JPH0740453A - 板状網目体の製造方法とその装置 - Google Patents

板状網目体の製造方法とその装置

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JPH0740453A
JPH0740453A JP5208450A JP20845093A JPH0740453A JP H0740453 A JPH0740453 A JP H0740453A JP 5208450 A JP5208450 A JP 5208450A JP 20845093 A JP20845093 A JP 20845093A JP H0740453 A JPH0740453 A JP H0740453A
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JP
Japan
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plate
die
extruder
mesh
mesh body
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Application number
JP5208450A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Ishikawa
宏 石川
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KATSUYA KK
Original Assignee
KATSUYA KK
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  • Perforating, Stamping-Out Or Severing By Means Other Than Cutting (AREA)
  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 製造が容易で、製造コストを大幅に低減で
き、とくに広い場所での使用に好適で、製造される板状
網目体の単位面積あたりの重量、厚みなどを簡単に変更
でき、広範囲の用途に対応できる、板状網目体の製造方
法とその製造装置を提供する。 【構成】 押出機2と、この押出機2のダイ3の前方に
近接して配置される一対の型ロール4・4と、打抜機7
とをこの順番に備え、各型ロール4・4の周面には、同
一形状の凸部4bを等間隔に設けるとともに、二つの型
ロール4・4の凸部4b同士を相互に対向させ、相対向
する凸部4b同士を可及的に接近させ、また各型ロール
4・4を前方へ送り出す方向に回転させ且つ回転速度を
調整可能にする。打抜機7のパンチホルダー72には、
型ロール4の相対向する凸部4bで形成される凹部に対
応する形状のパンチ73を設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、たとえばプールサイ
ド用マットやゴルフ場の通路用床材として利用できる、
比較的厚みがあり、広い幅で連続する長尺の板体に同一
形状の開口を規則的に設けた板状網目体を、製造する方
法とその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の板状網目体の一つに接続式の人
工芝があるが、この人工芝はたとえば一辺が数十cmの
正方形で、同一形状の穴を多数あけた合成樹脂製の網目
体からなる。また、その人工芝用網目体の製造は、金型
を用いて樹脂材料を注入して冷却固化させ、型ばらしし
て取り出す、いわゆる注型によるのが一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の板状網目体の製造方法では、次のような欠点が
ある。
【0004】 金型を製品の大きさに合わせてその都
度相当数製造しなければならないため、製造コストが高
くつき、また製造工程が多く、製造に手間がかかる。
【0005】 製品の大きさ(面積)が金型の大きさ
によって決まり、一枚あたりの大きさが制限されてしま
うため、プールサイドなどの広い場所に敷き詰めようと
すると、多大な枚数の網目体を連結しなければならず、
連結作業をはじめその敷設作業に長期間を要すことか
ら、敷設費用が高くかかる。
【0006】 用途に合わせて板状網目体の厚みだけ
を変更する場合でも、金型から変更する必要があり、汎
用性に欠ける。
【0007】そのほか、比較的広い幅の長尺の平板を成
形し、この平板の網目の開口にあたる部分を打抜機で打
ち抜いて、板状網目体を製造することが考えられる。
が、この場合には、製品全体に占める打ち抜き部分の割
合が非常に大きく、無駄が多いうえに、その量が非常に
多いため、その処理作業に手間がかかるという問題があ
る。
【0008】また、従来の人工芝については、上記した
とおり、広い場所へ敷設する場合には、とくにコストお
よび作業性の面で改善の余地があるほか、硬質であるた
め、弾力性を欠き、歩きにくいという問題もある。
【0009】本発明は上述の点に鑑みなされたもので、
製造が容易で、製造コストを大幅に低減でき、とくに広
い場所での使用に好適で、製造される板状網目体の単位
面積あたりの重量、厚みなどを簡単に変更でき、広範囲
の用途に対応できる、板状網目体の製造方法とその製造
装置を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明の板状網目体の製造方法は、a)塩化ビニル樹
脂などの熱可塑性合成樹脂材料を押出機によりダイから
平板にして連続的に押出し、b)その前方の上下一対の相
対向する型ロールを通すとともに、これらの各型ロール
の周速を前記押出機から押出される速度および前記一対
の型ロール間で形成される充填容積に応じて設定するこ
とにより、上下面の対称位置に同一の凹部を等間隔に有
し且つ上下の凹部の底面の境界部が薄い板状体を形成
し、c)この板状体の前記凹部内の境界部を打ち抜いて貫
通させ、網目状に形成するものである。
【0011】請求項2記載の製造装置は、A)押出機と、
この押出機のダイの前方に近接して配置される一対の型
ロールと、打抜機とを、この順番に備え、B)前記各型ロ
ールの周面には、同一形状の凸部を等間隔に設け、二つ
の型ロールの凸部同士を相互に対向させるとともに、相
対向する凸部同士を可及的に接近させ、また前記各型ロ
ールを前方へ送り出す方向に回転させ且つ回転速度を調
整可能にし、C)前記打抜機には、前記型ロールの相対向
する凸部で形成される凹部に対応する形状の打抜刃を設
けている。
【0012】
【作用】上記の構成を有する本発明の製造方法によれ
ば、上記a)およびb)の構成要素によって、合成樹脂材料
を押出機に連続的に供給するだけで、先端のダイから板
状にして押し出され、この板状の樹脂材料は前方へ送り
出す方向に回転する一対の型ロール間で押圧されながら
前方へ連続的に送られる。板状の樹脂材料は、二つの型
ロールで両面から挟まれ、押圧されることで、上下面の
対称位置に同一形状の凹部が設けられ、上下両面の凹部
底面の境界部の厚みが極めて薄い板状体が連続的に形成
される。つまり、網目としての凹部は存在しているが、
凹部内の底面は塞がった状態の板状体が連続して得られ
る。
【0013】また、押出機のダイから押し出される平板
体の容積(単位長さ当たり)と型ロールから送り出され
る板状体の容積(単位長さ当たり)とが相違することが
あるが、型ロールの周速を押出機からの押出し速度およ
び一対の型ロール間で形成される充填容積に応じて調整
することによって、一対の型ロール間の型内に樹脂材料
が隙間なく充填され、欠陥(主にブローホール)のない
板状体が得られる。この状態で、押出機のダイから押し
出される平板体の容積(単位時間当たり)と型ロールか
ら送り出される板状体の容積(単位時間当たり)とが一
致する。
【0014】このようにして形成された板状体は冷却さ
れて固化し、安定した成形品になるが、ここで、上記c)
の構成により、一定長さの範囲内に位置する全ての凹部
に対して打抜機の打抜刃が瞬時に降下(前進)し、凹部
内の境界部が完全に打ち抜かれる。すなわち、板状網目
体が一定長さずつ製造され、それらは連続している。こ
の結果、打ち抜き部分の樹脂材料は少量で、無駄が少な
く、またその回収処理が容易になるとともに、板状網目
体の長さは制限を受けなくなる。
【0015】請求項2記載の製造装置によれば、本発明
の製造装置は、上記した製造方法を確実に実施できる。
また、全体装置を構成する各装置の構造が簡単である。
【0016】
【実施例】以下、本発明の板状網目体の製造装置の実施
例を図面に基づいて説明し、併せてその製造方法および
製造される板状網目体について説明する。
【0017】図1は製造装置の全体を概要的に示す断面
図、図2は図1の型ロールの出口側を示す拡大した斜視
図、図3は図2の型ロールのIII−III線拡大断面図、図
4は板状網目体の一例を拡大して部分的に示す斜視図で
ある。
【0018】図1に示すように、製造装置1は、押出機
2、押出機2の先端に取り付けられるTダイ3、Tダイ
3の吐出口に近接して設置される一対の型ロール4、水
冷式冷却装置5、打抜機7、切断機8および製品の巻取
機9を、この順番に備えている。
【0019】押出機2は、基端側に樹脂材料投入用のホ
ッパー21を上向きに一体に取り付け、スクリュー軸2
2の特定方向の回転によって先端のTダイ3から平板体
Aを送り出す構造である。
【0020】Tダイ3の吐出口の前方に可及的に接近さ
せて、一対の型ロール4・4が上下の各支持フレーム4
1に対しそれぞれ軸受42を介して回動自在に支承され
ている。上下の各型ロール4の両側の周縁部に、ガイド
リブ4aがそれより内側の周面よりも半径方向にわずか
に突出して形設され、各型ロール4の周面に、本例で
は、正方形状の凸部4bが隣接する凸部4bあるいはガ
イドリブ4aとの間に所定の間隔をあけて対向して突設
されており、また凸部4bの半径方向に延びる面は、図
3のように外方にかけて漸次狭くなるテーパー面に形成
されている。いいかえれば、型ロール4の周面には、一
定幅(たとえば1cm)で一定深さ(たとえば1cm)
の溝4cが円周方向およびこれに直交する長手方向に所
定の間隔(たとえば3〜4cm)をあけて刻設されてお
り、各溝4cの対向する面4eは内底に向けて漸次溝幅
を縮小したテーパー面に形成されている。
【0021】各型ロール4は、支持フレーム41ごと取
付位置の調整ができるように構成され、型ロール4・4
(前記凸部4bの先端面)間の間隔は、両側のガイドリ
ブ4aを異なる直径のものと交換することにより、ある
程度離間(たとえば十数mm)した状態まで調整され
る。また、上下の各型ロール4の回転軸4dの一端部
に、相互に噛合する歯車43が一体回転可能に取り付け
られている。それらの歯車43・43の歯の噛合部分は
長めにし、型ロール4・4の間隔を最大限まで拡げた場
合でも、噛合状態を保つようにしている。さらに一方の
型ロール4の回転軸4dの一端に、可変速駆動モータ
(図示せず)が自在継手(図示せず)を介して接続され
ている。この構成により、上下の型ロール4・4の相対
向する周面が同一方向(図1では上側が反時計方向、下
側が時計方向)に回転する。
【0022】ところで、各型ロール4は内部を中空構造
にするとともに回転軸4dも中空管構造にし、一方の回
転軸4dに回転継手(図示せず)を介して冷却水を流入
し、ロール4内を通して他方の回転軸4bから回転継手
(図示せず)を介して冷却水を流出させることによっ
て、型ロール4の周面を冷却するようにしている。これ
は、たとえば樹脂材料に塩化ビニルを使用し、押出機2
のTダイ3から吐出させた際に、その温度が高くて(通
常、150℃〜160℃)、型ロール4の周面に付着し
易い状態にあるので、型ロール4に接触する平板状の塩
化ビニル樹脂を冷却して、型ロール4の周面に付着する
のを防止するためである。
【0023】冷却装置5は、型ロール4・4間から送り
出される板状体Bに対し直接に冷却水を噴霧して冷却す
るもので、板状体Bの通過経路の上方に沿って複数列の
冷却水噴霧管51を配した構造からなる。
【0024】打抜機7は、受け台(ダイ)71と、その
上方に配置されて上下動するパンチホルダー72とから
なり、パンチホルダー72には、前記凸部4bの形状に
対応する正方形断面のパンチ(打抜き刃)73が、型ロ
ール4の周面上の凸部4bの間隔と同一間隔で装着され
ている。パンチホルダー72の幅は型ロール4の幅に対
応するが、長さはたとえば型ロール4の一回転分につい
て相当する長さにし、型ロール4の周面上の凸部4bと
同数のパンチ73を、パンチホルダー72に設ける。そ
して、この場合には、型ロール4が一回転するたびに、
パンチホルダー72を下降させて打ち抜くようにする。
【0025】切断機8は剪断式のカッター81と、この
カッター81を駆動する装置(図示せず)を有する。ま
た切断機8の近傍に設置される巻取機9は、連続して製
造される板状網目体Cを巻き取るボビン91と、このボ
ビン91を回転するための駆動モータ(図示せず)を備
えている。本例では、板状網目体Cが可撓性(屈曲性)
を具備する弾性体からなるため、ボビン91への巻取が
可能であることから、巻取機9を設けているが、板状網
目体Cが可撓性を具備しない場合には、所定長さ(たと
えば5〜10m)ごとに切断して、積み重ねるようにす
る。
【0026】次に、上記した製造装置1によって板状網
目体Cを製造する工程(方法)を順に説明する。
【0027】 塩化ビニル樹脂を主体とする原料をミ
キサーで十分に混練したのち、押出機2のホッパー21
内に供給する。
【0028】 押出機2のスクリュー軸22を回転さ
せるとともに、ヒーター(図示せず)で加熱しながら、
前記原料を先端のダイ3の吐出口から平板体Aにして前
方へ押し出す。
【0029】 上下の型ロール4・4を同時に回転さ
せながら、これらの型ロール4・4の間にダイ3から押
し出される平板体Aを押し出されるのとほぼ同時に通し
て押圧する。平板体Aの樹脂が柔軟な状態のうちに上下
両面から型ロール4の凸部4bが食い込むとともに、平
板体Aは円周方向と幅方向の多数の溝4c内に押し込ま
れ、注型される。この結果、上下面の対称位置に同一形
状の凹部を等間隔に有し且つ凹部の底面の境界部の薄い
板状体Bが、型ロール4・4間から送り出される。
【0030】なお、押出機2から押出される平板体Aの
単位時間当たりの容量と、型ロール4・4間から送り出
される板状体Bの単位時間当たりの容量とが一致し、ま
た型ロール4の周面の溝4c内に原料が隙間なく充填さ
れるように、ダイ3とこれに極力接近させた型ロール4
・4との間隙を微調整するとともに、型ロール4の回転
速度(周速度)を駆動モータにより調整する。これらの
調整により、型ロール4・4間に送り込まれる樹脂原料
の充填容積および充填圧力が決定される。また上下の各
型ロール4内には、冷却水を流通させて、それらの周面
を冷却することにより、接触する平板体Aの付着を防止
し、同時に冷却する。
【0031】 板状体Bは前方の冷却装置5へ送ら
れ、その上方の噴霧管51から噴霧される冷却水で冷却
される。これにより、板状体Bは冷却、固化され、安定
した状態になる。
【0032】 板状体Bが打抜機7のパンチングホル
ダー72下方の定位置へ達すると、上方から受け台71
上の板状体B上にパンチングホルダー72が降下してパ
ンチ73により凹部D’の底面の境界部D1が打ち抜か
れる。これにより、板状網目体Cが完成する。なお、こ
のパンチ73による境界部D1の打ち抜きは、板状体B
の所定長さ(型ロール4の一回転分の長さ)ごとに間欠
的に行われる。
【0033】 板状網目体Cは切断機8を通過し、巻
取機9のボビン91に巻取られる。そして、ボビン91
に一杯まで巻取られると、切断機8のカッター81によ
り切断して、ボビン91に板状網目体Cを巻取らせた状
態で製品を運びだし、巻取機9にはからのボビン91を
取り付ける。以後、上記の工程を繰り返すことによっ
て、次々と製品が製造される。
【0034】まず、本例の板状網目体Cは、塩化ビニル
樹脂を主体にして製造するもので、図4に示すように数
cm角の開口Dを約1cm幅で2〜3cm高さの格子状
枠Eの間に設け、全体の幅が0.5〜1.5m程度と広
く、全体の長さについては用途に応じたとえば5〜10
mに決定される。本例の板状網目体Cは弾力性に富み、
滑りにくく、水捌けが良好であることから、プールサイ
ドやゴルフ場の通路などに敷設するマットとして使用さ
れる。また、土手や造成地などのノリ面や歩行路などに
生えている芝の根を保護して根枯れを防ぐために、芝の
上にかぶせて使用することもできる。さらに、その板状
網目体Cの開口Dの大きさを、新幹線の線路の敷石より
やや小さくなるように設定し、「のぞみ」などの高速車
両の走行する線路の敷石上にかぶせれば、走行時に敷石
が飛散するのを防止できる。とくに本例の板状網目体C
は、市販のネットなどに比べてはるかに重量(単位面積
当たり)があるため、線路の敷石上にかぶせるだけで済
み、敷設作業が非常に楽である。
【0035】以上本発明の一実施例を説明したが、下記
のように実施することができる。
【0036】(a) 型ロール4の周面の凸部4bの形状や
大きさ、溝4cの幅や深さなどは、板状網目体Cの用途
に応じて適宜変更する。
【0037】(b) 同様に、樹脂材料も塩化ビニル樹脂に
限定するものではなく、ポリエチレンやポリプロピレン
などを使用でき、また用途に応じて顔料を混合すること
により、所望の色に着色することができる。
【0038】(c) 上記の製造装置1において、型ロール
4だけを別の型の型ロールに交換すれば、網目の形状や
大きさの全く異なる板状網目体Cを製造できるのは勿論
であるが、型ロール4を交換せずに、一対のガイドリブ
4a・4aを異なる直径のものと交換することによっ
て、厚みの異なる板状網目体Cを製造できる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
本発明の板状網目体の製造方法とその装置には、次のよ
うな優れた効果がある。
【0040】(1) 本発明の製造方法は、クッション性や
水捌けに優れ、滑りにくいなどの優れた特長のある板状
網目体を、連続して効率よくしかも容易に製造すること
ができ、また打ち抜き部分の樹脂材料は少量で、無駄が
少なく、またその回収処理が容易である。したがって、
大量生産が可能で、製品の製造コストを大幅に低減でき
るうえに、用途に応じて板状網目体の長さを任意に決定
できる。
【0041】(2) たとえば塩化ビニル樹脂を原料にする
場合には、大量に廃棄される塩化ビニル製の農業用フィ
ルムを原料として用いることが可能で、塩化ビニル樹脂
の再利用法としても適用でき、環境保護にもなる。
【0042】(3) 本発明の製造装置は、上記した製造方
法を確実に実施できるほか、全体装置を構成する装置の
構造が簡単で、製造装置のコストも低減される。打ち抜
き部分の樹脂材料は少量で、無駄が少なく、またその回
収処理が容易になるとともに、板状網目体の長さは制限
を受けなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の板状網目体の製造装置の全体を概要的
に示す断面図である。
【図2】図1の型ロールの出口側を示す拡大した斜視図
である。
【図3】図2の型ロールのIII−III線拡大断面図であ
る。
【図4】板状網目体の一例を拡大して部分的に示す斜視
図である。
【符号の説明】
1 製造装置 2 押出機 3 Tダイ 4 型ロール 4b 凸部 4c 溝 5 冷却装置 7 打抜機 72 パンチホルダー 73 パンチ A 平板体 B 板状体 C 板状網目体 D 開口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B29C 69/00 2126−4F B29K 27:06 B29L 28:00

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 比較的厚みがあり、広い幅で連続する長
    尺の板体に同一形状の開口を規則的に設けた板状網目体
    を、製造する方法であって、 塩化ビニル樹脂などの熱可塑性合成樹脂材料を押出機に
    よりダイから平板にして連続的に押出し、 その前方の上下一対の相対向する型ロールを通すととも
    に、これらの各型ロールの周速を前記押出機から樹脂材
    料が押出される速度および前記一対の型ロール間で形成
    される充填容積に応じて設定することにより、上下面の
    対称位置に同一形状の凹部を等間隔に有し且つ上下の凹
    部の底面の境界部が極めて薄い板状体を形成し、 この板状体の前記凹部内の境界部を打ち抜いて貫通さ
    せ、網目状に形成することを特徴とする板状網目体の製
    造方法。
  2. 【請求項2】 比較的厚みがあり、広い幅で連続する長
    尺の板体に同一形状の開口を規則的に設けた板状網目体
    を、製造する装置であって、 押出機と、この押出機のダイの前方に近接して配置され
    る一対の型ロールと、打抜機とを、この順番に備え、 前記各型ロールの周面には、同一形状の凸部を等間隔に
    設け、二つの型ロールの凸部同士を相互に対向させると
    ともに、相対向する凸部同士を可及的に接近させ、また
    前記押出機で形成した平板を前方へ送り出す方向に前記
    各型ロールを回転させ且つ回転速度を調整可能にし、 前記打抜機には、前記型ロールの相対向する凸部で前記
    平板の上下面に形成される凹部に対応する形状の打抜刃
    を設けたことを特徴とする板状網目体の製造装置。
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