JPH0740225Y2 - 過電流試験機 - Google Patents
過電流試験機Info
- Publication number
- JPH0740225Y2 JPH0740225Y2 JP814689U JP814689U JPH0740225Y2 JP H0740225 Y2 JPH0740225 Y2 JP H0740225Y2 JP 814689 U JP814689 U JP 814689U JP 814689 U JP814689 U JP 814689U JP H0740225 Y2 JPH0740225 Y2 JP H0740225Y2
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- power supply
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- Testing Electric Properties And Detecting Electric Faults (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本考案は電子センサを搭載した配線用回路遮断器のよう
な過電流保護機能を持つ機器の過電流特性試験を行う過
電流試験機に関するものである。
な過電流保護機能を持つ機器の過電流特性試験を行う過
電流試験機に関するものである。
［従来の技術］ 従来、電子回路からなる過電流検出用センサを内蔵し、
このセンサ出力で回路遮断機構を駆動する過電流保護機
器、例えば配線用回路遮断器の過電流試験を行う場合、
第２図に示すように定格の電源電圧ACを配線用回路遮断
器１の電源端子側に接続して、負荷端子側に負荷調整器
２を接続し、過電流を検出する電子回路からなるセンサ
５の電源を負荷端子側から得るようにして試験回路を構
成するか、或は第３図に示すように、電圧調整器31を用
いて電源電圧を低圧とし、この低圧電源を１次側入力と
する別の電圧調整器32〜34の２次出力を夫々電流トラン
ス41〜43の１次側に接続し、電流トランス41〜43を配線
用回路遮断器１の対応する各相の電源端子と、負荷端子
との間を接続し、且つセンサ５の電源を別のセンサ電源
６より供給するようにして試験回路を構成していた。
このセンサ出力で回路遮断機構を駆動する過電流保護機
器、例えば配線用回路遮断器の過電流試験を行う場合、
第２図に示すように定格の電源電圧ACを配線用回路遮断
器１の電源端子側に接続して、負荷端子側に負荷調整器
２を接続し、過電流を検出する電子回路からなるセンサ
５の電源を負荷端子側から得るようにして試験回路を構
成するか、或は第３図に示すように、電圧調整器31を用
いて電源電圧を低圧とし、この低圧電源を１次側入力と
する別の電圧調整器32〜34の２次出力を夫々電流トラン
ス41〜43の１次側に接続し、電流トランス41〜43を配線
用回路遮断器１の対応する各相の電源端子と、負荷端子
との間を接続し、且つセンサ５の電源を別のセンサ電源
６より供給するようにして試験回路を構成していた。
［考案が解決しようとする課題］ しかし第２図の従来例では試験する対象の機器が大電流
定格の場合には非常に大容量の負荷調整器２を必要と
し、しかも電力消費も大で経済的ないという問題があっ
た。
定格の場合には非常に大容量の負荷調整器２を必要と
し、しかも電力消費も大で経済的ないという問題があっ
た。
また第３図の従来例ではセンサ５に外部からセンサ電源
６より電源を供給しなければならないため、その為の電
源供給用のリード線ｌを導出しなければならず、そのた
め特性試験後、再び機器内にリード線ｌを組み込む必要
があり、機器の完成品試験とは言えない問題点があっ
た。
６より電源を供給しなければならないため、その為の電
源供給用のリード線ｌを導出しなければならず、そのた
め特性試験後、再び機器内にリード線ｌを組み込む必要
があり、機器の完成品試験とは言えない問題点があっ
た。
本考案は上述の問題点に鑑みて為されたもので、その目
的とするところは大容量のトランスや負荷調整器が不要
で、しかも電力消費が少なく、更にセンサ電源を特別に
必要とせず、完成品状態で試験ができる過電流試験機を
提供するにある。
的とするところは大容量のトランスや負荷調整器が不要
で、しかも電力消費が少なく、更にセンサ電源を特別に
必要とせず、完成品状態で試験ができる過電流試験機を
提供するにある。
［課題を解決するための手段］ 本考案は過電流検出用のセンサを内蔵した回路遮断器等
の被試験用過電流保護機器の電源端子に定格電圧を印加
して印加してセンサに電源を供給する電圧源と、該電圧
源から出力される各相の電圧の位相を検出する位相検出
手段と、被試験用過電流保護機器の使用電源の各相に対
応する被試験用過電流保護機器の電源端子と負荷端子と
の間に負荷未接続状態で電流を流す電流源とから少なく
とも構成され、電流源から流す電流位相を上記位相検出
手段の検出位相に同期させるものである。
の被試験用過電流保護機器の電源端子に定格電圧を印加
して印加してセンサに電源を供給する電圧源と、該電圧
源から出力される各相の電圧の位相を検出する位相検出
手段と、被試験用過電流保護機器の使用電源の各相に対
応する被試験用過電流保護機器の電源端子と負荷端子と
の間に負荷未接続状態で電流を流す電流源とから少なく
とも構成され、電流源から流す電流位相を上記位相検出
手段の検出位相に同期させるものである。
［作用］ 本考案によれば、過電流検出用のセンサの電源を電圧源
から供給するから、センサに接続したリード線を被試験
用過電流保護機器から外部に導出する必要が無く、被試
験用過電流保護機器の完成品試験が行え、更に電流源に
より被試験用過電流保護機器に電流を流すため、電圧源
の容量が少なくて済み、しかも電流源を用いるから電流
源の使用電源電圧が低圧が済み、消費電力を低減でき、
また電流源の位相を印加電圧の位相に同期させるから、
位相のずれによるトラブルの発生が無く、実使用の状態
と同じ条件で試験ができる。
から供給するから、センサに接続したリード線を被試験
用過電流保護機器から外部に導出する必要が無く、被試
験用過電流保護機器の完成品試験が行え、更に電流源に
より被試験用過電流保護機器に電流を流すため、電圧源
の容量が少なくて済み、しかも電流源を用いるから電流
源の使用電源電圧が低圧が済み、消費電力を低減でき、
また電流源の位相を印加電圧の位相に同期させるから、
位相のずれによるトラブルの発生が無く、実使用の状態
と同じ条件で試験ができる。
［実施例］ 以下本考案を実施例により説明する。
第１図は本考案の実施例の３相の回路遮断器の試験機の
回路構成を示しており、各相R,S,Tの入力電圧を一定に
するための摺動トランス等を用いた定電圧電源部７と、
この定電圧電源部７からの各相R,S,Tの出力電圧を被試
験用の回路遮断器１の定格電圧となるように調整して出
力するための電圧切り換え部８と、この電圧切り換え部
８から出力される電圧の各相R,S,Tの位相を検出する位
相検出部９と、この位相検出部９からの位相検出に応じ
各相R,S,Tの位相に同期して内蔵電流トランスCTR〜CTT
を介して電流を出力するとともにその電流値を制御する
電流制御部10R〜10Tと、上記電圧切り換え部８の切り換
え制御と、電流制御部10R〜10Tから出力する電流値の設
定と、通電開始から通電打ち切りまでの時間の設定等を
行うコントローラ11とから構成される。
回路構成を示しており、各相R,S,Tの入力電圧を一定に
するための摺動トランス等を用いた定電圧電源部７と、
この定電圧電源部７からの各相R,S,Tの出力電圧を被試
験用の回路遮断器１の定格電圧となるように調整して出
力するための電圧切り換え部８と、この電圧切り換え部
８から出力される電圧の各相R,S,Tの位相を検出する位
相検出部９と、この位相検出部９からの位相検出に応じ
各相R,S,Tの位相に同期して内蔵電流トランスCTR〜CTT
を介して電流を出力するとともにその電流値を制御する
電流制御部10R〜10Tと、上記電圧切り換え部８の切り換
え制御と、電流制御部10R〜10Tから出力する電流値の設
定と、通電開始から通電打ち切りまでの時間の設定等を
行うコントローラ11とから構成される。
電圧切り換え部８から出力される各相Ｒ〜Ｔの定格電圧
は被試験用回路遮断器１の各相Ｒ〜Ｔの電源端子ａ〜ｃ
に接続して回路遮断器１の内蔵電子センサ５に電源を供
給する。つまり定電圧電源部７と電圧切り換え部８とで
電圧源を構成する。
は被試験用回路遮断器１の各相Ｒ〜Ｔの電源端子ａ〜ｃ
に接続して回路遮断器１の内蔵電子センサ５に電源を供
給する。つまり定電圧電源部７と電圧切り換え部８とで
電圧源を構成する。
一方電流源を構成する各電流制御部10R〜10Tは内蔵電流
トランスCTR〜CTTの２次出力を回路遮断器１の各相Ｒ〜
Ｔの電源端子ａ〜ｃと、負荷端子ａ′〜ｃ′との間に接
続し、この接続によって回路遮断器１の各相の通電路を
対応する各電流制御部10R〜10Tの内蔵電流トランスCTR
〜CTTの２次巻線で短絡した状態としている。
トランスCTR〜CTTの２次出力を回路遮断器１の各相Ｒ〜
Ｔの電源端子ａ〜ｃと、負荷端子ａ′〜ｃ′との間に接
続し、この接続によって回路遮断器１の各相の通電路を
対応する各電流制御部10R〜10Tの内蔵電流トランスCTR
〜CTTの２次巻線で短絡した状態としている。
而して過電流の試験を行うに当たってはコントローラ11
によって操作することにより、電圧切り換え部８から出
力する電圧を被試験用回路遮断器１の定格電圧に合わ
せ、次に電流制御部10R〜10Tから流す電流値を設定する
とともに通電時間を設定する。この設定終了後、各相の
電流制御部10R〜10Tを動作させると、位相検出部９の位
相検出に同期して120度ずつ位相をずらした電流IR，
IS，ITが主接点MSをオン状態としている被試験用回路遮
断器１の各相R,S,Tの電源端子ａ〜ｃと負荷端子ａ′〜
ｃ′との間の回路に流れる。この通電開始から電子セン
サ５が過電流を検出して主接点MSを開離するまでの動作
時間を計測することにより過電流に対する被試験用回路
遮断器１の動作性能の良否が判定できる。
によって操作することにより、電圧切り換え部８から出
力する電圧を被試験用回路遮断器１の定格電圧に合わ
せ、次に電流制御部10R〜10Tから流す電流値を設定する
とともに通電時間を設定する。この設定終了後、各相の
電流制御部10R〜10Tを動作させると、位相検出部９の位
相検出に同期して120度ずつ位相をずらした電流IR，
IS，ITが主接点MSをオン状態としている被試験用回路遮
断器１の各相R,S,Tの電源端子ａ〜ｃと負荷端子ａ′〜
ｃ′との間の回路に流れる。この通電開始から電子セン
サ５が過電流を検出して主接点MSを開離するまでの動作
時間を計測することにより過電流に対する被試験用回路
遮断器１の動作性能の良否が判定できる。
また欠相検出時の動作試験を行う場合には、欠相させる
相の電流の通電を止めて行えば良いのである。
相の電流の通電を止めて行えば良いのである。
尚上記実施例では３相の過電流試験機を構成している
が、単相の過電流試験機を構成してもよく、この場合例
えば被試験用回路遮断器に接続する単相の電源電圧の位
相検出を行ってこの位相検出に基づいて電流制御部の出
力電流位相を同位相とすればよい。
が、単相の過電流試験機を構成してもよく、この場合例
えば被試験用回路遮断器に接続する単相の電源電圧の位
相検出を行ってこの位相検出に基づいて電流制御部の出
力電流位相を同位相とすればよい。
［考案の効果］ 本考案は過電流検出用のセンサの電源を電圧源から供給
するから、センサに接続したリード線を被試験用過電流
保護機器から外部に導出する必要が無く、被試験用過電
流保護機器の完成品試験が行え、更に電流源により被試
験用過電流保護機器に電流を流すため、電圧源の容量が
少なくて済み、しかも電流源を用いるから電流源の使用
電源電圧が低圧で済み、消費電力を低減でき、また電流
源の位相を印加電圧の位相に同期されるから、位相のず
れによるトラブルの発生が無く、実使用の状態と同じ条
件で試験ができるという効果がある。
するから、センサに接続したリード線を被試験用過電流
保護機器から外部に導出する必要が無く、被試験用過電
流保護機器の完成品試験が行え、更に電流源により被試
験用過電流保護機器に電流を流すため、電圧源の容量が
少なくて済み、しかも電流源を用いるから電流源の使用
電源電圧が低圧で済み、消費電力を低減でき、また電流
源の位相を印加電圧の位相に同期されるから、位相のず
れによるトラブルの発生が無く、実使用の状態と同じ条
件で試験ができるという効果がある。
第１図は本考案の実施例の回路図、第２図、第３図は従
来例の回路構成図である。 １は回路遮断器、５はセンサ、７は定電圧電源部、８は
電圧切り換え部、９は位相検出部、10R〜10Tは電流制御
部である。
来例の回路構成図である。 １は回路遮断器、５はセンサ、７は定電圧電源部、８は
電圧切り換え部、９は位相検出部、10R〜10Tは電流制御
部である。
Claims (1)
- 【請求項１】過電流検出用のセンサを内蔵した回路遮断
器等の被試験用過電流保護機器の電源端子に定格電圧を
印加して上記センサに電源を供給する電圧源と、該電圧
源から出力される各相の電圧の位相を検出する位相検出
手段と、被試験用過電流保護機器の使用電源の各相に対
応する被試験用過電流保護機器の使用電源の各相に対応
する被試験用過電流保護機器の電源端子と負荷端子との
間に負荷未接続状態で電流を流す電流源とから少なくと
も構成され、電流源から流す電流位相を上記位相検出手
段の検出位相に同期させることを特徴とする過電流試験
機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP814689U JPH0740225Y2 (ja) | 1989-01-26 | 1989-01-26 | 過電流試験機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP814689U JPH0740225Y2 (ja) | 1989-01-26 | 1989-01-26 | 過電流試験機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0299371U JPH0299371U (ja) | 1990-08-08 |
| JPH0740225Y2 true JPH0740225Y2 (ja) | 1995-09-13 |
Family
ID=31213766
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP814689U Expired - Fee Related JPH0740225Y2 (ja) | 1989-01-26 | 1989-01-26 | 過電流試験機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0740225Y2 (ja) |
-
1989
- 1989-01-26 JP JP814689U patent/JPH0740225Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0299371U (ja) | 1990-08-08 |
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| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |