JP3162307B2 - 計器用変成器負担装置 - Google Patents
計器用変成器負担装置Info
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Description
差測定に用いる負担装置に関する。
いて所定の指定条件を設定して行なうことが規定され、
例えば変流器の場合には定格二次電流、負担容量、負担
力率などを指定された値に設定して行なう必要がある。
この条件設定を受動素子の組合せのみによって構成する
ことは実際作業上困難である上、この組合せを外部操作
によって得るために予め用意された多数の受動素子をリ
レー等によって切換接続することが考えられるが接点の
接触抵抗の影響などのため精度が低下して実用不能であ
る。この設定を外部制御によって電子的に行なうように
した図6のような装置が本出願人会社によって提案され
製品化された。この装置を変流器用装置について説明す
ると、被測定変流器CTの負担回路(二次側回路)Aに
負担電流I2の検出器CT0と必要なインピーダンスを付
与する電力増幅器15のトランスRTの出力端子を直列
に接続し、CT0の検出電流を電圧・位相変換する回路
10によって電圧ベクトルe,je(又は−je)とし
て夫々を負担力率(cosθ)設定器11及びsinθ
設定器12(√(1−cos2θ)であるからsinθ
は自動的に設定される)を介して演算増幅器13に入力
する。演算増幅器は可変抵抗14によって指定された負
担容量(VA)に設定されているので増幅器出力には所
定の大きさと位相角をもつ電圧ベクトルesが得られ
る。PT0は負担電圧e2をn2/n1倍した電圧exを得
る電圧検出トランスである。esとexの差電圧egを電
力増幅器15のパワートランジスタ増幅器PAの入力と
する。PAの増幅度が無限大であればesはexに等しく
なるから出力トランスの巻線端子には負担電圧e2が負
担電流I2より指定力率に基づく位相角で且つ指定容量
に基づく電圧値になるような電圧降下e0を生じて指定
条件が維持される。実際例として、定格二次電流5A、
負担容量50VA、負担力率0.5として設定する場
合、力率設定器11に0.5、演算増幅器のダイヤル1
4の目盛を50に夫々設定して、CTの二次電流I2が
5Aになるように調節すると、電力増幅器15は負担電
圧e2が電流I2より60°位相が遅れた電圧(10V)
になるような電圧降下e0を出力端子に生ずるように動
作し、負担回路Aに見掛上のインピーダンス成分を作
る。しかしながら上記の装置は、電力増幅器PAが必要
とする全インピーダンスを受け持ち、es=exにするに
はPAの増幅度が非常に大きいものでないと精度が得ら
れないことになる。しかしこの装置は入力端と出力端が
つながっている2端子装置であるから増幅度を大きくす
ると発振を起こして不安定になり易いこと及び電力増幅
器15に電力容量の大きなものが必要で、装置が大型化
する等の問題点がある。
するものであって、コンピュータ(CPU)に各指定条
件を設定して負担回路に挿入するインピーダンス調節を
簡単にすると共に電力増幅器の電力容量を従来装置の容
量に比して格段に小さくできる負担装置を提供するもの
である。また、インピーダンスを構成する受動素子の数
及び切換接点の数を少なくすると共にこの切換接続をC
PUからの出力によって簡単に行なえる装置を提供する
ものである。
定変成器の負担回路中にインピーダンス要素設定器と電
流検出器及び電力増幅器の出力端が直列に接続されると
共に測定条件としての定格二次電流、負担容量及び負担
力率が設定されるCPUと、電流・電圧変換及び90°
移相回路及び基準ベクトル生成回路を備え、前記CPU
は各設定値から算出したインピーダンス要素設定データ
D1,D2を前記インピーダンス要素設定器に出力すると
共に前記基準ベクトル生成回路にベクトルデータD3を
与えて前記電流検出器出力電流の変換電圧eと90°移
相電圧je(又は−je)とから基準電圧ベクトルes
を生成すると共に該基準電圧ベクトルesと負担電圧に
比例した電圧exとの差電圧egを零にして前記電力増幅
器出力によって前記インピーダンス要素設定器の設定イ
ンピーダンスを補償させるようにしたものである。本発
明において電力増幅器はCPUが指示したインピーダン
ス要素設定器のインピーダンスの過不足分を補償するも
のであるから小容量のもので充分である。また、本発明
装置におけるインピーダンス要素設定器は、各受動素子
の値が2n/2の関係で設定された複数の受動素子
(R,L,C)の夫々の両端が切換スイッチの固定接点
とされると共にその可動接点が他の受動素子の一端に接
続されて直列多段に接続され、切換スイッチは受動素子
数と等しい数ビットのスイッチレジスタで構成されてな
り、例えば4ビットで16段階の抵抗値又はインダクタ
ンス値を切換設定することが可能となる。この他、トラ
ンスの一次又は二次巻線の巻線数(電圧)を同様の関係
構成として接続すると共に二次側又は一次側に一定の受
動素子(R,L,C)を接続した装置も使用できる。更
に、スライダックの二次側に一定の受動素子を接続し、
摺動子をCPUの出力によって駆動されるパルスモータ
等の駆動源によって調節する装置とすることもできる。
この場合、CPUからの出力はバイナリ信号でなくても
よいことは勿論である。
素については同一の符号を用いてある。CPU1には各
指定条件毎の設定器2,3,4が接続されている。5は
負担回路中に挿入されたインピーダンス要素設定器であ
って、抵抗可変回路6、リアクタンス可変回路7が直列
に接続され、夫々の回路は各設定器2,3,4による設
定値に基づいてCPUが算出した数値に従って調節設定
される。ベクトル生成回路8では変換電圧eとje(又
は−je)に基づいてCPUからの指示データD3を参
照して基準電圧ベクトルesとし、これを負担電圧e2の
1/Kの比例電圧exとを演算増幅器9に入力して差電
圧egを得る。電力増幅器15は差電圧egを零に近づけ
るような出力電圧e0を出力する。電力増幅器の電力損
失を小さくするため出力トランスRTに替えてトランジ
スタのコンプリメンタリ回路とすることができる。図2
乃至図5は、本発明負担装置に用いるインピーダンス要
素設定器であって、図2は、4ケの受動素子(R,L又
はC)Z1,Z2,・・・の価を例えば1R,2R,4
R,8Rの如く2n/2の関係とし、夫々の両端に接続
された切換スイッチ20の切換固定接点21,22に対
し可動接点23を図の如く結線し、各切換スイッチをC
PUの4ビット信号によって直接駆動するようにしたも
のであってR=0〜15Rまで16段階に切換えること
ができる。図3はトランス30の二次側32に一定の受
動素子Z(R,L又はC)を接続し、一次側31の4つ
の巻線n1,・・・n4を夫々1V,2V,4V,8Vの
比の電圧を得るように設け、夫々の巻線にスイッチ20
の固定接点21,22と可動接点23を接続して各スイ
ッチを上記と同様にCPU信号で操作することによって
負担回路の電圧e2及び電流I2の大きさ及び位相角を規
定値に近い値とすることができる。図4はスライダック
34の2次側に一定のインピーダンスZを接続しておき
摺動子35をCPUからの出力パルスで駆動されるパル
スモータ36で操作するようにしたものである。図5は
PT用負担回路に応用する場合の例であって、トランス
40の一次巻線41に対し二次巻線42を4分割して夫
々1V,2V,4V,8Vなる電圧を出力するようにす
ると共に各巻線についてスイッチ20の各接点を同様に
接続することによって負担回路に接続される一次巻線の
電流の大きさと位相角を可変するようにしたものであ
る。上記において切換スイッチは、4ビットのスイッチ
レジスタで構成されるがリレー等の電磁的スイッチに置
替えることもできる。
ンスがCPUとインピーダンス要素設定器で設定され、
電力増幅器は微調用可変インピーダンスとして働くだけ
であるから小容量でよく従来装置より小形、軽量の装置
を提供できる。また、電力増幅器の増幅度も小さくてよ
いから回路動作が安定であって発振等の障害も除去され
る。
Claims (5)
- 【請求項1】 被測定変成器の負担回路中にインピーダ
ンス要素設定器と電流検出器及び電力増幅器の出力端が
直列に接続されると共に測定条件としての定格二次電
流、負担容量及び負担力率が設定されるCPUと、電流
・電圧変換及び90°移相回路及び基準ベクトル生成回
路を備え、前記CPUは各設定値から算出したインピー
ダンス要素設定データD1,D2を前記インピーダンス要
素設定器に出力すると共に前記基準ベクトル生成回路に
ベクトルデータD3を与えて前記電流検出器出力電流の
変換電圧eと90°移相電圧je(又は−je)とから
基準電圧ベクトルesを生成すると共に該基準電圧ベク
トルesと負担電圧に比例した電圧exとの差電圧egを
零にする前記電力増幅器出力によって前記インピーダン
ス要素設定器の設定インピーダンスを補償させるように
したことを特徴とする計器用変成器の負担装置。 - 【請求項2】 負担回路に挿入されるインピーダンス要
素設定器が、各受動素子の値の比が2n/2とされた複
数の受動素子(R,L,C)の夫々の両端が切換スイッ
チの固定接点に接続されると共にその可動接点が他の受
動素子の一端に接続されて直列多段に接続され、前記切
換スイッチの初段の固定接点及び最終段の可動接点が前
記負担回路に接続され、前記切換スイッチは前記受動素
子数と等しい数ビットのスイッチレジスタで構成されて
なる請求項1記載の負担装置。 - 【請求項3】 負担回路に挿入されるインピーダンス要
素設定器が、変圧器の2次側にR,L又はCのいずれか
のインピーダンス要素が接続されて閉回路が構成され、
1次側にコイル巻数比が2n/2とされた複数のコイル
が設けられ、各コイルの夫々の両端が切換スイッチの固
定接点に接続されると共にその可動接点が他のコイルの
一端に接続されて直列多段に接続され、前記切換スイッ
チの初段の固定接点及び最終段の可動接点が前記負担回
路に接続され、前記切換スイッチは前記1次側コイル数
と等しい数ビットのスイッチレジスタで構成されてなる
請求項1記載の負担装置。 - 【請求項4】 負担回路に挿入されるインピーダンス要
素設定器が、スライダックの2次側にR,L又はCのい
ずれかの受動素子が接続されると共に前記スライダック
の摺動子がCPUから出力されたインピーダンス要素設
定データパルスによって駆動されるパルスモータに接続
されてなる請求項1記載の負担装置。 - 【請求項5】 負担回路に挿入されるインピーダンス要
素設定器が、一次側コイルが負担回路に接続された変圧
器の2次側にコイル巻数比が2n /2とされた複数のコ
イルが設けられ、各コイルの夫々の両端が切換スイッチ
の固定接点に接続されると共にその可動接点が他のコイ
ルの一端に接続されて直列多段に接続されると共にR,
L又はCのいずれかの受動素子が前記切換スイッチの初
段の固定接点及び最終段の可動接点に接続され、前記切
換スイッチは2次側コイル数と等しい数の数ビットのス
イッチレジスタで構成されてなる請求項1記載の負担装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30872696A JP3162307B2 (ja) | 1996-11-05 | 1996-11-05 | 計器用変成器負担装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30872696A JP3162307B2 (ja) | 1996-11-05 | 1996-11-05 | 計器用変成器負担装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10144541A JPH10144541A (ja) | 1998-05-29 |
JP3162307B2 true JP3162307B2 (ja) | 2001-04-25 |
Family
ID=17984552
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30872696A Expired - Lifetime JP3162307B2 (ja) | 1996-11-05 | 1996-11-05 | 計器用変成器負担装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3162307B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100580428B1 (ko) | 2004-10-11 | 2006-05-15 | 명지대학교 산학협력단 | 왜곡된 변류기의 2차 전류 보상 방법 |
KR100561712B1 (ko) | 2005-08-09 | 2006-03-15 | (주)지앤지컨설턴트에프디아이 | 계기용 변성기의 오차 보상 방법 |
CN107769664B (zh) * | 2017-10-31 | 2023-12-22 | 哈尔滨泾铎技术有限公司 | 一种带有可调零点式隔离变压器的驱电器 |
-
1996
- 1996-11-05 JP JP30872696A patent/JP3162307B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10144541A (ja) | 1998-05-29 |
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