JPH0740536U - 気体封入用袋 - Google Patents
気体封入用袋Info
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- JPH0740536U JPH0740536U JP7550893U JP7550893U JPH0740536U JP H0740536 U JPH0740536 U JP H0740536U JP 7550893 U JP7550893 U JP 7550893U JP 7550893 U JP7550893 U JP 7550893U JP H0740536 U JPH0740536 U JP H0740536U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 袋内に封入した気体の放出のうえで種々の問
題があるプラスチックフィルム製の扁平な逆止弁を備え
ていても、封入気体を簡便容易に放出でき、袋を反復継
続して使用できる至便性を備えた経済的な気体封入用袋
を提供すること。 【構成】 本考案に係る気体封入用袋は、プラスチック
フィルムから成る気体充填封入用の扁平な逆止弁15を
備えたプラスチックフィルム製の気体封入用袋本体1
に、少なくとも一つの気体放出用の小孔13を開設し、
この小孔13の開設部に粘着テープ14を反復繰返して
貼着、剥離可能に貼着して上記小孔13を開閉自在に閉
塞したことを特徴としている。
題があるプラスチックフィルム製の扁平な逆止弁を備え
ていても、封入気体を簡便容易に放出でき、袋を反復継
続して使用できる至便性を備えた経済的な気体封入用袋
を提供すること。 【構成】 本考案に係る気体封入用袋は、プラスチック
フィルムから成る気体充填封入用の扁平な逆止弁15を
備えたプラスチックフィルム製の気体封入用袋本体1
に、少なくとも一つの気体放出用の小孔13を開設し、
この小孔13の開設部に粘着テープ14を反復繰返して
貼着、剥離可能に貼着して上記小孔13を開閉自在に閉
塞したことを特徴としている。
Description
【0001】
本考案は、プラスチックフィルムから成る気体充填封入用の扁平な逆止弁を備 えたプラスチックフィルム製の気体封入用袋の改良に関し、さらに詳しくは、こ の種の逆止弁を備えた、緩衝材、エアーマット、その他各種の気体封入用袋内に 充填封入された気体の放出を容易化して、使用上の種々の便宜、改善を図った気 体封入用袋に関する。
【0002】
プラスチックフィルムから成る気体充填封入用の扁平な逆止弁を使用した気体 封入用袋としては、各種の緩衝包装材、簡易座布団、エアーマット、風船玩具等 々を含めて多種多様のものが提供され、実用されており、また、使用後は、嵩高 く膨満した袋を縮小するために逆止弁から封入気体を放出している。
【0003】 然るに、この逆止弁から封入気体を放出するためには、逆止弁にストローなど の細管を挿入して袋の内外を連通させ、その状態で袋を加圧して気体を放出して いるが、細管からの気体の放出効率が悪いことは勿論のこと、細管の挿入時に薄 いプラスチックフィルムから成る逆止弁を損傷して逆止弁としての機能を失ない 、袋全体を使い捨てせざるを得ないといった極めて不経済な問題がある。
【0004】 また、上記の細管が手許にない場合は、気体の放出が殆んど不可能若しくは著 しく困難であるため使い捨てするか、或いは膨満したまゝの蒿高な状態のまゝで 持ち運んだり、輸送したり、保管したりする必要があり、その不便性は計り知れ ない程に大きい問題がある。
【0005】 本考案は、上記の問題を解決することを課題として開発されたもので、袋内に 封入した気体の放出のうえで種々の問題があるプラスチックフィルム製の扁平な 逆止弁を備えていても、封入気体を簡便容易に放出でき、袋を反復継続して使用 できる至便性を備えた経済的な気体封入用袋を提供することを目的とする。
【0006】
上記の課題を解決し、その目的を達成する手段として、本考案は、プラスチッ クフィルムから成る気体充填封入用の扁平な逆止弁を備えたプラスチックフィル ム製の気体封入用袋本体に、少なくとも一つの気体放出用の小孔を開設し、この 小孔の開設部に粘着テープを反復して貼着、剥離可能に貼着して上記小孔を開閉 自在に閉塞したことを特徴とする気体封入用袋を提供するものである。
【0007】 また、本考案は、上記のように構成した気体封入用袋において、外袋と内袋と の間に両袋の底部側で連通する気体封入部を対向形成すると共に、上記内袋によ り挿脱口を備えた物品の収納部を形成して気体封入用袋本体を構成した気体封入 用袋及び少なくとも二重にプラスチックフィルムを重ね合わせ、その周縁等の所 要個所を接着して気体封入用袋本体を構成した気体封入用袋を夫々提供するもの である。
【0008】
本考案に係る気体封入用袋は上記のように構成されているので、袋内に充填封 入した気体を抜くときは、粘着テープを剥離して小孔を開口し、袋を加圧すると 気体は該小孔から円滑容易に放出され、袋の蒿は著しく縮小される。また、気体 放出後は、剥離した粘着テープを小孔の開設部に再度貼着して小孔を閉塞するこ とにより、袋を反復繰返して継続使用できる作用がある。
【0009】
以下に、本考案の実施例を添付図面中の図1〜図3に基づいて説明すれば、1 は袋本体であって、この袋本体1は、この実施例では、長手方向の寸法を若干異 にした同巾の2枚の長方形状の熱可塑性プラスチックフィルムF1 、F2 を重ね 合わせた後に、両プラスチックフィルムF1 、F2 の両側周縁a、a及び外側の プラスチックフィルムF1 、F1 の下側周縁b並びに片側のプラスチックフィル ムF1 、F2 の上側周縁cを加熱接着して外袋2と内袋3から成る二重袋を形成 し、該外袋2と内袋3の間に、該両袋2、3の底部側の連通部4のみにおいて連 通する気体の充填封入部5、5を対向形成すると共に、該各充填封入部5、5を 所要の間隔を保たせ且つ両側に気体の流通路6、6を残して複数個所で各別に線 状に加熱接着7…7し、さらに、上記内袋3の開口部から成る挿脱口8を有する 物品Aの収納部9を設けて構成されており、このようにして構成された袋本体1 は、後述するように送品用緩衝性包装袋として使用されるものである。
【0010】 また、この袋本体1は、上記挿脱口8の口縁に該挿脱口8を十分に覆閉できる 程度の長い目の覆閉片10を備えるとともに、該覆閉片10の内表面には、接着 剤層11及び該接着剤層11の表面に貼付した離型紙12が設けられている。
【0011】 さらに、上記袋本体1の外袋2には、底部側の連通部4に位置して気体放出用 の小孔13が、この実施例では、左右両側の2個所に開設してあり、これらの各 小孔13の開設部にはガムテープ等の粘着テープ14が反復して貼着、剥離可能 に貼着されて、該小孔13を開閉自在に覆閉してある。
【0012】 また、符号15は袋本体1の製袋時に、底部側のプラスチックフィルムF1 、 F1 間に装設したプラスチックフィルムから成る周知の扁平な逆止弁即ち、実公 平1−35019号公報、実公平3−14612号公報、実公平3−14614 号公報等に開示されている逆止弁であって、上記袋本体1内に、図1に矢印で示 すように、この逆止弁1のみを介して気体が充填封入されるように配置構成され ている。
【0013】 次に、上記のように構成した実施例の袋本体1(送品用緩衝性包装袋)の使用 状態を作用、効果と共に説明すれば、その物品の挿脱口8から収納部9内に要緩 衝物品Aを挿入し、十分に長い覆閉片10を内側に折り曲げ、その接着剤層11 により袋本体1の表面に接着して挿脱口8を覆閉した後、逆止弁15から空気を 供給すると、供給された空気は図1に矢印で示すように、連通部4及び各流通路 6、6を経て両気体の充填封入部5、5内に導入され、図3に示すように両封入 部5、5を膨満して収納部9内の物品Aを弾力的に保持する。
【0014】 このとき、両封入部5、5は挿脱口8の辺縁に沿う方向に複数個所で加熱接着 7…7されているので、不必要に嵩高く膨満することがなく、規制された形状で 取扱い易く物品を緩衝保護し、且つ物品Aの挿脱口8は接着剤等11を備えた覆 閉片10により簡便且つ確実に覆閉できるので、郵送等の取扱中に収納物物品A が挿脱口8から不測に逸出するのを確実に防止できる。
【0015】 而して、この袋本体1が送品用緩衝性包装袋としての役目を果した後は、袋本 体1に貼着した粘着テープ14を剥離して小孔13を開口し、袋本体1を手で加 圧すると封入空気は円滑容易に小孔13を経て外部に放出されるので、収納部9 から物品Aを取出すことにより袋本体1は嵩低く縮小される。したがって取扱い が容易であると共に、剥離した粘着テープ14は反復繰返して使用が可能である から、再度小孔13の個所に貼着して覆閉することにより、繰返してリサイクル 使用が可能であり、且つ従来のストローなどの細管を利用した逆止弁からの気体 放出手段に較べて円滑、迅速に気体の放出が可能であることは勿論のこと、逆止 弁を損傷するおそれも格段に少ないので、この種の気体封入用袋としての耐用命 数を著しく向上できる利点がある。
【0016】 次に、図4は本考案の他の実施例を示しており、この実施例では、2枚の方形 で同じ大きさの熱加塑性をプラスチックフィルムF1 、F2 を重ね合わせ、夫々 の周縁dを加熱接着して形成したエアー座布団(エアーマット)としての袋本体 1を構成したものであって、同図において、符号13、14及び15は前記実施 例と同様の気体放出用の小孔、該小孔閉塞用の粘着テープ及び逆止弁を夫々示し ており、その反復繰返しての使用上の便宜性、その他の特長は前記実施例と同様 である。
【0017】 なお、本考案に係る気体封入用袋は、上述した送品用緩衝性包装袋及びエアー 座布団のみに限定されるものではなく、各種タイプの緩衝材、風船玩具、浮袋等 々を含めて、この種の扁平な逆止弁15を備えた多種多様の気体封入用袋に適用 できるものである。
【0018】
本考案は、プラスチックフィルムから成る気体充填封入用の扁平な逆止弁を備 えたプラスチックフィルム製の気体封入用袋本体に、少なくとも一つの気体放出 用の小孔を開設し、この小孔の開設部に粘着テープを反復繰返して貼着、剥離可 能に貼着して上記小孔を開閉自在に閉塞したことを特徴とする気体封入用袋に係 るものであるから、次の諸効果を奏する。
【0019】 (1)袋内に充填封入された気体を抜くときは、粘着テープを剥離して小孔を開 口し、袋を適宜に押圧することにより円滑容易に小孔から気体を放出できるので 、従来のように逆止弁を損傷することがなく気体封入用袋としての耐用命数を著 しく向上できる。
【0020】 (2)気体を確実に放出できるので、膨満した袋体の嵩を十分に縮小し得て、使 用済みの袋の整理、保管、その他の取扱いが非常に容易である。
【0021】 (3)反復繰返して貼着、剥離可能な特性を有する粘着テープにより小孔を開閉 自在に閉塞したので、袋が破れたり、逆止弁が損傷したりしない限り、気体の充 填、放出を繰返しつゝ袋体を継続して永く使用できる。
【0022】 (4)プラスチックフィルム製の扁平な逆止弁を使用した気体封入用袋であれば 、送品用緩衝性袋、各種緩衝材、エヤーマット、風船玩具、浮袋を含めて、各種 の気体封入用袋について上記の諸効果を発揮できる利点がある。
【図1】本考案の実施例を示す1部を剥離した平面図で
ある。
ある。
【図2】図1のA−A線に沿う1部省略拡大断面図であ
る。
る。
【図3】物品の緩衝包装状態を示す説明図である。
【図4】他の実施例を示す1部切欠平面図である。
【符号の説明】 1 袋本体 2 外袋 3 内袋 4 連通部 5 充填封入部 6 流通路 7 加熱接着部 8 挿脱口 9 収納部 10 覆閉片 11 接着剤層 12 離型紙 13 小孔 14 粘着テープ 15 逆止弁 F1 プラスチックフィルム F2 プラスチックフィルム a 両側周縁 b 下側周縁 c 上側周縁 d 四側周縁
Claims (3)
- 【請求項1】 プラスチックフィルムから成る気体充填
封入用の扁平な逆止弁を備えたプラスチックフィルム製
の気体封入用袋本体に、少なくとも一つの気体放出用の
小孔を開設し、この小孔の開設部に粘着テープを反復繰
返して貼着、剥離可能に貼着して上記小孔を開閉自在に
閉塞したことを特徴とする気体封入用袋。 - 【請求項2】 外袋と内袋との間に両袋の底部側で連通
する気体封入部を対向形成すると供に、上記内袋により
挿脱口を備えた物品の収納部を形成して気体封入用袋本
体を構成した請求項1に記載の気体封入用袋。 - 【請求項3】 少なくとも二重にプラスチックフィルム
を重ね合わせ、その周縁等の所要個所を接着して気体封
入用袋本体を構成した請求項1に記載の気体封入用袋。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7550893U JP2556770Y2 (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 気体封入用袋 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7550893U JP2556770Y2 (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 気体封入用袋 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0740536U true JPH0740536U (ja) | 1995-07-18 |
JP2556770Y2 JP2556770Y2 (ja) | 1997-12-08 |
Family
ID=13578258
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7550893U Expired - Lifetime JP2556770Y2 (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 気体封入用袋 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2556770Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
MY121480A (en) * | 2000-11-30 | 2006-01-28 | Sun A Kaken Co Ltd | Buffer packing bag |
-
1993
- 1993-12-28 JP JP7550893U patent/JP2556770Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2556770Y2 (ja) | 1997-12-08 |
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Legal Events
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