JPH0740818A - パルサーリング及びその製造方法 - Google Patents

パルサーリング及びその製造方法

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Publication number
JPH0740818A
JPH0740818A JP18773093A JP18773093A JPH0740818A JP H0740818 A JPH0740818 A JP H0740818A JP 18773093 A JP18773093 A JP 18773093A JP 18773093 A JP18773093 A JP 18773093A JP H0740818 A JPH0740818 A JP H0740818A
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JP
Japan
Prior art keywords
steel plate
annular
ring
tubular
pressing
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP18773093A
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English (en)
Inventor
Motoharu Niki
基晴 仁木
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NTN Corp
Original Assignee
NTN Corp
NTN Toyo Bearing Co Ltd
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Publication date
Application filed by NTN Corp, NTN Toyo Bearing Co Ltd filed Critical NTN Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 量産が可能で低コストであり、且つ、軽量化
を図ることのできるパルサーリングを提供する。 【構成】 鋼板を円筒状にプレス成形し、この筒状鋼板
の幅方向の中間部に凸状の断面を有する複数の歯部
(2)をその全周にわたって等間隔に形成すると共に、
筒状鋼板の両端部に補強用として環状のリブ部(3)を
設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パルサーリング、さら
に詳しくは、自動車をアンチロックブレーキシステム
(以下、ABSという)によって制御するため、前車
輪、後車輪の回転数を検出する検出装置に用いられるパ
ルサーリングに関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車のABSは、ブレーキ操作時にお
ける前車輪、後車輪の回転数に応じて制動力をコントロ
ールし、車輪のロックを防いで車が横滑りしないように
するものであり、このABSを採用するには、前車輪、
後車輪の回転数を検出する検出装置が必要になる。
【0003】図4に、この検出装置の具体例を示す。こ
の装置は、外輪(5)の端部外周に、歯車状のパルスギ
ヤ(12)を圧入固定すると共に、このパルスギヤ(12)
の外周面と対向する位置に電磁センサ(6)を配置した
構造になっている。
【0004】従来のパルスギヤ(12)は、鋼の切削加工
又は鉄系焼結合金を用いて製作し、必要に応じてこれら
の表面に耐蝕処理を施した構造になっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな鋼製や鉄系焼結合金製のパルスギヤは、重量が重く
材料や加工コストが高くつくという問題がある。
【0006】そこで、本発明は、量産が可能で低コスト
であり、且つ、軽量化を図ることのできるパルサーリン
グの提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では、鋼板製の筒状をなし、この筒状鋼板の
幅方向の中間部に凸状の断面を有する複数の歯部をその
全周にわたって等間隔に形成すると共に、前記筒状鋼板
の両端部に環状のリブ部を設けることとした。
【0008】また、鋼板を筒状に成形し、この筒状鋼板
の幅方向の中間部を、プレス加工により環状に隆起させ
て環状凸部を形成した後、当該環状凸部をその全周にわ
たって等間隔にプレスして凹ませることにより、凸状の
断面を有する複数の歯部を形成した。
【0009】
【作用】複数の歯部を設けた筒状鋼板の両端部に環状の
リブを設けているので、回転部材で生じた錆が歯部に進
行するのを防止することが可能となる。
【0010】また、鋼板を筒状に成形し、この筒状鋼板
の幅方向の中間部を、プレス加工により環状に隆起させ
て環状凸部を形成した後、当該環状凸部をその全周にわ
たって等間隔にプレスして凹ませることにより、凸状の
断面を有する複数の歯部を形成したので、一枚の鋼板か
らプレス加工のみによってパルサーリングを成形するこ
とができる。従って、低コストに量産でき、且つ、軽量
化を達成することができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1乃至図4に基づ
いて説明する。
【0012】図1及び図2に示すように、本発明にかか
るパルサーリング(1)は、鋼板製の筒状をなし、この
筒状鋼板の幅方向の中間部に凸状の断面を有する複数の
歯部(2)がその全周にわたって等間隔に形成されると
共に、前記筒状鋼板の両端部に補強用として環状のリブ
部(3)が設けられている。
【0013】このパルサーリング(1)を、従来品と同
様に、外輪(5)の端部外周に圧入固定すると、リブ部
(3)が外輪(5)の外径と嵌まり合う嵌合部となって
パルサーリング(1)を所定位置に固定する。この時、
リブ部(3)により、外輪(5)に生じた錆の歯部
(2)への進行が防止されるので、耐蝕性に優れた回転
数検出装置を提供することが可能となる。
【0014】このような構成により、パルサーリング
(1)が外輪(5)と一体に回転する。従って、パルサ
ーリング(1)の歯部(2)で生じる起電力をセンサ
(6)で逐次検知すれば、ボルト(7)等を介して外輪
(5)と連結したホイール(図示省略)の回転数を検出
することができる。
【0015】このパルサーリング(1)は、以下の手順
で成形することができる。即ち、先ず一枚の鋼板をプレ
スして円筒状にまるめ、この後、図3に示すように、円
筒状鋼板の幅方向の中間部を、プレス加工により環状に
隆起させて環状凸部(9)を形成すると共に、その両端
部にリブ部(3)を形成する。次いで、この環状凸部
(9)をその全周にわたって等間隔にプレスし、リブ部
(3)の外径面と同一平面上まで凹ませて凹所(10)を
形成すると、残った部分に凸状断面をなす複数の歯部
(2)が形成される。この時、各プレス箇所の両側には
型を配置し、鋼材の余剰部分がリブ部(3)側にはみ出
さないよう、両側から拘束しておく。
【0016】このような手順を採用すれば、プレス加工
のみで鋼板からパルサーリング(1)を成形することが
できる。従って、生産性が向上すると共にコストダウン
が達成され、しかもパルサーリング(1)の軽量化も達
成される。また、ピッチ精度やリングの内外径精度に優
れ、且つ、石や異物が衝突しても変形しない程度の高い
剛性を有するパルサーリングの提供が可能となる。さら
に、図2に示すように、凹所(10)が歯部(2)と周方
向で連続しているため、凹所(10)が開口しているもの
(底のないもの)に比べ、センサ(6)での検出出力を
高めることができる。
【0017】なお、鋼板としてステンレス鋼を使用すれ
ば、より一層耐蝕性に優れたパルサーリング(1)を提
供することができる。また、本発明は、図4に示すよう
な外輪回転方式の場合だけでなく、内輪回転方式の場合
にも同様に適用することができる。
【0018】
【発明の効果】このように、本発明では、複数の歯部を
設けた筒状鋼板の両端部に、環状のリブ部を設けている
ので、回転部材で生じた錆が歯部に進行するのを防止す
ることができ、耐蝕性に優れたものとなる。
【0019】また、鋼板を筒状に成形し、この筒状鋼板
の幅方向の中間部を、プレス加工により環状に隆起させ
て環状凸部を形成した後、当該環状凸部をその全周にわ
たって等間隔にプレスして凹ませることにより、凸状の
断面を有する複数の歯部を形成したので、プレス加工の
みで一枚の鋼板からパルサーリングを形成することがで
きる。従って、生産性の向上やコストダウン、さらには
軽量化を達成することができる。また、ピッチ精度やリ
ングの内外径精度に優れると共に、高い剛性を有し、し
かも検出出力の高いパルサーリングを提供することが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるパルサーリングの一部斜視図で
ある。
【図2】図1中のA−A線での断面図である。
【図3】パルサーリングの加工手順を示す一部斜視図で
ある。
【図4】パルサーリングの一般的な使用状態を示す断面
図である。
【符号の説明】
1 パルサーリング 2 歯部 3 リブ部 9 環状凸部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋼板製の筒状をなし、この筒状鋼板の幅
    方向の中間部に凸状の断面を有する複数の歯部がその全
    周にわたって等間隔に形成されると共に、前記筒状鋼板
    の両端部に環状のリブ部が設けられたことを特徴とする
    パルサーリング。
  2. 【請求項2】 鋼板を筒状に成形し、この筒状鋼板の幅
    方向の中間部を、プレス加工により環状に隆起させて環
    状凸部を形成した後、当該環状凸部をその全周にわたっ
    て等間隔にプレスして凹ませることにより、凸状の断面
    を有する複数の歯部を形成したことを特徴とするパルサ
    ーリングの製造方法。
JP18773093A 1993-07-29 1993-07-29 パルサーリング及びその製造方法 Withdrawn JPH0740818A (ja)

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JP18773093A JPH0740818A (ja) 1993-07-29 1993-07-29 パルサーリング及びその製造方法

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JPH0740818A true JPH0740818A (ja) 1995-02-10

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ID=16211183

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JP18773093A Withdrawn JPH0740818A (ja) 1993-07-29 1993-07-29 パルサーリング及びその製造方法

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JP (1) JPH0740818A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09133154A (ja) * 1995-09-13 1997-05-20 Fichtel & Sachs Ag パルス発生器付摩擦クラッチ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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Legal Events

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A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20001003