JPH06141685A

JPH06141685A - システムプランター

Info

Publication number: JPH06141685A
Application number: JP29493192A
Authority: JP
Inventors: Toshihiro Arai; 稔弘新居; Yasuo Samejima; 庸郎鮫島; Kanjirou Iwai; 貫治郎岩井
Original assignee: Sumikin Kozai Kogyo KK
Current assignee: Sumikin Kozai Kogyo KK
Priority date: 1992-11-04
Filing date: 1992-11-04
Publication date: 1994-05-24

Abstract

(57)【要約】【目的】運搬・配置等の取り扱いが容易で、かつ、目
的に応じて自由な配置計画を可能にしたプランターを提
供する。【構成】植木４を植えつけたプランター５と、照明灯
３を取り付けたプランター７とを交互に組み合わせて配
置する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、目的、設置場所に応
じて照明設備やフェンス等の防護柵あるいはその他のエ
クステリア製品と選択的に組み合わせて配置できるよう
にしたシステムプランターに関する。

【０００２】

【従来の技術】近年、公園や公共建築物の周辺を緑化す
ることが多い。また、展示会等の催し物の会場において
も、一時的にあるにせよ、緑化することが多い。

【０００３】従来、この種の緑化は、公園や公共建築物
等の永久施設の周辺部においては、植樹によって行わ
れ、催し物会場においては、様々な種類のプランターを
設置して行われている。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかし、最近では、鉄
筋コンクリートからなる人工地盤の上に公園等の永久施
設が建設されることが多い為、植樹による緑化は年々困
難になってきている。

【０００５】また、プランターによる緑化も、従来のプ
ランターの多くは、コンクリート製や陶製であるため、
非常に重く、しかも、衝撃等によって破損し易い為、運
搬、据え付け等の取扱いが困難なだけでなく、慎重に取
り扱う必要がある等の課題があった。また、木製やプラ
スチック製のプランターも製品化されているが、耐久
性、強度性に劣る等の課題があった。

【０００６】さらに、植樹による緑化および従来の大型
プランターによる緑化のいずれも、変更が簡単にはでき
ないという課題があった。

【０００７】この発明は、このような前記従来の課題を
解決するためになされたもので、プランター、防護柵、
照明設備、ベンチ等のエクステリア製品の運搬・配置等
の取り扱いが容易で、かつ、目的に応じて自由な配置計
画を可能にしたシステムプランターを提供することを目
的とする。

【０００８】

【課題を解決するための手段】この発明に係る請求項第
１項記載のシステムプランターは、表面が装飾されてな
る金属製プランターと、高欄、フェンス、照明灯、ベン
チ、ゴミ箱、パーゴラ、藤棚等のエクステリア製品とを
選択的に組み合わせて構成されていることを特徴とする
ものである。

【０００９】この発明に係る請求項第２項記載のシステ
ムプランターは、請求項第１項記載のシステムプランタ
ーにおいて、高欄、フェンス、照明灯、ベンチ、ゴミ
箱、パーゴラ、藤棚等のエクステリア製品に鋼製プラン
ターと同様の装飾が選択的に施されていることを特徴と
するものである。

【００１０】なお、エクステリア製品としては、この他
にシェルター、灰皿、サイン、時計塔、郵便ポスト、施
設投光照明、道路標識等がある。

【００１１】

【実施例】

実施例１．図１は、この発明に係るシステムプランター
の一実施例を示し、図において符号１はプランター、２
はこのプランター１の縁部に装飾の目的で貼り付けられ
た大理石、３はこのプランター１の中央に立て付けられ
た照明灯、４はこのプランター１の中に植えつけられた
植木である。

【００１２】プランター１は、金属板や金属棒や金属パ
イプや形鋼等の金属材料を溶接やボルトナット等で接合
して自立できるような長方形や台形等の箱状に構成さ
れ、金属板には鋼、亜鉛、アルミニウム系メッキ鋼、ス
テンレス鋼、アルミニウム、アルミニウム系合金鋼、ま
たは銅若しくは銅系合金等の金属材料が使用されてい
る。

【００１３】また、プランター１の表面には、材質に応
じて、リン酸塩やクロメート等の化成処理、アルマイト
処理等の陽極酸化処理、プライマー等の塗装処理、ある
いはＺ−Ｓ処理（特開昭62-81900号公報参照) 等の下地
処理が施され、その上にレジンモルタル、ポリマーセメ
ントモルタル等のプラスチックモルタルを塗着したり、
人工大理石等の合成樹脂、塩ビシートやつき板等のシー
ト類、檜、松等の木材、御影石や大理石等の石材を貼り
付けたり、あるいはAl₂O₃等のセラミックを溶射したり
して表面装飾処理が施されている。

【００１４】なお、前記下地処理は、この上に施される
装飾処理が確実になされ、剥離等を防止する目的でなさ
れるもので、プランター１の材質が例えば、アルミニウ
ムの場合にはアルマイト処理が施され、鋼若しくはステ
ンレス鋼の場合にはリン酸塩処理若しくはクロメート処
理等が施されているが、Ｚ−Ｓ処理の場合は、鋼、アル
ミニウム、銅等の金属は共通して実施可能である。

【００１５】また、図１のプランター１の表面には、レ
ジンモルタルが塗着され、縁部に大理石２が貼り付けら
れている。

【００１６】照明灯３はプランター１の中央部に容易に
取り外しできるようにライト取付用支柱35を介してボル
トナットにて立て付けられ（図８参照）、また、照明灯
３の表面には、プランター１の表面装飾に合わせて適当
な表面装飾が施され、さらに、この照明灯３の回りには
季節に応じた様々な種類の植木４が植え付けられてい
る。

【００１７】また、プランター１の底部には図7,8 に図
示するような支持脚33が取り付けられている。

【００１８】このように照明灯３が立て付けられ、その
回りに植木４が植えつけられたプランター１は、公園や
催し物会場等に設置される。

【００１９】実施例２．図２は、この発明に係るプラン
ターの配置方法の一実施例を示し、図において、符号
５、６および７はプランターである。プランター５はや
や縦長に構成され、プランター６および７はプランター
５より短めに構成され、その他の構成はプランター５、
６および７ともに、実施例１のプランター１と全く同じ
である。

【００２０】プランター５には植木４が植えつけられ、
プランター６にはライト８が取り付けられ、ライト８は
プランター６の上部でボルト・ナット結合されている。

【００２１】また、プランター６の上に土13が充填さ
れ、また、プランター６の中に安定器等の電灯付属部品
14が取り付けられている（図10参照) 。プランター７に
は鑑賞用の草花９が植えつけられている。

【００２２】さらに、プランター６および７はプランタ
ー５の周囲に交互に配置され、プランター５にボルト等
にて適当に係合され、取り付けられている。なお、プラ
ンター６および７の係合方法は、プランター５とプラン
ター６の底部または側部に連結プレートを双方に跨がっ
て添え付け、この連結プレートとプランター５及びプラ
ンター６とをそれぞれボルト止めする底部連結プレート
方式（図７参照）または側部連結プレート方式（図９参
照）を用いてもよい。

【００２３】図７の場合、連結プレート31にてプランタ
ー5,6 の底部にて連結する場合は、ボルト・ナット結合
可能なようにプランター底部に空間部として連結用ポケ
ット34を設けて土13の浸入を防ぐ。

【００２４】このようなプランターの配置方法は、おも
に公園や催し物会場等において実施される。

【００２５】図３は、同じくこの発明に係るプランター
の設置方法の他の実施例を示したものであり、照明灯３
を立て付けたプランター５の周囲にプランター７が設置
され、このプランター７の脇にベンチ10が設置されてい
る。

【００２６】ベンチ10は底部にてボルト・ナット結合す
ることによってプランター７に連結されている。このよ
うなプランターの配置方法も、公園や催し物会場等にお
いて実施される。

【００２７】図４は、同じくこの発明に係るプランター
の配置方法の他の実施例を示したもので、植木４を植え
つけたプランター５と照明灯３を立て付けたプランター
７が交互に帯状に連続して設置されており、工事現場の
仮囲い付近に設置したり、また、広いスペースを区切る
とき等に実施される。

【００２８】また、プランター１と同様に金属製の箱体
を形成してゴミ箱19を形成し、プランター１とゴミ箱19
とは、プランターどうしを連結する場合と同様の連結プ
レートを用いてボルト・ナットにて連結してもよい。

【００２９】さらに、図５は、同じくこの発明に係るプ
ランターの配置方法の一実施例を示したもので、植木４
が植えつけられているプランター５には照明灯３が側部
に固定されており、この照明灯３とフェンス11は、周知
の高欄等のブラケット等を介したボルト・ナット等にて
連結され、このフェンス11はプランター５の重量にて立
設されている。

【００３０】なお、支柱17にはライト８を取りつけて夜
間点灯させることも可能であり、また、支柱17,17 間に
パネル36、ビーム37を連結したフェンス11が取り付けら
れている。

【００３１】図６はプランター5,5 間をチェーン12にて
連結したチェーンフェンスタイプである。

【００３２】なお、フェンスの支柱17等は、必要により
底部ベースプレート18を地面にアンカーしてもよい。

【００３３】図４、図５および図６に示すプランターの
配置方法は、催し物会場等において、乗客を誘導するた
めの道路脇に設置する場合等に実施されることもでき
る。

【００３４】また、図11は投光機21を装備したプランタ
ーを示したものであり、図12はシェルター20とプランタ
ー１との組み合わせを示したものであり、さらに、図13
は道路標識22とプランター１との組み合わせを示したも
のである。

【００３５】

【発明の効果】以上説明したように、この発明に係るプ
ランターによれば、金属より自立可能な箱状に構成さ
れ、かつ、表面に下地処理をした上に表面装飾処理が施
されているので、コンクリート製のものよりはるかに軽
く、しかも、衝撃等にも強く、運搬、据え付け等の取扱
いが容易である。

【００３６】また、設置場所に応じて適当な表面装飾処
理も簡単に行うことだかでき、また、植木を植えつけた
プランターと、照明施設を取り付けたプランターと、フ
ェンス若しくは防護柵を取り付けたプランターとを選択
的に組み合わせて設置することにより、目的に応じて様
々な配置を試みることができる。さらに、設置、撤去も
簡単に行うことができるため、工事現場等の仮囲い等の
周辺への設置も可能である。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明に係るプランターの一実施例の斜視図
である。

【図２】この発明に係るプランターの一実施例の斜視図
である。

【図３】この発明に係るプランターの一実施例の斜視図
である。

【図４】この発明に係るプランターの配置例の斜視図で
ある。

【図５】この発明に係るプランターの配置例の斜視図で
ある。

【図６】この発明に係るプランターの配置例の斜視図で
ある。

【図７】プランターどうしの連結部を示す拡大断面図で
ある。

【図８】図１に示すプランターの縦断面図である。

【図９】プランターどうしの連結方法を示す平面図であ
る。

【図１０】照明灯を装備したプランターの縦面図であ
る。

【図１１】投光機を装備したプランターの側面図であ
る。

【図１２】この発明に係るプランターの配置例の斜視図
である。

【図１３】この発明に係るプランターの配置例の斜視図
である。

【符号の説明】

１…プランター、２…大理石、３…照明灯、４…植木、
5,6,7 …プランター、８…ライト、９…草花、10…ベン
チ、11…フェンス、12…チェーン、１2 …チェーン、13
…土、14…安定器、15…配線、16…ボルト・ナット、17
…支柱、18…ベースプレート、19…ゴミ箱、20…シェル
ター、21…投光器、22…道路標識、31…連結プレート、
32…ボルト・ナット、33…支持脚、34…連結用ポケッ
ト、35…ライト取付用支柱、36…パネル、37…ビーム。

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】表面が装飾されてなる金属製プランター
を複数個組み合わせたシステムプランターにおいて、高
欄、フェンス、照明灯、ベンチ、ゴミ箱、パーゴラ、藤
棚等のエクステリア製品を選択的に組み合わせてなるこ
とを特徴とするシステムプランター。
【請求項２】請求項第１項記載のシステムプランター
において、高欄、フェンス、照明灯、ベンチ、ゴミ箱、
パーゴラ、藤棚等のエクステリア製品に鋼製プランター
と同様の装飾が選択的に施されてなることを特徴とする
システムプランター。