JPH0740166Y2 - シート状物質の厚さ測定装置 - Google Patents
シート状物質の厚さ測定装置Info
- Publication number
- JPH0740166Y2 JPH0740166Y2 JP1989037149U JP3714989U JPH0740166Y2 JP H0740166 Y2 JPH0740166 Y2 JP H0740166Y2 JP 1989037149 U JP1989037149 U JP 1989037149U JP 3714989 U JP3714989 U JP 3714989U JP H0740166 Y2 JPH0740166 Y2 JP H0740166Y2
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- Japan
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- substance
- measured
- thickness
- chamber
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- Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、走行するシート状物質（例えば紙）の厚さな
どを接触形センサを用いて測定するシート状物質の厚さ
測定装置に関する。
どを接触形センサを用いて測定するシート状物質の厚さ
測定装置に関する。
〈従来の技術〉 一般に、抄紙機においては、ローラ間を移動する紙に上
記接触形センサの検出面を一定の力で押しあてて、該紙
の厚さなどを測定するようにしている。第３図は上述の
ような厚さ測定装置の従来例を示す平面図であり、第４
図は第３図のＡ−Ａ断面図である。これらの図におい
て、１は接触形センサで、第４図における接触形センサ
１の上面が検出面であるセンサキャップ７となってい
る。このセンサキャップ７は、矢印方向に移動するシー
ト状物質６の下面に接触している。また、2,3は接触形
センサ１より上流側，下流側に設置された流路規制体で
ある。このような構成からなる従来の厚さ測定装置にお
いて、シート状物質６には張力が生じ、該張力に比例し
た接触圧が接触形センサ１の検出面を形成しているセン
サキャップ７に加わっている。一方、通路規制体2,3と
シート状物質６との間に働く摩擦力は、空気吹き出し穴
21,31から吹き出している空気によって大幅に減少して
いる。また、シート状物質６の振動は通路規制体2,3に
よって減少されたり除去されたりしている。即ち、流路
規制体2,3により空気圧で被測定物質６を押圧し、セン
サキャップ７に被測定物質６を密着させるようにしてい
た。
記接触形センサの検出面を一定の力で押しあてて、該紙
の厚さなどを測定するようにしている。第３図は上述の
ような厚さ測定装置の従来例を示す平面図であり、第４
図は第３図のＡ−Ａ断面図である。これらの図におい
て、１は接触形センサで、第４図における接触形センサ
１の上面が検出面であるセンサキャップ７となってい
る。このセンサキャップ７は、矢印方向に移動するシー
ト状物質６の下面に接触している。また、2,3は接触形
センサ１より上流側，下流側に設置された流路規制体で
ある。このような構成からなる従来の厚さ測定装置にお
いて、シート状物質６には張力が生じ、該張力に比例し
た接触圧が接触形センサ１の検出面を形成しているセン
サキャップ７に加わっている。一方、通路規制体2,3と
シート状物質６との間に働く摩擦力は、空気吹き出し穴
21,31から吹き出している空気によって大幅に減少して
いる。また、シート状物質６の振動は通路規制体2,3に
よって減少されたり除去されたりしている。即ち、流路
規制体2,3により空気圧で被測定物質６を押圧し、セン
サキャップ７に被測定物質６を密着させるようにしてい
た。
然しながら、このような従来例（以下、「第１従来例」
という）においては、被測定物質６が厚くなるとその分
だけ喰い込み量が増えるという欠点があった。
という）においては、被測定物質６が厚くなるとその分
だけ喰い込み量が増えるという欠点があった。
また、米国特許4,449,398号で開示されている装置にお
いては、センサコイルの周囲に溝を設けエジェクタで被
測定物質Ｓを吸引してセンサキャップ７に被測定物質Ｓ
を密着させるようにしている。然しながら、このような
従来例（以下、「第２従来例」という）においては、エ
ジェクタが紙粉で詰まりやすいという欠点があった。更
に、実開昭58−60203号公報で開示されている装置にお
いては、２個のベローで被測定物質を上下方向から挟み
込むようにしている。然しながら、このような従来例
（以下、「第３従来例」という）においては、大きな力
で挟まないと紙の振動で接触子がはね飛ばされ上下の接
触面が常に紙に密着しないという欠点があった。
いては、センサコイルの周囲に溝を設けエジェクタで被
測定物質Ｓを吸引してセンサキャップ７に被測定物質Ｓ
を密着させるようにしている。然しながら、このような
従来例（以下、「第２従来例」という）においては、エ
ジェクタが紙粉で詰まりやすいという欠点があった。更
に、実開昭58−60203号公報で開示されている装置にお
いては、２個のベローで被測定物質を上下方向から挟み
込むようにしている。然しながら、このような従来例
（以下、「第３従来例」という）においては、大きな力
で挟まないと紙の振動で接触子がはね飛ばされ上下の接
触面が常に紙に密着しないという欠点があった。
〈考案が解決しようとする問題点〉 本考案はかかる従来例の欠点に鑑みてなされたものであ
り、その目的は、被測定物質と摩擦して紙粉を発生した
り紙粉によってエジェクタの流路が閉塞したりせず、究
極的にシート状物質の厚さを正確に測定できるシート状
物質の厚さ測定装置を提供することにある。
り、その目的は、被測定物質と摩擦して紙粉を発生した
り紙粉によってエジェクタの流路が閉塞したりせず、究
極的にシート状物質の厚さを正確に測定できるシート状
物質の厚さ測定装置を提供することにある。
〈問題点を解決するための手段〉 このような目的を達成するために、本考案は、 走行するシート状の被測定物質の厚みの変化に応じて変
位する上ヘッドに発生する渦電流を、この上ヘッドと対
向配置した接触形センサによってインピーダンス変化と
して検知し、このインピーダンスに基づいて前記被測定
物質の厚さを測定するシート状物質の厚さ測定装置にお
いて、 前記接触形センサは、 上部を走行する被測定物質と接触するセンサキャップ
と、 このセンサキャップの外周部に沿って設けられたチャン
バーと、 このチャンバーの外周部のセンサキャップの面より一定
距離低い面にあって、空気吹出口から前記チャンバーに
供給される空気を排気する排気部、 を具備し、前記被測定物質が前記排気部に一定距離近づ
いた場合には前記被測定物に前記排気部より空気力で反
発力を与え、前記被測定物質が前記排気部より一定距離
以上遠のいた場合には前記排気部より空気力で吸引力を
与え、前記被測定物質を前記センサキャップにフラット
な状態で供給して厚さを測定することを特徴としてい
る。
位する上ヘッドに発生する渦電流を、この上ヘッドと対
向配置した接触形センサによってインピーダンス変化と
して検知し、このインピーダンスに基づいて前記被測定
物質の厚さを測定するシート状物質の厚さ測定装置にお
いて、 前記接触形センサは、 上部を走行する被測定物質と接触するセンサキャップ
と、 このセンサキャップの外周部に沿って設けられたチャン
バーと、 このチャンバーの外周部のセンサキャップの面より一定
距離低い面にあって、空気吹出口から前記チャンバーに
供給される空気を排気する排気部、 を具備し、前記被測定物質が前記排気部に一定距離近づ
いた場合には前記被測定物に前記排気部より空気力で反
発力を与え、前記被測定物質が前記排気部より一定距離
以上遠のいた場合には前記排気部より空気力で吸引力を
与え、前記被測定物質を前記センサキャップにフラット
な状態で供給して厚さを測定することを特徴としてい
る。
＜実施例＞ 以下、本考案について図を用いて詳しく説明する。第１
図は本考案実施例の要部構成断面図であり、図中、第４
図と同一記号は同一意味を持たせて説明しここでの重複
説明は省略する。また、８はセンサコイル、９はセンサ
コイル８を固定するためのナット、10はセンサキャップ
７を取付けるためのネジ、11はキャップボディ、12はセ
ンサキャップ７より一定の高さ（例えば2mm）だけ低く
なるように配置されているケース、13はチャンバー、14
は例えば円周状に複数個（第１図では１個だけ示す）設
けられた空気噴出し口、15は空気を供給するための配管
継手、16は上ヘッド17に装着されたターゲットである。
図は本考案実施例の要部構成断面図であり、図中、第４
図と同一記号は同一意味を持たせて説明しここでの重複
説明は省略する。また、８はセンサコイル、９はセンサ
コイル８を固定するためのナット、10はセンサキャップ
７を取付けるためのネジ、11はキャップボディ、12はセ
ンサキャップ７より一定の高さ（例えば2mm）だけ低く
なるように配置されているケース、13はチャンバー、14
は例えば円周状に複数個（第１図では１個だけ示す）設
けられた空気噴出し口、15は空気を供給するための配管
継手、16は上ヘッド17に装着されたターゲットである。
このような構成からなる本考案実施例の動作原理を第２
図に示したエゼクタと対応させながら説明すると次のよ
うになる。エゼクタの真空室ｂは、接触形センサ１のケ
ース12の内部に形成されるチャンバー13であり、エゼク
タのディフューザｄはケース12と被測定物質６とで形成
される空間に対応する。接触型センサ１と被測定物質６
が一定の距離（例えば4mm）に近づいた場合、第１図の
太線矢印方向から例えば圧縮空気を供給すると、該空気
は継手15内と空気吹出口14とを経由してチャンバー13内
に送入され、その後、ケース12の上面と被測定物質６の
間を通って外部に排出される。ケース12の上面と被測定
物質６で形成される間隙が大きい（即ち、ケース12の上
面と被測定物質６の距離が上記一定の距離より大きい）
場合は、接触形センサ１がエジェクタとして機能し、チ
ャンバー13の圧力が低下して負圧となり被測定物質６に
対して吸引力が働き、その結果、被測定物質６を引きつ
けるようになる。また、ケース12の上面と被測定物質６
で形成される間隙が狭く（即ち、ケース12の上面と被測
定物質６の距離が小さく）なると、チャンバー13は圧力
型エアクッションとして機能し、チャンバー13の圧力が
上昇して正圧となり被測定物質６に対して反発力が働
き、その結果、被測定物質６を引き離すようになる。従
って、ケース12の上面と被測定物質６で形成される間隙
は一定に保たれるようになり、その結果、被測定物質７
がセンサキャップ７に密着するようになる。
図に示したエゼクタと対応させながら説明すると次のよ
うになる。エゼクタの真空室ｂは、接触形センサ１のケ
ース12の内部に形成されるチャンバー13であり、エゼク
タのディフューザｄはケース12と被測定物質６とで形成
される空間に対応する。接触型センサ１と被測定物質６
が一定の距離（例えば4mm）に近づいた場合、第１図の
太線矢印方向から例えば圧縮空気を供給すると、該空気
は継手15内と空気吹出口14とを経由してチャンバー13内
に送入され、その後、ケース12の上面と被測定物質６の
間を通って外部に排出される。ケース12の上面と被測定
物質６で形成される間隙が大きい（即ち、ケース12の上
面と被測定物質６の距離が上記一定の距離より大きい）
場合は、接触形センサ１がエジェクタとして機能し、チ
ャンバー13の圧力が低下して負圧となり被測定物質６に
対して吸引力が働き、その結果、被測定物質６を引きつ
けるようになる。また、ケース12の上面と被測定物質６
で形成される間隙が狭く（即ち、ケース12の上面と被測
定物質６の距離が小さく）なると、チャンバー13は圧力
型エアクッションとして機能し、チャンバー13の圧力が
上昇して正圧となり被測定物質６に対して反発力が働
き、その結果、被測定物質６を引き離すようになる。従
って、ケース12の上面と被測定物質６で形成される間隙
は一定に保たれるようになり、その結果、被測定物質７
がセンサキャップ７に密着するようになる。
＜考案の効果＞ 以上詳しく説明したような本考案によれば、被測定物質
と摩擦して紙粉を発生したり紙粉によってエジェクタの
流路が閉塞したりせず、紙の振動の影響を受けず究極的
にシート状物質の厚さを正確に測定できるシート状物質
の厚さ測定装置が実現する。
と摩擦して紙粉を発生したり紙粉によってエジェクタの
流路が閉塞したりせず、紙の振動の影響を受けず究極的
にシート状物質の厚さを正確に測定できるシート状物質
の厚さ測定装置が実現する。
即ち、前記第１従来例のように被測定物質を機械的に押
し付けて食込ませるものでないため、被測定質の厚さに
よる食込み量の変化など押し付け力に変化がない。ま
た、被測定物質の一部を伸縮したり摩擦したりすること
による光沢の変化が生じないうえ、被測定物質を摩擦す
ることによる紙粉の発生も少なくなる。更に、空気を噴
出して被測定物質を吸付けているため、前記第２従来例
のように紙粉を吸込んで流路が詰まることもない。ま
た、センサキャップに被測定物質が押付けられるため、
被測定物質が振動したりせず測定状態が安定し、測定の
信頼性がより向上する。
し付けて食込ませるものでないため、被測定質の厚さに
よる食込み量の変化など押し付け力に変化がない。ま
た、被測定物質の一部を伸縮したり摩擦したりすること
による光沢の変化が生じないうえ、被測定物質を摩擦す
ることによる紙粉の発生も少なくなる。更に、空気を噴
出して被測定物質を吸付けているため、前記第２従来例
のように紙粉を吸込んで流路が詰まることもない。ま
た、センサキャップに被測定物質が押付けられるため、
被測定物質が振動したりせず測定状態が安定し、測定の
信頼性がより向上する。
第１図は本考案実施例の要部構成断面図、第２図はエゼ
クタの構造説明図、第３図はシート状物質の厚さ測定装
置の従来例を示す平面図、第４図は第３図のＡ−Ａ断面
図である。 １……接触形センサ、2,3……流路規制体、11……セン
サキャップ、12……ケース、13……チャンバー、14……
空気吹出口、15……継手、16……ターゲット、17……上
ヘッド、
クタの構造説明図、第３図はシート状物質の厚さ測定装
置の従来例を示す平面図、第４図は第３図のＡ−Ａ断面
図である。 １……接触形センサ、2,3……流路規制体、11……セン
サキャップ、12……ケース、13……チャンバー、14……
空気吹出口、15……継手、16……ターゲット、17……上
ヘッド、
Claims (1)
- 【請求項１】走行するシート状の被測定物質の厚みの変
化に応じて変位する上ヘッドに発生する渦電流を、この
上ヘッドと対向配置した接触形センサによってインピー
ダンス変化として検知し、このインピーダンスに基づい
て前記被測定物質の厚さを測定するシート状物質の厚さ
測定装置において、 前記接触形センサは、 上部を走行する被測定物質と接触するセンサキャップ
と、 このセンサキャップの外周部に沿って設けられたチャン
バーと、 このチャンバーの外周部のセンサキャップの面より一定
距離低い面にあって、空気吹出口から前記チャンバーに
供給される空気を排気する排気部、 を具備し、前記被測定物質が前記排気部に一定距離近づ
いた場合には前記被測定物に前記排気部より空気力で反
発力を与え、前記被測定物質が前記排気部より一定距離
以上遠のいた場合には前記排気部より空気力で吸引力を
与え、前記被測定物質を前記センサキャップにフラット
な状態で供給して厚さを測定することを特徴としたシー
ト状物質の厚さ測定装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989037149U JPH0740166Y2 (ja) | 1989-03-30 | 1989-03-30 | シート状物質の厚さ測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989037149U JPH0740166Y2 (ja) | 1989-03-30 | 1989-03-30 | シート状物質の厚さ測定装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02128910U JPH02128910U (ja) | 1990-10-24 |
| JPH0740166Y2 true JPH0740166Y2 (ja) | 1995-09-13 |
Family
ID=31543999
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1989037149U Expired - Lifetime JPH0740166Y2 (ja) | 1989-03-30 | 1989-03-30 | シート状物質の厚さ測定装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0740166Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2555256Y2 (ja) * | 1991-08-01 | 1997-11-19 | 文男 東條 | シート厚みの計測装置 |
| DE102006022882B4 (de) * | 2006-05-15 | 2016-04-14 | Immobiliengesellschaft Helmut Fischer Gmbh & Co. Kg | Vorrichtung zum Messen der Dicke dünner Schichten mit einer Messsonde |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4449398A (en) | 1982-06-24 | 1984-05-22 | Accuray Corporation | Sheet property sensor with sheet wrinkle remover |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6260747A (ja) * | 1985-09-07 | 1987-03-17 | Hiroshi Akashi | 無接触支持装置 |
-
1989
- 1989-03-30 JP JP1989037149U patent/JPH0740166Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4449398A (en) | 1982-06-24 | 1984-05-22 | Accuray Corporation | Sheet property sensor with sheet wrinkle remover |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02128910U (ja) | 1990-10-24 |
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