JP2603221B2 - 情報信号記録及び再生装置 - Google Patents

情報信号記録及び再生装置

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JP2603221B2 JP61042508A JP4250886A JP2603221B2 JP 2603221 B2 JP2603221 B2 JP 2603221B2 JP 61042508 A JP61042508 A JP 61042508A JP 4250886 A JP4250886 A JP 4250886A JP 2603221 B2 JP2603221 B2 JP 2603221B2
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【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は情報信号記録及び再生装置に関し、特に記録
媒体上に並列する多数のトラツクを形成して情報信号の
記録を行う装置、及び並列する多数のトラツクの形成さ
れた記録媒体から情報信号を再生する装置に関するもの
である。
〈従来の技術〉 近年、回転ヘツドで磁気テープをトレースして信号の
記録再生を行う装置に於いては、アナログ信号ではなく
デイジタルデータを記録再生するデジタルテープレコー
ダの研究開発が活発に行われる様になってきた。この様
なデジタルテープレコーダに対し、標準テレビジヨン信
号の如きビデオ信号をリアルタイムで記録再生する場
合、符号化したデータ量は膨大になり高密度磁気記録が
要求されている。また単位時間に記録再生するデータ量
も極めて多いため、データの高速記録を行う必要があ
る。
これらの要求を満足する1つの手法として、同時に複
数のトラツクを形成する、所謂マルチトラツク記録を行
うことが考えられている。また、回転ヘツドにてマルチ
トラツク記録を行う場合、少しでもトラツクピツチを小
さくするため、隣接トラツク間にはガードバンドを設け
ず、隣接するトラツク間で磁化方向を異ならしめ、所謂
アジマス重ね書きを行うことが考えられている。
一般に回転ヘツド型の磁気記録再生装置に於いては、
再生時に記録トラツク上をヘツドが正確にトレースする
様トラツキングの制御を行うことが重要な課題の1つと
なっている。
従来よりVTR等の回転ヘツド型の磁気記録再生装置に
於いてトラツキング制御を行う手法としては、テープの
端部に於いて長手方向にトラツキングの為のコントロー
ル信号(CTL)を記録する手法、情報信号に4種類のパ
イロツト信号を重畳する所謂4周波方式と呼ばれる手法
がある。
〈発明が解決しようとする問題点〉 ところが、CTLを用いる手法にあっては、専用のトラ
ツクを設けねばならず、高密度磁気記録を行う装置には
適していない。また実際の記録トラツクとCTLとの不整
合が生じることにより、正確なトラツキング制御が期待
できない。
また、4周波方式にあっては特にマルチトラツク記録
に対しては一度に何種類ものパイロツト信号を発生する
必要がある上に、これに対応してトラツキングエラー信
号を得るための信号処理が複雑なものとなってしまい、
ハード構成が膨大なものとなってしまう。また、仮にト
ラツキングエラー信号が得られた場合でも、複数のトラ
ツキングエラー信号が同時に発生することになり、これ
らを適宜処理する必要があり、マルチトラツク記録を行
う装置に適したものとは云えない。
本発明は上述の如き問題に鑑みてなされ、複数のトラ
ツクを同時に記録または再生する装置に適したトラツキ
ング制御の行える情報信号記録及び再生装置を提供する
ことを目的としている。
〈問題点を解決するための手段〉 斯かる目的下において、本発明においては、記録媒体
上に並列する多数のトラックを形成して情報信号の記録
を行う装置において、回転ドラム上に、互いに隣接する
n個(nは3以上の整数)のトラックを形成するための
n個の回転ヘッドをm組(mは2以上の整数)設け、互
いに異なる周波数を有するm種のパイロット信号を、該
m種のパイロット信号の夫々を前記m組の回転ヘッドの
各組にて形成されるn個の隣接トラック中両端のトラッ
クを除く少なくとも1つのトラックに(m×n)トラッ
ク周期で前記情報信号と共に記録する構成とした。
また、互いに異なる周波数を有するm種(mは2以上
の整数)のパイロット信号が互いに隣接するn個(nは
3以上の整数)のトラック中両端のトラックを除く少な
くとも1つのトラックに(m×n)トラック周期で情報
信号と共に記録された並列する多数のトラックが形成さ
れた記録媒体より、前記情報信号を再生する装置におい
て、回転ドラム上に、前記n個の隣接トラックをトレー
スするためのn個の回転ヘッドをm組設け、前記m組の
回転ヘッドの各組が、夫々m種のパイロット信号中の所
定のパイロット信号が両端を除くトラックの少なくとも
1つに記録されているn個の隣接トラックを概ねトレー
スしている状態において、該各組n個の回転ヘッド中記
所定のパイロット信号が記録されているトラックの両側
に隣接するトラックをトレースするヘッドの夫々の出力
中に含まれる前記所定のパイロット信号レベルを比較し
てトラッキング制御を行うトラッキング制御手段と、前
記m組の回転ヘッドの夫々が、前記所定のパイロット信
号が両端を除くトラックの少なくとも1つに記録されて
いるn個の隣接トラックを概ねトレースする様に、前記
各組の回転ヘッドが各々前記所定のパイロット信号以外
のパイロット信号を再生したことに応じて、該各組の回
転ヘッドの前記記録媒体上のトレース位置を強制的にシ
フトするトラックシフト手段とを具える構成とした。
〈作用〉 上述の如く構成することにより、記録装置にあっては
2種類のパイロツト信号を1種類づつ発生するだけでよ
く、再生装置にあっては1種類のトラツキングエラー信
号のみが得られることとなり、トラツキング制御系回路
の信号処理が簡略化でき、かつこれに伴ってハードウエ
ア構成の規模を小さくすることができる。また、(m×
n)個のヘッドを(m×n)個の隣接トラック中所望の
トラックにオントラックさせることができる。
〈実施例〉 以下、本発明の実施例について説明する。
以下の実施例は本発明を所謂デイジタルVTR,特に極め
て高密度の記録を必要とするタイプ、例えば1フイール
ドが1/60秒水平走査線数1125本の高品位テレビジヨン信
号を磁気テープ上に記録するデイジタルVTRに適用した
場合の例である。
第2図は本実施例のデイジタルVTRに於ける、磁気記
録再生部の構成を示す図、第3図は第2図の構成による
磁気テープ上の記録パターンを示す図である。第2図に
於いて1は磁気テープ、2,3は夫々磁気テープを不図示
のテープカセツトから引出し、回転磁気ヘツドを具える
回転ドラム4に対し180°以上の角範囲に亘って巻装す
るテープガイド部材、HA,HB,HC,HD,HE,HFは夫々回転磁
気ヘツドである。
第2図に示す如くヘツドHA,HB,HC,HD,HE,HFは180°の
位相差をもって回転する。またヘツドHAとヘツドHD,ヘ
ツドHBとヘツドHE,ヘツドHCとヘツドHFは夫々互いに同
一の回転面上を回転するものとする。またヘツドHAとヘ
ツドHB,ヘツドHBとヘツドHCの回転位相差をとし、回
転面の高さの差をdとする。
ここでヘツドHA〜HFで夫々形成されるトラツクTA〜TF
を全て第3図に示す様に一様に形成しようとした時の
及びdについて考察する。今、記録時のテープ速度をυ
とし、TA〜TFの6本のトラツクで1フイールドの高品位
テレビジヨン信号を記録するとすればドラムの回転数は
毎秒60回転となるので、1トラツク形成するのに必要な
テープ長はυ/360となる。また、トラツクの傾き角をθ
とすると、トラツクピツチTpはυsinθ/360、隣接トラ
ツク間のトラツク長さ方向のずれxはυcosθ/360とな
る。
今トラツクTA,TB,TCを同時に形成することを考えた
時、各ヘツドHA,HB,HC間の位相差は、ドラム4の半径
をrとした時ほぼυcosθ/360r〔rad〕となり、各
ヘツドHA,HB,HCの回転面の高さの差dは、 で与えられる。但し、これでは各ヘツドHA,HB,HCのドラ
ム4上の取付間隔が狭くなり、取付けが難しくなった場
合はを大きくし各ヘツドの記録タイミングをシフトし
てやれば良い。このときdは上記説明から明らかなよう
に小さくなり、=π/3でdが0となる。尚、以下の説
明はυcosθ/360であるものとして行うものであ
る。
第4図は本実施例のデイジタルVTR全体の概略構成を
示す図である。図中、第2図,第3図と同様の構成要素
については同一番号を付す。本実施例は第3図の如きト
ラツクパターンを形成するためのもので、6本のトラツ
クに1フイールド分のビデオ信号及びオーデイオ信号を
分割して記録し、各トラツクの前半にオーデイオ信号ガ
ードスペース挟んで、後半にビデオ信号を記録する。
第4図に於いて、11はアナログビデオ信号の入力され
る端子で、このアナログビデオ信号としては複合テレビ
ジヨン信号、輝度信号と色差信号とを時分割多重した所
謂TCI信号等が考えられる。A/D(アナログ−デイジタ
ル)変換器12は入力されたビデオ信号をサブナイキスト
サンプリング等のサブサンプリング法にてサンプリング
し、更にこうして得たデータはDPCMエンコーダ13で差分
符号化される。これらによってデータ量を1/4程度にま
で圧縮する。
他方、端子14より入力されるアナログオーデイオ信号
は、A/D変換器15にてA/D変換され、クロスインターリー
ブ符号化回路16にて例えば非線形量子化したオーデイオ
データの順序を適宜入れ換えた後誤り検出用パリテイワ
ードをパリテイ付加回路17にて付加する。
これらオーデイオデータとビデオデータは夫々バツフ
アを介して1/6フイールド分づつ交互に誤り訂正符号付
加回路18に供給され、誤り訂正符号が付加されて後、更
に同期付加回路19にて同期データが付加される。同期デ
ータの付加された記録用データは変調回路でスクランブ
ルNRZ方式等によりデジタル変調され、スイツチ21,スイ
ツチング回路22を介して適宜ヘツドHA〜HFに振り分けら
れ、テープ1上に記録される。
この時の各トラツクの記録パターンの一例を第5図
(1)に示す。再生時は各ヘツドHA〜HFより再生された
信号はスイツチング回路22,スイツチ21を介して復調回
路23に供給されデジタル復調されて後、TBC(タイムベ
ースコレクタ)24にて時間軸変動が除去される。時間軸
変動が除去された再生データに誤り訂正回路25にて誤り
訂正を施す。誤り訂正の施されたビデオデータはDPCMデ
コーダ11でサンプリングによりサンプリングされなかっ
た画素(標本点)のデータを補間回路32にてフレーム内
もしくはフレーム間補間により得て後、D/A変換器33に
てアナログビデオ信号とされ端子34より出力する。
誤り訂正の施されたオーデイオデータは誤り修正回路
26で誤りの修正をされた後、インターリーブ復号回路27
で元のデータ配列とされ、更に補間回路28にて前置補間
もしくは平均値補間等の補間が行われる。こうして復元
されたオーデイオデータはD/A変換器29にてアナログ信
号とされ端子30より出力される。
次に本実施例のデイジタルVTRに於けるトラツキング
について説明する。本実施例のVTRに於いては隣接する
トラツク中中央のトラツクに2種類のパイロツト信号中
の一方を記録する。
その記録位置の例を第5図(2),(3),(4)に
示す。第5図に於いて各ヘツドは左から右へトレースす
るものとし、第5図(1)に於いてはa,b,c,d,e,f,gの
順に記録される。図中a,d,gは夫々ガードスペース、b
はオーデイオデータ用クロツク−ラン−イン、cはオー
デイオデータ、eはビデオデータ用クロツク−ラン−イ
ン、fはビデオデータである。これにパイロツト信号を
多重することを考える。
第5図(2)はパイロツト信号を記録するスペースX1
を形成し、オーデイオデータcの直後に配置する例を示
している。第5図(3)はパイロツト信号が比較的低周
波であることを利用してクロツク−ラン−インeと重畳
して記録する例を示しており、exはパイロツト信号が重
畳されたクロツク−ラン−インを示す。尚クロツク−ラ
ン−インbと重畳することも勿論可能であろう。第5図
(4)はテープ1をドラム4に180°+α°巻付けて、
そのα°の部分にパイロツト信号を記録するスペースX2
を配置する例を示している。
このパイロツト信号の記録されるエリアの長さについ
ては第3図の如き記録パターンを想定した場合、隣接ト
ラツク間のトラツク長さ方向のずれχの数倍程度は必要
となる。尚以下の説明は第5図(2)に示すトラツクパ
ターンでパイロツト信号を記録するものとして説明す
る。
第4図に於いて41はドラム4の回転位相検出器であ
り、回転ドラムの回転に同期した60Hzの矩形波信号(以
下60PGと称す)を出力する。パイロツト信号発生器43は
2種類の互いに異なる十分低い周波数を有するパイロツ
ト信号(以下、その周波数を12とし夫々単に
12と称す)を同時に発生する。スイツチング回路
42は1をヘツドHBに、2をヘツドHEに所望のタイミン
グで出力する。
また、45はテープ1からヘツドHA,HC,HD,HFで再生さ
れたパイロツト信号が供給されるトラツキング信号処理
回路であり、該回路45では再生パイロツト信号を用いて
トラツキングエラー(ATF)信号を出力する。ATF信号は
キヤプスタン制御回路46に入力され、キヤプスタン48の
回転位相を制御することになる。47はキヤプスタン48の
フライホイール、49はピンチローラである。
第6図は本実施例のYTRによるトラツキング制御の原
理を説明するための図である。図中TA,TB,TC,TD,TE,TF
は夫々へツドHA,HB,HC,HD,HE,HFにより形成されたトラ
ツクであり、ヘツドHA,HC,HEに対しヘツドHB,HD,HFは異
なるアジマス角を有する。X1は第5図に示したパイロツ
ト信号の記録領域である。
今3個(m個)のヘッドよりなるヘッド組HA,HB,HCが
第6図に示す如くトラツクTA1,TB1,TC1上を正確にト
レース(ジヤストトラツク)しているとすると、ヘツド
HA,HCの再生信号中には1が同じレベルで含まれること
になる。ここでヘツドHBが図中右側にシフトしてしまっ
たとすればヘツドHCの再生レベルがヘツドHAの再生レベ
ルに比べ高くなり、この時はテープの速度を減速してヘ
ツドHBがトラツクTB1にジヤストトラツクする様に制御
する。他方3個(m個)のヘッドよりなるヘッド組HD,H
E,HFがトラツクTD1,TE1,TF1上をジヤストトラツクし
ていると、ヘツドHD,HFの再生信号中には2が同じレベ
ルで含まれる。ヘツドHEが図中右側にシフトすると、今
度はヘツドHFの再生レベルがヘツドHDの再生レベルに比
べ高くなる。この場合もテープの速度を減速してヘツド
HEがトラツクTE1にジヤストトラツクする様に制御すれ
ば良い。
第1図は上述の如きトラツキング制御を実現するため
のトラツキング制御系の具体的な構成の一例を示す図で
ある。図中第4図と同一の符号を付した部分は第4図の
構成要素に対応するものである。
図中101,102は夫々12を発生する発生器であ
る。発生された12は60PGによって1/120秒毎に接
続が切換られるスイツチ103を介してゲート回路104に供
給される。
カウンタ106は60Hzに比べて十分高いクロツクパルス
(CLK)をカウントし、エツジ検出回路105で検出された
60PGのエツジでリセツトされる。このカウンタ106の出
力データがデータDAとデータDBとの間にある時、コンパ
レータ107,108の双方がハイレベルを出力して、アンド
ゲート109の出力がハイレベルとなり、ゲート104を開け
る。このデータDA,DBはゲート104を開けるタイミング
が前述の第5図(2)に示す領域X1に対応するゲートタ
イミングとなる様設定される。
この時のパイロツト信号のゲート期間については前述
した隣接トラツクのトラツク長方向のずれ量χを考慮し
て5χ程度の長さに亘ってパイロツト信号が記録される
様に設定される。
上述の如くゲートされたパイロツト信号は60PGにより
1/120秒毎に接続が切換えられるスイツチ110を介して、
1がヘツドHBに,2がヘツドHEに夫々供給される。こ
れにより第6図に示す如く、領域X1上に12が記録
される。
111,112は夫々ヘツドHA,ヘツドHCの再生出力信号から
1を分離するためのバンドパスフイルタ(BPF)であ
り、113,114はヘツドHD,ヘツドHFの再生出力信号から
2を分離するためのBPFである。BPF111,112,113,114の出
力は検波回路115,116,117,118に夫々供給され、レベル
検波される。検波回路115,116の出力は比較器119にて比
較され、検波回路117,118の出力は比較器120にて比較さ
れる。
スイツチ121はヘツドHA,HB,HCがテープ1上をトレー
ス中は比較器119の出力を、ヘツドHD,HE,HFがテープ1
上をトレース中は比較器120の出力をサンプルホールド
(S/H)回路122に供給する様60PGにより制御される。
S/H回路122のS/HタイミングはヘツドHB,HEがトラツク
TB,TEの両隣接トラツクからパイロツト信号を再生でき
るタイミングとする。具体的にはカウンタ104の出力がD
AとDBの中間値であるDCと一致したタイミングをS/Hタイ
ミングとする。即ちコンパレータ123の立上りにてS/H回
路140は動作するものである。このS/H回路122の出力はA
TF信号となる。
このS/H回路122の出力のATF信号はトラツキングエラ
ーが1トラツクピツチ以内の場合はトラツキングエラー
の量に比例して変化するが、それ以上になるとトラツキ
ングエラーの量に比例しない。また2トラツクピツチ以
上のトラツキングエラーが発生した場合には隣接する6
トラック中の所望のトラックへ6個のヘッドをオントラ
ックさせるトラッキング制御が行えなくなってしまう。
ところで2トラツクピツチ以上のトラツキングエラーが
発生した時にはヘツドHA,HCの再生出力中に2が存在
し、他方ヘツドHD,HFの再生出力中に1が存在する。
BPF131,132は夫々ヘツドHA,ヘツドHCの再生出力中2
成分を分離する為のもの、BPF133,134は夫々ヘツドHD,H
Fの再生出力中の1成分を分離する為のものである。BP
F131,132,133,134の出力信号は夫々検波回路135,136,13
7,138にてレベル検波され、これらの検波出力は夫々所
定のしきい値電圧Vthと比較器141,142,143,144で比較す
る。
従って比較回路141,142,143,144のいずれかがハイレ
ベルとなった時、トラツキング制御が異常状態となった
ことになる。この時S/H回路122の出力は殆んど0レベル
となり、トラツキングエラーは2トラツクピツチ以上で
ある。そこでヘツドHA,HB,HCがテープ上をトレース中に
オアゲート145の出力がハイレベルとなった時、もしく
はヘツドHD,HE,HFがテープ上をトレース中にオアゲート
146の出力がハイレベルとなった時には、スイツチ147を
介してレベルシフト回路148を動作させ、強制的にトラ
ツキング制御の引込み範囲にて各ヘツドがトレースを行
う様にキヤプスタンを駆動せしめるものである。
レベルシフト回路148の出力信号はATF信号として前述
のキヤプスタン制御回路46に供給されトラツキング制御
が行われることになる。
上述の如き実施例のデジタルVTRにあってはマルチト
ラツク記録を行うと共に良好なトラツキング制御が行え
るものである。また別途トラツクや固定ヘツドを設ける
必要もなく、消去ヘツドを回転ヘツドにすれば回転ヘツ
ドのみでデジタルVTRを構成できテープ走行上の負荷を
著しく軽減できるものである。
また、パイロツト信号も2種類のみで良く、かつ再生
時特別な信号処理を行わずパイロツト信号をそのまま用
いてATF信号を得ることができる。これに伴って回路構
成も簡単なものとなる。
更に、2種類(m種類の)パイロツト信号を6トラッ
ク(m×nトラック)周期で記録し、これを夫々3個
(n個)の回転ヘッドよりなる2ヘッド組(mヘッドく
み)にて再生する構成としているので、6個のヘッドを
隣接する6個のトラックの所望のトラックにジャストト
ラックさせることができる。
尚、上述の説明に於いてはパイロツト信号をビデオ信
号及びオーデイオ信号と時分割多重する構成としたが周
波数多重することも可能である。
〈発明の効果〉 以上、説明した様に本発明によれば、複数のトラツク
を同時に記録または再生する装置にあて、簡単な構成で
トラツキングの制御を極めて良好に行うことができ、か
つヘッド数が多くとも各ヘッドを所望のトラックにジャ
ストトラックさせることのできる情報信号記録及び再生
装置が得られるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例としてのデイジタルVTRの要
部の具体的構成を示す図、 第2図は本発明の一実施例としてのディジタルVTRに於
ける磁気記録再生部の構成を示す図、 第3図は第2図の構成による磁気テープ上の記録パター
ンを示す図、 第4図は本発明の一実施例としてのデイジタルVTRの全
体の概略構成を示す図、 第5図(1)〜(4)は夫々各トラツクの記録パターン
の例を示す図、 第6図は本実施例に於けるトラツキング制御の原理を説
明するための図である。 図中、1は記録媒体としての磁気テープ、4は回転ドラ
ム、11はビデオ信号入力端子、14はオーデイオ信号入力
端子、42はスイツチング回路、43はパイロツト信号発生
回路、44はスイツチング回路、45はトラツキング信号処
理回路、46はキヤプスタン制御回路、48はキヤプスタ
ン、101,102は夫々12発生器、104は夫々ゲート回
路、111,112,113,114は夫々バンドパスフイルタ、119,1
20は夫々コンパレータ、122はサンプルホールド回路、H
A,HB,HC,HD,HE,HFは夫々ヘツドである。
フロントページの続き (72)発明者 山下 伸逸 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 上月 進 川崎市高津区下野毛770番地 キヤノン 株式会社玉川事業所内 (72)発明者 高橋 宏爾 川崎市高津区下野毛770番地 キヤノン 株式会社玉川事業所内 (56)参考文献 特開 昭62−52751(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録媒体上に並列する多数のトラックを形
    成して情報信号の記録を行う装置であって、 回転ドラム上に、互いに隣接するn個(nは3以上の整
    数)のトラックを形成するためのn個の回転ヘッドをm
    組(mは2以上の整数)設け、 互いに異なる周波数を有するm種のパイロット信号を、
    該m種のパイロット信号の夫々を前記m組の回転ヘッド
    の各組にて形成されるn個の隣接トラック中両端のトラ
    ックを除く少なくとも1つのトラックに(m×n)トラ
    ック周期で前記情報信号と共に記録する 情報信号記録装置。
  2. 【請求項2】互いに異なる周波数を有するm種(mは2
    以上の整数)のパイロット信号が互いに隣接するn個
    (nは3以上の整数)のトラック中両端のトラックを除
    く少なくとも1つのトラックに(m×n)トラック周期
    で情報信号と共に記録された並列する多数のトラックが
    形成された記録媒体より、前記情報信号を再生する装置
    であって、 回転ドラム上に、前記n個の隣接トラックをトレースす
    るためのn個の回転ヘッドをm組設け、 前記m組の回転ヘッドの各組が、夫々m種のパイロット
    信号中の所定のパイロット信号が両端を除くトラックの
    少なくとも1つに記録されているn個の隣接トラックを
    概ねトレースしている状態において、該各組n個の回転
    ヘッド中前記所定のパイロット信号が記録されているト
    ラックの両側に隣接するトラックをトレースするヘッド
    の夫々の出力中に含まれる前記所定のパイロット信号レ
    ベルを比較してトラッキング制御を行うトラッキング制
    御手段と、 前記m組の回転ヘッドの夫々が、前記所定のパイロット
    信号が両端を除くトラックの少なくとも1つに記録され
    ているn個の隣接トラックを概ねトレースする様に、前
    記各組の回転ヘッドが各々前記所定のパイロット信号以
    外のパイロット信号を再生したことに応じて、該各組の
    回転ヘッドの前記記録媒体上のトレース位置を強制的に
    シフトするトラックシフト手段とを具える 情報信号再生装置。
JP61042508A 1986-02-18 1986-02-27 情報信号記録及び再生装置 Expired - Fee Related JP2603221B2 (ja)

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