JPH0740669Y2 - トラクタのエンジンブレーキ - Google Patents

トラクタのエンジンブレーキ

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JPH0740669Y2
JPH0740669Y2 JP4257188U JP4257188U JPH0740669Y2 JP H0740669 Y2 JPH0740669 Y2 JP H0740669Y2 JP 4257188 U JP4257188 U JP 4257188U JP 4257188 U JP4257188 U JP 4257188U JP H0740669 Y2 JPH0740669 Y2 JP H0740669Y2
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JP
Japan
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tractor
brake
exhaust
vehicle
engine
Prior art date
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JP4257188U
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眞哉 松浦
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Mitsubishi Motors Corp
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Mitsubishi Motors Corp
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  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はトラクタのエンジンブレーキに関するものであ
る。
(従来の技術) 従来から、往復動内燃エンジンを有する車両のエンジン
ブレーキには、ピストン圧縮行程上死点近傍にて、燃焼
室内の圧縮気体を流体せしめて車両を減速させるエンジ
ンブレーキ(以下、混同を避けるためにパワータードエ
ンジンブレーキと記す)と、燃焼室内の排気を排出する
排気管内にバタフライ弁を設け、該バタフライ弁により
排気系を閉塞せしめて車両を減速させる排気ブレーキと
があり、トレーラを牽引するトラクタは制動力を強力に
する必要から、上記パワータードエンジンブレーキと排
気ブレーキとを両方備え、両方を共に使用することによ
り、該トラクタ及びトレーラよりなる所謂連結車の制動
距離の短縮を図っている。
(考案が解決しようとする課題) ところが、トラクタ単車時、すなわち、トラクタが被牽
引車たるトレーラを牽引しない場合においても、該トラ
クタには、上記パワータードエンジンブレーキと排気ブ
レーキとが共に働いてしまうために、エンジンブレーキ
が効き過ぎて、ディファレンシャルギヤに多大な負荷が
かかってしまい、該ディファレンシャルギヤが損傷して
しまう畏れがある。また、トレーラ牽引時においても、
該トラクタが発進段(トラクタの場合は概ね2速が発進
段)を選択した場合に、該パワータードエンジンブレー
キと排気ブレーキとが同時に作動すると、上記と同様に
エンジンブレーキが効き過ぎて、ディファレンシャルギ
ヤに多大な負荷がかかってしまい。該ディファレンシャ
ルギヤが損傷してしまう畏れがある。
本考案の目的はトラクタ単車時、及びトレーラ牽引時の
トラクタが発進段を選択した場合に、排気ブレーキを作
動させないようにして、エンジンブレーキの効き過ぎを
防止し、ディファレンシャルギヤの保護を図るトラクタ
のエンジンブレーキを提供することにある。
(課題を解決するための手段) 本考案のトラクタのエンジンブレーキは上記目的を達成
するために、トラクタ単車時には、排気ブレーキを作動
させないようにし、さらに、トレーラ牽引時において
も、トラクタの変速機が発進段を選択された場合には、
排気ブレーキを作動させないよう構成したことを特徴と
している。
(作用) 本考案によれば、トラクタ単車時、及びトレーラ牽引時
のトラクタが発進段を選択した場合には、排気ブレーキ
が作動せず、エンジンブレーキの効き過ぎが防止される
ようになり、ディファレンシャルギヤに多大な負荷がか
かることが抑えられ、ディファレンシャルギヤの損傷の
畏れが回避されるようになる。
(実施例) 以下本考案の実施例を図面を参照しなが説明する。図は
本考案の一実施例に係るトラクタのエンジンブレーキを
作動させる電気回路図である。同図において、1は一端
がアースされる24ボルトのバッテリー、2はイグニショ
ンスイッチがオンになるとオンとなるスタータスイッ
チ、3,4はヒューズ、5はアクセルペダルから足を離す
とオンとなるマイクロスイッチ、6はマニュアルでオン
オフされるパワータードエンジンブレーキ用スイッチ、
7はクラッチから足を離すとオンとなるクラッチスイッ
チをそれぞれ示しており、これらスイッチは直列に接続
され、3個ともオンすることがエンジンブレーキを作動
させる条件となっている。8はこの3個のスイッチに連
結され、後述するパワータードマグネットバルブのオン
オフを制御するパワータードエンジンブレーキ用コント
ローラ(以下単にコントローラと記す)、9,10は該コン
トローラ8にそれぞれ連結されるタコメータとタコセン
サをそれぞれ示しており、エンジン低回転時(本実施例
においては600rpm)におけるパワータードエンジンブレ
ーキの効き過ぎによるエンストを防止するために、該コ
ントローラ8に、タコメータ9、タコセンサ10からエン
ジン回転数がこの低回転数以下であるという信号が入力
された場合には、該コントローラ8の入力端子aと出力
端子bとの間が遮断されるようになっている。11はコン
トローラ8と前記ヒューズ4とを連結し、キヤニュート
ラルでオンとなるインターロックスイッチを示してお
り、このオン信号がコントローラ8に入力されたなら
ば、入力端子aと出力端子bとの間が遮断されるように
なっている。12はピストン圧縮行程上死点近傍にて、燃
焼室内の圧縮気体を流出せしめるパワータードエンジン
ブレーキ用マグネットバルブ(以下単にパワータードマ
グネットバルブと記す)のその作動を司るパワータード
コイルで、該パワータードコイル12に電流が流れると、
パワータードマグネットバルブが開成するようになって
いる。13はパワータードエンジンブレーキ作動中を点灯
により示す一端がアースされるパワータードパイロット
ランプ、14は前記コントローラ8に連結され、マニュア
ルによりオンオフされる排気ブレーキスイッチ、15は方
向制御を行うダイオード、16はトラクタの変速機が発進
段(本実施例においては2速)となった時にオフとなる
発進段検出スイッチ、17は励磁コイル18と該コイル18に
より励磁されるスイッチ19とからなるパワーリレーをそ
れぞれ示しており、20は一端がスイッチ19に、他端がア
ース地面にそれぞれ連結され、排気管内のバタフライ弁
の開閉を行う排気ブレーキ用マグネットバルブのその作
動を司る排気ブレーキコイルで、該排気ブレーキコイル
20に電流が流れると、バタフライ弁が閉となるようにな
っている。21は一端がアースに、他端が前記パワーリレ
ー17のコイル18にそれぞれ連結され、トレーラ連結時に
オンとなるトレーラ連結指示スイッチを示している。22
は一端が、ダイオード23を介して前記排気ブレーキコイ
ル20に連結され、低温始動時にオンとなるコールドスタ
ータスイッチで、該コールドスタータスイッチ22がオン
となると、排気ブレーキコイル20に電流が流れてバタフ
ライ弁が閉となり、低温始動時における不完全燃焼によ
る白煙排気が控えられるようになっている。24は一端が
ダイオード23に、他端がアース地面にそれぞれ連結さ
れ、点灯により排気ブレーキ作動中を表示せしめる排気
ブレーキパイロットランプを示している。
なお、25,26はダイオードを、cはフラッシャリレー
を、dはストップランプ断線センサをそれぞれ示してい
る。
このように、本実施例のトラクタのエンジンブレーキの
電気回路図は、従来にない部分、すなわち図における点
線で囲まれる部分を有しているので、次のような作用・
効果がある。
まず、トラクタ単車時に、スタータスイッチ2、マイク
ロスイッチ5、エンジンブレーキ用スイッチ6、クラッ
チスイッチ7が共にオンされると、バッテリー1から電
流が、上記順序で各スイッチを流れて、コントローラ8
に到達するので、パワータードエンジンブレーキが働く
こととなる。ところが、トレーラを連結していないと、
トレーラ連結指示スイッチ21はオンとならず、パワーリ
レー17のスイッチ19は励磁されないので、スイッチ19、
排気ブレーキコイル20には電流は流れず、排気ブレーキ
の方は作動しないこととなる。
すなわち、トラクタ単車時には、排気ブレーキは働かず
にパワータードエンジンブレーキのみが働くようになる
ので、エンジンブレーキの効き過ぎが抑えられて、ディ
ファレンシャルギヤに多大な負荷がかかることがなくな
り、該ディファレンシャルギヤの損傷の畏れが回避され
るようになる。
また、トレーラ牽引時に、スタータスイッチ2、マイク
ロスイッチ5、エンジンブレーキ用スイッチ6、クラッ
チスイッチ7が共にオンされると、バッテリー1から電
流が、上記順序で各スイッチを流れて、コントローラ8
に到達するので、パワータードエンジンブレーキが、ト
ラクタ単車時と同様に働くこととなる。一方、トレーラ
を連結していると、トレーラ連結指示スイッチ21がオン
となり、パワーリレー17のスイッチ19が励磁されて、発
進段検出スイッチ16、スイッチ19、排気ブレーキコイル
20に電流が流れるようになるので、上記パワータードエ
ンジンブレーキと共に、排気ブレーキも作動するように
なる。
すなわち、トレーラ牽引時には、パワータードエンジン
ブレーキと共に、排気ブレーキも作動するようになるの
で、従来と同様な、連結車に要求される強力なエンジン
ブレーキが働くようになる。
さらにまた、トレーラ牽引時に、トラクタの変速機が発
進段(本実施例においては2速)となると、発進段検出
スイッチ16がオフになり、スイッチ19、排気ブレーキコ
イル20に電流が流れなくなるので、パワータードエンジ
ンブレーキは作動するが、排気ブレーキは働かなくな
る。
すなわち、トレーラ牽引時においても、該トラクタが発
進段(本実施例においては2速)を選択した場合には、
排気ブレーキは働かずにパワータードエンジンブレーキ
のみが働くようになるので、エンジンブレーキの効き過
ぎが抑えられて、ディファレンシャルギヤに多大な負荷
がかかることがなくなり、該ディファレンシャルギヤの
損傷の畏れが回避されるようになる。
なお、本考案は上記実施例に限定されるものではなく、
その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
(考案の効果) 以上のように本考案によれば、トラクタのエンジンブレ
ーキをトラクタ単車時には、排気ブレーキを作動させな
いようにし、さらに、トレーラ牽引時においても、トラ
クタの変速機が発進段を選択された場合には、排気ブレ
ーキを作動させないよう構成したので、エンジンブレー
キの効き過ぎが防止されて、ディファレンシャルギヤに
多大な負荷がかかることがなくなり、ディファレンシャ
ルギヤの損傷を回避し得るトラクタのエンジンブレーキ
となる。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の一実施例に係るトラクタのエンジンブレー
キを作動させる電気回路図である。 8……パワータードエンジンブレーキ用コントローラ、
12……パワータードコイル、16……発進段検出スイッ
チ、17……パワーリレー、20……排気ブレーキコイル、
21……トレーラ連結指示スイッチ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】往復動内燃エンジンのピストン圧縮行程上
    死点近傍にて、燃焼室内の圧縮気体を流出せしめて車両
    を減速させるパワータードエンジンブレーキと、前記燃
    焼室内の排気を排出する排気管を閉塞せしめて車両を減
    速させる排気ブレーキとを備え、トラクタ単車時、また
    はトレーラ牽引時に、前記パワータードエンジンブレー
    キ及び前記排気ブレーキを共に作動させて、前記トラク
    タ、または前記トラクタ及び前記トレーラよりなる連結
    車の制動を行うトラクタのエンジンブレーキにおいて、
    前記トラクタ単車時には、前記排気ブレーキを作動させ
    ないようにし、さらに、前記トレーラ牽引時において
    も、前記トラクタの変速機が発進段を選択された場合に
    は、前記排気ブレーキを作動させないよう構成したこと
    を特徴とするトラクタのエンジンブレーキ。
JP4257188U 1988-03-30 1988-03-30 トラクタのエンジンブレーキ Expired - Lifetime JPH0740669Y2 (ja)

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JPH01145956U JPH01145956U (ja) 1989-10-06
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