JPH0740120B2 - 可変縮小/拡大比を有する複写機用原稿走査装置 - Google Patents

可変縮小/拡大比を有する複写機用原稿走査装置

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JPH0740120B2
JPH0740120B2 JP3202496A JP20249691A JPH0740120B2 JP H0740120 B2 JPH0740120 B2 JP H0740120B2 JP 3202496 A JP3202496 A JP 3202496A JP 20249691 A JP20249691 A JP 20249691A JP H0740120 B2 JPH0740120 B2 JP H0740120B2
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carriage
shaft
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mirror
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    • G03B27/52Details
    • G03B27/522Projection optics
    • G03B27/525Projection optics for slit exposure
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
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    • G03G15/04Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for exposing, i.e. imagewise exposure by optically projecting the original image on a photoconductive recording material
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複写機用原稿を連続的に
可変の縮小−拡大比を持って走査する走査装置及び関連
制御回路に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】原稿を
走査するために原稿用の照明を有する複写機において、
ランプ及び第1のミラーを搬送する第1のキャリッジは
一定速度Vcで原稿を露光するために表面に平行に動作
される。1つ以上のミラーを搬送する第2のキャリッジ
は速度Vc/2で第1のキャリッジに平行に動作する。
この第2のキャリッジの動作はこの第2のキャリッジ上
に回転可能に取り付けられたプーリーとケーブルとによ
り第1のキャリッジから得られる。このケーブルの一端
は第1のキャリッジに係止され他端はフレーム構造の固
定点に係止されている。
【0003】知られているように1:1の縮小比の場合
は、第1のキャリッジの速度Vは原稿の像がその上に形
成されるドラムの周速度に等しく、第2のキャリッジの
速度Vc/2は第1のキャリッジの走査ストローク中に
光線の光学径路長を一定に保持するために必要とされ
る。縮小あるいは拡大比が変えられた時に、前述の比に
比例する量だけ第1のキャリッジの速度を変更すること
が必要であり、更に光学システムの形状に応じた所定の
量だけ第2のキャリッジの初期位置を第1のキャリッジ
に対して修正することも必要である。
【0004】既知の複写機において、第1のキャリッジ
に対する第2のキャリッジの位置はレバー及びカムによ
り制御ケーブルの係止点を移動することにより変更され
る。例えば、米国特許第3,614,222号の複写機
では、2つのキャリッジの運動は、ドラムモータの回転
を第1のキャリッジに連結しかつこれを精々縮小比数に
相当する3つの異なった速度で動作するレバー、ケーブ
ル形戻り動作手段及び可変プロフィールカムから成る構
造により発生される。
【0005】しかし、このような構造は極めて複雑であ
る。更に、この構造は、ドラムを回転するために必要と
する出力よりも大きく、しかも複写サイクルの短かい周
期間だけしか使用されない出力を有するモータを必要と
する。例えば、公開された欧州特許出願EP30289
に示されているような別の複写機においては、既に、プ
ーリー及びケーブルにより接続された2つのキャリッジ
が共通のモータにより動作されることが提案されてい
る。このモータの動作はマイクロプロセッサーによりド
ラムの動作と同期されている。しかし、この構成はやは
り複雑であり、製造に費用がかかる。
【0006】本発明の目的は、構造が簡単で大きさが小
さくしかも動作に信頼性のある複写機用原稿走査装置を
提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の、種々の縮小/拡大比でもって複写機で複
写されるべき固定された原稿を走査する装置は、前記原
稿に平行に同じ方向に運動可能であり、かつ走査された
原稿のイメージを光学経路に沿って回転可能イメージレ
セプタに向けて方向付けする第1及び第2のミラーキャ
リッジと、前記複写機に回転自在に取り付けられ同じ回
転速度で回転する一対の平行軸であって、各軸はそれに
固定して取り付けられたプーリーを有し、それぞれ、前
記第1のミラーキャリッジと前記第2のミラーキャリッ
ジとにこれらキャリッジに巻かれたケーブルにより結合
され、かつ前記一対の平行軸の第2の軸のプーリーの直
径が前記一対の平行軸の第1の軸のプーリーの直径の二
分の一である一対の平行軸と、前記第1の軸に結合さ
れ、前記第1のミラーキャリッジを前記比に従った種々
の速度で運動させ、かつ同時に前記第2のミラーキャリ
ッジを前記第1のミラーキャリッジに対して半分の速度
で運動させる第1のモータと、前記第2の軸に結合さ
れ、前記第1のミラーキャリッジの走査走行の前にのみ
動作して前記第1のミラーキャリッジから相対的に離間
した前記第2のミラーキャリッジの初期位置を前記比に
従って調整する第2のモータと、前記第1のモータと前
記第2のモータとにそれぞれ接続された制御回路とを有
し、電気的に付勢可能なクラッチが前記第1及び第2の
軸の間に結合され、前記第1の軸を前記第2の軸の回転
から前記の距離調整中に離し、選択的に付勢可能なスイ
ッチが前記制御回路と前記第2のモータとの間に接続さ
れ、前記第2のモータを前記制御回路から前記の走査動
作中に切り離し、これにより前記第2のモータは、前記
第1のモータの動作に干渉せずに電力を消費しないこと
を特徴とする。
【0008】
【実施例】以下に図面を参照して本発明について詳細に
説明する。図1及び図2では、本発明の複写機用原稿走
査は原稿15の露光のために表面14に並行にそれぞれ
ガイドG及びG′上を摺動できる2つのキャリッジ10
及び12を備えている。キャリッジ10は原稿15を照
明するランプLを搬送し、一方2つのキャリッジ10及
び12は夫々原稿15によって反射された光ビーム下を
対物レンズ25に向けるように方向を決められたミラー
18及び20を搬送する。レンズ25はビームFを、固
定ミラー27での別の反射の後ドラム30(イメージレ
セプタ)上に焦点を結ばせる。このドラム30は一定の
所定周辺速度Vで複写機のフレーム構造11上で回転で
きる。2つのキャリッジ10及び12は、キャリッジ1
0の走査動作中原稿のイメージをドラム30上に絶えず
焦点を結ばせるために1:1/2に等しい一定の比で互
いに関連した速度で動作することが要求される。このよ
うに、キャリッジ10が10′(図1)の行程の終端に
ある時に、キャリッジ12はキャリッジ10の行程の半
分に等しい距離をカバーし位置12′にある。このため
に、本発明の第1の特徴に基づいて、2つのキャリッジ
10及び12がそれぞれ独自のモータM1及びM2によ
り動作され(図2)各モータは以降に説明されるように
他方に独立に制御される。2つのキャリッジ10及び1
2は、夫々キャリッジ10及び12上に点37及び38
で係止されているベルト34及び36により動作され
る。ベルト34及び36は夫々2対のプーリー40,4
0′及び42,42′の周りを回動し、プーリー40及
び42は大きい直径及び小さい直径のものであり、かつ
複写機のフレーム構造11内で回転可能に隔置された平
行軸44及び46上に取り付けられている。プーリー4
0及び40′は同じ直径のものであり、プーリー42及
び42′も等しい直径のものである。プーリー40′及
び42′は軸44及び46から隔置された共通軸上で空
転する。軸44及び46は夫々ベルト伝達手段49及び
50により2つのモータM1及びM2により回転され
る。特に、モータM1はベルト49を駆動し軸44の一
端45に固定されたプーリー52を回転する。モータM
2はベルト50を駆動し、軸46上に固定されたプーリ
ー54を回転する。原稿15が縮小比:1:K(Kは縮
小係数)の縮小率で縮小されるべき時に、既知のよう
に、キャリッジ10からの初期距離Dを増大すること及
び対物レンズ25をドラム30に向けて移動することつ
まり図1の右に向けて所定の縮小係数に応じて所定距離
だけ移動することが必要であり、また原稿が拡大される
べき時には反対方向の動作が要求される。更に、キャリ
ッジ10の速度は所定の縮小係数に比例して通常の速度
Vcに対して増大されねばならず、原稿が拡大されるべ
き時には逆に減少されねばならない。
【0009】前述のように、拡大あるいは縮小の種々の
条件でドラム30上に反射される原稿のイメージの正し
い集束を可能にするためにレンズ25は軸方向に移動で
きる。このレンズ25はステップモータMPにより動作
される。ステップモータMPはフレーム構造11上を移
動できるレンズ25用支持53に係合しているねじ52
を回転する。
【0010】図3及び図4に第2の実施例が示されてい
る。図3及び図4はそれぞれ図1の線A−Aの左側の部
分及び図2の線B−Bの下の部分に関し図1及び図2に
示された構成の変形を示している。第2の実施例では、
モータM2はキャリッジ10に対するキャリッジ12の
初期位置を調整するためにだけ使用され、モータM1は
キャリッジ10の速度の半分の速度でキャリッジ10及
びキャリッジ12の両方を動作するために使用される。
このため、軸44及び46はプーリー62上を回転する
ベルト60により運動的に一体に結合されている。プー
リー62は軸44上を回転し、同じ直径の別のプーリー
64は軸46上に取り付けられている。電磁動作クラッ
チ66がプーリー52と62との間の軸44上配置され
ている。このクラッチ66は消勢された時に噛合される
軸44上に取り付けられた駆動部66aとプーリー62
に結合された駆動部66bとを備えている。このプーリ
ー及び駆動部66bは軸44上で空転する。
【0011】所定の縮小/拡大比に応じて距離Dを変更
するために、クラッチ66は制御ユニット102(図
5)により線67上に供給される附勢信号によって開放
される。このようにして、駆動部66bは駆動部66a
から切り離され、これによりプーリー62が自由に軸4
4上を回転する。これと同時に、モータM2が附勢され
ベルト50及びプーリー54によって軸46だけを回転
させる。軸46が回転するとキャリッジ12がキャリッ
ジ10とは独自に動作する。2つのキャリッジ10及び
12間の距離Dを調整した後、クラッチ66が噛合され
軸44と46との間の必要な結合を回復させる。これと
同時に、モータM2はこのモータに直列に接続されたス
イッチIを開放することによりその制御回路から電気的
に分離され、その内部におけるエネルギーの浪費を避け
る。モータM1が動作している時はモータM2はベルト
60,50及びプーリー64,54を介してモータM1
により次に回転される。キャリッジ10と12との間の
速度を1:1/2の一定比にするために、軸44及び4
6がモータM1により同じ角速度で回転されるものとす
れば、プーリー40はその直径がプーリー42の直径の
2倍なければならない。
【0012】図1及び図2に示されたキャリッジ10及
び12の初期位置はそれぞれ2つのセンサS1及びS2
により検出される。各センサは対応するキャリッジが複
写サイクルを開始するべき位置に達した時に信号を発生
する。モータM1及びM2の軸の角度位置が各キャリッ
ジの動作径路上の位置には明確には対応しないので、こ
れらの角度位置はモータM1及びM2の軸上に取り付け
られたロータリーデスク形エンコーダE1及びE2によ
って決定される。任意の既知の形式のロータリーエンコ
ーダがモータM1及びM2と共に使用でき、例えば19
77年12月20日付で公開された本発明の出願人のイ
タリア特許出願69951−A/77に記載されている
エンコーダが使用できる。
【0013】各エンコーダは、互いに90°位相がずれ
た2つの周期信号と零信号とを発生している。これらの
信号はエンコーダの各回転において、既知のように、エ
ンコーダが取り付けられている軸の速度、回転方向及び
角運動を表わしている。前述の走査装置は動作中に図5
のブロック回路図で示された制御回路により制御され
る。
【0014】既知の形式のどれか1つ例えば8ビットマ
イクロプロセッサから成る制御ユニット102はそれぞ
れ2つのメモリROM107及びRAM108にチャネ
ル103及び105により接続されている。メモリ10
7は装置の動作モードを制御するプログラムの命令と、
このプログラム実行中にユニット102によって、使用
される他の不変データとを永久的に保持する。読取り及
び書込みメモリ108は制御ユニット102と制御回路
の種々の動作要素との間で交換される全ての情報及びデ
ータを一時的に記憶する。周波数発生器110は、要求
された縮小あるいは拡大比に応じて接続112により制
御ユニット102の制御の下で選択できる所定数の各種
の周波数を発生できる。所望の縮小比は、指針142を
備えRDで示される縮小位置とENで示される拡大位置
に移動できる回転ノブ140(図8参照)を動作するこ
とよって手動で設定できる。ノブ140はアナログ−デ
ジタル変換器144に作用し、この変換器144は設定
された縮小あるいは拡大比を表わす情報を接続146を
介してユニット102に送る。このユニット102は変
換器144から受けた情報に基づいて既知のようにモー
タM1へ供給される電圧を選択するために、増幅器12
2に接続された速度選択器128を制御し、この速度選
択器128が所定の縮小あるいは拡大比に関連する所定
速度で回転される。ユニット102はレンズ25のステ
ップモータMPも制御し、所定の縮小/拡大係数に応じ
てモータMPを正確に位置決めする。モータM1及びM
2は図5に示された2つの同じ回路によって独立して制
御される。そのため、モータM1に関する回路だけがこ
こで詳細に説明される。モータM1の速度の制御及び調
整はPLL(フェーズロックループ)フィードバックに
より、つまり、所定の縮小あるいは拡大比に応じてユニ
ット102によって選択された周波数において、エンコ
ーダE1により接続115上に発生されるPLLフィー
ドバック信号の位相と発生器110により発生された信
号の位相とを比較することにより行なわれる。この比較
は、発生器110から接続117を介して一定周波数の
信号を受信しこの信号をフィードバック信号に比較し
て、絶えずデジタル形式でエラー信号ERRを発生する
位相比較器114によって行なわれる。
【0015】信号ERRは変換器120によってアナロ
グ形式に変換され、モータM1に電力を供給する電力増
幅器122に与えられ、その結果モータM1のどのよう
な速度変動も構成要素E1,115,114及び120
から成るフィードバック回路の動作によって直ちに補償
される。
【0016】エンコーダE1も接続125を介してユニ
ット102に接続され、このユニット102にモータM
1の瞬時角度位置を示す信号PAとモータM1の各回転
数においてエンコーダE1によって発生されるストロー
ブ信号STとを送信する。
【0017】前述したように、キャリッジ12を動作す
るモータM2はモータM1の速度の半分の一定速度で回
転しなければならない。これは増幅器122′によって
行なわれる。この増幅器122′は増幅器122と同じ
であり、速度選択器128の制御の下で増幅器122へ
の電力の半分の電力をモータM2に与える。モータM2
の速度制御は一般にモータM1に関する場合と同様に行
なわれるが、比較器114と同じである位相比較器11
4′に供給される基準周波数がこの場合には2で割るた
めの分周器を介して発生器110から得られる点が相違
する。
【0018】前述したように、ドラム30は一定周速度
V(図1参照)で回転する。この速度Vは縮小比が1:
1の場合にキャリッジ10が移動する速度と同じであ
る。ドラム30の周速度は当該分野では周知の制御回路
(図示せず)のうちの任意の1つによって公称値Vに一
定に保持される。制御回路はフィードバック信号とし
て、ドラム30の回転軸31に接続されているエンコー
ダEYにより発生される信号RAを用いる。モータM1
は相対的に±△V=(Vc−V)/Vだけドラムの周速
度Vとは相違する速度Vcでキャリッジ10を動作す
る。この±△Vは、コピーの質に対し速度差の結果が一
般に無視できると考えられるので、例えば0.0005
と0.01との間のプリセット値より大きくない。速度
VcとVとが△Vより大きい相対量だけ相違した時は、
制御回路が異常を知らせ、複写機の動作は実行されてい
る複写サイクルの終端で停止される。そのため、図5の
回路は、夫々キャリッジ10の速度及びドラム30の速
度を表わす信号CV1及びCVTをエンコーダE1及び
ETから受信する比較器130を備えている。この比較
器130は、ドラム30の周速度Vに対するキャリッジ
10の速度Vcの差がプリセット値△Vより小さい場合
に、ユニット102に接続されている出力132に論理
レベル0の信号EVを発生するように配置されている。
逆の場合には比較器130は論理レベル1の信号EV′
を発生する、後者の場合には、制御ユニット102は、
故障を知らせるための既知方法で使用できる信号JVを
出力134に発生するようにプログラムされている。同
様に、ユニット102はキャリッジ10の速度に対する
キャリッジ12の速度の差を知らせるようにプログラム
されている。比較器130はエンコーダE2の出力を伝
える線136上にキャリッジ12の速度を表わす信号C
V2を受信する。この信号CV2は比較器130におい
て、キャリッジ10についての信号CV1に比較され、
2つの速度が±△V′={Vc2 −(1/2)Vc1 }
/Vc1 ({Vc2 −(1/2)Vc1 }/Vc1 は
0.005のオーダー)より大きい量だけ互いに異なっ
ている時にこの比較器はユニット102へ線133上に
論理レベル1の信号EV′を出力する。これと同時に、
ユニット102は既知の方法で故障の存在を知らせるた
めに使用される信号JV′を出力137に発生する。更
にこのユニット102は実行されているサイクルの終端
で複写機の動作を禁止する信号EV1 を発生する。
【0019】図6はキャリッジ10,12の予備位置の
フェースにユニット102により実行されているプログ
ラムに関するフローチャートを示している。複写サイク
ルを開始する前に、ユニット102はキャリッジ10及
び12が零位置の正しい位置にあるか否かをチェックす
る(ブロック160)。零位置では、夫々キャリッジ1
0及び12に固定されている2つの基準93及び94が
各センサS1及びS2に対面するように配置される。基
準93及び94が各センサS1及びS2の前を通る度
に、パルスが線95及び96上をユニット102に送ら
れる。
【0020】キャリッジが零位置にある場合には、シス
テムは複写サイクルの準備のために待ち状態に直ちに行
く。
【0021】キャリッジが零位置にないことを零チェッ
ク動作が示した場合には、ユニット102は速度選択器
128及び発生器110を介してキャリッジが位置して
いるどの位置からもキャリッジの零位置への戻り動作の
所定速度を設定する(ブロック162)。従って、モー
タM1及びM2は零位置への戻り動作のために増幅器1
22及び122′により電力を供給される(ブロック1
64)。ブロック166は、ユニット102がセンサS
1及びS2の前のキャリッジの動きをチェックしている
ことを示している。センサが線95及び96を介してユ
ニット102へキャリッジの動きを示すパルスを送った
時に、ユニット102は低速で例えば走査速度の1/1
0の速度でキャリッジ10,12の動作の方向を反転さ
せるように動作する(ブロック168)。ブロック17
0及び172はキャリッジが第2の時間の間センサS1
及びS2を通っているか否かユニット102がチェック
していることを続いて示しており、肯定の場合にはエン
コーダE1及びE2が接続125上に信号STを発生す
るとすぐモータM1及びM2を停止するステップがとら
れる。この点で、複写機は複写サイクルを開始する準備
のため待ち状態にある。
【0022】図7は複写サイクル中キャリッジ10及び
12の動作をチェックするために制御ユニット102に
より実行されるプログラムに関するフローチャートを示
している。複写機のプリストボタン(図示せず)が押さ
れ複写サイクルが開始された時に、変換器144により
与えられる情報が縮小あるいは拡大の要求を含んでいる
か否かユニット102がチェックする(図7のブロック
180)。肯定の場合には、ブロック184及び186
の命令に基づいて、ユニット102はメモリ107内に
含まれている計算テーブルによってキャリッジ10に対
するキャリッジ12の距離D′(図2参照)のフレッシ
ュ値とレンズ25のフレッシュ位置とを計算し、これに
応じてキャリッジ12とレンズ25とを各フレッシュ位
置に位置決めするためにモータM2とモータMPとに電
力を与える。比較ブロック190及び192は、キャリ
ッジ12及びレンズ25がブロック184及び186で
計算された位置にあるか否かをユニット102がチェッ
クしていることを示している。次のブロック202は変
換器144内にセットされた縮小あるいは拡大比に基づ
いてキャリッジ10及び12の速度を計算する命令を含
んでいる。ユニット102は計算された速度値に基づい
て速度選択器128によって速度を選びかつチェック用
の設定速度に対応する周波数を発生するために発生器1
10を制御する。その結果、モータM1、及びM2が増
幅器122及び122′により附勢される(ブロック2
04)。縮小あるいは拡大が全くない場合には、制御は
直接に決定180からブロック204に通りモータM1
及びM2が通常の1:1複写用所定速度をとる。
【0023】続いてブロック206−216は、キャリ
ッジ10及び12を動作するユニット102により発生
されかつ制御加速フェーズ、一定速度走行フェーズ及び
高速度での初期位置への戻りフェーズを有する命令を表
わしている。ブロック228は、キャリッジが戻り行程
の終端において零位置に正しく停止しているか否か調べ
る命令を含んでいる。もしそうでない場合には、プログ
ラムは図6の点161に戻され、キャリッジの零位置へ
の正確な位置決めを行なう。キャリッジ10及び12の
速度に関するチェックはブロック218−226の命令
により制御され、かつキャリッジの瞬時速度を測定する
ことにより例えば0.1秒の時間間隔でサンプリングし
て行なわれる(ブロック218)。
【0024】比較器130は夫々エンコーダE2及びE
1により与えられる速度信号CV2とCV1とを比較
し、2つのキャリッジの速度が前述の許容範囲内にある
場合には論理レベル0にある信号EV′をユニット10
2に与え、また2つの速度が過度に相違している場合に
は信号EV′が論理レベル1になる(ブロック22
0)。
【0025】同様に、比較器は定期的にキャリッジ10
の速度をドラム30の速度に比較する(ブロック22
4)。比較器130が論理レベル1にある信号EVある
いはEV′をユニット102に与えた時に、複写機の動
作は、ブロック226の命令に基づいて、実行中のサイ
クルの終端で停止される。
【0026】図3及び図4の別の実施例を与える図7の
変形は容易に明らかである。ブロック186は、キャリ
ッジ12が位置決めされている間にクラッチ66を切り
離しかつスイッチIを閉成する線67(図4及び図5)
上の信号を付加的に含まねばならない。キャリッジ12
もブロック206,212,214中にモータM1によ
り駆動されるのでブロック208,210及び216は
省略された。ブロック202は1つのキャリッジ速度を
計算し、ブロック204は(スイッチIが開放されてい
るので)モータM1だけを附勢する。
【0027】主な実施例に対して、線67(図5)は省
略され、スイッチIが破線により示されるように固定接
続により置換できる。
【0028】本発明のモータM1及びM2はDCあるい
はACモータ、DCブラシレスモータ、あるいは任意の
既知の電気的に制御可能なアクチュエータでよい。
【0029】
【発明の効果】本発明は上述のとおり構成されているの
で、原稿を走査中は、第1と第2のミラーキャリッジは
唯一の第1のモータにより運動させられる一方、第2の
モータは、第1と第2のミラーキャリッジ間の初期距離
を調整するために用いられる。このため、クラッチが軸
に取り付けられ、該初期距離が調整されるとき、第2の
ミラーキャリッジを第1のミラーキャリッジと第1のモ
ータとから分離する。さらに、スイッチは、走査中に第
2のモータを制御回路から切り離しておく働きをする。
上記のように作用することにより、第2のモータは、走
査中第1のモータの動作に干渉しないで、電力を消費し
ないので、装置の消費電力の低減化を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の走査装置のブロック図。
【図2】図1の装置の平面図。
【図3】図1の装置の別の実施例の部分図。
【図4】図3に示された実施例の平面図。
【図5】図1に示された装置の制御回路のブロック回路
図。
【図6】図5に示された回路に関するフローチャートを
示す図。
【図7】図1に示された装置の制御に関するフローチャ
ートを示す図。
【図8】所望の縮小比を設定する構成の詳細を示す図。
【符号の説明】
10,12:キャリッジ、25:レンズ、30:イメー
ジレセプタ、34,36:ケーブル、40,42:プー
リー、66:クラッチ、102:制御ユニット、11
0:周波数発生器、127:分周器、130:比較器、
M1,M2:キャリッジモータ、MP:ステップモー
タ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−85458(JP,A) 特開 昭58−11966(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 種々の縮小/拡大比でもって複写機で複
    写されるべき固定された原稿を走査する装置であって、
    前記原稿に平行に同じ方向に運動可能であり、かつ走査
    された原稿のイメージを光学経路に沿って回転可能イメ
    ージレセプタに向けて方向付けする第1及び第2のミラ
    ーキャリッジと、前記複写機に回転自在に取り付けられ
    同じ回転速度で回転する一対の平行軸であって、各軸は
    それに固定して取り付けられたプーリーを有し、それぞ
    れ、前記第1のミラーキャリッジと前記第2のミラーキ
    ャリッジとにこれらキャリッジに巻かれたケーブルによ
    り結合され、かつ前記一対の平行軸の第2の軸のプーリ
    ーの直径が前記一対の平行軸の第1の軸のプーリーの直
    径の二分の一である一対の平行軸と、前記第1の軸に結
    合され、前記第1のミラーキャリッジを前記比に従った
    種々の速度で運動させ、かつ同時に前記第2のミラーキ
    ャリッジを前記第1のミラーキャリッジに対して半分の
    速度で運動させる第1のモータと、前記第2の軸に結合
    され、前記第1のミラーキャリッジの走査走行の前にの
    み動作して前記第1のミラーキャリッジから相対的に離
    間した前記第2のミラーキャリッジの初期位置を前記比
    に従って調整する第2のモータと、前記第1のモータ
    (M1)と前記第2のモータ(M2)とにそれぞれ接続
    された制御回路(122,122′)とを有し、かつ電
    気的に付勢可能なクラッチ(66)が、前記第1の軸を
    前記第2の軸の回転から前記の距離調整中に離すため前
    記第1及び第2の軸の間に結合される、種々の縮小/拡
    大比でもって複写機で複写されるべき固定された原稿を
    走査する装置において、選択的に付勢可能なスイッチ
    (I)が前記制御回路(122′)と前記第2のモータ
    (M2)との間に接続され、前記第2のモータを前記制
    御回路から前記の走査動作中に切り離し、これにより前
    記第2のモータは、前記第1のモータの動作に干渉せず
    に電力を消費しないことを特徴とする装置。
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