JP2737392B2 - サーマルリレーの設定電流表示装置 - Google Patents
サーマルリレーの設定電流表示装置Info
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- JP2737392B2 JP2737392B2 JP2300575A JP30057590A JP2737392B2 JP 2737392 B2 JP2737392 B2 JP 2737392B2 JP 2300575 A JP2300575 A JP 2300575A JP 30057590 A JP30057590 A JP 30057590A JP 2737392 B2 JP2737392 B2 JP 2737392B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、負荷回路を過電流から保護するサーマルリ
レーの設定値以下の電流を表示する設定電流表示装置に
関する。
レーの設定値以下の電流を表示する設定電流表示装置に
関する。
サーマルリレーは電流の熱効果によって動作しリレー
接点を開成するリレーで負荷回路に電流センサを挿入
し、この電流センサの出力電流がサーマル部を流れるよ
うにされており、電流センサの一次電流（負荷電流）が
所定値を超えると、この一次電流に対応した出力電流に
よりサーマル部が加熱されて動作し、負荷回路の接点を
開いて電流を遮断するようにされている。一次電流設定
値の変更は電流センサの出力側にサーマル部と並列に可
変抵抗を接続してサーマル部に流れる電流を分路するこ
とにより行われる。すなわちサーマル部に流れ、このサ
ーマル部を動作させる電流は常に一定とし、分路用可変
抵抗の調節により一次電流に対応するサーマル部の電流
を調節していた。例えば分路抵抗を低くして大きな分路
電流を流せば、同じ一次電流に対しサーマル部の電流は
小さくなるから、この電流でサーマル部を動作させるに
は一次電流は大きくなる。
接点を開成するリレーで負荷回路に電流センサを挿入
し、この電流センサの出力電流がサーマル部を流れるよ
うにされており、電流センサの一次電流（負荷電流）が
所定値を超えると、この一次電流に対応した出力電流に
よりサーマル部が加熱されて動作し、負荷回路の接点を
開いて電流を遮断するようにされている。一次電流設定
値の変更は電流センサの出力側にサーマル部と並列に可
変抵抗を接続してサーマル部に流れる電流を分路するこ
とにより行われる。すなわちサーマル部に流れ、このサ
ーマル部を動作させる電流は常に一定とし、分路用可変
抵抗の調節により一次電流に対応するサーマル部の電流
を調節していた。例えば分路抵抗を低くして大きな分路
電流を流せば、同じ一次電流に対しサーマル部の電流は
小さくなるから、この電流でサーマル部を動作させるに
は一次電流は大きくなる。
具体的には例えば可変抵抗の抵抗値を調節するダイヤ
ルに設定点を示す複数の目盛を設け、この目盛を基準点
に合わせることにより複数の電流値を設定していた。
ルに設定点を示す複数の目盛を設け、この目盛を基準点
に合わせることにより複数の電流値を設定していた。
このような従来のサーマルリレーでは一次側における
動作電流の設定値を直読できないという問題があった。
動作電流の設定値を直読できないという問題があった。
本発明の目的は常に設定電流以下の電流値を直読でき
るサーマルリレーの設定電流表示装置を提供することに
ある。
るサーマルリレーの設定電流表示装置を提供することに
ある。
上述の課題を解決するため本考案は、負荷回路に接続
され一次電流に応じた出力電流を発生する電流センサ、
リレー接点が前記負荷回路に直列に接線され前記電流セ
ンサの出力端が接続されたサーマル部およびこのサーマ
ル部に並列に接続された分路抵抗を備え、前記分路抵抗
を調節して前記一次電流の動作レベルを可変としたサー
マルリレーの設定電流表示装置において、前記電流セン
サの出力電圧に代えて前記分路抵抗に電圧を印加する定
電圧電源、この定電圧電源の出力端と前記電流センサの
出力端とを切換え前記分路抵抗に接続する切換スイッチ
および前記分路抵抗の電圧降下から分路電流を求めデジ
タル値に変換した一次電流値として表示するアナログ・
デジタル変換部を備え、前記分路抵抗は可変抵抗と固定
抵抗とを直列に接続されたことを特徴とし、さらに、ア
ナログ・デジタル変換部は固定抵抗の両端に接続されて
いることを特徴とする。
され一次電流に応じた出力電流を発生する電流センサ、
リレー接点が前記負荷回路に直列に接線され前記電流セ
ンサの出力端が接続されたサーマル部およびこのサーマ
ル部に並列に接続された分路抵抗を備え、前記分路抵抗
を調節して前記一次電流の動作レベルを可変としたサー
マルリレーの設定電流表示装置において、前記電流セン
サの出力電圧に代えて前記分路抵抗に電圧を印加する定
電圧電源、この定電圧電源の出力端と前記電流センサの
出力端とを切換え前記分路抵抗に接続する切換スイッチ
および前記分路抵抗の電圧降下から分路電流を求めデジ
タル値に変換した一次電流値として表示するアナログ・
デジタル変換部を備え、前記分路抵抗は可変抵抗と固定
抵抗とを直列に接続されたことを特徴とし、さらに、ア
ナログ・デジタル変換部は固定抵抗の両端に接続されて
いることを特徴とする。
既に述べたようにサーマルリレーのサーマル部は常に
所定の電流値で動作し、サーマル部の抵抗を一定とすれ
ば所定の電圧で動作する。この動作電圧をVaとすれば分
路抵抗RSに流れる電流ISはIS＝Va／RSとなり、サーマル
部の電流Iaは一定であるが、分路抵抗に流れる電流ISは
分路抵抗RSに反比例する。すなわち電流ISによりリレー
接点を開成し得る電流センサの一次電流I1を設定するこ
とができる。さらに電流ISは分路抵抗を可変抵抗と固定
抵抗を直列に接続したものとし、この固定抵抗の両端に
アナログ・デジタル変換部（以下A/D変換部と略称す
る）を接続すればこの固定抵抗の両端の電圧から電流IS
を求めることができ換算された一次電流をデジタル値で
直読することができる。なお一次電流I1を設定する場
合、電流センサに一次電流I1を流すことは困難であるか
ら定電圧電源によりサーマル部の動作電圧Vaを設定し、
運転時には切換スイッチで電流センサ側に切換える。
所定の電流値で動作し、サーマル部の抵抗を一定とすれ
ば所定の電圧で動作する。この動作電圧をVaとすれば分
路抵抗RSに流れる電流ISはIS＝Va／RSとなり、サーマル
部の電流Iaは一定であるが、分路抵抗に流れる電流ISは
分路抵抗RSに反比例する。すなわち電流ISによりリレー
接点を開成し得る電流センサの一次電流I1を設定するこ
とができる。さらに電流ISは分路抵抗を可変抵抗と固定
抵抗を直列に接続したものとし、この固定抵抗の両端に
アナログ・デジタル変換部（以下A/D変換部と略称す
る）を接続すればこの固定抵抗の両端の電圧から電流IS
を求めることができ換算された一次電流をデジタル値で
直読することができる。なお一次電流I1を設定する場
合、電流センサに一次電流I1を流すことは困難であるか
ら定電圧電源によりサーマル部の動作電圧Vaを設定し、
運転時には切換スイッチで電流センサ側に切換える。
第１図は本発明による設定電流表示装置を付加したサ
ーマルリレーを負荷回路に接続した実施例の結線図であ
る。ここで電源V0はリレー接点１、電流センサ２の一次
コイルを介して負荷３に給電するように接続されてい
る。電流センサ２は変流器2aの二次コイルに抵抗４が接
続され、この抵抗４の両端の電圧は整流平滑回路５を介
してサーマル部６に接続されている。このサーマル部６
が所定電流で動作するとリレー接点１が開成される。ま
た定電圧電源７は切換スイッチ８により切換えられ電流
センサ２の出力電圧に代えてその出力電圧を分路抵抗９
に印加するように接続されている。分路抵抗９は２つの
可変抵抗10,11を並列に接続してこの並列回路に固定抵
抗12を接続したものである。A/D変換部13は固定抵抗12
の両端に接続されている。したがってこの固定抵抗12の
両端の電圧VRをこの固定抵抗12の抵抗値で除せばこの分
路抵抗９に流れる電流ISを求めることができる。
ーマルリレーを負荷回路に接続した実施例の結線図であ
る。ここで電源V0はリレー接点１、電流センサ２の一次
コイルを介して負荷３に給電するように接続されてい
る。電流センサ２は変流器2aの二次コイルに抵抗４が接
続され、この抵抗４の両端の電圧は整流平滑回路５を介
してサーマル部６に接続されている。このサーマル部６
が所定電流で動作するとリレー接点１が開成される。ま
た定電圧電源７は切換スイッチ８により切換えられ電流
センサ２の出力電圧に代えてその出力電圧を分路抵抗９
に印加するように接続されている。分路抵抗９は２つの
可変抵抗10,11を並列に接続してこの並列回路に固定抵
抗12を接続したものである。A/D変換部13は固定抵抗12
の両端に接続されている。したがってこの固定抵抗12の
両端の電圧VRをこの固定抵抗12の抵抗値で除せばこの分
路抵抗９に流れる電流ISを求めることができる。
遮断動作すべき一次電流の設定は、まず定電圧電源７
の出力電圧をサーマル部６が動作する電圧Vaに合わせ
る。次に切換スイッチ８を定電圧電源７側に切換え、A/
D変換部13の読みが予め換算した動作すべき一次電流の
設定したい値になるまで両可変抵抗10,11を調節すれば
よい。このようにして動作すべき一次電流を設定した後
は切換スイッチ８を電流センサ２の出力端に切換えるこ
とにより常時の運転に移ることができる。このようにし
て電流設定は随時行うことができ、リレー接点１が開成
するまでの一次電流を直読することができる。
の出力電圧をサーマル部６が動作する電圧Vaに合わせ
る。次に切換スイッチ８を定電圧電源７側に切換え、A/
D変換部13の読みが予め換算した動作すべき一次電流の
設定したい値になるまで両可変抵抗10,11を調節すれば
よい。このようにして動作すべき一次電流を設定した後
は切換スイッチ８を電流センサ２の出力端に切換えるこ
とにより常時の運転に移ることができる。このようにし
て電流設定は随時行うことができ、リレー接点１が開成
するまでの一次電流を直読することができる。
以上述べたように本発明によればサーマル部と並列に
接続された電流設定用分路抵抗の一部を固定抵抗とし、
この固定抵抗の両端にA/D変換部を接続して定電圧電源
により得られる電圧で遮断すべき一次電流を設定し、切
換スイッチで切換えて常時A/D変換部が一次電流のデジ
タル値を直読できるようにしたから、このサーマルリレ
ーは一次電流の動作すべき電流とそれ以前の低い電流を
直読できるという効果がある。
接続された電流設定用分路抵抗の一部を固定抵抗とし、
この固定抵抗の両端にA/D変換部を接続して定電圧電源
により得られる電圧で遮断すべき一次電流を設定し、切
換スイッチで切換えて常時A/D変換部が一次電流のデジ
タル値を直読できるようにしたから、このサーマルリレ
ーは一次電流の動作すべき電流とそれ以前の低い電流を
直読できるという効果がある。
第１図は本発明による設定電流表示装置を付加したサー
マルリレーを負荷回路に接続した結線図である。 2:電流センサ、6:サーマル部、9:分路抵抗、7:定電圧電
源、8:切換スイッチ、10,11:可変抵抗、12:固定抵抗。
マルリレーを負荷回路に接続した結線図である。 2:電流センサ、6:サーマル部、9:分路抵抗、7:定電圧電
源、8:切換スイッチ、10,11:可変抵抗、12:固定抵抗。
Claims (2)
- 【請求項１】負荷回路に接続され一次電流に応じた出力
電流を発生する電流センサ、リレー接点が前記負荷回路
に直列に接線され前記電流センサの出力端が接続された
サーマル部およびこのサーマル部に並列に接続された分
路抵抗を備え、前記分路抵抗を調節して前記一次電流の
動作レベルを可変としたサーマルリレーの設定電流表示
装置において、前記電流センサの出力電圧に代えて前記
分路抵抗に電圧を印加する定電圧電源、この定電圧電源
の出力端と前記電流センサの出力端とを切換え前記分路
抵抗に接続する切換スイッチおよび前記分路抵抗の電圧
降下から分路電流を求めデジタル値に変換した一次電流
値として表示するアナログ・デジタル変換部を備え、前
記分路抵抗は可変抵抗と固定抵抗とを直列に接続された
ものであることを特徴とするサーマルリレーの設定電流
表示装置。 - 【請求項２】請求項１記載のサーマルリレーの設定電流
表示装置において、アナログ・デジタル変換部は固定抵
抗の両端に接続されていることを特徴とするサーマルリ
レーの設定電流表示装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2300575A JP2737392B2 (ja) | 1990-11-06 | 1990-11-06 | サーマルリレーの設定電流表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2300575A JP2737392B2 (ja) | 1990-11-06 | 1990-11-06 | サーマルリレーの設定電流表示装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04171626A JPH04171626A (ja) | 1992-06-18 |
| JP2737392B2 true JP2737392B2 (ja) | 1998-04-08 |
Family
ID=17886491
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2300575A Expired - Fee Related JP2737392B2 (ja) | 1990-11-06 | 1990-11-06 | サーマルリレーの設定電流表示装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2737392B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5774641U (ja) * | 1980-10-24 | 1982-05-08 |
-
1990
- 1990-11-06 JP JP2300575A patent/JP2737392B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04171626A (ja) | 1992-06-18 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |