JPH0531870U - 研掃材のブラストホース - Google Patents
研掃材のブラストホースInfo
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- JPH0531870U JPH0531870U JP9103891U JP9103891U JPH0531870U JP H0531870 U JPH0531870 U JP H0531870U JP 9103891 U JP9103891 U JP 9103891U JP 9103891 U JP9103891 U JP 9103891U JP H0531870 U JPH0531870 U JP H0531870U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ホース内の摩耗度を外視でき、軽量でかつ耐
摩耗性および柔軟性に優れ、しかもホース内の静電気を
排除し、帯電を防止すること。 【構成】 内面層1と外面層2との間に、繊維製でネッ
ト状の補強層3を設けたブラストホースにおいて、前記
内面層1と外面層2を低硬度のウレタンにより形成する
とともに、少なくとも外面層2を透明に形成し、さらに
ホース層内にアース線4を埋設した。
摩耗性および柔軟性に優れ、しかもホース内の静電気を
排除し、帯電を防止すること。 【構成】 内面層1と外面層2との間に、繊維製でネッ
ト状の補強層3を設けたブラストホースにおいて、前記
内面層1と外面層2を低硬度のウレタンにより形成する
とともに、少なくとも外面層2を透明に形成し、さらに
ホース層内にアース線4を埋設した。
Description
【0001】
本考案は、エアの圧力を利用して加圧タンクから研掃材を被加工物まで圧送し 、加工面に吹き付け、研掃加工を行う等に使用する研掃材のブラストホースに関 する。
【0002】
図3はバキュームブラスタの系統図である。 この図3に示すバキュームブラスタは、研掃材11の加圧タンク10と、この 加圧タンク10にブラストホース12を介して接続されたノズル13を有するノ ズルヘッド14と、被研掃物の加工面15上に配置されるリングブラシ16と、 研掃材回収用のバキュームホース17と、研掃材11の回収タンク18と、回収 された研掃材11から分離されたダストを送り出すダストホース19と、ダスト コレクタ20と、このダストコレクタ20の出口に設置されたブロワ21とを備 えている。前記研掃材11の加圧タンク10と回収タンク18とは、上下に連結 されている。また、前記加圧タンク10と回収タンク18のユニットと、ダスト コレクタ20とブロワ21のユニットとは、キャスタ付きの台車22上に搭載さ れている。前記研掃材11としては、サンド(天然珪砂)、ガーネットを粉砕精 製した研掃材、人造研掃材(溶解アルミナ、炭化珪素)、丸形チル銑鉄ショット 、トルスチール、カットワイヤショット、ガラスビーズ、ソフトグリット(くる み穀粉)、プラスチックビーズ等である。前記サンドは、石材もしくは金属の彫 刻または造船所等で錆落としなどに多く使用される。前記ガーネットや人造研掃 材は、金属またはガラス製品のバリ取りや研磨等に使用される。前記丸形チル銑 鉄ショットやトルスチールは、岩石、金属などの切断、研磨、せん孔等に使用さ れる。前記カットワイヤショットやガラスビーズは、梨地用、機械部品のバリ取 り、金型清掃用等に多く使用される。前記ソフトグリットは、合成樹脂製品、ダ イキャスト製品のバリ取り等に使用される。また、プラスチックビーズは、ソフ トグリットでは研掃に埃が発生するので、埃の発生を嫌う研掃に、ソフトグリッ トに代わって使用される。
【0003】 前記研掃材11は、加圧タンク10に収容され、エアにより加圧され、ブラス トホース12を通じて7〜10kg/cm2 の高圧で供給され、ノズル13から被研 掃物の加工面15上に吹き付けられ、研掃に供される。研掃後の研掃材11は、 ダストと一緒にリングブラシ16により外部に飛散しないように捕獲され、バキ ュームホース17を通じて回収タンク18に送られる。この回収タンク18では 、研掃材11とダストとに分離し、ここで精製された研掃材11は時宜に加圧タ ンク10に還戻され、ダストホース19を通じてダストコレクタ20に収集され る。そして、ダストコレクタ20ではダストと空気とに分離し、ダストはダスト コレクタ20内に捕集され、浄化空気はブロワ21により大気に放出される。
【0004】 ところで、研掃材用の従来のブラストホースは、内面層と外面層間に、繊維製 の補強層を介装して形成されている。そして、前記内面層および外面層は、ニト リルゴム(NBR)等のゴムで形成されており、不透明である。
【0005】
前記従来のブラストホースは、ニトリルゴム等のゴムで形成されていて不透明 であり、ホース内部が研掃材で削り取られていても、その削り取られている程度 が外視できず、ホースの交換時期を判別できない問題があった。また、ゴムで形 成しているため、重量が嵩み、取り扱いにくい外、比較的硬いので、接続に際し て小回りがきかない問題があった。さらに、ホース内部を通る研掃材とホースと の摩擦により静電気が発生し、その静電気がホース層内に帯電するので、人体が 触れたときにショックを与える危険があり、また静電気の作用でホースに埃が付 着し、汚損される問題もあった。
【0006】 本考案は、以上の事情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、ホ ース内部の摩耗度を外視でき、軽量でかつ耐摩耗性および柔軟性に優れ、しかも 静電気を排除し、帯電を防止し得る研掃材のブラストホースを提供することにあ る。
【0007】
前記目的を達成するため、本考案では内面層1と外面層2との間に、繊維製で ネット状の補強層3を設けた研掃材のブラストホースにおいて、前記内面層1と 外面層2を低硬度のウレタンにより形成するとともに、少なくとも外面層2を透 明に形成し、さらにホース層内にアース線4を埋設している。
【0008】
本考案では、内面層1と外面層2を透明なウレタンにより形成しているので、 研掃材によりホース内部が削り取られた程度、つまり摩耗度を外視することがで きる。したがって、ホース内面層磨耗によるホースの破裂を防止し危険性を未然 に防ぎホースの交換時期を的確に判別することが可能となる。
【0009】 また、本考案では内面層1と外面層2を低硬度のウレタンにより形成している ので、耐摩耗性および柔軟性に優れ、しかも軽量化することができる。前述のご とく、柔軟性に優れかつ軽量であるため、ホースの接続に際して小回りがきき、 かつ取り扱い上、便利となる。
【0010】 さらに、本考案ではアース線4を埋設しているので、ホース内の静電気を排除 し、帯電を防止することができる。その結果、ホースに人体が触れたときのショ ックを防止できる外、静電気の作用で埃が付着するホースの汚損を防止すること ができ、ホースの透明度を長期間にわたって維持することが可能となる。
【0011】
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。 図1は本考案の一実施例を示す一部破断側面図、図2は図1の縦断正面図であ る。
【0012】 これらの図に示す実施例では、内面層1と外面層2との間に、補強層3とアー ス線4とが設けられている。
【0013】 前記内面層1と外面層2とは、低硬度のウレタンであるポリウレタンにより形 成されている。前記内面層1は、ブルーやオレンジカラー等に着色されている。 前記外面層2は、透明に形成されていて、内面層1の摩耗度が外視できるように なっている。
【0014】 前記補強層3は、ポリエステル糸等の繊維製で、図1に示すように、ネット状 に形成されている。
【0015】 前記アース線4には、例えば直径0.025mmで導体抵抗が219.2Ω/km の銅線が用いられている。このアース線4は、図示の実施例ではスパイラルに巻 かれていて、ホース層内に埋設されている。そして、アース線4の端部はホース の端部から突出されており、例えば図3に示すバキュームブラスタの加圧タンク 10を通じて静電気を排除し、ホース内への帯電を防止するようになっている。
【0016】 この実施例のブラストホースは、例えば呼称25では、内径25.4mm、外径 45mm、標準長さ20mに形成される。そして、このブラストホースは図3に示 すバキュームブラスタの加圧タンク10や、重力式の噴射ノズル(図示せず)等 に接続され、使用される。
【0017】 しかして、この実施例では外面層2を透明なポリウレタンで形成しているので 、使用時に研掃材により内面層1が削り取られた程度を外視することができる。 したがって、ホースの交換時期を的確に判別することが可能となる。特に、この 実施例では内面層1に着色しているので、内,外面層1,2が外側から見てはっ きりと区別できるので、内面層1の摩耗度をより一層鮮明に確認することができ る。
【0018】 また、内面層1と外面層2をポリウレタンで形成しているので、耐摩耗性およ び柔軟性に優れ、しかもゴム製のホースに比べて軽量化することができる。この ように、柔軟性に優れているので、最小曲げ半径が小さく、したがって接続に際 して小回りがきき、狭い個所にも接続して使用することができるし、軽量である ため、接続等に際して取り扱いが便利となる。
【0019】 さらに、ブラストホースの接続の相手方に、アース線4を接続することにより 、ホース内に生じた静電気を排除し、ホース内への帯電を防止することができる 。その結果、ブラストホースに人体が触れたときのショックを防止できるし、静 電気の作用によりホースに埃が付着することによる汚損を防止でき、ホースの透 明度を長期間にわたって維持することが可能となる。
【0020】 次に、従来品と本考案の実施例につき、その特性を表1に示す。
【表1】
【0021】 この表1より、本考案の実施例のものは、従来品に比べて耐摩耗性に優れてい るので、肉厚を薄くして外径を細くでき、柔軟性に優れているので、最小曲げ半 径が小さく、基準重量の比較から分かるように軽量となる。
【0022】
【考案の効果】 以上説明したように、本考案では内面層1と外面層2をウレタンで形成し、ま た少なくとも外面層2を透明に形成しているので、研掃材によりホース内部の削 り取られた程度、つまり摩耗度を外視することができ、したがってホースの交換 時期を的確に判別し得る効果がある。
【0023】 また、本考案では内面層1と外面層2を低硬度のウレタンにより形成している ので、耐摩耗性に優れた効果を有する外、柔軟性に優れかつ軽量であるため、ホ ースの接続に際して小回りがきき、かつ取り扱い上、便利なる効果がある。
【0024】 さらに、本考案ではアース線4を埋設しているので、ホース内の静電気を排除 し、帯電を防止することができ、ホースに人体が触れたときのショックを防止で きる効果があり、静電気の作用でホースに埃が付着することによる汚損を防ぎ、 ホースの透明度を長期間にわたって維持し得る効果もある。
【図1】本考案の一実施例を示す一部破断側面図であ
る。
る。
【図2】図1の縦断正面図である。
【図3】ブラストホースの用途を示すバキュームブラス
タの系統図である。
タの系統図である。
1 内面層 2 外面層 3 補強層 4 アース線
Claims (1)
- 【請求項1】 内面層1と外面層2との間に、繊維製で
ネット状の補強層3を設けた研掃材のブラストホースに
おいて、前記内面層1と外面層2を低硬度のウレタンに
より形成するとともに、少なくとも外面層2を透明に形
成し、さらにホース層内にアース線4を埋設したことを
特徴とする研掃材のブラストホース。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991091038U JPH074122Y2 (ja) | 1991-10-09 | 1991-10-09 | 研掃材のブラストホース |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991091038U JPH074122Y2 (ja) | 1991-10-09 | 1991-10-09 | 研掃材のブラストホース |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0531870U true JPH0531870U (ja) | 1993-04-27 |
JPH074122Y2 JPH074122Y2 (ja) | 1995-02-01 |
Family
ID=14015337
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991091038U Expired - Lifetime JPH074122Y2 (ja) | 1991-10-09 | 1991-10-09 | 研掃材のブラストホース |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH074122Y2 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1991
- 1991-10-09 JP JP1991091038U patent/JPH074122Y2/ja not_active Expired - Lifetime
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Also Published As
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---|---|
JPH074122Y2 (ja) | 1995-02-01 |
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