JPH0741328Y2 - 組立式プランタ - Google Patents

組立式プランタ

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JPH0741328Y2
JPH0741328Y2 JP4167790U JP4167790U JPH0741328Y2 JP H0741328 Y2 JPH0741328 Y2 JP H0741328Y2 JP 4167790 U JP4167790 U JP 4167790U JP 4167790 U JP4167790 U JP 4167790U JP H0741328 Y2 JPH0741328 Y2 JP H0741328Y2
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JP
Japan
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wall material
plate
planter
fixing ring
piece
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JP4167790U
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JPH042249U (ja
Inventor
岩三 瀬尾
Original Assignee
ミサワセラミックス株式会社
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  • Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は、植木鉢,フラワーポット等と称するプランタ
に係り、特に大型のものに利用して好適なプランタに関
するものである。
【従来の技術】
花,樹木等の鑑賞とか栽培にはプランタが多く利用さ
れ、植え付ける植物の大きさとか利用環境により各種の
大きさのものが使い分けられている。一般的には、プラ
ンタは全体として一体成型により形成されているもので
ある。しかして例えば歩道上とか各種イベント会場,公
園等のような屋外で利用されるプランタには、質感とか
周囲との調和等からコンクリート系の無機質材で形成し
た比較的大型のものが用いられる場合がある。このよう
な大型のプランタは、製造上から、或は搬送等の取り扱
い上からも一体成型では不便である為、プランタを数個
のユニット片として、これを適宜連結して所要の大きさ
に組立てるようにしたものが提供されている。 実開昭61-197847号公報は、上記組立式のプランタを提
供したものである。この公報においては、側板(壁材
片)と底板をコンクリート系無機質材で形成し、裏側
(プランタの内面側)に埋め込みナットを設けて、側板
を横方向に連結した際に、隣接する側板の上記埋め込み
ナット間に連結片をボルト締結することにより組立構成
するようにしている。また底板は、側板下部近傍の上記
連結片間に架設したり、或は側板に溝を形成して嵌合支
持するようにしている。そして、側板の表面にしぼ模様
を形成して、側板同士の継目が目立たないようにもする
ことが開示されている。 また、実公平1-5487号公報には、プランタの材質として
オートクレーブ処理で形成される気泡コンクリートを使
用し、これにより側壁部と底壁部を形成したものが開示
されている。
【考案が解決しようとする課題】
上記各手段によれば、寸法的には各種の大型としたプラ
ンタを従来の一体型よりも有利に形成できる利点があ
る。 しかしながら、上記提供手段は実用的な利用には未だ解
決すべき問題点を内包している。 即ち、前者においては、例えば深さが人の腰高以上に形
成されるような場合は、壁材片の連結作業を内空間(プ
ランタ内)で行う形態となることがある。このような狭
い空間での連結作業は非常に煩雑であり、安全性にも問
題がある。また、底板についても壁材片の連結後又は連
結作業に並行して載置,位置合わせ嵌合を行うことにな
り、この点からも組立てが煩雑となる。そしてまた、構
造的な面からみれば、壁材片の連結片がプランタ内面に
露出するので、内部の土が必ずしもプランタ上端まで充
填されるものではないことからすれば、上記連結片の位
置を連結強度的にも都合の良い側壁の上端部近傍に設定
することができず、剛性的な安定を欠く連結形態とな
る。 また、上記コンクリート製プランタ及び前記後者のオー
トクレーブ処理による気泡コンクリート製プランタの何
れにおいても、その構造的観点からみれば据え置き型専
用のプランタを提供しているものであって、例えばイベ
ント会場での利用の如き、設置後のいわゆる模様替え等
を行う場合の移動については困難な形態となっている。
即ち、大型のプランタを移動させる場合は、一般的には
フォークリフト等の動力搬送機械を利用したり、キャス
タ付設による人力移動等が考えられるが、上記両プラン
タとも上記移動手段を利用することが困難な問題があ
る。 例えば、前者のプランタは、底板を側壁内にいわゆる落
とし込んで構成した場合はキャスタ等の取付けが困難で
あり、また全体が普通コンクリートで形成されているの
で、大型の場合は著しく重くなり組立後の取扱いに不便
を来すことになる。 そして、気泡コンクリート製プランタは、普通コンクリ
ート製に比べて強度的に弱いので、上記プランタのよう
に底板も気泡コンクリートで形成している場合は、集中
的な負荷となりやすいキャスタの取付けとかフォークリ
フト等による底板支持が困難となる。更に、上記気泡コ
ンクリート製プランタを複数の板状体の組み合わせで形
成する場合、底板と側壁では荷重負荷の方向が異なるの
で、底板と側壁の接合コーナー部に生ずる応力により割
れたりする不安がある。 このように、上記従来のプランタは、実際の利用に際し
ては種々の不具合を内包しており、その合理的な解決が
望まれるものであった。 以上のような従来の問題点に鑑みてこれを解決すべく本
考案がなされたものである。 本考案の目的とするところは、組立てが極めて容易で軽
量のプランタを提供することにある。 本考案の他の目的とするところは、移動等の取扱いに便
利なプランタを提供することにある。
【課題を解決する為の手段】
上述の目的を達成する為に、本考案に係る組立式プラン
タは、頭部にネジ部を形成した支柱を上面周辺に適宜間
隔で立設すると共に下面に脚台を設けて金属有孔板で形
成した底板と、壁材片の板厚中間部に、連結時上記支柱
間隔と整合する間隔で上下に貫通する中空部を形成した
無機質材の壁材片と、上記支柱頭部の貫通孔を設けた板
状の固定リングと、固定リング上面を覆うリングカバー
材とからなり、 壁材片の中空部を支柱に挿通すると共に支柱頭部に固定
リングを装着し、この頭部ネジ部にナットを螺合し固定
リングを締結固定して固定リング上面をリングカバー材
で覆ったものである。 この場合、リングカバー材は、金属板若しくは樹脂板又
はセメントモルタルで構成する。 また、脚台には、必要に応じて、キャスタを取付けて押
し移動に利用したり、或はレベル調整ができるようにボ
ルト軸を付設して利用したりすることが可能である。
【作用】
プランタの組立は、底板に立設した支柱に壁材片を順次
挿通させ、支柱頭部のネジ部に固定リングを装着してナ
ットで固定する。そして、固定リング上面をリングカバ
ー材で覆うことにより組立が完了する。 プランタは底板を金属板としているので、全体をコンク
リート系無機質材で形成するよりも軽量に構成でき、取
扱いに便利となる。 また、脚台を設けているので、地面上に設置した場合で
も底板との間に隙間を形成でき、フォークリフト等によ
る持ち上げが容易に可能となる。この脚台にキャスタ,
レベル調整ボルト等を必要に応じて付設すれば、それぞ
れの機能を利用して設置場所に応じたプランタが得られ
る。
【実施例】
以下、本考案の好適な実施例を図面に基づいて説明す
る。 第1図は本考案に係る組立式プランタの組立状態を示す
一部切断平面図、第2図は第1図の一部切断構成説明正
面図、第3図は第2図のA部拡大図、第4図はプランタ
の構成要素である壁材片の説明図である。 図において、組立式のプランタPは、平面形状を円形と
して主要構造部を底板1と側壁10で構成している。 底板1は、いわゆるパンチングメタル,エキスパンドメ
タル等の金属有孔板2で円形に形成し、その辺縁2aを下
向きに折曲して補強効果及び見切り効果を得るようにし
ている。また底板1の下面には、角形鋼管からなる脚台
3を二層に、平面視略ロ字形(第1図の破線参照)にし
て溶接等により付設している。この脚台3は、プランタ
Pを形成して地面等の設置面上に載置したときに地面と
底板1との間にフォークリフト,ハンドリフト等のフォ
ークが挿入できる隙間Hを形成する機能のほか、底板1
の補強も機能させている。従って、図例の略ロ字形配設
のほか、更に中間面にも増設配置したり、適宜の形態に
配設すればよく、また材料的には鋼管に代えて断面L字
形のいわゆるアングル材でも可能である。好ましくは剛
性及び載置安定性に優れる鋼管を利用する。しかして上
記フォーク挿入においては、脚台3を角形鋼管で形成す
れば、安定した持ち上げ位置を規定するものとして利用
することができる。この場合は、第1図に示す如く、鋼
管同士の突き合わせ部分をすべてが開口するように配設
すれば、フォーク挿入の方向性を制限しないので便利で
ある。 尚、図のように角形鋼管を二層としたのは、底板1に辺
縁2aを形成する場合に、上記フォークによる持ち上げ支
持の際に辺縁2aによる線状的当接よりも、下層の鋼管に
挿入して上下層の隔壁部分で面当接により安定的に支持
できるようにすることをはかる為である。従って上記辺
縁2aを形成しない場合は、脚台3は一層でもよい。 また脚台3を利用することにより、他の、利用に便なる
機能を簡単に付設することも可能である。即ち、図示し
ないが、脚台3の底面に取付け孔を設けたり、側面に適
宜のブラケット等を設けて、キャスタとかレベル調整ボ
ルト等を剛性のある脚台部分に簡単且つ安定的に取付け
るようにすることが可能である。これは、プランタPの
設置現場の状況に応じて、その場で容易に対応させ得る
ことを示唆している。 底板1の上面周辺には、適宜間隔で支柱4を立設してい
る。この立設は、底板1に溶接等で固着することが考え
られるが、取扱い性からは下面からナットNにより着脱
可能に締結するのが好ましい。支柱4の立設間隔は、後
述する壁材片の挿通用中空部の形成間隔と整合させてい
る。しかして支柱4の上方の頭部はネジ部4a(第3図参
照)を形成しており、支柱の高さは組立てるプランタP
の側壁10の高さに合わせている。 側壁10は、第4図に示す壁材片11を適宜数並設すること
で形成する。壁材片11は、所要の高さと幅の単位材とし
て、軽量気泡コンクリート,普通コンクリート等の無機
質材を、平面視で全体が円弧形状とか鉤形のコーナー部
分を円弧にした隅丸形状,或は平板形状等に成型してい
るもので、これらを組み合わせて適宜の平面形状(例え
ば図示の円形のほか、角形,隅丸角形,長円形等)のプ
ランタPを形成する。壁材片11の板厚中間部には、上下
に貫通する中空部11aを形成している。中空部11aは、前
記した支柱4が挿通するもので、従って壁材片11の幅寸
法により、上記支柱4の立設間隔と整合するように一つ
又は複数として形成している。また、壁材片11の上記並
設時に対向する接合端面11bは、接合時になるべく貫通
隙間が生じないように、例えば相欠き,目違いとか雇い
実矧ぎの如き継ぎ形状を形成するようにする。 第3図に拡大して示す如く、支柱4を挿通して順次接合
形成した側壁10の上端には固定リング15を装着する。固
定リング15は、板状のリングとしてその板面に支柱4の
間隔と整合する貫通孔を設け、支柱4のネジ部4aを挿通
して側壁10の上端に装着するもので、強度のある樹脂板
とか好ましくは金属板で形成している。そして、上記ネ
ジ部4aに螺合するナット16により締め付けて、支柱4を
介して側壁10と底板1を締結する。また、固定リング15
の上面は、リングカバー材17で覆っている。リングカバ
ー材17は、いわゆる化粧カバーであり、樹脂板とか金属
板で形成するが、側壁10との一体感を出す為にセメント
モルタルを塗着するようにしてもよい。このことから、
側壁10(壁材片11)の上端にその中空部11aに沿って凹
溝11cを形成し、この凹溝11c内にナツト16を位置させる
ようにすれば、リングカバー材17の高さとか形状,塗り
厚等を低減させることができる。 叙上のような構成においては、プランタPの組立は簡単
である。底板1に支柱4を立設した後、予め底板1の形
状に応じて適宜の形状に成型して準備している壁材片11
を上記支柱4への挿通により順次底板1上に並設し、固
定リング15とナツト16により締結してリングカバー材17
を被着すれば完了する。
【考案の効果】 以上詳細に説明した通り、本考案によれば、次の如き優
れた実用的効果を奏する組立式プランタを得ることがで
きる。 イ)組立はすべて外側からできるので、組立寸法に拘わ
らず簡単かつ容易に作業することができる。 ロ)壁材片はその上下部で一体的に緊結するので、剛性
を十分に確保して組立てることができる。 ハ)底板を金属孔板で形成しているので、従来の如く側
壁と底板をコンクリートで形成した場合に比べて、特に
大型になる程その軽量性を発揮させることができる。 ニ)脚台にキャスタ,レベル調整ボルト等を必要に応じ
て設けることができ、これにより設置場所に最適な手段
を適宜選択し得て、取扱いに便利なプランタを得ること
ができる。 ホ)底板を金属製として脚台により更に補強しているの
で、フォークリフト等での底板支持による持ち上げが容
易にできる。 ヘ)壁材片を軽量気泡コンクリート材で形成すれば、植
栽に求められる温度,水分等の管理機能を一層よりよく
発揮させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に係る組立式プランタの組立状態を示
す一部切断平面図, 第2図は、第1図の一部切断構成説明正面図, 第3図は、第2図のA部拡大図, 第4図は、プランタの構成要素である壁材片の説明図で
ある。 1……底板、2……金属有孔板、3……脚台、4……支
柱、4a……ネジ部、10……側壁、11……壁材片、11a…
…中空部、15……固定リング、16……ナット、17……リ
ングカバー材、H……隙間、P……プランタ

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】所要高さと幅の円弧形状片,隅丸形状片,
    平板形状片等に成型した壁材片を適宜連結して所要の形
    状及び大きさに形成する組立式プランタにおいて、 頭部にネジ部を形成した支柱を上面周辺に適宜間隔で立
    設すると共に下面に脚台を設けて金属有孔板で形成した
    底板と、 壁材片の板厚中間部に、連結時上記支柱間隔と整合する
    間隔で上下に貫通する中空部を形成した無機質材の壁材
    片と、 上記支柱頭部の貫通孔を設けた板状の固定リングと、 固定リング上面を覆うリングカバー材とからなり、 壁材片の中空部を支柱に挿通すると共に支柱頭部に固定
    リングを装着し、この頭部ネジ部にナットを螺合し固定
    リングを締結固定して固定リング上面をリングカバー材
    で覆ったことを特徴とする組立式プランタ。
  2. 【請求項2】リングカバー材は、金属板若しくは樹脂板
    又は塗着したセメントモルタルである請求項1記載の組
    立式プランタ。
  3. 【請求項3】壁材片を軽量気泡コンクリート材で形成し
    た請求項1記載の組立式プランタ。
  4. 【請求項4】壁材片を普通コンクリート材で形成した請
    求項1記載の組立式プランタ。
JP4167790U 1990-04-19 1990-04-19 組立式プランタ Expired - Lifetime JPH0741328Y2 (ja)

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JPH042249U JPH042249U (ja) 1992-01-09
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