JPH0740750U - プリフォームロッド用自動洗浄装置 - Google Patents

プリフォームロッド用自動洗浄装置

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JPH0740750U
JPH0740750U JP7476993U JP7476993U JPH0740750U JP H0740750 U JPH0740750 U JP H0740750U JP 7476993 U JP7476993 U JP 7476993U JP 7476993 U JP7476993 U JP 7476993U JP H0740750 U JPH0740750 U JP H0740750U
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JP
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tank
liquid
cleaning
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preform
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JP7476993U
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Inventor
幹男 田中
直幸 斉藤
勇 桜井
Original Assignee
昭和電線電纜株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プリフォームロッドの自動洗浄装置におい
て、安定した作業条件を確保し、又、洗浄液による作業
員に対する危険性を回避し、更に作業性を改善しかつコ
ストの低減を図る。 【構成】 円筒体の水槽部20を隔壁により4つに分割
し、エッチング槽21、第1、第2水洗槽22、23及
び放流水洗槽24とする。又、各槽に濃度センサー2
7、28、29を配設する。プリフォームロッド14を
油圧シリンダー43及び第2モーター42の作動により
各槽に移送すると共に第1モーター41により各槽内で
回転させることによりエッチング及び水洗を行い、放流
水洗槽24では噴射ノズル25から純水を噴出して仕上
げ洗浄を行う。これらの作業はコントローラー60に予
め入力されたデータに基づき自動的に制御する。尚、水
槽部20等はすべてカバー装置50により密閉し、作業
員をフッ酸から隔離し、安全性を確保する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、光ファイバーの母材であるプリフォームロッドの自動洗浄装置に関 する。
【0002】
【従来の技術】
光ファイバーの製造においては、先ずプリフォームロッドと称される、例えば 外径10〜60mm、長さ300〜1000mm程度の円柱状のガラス棒を作製 する。次に線引き工程にて紡糸を行い光ファイバーを製造すると共に、直ちにそ の表面を保護するための樹脂を塗布する。更に光ファイバーの取扱性を容易にす るため、その上をプラスチック材料で被覆することにより光ファイバー心線を得 ている。
【0003】 上記のプリフォームロッドを作製する方法には、内付け法、外付け法、軸付け 法、プラズマ法等が知られているが、一般的にこれらいずれの製造方法において も最終工程ではプリフォームロッド表面の不純物を除去するため、又はコアとク ラッドの比率を調整するためエッチング又は洗浄が行なわれる。
【0004】 従来、これらプリフォームロッドの洗浄は次のように行われていた。図5に示 すように、プリフォームロッド1に取り付けられたダミーロッド部2にエッチン グ防止のため耐エッチングテープを巻き付ける。これはダミーロッド部2を再利 用するためである。次に、プリフォームロッド1を塩ビパイプ3の中に挿入する 。次に塩ビパイプ3の中へフッ化水素酸(以下フッ酸と称する)を注入し、塩ビ パイプ3を蓋部材4により密封する。次に塩ビパイプ3を回転装置5により所定 時間回転しプリフォームロッド1のエッチングを行う(例えば0.5mmのエッ チングに約2〜3時間かける)。
【0005】 尚、回転装置5は、回転軸6を備えた駆動モーター7、回転軸6に所定の間隔 をおいて取り付けられた駆動ギア8、8、及び駆動ギア8、8に巻回された駆動 ベルト9、9から概略構成され、これら駆動ベルト9、9に塩ビパイプ3が掛け 渡され、駆動モーター7の駆動力により塩ビパイプ3を回転する。これは、フッ 酸によるプリフォームロッドのエッチングを万遍なく行うためである。
【0006】 エッチングの終了後、塩ビパイプ3内のフッ酸を保管容器に戻し、プリフォー ムロッド1の水洗を行う。また、同時にダミーロッド部2の耐エッチングテープ を除去して、洗浄作業を終了する。
【0007】 尚、エッチングに使用される上記のフッ酸は、有毒性を有し、かつ空気中で発 煙する性質を備えているため、取り扱いには十分な注意が要求される。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
上述のようなプリフォームロッドの洗浄作業においては、エッチング及び水洗 作業に用いるフッ酸及び水の濃度管理を行うことが困難なため安定した作業条件 を確保できないという問題があった。
【0009】 また、フッ酸を用いて作業員による直接的な手作業を行っているため、作業員 にとって非常に危険な作業となっていた。
【0010】 更に、プリフォームロッドが塩ビパイプ内に横置きされた状態でエッチングが 行われるため、ダミーロッド部にエッチング防止対策が必要となり、作業性及び コスト的に問題があった。
【0011】 従って、本考案の目的は、安定した作業条件が確保でき、又、洗浄作業に伴う 作業員に対する危険性を回避でき、更に作業性及びコストの問題を克服できるプ リフォームロッド用自動洗浄装置を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】 上記目的は本考案に係るプリフォームロッド用自動洗浄装置にて達成される。 要約すれば、本考案は、光ファイバーの母材たるプリフォームロッドの自動洗浄 装置において、液種の異なるプリフォームロッド用洗浄液を貯液及び噴出するた めの複数の液槽と、該複数の液槽にプリフォームロッドを移送すると共に前記液 槽内にてプリフォームロッドを回転するための移送回転手段と、前記複数の液槽 及び前記移送回転手段を密閉するカバー装置と、前記移送回転手段及び洗浄液の 前記複数の液槽への供給を自動的に制御する制御装置とを有し、前記複数の液槽 には洗浄液の濃度を検知する濃度センサーを具備することを特徴とするプリフォ ームロッド用自動洗浄装置である。
【0013】 また、本考案の他の態様によれば、光ファイバーの母材たるプリフォームロッ ドの自動洗浄装置において、プリフォームロッドを洗浄するための単一の本水槽 と、洗浄液の濃度を検知する濃度センサーを具備し液種の異なる洗浄液を貯液す る複数の液槽と、該複数の液槽から前記本水槽に洗浄液を供給排出する給排手段 と、前記本水槽内にプリフォームロッドを回転自在に支持する回転支持手段と、 該回転支持手段及び前記給排手段を自動的に制御する制御装置とを有することを 特徴とするプリフォームロッド用自動洗浄装置を提供する。
【0014】
【実施例】
以下、本考案に係るプリフォームロッド用自動洗浄装置の実施例を図面に則し て更に詳しく説明する。
【0015】 プリフォームロッド用自動洗浄装置10は、図1及び2に示すように、床部材 12上に載置され、プリフォームロッド14を洗浄するための4分割された水槽 部20、プリフォームロッド14を4つの水槽間を移送し、かつ回転するための 移送回転手段40、及び全体の動作を制御するためのコントローラー60から概 略構成されている。
【0016】 水槽部20は隔壁により4分割された円筒体からなり、時計回りにエッチング 槽21、第1水洗槽22、第2水洗槽23及び放流水洗槽24とされている。エ ッチング槽21には50%濃度のフッ酸が注入されており、第1及び第2水洗槽 22、23には水が満たされている。又、放流水洗槽24は、不純物含有率の低 い、いわゆる純水を噴射するための噴射ノズル25及び電磁弁26を備えている 。
【0017】 又、エッチング槽21、第1及び第2水洗槽22、23にはそれぞれフッ酸濃 度を検知するための濃度センサー27、28、29及び液面の高さを計るための レベルセンサー30、31、32が配設されており、各濃度センサー及びレベル センサーはコントローラ60に接続されている。更に各槽はフッ酸又は水を補充 するための図面に示さない補充タンクに接続されている。
【0018】 移送回転手段40は、エッチング効率を上げるため各槽内においてプリフォー ムロッド14を一定方向に回転する第1モーター41、プリフォームロッド14 を各槽間を時計回りに移送する第2モーター42、及び第2モーター42を昇降 させて同時にプリフォームロッド14を各槽内で昇降させる昇降手段、例えば油 圧モーターの駆動により昇降される複数の油圧シリンダー43を具備している。 尚、第1モーター41の回転軸41a先端にはプリフォームロッド14のダミー ロッド部15を把持するためのチャック部材48が固定されている。このとき、 プリフォームロッド14は垂直に支持され、そのダミー部15は各槽の外部に位 置されるため、洗浄液内に浸漬されないので再利用が可能である。
【0019】 図2においてより明らかなように、油圧シリンダー43の上端には第2モータ ー42を載置した基台45が水平状態に取り付けられている。第2モーター42 の回転軸42aの先端には傘歯車42bが取り付けられ、更に傘歯車42bには 床部材12、及び水槽部20の隔壁中心部分を垂直方向に貫通した回転支軸44 が取り付けられている。又、回転支軸44の先端には第1モーター41を固定す るブラケット46が設けられている。
【0020】 このように構成された移送回転手段40の作動について、プリフォームロッド 14をエッチング槽21から第1水洗槽22に移送する場合を例にとって説明す る。
【0021】 まず、エッチング槽21にてエッチング工程を終えたプリフォームロッド14 を上昇させるには油圧シリンダー43を伸長させることにより、基台45上に載 置された第2モーター42、回転支軸44、ブラケット46及び第1モーター4 1等と共に、プリフォームロッド14の下端が水槽部20の上縁20aを越える 高さまで上昇させる。次に、第2モーター42を駆動し、傘歯車42bを介して 回転支軸44を時計回りに90度回転させることにより、ブラケット46及び第 1水洗槽22の中心上方に移送する。そして、油圧シリンダー43を短縮させる ことにより、プリフォームロッド14を第1水洗槽22の内部に下降させ、第1 水洗工程が行われる。
【0022】 次の第2水洗槽23及び放流水洗槽24にプリフォームロッド14を移送する 際にも上記と同様の作用が行われる。
【0023】 また、上記の駆動部材はすべて電気的にコントローラー60に接続されており 、コントローラー60に前以て入力されたデータに基づき自動的に駆動・制御さ れる。
【0024】 ところで、プリフォームロッド14のエッチングに用いられるフッ酸は前述の ように有毒性であるため、上記の水槽部20及び回転移送手段40はカバー装置 50により密閉され、作業員から隔離された状態とされる。又、カバー装置50 の上部には蒸発したフッ酸を装置外に排出するための排出管51が接続され、更 に排出管51には排気ファン52が取り付けられ、蒸発したフッ酸を効率よく排 出できる構成となっている。又、エッチング槽23及び放流水洗槽24に対向し た、カバー装置50の垂直面にはドア部材53が開放自在に取り付けられており 、プリフォームロッド14の把持部への着脱作業を可能としている。即ち、プリ フォームロッド14の着脱作業時以外はカバー装置50によって水槽部20は密 閉状態とされる。
【0025】 次に以上のように構成された自動洗浄装置10の動作について図1及び図2を 参照して説明する。
【0026】 まず、カバー装置50のドア部材53を開放して、あらかじめ用意されたプリ フォームロッド14のダミーロッド部15をチャック部材48に把持させること により第1モーター41の駆動によるプリフォームロッド14の回転を可能とす る。このとき、チャック部材48は作業を効率よく実施するためエッチング槽2 1中央の上方に位置しているのが好ましい。
【0027】 次にドア部材53を閉鎖した後、下記のような自動運転を開始する。即ち、レ ベルセンサー30、31、32からコントローラー60への信号を介して図面に 示さないポンプを自動発停することにより、エッチング槽21には50%濃度フ ッ酸を、第1及び第2水洗槽22、23には水をそれぞれの補充タンクから所定 レベルまで供給する。
【0028】 次に、油圧シリンダー43を短縮させてプリフォームロッド14をエッチング 槽21内に下降させ、フッ酸に浸漬する。この時のエッチング時間は経験的に得 られた時間をあらかじめコントローラー60に設定した時間である。また、この 時、エッチング効率をよくするため、プリフォームロッド14は第1モーター4 1の駆動により矢印方向に回転され、フッ酸との単位時間当りの接触量の増大が 図られる。
【0029】 所定のエッチング時間が経過すると、プリフォームロッド14は、油圧シリン ダー43が伸長して回転支軸44が上昇することにより、エッチング槽21から 引上げられる。次に第2モーター42の駆動により、プリフォームロッド14は エッチング槽21の上方から第1水洗槽22の上方に回動され、更に油圧シリン ダー43が短縮することにより、第1水洗槽22内の水に浸漬され、水洗洗浄が なされる。尚、プリフォームロッド14がエッチング槽21の上方から第1水洗 槽22の上方に回動する際には、プリフォームロッド14から周辺へのフッ酸の 飛散をなくすため、第1モーター41の駆動を停止し、プリフォームロッド14 の回転を停止するのが好ましい。
【0030】 次に、プリフォームロッド14は第1水洗槽22における所定時間の第1水洗 工程を終了後、以下、上記と同様にして、第2水洗槽23に移送されて第2水洗 工程が実施され、更に、プリフォームロッド14は放流水洗槽24に移送され、 噴射ノズル25から噴射された純水による仕上げ洗浄が施される。
【0031】 以上の全動作は、予めコントローラー60に入力されたプログラムに基づき制 御される。
【0032】 仕上洗浄が終了したプリフォームロッド14は、排気ファン52を駆動して装 置内の雰囲気が人体に無害であることが確認された後、チャック部材48から取 り外され、光ファイバー製造の次の工程である線引き工程を行うため適宜手段に より移送される。
【0033】 尚、上記のエッチング槽、第1及び第2水洗槽に超音波素子をそれぞれ配設し て、プリフォームロッドの洗浄中に各液体に超音波振動を付与することにより、 洗浄効率を改善することが出来る。
【0034】 また、エッチング槽に加熱用電気ヒーターを付設することによりフッ酸とプリ フォームロッドとの反応速度を調節することもできる。
【0035】 本実施例における自動洗浄装置は水槽部が円筒体を4分割し、エッチング槽、 第1、第2水洗槽、及び放流水洗槽としたことにより、省スペースのコンパクト な構成とすることが可能となった。
【0036】 尚、水槽部の変形例として、例えば図3に示すように、エッチング槽21’、 第1、第2水洗槽22’、23’及び放流水洗槽24’を直列に配置する構成と することもできる。このような直列配置の水槽部を自動洗浄装置に適用した場合 においても、移送回転手段の構成を適宜変更することにより、プリフォームロッ ドの自動洗浄を可能とすることができる。
【0037】 次に、本考案によるプリフォームロッド用自動洗浄装置の他の実施例を、図4 を参照して説明する。
【0038】 同図に示すように、本実施例による自動洗浄装置70は洗浄を行うための本水 槽72、本水槽72の上方に配置されプリフォームロッド14を回転するための モーター74を備えている。モーター74の回転軸74aにはプリフォームロッ ド14のダミーロッド15を把持するためのチャック部材75が固定されている 。
【0039】 本水槽72は電磁弁SV1、SV2、SV3を介してそれぞれフッ酸槽80、 第1水洗槽82、第2水洗槽84に連通され、更に各槽80、82、84はポン プP1、P2、P3を介して本水槽72に連通されている。このように配管する ことにより各槽内の液体を本水槽に送液し、かつ本水槽内の液体を各槽に還流さ せることができる。
【0040】 また、本水槽72には純水を供給する配管が電磁弁SV5を介して接続されて おり、また、本水槽72内の純水を電磁弁SV4を介して槽外に放流するための 配管が接続されている。
【0041】 更に、本水槽72には槽内の液面を検知するためのハイレベルセンサーH、及 びローレベルセンサーLが配設され、両レベルセンサーH、Lはそれらの信号が コントローラー90に入力されるように接続されている。又、フッ酸槽80、第 1水洗槽82、第2水洗槽84にはそれぞれ槽内の液面を検知する図面に示さな いレベルセンサー及び槽内の液体の濃度即ち汚れ具合を検知する図面に示さない 濃度センサーが配設されており、各センサーの信号はコントローラー90に入力 されるように構成されている。
【0042】 また、コントローラー90には本水槽内における各洗浄時間がキーボード92 より入力され、この入力データに基づき各洗浄時間が制御される。
【0043】 自動洗浄装置70の上記構成部材は、コントローラー90及びキーボード92 を除き、すべてカバー装置94により密閉されている。又、カバー装置94の上 部には蒸発したフッ酸を装置外に排出するための排出管95が接続され、更に蒸 発したフッ酸を効率よく排出するため排気ファン96が介装されている。
【0044】 次に、以上のように構成されたプリフォームロッド用自動洗浄装置の動作につ いて説明する。
【0045】 先ず、あらかじめ用意されたプリフォームロッド14をそのダミーロッド部材 15をチャック部材75に把持させることによりモーター74の駆動により本水 槽72内にて回転可能とする。
【0046】 次にポンプP1を駆動してフッ酸槽80内の50%濃度フッ酸を本水槽72に する。このとき、ハイレベルセンサーHが液面を検知するまでフッ酸を供給する 。モーター74を駆動してプリフォームロッド14を回転し、所定時間フッ酸に よる洗浄を行う。尚、このとき電磁弁SV1〜SV4は閉状態とされている。所 定時間経過後、電磁弁SV1を開としてフッ酸を本水槽72からフッ酸槽80に 戻す。
【0047】 以上と同様な手順で第1水洗及び第2水洗を行い、最終工程として、電磁弁5 を開とし、純水を噴射ノズルを介してプリフォームロッド14に所定時間噴射し て仕上水洗とする。尚、仕上水洗用として噴射された純水は電磁弁SV4を介し て放流される。
【0048】 尚、以上の工程中において、各液槽80、82、84の液体濃度及び液量は各 濃度センサー及びレベルセンサーによって管理するとともに各液槽の汚れもなど も管理する。
【0049】 また、上記の本水槽に超音波素子を配設して、プリフォームロッドの洗浄中に 各液体に超音波振動を付与することにより、洗浄効率を改善することができる。 更に、本水槽に加熱用電気ヒーターを付設することによりフッ酸とプリフォー ムロッドとの反応速度を調節することもできる。
【0050】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように、本考案によるプリフォームロッド用自動洗浄 装置を、液種の異なるプリフォームロッド用洗浄液を貯液及び噴出するための複 数の液槽と、該複数の液槽にプリフォームロッドを移送すると共に前記液槽内に てプリフォームロッドを回転するための移送回転手段と、前記複数の液槽及び前 記移送回転手段を密閉するカバー装置と、前記移送回転手段及び洗浄液の前記複 数の液槽への供給を自動的に制御する制御装置とを有し、前記複数の液槽には洗 浄液の濃度を検知する濃度センサーを具備する構成としたことにより、プリフォ ームロッドの液槽間の移送及び液槽内での回転、洗浄液の各液槽への供給、及び 液槽内の洗浄液濃度を制御装置によって自動的に制御することができ、各液槽内 での洗浄作業時間を安定的に管理することができる。従って、プリフォームロッ ドの再洗浄の必要をなくすることができ、生産効率を大幅に改善できる。また、 直接手作業がなくなるため、特に有毒性の洗浄液、即ちフッ酸に対する安全性が 確保できる。更に、プリフォームロッドのダミーロッド部は洗浄液に侵されない ので、エッチング防止対策が不要となり、作業性を改善できかつ及びコストを低 減できる。
【0051】 また、本考案によるプリフォームロッド用自動洗浄装置を、プリフォームロッ ドを洗浄するための単一の本水槽と、洗浄液の濃度を検知する濃度センサーを具 備し液種の異なる洗浄液を貯液する複数の液槽と、該複数の液槽から前記本水槽 に洗浄液を供給排出する給排手段と、前記本水槽内にプリフォームロッドを回転 自在に支持する回転支持手段と、該回転支持手段及び前記給排手段を自動的に制 御する制御装置とを有する構成とすることによっても、上記と同様な作用及び効 果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案によるプリフォームロッド用自動洗浄装
置の一実施例を示す一部切欠き斜視図である。
【図2】図1の自動洗浄装置の断面図である。
【図3】図1の自動洗浄装置の水槽部の変形例を示す説
明図である。
【図4】本考案によるプリフォームロッド用自動洗浄装
置の他の実施例を示す説明図である。
【図5】従来のプリフォームロッドの洗浄装置を示す説
明図である。
【符号の説明】
14 プリフォームロッド 20 液槽部 21 エッチング槽 22 第1水洗槽 23 第2水洗槽 24 放流水洗槽 27 濃度センサー 28 濃度センサー 29 濃度センサー 30 レベルセンサー 31 レベルセンサー 32 レベルセンサー 40 移送回転手段 41 第1モーター 42 第2モーター 43 油圧シリンダー 50 カバー装置 52 排気ファン 60 コントローラー(制御装置) 72 本水槽 74 モーター 80 フッ酸槽 82 第1水洗槽 84 第2水洗槽 90 コントローラー(制御装置) 94 カバー装置

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ファイバーの母材たるプリフォームロ
    ッドの自動洗浄装置において、液種の異なるプリフォー
    ムロッド用洗浄液を貯液及び噴出するための複数の液槽
    と、該複数の液槽にプリフォームロッドを移送すると共
    に前記液槽内にてプリフォームロッドを回転するための
    移送回転手段と、前記複数の液槽及び前記移送回転手段
    を密閉するカバー装置と、前記移送回転手段及び洗浄液
    の前記複数の液槽への供給を自動的に制御する制御装置
    とを有し、前記複数の液槽には洗浄液の濃度を検知する
    濃度センサーを具備することを特徴とするプリフォーム
    ロッド用自動洗浄装置。
  2. 【請求項2】 光ファイバーの母材たるプリフォームロ
    ッドの自動洗浄装置において、プリフォームロッドを洗
    浄するための単一の本水槽と、洗浄液の濃度を検知する
    濃度センサーを具備し液種の異なる洗浄液を貯液する複
    数の液槽と、該複数の液槽から前記本水槽に洗浄液を供
    給排出する給排手段と、前記本水槽内にプリフォームロ
    ッドを回転自在に支持する回転支持手段と、該回転支持
    手段及び前記給排手段を自動的に制御する制御装置とを
    有することを特徴とするプリフォームロッド用自動洗浄
    装置。
JP7476993U 1993-12-28 1993-12-28 プリフォームロッド用自動洗浄装置 Pending JPH0740750U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006143557A (ja) * 2004-11-24 2006-06-08 Asahi Glass Co Ltd 酸化ビスマス系光ファイバ製造方法

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