JPH0741196U - 安全装置 - Google Patents

安全装置

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JPH0741196U
JPH0741196U JP7065693U JP7065693U JPH0741196U JP H0741196 U JPH0741196 U JP H0741196U JP 7065693 U JP7065693 U JP 7065693U JP 7065693 U JP7065693 U JP 7065693U JP H0741196 U JPH0741196 U JP H0741196U
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JP
Japan
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curtain
safety device
mechanical device
shielding member
operator
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Pending
Application number
JP7065693U
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English (en)
Inventor
洋一 柴田
竹重 胡桃澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
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Publication of JPH0741196U publication Critical patent/JPH0741196U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 機械装置と作業者との間に遮蔽部材を配置す
るとともに、その遮蔽部材が突破されそうになったとき
には、その機械装置を停止あるいは待機状態にして作業
者の身の安全を確保する。 【構成】 支柱1,1の上端部の架台2,3に取付けた
軸受4,4にて巻上げロール5の軸5a,5bを支持
し、軸5aはカップリング8を介してギヤードモータ7
の出力軸端に連結する。巻上げロール5にカーテン9を
巻き付け、支柱1側にはカーテン9に取り付けた被検知
体11を検知できる近接スイッチ13を設ける。そし
て、カーテン9が下降したときにカーテン9下端部の鉄
棒9aが当接する位置にリミットスイッチ16を配置
し、リミットスイッチ16は機械装置を停止等させる操
作回路に接続する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、対象とする、例えば自動溶接機等の機械装置から作業者が誤って危 害を受けないようにするための安全装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車工場等の量産ラインにおいては、溶接機を初めとして各種機械装置が高 密度に配置されており、作業者が不用意に稼働中の機械装置に接近し過ぎて身の 安全を損なうことがあり得る。例えばロボットのアームの旋回や、スポット溶接 によるスパッタ等の飛散を完全に遮蔽することは難しいのに対して、その機械装 置を含む周辺の機械類のメンテナンスや段取り作業は必須だからである。したが って、従来、所定の領域内に作業者が誤って入り込むのを防護するために種々の 安全装置が設置されている。この例としては、単に衝立を備えるだけといった場 合や、各種のセンサーを用いて侵入物を検知して警報を発し、さらには機械装置 を停止あるいは待機状態にさせるもの等を挙げることができる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、従来の安全装置のうち前者の単純な形式のものでは、占有面積が広 くなりがちであり、また誤ってそれを突破するものがでないように強固に構成す ると、今度は逆に撤去するのに時間がかかるからスペースの活用ができなくなり 、メンテナンス等の作業性を損なうという欠点がある。 他方、後者のセンサー、例えば光電式のものを用いる方式は、スペースの活用 の点では問題がない反面、センサーによる監視領域が分かり難いため作業者の意 識が欠け易いといった難点がある。さらに、多数のセンサーを設けてこれと機械 装置の起動停止スイッチ類とをインタロックさせるシーケンス回路を組むために 、近年ではプログラマブルコントローラを用いているが、これらはハード回路に 比べ誤動作する可能性があり、信頼性を高めるために回路構成を多重化する等の 措置を講ずると安全装置が複雑かつ高価なものになる。
【0004】 そこで、本考案は、機械装置と作業者との間に遮蔽部材を配置するとともに、 その遮蔽部材が無理に突破されそうになったときには、その機械装置を停止ある いは待機状態にさせ得る安全装置を簡素な機器構成で提供することを、解決すべ き技術的課題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
このために、以下のような安全装置を創作した。すなわち、本考案は、対象と する機械装置から作業者が誤って危害を受けないようにする安全装置であって、 前記機械装置の近くに設置される昇降駆動機構と、その昇降駆動機構に上端部を 支持されて昇降動可能に設けられ、退避位置より作業者に対向し得る所定位置ま で下降したときには垂下状態になって前記機械装置に近接する遮蔽面を形成する 遮蔽部材と、所定位置まで下降して垂下状態になった前記遮蔽部材の下端部に対 応する規定位置に設けられるとともに前記機械装置を停止あるいは待機状態にで きる操作回路に接続され、その遮蔽部材下端部が前記規定位置に対して離接移動 するときに作動するスイッチと、を備えたことを特徴と対象としている。
【0006】
【作用】
したがって、機械装置に近接して作業者に対向し得る所定位置に下降した遮蔽 部材は、作業者が稼働中の機械装置に接近し過ぎるのを防止する。また、作業者 が遮蔽面を無理に突破しようとすると遮蔽部材が揺れて遮蔽部材下端部が規定位 置から離れる結果スイッチが作動し、そのスイッチに接続された操作回路が機械 装置を停止あるいは待機状態にする。すなわち、退避位置から下降した遮蔽部材 が遮蔽面を形成する一方、その遮蔽面の変動を、遮蔽部材の下端部に対応させた スイッチにて検知することができるから、信頼性の高い安全装置を簡素な機器構 成で安価に製作することができる。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の第1実施例を図面に基づいて説明する。図1及び図2に示すよ うに、自動溶接機の近くのフロアに起立する左右一対の支柱1,1の上端部には 左右の架台2,3が設けられ、その上に取付けられた軸受4,4が、円筒状の巻 上げロール5の両端から突出する軸5a,5bを支持している。また、左架台2 にはスタンド6を介してギヤードモータ7が取付けられ、ギヤードモータ7の出 力軸はカップリング8にて軸5aと連結している。なお、軸受4、巻上げロール 5、ギヤードモータ7等にて本考案でいう昇降駆動機構が構成されている。
【0008】 前記巻上げロール5には、例えば不燃性材料で形成された、布状のカーテン9 (遮蔽部材ともいう)が基端部(上端部)を固定されたうえで巻き付けられてお り、カーテン9の先端部(下端部)には、カーテン9を降ろすための重りとして 鉄棒9aが取付けられている。このカーテン9のほぼ先端部の左右両側位置には 、次述するセンサー用の、例えば金属箔等の被検知体11,11が取付けられて いる。また、カーテン9が昇降時に前後方向に大きく振れることのないように、 鉄棒9aの左右の端部を挟み込むようにして案内するガイドレール10,10が 支柱1,1に突設されて上下方向に延びている。 なお、図1には、カーテン9が巻き上げられた退避状態が実線で示され、カー テン9の下降した遮蔽状態が想像線で示されている。
【0009】 一方、左右の架台2,3から巻上げロール5の上方にオーバハングする支持板 12,12には、近接スイッチ13,13が前記被検知体11,11に対して所 定の空隙を有して対向できるように位置調整可能に備えられている。なお、近接 スイッチ13は非接触で金属等を検知できる周知のセンサーである。
【0010】 また、支柱1と並ぶ適宜位置に設置されたスタンド14の上端面には起動ボタ ン15が取付けられている。この起動ボタン15はギヤードモータ7を制御する 装置(図示されない)に接続されており、起動ボタン15が押されたときには、 近接スイッチ13を介してカーテン9が巻き上げ位置にあるかどうかが判断され 、その判断結果に応じてギヤードモータ7が回転するようになっている。
【0011】 また、前記左右の支柱1,1の下部から突き出したアーム1a,1aの上面に は、前記カーテン9が下降したときに鉄棒9aの左右両端部の下面が当接可能な 位置に、リミットスイッチ16,16が取り付けてあり、両リミットスイッチ1 6は操作盤17の制御回路に接続されている。この操作盤17は、自動溶接機を 自動・手動に切り換えて操作できる機能と、溶接中に溶接電流を遮断して待機状 態にさせ得る中断機能とを備えたものである。 なお、図中、18は自動溶接機の溶接ガン、19は自動溶接機の支持台に載置 されたワークである。
【0012】 次に、上記の安全装置の作用について説明する。溶接作業を開始する際に、作 業者が起動ボタン15を操作すると、制御装置は、近接スイッチ13が被検知体 11aを検知したときにカーテン9が巻き取り状態にあると判断してギヤードモ ータ7を回転させ、巻上げロール5からカーテン9を巻き戻して下降させる。そ して、鉄棒9aがリミットスイッチ16に当接するとギヤードモータ7が停止し てカーテン9が垂下状態に維持されるようにしている。こうして、カーテン9に より、自動溶接機の溶接ガン19と作業者とを分ける遮蔽面が形成され、溶接に 伴うスパッタや有害ヒュームの飛散が防止され、付近の作業者が不用意に接近し て被害を受けることもなくなる。
【0013】 ところで、作業者が誤ってカーテン9を押してしまったり、カーテン9を押し 分けて内部に入り込もうとすると、カーテン9が揺れて鉄棒9aとリミットスイ ッチ16とが離反するから、操作盤19の制御回路がこれを検知して溶接ガン1 7の溶接電流を遮断する。 しかして、スポット溶接の場合に発生し易いスパッタや有害ヒュームの飛散が 防止され、アーク溶接の場合にはアークの発生が抑えられるから、自動溶接機に 接近し過ぎた作業者が保護されるのである。 その後、溶接作業が終わって作業者が起動ボタン15を操作すると、ギヤード モータ7が回転し、巻上げロール5にてカーテン9が巻き上げられる。そして、 近接スイッチ13が被検知体11を検知すると、カーテン9が巻き取り(退避) 状態になったと判断されてギヤードモータ7が停止する。
【0014】 以上説明したように本実施例の安全装置は、カーテン9を巻上げロール5にて 巻き取りあるいは巻き戻すものであるから、コンパクトに構成され、自動車の製 造ライン等、既存設備間のスペースが限られる場所においても設置が容易となっ ている。そして、溶接休止時にはカーテン9が作業者の頭上に巻き上げられ、作 業スペースが迅速に回復するから、他の作業の邪魔になることがない。また、カ ーテン9の揺動をリミットスイッチ16を介して検知するものであるから、少数 のリミットスイッチ16(本実施例では2個)にて、遮蔽面全体の変動を監視す ることができる。したがって、従来の光電式のエリアセンサーを用いた場合と比 べると、安全装置の機器構成が簡素化できる。
【0015】 なお、上記の安全装置の対象は、自動溶接機に限定されるものではなく、例え ば、プレス機や塗装ロボット等の様々な機械装置とすることができる。 また、前述したリミットスイッチ16は他の形式(例えば、光電式、静電容量 式、磁気式等)のものに代えることができる。
【0016】 次に、本考案の第2実施例について説明する。なお、本実施例は第1実施例で 説明した安全装置のうちの昇降駆動機構の別例を示すものであるから、同一部位 には同一符号を付し、重複部分の説明は避ける。 図3に示す安全装置では、巻上げロール5の軸5aが軸受4を介して支柱21 にて支えられており、支柱21の側部には上下方向に出没可能なロッド22を有 するエアシリンダ23が備えられ、支柱21の側部と巻上げロール5の軸5aと には一対のスプロケット24,24が取付けられている。このスプロケット24 に装着されたチェーン25はロッド22に結合されていて、エアシリンダ23が 作動すると巻上げロール5が回動して、カーテン9が昇降動するように構成され ている。なお、巻上げロール5の軸5bを支持する軸受4はアーム26にて支え られている。また、図中、21a及び21bは、リミットスイッチ16を所定位 置に支持するアーム、27はチェーンカバー、17aは、視認性を良くするため に製造ラインの上方位置に斜め下向きに設置された作業表示盤の一例である。 本実施例の安全装置は、シリンダ駆動式としたから、生産ラインのエア設備を 有効に利用することができる。
【0017】 次に、本考案の第3実施例について説明する。図4に示す安全装置では、左右 一対の支柱31の上端部にコラム32が設置され、コラム32には下向きのロッ ド33を備えたシリンダ34が取付けられている。ロッド33には平板状の遮蔽 板9aが取付けてあり、シリンダ34の作動によりロッド33が伸びると、遮蔽 板9aが下降して機械装置(図示省略)と作業者の間を遮蔽するように構成され ている。なお、図中、16は、遮蔽板9bが下降したときに当接するリミットス イッチである。 すなわち、本安全装置は、生産ラインの上方に余裕スペースがある場合に適し ており、他の既存設備との干渉を避け易く、設置が容易である。
【0018】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案の安全装置は、退避位置から下降した遮蔽部材が 機械装置と作業者との間で遮蔽面を形成する一方、作業者がその遮蔽部材を押し 分けて内部に入ろうとしたときには、機械装置を停止あるいは待機状態にさせ得 るものであるから、作業者が誤って稼働中の機械装置に触れてしまうことを防止 でき、作業者の身の安全が確保される。また、遮蔽面の変動を、遮蔽部材の下端 部に対応させたスイッチにて検知するようにしたから、信頼性の高い安全装置を 簡素な機器構成で安価に製作することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の安全装置を示す正面図である。
【図2】第1実施例の安全装置平面図である。
【図3】第2実施例の安全装置を示す斜視図である。
【図4】第3実施例の安全装置を示す正面図である。
【符号の説明】
1 支柱 5 巻上げロール(昇降駆動機構) 7 ギヤードモータ(昇降駆動機構) 9 カーテン(遮蔽部材) 9a 鉄棒 10 ガイドレール 11 被検知体 13 近接スイッチ 16 リミットスイッチ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対象とする機械装置から作業者が誤って
    危害を受けないようにする安全装置であって、 前記機械装置の近くに設置される昇降駆動機構と、 その昇降駆動機構に上端部を支持されて昇降動可能に設
    けられ、退避位置より作業者に対向し得る所定位置まで
    下降したときには垂下状態になって前記機械装置に近接
    する遮蔽面を形成する遮蔽部材と、 所定位置まで下降して垂下状態になった前記遮蔽部材の
    下端部に対応する規定位置に設けられるとともに前記機
    械装置を停止あるいは待機状態にできる操作回路に接続
    され、その遮蔽部材下端部が前記規定位置に対して離接
    移動するときに作動するスイッチと、を備えたことを特
    徴とする安全装置。
JP7065693U 1993-12-28 1993-12-28 安全装置 Pending JPH0741196U (ja)

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JP7065693U JPH0741196U (ja) 1993-12-28 1993-12-28 安全装置

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JP7065693U JPH0741196U (ja) 1993-12-28 1993-12-28 安全装置

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JPH0741196U true JPH0741196U (ja) 1995-07-21

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ID=13437923

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JP7065693U Pending JPH0741196U (ja) 1993-12-28 1993-12-28 安全装置

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JP (1) JPH0741196U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003019688A (ja) * 2001-07-10 2003-01-21 Shinba Iron Works Inc ロボットの安全装置
JP2003520933A (ja) * 2000-01-17 2003-07-08 ピルツ ゲーエムベーハー アンド コー. 不要動作から機械システムを防護する装置

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