることができる。こ のようにして、この方法は複雑な幾何学的な部分 の処理を容易にする。炭素質の部分は、ほう素含 有化学剤で均一に被覆されていたので、わずか1 回だけの高温反応で、全体の部分にわたって反応 を生起する。もしも、炭素質物質のその物質固有 の特性を保てるのであれば、より大きく行程のス ケールアップすることは、単純に高温反応(及び 恐らく加水分解反応も)のための容器を大きくす るだけで良い。小スケール行程条件におけるその 他の変更は、必要でない。
したがって、本発明は、酸化抵抗炭素質基体を 生成するための、改善された方法を提案するもの である。更に、本発明には結果として生成した製 品そのものを含む。本発明は、生成した防護層に おいて、本質的に被覆の均一性を呈し、実質的に 不均一性を減少しようとするものである。高温、 低圧、及び気体−固形反応と組み合わせたスケー ルアップ問題は、避けられている。
ここに示し記述した各種の事項に加え、本発明 の各種修正は、前述及び請求項からの技術におい て役立つことが、明らかとなろう。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヴィンセント・ルイス・マグノッタ アメリカ合衆国ペンシルバニア州18106, ウェスコスヴィル,セリア・ドライブ 5321 (72)発明者 ロバート・エドワード・スティーヴンス アメリカ合衆国ペンシルバニア州18049, エモース,フランク・ドライブ 839

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炭素質基体(Substrate)の表面に防護被
    覆 を生成する方法であって、 第1段階の温度において基体表面に液体又は固 形先駆物質(precursor material)の実質的に均 一な被覆を与え、 前記の先駆物質はほう素−酸素結合を有するも のであり、第1段階の温度では基体と実質的に反 応しないが、第1段階の温度よりも本質的に高い 第2段階の温度において基体と反応できるもので あり、 基体を第2段階の温度まで高めて、基体と被覆 とを反応させて相互結合間隙(interconnecting interstices)と炭化ほう素とを含む基体表面に 実質的に均一な深さの多孔質領域を生成させ、そ して、 前述の相互結合間隙をガラス生成物質で少なく とも部分的に満たすことから成る方法。
  2. 【請求項2】 前述のガラス生成物質が、ほう素、酸化
    ほ う素、炭化ほう素、けい素、けい素合金、二酸化 けい素、窒化けい素、オキシニトロけい素 (silicon oxynitride)、ゲルマニウム、及びそ れらの混合物からなるグループから選択される請 求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 前述の先駆物質が酸化ほう素又はほう素
    − 酸素官能基を含む物質から成る請求項1記載の方 法。
  4. 【請求項4】 前述の先駆物質が、基体表面にほう素又
    は ほう素を含有する加水分解可能な化合物を沈着さ せ、前述の加水分解可能な化合物を加水分解する ことにより生成される請求項1記載の方法。
  5. 【請求項5】 前述の先駆物質が微細酸化ほう素粉末か
    ら 成る請求項1記載の方法。
  6. 【請求項6】 前述の先駆物質が、鉱油及び減圧グリー
    ス (vacuum grease)とブレンドした微細ほう酸粉末 から成る請求項1記載の方法。
  7. 【請求項7】 前述の先駆物質がほう酸の水性溶液から
    成 る請求項1記載の方法。
  8. 【請求項8】 前述の先駆物質がほう素の加水分解可能
    な 有機発生源から成る請求項1記載の方法。
  9. 【請求項9】 前述の先駆物質がトリメトキシほう素か
    ら 成る請求項8記載の方法。
  10. 【請求項10】 前述の先駆物質が(CH3O)2BB(OCH3)2 から成る請求項8記載の方法。
  11. 【請求項11】 前述の先駆物質が、気体ほう素化合物
    と前 述の基体との接触によって制した浸透層から成 る請求項8記載の方法。
  12. 【請求項12】 前述の第1段階温度は、約0℃から約
    100 ℃の範囲内である請求項1記載の方法。
  13. 【請求項13】 前述の第2段階温度が、約1,200℃か
    ら約 3,000℃の範囲内である請求項1記載の方法。
  14. 【請求項14】 高温酸化に対して改善された抵抗性を
    持つ 被覆炭素素地(carbon body)であって、 炭素素地と、 前述の炭素素地は、基体表面に液体又は固形先 駆物質の実質的に均一な被覆を行うことにより生 成した転換(converted)多孔質層を有し、 前述の先駆物質は、ほう素−酸素結合を有する ものであり、第1段階の温度では基体に対して実 質的に無反応性であるが、第1段階の温度よりも 本質的に高い第2段階の温度では基体と反応する ことができるものであり、 そして基体を第2段階の温度まで高めて基体を 被覆と反応させて、相互結合間隙と炭化ほう素と を含む基体表面に実質的に均一な深さの多孔質領 域を生成させるものであり、 前述の転換層中に少なくともその一部分が存在 するガラス生成被覆とからなる炭素素地
  15. 【請求項15】 耐火性被覆が、ガラス生成被覆上に沈
    着さ れている請求項14記載の被覆素地。
  16. 【請求項16】 耐火性被覆が、けい素、ジルコニウ
    ム、タ ンタル、ハフニウム、ニオビウム及びチタンの炭 化物、ほう化物又は窒化物、けい素オキシニトラ イド、並びにほう化アルミニウム又は窒化アルミ ニウムあるいはそれらの混合物から成るグループ から選択した物質から成る請求項15記載の被覆素 地。
  17. 【請求項17】 転換層は、約3〜250ミクロンの深さ
    があ る請求項14記載の被覆素地。
  18. 【請求項18】 転換層には、炭素層によって元来占め
    られ る容積の約50パーセントまでの空隙容積がある請 求項14記載の被覆素地。
  19. 【請求項19】 ガラス生成被覆が前述の転換層の間隙
    を部 分的に満たす請求項14記載の被覆素地。
  20. 【請求項20】 高温酸化に対して改善された抵抗性を
    持つ 被覆炭素素地であって、 炭素素地と、 前述の炭素素地は、基体の表面上に液体又は固 形先駆物質の実質的に均一な被覆を与えることに よって生成した転換多孔質層を有し、 前述の先駆物質は、ほう素−酸素結合を有する ものであり、第1段階の温度では基体と実質的に 無反応であるが、第1段階の温度よりも本質的に 高い第2段階の温度では基体と反応することがで き、そして 基体を第2段階の温度まで高めて、基体と被覆 を反応させて、相互結合間隙と炭化ほう素とを含 む基体表面に実質的に均一な深さの多孔質領域を 生成させるものであり、 前述の変換層内に少なくともその一部分が存在 するガラス生成被覆と、 前述の中間生成被覆上に生じる外部耐火性被覆 とから構成される 炭素素地。
  21. 【請求項21】 耐火性被覆が窒化けい素である請求項
    20記 載の被覆素地。
  22. 【請求項22】 耐火性被覆がけい素オキシニトライド
    であ る請求項20記載の被覆素地。
  23. 【請求項23】 高温酸化に対して改善された抵抗性が
    ある 被覆炭素素地にあって、 前述の炭素素地は、基体の表面上に液体又は固 形先駆物質の実質的に均一な被覆を与えることに より生成した転換多孔質層を有し、 前述の先駆物質は、ほう素−酸素結合を有する ものであり、第1段階の温度では基体と実質的に は無反応性であり、第1段階の温度よりも本質的 に高い第2段階の温度においては基体と反応する ことができ、そして基体を第2段階の温度まで高 めて基体を被覆と反応させ相互結合間隙と炭化ほ う素とを含む基体表面に実質的に均一な深さの多 孔質領域を生成させるものであり、 前述の転換層内に少なくともその一部分が存在 するガラス生成被覆と、 中間生成被覆上の外部耐火性被覆とから構成さ れる炭素素地。
  24. 【請求項24】 耐火性被覆が窒化けい素である請求項
    23記 載の被覆素地。
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