JPH0740963Y2 - 光ファイバストリッパ - Google Patents

光ファイバストリッパ

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JPH0740963Y2
JPH0740963Y2 JP1988014454U JP1445488U JPH0740963Y2 JP H0740963 Y2 JPH0740963 Y2 JP H0740963Y2 JP 1988014454 U JP1988014454 U JP 1988014454U JP 1445488 U JP1445488 U JP 1445488U JP H0740963 Y2 JPH0740963 Y2 JP H0740963Y2
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JP
Japan
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optical fiber
slide member
frame
reduced diameter
diameter portion
Prior art date
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Application number
JP1988014454U
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JPH01120101U (ja
Inventor
信彦 渡辺
和夫 森
孝博 浅賀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hakusan Seisakusho Co Ltd
Original Assignee
Hakusan Seisakusho Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、外周に被覆層を有する光ファイバの端末部か
ら被覆層を除去するためのファイバストリッパに係り、
手動工具としてのナイロン、ポリエチレン、UV樹脂など
の外被覆層を除去するものに関する。
〔従来の技術〕
この種の光ファイバは被覆直径が約0.25〜0.9mmと細い
為に手指でつかみ難いうえ、曲げたり巻付けたりつかむ
ことができないために、被覆層の引抜き除去には高度の
熟練が要求されるものであった。
上記引抜き除去としては、米国特許第3336666号の鋸歯
形状のストリッパ、特開昭55−96902号の被覆除去方
法、特開昭56−39502号の除去装置等が提供されている
が、いずれも十分でない。
上記実情に鑑みて本出願人は、実開昭60−33301号、同6
1−126202号及び同61−145903号の専用工具を開発して
きた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
前述のうちで実開昭61−145903号の光ファイバストリッ
パは、移動クランプがケーブルの軸線方向へ常にフリー
な状態でスライド自在となっているために、意図しない
ときにスライドして伸びてしまう不都合があった。
また、先願の実開昭63−49501号で提供されるプラスチ
ック光ファイバ用ストリッパでは、被覆の切断動作に連
動する圧縮ばねの弾発力でスライドして被覆が除去され
る構造になっているが、手で把持して用いることのでき
るコンパクトな構造にはなっていない。
また、上記のものでは、上部案内板の押し下げによって
上下の移動コマ間のカッタで被覆が切断されるタイミン
グと、移動コマの係合状態が解除されるタイミングと
は、垂直弾性ばねと水平弾性ばねとに撓み等の変形が生
じるため経時的に狂う恐れがある。さらに、移動コマは
圧縮ばねの反発力で急激に移動し、移動コマの移動開始
時点でファイバ被覆にばねの過大な引っ張り力が作用す
るため、移動コマのスライドを係止しているロック機構
が解除されるタイミングとカッタの切断タイミングとが
ずれた場合、ファイバが損傷を受けたり被覆の除去が不
完全になる恐れがあった。
また、圧縮ばね開放時の移動コマの急激な移動による衝
撃で、ストリッパの構成部品の早期損耗や破損を生じた
り、光ファイバの折損を生じる恐れもあった。
而して、本考案は、上記の問題を解決し、挟持位置での
み移動クランプがスライド可能となるコンパクトな光フ
ァイバ専用工具の提供を、その目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的のため、本考案は、開放位置と挟持位置とに開
閉自在に対向された把持可能な細長外形を呈する対のフ
レームに光ファイバの端末被覆層を切断する刃部が設け
られている光ファイバストリッパであって、上記フレー
ムには、光ファイバ被覆層を挟持する固定クランプと、
この固定クランプのフレーム長手方向に形成されるスラ
イド穴に嵌挿され且つ縮径部が形成されたスライド部材
と、このスライド部材の一端に固定され切断される光フ
ァイバ被覆層を挟持して光ファイバ軸線方向へスライド
する移動クランプと、上記フレームの対向面に出没自在
且つ突出方向に付勢されて設けられ上記移動クランプの
開放位置で上記縮径部に係合してスライド部材をロック
するとともに挟持位置で対向側のフレームによって押圧
されてスライド部材をスライド可能に解除するクリック
部材とが備えられたものである。
〔作用〕
対のフレームの開放位置においてクリック部材がスライ
ド部材の縮径部と係合してスライド部材の移動が規制さ
れているので、フレーム先端を下方へ向けても移動クラ
ンプが不用意にスライドすることはない。従って、固定
クランプに移動クランプが隣接した状態で開放位置へ光
ファイバ端末を挿入して挟持可能となる。
挟持位置への移行に伴って被覆層が切断されると同時
に、クリック部材が対向側のフレームによって押圧さ
れ、スライド部材の縮径部との係合が解除されてスライ
ド可能となるので、移動クランプを把持してフレーム長
さ方向へスライドして端末被覆層を除去する。
〔実施例〕
以下、本考案を図示する一実施例に基づいて説明する。
而して、光ファイバストリッパ1は、開放位置Rと挟持
位置Sとに開閉自在に構成されている一対のフレーム
2、3から成り、自由端面には移動クランプ4、4が同
様に開閉自在に設けられている。上記フレーム2、3の
対向間には、光ファイバ被覆層を挟持する固定クランプ
5、5と挟持位置で被覆層を切断する刃部材6と、前記
移動クランプ4、4を開放位置Rでロックし挟持位置S
でスライド可能に解除するロック機構7、7とがそれぞ
れ設けられている。斯る光ファイバストリッパ1には長
さ方向に端末長のストリッパ8を設けることができ、且
つ径方向から挿入可能とするために光ファイバを切断位
置へと案内する案内板9・・を設けることができる。
又、Fは光ファイバの被覆層である。
詳述すると、把持可能な細長外形を呈する一対のフレー
ム2、3は基端側が枢支され、自由端対向間へ突成され
た部分に固定クランプ5、5が形成され、フレーム間と
固定クランプ5、5間とにはスライド溝11、11とスライ
ド穴12、12とが長さ方向に形成され、斯るスライド穴溝
11、12には一端を移動クランプ4、4に固定されたスラ
イド部材13・・が設けられている。スライド部材13とし
てはバー状にして用いることができる。
又、上記移動クランプ4、4は前記スライド部材13の端
部を取付穴14に挿通してその両端を止め輪等の止め具15
・・で固定され、固定クランプ5、5と同時に開閉自在
に構成される。移動クランプ4、4は、スライド部材13
の他端の止め具16がスライド穴12から溝11に至るまでス
ライド可能となる。
上記移動クランプ4、4の自由端側には係合受溝17と係
合突起18とが対向されて位置決め可能とされ、案内傾斜
面19から案内される光ファイバを中心ににセット可能に
構成される。図中20は対向面のゴム等の密着部材であ
る。
又、前記ロック機構7はスライド部材13の移動を阻止す
るクリック部材21で構成される。この場合、スライド部
材13に縮径部22を形成すると同時に、これにクリック部
材21に形成された径大の係合孔23の周縁を係合させるこ
とができる。クリック部材21はフレームの対向面側から
穿設した穴24にバネ25を介装して突出方向に付勢された
状態で出没自在に設置されている。
さらに、前記固定クランプ5、5には、その端面側から
穿けた取付穴に刃部材6がねじ止めされ、刃部材6の刃
溝と直線状に被覆層Fの支持溝10が夫々形成されてい
る。さらに又、前記ストッパ8は端末が容易に突当可能
な略板状を呈し、長穴33に取付したスライダ34を介して
上面から突出しないように取付されている。尚、図中35
はフレーム2、3を開放位置に付勢するバネ、36は上下
開放位置決め部材である。
次に、上記構成の作用について説明する。
対のフレームは、開放位置においてロック機構7、7に
よってスライド部材13・・のスライドが規制されてい
る。即ち、クリック部材21がバネ25で突出されているの
で、係合孔23の周縁が縮径部22に係合されてロック状態
となっている。従って、固定クランプ5、5に移動クラ
ンプ4、4が隣接した状態で光ファイバ端末を挿入して
挟持可能となる。
次に対のフレーム2、3を把持して押圧すると、係合突
起18が案内傾斜面19から係合受溝17に案内されるので、
移動クランプ4、4が位置決めされた状態で挟持位置へ
と移行して被覆層Fが切断されると同時に、ロック機構
7が解除される。即ち、挟持位置では頭部26が対向面で
夫々押圧されるので、バネ25に抗して係合孔23の周縁が
縮径部22から離脱するために、スライド部材13・・がス
ライド可能となる。依って、移動クランプ4、4を把持
してフレーム長さ方向へスライドして端末被覆層を除去
する。
上記一実施例によれば、光ファイバ端末を支持溝10に支
持させたうえで、移動クランプ側では係合突起18に当接
してセンター出しを行なえるので、常に直線状態で挟持
することができ、ファイバを曲げて挟持した場合に起こ
りうる折損事故を防止できる。
また、この実施例では、スライド部材13がクリック部材
21の係合孔23に挿通されているので、縮径部22とクリッ
ク部材21とが確実に係合される。
第7図は、クリンク部材41に切欠42を半月状に形成した
ものであり、この構成によれば、半月状の端部43で縮径
部22に係合し、中央部44で係合解除され、クリック部材
をスライド部材の内側に配置してフレーム2、3の幅を
小さくすることが可能である。
又、第8図に示すように、ワイヤスプリング46を用いて
クリック部材45を構成して構造の簡略化を図ることも可
能である。この場合には、フレーム2、3に設けた穴4
7、47内に略L字形のワイヤスプリング46端部48を係止
し、中間部50を縮径部22に係合する構成にできる。その
際、フレーム2、3の対向面に出没自在に設けられる端
部49は折曲して頭部51に構成することが望ましい。
〔考案の効果〕
本考案によれば、移動クランプを固定クランプのフレー
ム長手方向のスライド穴に挿通案内されるスライド部材
の一端に固定し、スライド部材に形成された縮径部に係
合するクリック部材でロック機構を構成しているため、
把持可能な細長いフレーム内へのロック機構の組込が可
能となり、不用意に移動クランプがスライドすることの
ないコンパクトな光ファイバ専用工具が得られる。
また特に、クリック部材が対向側のフレームによって直
接押圧されてスライド部材の縮径部との係合が解除され
るように構成されているため、被覆層の切断タイミング
と移動クランプのロックが解除されるタイミングとが長
期に亘って狂うことがなく、刃部材が被覆層を完全に切
断する前に移動クランプのロックが解除されて被覆層の
除去が不完全となったり、逆に、刃部材が被覆層を突き
抜けた後に移動クランプのロックが解除されて光ファイ
バを損傷したりすることがない。
しかも、移動クランプはロック解除時に単にスライド可
能な状態となるだけで、スライド操作自体は手動で行う
構造であるため、ばねの反発力によって強制的にスライ
ドされる場合のような強い衝撃が加わることがなく、部
品の早期損耗や破損が回避され高い耐久性が得られる。
さらに、可動部品数が少ないため製造や調整が容易とな
る。
【図面の簡単な説明】
図面は、本考案に係る光ファイバストリッパの一実施例
を示し、第1図は開放位置の同斜視図、第2図は同正面
図、第3図は第1図A−A線の挟持位置における同断面
図、第4図は第2図のB−B線の挟持位置から断面した
端面図、第5図は移動クランプのストリップ状態の断面
図、第6図は第4図の開放位置の断面端面図、第7図及
び第8図はそれぞれ他の実施例を示す要部端面断面図で
ある。 2,3……フレーム、4……移動クランプ、5……固定ク
ランプ、6……刃部材、7,40,45……ロック機構、12…
…スライド穴、13……スライド部材、17……係合受溝、
18……係合突起、21,41,45……クリック部材、22……縮
径部、23……係合孔、42……切欠
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 森 和夫 東京都港区芝1丁目8番19号 株式会社白 山製作所内 (72)考案者 浅賀 孝博 東京都港区芝1丁目8番19号 株式会社白 山製作所内 (56)参考文献 実開 昭63−49501(JP,U)

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】開放位置と挟持位置とに開閉自在に対向さ
    れた把持可能な細長外形を呈する対のフレームに光ファ
    イバの端末被覆層を切断する刃部が設けられている光フ
    ァイバストリッパであって、上記フレームには、光ファ
    イバ被覆層を挟持する固定クランプと、この固定クラン
    プのフレーム長手方向に形成されるスライド穴に嵌挿さ
    れ且つ縮径部が形成されたスライド部材と、このスライ
    ド部材の一端に固定され切断される光ファイバ被覆層を
    挟持して光ファイバ軸線方向へスライドする移動クラン
    プと、 上記フレームの対向面に出没自在且つ突出方向に付勢さ
    れて設けられ上記移動クランプの開放位置で上記縮径部
    に係合してスライド部材をロックするとともに挟持位置
    で対向側のフレームによって押圧されてスライド部材を
    スライド可能に解除するクリック部材とが備えられてい
    る光ファイバストリッパ。
  2. 【請求項2】前記クリック部材は前記スライド部材が貫
    通する係合孔を有し、この係合孔の周縁が前記スライド
    部材の縮径部に係合することを特徴とする実用新案登録
    請求の範囲第1項に記載された光ファイバストリッパ。
  3. 【請求項3】前記クリック部材は前記スライド部材の縮
    径部に係合する半月状の切欠を有することを特徴とする
    実用新案登録請求の範囲第1項記載の光ファイバストリ
    ッパ。
  4. 【請求項4】前記クリック部材は一端部が前記フレーム
    の対向面に出没自在に設けられ他端部が前記フレーム内
    に係止されるとともに中間部が前記スライド部材の縮径
    部に係合する略L字形のワイヤスプリングからなること
    を特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載の光フ
    ァイバストリッパ。
JP1988014454U 1988-02-05 1988-02-05 光ファイバストリッパ Expired - Lifetime JPH0740963Y2 (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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CN117406362B (zh) * 2023-12-14 2024-03-05 鲲鹏基因(北京)科技有限责任公司 卡簧连接结构、用于pcr仪的光学检测装置及pcr仪

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