JPH0740389B2 - 情報信号再生装置 - Google Patents

情報信号再生装置

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JPH0740389B2
JPH0740389B2 JP61034731A JP3473186A JPH0740389B2 JP H0740389 B2 JPH0740389 B2 JP H0740389B2 JP 61034731 A JP61034731 A JP 61034731A JP 3473186 A JP3473186 A JP 3473186A JP H0740389 B2 JPH0740389 B2 JP H0740389B2
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は情報信号再生装置に関し、特に並列する多数の
トラツクの形成された記録媒体から情報信号を再生する
装置に関するものである。
<従来の技術> 近年、回転ヘッドで磁気テープをトレースして信号の記
録再生を行う装置に於いては、アナログ信号ではなくデ
イジタルデータを記録再生するデジタルテープレコーダ
の研究開発が活発に行われる様になってきた。この様な
デジタルテープレコーダに対し、標準テレビジヨン信号
の如きビデオ信号をリアルタイムで記録再生する場合、
符号化したデータ量は膨大になり高密度磁気記録が要求
されている。また単位時間に記録再生するデータ量も極
めて多いため、データの高速記録を行う必要がある。
これらの要求を満足する1つの手法として、同時に複数
のトラツクを形成する、所謂マルチトラツク記録を行う
ことが考えられている。また、回転ヘツドにてマルチト
ラツク記録を行う場合、少しでもトラツクピツチを小さ
くするため、隣接トラツク間にはガードバンドを設け
ず、隣接するトラツク間で磁化方向を異ならしめ、所謂
アジマス重ね書きを行うことが考えられている。
一般に回転ヘツド型の磁気記録再生装置に於いては、再
生時に記録トラツク上をヘツドが正確にトレースする様
トラツキングの制御を行うことが重要な課題の1つとな
つている。
従来よりVTR等の回転ヘツド型の磁気記録再生装置に於
てトラツキング制御を行う手法としては、テープの端部
に於いて長手方向にトラツキングのためのコントロール
信号(CTL)を記録する手法、情報信号に4種類のパイ
ロツト信号を重畳する所謂4周波方式と呼ばれる手法等
がある。
<発明が解決しようとする問題点> ところが、CTLを用いる手法にあっては、専用のトラツ
クを設けねばならず、高密度磁気記録を行う装置には適
していない。また実際の記録トラツクとCTLとの不整合
が生じることにより、正確なトラツキング制御が期待で
きない。
また、4周波方式にあっては特にマルチトラツク記録に
対しては一度に何種類ものパイロツト信号を発生する必
要がある上に、これに対応してトラツキングエラー信号
を得るための信号処理が複雑なものとなってしまい、ハ
ード構成が膨大なものとなってしまう。また、仮にトラ
ツキングエラー信号が得られた場合でも、複数のトラツ
キングエラー信号が同時に発生することになり、これら
を適宜処理する必要があり、マルチトラツク記録を行う
装置に適したものとは云えない。
本発明は上述の如き問題に鑑みてなされ、複数のトラツ
クを同時に記録または再生する装置に適したトラツキン
グ制御の行える情報信号再生装置を提供することを目的
としている。
<問題点を解決するための手段> 斯かる目的下において本発明の再生装置は、互いに異な
る複数種のパイロット信号が順次互いに隣接するn個
(nは3以上の整数)のトラックに対して1種類づつ、
該n個の隣接トラック中少なくとも両端のトラックにつ
いて情報信号と共に記録された並列する多数のトラック
の形成された記録媒体より前記情報信号を再生する装置
であって、n個の隣接トラックをトレースするためのn
個の再生ヘッドと、該n個の再生ヘッド中少なくともn
個の隣接トラック中の両端のトラックをトレースするヘ
ッドの再生出力中、当該n個の隣接トラックの両側に隣
接するトラックからのパイロット信号成分を検出・比較
し、該比較結果に従いトラッキング制御を行うトラッキ
ング制御手段と、該トラッキング制御手段により前記n
個のヘッドをオントラックさせようとしているn個の隣
接トラック中の少なくとも両端のトラックに記録されて
いるパイロット信号とは異なるパイロット信号が、前記
n個のヘッド中前記トラッキング制御手段にてその再生
出力を用いていないヘッドにより、所定レベル以上再生
されていることを検出する検出手段と、該検出手段の出
力に基づいて前記n個のヘッドをオントラックさせよう
としているトラックをシフトする様前記トラッキング制
御手段を調整する調整手段とを具える構成としている。
<作用> 上述の如く構成することにより、記録装置にあっては複
数種の互いに異なるパイロット信号を同時に発生する必
要がなくなる。また再生装置にあってはトラツキングエ
ラー信号を得るために用いられる信号を再生するヘッド
と、トラッキング制御によりオントラックさせるようと
しているトラックをシフトするために用いられる信号を
再生するヘッドとが別ヘッドとなるので、これらの信号
処理が簡易なものとなり、これに伴ってハードウエア構
成の規模を小さくすることができる。
<実施例> 以下、本発明の実施例について説明する。
以下の実施例は本発明を所謂デイジタルVTR、特に極め
て高密度の記録を必要とするタイプ、例えば1フイール
ドが1/60秒水平走査線数1125本の高品位テレビジヨン信
号を磁気テープ上に記録するデイジタルVTRに適用した
場合の例である。
第2図は本実施例のデイジタルVTRに於ける、磁気記録
再生部の構成を示す図、第3図は第2図の構成による磁
気テープ上の記録パターンを示す図である。第2図に於
いて1は磁気テープ、2,3は夫々磁気テープを不図示の
テープカセツトから引出し、回転磁気ヘツドを具える回
転ドラム4に対し180゜以上の角範囲に亘って巻装する
テープガイド部材、HA,HB,HC,HD,HE,HFは夫々回転磁気
ヘツドである。
第2図に示す如くヘツドHA,HB,HCに対しヘツドHD,HE,HF
は180゜の位相差をもって回転する。またヘツドHAとヘ
ツドHD,ヘツドHBとヘツドHE,ヘツドHCとヘツドHFは夫々
互いに同一の回転面上を回転するものとする。またヘツ
ドHAとヘツドHB,ヘツドHBとヘツドHCの回転位相差を
とし、回転面の高さの差をαとする。
ここでヘツドHA〜HFで夫々形成されるトラツクTA〜TFを
全て第3図に示す様に一様に形成しようとした時の及
びαについて考察する。今、記録時のテープ速度をυと
し、TA〜TFの6本のトラツクで1フイールドの高品位テ
レビジヨン信号を記録するとすればドラムの回転数は毎
秒60回転となるので、1トラツク形成するのに必要なテ
ープ長はυ/360となる。またトラツクの傾き角をθとす
ると、トラツクピツチTPはυsinθ/360、隣接トラツク
間のトラツク長さ方向のずれxはυcosθ/360となる。
今、トラツクTA,TB,TCを同時に形成することを考えた
時、各ヘツドHA,HB,HC間の位相差は、ドラム4の半径
をγとした時ほぼυcosθ/360γ[rad]となり、各
ヘツドHA,HB,HCの回転面の高さの差αは、 で与えられる。但し、これでは各ヘツドHA,HB,HCのドラ
ム4上の取付間隔が狭くなり、取付けが難しくなった場
合はを大きくし、各ヘツドの記録タイミングをシフト
してやれば良い。この時αは上記説明から明らかな様に
小さくなり、=π/3でαが0となる。尚、以下の説明
はυcosθ/360であるものとして行うものである。
第4図は本実施例のデイジタルVTR全体の概略構成を示
す図である。図中、第2図、第3図と同様の構成要素に
ついては同一番号を付す。本実施例は第3図の如きトラ
ツクパターンを形成するためのもので、6本のトラツク
に1フイールド分のビデオ信号及びオーデイオ信号を分
割して記録し、各トラツクの前半にオーデイオ信号、ガ
ードスペースを挟んで後半にビデオ信号を記録する。
第4図に於いて、11はアナログビデオ信号の入力される
端子で、このアナログビデオ信号としては複合テレビジ
ヨン信号、輝度信号と色差信号とを時分割多重した所謂
TCI信号等が考えられる。A/D(アナログ−デイジタル)
変換器12は入力されたビデオ信号をサブナイキストサン
プリング等のサブサンプリング法にてサンプリングし、
更にこうして得たデータはDPCMエンコーダ13で差分符号
化される。これらによってデータ量を1/4程度にまで圧
縮する。
他方、端子14より入力されるアナログオーデイオ信号
は、A/D変換器15にてA/D変換され、クロスインターリー
ブ符号化回路16にて例えば非線形量子化したオーデイオ
データの順序を適宜入れ換えた後、誤り検出用パリテイ
ワードをパリテイ付加回路17にて付加する。
これらオーデイオデータとビデオデータは夫々バツフア
を介して1/6フイールド分づつ交互に誤り訂正符号付加
回路18、1に供給され誤り訂正符号が付加されて後、更
に同期付加回路19にて同期データが付加される。同期デ
ータの付加された記録用データは変調回路でスクランブ
ルNRZ方式等によりデジタル変調され、スイツチ21、ス
イツチング回路22を介して適宜ヘツドHA〜HFに振り分け
られ、テープ1上に記録される。
この時の各トラツクの記録パターンの一例を第5図
(1)に示す。再生時は各ヘツドHA〜HFより再生された
信号はスイツチング回路22、スイツチ21を介して復調回
路23に供給されデジタル復調されて後、TBC(タイムベ
ースコレクタ)24にて時間軸変動が除去される。時間軸
変動が除去された再生データに誤り訂正回路25にて誤り
訂正を施す。誤り訂正の施されたビデオデータはDPCMデ
コーダ11でサブサンプリングによりサンプリングされな
かった画素(標本点)のデータを補間回路321にてフレ
ーム内もしくはフレーム間補間により得て後、D/A変換
器33にてアナログビデオ信号とされ端子34より出力す
る。
誤り訂正の施されたオーデイオデータは誤り修正回路26
で誤りの修正をされた後、インターリーブ復号回路27で
元のデータ配列とされ、更に補間回路28にて前置補間も
しくは平均値補間等の補間が行われる。こうして復元さ
れたオーデイオデータはD/A変換器29にてアナログ信号
とされ端子30より出力される。
次に本実施例のデイジタルVTRに於けるトラツキングに
ついて説明する。本実施例のVTRに於いては3トラツク
に1種類づつ所謂4周波方式で用いられる4種類のパイ
ロツト信号を順次記録する。その記録位置の例を第5図
の(2),(3),(4)に示す。第5図に於て各ヘツ
ドは左から右へトレースするものとし、第5図(1)に
於いてはa,b,c,d,e,f,gの順に記録される。図中a,d,gは
夫々ガードスペース,bはオーデイオデータ用クロツク−
ラン−イン,cはオーデイオデータ,eはビデオデータ用ク
ロツク−ラン−イン,fはビデオデータである。これにパ
イロツト信号を多重することを考える。
第5図(2)は、パイロツト信号を記録するスペースx1
を形成し、オーデイオデータcの直後に配置する例を示
している。第5図(3)はパイロツト信号が比較的低周
波であることを利用してクロツク−ラン−インeと重畳
して記録する例を示しており、exはパイロツト信号が重
畳されたクロツク−ラン−インを示す。尚クロツク−ラ
ン−インbと重畳することも勿論可能であろう。第5図
(4)はテープ1をドラム4に180゜+α巻付けて、そ
のα゜の部分にパイロツト信号を記録するスペースx2
配置する例を示している。
このパイロツト信号の記録されたエリアの長さについて
は第3図の如き記録パターンを想定した場合、隣接トラ
ツク間のトラツク長さ方向のずれxの数倍程度は必要と
なる。尚、以下の説明は第5図(2)に示すトラツクパ
ターンでパイロツト信号を記録するものとして説明す
る。
第4図に於て41はドラム4の回転位相検出器であり、回
転ドラムの回転に同期した60Hzの矩形波信号(以下60PG
と称す)を出力する。パイロツト信号発生器43は60PGに
応じて1/60秒毎に4種類のパイロツト信号(以下、その
周波数をf1,f2,f3,f4とし、夫々単にf1,f2,f3,f4と称
す)を1種類ずつf1→f2→f3→f4の順に発生する。スイ
ツチング回路42はf1,f2,f3,f4を各ヘツドに対し所望の
タイミングで出力する。
第6図は本実施例のVTRに於ける記録時のタイミングチ
ヤートである。図中(a)は記録ヘツド、(b)は回路
43が発生するパイロツト信号,(c),(d),(e)
は夫々ヘツドHAまたはヘツドHD,ヘツドHBまたはヘツドH
E,ヘツドHCまたはヘツドHFの記録信号を模式的に示す図
である。第6図(c),(d),(e)に於いて、V,A
は夫々ビデオ信号,オーデイオ信号の記録タイミングを
示している。第6図(f)は第5図に示す如きトラツク
パターンを実現するための各ヘツドに対する共通のパイ
ロツト信号の供給タイミングを示している。
第4図に於いて44はテープ1から各ヘツドにより再生さ
れたパイロツト信号をトラツキング信号処理回路45に適
宜供給するためのスイツチング回路であり、トラツキン
グ信号処理回路45では再生パイロツト信号を用いてトラ
ツキングエラー(ATF)信号を出力する。ATF信号はキヤ
プスタン制御回路46に入力され、キヤプスタン48の回転
位相を制御することになる。47はキヤプスタン48のフラ
イホイール、49はピンチローラである。
第1図は本発明の実施例ではないが、第4図のトラッキ
ング制御系においてトラッキング制御を行うための構成
として適用できる回路構成例を示す図である。図中第1
図と同一の符号を付した部分は第1図の構成要素に対応
するものである。
図中106はf1,f2,f3,f4をパラレルに発生するパイロツト
信号発生器であり、f1,f2,f3,f4は夫々切換回路108に供
給される。切換回路108は60PGと、これを分周器107で1/
2分周した30Hzの矩形波信号との4つの論理レベルによ
り、1/60秒毎にf1→f2→f3→f4の順にパイロツト信号を
発生するものである。ここでこの4種のパイロツト信号
の周波数は周知の如く、f2−f1=f4−f3=fA,f4−f1=f
3−f2=fBとなる様設定されている。
カウンタ101は60Hzに比べて十分高いクロツクパルス(C
LK)をカウントし、エツジ検出回路105で検出された60P
Gのエツジでリセツトされる。このカウンタ101の出力デ
ータがデータDAとデータDBとの間にある時、コンパレー
タ102,103の双方がハイレベルを出力して、アンドゲー
ト104の出力がハイレベルとなり、ゲート109を開ける。
このデータDA,DBはゲート109を開けるタイミングが前述
の第6図(f)に示すゲートタイミングとなる様設定さ
れる。この時のパイロツト信号のゲート期間については
前述した隣接トラツクのトラツク長方向のずれ量xを考
慮して5x程度の長さに亘ってパイロツト信号が記録され
る様に設定する。
上述の如くゲートされたパイロツト信号は60PGにより1/
6秒毎に持続が切換えられるスイツチ110、記録時にオン
されるスイツチ111を介して各ヘツドHA〜HFに供給され
ることになり、第6図(c),(d),(e)に示す如
く、オーデイオ信号A及びビデオ信号Vと共に時分割で
記録される。
次にスイツチング回路44、トラツキング信号処理回路45
について説明する。各ヘツドHA〜HFより再生された信号
は、再生時にオンされるスイツチ130、アンプ121〜126
を介して混合器127,128に供給される。混合器127ではヘ
ツドHA,HB,HCの出力を混合し、混合器128ではヘツドHD,
HE,HFの出力を混合する。上記回路構成例にあっては3
トラツク毎に1種類のパイロツト信号が記録されている
から、3トラツクを1つの単位とすれば、混合器127,12
8の出力中制御目標の3トラツクの両側に隣接する3ト
ラツクに記録されているパイロツト信号成分を比較すれ
ばトラツキングエラーが検出できる。
スイツチ129は混合器127,128の出力を1/60秒毎に交互に
出力して、BPF131に入力し、バンドパスフイルタ(BP
F)131で分離されたf1,f2,f3,f4のパイロツト信号は乗
算器132に供給される。乗算器132には切換回路108より
記録時と同様のローテーションでf1,f2,f3,f4のリフア
レンス信号が供給されている。f1,f2,f3,f4のリフアレ
ンス信号が供給されている時、制御目標トラツクは夫々
f1,f2,f3,f4のパイロツト信号が記録されている3トラ
ツクということになる。
BPF133,134は夫々制御目標となる3トラツクに記録され
ているパイロツト信号と、その両側に隣接するトラツク
に記録されているパイロツト信号との差の周波数fA,fB
成分を抽出するためのもので、これらの出力は夫々検波
回路135,136で夫々検波され、比較器137に供給される。
テープ1上に於いてfA成分の得られる向きと、fB成分の
得られる向きとは制御目標となる3トラツクが切換わる
毎に反転するので、比較器137の出力は反転アンプ138を
介したものと介さないものとが1フイールド毎にスイツ
チ139で交互に切換えられ択一的に出力される。
140はスイツチ139の出力信号をサンプルホールド(S/
H)するS/H回路であり、この出力はATF信号として前述
のキヤプスタン制御回路46に供給されトラツキング制御
が行われることになる。このS/Hタイミングは各ヘツド
により制御目標となるトラツクの両側に隣接する3トラ
ツクに記録されているパイロツト信号が再生されている
タイミングとする。具体的にはエツジ検出回路105、カ
ウンタ101と同様のエツジ検出回路141、カウンタ142を
用い、カウンタ142の出力がDAとDBの中間値であるDC
一致したタイミングをS/Hタイミングとする。即ちコン
パレータ143の立上りにてS/H回路140は動作するもので
ある。
上述の回路構成により実現されたデジタルVTRにあって
は、マルチトラツク記録を行うと共に良好なトラツキン
グ制御が行えるものである。また別途トラツクや固定ヘ
ツドを設ける必要もなく、消去ヘツドを回転ヘツドにす
れば回転ヘツドのみでデジタルVTRを構成できテープ走
行上の負荷を著しく軽減できるものである。
以下、本件発明の一実施例における具体的な回路構成に
ついて第7図を用いて説明する。
第7図は第1図に於ける一部の構成を変化した本発明の
一実施例の要部を示す図で、第1図と同様の構成要素に
ついては同一番号を付す。各ヘツドHA〜HFの再生信号は
アンプ151〜156で夫々増幅され、ヘツドHA,ヘツドHCの
再生信号が混合器157で混合され、ヘツドHD、ヘツドHF
の再生信号が混合器158にて混合される。今、制御目標
となる3トラツクからトラツキングずれが発生した場
合、そのずれ量が1つのヘツド幅以内であれば、制御目
標となる3トラツクの両端の再生信号のみを用いて第1
図と同一のトラツキング制御が行える。またずれ量がそ
れ以上になっても制御引込時間が若干遅くなる程度で同
様のトラツキング制御が行える。従ってスイツチ139の
出力信号は前述のタイミングでS/HされATF信号が得られ
ることになる。
他方ヘツドHB、ヘツドHEの再生出力はスイツチ161にて1
/60秒毎に交互に出力され、BPF162でf1,f2,f3,f4成分が
抽出される。このBPF162の出力信号は乗算器163でf1,
f2,f3,f4のリフアレンス信号と乗算されて、BPF164,165
に供給される。BPF164,165は夫々fc,fdなる周波数成分
を抽出するためのものでfcはf4−f2、fdはf3−f1に夫々
設定される。ここでfcもしくはfdの成分が乗算器163の
出力に存在するということは各ヘツドが4トラツクピツ
チ程度のトラツクずれをしていることになる。そこでこ
の場合は制御目標トラツクを6トラツクピツチ分シフト
する様構成する。
以下、その構成を説明する。BPF164,165の出力は検波回
路166,167にてレベル検波され、夫々コンパレータ168,1
69で所定のしきい値レベル(Vth)と比較される。この
コンパレータ168,169のいずれかがハイレベルの出力を
するとオアゲート170の出力もハイレベルとなり、ワン
シヨツトマルチ171をトリガして、排他的論理和ゲート
(EXOR)174にパルス信号を供給する。このEXOR174がな
ければフリツプフロツプ(FF)172は1/2分周器として動
作し30Hzの矩形波信号が得られるが、ワンシヨツトマル
チ171より出力されるパルスによってもFF172はトリガ
し、この30Hzの矩形波信号の極性を反転することにな
る。第1図にて説明した様に切換回路108はこの30Hzの
矩形波信号と60PGの論理レベルの4種類の組合せにより
f1,f2,f3,f4を発生するのであるから、FF172より出力さ
れる30Hzの矩形波信号の極性が反転すれば、切換回路よ
り出力されるf1,f2,f3,f4のローテーシヨンは2つシフ
トする。
上述のリフアレンス信号のローテーシヨンのシフトに伴
い、制御目標トラツクは(2×3)トラツクシフトする
ことになる。従って例えば過渡状態にあり、ヘツドが4
トラツク以上トラツクずれしている時は直ちにヘツドが
2トラツク以下のトラツクずれをしている状態に変化せ
しめることができることになる。これによってトラツキ
ング制御への引込時間を大幅に短絡することが可能とな
った。
尚、上述の説明に於いてはパイロツト信号をビデオ信号
及びオーデイオ信号と時分割多重する構成としたが周波
数多重する構成とすることも可能である。また実施例で
は隣接する3トラツク全てにパイロツト信号を記録して
いるが、3トラツク中両端のトラツクのみにパイロツト
信号を記録しても同様のトラツキング制御が行えるもの
である。
また、トラツキング制御は複数のヘツドの再生信号を混
合した信号を用いて行ったが、例えばヘツドHA,ヘツドH
Fの再生信号を択一出力した信号から分離したfB成分
と、ヘツドHC,ヘツドHDの再生信号を択一出力した信号
から分離したfA成分とを比較する構成とすることも可能
である。この場合S/Hタイミングを双方で若干ずらすこ
とによりパイロツト信号を記録する期間を短縮すること
ができる。
またf1,f2,f3,f4のリフアレンス信号の発生順序は記録
時と同じとしたが、例えば記録時f1→f2→f3→f4のロー
テーシヨンであればf1→f4→f3→f2とすることも可能
で、この場合反転アンプ138,スイツチ139は不要とな
る。
<発明の効果> 以上、説明した様に本発明によれば、複数のトラツクを
同時に記録または再生する装置にあって、トラツキング
の制御を極めて良好に行うことができ、かつこれを簡単
な構成にて実現せしめることの可能な情報信号再生装置
が得られるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はデジタルVTRの要部の具体的構成を示す図、 第2図は本発明の一実施例としてのデイジタルVTRに於
ける磁気記録再生部の構成を示す図、 第3図は第2図の構成による磁気テープ上の記録パター
ンを示す図、 第4図は本発明の一実施例としてのデイジタルVTRの全
体の概略構成を示す図、 第5図(1)〜(4)は夫々各トラツクの記録パターン
の例を示す図、 第6図は第4図に示すデイジタルVTRに於る記録時のタ
イミングチヤート、 第7図は第1図の構成の一部を変更した、本発明の一実
施例によるトラッキング制御部の構成を示す図である。 図中、1は記録媒体としての磁気テープ、4は回転ドラ
ム、11はビデオ信号入力端子、14はオーデイオ信号入力
端子、42はスイツチング回路、43はパイロツト信号発生
回路、44はスイツチング回路、45はトラツキング信号処
理回路、46はキヤプスタン制御回路、48はキヤプスタ
ン、106はf1〜f4発生器、108は切換回路、109はゲート
回路、127,128は夫々混合回路、131はバンドパスフイル
タ、137はコンパレータ、140はサンプルホールド回路、
HA,HB,HC,HD,HE,HFは夫々ヘツドである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上月 進 神奈川県川崎市高津区下野毛770番地 キ ヤノン株式会社玉川事業所内 (72)発明者 高橋 宏爾 神奈川県川崎市高津区下野毛770番地 キ ヤノン株式会社玉川事業所内 (56)参考文献 特開 昭59−191164(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに異なる複数種のパイロット信号が順
    次互いに隣接するn個(nは3以上の整数)のトラック
    に対して1種類づつ、該n個の隣接トラック中少なくと
    も両端のトラックについて情報信号と共に記録された並
    列する多数のトラックの形成された記録媒体より前記情
    報信号を再生する装置であって、 n個の隣接トラックをトレースするためのn個の再生ヘ
    ッドと、 該n個の再生ヘッド中少なくともn個の隣接トラック中
    の両端のトラックをトレースするヘッドの再生出力中、
    当該n個の隣接トラックの両側に隣接するトラックから
    のパイロット信号成分を検出・比較し、該比較結果に従
    いトラッキング制御を行うトラッキング制御手段と、 該トラッキング制御手段により前記n個のヘッドをオン
    トラックさせようとしているn個の隣接トラック中の少
    なくとも両端のトラックに記録されているパイロット信
    号とは異なるパイロット信号が、前記n個のヘッド中前
    記トラッキング制御手段にてその再生出力を用いていな
    いヘッドにより、所定レベル以上再生されていることを
    検出する検出手段と、 該検出手段の出力に基づいて前記n個のヘッドをオント
    ラックさせようとしているトラックをシフトする様前記
    トラッキング制御手段を調整する調整手段とを具える 情報信号再生装置。
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