JPH0740196Y2 - 分析装置の抽出炉清掃器 - Google Patents

分析装置の抽出炉清掃器

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JPH0740196Y2
JPH0740196Y2 JP1989140389U JP14038989U JPH0740196Y2 JP H0740196 Y2 JPH0740196 Y2 JP H0740196Y2 JP 1989140389 U JP1989140389 U JP 1989140389U JP 14038989 U JP14038989 U JP 14038989U JP H0740196 Y2 JPH0740196 Y2 JP H0740196Y2
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【考案の詳細な説明】 {産業上の利用分野} 本考案は、金属などの試料その他を入れたるつぼを抽出
炉の上部電極と下部電極とで挾持して、前記試料などを
加熱溶融し、そのときに発生するガスを分析して、試料
が含んだ窒素、酸素、水素などの元素を分析する分析装
置の前記上部電極を清掃する清掃器に関するものであ
る。
{従来の技術} 前記分析装置の抽出炉は、例えば、第3図に示したよう
に、試料供給部21の下側に上部電極22が設けられてい
る。この上部電極22には、その下側を開口したるつぼ収
容用の凹部23が設けられ、その頂面に電極面24が形成さ
れている。そして、下部電極25に載置したるつぼ26を上
部電極22内に挿入し、かつ上部電極22と下部電極25とで
るつぼ26を挾持して、るつぼ26に通電する。この通電で
るつぼ26内の試料、フラックスなどを加熱溶融して、そ
の時に発生する分析用ガスをガス取出孔27から試料供給
部21を経て取出し、それを分析(図示省略)に送って分
析するものである。28は下部電極25を上下動させるエア
シリンダである。
このように、上部電極22と下部電極25とでるつぼ26を挾
持し、このるつぼ26に対する通電でるつぼ26を加熱して
試料、フラックスなどを溶融させるから、上部電極22に
はダストが付着するとともに、溶融した試料やフラック
スなどの一部が飛散すると、それも上部電極22の内面に
付着して、上部電極22を汚す。しかも、電極面24はるつ
ぼ26内の溶融した試料などと相対した状態になるから、
電極面24には、前記ダストや溶融した試料やフラックス
などが付着しやく、かつ電極面24にダストその他が付着
していると、それらが電気抵抗になって、るつぼ26を挾
持したときに、るつぼ26に電流が流れにくいから、試料
などの加熱が不十分になって分析用ガスの抽出性能が低
下するなどの問題が発生する。
したがって、分析用ガスの抽出が終わると上部電極22の
清掃をすることが必要である。
この抽出炉の清掃装置として、例えば、第4図に示し
た、特公昭58−23886号公報に開示されたものが知られ
ている。
第4図において、符号21〜28は、前記第4図に示した抽
出炉と同じであるから、同符号を付して詳細な説明を省
略した。
そして、29は上部電極22の側部に配置されたブラケット
で、これはエアシリンダ30で水平方向に往復動させるよ
うに構成されている。31はブラケット29に上下方向に取
付けられたガイドロッドで、これに駆動ブロック32がス
ライド可能に取付けられている。33は駆動ブロック32に
設けたシャフトで、その上端側にブラシ34が取付けられ
ている。35はシャフト33を駆動する駆動シャフトであ
る。なお、駆動シャフト35は、フレキシブルシャフト
(図示省略)を介してモータで回転させるものである。
この第4図は、るつぼ26に入れた試料などを溶融して、
その分析用ガスの抽出が終わって、るつぼ26を降下させ
た状態を示すものである。
この清掃装置は、図面に示したように、るつぼ26を降下
させると、このるつぼ26を下部電極25から除く。次に、
エアシリンダ30でブラケット29を、矢印で示したように
移動させて、ブラシ34を上部電極22の下側に位置させ
る。そして、エアシリンダ28で下部電極25を上昇させ
て、それで駆動ブロック32を持ち上げて、ブラシ34を鎖
線で示したように、上部電極22の凹部23に挿入する。こ
の状態でシャフト33をモータで回転させて、ブラシ34で
凹部23の周面及び電極面24のダストなどの付着物を除去
するものであって、分離したダストなどは駆動ブロック
32上に落下する。
このようにして、上部電極22の清掃が終わってから、エ
アシリンダ28で下部電極25と共に駆動ブロック32を降下
させ、かつ駆動ブロック32を上部電極22の下から除くも
のである。
{考案が解決しようとする課題} 前記従来の清掃装置は、ブラシ34が駆動ブロック32を介
してブラケット29に装着されているから、上部電極22の
凹部23に対してブラシ34を常にほぼ同じ状態で挿入する
ことができ、かつ凹部23とブラシ34との軸心をほぼ一致
させることができるから、ブラシ34を凹部23の周面と電
極面24の全面にほぼむらなく接触させて、その付着物を
除くことができ、電極面24の電気抵抗が大きくなること
を防ぐことができる。
しかし、ブラケット29の移動で駆動ブロック32、ブラシ
34を上部電極22内に挿入し、かつそのブラシ34を上部電
極22から除くことが必要であるから、上部電極22の清掃
に対してかなりの時間が必要であって、試料の分析能率
が低くなる問題があり、かつ構造が複雑で大形になるか
ら設備費がかなり大きくなるとともに、既設の抽出炉に
使用することは困難である。
本考案は、上記のような課題を解決するものであって、
清掃に要する時間を短縮することができ、かつ小形にし
て、既設の抽出炉にも簡単に使用できるとともに、前記
第4図に示した従来例の清掃装置のように、ブラシの変
形が少なくて上部電極をむらなく清掃することができる
清掃器をうることを目的とするものである。
{課題を解決するための手段} 本考案の分析装置の抽出炉清掃器は、上部電極の下端に
重ねるダスト受皿の上面側に、上部電極の下端外周面に
添ってダスト受皿の位置を定めるガイド壁が立設され、
ダスト受皿の中心部を貫通して回転可能に立設したシャ
フトの下端側に固着された取付け部材に、前記シャフト
を回転させる駆動手段が取付けられるとともに、このシ
ャフトの上側にブラシが取付けられ、かつダスト受皿を
支持する支持ハンドルが設けられ、更に、前記駆動手段
を、前記取付け部材から前記シャフトの径方向に突設さ
れた手動型の回動ハンドルで構成し、前記回動ハンドル
の往復動により前記ブラシを往復回動させるように構成
した点に特徴がある。
前記ガイド壁は、上部電極に対するダスト受皿の位置を
定めるものであるから、ダスト受皿の全周に連続して立
設、または断続的に立設するなど任意である。そして、
シャフトの駆動手段としては、手動用の回転ハンドルが
ある。
{作用} この清掃器は、支持ハンドルを手で持って、ブラシを上
部電極内に挿入するとともに、受皿のガイド壁の内側に
上部電極の下端部を挿入して、受皿を上部電極の下端に
重ねる。そして、取付け部材からシャフトの径方向に突
設された手動型の回動ハンドルでシャフトを介してブラ
シを回転させるものである。
そして、前記ガイド壁が上部電極に係止状になって、受
皿の位置が定められるから、受皿を上部電極の下面に重
ねれば、ブラシの軸心が上部電極の軸心とほぼ一致する
状態になり、上部電極の電極面などの全面にブラシをほ
ぼむらなく接触させることができる。
{実施例} 本考案の分析装置の抽出炉清掃器の一実施例を第1〜2
図について説明する。
第1〜2図において、1はダスト受皿で、その上面側全
周にガイド壁2が立設されている。3は受皿1の中心部
を貫通して回転可能に立設されたシャフトで、その上端
側にブラシ4が取付けられている。このブラシ4は、支
軸5に対して径方向に立植した黄銅などからなる線材6a
と、支軸5の上端側に固着した支持板7に、支軸5の軸
線方向に立植した線材6bとで構成されている。また、ブ
ラシ4はシャフト3に分離可能に取付けることが、線材
6a,6bが変形したブラシ4を交換することに対して適す
る。
8はダスト受皿1を支持する支持ハンドルで、これはダ
スト受皿1に固着され、前記シャフト3に対しては回転
可能である。9はシャフト3の下端側に固着された取付
部材、10はシャフト3の径方向にして取付部材9に突設
された駆動手段としての回動ハンドルである。11は受皿
1内に連通させて、受皿1に端部が取付けられたダスト
取出し用のパイプである。
22は抽出炉の上部電極、23はるつぼが挿入される凹部
で、その頂面部に電極面24が形成されている。27はガス
取出孔である。
前記上部電極22は、その下端部外周面が上部電極22の軸
線とほぼ平行であるから、前記ガイド壁2は、上部電極
22の下端部外周面に添わせるために、シャフト3の軸線
とほぼ平行に形成されている。
この清掃器による上部電極22の清掃は、支持ハンドル8
を手で持って、第2図に示したように、ブラシ4を上部
電極22の凹部23に挿入し、かつ上部電極22の下端部をガ
イド壁2内に挿入状にしてダスト受皿1を上部電極22の
下面に重ねる。
すると、ガイド壁2が上部電極22の下部に係止状になっ
て、ダスト受皿1をほぼ移動不能にするとともに、ダス
ト受皿1が下部電極25に対して傾斜するようなことを防
ぐから、上部電極22の軸心にブラシ4の支軸5の軸心が
ほぼ一致するようになる。したがって、ブラシ4の線材
6bが電極面24の全面にほぼむらなく接触するようになる
とともに、線材6aが凹部23の周面にほぼむらなく接触す
るようになる。
この状態で回動ハンドル10を手で往復動させることで、
シャフト3を介してブラシ4を往復回動させて、凹部23
の周面と電極面24の付着物を除去するものである。除去
された付着物はダスト受皿1に落下するから、清掃が終
わってから処理するか、またはパイプ11にあらかじめ真
空掃除機を接続しておいて、落下した付着物を順次にダ
スト受皿1から吸引し処理する。
このように、凹部23の周面と電極面24の全面にブラシ4
の線材6a,6bをほぼむらなく接触させることができ、か
つその状態で回動ハンドル10を手動で回動操作してブラ
シ4を回動せるから、凹部23の周面と電極面24の付着物
をむらなく確実に除去することができる。そして、ブラ
シ4が凹部23内に不必要に深く挿入されることをダスト
受皿1が防ぐから、線材6a,6bの変形も少なくすること
ができ、ブラシ4の耐用期間を長くするとともに、上部
電極22の付着物の除去効果を向上させることが可能であ
る。
なお、ブラシ4は、任意の構成のものを使用することが
可能である。
{考案の効果} 本考案の分析装置の抽出炉清掃器は、上記のように、ダ
スト受皿と、これを支持する支持ハンドルが設けられ、
かつダスト受皿の中心部に立設したシャフトにブラシが
取付けられたものであって、小形である。そして、前記
支持ハンドルを手で持って使用するものである。
したがって、上部電極内に対するブラシの挿入と抜取り
の操作を簡単に、かつ短時間に行うことができるととも
に、シャフトを回転させる駆動手段を、前記シャフトの
下端側に固着された取付け部材から前記シャフトの径方
向に突設された手動型の回動ハンドルで構成し、前記回
動ハンドルの往復動により前記ブラシを往復回動させる
から、上部電極の清掃を能率よく行うことが可能であ
る。また、前述のように小形であるので、容易に持ち運
びができて既設の抽出炉の上部電極の清掃にも使用する
ことが可能である。
そして、前記ダスト受皿には、上部電極の下端外周面に
添うガイド壁が立設されており、このガイド壁内に上部
電極の下端部を挿入することによって、上部電極にダス
ト受皿を固定状にし、かつダスト受皿が傾斜することを
防ぐから、上部電極内に挿入したブラシの軸心を、上部
電極の軸心にほぼ一致させることができる。したがっ
て、前記上部電極凹部の周面及び電極面にブラシがほぼ
むらなく接触するから、凹部の周面及び電極面に付着し
たダスト、試料、フラックスなどのほぼすべてを確実に
除くことが可能である。
また、ダスト受皿が上部電極の下端に接することで、ブ
ラシが上部電極内に不必要に深く挿入されることがない
から、ブラシの線材の変形も少なく、上部電極の付着物
をより効率よく除くことができるとともに、ブラシの耐
用期間を長くすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1〜2図は本考案の一実施例を示し、第1図は斜視
図、第2図は断正面図、第3図は抽出炉の断面図、第4
図は従来例の正面図である。 1:ダスト受皿、1:ガイド壁、3:シャフト、4:ブラシ、8:
支持ハンドル、9:取付け部材、10:手動型の回動ハンド
ル。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上部電極の下端に重ねるダスト受皿の上面
    側に、上部電極の下端外周面に添ってダスト受皿の位置
    を定めるガイド壁が立設され、ダスト受皿の中心部を貫
    通して回転可能に立設したシャフトの下端側に固着され
    た取付け部材に、前記シャフトを回転させる駆動手段が
    取付けられるとともに、このシャフトの上側にブラシが
    取付けられ、かつダスト受皿を支持する支持ハンドルが
    設けられ、更に、前記駆動手段を、前記取付け部材から
    前記シャフトの径方向に突設された手動型の回動ハンド
    ルで構成し、前記回動ハンドルの往復動により前記ブラ
    シを往復回動させるように構成した分析装置の抽出炉清
    掃器。
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JPS5823886A (ja) * 1981-08-03 1983-02-12 Tokyo Electric Power Co Inc:The 微粉炭と重油の混合燃料と重油の貯蔵方法及び貯蔵タンク

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