JPH0740272U - 林業用運搬車 - Google Patents

林業用運搬車

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JPH0740272U
JPH0740272U JP6989993U JP6989993U JPH0740272U JP H0740272 U JPH0740272 U JP H0740272U JP 6989993 U JP6989993 U JP 6989993U JP 6989993 U JP6989993 U JP 6989993U JP H0740272 U JPH0740272 U JP H0740272U
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Inventor
隆則 河島
Original Assignee
有限会社河島農具製作所
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 木材等の長尺物の積載作業を効率良く行うこ
と。 【構成】 車体1上の一側部に駆動源2を配置すると共
に他側部を荷台3とし、駆動源2の荷台3との反対側に
支柱4を配置し、該支柱4は、車体1に固定した直立部
材5と、横方向に延び後端部6aを直立部材5に旋回可
能に連結したアーム部材6と、アーム部材6にスライド
可能に連結し先端部に滑車7を取付ける滑車取付棒8と
から構成されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、主として木材を運搬する林業用運搬車に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、木材等を運搬するには、車体の上面の一側部に駆動源を配置し他側部を 積載部とし、前記駆動源と積載部との間に支柱を設け、該支柱の上端部に滑車を 取付けた林業用運搬車(意匠登録第590019号)を使用していた。この種の林業用 運搬車では、木材等を積載部上に車体前後方向に配列して積載するのが通例であ るが、このように木材等を積載するには車体の後方(または前方)に位置した木 材等を車体前後方向に沿って移動させて積載する縦載せと、車体の側方に位置し た木材等を車幅方向に移動させて積載する横載せとがある。
【0003】 前述の縦載せを行う場合には、木材等を車体前後方向に沿って移動させた後に 積載部上に木材等を車体前後方向に沿わせて配列するために、木材等の長手方向 一端にワイヤロープ等の一端を掛止し、該ワイヤロープ等を前記滑車に巻回する と共に他端をウインチドラム等で巻取るようにしていた。これ対して縦載せを行 う場合には、木材の長手方向の中央部分にワイヤロープ等の一端を掛止し、該ワ イヤロープ等を前記滑車に巻回すると共に他端をウインチドラム等で巻取るよう にしていた。
【0004】 これは、縦載せを行う場合に、木材等の長手方向の一端にワイヤロープ等の一 端を掛止しなければ、木材等を吊り上げた際に木材等が車体前後方向に対して傾 斜姿勢となり、また横載せを行う場合に、木材等の長手方向の中央部分にワイヤ ロープ等の一端を掛止しなければ、木材等を吊り上げた際に木材等の長手方向の 重量バランスが狂って木材等が傾斜姿勢となるからである。
【0005】 以上のように、縦載せを行う場合と横載せを行う場合とでは、ワイヤロープ等 を木材等に掛止する位置が大きく異なるのに対して、支柱に取付けた滑車を適宜 な位置に移動することができなかった。このために、該滑車に巻回したワイヤロ ープ等により積載部上に引き上げられた木材等は、車体前後方向の位置が縦載せ と横載せとでは大きく異なるので、一旦積載部上に積み上げた木材等を手作業で 位置直しすることが必要となり、積載作業の能率が著しく低下した。
【0006】 そこで、図6および図7に示すような木材運搬車24が提案された(実公平2 -32512号公報)。すなわち、該木材運搬車24は、駆動源(図示せず)と該駆動 源を収納するハウジングを兼ねた荷台2と、操縦機構11を具備した車体1上に 、積載部3,該積載部3の長手方向と平行に配置した門形支柱25およびウイン チドラム9を各々設けたものである。前記門形支柱25は、2本の支柱26の上 部を梁27で連結し、該梁27に車体前後方向に等間隔に複数のピン挿通孔27 aを穿孔し、該ピン挿通孔27aに対応するピン挿通孔28aを穿孔した滑動筒 28を前記梁27にスライド自在に取付け、該滑動筒28に前記梁27の軸心と 直交する姿勢で滑車取付棒29を固定し、該滑車取付棒29に車幅方向に間隔を あけて複数のフック掛具19を設けたものである。
【0007】 この木材運搬車24によると、図8に示すように、車体前後方向に沿って積載 部3上に木材22を移動させて積載する縦載せを行う場合には、滑動筒28をス ライドさせて該滑動筒28を木材22から離れる方向に移動し、梁27のピン挿 通孔27aと滑動筒28のピン挿通孔28aとを対応させ、これらのピン挿通孔 27a,28aに固定ピン30を挿入して両者を固定する。一方、木材22をワ イヤロープ23の長手方向の一端に掛止し、フック掛具19に取付けた滑車(図 示せず)にワイヤロープ23を巻回し、該ワイヤロープ23の他端をウインチド ラム9で巻取ることにより、木材22を吊り上げて積載部3上に積載する。
【0008】 また、図9に示すように、木材運搬車24の車幅方向に沿って木材22を移動 させて積載部3上に積載する横載せを行う場合には、滑動筒28を梁27の中央 部へ移動し、前記固定ピン30を用いて上述と同様に梁27に滑動筒28を固定 する。さらに、ワイヤロープ23の一端を木材22の長手方向の中央部分に掛止 し、2個のフック掛具19に各々取付けた滑車(図示せず)にワイヤロープ23 を巻回し、その他端をウインチドラム9で巻取ることにより、木材22を吊り上 げて積載部3上に積載する。
【0009】 なお、上述の説明において滑車取付棒29の積載部3側のフック掛具19に取 付けた滑車7を、滑車取付棒29の荷台2側のフック掛具19に取付けることに よって木材22を荷台2上に積載することができる。すなわち、車体1の車体前 後方向に沿って荷台2上に木材22を移動させて積載する縦載せを行う場合には 、滑動筒28を図8に示した状態で固定し、滑車取付棒29の荷台2側のフック 掛具19に滑車(図示せず)を取付け、該滑車にワイヤロープ23を巻回する。 さらに、該ワイヤロープ23の一端を荷台2の前方に配置された木材(図示せず )の長手方向の一端に掛止し、その他端をウインチドラム9で巻取ることにより 、木材22を吊り上げて荷台3上に積載する。
【0010】 また、木材運搬車24の車幅方向に沿って木材22を荷台2上に移動させて積 載する横載せを行う場合には、滑動筒28を図9に示した状態で固定し、滑車取 付棒29の荷台2側のフック掛具19に滑車(図示せず)を取付け、該滑車にワ イヤロープ23を巻回する。さらに、該ワイヤロープ23の一端を荷台2側に配 置された木材(図示せず)の長手方向の中央部分に掛止し、その他端をウインチ ドラム9で巻取ることにより、木材22を吊り上げて荷台2上に積載する。
【0011】
【考案が解決しようとする課題】
上述した木材運搬車24では、門形支柱25を、荷台2と積載部3との間に配 置しているため、木材22を荷台2側に寄せて積載部3上に積載しようとした場 合に、木材22が外力等を受ける等して門形支柱25の下方を横切るようにして 入り込むので、この木材22の抜き取りに手間取って積載作業を中断することが あった。特に、木材22を積み重ねて高く積載する場合には、この傾向が増加す るという問題があった。
【0012】 また、木材22を荷台2上に積載する場合と積載部3上に積載する場合に、そ れぞれ滑車の滑車取付棒29への取付位置を変える必要があるため、作業の途中 で荷台2または積載部3の一方が満載状態となって他方に積載しなければならな いときに、多くの手間を必要とし作業能率が低下することになった。
【0013】 この考案の目的は、積載作業を効率良く行える林業用運搬車を提供することで ある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の林業用運搬車は、車体上の一側部に配置した駆動源の上部を覆 って荷台を設けると共に、一側部における積載部側と反対側に支柱を配置したも のである。支柱は、車体に下端を固定した直立部材と、先端が横方向に延び後端 が直立部材の上端に旋回可能に連結されたアーム部材と、該アーム部材の先端に 進退自在に連結された滑車取付棒とから構成されたものである。
【0015】 請求項2記載の林業用運搬車は、支柱の直立部材の上端に、アーム部材の後端 が昇降可能に連結されているものである。
【0016】
【作用】
この考案の林業用運搬車によると、車体本体上の一側部に駆動源を配置し、該 駆動源の上部を覆って荷台を設けるとると共に、車体の他側部を積載部とし、さ らに駆動源の前記積載部との反対側に支柱を配置しているため、積載部に積載す る木材等が、支柱と駆動源との間に落ち込んで抜け難くなるのを防止することが できる。
【0017】 しかも、アーム部材を旋回すると共に、滑車取付棒をこの先端部に滑車を取付 けてスライドすることにより、滑車取付棒の先端部に取付けた滑車を車体前後方 向および車幅方向へ任意に移動させることができる。
【0018】 このため、車体の車体前後方向に沿って木材を移動させて積載部に積載する縦 載せを行う場合には、積載部に積載すべき木材等に対して、積載部の車体前後方 向の一端を接近するように車体を配置し、支柱のアーム部材を旋回して該アーム 部材の先端部を積載部の車体前後方向の他端へ向けると共に、滑車取付棒をスラ イドして該滑車取付棒の先端部に取付けた滑車をアーム部材の先方に前進させる 。さらに、滑車にワイヤロープ等を巻回し、該ワイヤロープ等の一端を木材等の 長手方向一端に掛止すると共に、該ワイヤロープ等の他端を引っ張ることにより 、木材等をこの長手方向に真っ直ぐに吊り上げることができる。
【0019】 一方、車体の車幅方向に沿って木材等を移動させて積載部上に積載する横載せ を行う場合には、積載部に積載すべき木材等に対して、該木材の側部に積載部の 側縁が沿うように車体を配置し、支柱のアーム部材を旋回して該アーム部材の先 端部を積載部側へ向けて該アーム部材を車体の車幅方向に沿わせると共に、滑車 取付棒をスライドして滑車取付棒に取付けた滑車をアーム部材の先方へ前進させ る。さらに、滑車にワイヤロープ等を巻回し、該ワイヤロープ等の一端を木材等 の長手方向の中央部分に掛止すると共に該ワイヤロープの他端を引っ張ることに より、木材等をこの長手方向と直交した方向に吊り上げることができる。
【0020】 さらに、支柱の直立部材の上端に、アーム部材の後端を昇降可能に連結した場 合には、積載部から滑車取付棒の先端部に取付けた滑車までの高さを調節するこ ができる。
【0021】
【実施例】
この考案の一実施例の林業用運搬車は、図1および図2に示すように、車体1 上の一側部に駆動源(図示せず)を覆って荷台2を設けると共に前記車体1の他 側部を積載部3とし、前記荷台2の積載部3側と反対側に支柱4を配置したもの である。該支柱4は、前記車体1に固定した直立部材5と、先端が横方向に延び 後端部6aが直立部材5に旋回可能に且つ昇降可能に連結されたアーム部材6と 、該アーム部材6の先端部にこの長手方向に沿ってスライド可能に連結し先端部 に滑車7を取付ける滑車取付棒8とから構成されたものである。
【0022】 車体1は、一側部において荷台2を挟んで前部にモータ等で駆動するウインチ ドラム9を取付け、後部に運転席10と操縦機構11とを各々配置し、これらと 前記他側部の積載部3との間に仕切板12を設けている。荷台2は、駆動源を収 納するハンジングの上面に木材等を載置できるようにしたものである。前記駆動 源としては、小型のガソリンあるいはディーゼルエンジンの他に電動式のモータ 等を使用することができる。荷台2で発生される駆動トルクは、車体1の下部に 設けた伝達機構13aを経て左右に各々設けたキャタピラ13に伝動される。
【0023】 前記支柱4の直立部材5は、図1および図3に示すように、直立した鋼管15 と、該鋼管15の上下端に各々設けた下フランジ16および上フランジ17とか らなる。前記下フランジ16は、前記車体1の上面にボルト18で固定されてい る。前記上フランジ17は、周方向に一定角度おきに複数のピン挿通孔aを穿孔 している。前記アーム部材6は、縦一列に等間隔に複数のピン挿通孔bを穿孔し た後端部6aと、該後端部6aから上がり傾斜して横方向に延びる傾斜部6bと を有する略く字形の鋼管である。
【0024】 前記傾斜部6bは、図1に示すように、下面にフック付きの滑車7を着脱自在 に取付けるための略U字形の鋼棒からなるフック掛具19を溶接し、側部にピン 挿通孔cを穿孔している。前記傾斜部6bの内部には、この長手方向に沿って前 記滑車取付棒8をスライド可能に挿入している。該滑車取付棒8は、この長手方 向に等間隔に複数のピン挿通孔dを穿孔し先端下部に前記アーム部材6と同様の フック掛具19を溶接している。
【0025】 前記直立部材5およびアーム部材6は、図3に示すように、前記直立部材5の 上フランジ17と対面し単一のピン挿通孔eを穿孔した摺接フランジ19と、ア ーム部材6の下端部6aを挿通しピン挿通孔fを穿孔した鋼製の短管20とから なる連結具21を介して連結されている。
【0026】 すなわち、連結具21の周方向におけるピン挿通孔fの開口方向が所望の向き となるように、前記直立部材5の上フランジ17のピン挿通孔aのいずれかと、 連結具21の摺接フランジ19のピン挿通孔eとを対応させ、これらのピン挿通 孔a,eにピンまたはボルト(図示せず)を挿通することにより、直立部材5と 連結具21を固定し、さらに前記アーム部材6が連結具21の短管19に対して 所望の高さ位置となるように、アーム部材6のピン挿通孔bのいずれかと、連結 具21の短管20のピン挿通孔fとを対応させ、これらのピン挿通孔b,fにボ ルトまたはピンを挿通することにより、アーム部材6を連結具21に固定してい る。
【0027】 前記傾斜部6bおよび滑車取付棒8は、図1に示すように、アーム部材6の先 端部から滑車取付棒8の先端部が所望の長さ突出するように、傾斜部6bのピン 挿通孔cと、滑車取付棒8のピン挿通孔dのいずれかとを対応させ、これらのピ ン挿通孔c,dにピンまたはボルトを挿通することにより固定されている。
【0028】 次に、この考案の一実施例の林業用運搬車の使用方法について説明する。図4 に示すように、前記車体1の車体前後方向に沿って木材22を移動させて前記荷 台2または積載部3上に載置する縦載せを行う場合には、積載部3上に積載すべ き木材22に対して、積載部3の車体前後方向の一端が接近するように車体1を 配置し、前記支柱4のアーム部材6を旋回して該アーム部材6の先端部を積載部 3の車体前後方向の他端に向けると共に、滑車取付棒8をスライドして該滑車取 付棒8に取付けた滑車7をアーム部材6の先方へ前進せさる。
【0029】 この状態で、木材22が図示した場所よりも矢印A方向に位置するときは、ア ーム部材6を矢印R方向に回動する操作をするか、滑車取付棒8をスライドして アーム部材6の先方へ前進させる操作をするか、あるいは両方の操作をすること により滑車7を矢印A方向に移動する。反対に、木材22が図示した場所よりも 矢印B方向に位置するときは、アーム部材6を矢印L方向に回動する操作をする か、滑車取付棒8をスライドしてアーム部材6の先方から後退させる操作をする か、あるいは両方の操作をすることにより滑車7を矢印B方向に移動する。
【0030】 さらに、滑車7にワイヤロープ23を巻回し、該ワイヤロープ23の一端を木 材22の長手方向一端に掛止すると共に、該ワイヤロープ23の他端をウインチ ドラム9で巻取ることにより、木材22をこの長手方向に真っ直ぐに吊り上げて 荷台2または積載部3上に積載する。これにより、木材22が積載部3上で車体 1の車体前後方向に対して傾斜姿勢となるのを防止できる。
【0031】 一方、図5に示すように、車体1の車幅方向に沿って木材22を移動させて積 載部3上に積載する横載せを行う場合には、積載部3上に積載すべき木材22に 対して、該木材22の側部に積載部3の側縁が沿うように車体1を配置し、支柱 4のアーム部材6を旋回して該アーム部材6の先端部を積載部3側へ向けて該ア ーム部材6を車体1の車幅方向に沿わせると共に、滑車取付棒8をスライドして 滑車取付棒8に取付けた滑車7を木材22の長手方向の中央部分の上方に移動す る。
【0032】 この状態で、木材22が図示した場所よりも矢印C方向に位置するときは、ア ーム部材6を矢印R方向に回動すると共に、滑車取付棒8をスライドしてアーム 部材6の先方へ前進させることにより、滑車7を矢印C方向に平行移動する。反 対に、木材22が図示した場所よりも矢印D方向に位置するときは、アーム部材 6を矢印L方向に回動すると共に、滑車取付棒8をスライドしてアーム部材6の 先方から前進させることにより滑車7を矢印D方向に平行移動する。
【0033】 さらに、滑車7にワイヤロープ23を巻回し、該ワイヤロープ23の一端を木 材22の長手方向の中央部分に掛止すると共に、該ワイヤロープ23の他端をウ インチドラム9で巻取ることにより、木材22をこの長手方向と直交した方向に 吊り上げて積載部3上に積載する。これにより、木材22の長手方向の重量バラ ンスを保ち、木材22が積載部3上で傾斜姿勢となるのを防止できる。
【0034】 また、木材22が、荷台2側の車体1の側縁に沿って配置されてたときには、 支柱4のアーム部材6を旋回して該アーム部材6の先端部を荷台2側へ向けて該 アーム部材6を車体1の車幅方向に沿わせると共に、滑車取付棒8をスライドし て滑車取付棒8に取付けた滑車7を木材22の長手方向の中央部分の上方に移動 すし、さらに滑車7にワイヤロープ23を巻回し、該ワイヤロープ23の一端を 木材22の長手方向の中央部分に掛止すると共に、その他端をウインチドラム9 で巻取ることにより、木材22をこの長手方向と直交した方向に吊り上げて荷台 2上に積載する。
【0035】 以上のように、支柱4に取付けた滑車7を、木材22の縦載せを行う場合と横 載せを行う場合に、積載部3上方の適宜な位置に移動できるので、一旦積載部3 上に積み上げた木材22を車体1の車体前後方向に対して真っ直ぐになるように 作業員が手直しする手間が省ける。
【0036】 また、アーム部材6を旋回できるので、作業の途中で荷台2または積載部3の 一方が満載状態となって他方に積載しなければならない場合でも、木材22を荷 台2上および積載部3上のいずれにも容易に積み分けることができる。したがっ て、木材22を積載する作業能率を向上することができる。
【0037】 また、アーム部材6を直立部材5に対して任意の高さで固定することができ、 これによって積載部3から滑車7までの高さを調節できるので、滑車7を高く位 置することにより、多数の木材22を比較的高く積載することができる。逆に、 少数の木材22を低く積載する場合には、滑車7を低く位置することにより、滑 車7に巻回するワイヤロープ23を不要に長くすることなく、手際よく積載作業 を行うことができる。
【0038】 また、前記アーム部材6の傾斜部6bは、後端部6aから上がり傾斜して延び ているため、滑車取付棒8をスライドするに際して、傾斜部6bから滑車取付棒 8が不用意に抜け落ちる危険性がない。また、フック掛具19は、滑車取付棒8 とは別に該傾斜部6bの先端下部にも設けられているので、木材22を仕切板1 2付近に積載する場合に、滑車7を滑車取付棒8のフック掛具19から取り外し 傾斜部6bのフック掛具19に取付けることにより、木材22を滑車取付棒8を 仕切板12側へスライドする手間を伴わずに、迅速に作業することができる。
【0039】 なお、当該実施例では、木材22の縦載せを行う場合には、図4に示したよう に、積載部3に積載すべき木材22を積載部3の車体前後方向の一端から積載部 3上に移動させたが、木材22を積載部3の車体前後方向の他端から積載部3上 に移動するようにしてもよい。この場合、前記支柱4のアーム部材6は、図4に 示した向きと反対向き、つまり該アーム部材6の先端部が積載部3の車体前後方 向の一端を向くように旋回する。
【0040】
【考案の効果】
この考案の林業用運搬車によると、車体上の一側部に駆動源を配置すると共に 他側部を積載部とし、駆動源の前記積載部との反対側に支柱を配置しているため 、積載部に積載する木材等が従来技術のように支柱の下に入り込むことがないの で、作業能率を高めることができる。しかも、支柱に取付けた滑車を、木材の縦 載せを行う場合と横載せを行う場合に、積載部上方の適宜な位置に移動できるの で、一旦積載部上に積み上げた木材を車体の車体前後方向に真っ直ぐになるよう に作業員等の手で位置直しする手間を省くことができる。
【0041】 また、アーム部材を旋回できるので、作業の途中で荷台または積載部の一方が 満載状態となって他方に木材等を積載しなければならない場合でも、木材等を荷 台上または積載部のいずれにも容易に積み分けることができる。したがって、木 材を積載する作業能率を向上とることができる。
【0042】 また、支柱の直立部材の上端にアーム部材の後端を昇降可能に連結した場合、 アーム部材を直立部材に対して任意の高さで固定することができ、これによって 滑車を高く位置することにより多数の木材等を比較的高く積載することができる 。逆に、少数の木材等を低く積載する場合には、滑車を低く位置することにより 、滑車に巻回するワイヤロープ等を不要に長くすることなく、手際よく積載作業 を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例の林業用運搬車の正面図。
【図2】この考案の一実施例の林業用運搬車の側面図。
【図3】この考案の一実施例の林業用運搬車の要部を示
す断面図。
【図4】この考案の一実施例の林業用運搬車の一使用例
を示す平面図。
【図5】この考案の一実施例の林業用運搬車の他の使用
例を示す平面図。
【図6】従来例の林業用運搬車の側面図。
【図7】従来例の林業用運搬車の平面図。
【図8】従来の林業用運搬車の一使用例を示す平面図。
【図9】従来例の林業用運搬車の他の使用例を示す平面
図。
【符号の説明】
1 車体 2 荷台 3 積載部 4 支柱 5 直立部材 6 アーム部材 7 滑車 8 滑車取付棒

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体上の一側部に駆動源を配置し他側部
    を木材を積載する積載部とした林業用運搬車において、
    前記駆動源の上部を覆って荷台を設けると共に、前記一
    側部における前記荷台の積載部側と反対側に支柱を配置
    し、該支柱は、前記車体に下端を固定した直立部材と、
    先端が横方向に延び後端が前記直立部材の上端に旋回可
    能に連結されたアーム部材と、該アーム部材の先端に進
    退自在に連結された滑車取付棒とから構成されたことを
    特徴とする林業用運搬車。
  2. 【請求項2】 前記支柱の直立部材の上端に、前記アー
    ム部材の後端が昇降可能に連結された請求項1記載の林
    業用運搬車。
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CN115284997A (zh) * 2022-03-11 2022-11-04 深圳市海清视讯科技有限公司 货车装载货物的方法及货物装载装置
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