JPH074122Y2 - 研掃材のブラストホース - Google Patents

研掃材のブラストホース

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JPH074122Y2
JPH074122Y2 JP1991091038U JP9103891U JPH074122Y2 JP H074122 Y2 JPH074122 Y2 JP H074122Y2 JP 1991091038 U JP1991091038 U JP 1991091038U JP 9103891 U JP9103891 U JP 9103891U JP H074122 Y2 JPH074122 Y2 JP H074122Y2
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JP
Japan
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hose
surface layer
layer
dust
cleaning material
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JP1991091038U
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Inventor
秀樹 藤内
亘 飯田
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十川産業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、エアの圧力を利用して
加圧タンクから研掃材を被加工物まで圧送し、加工面に
吹き付け、研掃加工を行う等に使用する研掃材のブラス
トホースに関する。
【0002】
【従来の技術】図3はバキュームブラスタの系統図であ
る。この図3に示すバキュームブラスタは、研掃材11
の加圧タンク10と、この加圧タンク10にブラストホ
ース12を介して接続されたノズル13を有するノズル
ヘッド14と、被研掃物の加工面15上に配置されるリ
ングブラシ16と、研掃材回収用のバキュームホース1
7と、研掃材11の回収タンク18と、回収された研掃
材11から分離されたダストを送り出すダストホース1
9と、ダストコレクタ20と、このダストコレクタ20
の出口に設置されたブロワ21とを備えている。前記研
掃材11の加圧タンク10と回収タンク18とは、上下
に連結されている。また、前記加圧タンク10と回収タ
ンク18のユニットと、ダストコレクタ20とブロワ2
1のユニットとは、キャスタ付きの台車22上に搭載さ
れている。前記研掃材11としては、サンド(天然珪
砂)、ガーネットを粉砕精製した研掃材、人造研掃材
(溶解アルミナ、炭化珪素)、丸形チル銑鉄ショット、
トルスチール、カットワイヤショット、ガラスビーズ、
ソフトグリット(くるみ穀粉)、プラスチックビーズ等
である。前記サンドは、石材もしくは金属の彫刻または
造船所等で錆落としなどに多く使用される。前記ガーネ
ットや人造研掃材は、金属またはガラス製品のバリ取り
や研磨等に使用される。前記丸形チル銑鉄ショットやト
ルスチールは、岩石、金属などの切断、研磨、せん孔等
に使用される。前記カットワイヤショットやガラスビー
ズは、梨地用、機械部品のバリ取り、金型清掃用等に多
く使用される。前記ソフトグリットは、合成樹脂製品、
ダイキャスト製品のバリ取り等に使用される。また、プ
ラスチックビーズは、ソフトグリットでは研掃に埃が発
生するので、埃の発生を嫌う研掃に、ソフトグリットに
代わって使用される。
【0003】前記研掃材11は、加圧タンク10に収容
され、エアにより加圧され、ブラストホース12を通じ
て7〜10kg/cm2 の高圧で供給され、ノズル13から
被研掃物の加工面15上に吹き付けられ、研掃に供され
る。研掃後の研掃材11は、ダストと一緒にリングブラ
シ16により外部に飛散しないように捕獲され、バキュ
ームホース17を通じて回収タンク18に送られる。こ
の回収タンク18では、研掃材11とダストとに分離
し、ここで精製された研掃材11は時宜に加圧タンク1
0に還戻され、ダストホース19を通じてダストコレク
タ20に収集される。そして、ダストコレクタ20では
ダストと空気とに分離し、ダストはダストコレクタ20
内に捕集され、浄化空気はブロワ21により大気に放出
される。
【0004】ところで、研掃材用の従来のブラストホー
スは、内面層と外面層間に、繊維製の補強層を介装して
形成されている。そして、前記内面層および外面層は、
ニトリルゴム(NBR)等のゴムで形成されており、不
透明である。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】前記従来のブラストホ
ースは、ニトリルゴム等のゴムで形成されていて不透明
であり、ホース内部が研掃材で削り取られていても、そ
の削り取られている程度が外視できず、ホースの交換時
期を判別できない問題があった。また、ゴムで形成して
いるため、重量が嵩み、取り扱いにくい外、比較的硬い
ので、接続に際して小回りがきかない問題があった。さ
らに、ホース内部を通る研掃材とホースとの摩擦により
静電気が発生し、その静電気がホース層内に帯電するの
で、人体が触れたときにショックを与える危険があり、
また静電気の作用でホースに埃が付着し、汚損される問
題もあった。
【0006】本考案は、以上の事情に鑑みてなされたも
ので、その目的とするところは、ホース内部の摩耗度を
外視でき、軽量でかつ耐摩耗性および柔軟性に優れ、し
かも静電気を排除し、帯電を防止し得る研掃材のブラス
トホースを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本考案では内面層1と外面層2との間に、繊維製で
ネット状の補強層3を設けた研掃材のブラストホースに
おいて、前記内面層1と外面層2を低硬度のウレタンに
より形成するとともに、少なくとも外面層2を透明に形
成し、さらにホース層内にアース線4を埋設している。
【0008】
【作用】本考案では、内面層1と外面層2を透明なウレ
タンにより形成しているので、研掃材によりホース内部
が削り取られた程度、つまり摩耗度を外視することがで
きる。したがって、ホース内面層磨耗によるホースの破
裂を防止し危険性を未然に防ぎホースの交換時期を的確
に判別することが可能となる。
【0009】また、本考案では内面層1と外面層2を低
硬度のウレタンにより形成しているので、耐摩耗性およ
び柔軟性に優れ、しかも軽量化することができる。前述
のごとく、柔軟性に優れかつ軽量であるため、ホースの
接続に際して小回りがきき、かつ取り扱い上、便利とな
る。
【0010】さらに、本考案ではアース線4を埋設して
いるので、ホース内の静電気を排除し、帯電を防止する
ことができる。その結果、ホースに人体が触れたときの
ショックを防止できる外、静電気の作用で埃が付着する
ホースの汚損を防止することができ、ホースの透明度を
長期間にわたって維持することが可能となる。
【0011】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1は本考案の一実施例を示す一部破断側面
図、図2は図1の縦断正面図である。
【0012】これらの図に示す実施例では、内面層1と
外面層2との間に、補強層3とアース線4とが設けられ
ている。
【0013】前記内面層1と外面層2とは、低硬度のウ
レタンであるポリウレタンにより形成されている。前記
内面層1は、ブルーやオレンジカラー等に着色されてい
る。前記外面層2は、透明に形成されていて、内面層1
の摩耗度が外視できるようになっている。
【0014】前記補強層3は、ポリエステル糸等の繊維
製で、図1に示すように、ネット状に形成されている。
【0015】前記アース線4には、例えば直径0.02
5mmで導体抵抗が219.2Ω/kmの銅線が用いられて
いる。このアース線4は、図示の実施例ではスパイラル
に巻かれていて、ホース層内に埋設されている。そし
て、アース線4の端部はホースの端部から突出されてお
り、例えば図3に示すバキュームブラスタの加圧タンク
10を通じて静電気を排除し、ホース内への帯電を防止
するようになっている。
【0016】この実施例のブラストホースは、例えば呼
称25では、内径25.4mm、外径45mm、標準長さ2
0mに形成される。そして、このブラストホースは図3
に示すバキュームブラスタの加圧タンク10や、重力式
の噴射ノズル(図示せず)等に接続され、使用される。
【0017】しかして、この実施例では外面層2を透明
なポリウレタンで形成しているので、使用時に研掃材に
より内面層1が削り取られた程度を外視することができ
る。したがって、ホースの交換時期を的確に判別するこ
とが可能となる。特に、この実施例では内面層1に着色
しているので、内,外面層1,2が外側から見てはっき
りと区別できるので、内面層1の摩耗度をより一層鮮明
に確認することができる。
【0018】また、内面層1と外面層2をポリウレタン
で形成しているので、耐摩耗性および柔軟性に優れ、し
かもゴム製のホースに比べて軽量化することができる。
このように、柔軟性に優れているので、最小曲げ半径が
小さく、したがって接続に際して小回りがきき、狭い個
所にも接続して使用することができるし、軽量であるた
め、接続等に際して取り扱いが便利となる。
【0019】さらに、ブラストホースの接続の相手方
に、アース線4を接続することにより、ホース内に生じ
た静電気を排除し、ホース内への帯電を防止することが
できる。その結果、ブラストホースに人体が触れたとき
のショックを防止できるし、静電気の作用によりホース
に埃が付着することによる汚損を防止でき、ホースの透
明度を長期間にわたって維持することが可能となる。
【0020】次に、従来品と本考案の実施例につき、そ
の特性を表1に示す。
【表1】
【0021】この表1より、本考案の実施例のものは、
従来品に比べて耐摩耗性に優れているので、肉厚を薄く
して外径を細くでき、柔軟性に優れているので、最小曲
げ半径が小さく、基準重量の比較から分かるように軽量
となる。
【0022】
【考案の効果】以上説明したように、本考案では内面層
1と外面層2をウレタンで形成し、また少なくとも外面
層2を透明に形成しているので、研掃材によりホース内
部の削り取られた程度、つまり摩耗度を外視することが
でき、したがってホースの交換時期を的確に判別し得る
効果がある。
【0023】また、本考案では内面層1と外面層2を低
硬度のウレタンにより形成しているので、耐摩耗性に優
れた効果を有する外、柔軟性に優れかつ軽量であるた
め、ホースの接続に際して小回りがきき、かつ取り扱い
上、便利なる効果がある。
【0024】さらに、本考案ではアース線4を埋設して
いるので、ホース内の静電気を排除し、帯電を防止する
ことができ、ホースに人体が触れたときのショックを防
止できる効果があり、静電気の作用でホースに埃が付着
することによる汚損を防ぎ、ホースの透明度を長期間に
わたって維持し得る効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す一部破断側面図であ
る。
【図2】図1の縦断正面図である。
【図3】ブラストホースの用途を示すバキュームブラス
タの系統図である。
【符号の説明】
1 内面層 2 外面層 3 補強層 4 アース線

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内面層1と外面層2との間に、繊維製で
    ネット状の補強層3を設けた研掃材のブラストホースに
    おいて、前記内面層1と外面層2を低硬度のウレタンに
    より形成するとともに、少なくとも外面層2を透明に形
    成し、さらにホース層内にアース線4を埋設したことを
    特徴とする研掃材のブラストホース。
JP1991091038U 1991-10-09 1991-10-09 研掃材のブラストホース Expired - Lifetime JPH074122Y2 (ja)

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JPH0531870U JPH0531870U (ja) 1993-04-27
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