JPH0740265U - 貨物トラックの傾斜装置 - Google Patents

貨物トラックの傾斜装置

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JPH0740265U
JPH0740265U JP7018293U JP7018293U JPH0740265U JP H0740265 U JPH0740265 U JP H0740265U JP 7018293 U JP7018293 U JP 7018293U JP 7018293 U JP7018293 U JP 7018293U JP H0740265 U JPH0740265 U JP H0740265U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 貨物トラックの車体フレームへ過剰な集中荷
重をかけることを防止する。 【構成】 貨物トラックの後輪を支点として前記貨物ト
ラックの前輪側を接地面に対して昇降させるための油圧
ジャッキ(昇降手段)15と、この油圧ジャッキ15を
駆動させる油圧回路(駆動手段)21と、この油圧回路
21を制御する駆動制御手段41と、油圧ジャッキ15
によって傾斜された前記貨物トラックの後部を前記接地
面にて支持する支持脚とを備えた貨物トラックの傾斜装
置において、前記支持脚の下端部と前記接地面との間の
距離が所定範囲になったことを検出するリミットスイッ
チ(検出器)45を前記支持脚の下端部に設けるととも
に、油圧ジャッキ15による前記貨物トラックの前記前
輪側の上昇駆動をリミットスイッチ45の検出結果にも
とづいて規制する切換弁(規制手段)29を設け、この
切換弁29によって油圧回路21の上昇駆動を停止す
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、土木工事現場などにブルドーザなどを移送する貨物トラックに取 り付けられる傾斜装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、図4に示すように、貨物トラック1の後輪2を支点としてその貨物 トラック1の前輪3側を接地面4に対して昇降させるためにその貨物トラック1 の車幅方向両側に取り付けられる油圧ジャッキ(昇降手段)5と、この油圧ジャ ッキを駆動させる油圧回路(駆動手段)と、この油圧回路を制御する駆動制御手 段と、油圧ジャッキ5によって傾斜された貨物トラック1の後部を接地面4にて 支持する支持脚6とを備えた貨物トラックの傾斜装置が知られている。
【0003】 この種の傾斜装置は、貨物トラック1の傾斜を作業者が目視によって停止させ 、ブルドーザなどの重量物の積み降ろし作業の便宜を図るものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、この種の傾斜装置を装備した貨物トラック1には、重量物であるブ ルドーザなどが登載され、車体フレームへの荷重負荷が大きなものとなる。その 上、車体フレームの後部側の強度が他の部分に比べて比較的弱い傾向にある。
【0005】 このため、傾斜された貨物トラック1の車体フレームには、局所的な荷重の集 中が起こらないようにする必要があり、油圧ジャッキ5の伸縮脚7の下端部と、 後輪2と、支持脚6との三点で車体フレームを支持することが望ましい。
【0006】 しかし、貨物トラック1の傾斜の調節が作業者の目視によって決められるため 、場合によっては、後輪2が浮き上がってしまい(図4中二点鎖線参照)、油圧 ジャッキ5の伸縮脚7の下端部と、支持脚6との二点のみで支持するために、そ の分だけ貨物トラック1の車体フレームへ過剰な荷重をかけてしまうおそれがあ るという不具合があった。また、接地面に凹凸があった場合も、上記のような二 点支持が起こるおそれがある。
【0007】 この考案は、このような実情を背景として創作されたもので、貨物トラックの 車体フレームへ過剰な集中荷重をかけることを防止することのできる貨物トラッ クの傾斜装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、この考案は、貨物トラックの後輪を支点として前 記貨物トラックの前輪側を接地面に対して昇降させるために前記貨物トラックの 車幅方向両側に取り付けられる昇降手段と、この昇降手段を駆動させる駆動手段 と、この駆動手段を制御する駆動制御手段と、前記昇降手段によって傾斜された 前記貨物トラックの後部を前記接地面にて支持する支持脚とを備えた貨物トラッ クの傾斜装置において、前記支持脚の下端部と前記接地面との間の距離が所定範 囲になったことを検出する検出器を前記支持脚の下端部に設けるとともに、前記 昇降手段による前記貨物トラックの前記前輪側の上昇駆動を前記検出器の検出結 果にもとづいて規制する規制手段を設け、この規制手段によって前記駆動手段の 上昇駆動を停止することを特徴としている。
【0009】
【作 用】
この考案による貨物トラックの傾斜装置によれば、貨物トラックの後部を接地 面にて支持する支持脚の下端部と接地面との間の距離が所定範囲になったことが 検出器によって検出される。その検出結果は、昇降手段による貨物トラックの前 輪側の上昇駆動を規制する規制手段に入力され、この規制手段の作動によって駆 動手段の上昇駆動が停止される。
【0010】 したがって、作業者の目視に頼らなくても、また接地面の凹凸などの状態にか かわらず、貨物トラックの傾斜を適正なところ、すなわち油圧ジャッキの伸縮脚 の下端部と、後輪と、支持脚との三点で接地面に支持される位置で停止させるこ とができる。
【0011】
【実施例】
以下、この考案による貨物トラックの傾斜装置を、図面にもとづいて説明する 。
【0012】 図3において、11は油圧式のクレーン12を備えた貨物トラックである。こ の貨物トラック11には、後輪13を支点として貨物トラック11の前輪14側 を接地面4に対して昇降させる(図中二点鎖線参照)ための昇降手段としての一 対の油圧ジャッキ15が車幅方向両側に取り付けられている。
【0013】 この油圧ジャッキ15の伸縮動作は、車体側部に設けられたコントロールユニ ット16にておこなわれるようになっている。
【0014】 貨物トラック1の後部には、接地面4にて貨物トラック11を支持する支持脚 17が下方にむけて突設されている。この支持脚17の下端部には、傾斜した支 持盤18が取り付けられている。
【0015】 油圧ジャッキ15は、図1に示すような駆動手段としての油圧回路21によっ て駆動される。この油圧回路21は、油圧ポンプ22と、主管路23と、パイロ ット管路24とから大略構成されている。そして、主管路23は、6ポート3位 置型の切換弁25によって、油圧ジャッキ15またはクレーン12への油圧の供 給が切り換えられるようになっている。
【0016】 主管路23には、背圧弁26が設けられ、後述する駆動制御手段からの信号に もとづいて作動する2ポート2位置型の切換弁27の開閉によって、パイロット 管路24側へのパイロット圧が得られるようになっている。
【0017】 切換弁25は、パイロットシリンダ28によって開閉動作されるものである。 このパイロットシリンダ28のシリンダ内には、パイロット管路24に設けられ た2つの3ポート2位置型の切換弁29、30を通る油圧が供給されるようにな っている。この油圧の供給により、切換弁25は、油圧ジャッキ15を伸長させ る左位置31、油圧ジャッキを停止させるとともにクレーン12側へ油圧を供給 する中立位置32および油圧ジャッキ15を縮小させる右位置33のいずれかの 位置に切り換えられる。これにより、主管路23の油圧が油圧ジャッキ15側ま たはクレーン12側へ伝達される。
【0018】 34は、分流弁で、貨物トラック11の車幅方向両側に設けられた一対の油圧 ジャッキ15の伸縮の同期を図るものである。35は、ダブルパイロットチェッ ク弁である。
【0019】 また、36はタンクで、37はこのタンク36に油をもどすためのメインリリ ーフ弁である。さらに、38は減圧弁、39はパイロットリリーフ弁である。
【0020】 このような構成の油圧回路21は、コントロールユニット16内に設けられた 駆動制御手段41によって制御されるものである。駆動制御手段41には、油圧 ジャッキ15を伸長させるためのスイッチ42と、縮小させるためのスイッチ4 3とが設けられており、これらのスイッチ42、43を操作することによって切 換弁29、30の電磁ソレノイドが駆動されるとともに、ダイオード44を介し て切換弁27の電磁ソレノイドが駆動されるようになっている。
【0021】 スイッチ42と切換弁29の電磁ソレノイドとの間には、油圧ジャッキ15に よって傾斜された貨物トラック11の後部を接地面4にて支持する支持脚17の 下端部と接地面4との間の距離が所定範囲になったことを検出する検出器として のリミットスイッチ45が設けられている。
【0022】 すなわち、この実施例においては、切換弁29は、油圧ジャッキ15による貨 物トラック11の前輪14側の上昇駆動をリミットスイッチ45の検出結果にも とづいて規制する規制手段となっている。
【0023】 このリミットスイッチ45は、図2に示すように、支持盤18に枢軸46によ って枢支されるアングル材47と、感知部48とから構成されている。アングル 材47は、支持脚17の下端部と接地面4との間の距離が所定範囲になるまでは 不図示のバネによって、感知部48に接触しているが、接地とともにそのバネ力 に抗して図中二点鎖線で示すように、感知部48から離間するようになっている 。
【0024】 つぎに、このような構成からなる貨物トラックの傾斜装置の作用を説明する。 貨物トラック11を傾斜させる場合、まず伸長操作用のスイッチ42をオンに する。すると、切換弁27が切り換わって背圧弁26に背圧が発生する。これに よって、パイロット管路24にパイロット圧が供給される。
【0025】 この状態において、スイッチ42がオンとなっているために切換弁29が左位 置に切り換わり、パイロットシリンダ28が前記パイロット圧によって右方向に 駆動され、切換弁25が左位置31に切り換わる。これによって、一対の油圧ジ ャッキ15は同期されながら伸長駆動され、貨物トラック11は後傾を始める。
【0026】 支持脚17の下端部と接地面4との間の距離が所定範囲になると、支持盤18 に設けられているアングル材47が枢軸46まわりに回動してリミットスイッチ 45がオフとなる。これによって、切換弁29がオフセット位置に切り換わり、 パイロットシリンダ28内の作動油がタンク36に還流されるために、切換弁2 5が中立位置32に復帰し、油圧ジャッキ15の伸長駆動が停止される。
【0027】 したがって、作業者は目視によってコントロールユニット16の操作をしなく とも、また接地面の状態が凹凸であったとしても、貨物トラック11の傾斜を適 正なところ、すなわち油圧ジャッキ15の伸縮脚の下端部と、後輪13と、支持 脚17との三点で接地面4に支持される位置で停止させることができる。
【0028】 図5は、この実施例の変形例を示すもので、(A)は検出器として近接スイッ チ51を採用したもの、(B)は検出器として圧力センサ52を採用したものを 示している。圧力センサ52を採用する場合には、ピストン53の下端部を接地 検出部とすることができるので、(A)で示すようなアングル材47を取り付け なくともよい。
【0029】 なお、この実施例においては、切換弁29を、油圧ジャッキ15による貨物ト ラック11の前輪14側の上昇駆動をリミットスイッチ45の検出結果にもとづ いて規制する規制手段としているが、リミットスイッチ45の作動にもとづいて メインリリーフ弁37や切換弁27を規制手段としてアンロードさせて、パイロ ット管路24側へのパイロット圧を調節することでも、油圧ジャッキ15の伸長 駆動を規制することができ、この考案の要旨を逸脱しない範囲で、この実施例と 同等の効果が得られる。また、検出器は、支持脚の下端部と接地面とが面接触し ている状態を含んで所定の範囲の距離を検出するものである。
【0030】
【考案の効果】
以上説明したように、この考案による貨物トラックの傾斜装置によれば、貨物 トラックの後部を接地面にて支持する支持脚の下端部と接地面との間の距離が所 定範囲になったことが検出器によって検出される。その検出結果は、昇降手段に よる貨物トラックの前輪側の上昇駆動を規制する規制手段に入力され、この規制 手段の作動によって駆動手段の上昇駆動が停止されるので、作業者の目視に頼ら なくても、また接地面の状態にかかわらず、貨物トラックの傾斜を適正なところ 、すなわち油圧ジャッキの伸縮脚の下端部と、後輪と、支持脚との三点で接地面 に支持される位置で停止させることができる。
【0031】 したがって、貨物トラックの車体フレームへ過剰な集中荷重をかけることを防 止することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施例に係る貨物トラックの傾斜装
置の構成を示す回路図である。
【図2】同支持脚の要部を示す側面図である。
【図3】同概略図である。
【図4】従来の貨物トラックの傾斜装置の概略図であ
る。
【図5】この実施例の変形例を示す支持脚の側面図であ
る。
【符号の説明】
4 接地面 11 貨物トラック 13 後輪 14 前輪 15 油圧ジャッキ(昇降手段) 17 支持脚 21 油圧回路(駆動手段) 29 切換弁(規制手段) 41 駆動制御手段 45 リミットスイッチ(検出器)
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年1月6日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【図5】
【図1】
【図3】
【図4】

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貨物トラックの後輪を支点として前記貨
    物トラックの前輪側を接地面に対して昇降させるために
    前記貨物トラックの車幅方向両側に取り付けられる昇降
    手段と、この昇降手段を駆動させる駆動手段と、この駆
    動手段を制御する駆動制御手段と、前記昇降手段によっ
    て傾斜された前記貨物トラックの後部を前記接地面にて
    支持する支持脚とを備えた貨物トラックの傾斜装置にお
    いて、 前記支持脚の下端部と前記接地面との間の距離が所定範
    囲になったことを検出する検出器を前記支持脚の下端部
    に設けるとともに、前記昇降手段による前記貨物トラッ
    クの前記前輪側の上昇駆動を前記検出器の検出結果にも
    とづいて規制する規制手段を設け、この規制手段によっ
    て前記駆動手段の上昇駆動を停止することを特徴とする
    貨物トラックの傾斜装置。
JP1993070182U 1993-12-27 1993-12-27 貨物トラックの傾斜装置 Expired - Fee Related JP2596914Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013071736A (ja) * 2011-09-27 2013-04-22 Shinmaywa Industries Ltd コンテナおよび荷役車両

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