JPH0740630A - 電子機器のファン音マスキング装置 - Google Patents

電子機器のファン音マスキング装置

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Publication number
JPH0740630A
JPH0740630A JP5208823A JP20882393A JPH0740630A JP H0740630 A JPH0740630 A JP H0740630A JP 5208823 A JP5208823 A JP 5208823A JP 20882393 A JP20882393 A JP 20882393A JP H0740630 A JPH0740630 A JP H0740630A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fan
sound
signal
fan sound
speaker
Prior art date
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Pending
Application number
JP5208823A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuyoshi Kobayashi
光由 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP5208823A priority Critical patent/JPH0740630A/ja
Publication of JPH0740630A publication Critical patent/JPH0740630A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構造であると共にファンの排気能力を
損なうことなくファン音を低減可能にする。 【構成】 ファン音マスキング装置は、筐体1の外面1
eに設置されると共に筐体1内の空気を排気するファン
2に対するファン音マスキング装置であって、ファン2
に近接して設けられると共にファン2の近傍の音2gを
電気信号3hに変換するマイクロホン3と、ファン2で
発生したファン音12に基づくファン音信号10を電気
信号3hから抽出するファン音信号抽出回路4と、ファ
ン音信号10と逆位相の逆位相信号11を発生する逆位
相信号発生回路5と、逆位相信号11をマスク音13に
変換してファン音12と同方向へ放出するスピーカ6と
を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子機器のファン音を
低減するためのファン音マスキング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】像形成装置等の電子機器では、筐体内の
温度上昇を抑えるためにファンを設けて、筐体内の空気
を強制的に排気している。このファンから発生する音
(以下「ファン音」という。)が騒音となるので、ファ
ン音を低減する装置等が各種提案されている。例えば、
空気の通路を構造的に改良したもの(特開昭63-111077
号公報)、ファンに穴をあける等の処理で振動の共振周
波数を高くするもの(実開昭61-130435 号公報)、ファ
ンの風量制御を行うもの(実開平3-36861 号公報)等が
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の従来の装置等は、いずれも構造が複雑であり、しかも
ファンの排気能力を損なうものであった。
【0004】
【発明の目的】そこで、本発明の目的は、簡単な構造で
あると共にファンの排気能力を損なうことなくファン音
を低減可能な電子機器のファン音マスキング装置を提供
することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係るファン音マ
スキング装置は、上記目的を達成するためになされたも
のであり、電子機器の筐体の外面に設置されると共に筐
体内の空気を排気するファンに対するファン音マスキン
グ装置であって、前記ファンに近接して設けられると共
に前記ファンの近傍の音を電気信号に変換するマイクロ
ホンと、前記ファンで発生したファン音に基づくファン
音信号を前記電気信号から抽出するファン音信号抽出回
路と、前記ファン音信号と逆位相の逆位相信号を発生す
る逆位相信号発生回路と、前記逆位相信号をマスク音に
変換して前記ファン音と同方向へ放出するスピーカとを
備え、前記スピーカは、前記ファンの設置された前記外
面に前記ファンと近接して設けられたものである。
【0006】また、前記ファン音信号は、予め定められ
た波長λから成る正弦波信号であって、前記ファン音を
構成する多数の純音のうち騒音として感じられる純音で
あり、且つ、前記ファンと前記スピーカとの距離は、前
記波長λよりも十分に小さいものとしてもよい。
【0007】さらに、前記スピーカと前記ファンとが密
接されているもの、又は、前記スピーカと前記マイクロ
ホンとが密接されているものとしてもよい。
【0008】
【作用】ファンではモータ音等のファン音が発生する。
ファン音は雑音と共にマイクロホンで拾われて電気信号
に変換される。この電気信号の中から、ファン音信号抽
出回路によって、ファン音に基づくファン音信号が取り
出される。ファン音信号は、例えば、ファン音を構成す
る多数の純音のうち騒音として感じられる純音から成る
信号である。続いて、逆位相信号発生回路によってファ
ン音信号と逆位相の逆位相信号が作り出される。逆位相
信号はスピーカによってマスク音に変換されファン音と
同方向へ放出される。マスク音は、ファン音と逆位相と
なっているので、ファン音と互いに打ち消し合う。この
ように、ある音の大きさが他の音の存在によって減少す
る現象をマスキングという。
【0009】
【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。図1は本発明の一実施例を示すブロック構成図、図
2は本発明の一実施例のファン音信号と逆位相信号との
波形図である。
【0010】ファン音マスキング装置は、像形成装置等
の電子機器の筐体1の外面1eに設置されると共に筐体
1内の空気を排気するファン2に対するファン音マスキ
ング装置であって、ファン2に近接して設けられると共
にファン2の近傍の音2gを電気信号3hに変換するマ
イクロホン3と、ファン2で発生したファン音12に基
づくファン音信号10を電気信号3hから抽出するファ
ン音信号抽出回路4と、ファン音信号10と逆位相の逆
位相信号11を発生する逆位相信号発生回路5と、逆位
相信号11をマスク音13に変換してファン音12と同
方向へ放出するスピーカ6とを備え、スピーカ6は、フ
ァン2の設置された外面1eにファン2と近接して設け
られたものである。
【0011】ファン音信号10は、予め定められた波長
λから成る正弦波信号であって、ファン音12を構成す
る多数の純音のうち騒音として感じられる純音としてい
る。ファン音信号抽出回路4は、音2gからファン音信
号10を抽出するためのフィルタ回路で構成されてい
る。
【0012】マスキングの効果を高めるには、ファン2
とスピーカ6との距離Lが、波長λよりも十分に小さい
ことが望ましく、できればスピーカ6とファン2とを密
接することが望ましい。
【0013】ラグタイムを小さくするために、スピーカ
6とマイクロホン3とが密接されていることが望まし
い。ファン音信号抽出回路4又は逆位相信号発生回路5
には、ファン音12が発生してからマスク音13が発生
するまでのラグタイムを考慮して、ファン音12とマス
ク音13との位相を逆にする機能を有するものとしても
よい。
【0014】次に本発明の一実施例の動作を説明する。
【0015】ファン2ではモータ音等のファン音12が
発生する。ファン音12は雑音と共に音2gとしてマイ
クロホン3で拾われて電気信号3hに変換される。電気
信号3hの中から、ファン音信号抽出回路4によって、
ファン音12に基づくファン音信号10が取り出され
る。続いて、逆位相信号発生回路5によってファン音信
号10と逆位相の逆位相信号11が作り出される。逆位
相信号11はスピーカ6によってマスク音13に変換さ
れファン音12と同方向へ放出される。マスク音13
は、ファン音12と逆位相となっているので、ファン音
12と互いに打ち消し合う。
【0016】ファン音の山部分12aがファン音信号の
山部分10aとなり、ファン音信号の山部分10aが逆
位相信号の谷部分11aとなり、逆位相信号の谷部分1
1aがマスク音の谷部分13aとなることにより、ファ
ン音の山部分12aとマスク音の谷部分13aとが互い
に打ち消し合う。同様に、ファン音の谷部分12bとマ
スク音の山部分13bとが互いに打ち消し合う。
【0017】なお、ファン音信号10はひずみ波等であ
ってもよい。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、フ
ァン音と逆位相のマスク音をスピーカから放出するよう
にしたので、ファン音とマスク音とが打ち消し合うこと
により、ファン音を低減することができる。したがっ
て、簡単な構造であると共にファンの排気能力を損なう
ことなくファン音を低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のブロック構成図である。
【図2】本発明の一実施例の波形図である。
【符号の説明】
1 電子機器の筐体 1e 電子機器の筐体の外面 2 ファン 2g ファンの近傍の音 3 マイクロホン 3h 電気信号 4 ファン音信号抽出回路 5 逆位相信号発生回路 6 スピーカ 10 ファン音信号 11 逆位相信号 12 ファン音 13 マスク音

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子機器の筐体の外面に設置されると共
    に筐体内の空気を排気するファンに対するファン音マス
    キング装置であって、 前記ファンに近接して設けられると共に前記ファンの近
    傍の音を電気信号に変換するマイクロホンと、前記ファ
    ンで発生したファン音に基づくファン音信号を前記電気
    信号から抽出するファン音信号抽出回路と、前記ファン
    音信号と逆位相の逆位相信号を発生する逆位相信号発生
    回路と、前記逆位相信号をマスク音に変換して前記ファ
    ン音と同方向へ放出するスピーカとを備え、 前記スピーカは、前記ファンの設置された前記外面に前
    記ファンと近接して設けられたことを特徴とする電子機
    器のファン音マスキング装置。
  2. 【請求項2】 前記ファン音信号は、予め定められた波
    長λから成る正弦波信号であって、前記ファン音を構成
    する多数の純音のうち騒音として感じられる純音であ
    り、 且つ、前記ファンと前記スピーカとの距離は、前記波長
    λよりも十分に小さいことを特徴とする請求項1記載の
    電子機器のファン音マスキング装置。
  3. 【請求項3】 前記スピーカと前記ファンとが密接され
    ていることを特徴とする請求項2記載の電子機器のファ
    ン音マスキング装置。
  4. 【請求項4】 前記スピーカと前記マイクロホンとが密
    接されていることを特徴とする請求項3記載の電子機器
    のファン音マスキング装置。
JP5208823A 1993-07-31 1993-07-31 電子機器のファン音マスキング装置 Pending JPH0740630A (ja)

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JP5208823A JPH0740630A (ja) 1993-07-31 1993-07-31 電子機器のファン音マスキング装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014215663A (ja) * 2013-04-23 2014-11-17 コニカミノルタ株式会社 画像形成システム

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6311077A (ja) * 1986-06-27 1988-01-18 Dainippon Screen Mfg Co Ltd モ−タの回転制御方法
JPH0262276A (ja) * 1988-08-30 1990-03-02 Seiko Epson Corp 消音装置付プリンタ及び金銭登録機
JPH04355797A (ja) * 1991-06-03 1992-12-09 Canon Inc 装置静音化システム

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19960730