JPH0740018A - 連鋳２次冷却用スプレーノズルの閉塞防止方法 - Google Patents
連鋳２次冷却用スプレーノズルの閉塞防止方法Info
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- JPH0740018A JPH0740018A JP19341293A JP19341293A JPH0740018A JP H0740018 A JPH0740018 A JP H0740018A JP 19341293 A JP19341293 A JP 19341293A JP 19341293 A JP19341293 A JP 19341293A JP H0740018 A JPH0740018 A JP H0740018A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 鋳片を２次冷却する際のスプレーノズルへの
冷却水の多量流量制御とノズル閉塞を防止する少量流量
制御を精度よく行う。 【構成】 ２次冷却帯へ幅Ｗ1 の鋳片１が来た時、遮断
弁５ｂを遮断することによりスプレーノズル２ｂ、２ｃ
への給水を停止し、給水系統６ａからの給水により幅Ｗ
1 の鋳片１を２次冷却する。一方、別給水配管系統９
ｂ、９ｃに配設した圧力制御弁10ｂ、10ｃの開度を制御
して、２次冷却水を停止したスプレーノズル２ｂ、２ｃ
に少量流量の冷却水を流してノズル閉塞を防止する。 【効果】 ２次冷却水の多量流量制御とノズル閉塞防止
の少量流量制御を別の制御弁で独立に行うので制御精度
の向上が達成できる。
冷却水の多量流量制御とノズル閉塞を防止する少量流量
制御を精度よく行う。 【構成】 ２次冷却帯へ幅Ｗ1 の鋳片１が来た時、遮断
弁５ｂを遮断することによりスプレーノズル２ｂ、２ｃ
への給水を停止し、給水系統６ａからの給水により幅Ｗ
1 の鋳片１を２次冷却する。一方、別給水配管系統９
ｂ、９ｃに配設した圧力制御弁10ｂ、10ｃの開度を制御
して、２次冷却水を停止したスプレーノズル２ｂ、２ｃ
に少量流量の冷却水を流してノズル閉塞を防止する。 【効果】 ２次冷却水の多量流量制御とノズル閉塞防止
の少量流量制御を別の制御弁で独立に行うので制御精度
の向上が達成できる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、連続鋳造の鋳片２次冷
却用スプレーノズルの閉塞防止方法に関するものであ
る。
却用スプレーノズルの閉塞防止方法に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】一般に、連鋳の２次冷却では、幅切り時
や鋳片が通過していない時に使用していないスプレーノ
ズルの冷却水を完全に遮断すると、スプレー内に残った
水の中に含まれる不純物がノズル内部に付着しノズルを
閉塞してしまうため、鋳片を冷却していないノズルにも
常に少流量の水を流してノズルの閉塞を防止している。
また、特開昭63−290670号公報のように幅切りの時のス
プレーの冷却水配管と主配管にそれぞれ流量計を設け、
それぞれの流量を管理することにより閉塞したスプレー
ノズルを検知している。
や鋳片が通過していない時に使用していないスプレーノ
ズルの冷却水を完全に遮断すると、スプレー内に残った
水の中に含まれる不純物がノズル内部に付着しノズルを
閉塞してしまうため、鋳片を冷却していないノズルにも
常に少流量の水を流してノズルの閉塞を防止している。
また、特開昭63−290670号公報のように幅切りの時のス
プレーの冷却水配管と主配管にそれぞれ流量計を設け、
それぞれの流量を管理することにより閉塞したスプレー
ノズルを検知している。
【０００３】ここでスプレーの幅切りとは、連鋳鋳片の
幅に応じてスプレーノズルの両端部の水噴射を止めるこ
とをいう。図３は、連鋳鋳片１のスプレー幅切りを行う
２次冷却の冷却水配管系統のフロー図である。図３に示
すように冷却水配管系統は鋳片１の幅Ｗ1 、Ｗ2 、Ｗ3
の変化に応じて冷却水のスプレー幅切りが可能なように
主配管８から冷却水の配管系統６ａ、６ｂ、６ｃのよう
に分岐している。冷却水配管系統６ａ、６ｂ、６ｃには
スプレーノズル２ａ、２ｂ、２ｃがそれぞれ接続されて
いるが、分岐された各系統は遮断弁５ａ、５ｂによって
遮断することができ、また流量を調節できる流量制御弁
３ａ、３ｂ、３ｃを備えている。また各系統の冷却水流
量は流量計４ａ、４ｂ、４ｃを用いて測定することがで
きる。
幅に応じてスプレーノズルの両端部の水噴射を止めるこ
とをいう。図３は、連鋳鋳片１のスプレー幅切りを行う
２次冷却の冷却水配管系統のフロー図である。図３に示
すように冷却水配管系統は鋳片１の幅Ｗ1 、Ｗ2 、Ｗ3
の変化に応じて冷却水のスプレー幅切りが可能なように
主配管８から冷却水の配管系統６ａ、６ｂ、６ｃのよう
に分岐している。冷却水配管系統６ａ、６ｂ、６ｃには
スプレーノズル２ａ、２ｂ、２ｃがそれぞれ接続されて
いるが、分岐された各系統は遮断弁５ａ、５ｂによって
遮断することができ、また流量を調節できる流量制御弁
３ａ、３ｂ、３ｃを備えている。また各系統の冷却水流
量は流量計４ａ、４ｂ、４ｃを用いて測定することがで
きる。
【０００４】図３において、たとえば鋳片１の幅がＷ1
の時に、幅切りのため２次冷却水による冷却を行う必要
のないスプレーノズル２ａ（片側１個、計２個）、２ｂ
（片側２個、計４個）は、流量調節弁３ｂ、３ｃの開度
を絞って一定少流量の冷却水を流して、ノズル２ａ、２
ｂの閉塞を防止する一方、スプレーノズル２ｃ（中央部
の５個）には鋳片１を冷却するために必要な冷却水流量
を流す。
の時に、幅切りのため２次冷却水による冷却を行う必要
のないスプレーノズル２ａ（片側１個、計２個）、２ｂ
（片側２個、計４個）は、流量調節弁３ｂ、３ｃの開度
を絞って一定少流量の冷却水を流して、ノズル２ａ、２
ｂの閉塞を防止する一方、スプレーノズル２ｃ（中央部
の５個）には鋳片１を冷却するために必要な冷却水流量
を流す。
【０００５】鋳片１の幅Ｗ1 、Ｗ2 、Ｗ3 ごとにそれぞ
れのスプレーノズル２ａ、２ｂ、２ｃに流れる冷却水の
流量をまとめると表１のようになる。
れのスプレーノズル２ａ、２ｂ、２ｃに流れる冷却水の
流量をまとめると表１のようになる。
【０００６】
【表１】
【０００７】この表１からわかるように鋳片１の有無ま
たは鋳片１の幅によってそれぞれのスプレーノズル２
ａ、２ｂ、２ｃに流れる冷却水の流量が異なるので、こ
れを実現するためには、図３に示したようにそれぞれス
プレーノズル２ａ、２ｂ、２ｃへ給水する配管系統６
ａ、６ｂ、６ｃを分け、各配管系統に流量を制御するた
めの流量制御弁３ａ、３ｂ、３ｃおよび流量計４ａ、４
ｂ、４ｃを設置し、それぞれの配管系統で鋳片１の幅Ｗ
1 、Ｗ2 、Ｗ3 に応じた給水流量に管理することが必要
になる。
たは鋳片１の幅によってそれぞれのスプレーノズル２
ａ、２ｂ、２ｃに流れる冷却水の流量が異なるので、こ
れを実現するためには、図３に示したようにそれぞれス
プレーノズル２ａ、２ｂ、２ｃへ給水する配管系統６
ａ、６ｂ、６ｃを分け、各配管系統に流量を制御するた
めの流量制御弁３ａ、３ｂ、３ｃおよび流量計４ａ、４
ｂ、４ｃを設置し、それぞれの配管系統で鋳片１の幅Ｗ
1 、Ｗ2 、Ｗ3 に応じた給水流量に管理することが必要
になる。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前述の表
１に示すような給水流量に管理するためには流量制御弁
３ａ、３ｂ、３ｃは、通常の２次冷却時における冷却水
の多流量制御と、２次冷却を行わない時における冷却水
の少量流量制御の２種類の制御を行わなければならず、
制御する冷却水の流量レンジが非常に大きくなる。
１に示すような給水流量に管理するためには流量制御弁
３ａ、３ｂ、３ｃは、通常の２次冷却時における冷却水
の多流量制御と、２次冷却を行わない時における冷却水
の少量流量制御の２種類の制御を行わなければならず、
制御する冷却水の流量レンジが非常に大きくなる。
【０００９】流量制御弁を用いて、通常の２次冷却時の
多流量制御とノズル閉塞防止のための少量流量制御とを
精度よく両立させることは極めて困難である。また通常
の２次冷却水制御とノズル閉塞防止のための少流量制御
の切替を鋳片の幅ごとにそれぞれの流量制御弁を用いて
行う必要があるため、制御系として大変煩雑なものにな
ってしまうという問題点がある。
多流量制御とノズル閉塞防止のための少量流量制御とを
精度よく両立させることは極めて困難である。また通常
の２次冷却水制御とノズル閉塞防止のための少流量制御
の切替を鋳片の幅ごとにそれぞれの流量制御弁を用いて
行う必要があるため、制御系として大変煩雑なものにな
ってしまうという問題点がある。
【００１０】本発明は前記従来技術の問題点を解消し、
通常の２次冷却時における冷却水の多量流量制御と、ノ
ズル閉塞防止のための少量流量制御とを精度よく行うこ
とができると共に設備を比較的簡素にすることが可能な
連鋳２次冷却用スプレーノズルの閉塞防止方法を提供す
ることを目的とするものである。
通常の２次冷却時における冷却水の多量流量制御と、ノ
ズル閉塞防止のための少量流量制御とを精度よく行うこ
とができると共に設備を比較的簡素にすることが可能な
連鋳２次冷却用スプレーノズルの閉塞防止方法を提供す
ることを目的とするものである。
【００１１】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の本発明は、連鋳鋳片を冷却する２次冷却水の給水配管
系統を、スプレー幅切りを行う複数の組ごとに分けて給
水する連鋳２次冷却用スプレーノズルの閉塞防止方法で
あって、前記２次冷却水の給水配管系統の他に、ノズル
詰まりを防止するに足る一定少流量の冷却水を給水する
別の給水配管系統を、前記スプレー幅切りを行う複数の
組ごとに対応して設け、２次冷却水を給水していない給
水配管系統のスプレーノズルに前記別の給水配管系統か
ら常に一定少流量の冷却水を給水しておくことによって
スプレーノズルの閉塞を防止することを特徴とする連鋳
２次冷却用スプレーノズルの閉塞防止方法である。
の本発明は、連鋳鋳片を冷却する２次冷却水の給水配管
系統を、スプレー幅切りを行う複数の組ごとに分けて給
水する連鋳２次冷却用スプレーノズルの閉塞防止方法で
あって、前記２次冷却水の給水配管系統の他に、ノズル
詰まりを防止するに足る一定少流量の冷却水を給水する
別の給水配管系統を、前記スプレー幅切りを行う複数の
組ごとに対応して設け、２次冷却水を給水していない給
水配管系統のスプレーノズルに前記別の給水配管系統か
ら常に一定少流量の冷却水を給水しておくことによって
スプレーノズルの閉塞を防止することを特徴とする連鋳
２次冷却用スプレーノズルの閉塞防止方法である。
【００１２】
【作用】本発明では、２次冷却水の給水配管系統の他に
ノズル詰りを防止するに足る一定少流量の冷却水を給水
する別の給水配管系統を設けて、それぞれ独立に制御す
るので、２次冷却水の多量流量制御およびノズル閉塞を
防止する少量流量制御のいずれをも精度よく制御するこ
とができる。
ノズル詰りを防止するに足る一定少流量の冷却水を給水
する別の給水配管系統を設けて、それぞれ独立に制御す
るので、２次冷却水の多量流量制御およびノズル閉塞を
防止する少量流量制御のいずれをも精度よく制御するこ
とができる。
【００１３】
【実施例】図１は本発明を好適に実施することのできる
冷却水配管系統のフロー図である。図１に示すように２
次冷却水の給水配管系統は、鋳片１の幅Ｗ1 、Ｗ2 、Ｗ
3の変化に応じて冷却水のスプレー幅切りが可能なよう
に配管系統６ａ、６ｂ、６ｃのように分岐されている。
そして配管系統６ａ、６ｂ、６ｃにはスプレーノズル２
ａ、２ｂ、２ｃが接続されているのは図３に示す従来例
の場合と同様である。
冷却水配管系統のフロー図である。図１に示すように２
次冷却水の給水配管系統は、鋳片１の幅Ｗ1 、Ｗ2 、Ｗ
3の変化に応じて冷却水のスプレー幅切りが可能なよう
に配管系統６ａ、６ｂ、６ｃのように分岐されている。
そして配管系統６ａ、６ｂ、６ｃにはスプレーノズル２
ａ、２ｂ、２ｃが接続されているのは図３に示す従来例
の場合と同様である。
【００１４】本発明では、遮断弁５ａの上流側における
主配管８から図中で破線で示すように分岐した別給水配
管系統９ａ、９ｂ、９ｃを設けてあり、この別給水配管
系統９ａ、９ｂ、９ｃは、スプレー幅切りを行うスプレ
ーノズル２ａ、２ｂ、２ｃの組ごとに対応するようにＡ
点、Ｂ点、Ｃ点で２次冷却水の給水配管系統６ａ、６
ｂ、６ｃにそれぞれ接続してある。
主配管８から図中で破線で示すように分岐した別給水配
管系統９ａ、９ｂ、９ｃを設けてあり、この別給水配管
系統９ａ、９ｂ、９ｃは、スプレー幅切りを行うスプレ
ーノズル２ａ、２ｂ、２ｃの組ごとに対応するようにＡ
点、Ｂ点、Ｃ点で２次冷却水の給水配管系統６ａ、６
ｂ、６ｃにそれぞれ接続してある。
【００１５】そして別給水配管９ａ、９ｂ、９ｃにはそ
れぞれ圧力制御弁10ａ、10ｂ、10ｃを配設する一方、主
配管８にのみ流量制御弁３ａと流量計４ａを設けると共
に、主配管８と給水配管系６ｂ、６ｃにそれぞれの遮断
弁５ａ、５ｂ、５ｃを配設する構成とするものである。
次に本発明の作用について説明すると、たとえば図１に
おいて、２次冷却帯へ幅Ｗ1 の鋳片１が来たとき、遮断
弁５ｂを遮断することによりスプレーノズル２ａ、２ｂ
へ流れる冷却水の給水系統６ｂ、６ｃを遮断すると、こ
れにより図１中のＢ点とＣ点には鋳片１を２次冷却する
冷却水が流れないので冷却水の圧力が低下する。
れぞれ圧力制御弁10ａ、10ｂ、10ｃを配設する一方、主
配管８にのみ流量制御弁３ａと流量計４ａを設けると共
に、主配管８と給水配管系６ｂ、６ｃにそれぞれの遮断
弁５ａ、５ｂ、５ｃを配設する構成とするものである。
次に本発明の作用について説明すると、たとえば図１に
おいて、２次冷却帯へ幅Ｗ1 の鋳片１が来たとき、遮断
弁５ｂを遮断することによりスプレーノズル２ａ、２ｂ
へ流れる冷却水の給水系統６ｂ、６ｃを遮断すると、こ
れにより図１中のＢ点とＣ点には鋳片１を２次冷却する
冷却水が流れないので冷却水の圧力が低下する。
【００１６】なお、図中に破線で示した別給水配管系統
９ａ、９ｂ、９ｃにそれぞれ配設した圧力制御弁10ａ、
10ｂ、10ｃは２次側の圧力が図２で示した一定圧力ＰS
になるように予め設定しておくと、一定圧力ＰS に対応
してスプレーノズル２ａ、２ｂ、２ｃには一定少量流量
ＦS の冷却水を流すことができる。ここでは遮断弁５ｂ
を遮断し、給水系統６ａを介し中央部のスプレーノズル
２ａに冷却水を供給して幅Ｗ1 の鋳片１を冷却する場合
であるので、遮断弁５ｂの遮断によりＢ点とＣ点の圧力
が図２に示す圧力ＰS より低下すると圧力制御弁10ｂ、
10ｃの弁開度が開き別給水配管系統９ｂ、９ｃから少流
量ＦS の冷却水が給水され、接続されたＢ点とＣ点を介
してスプレーノズル２ｂ、２ｃに少流量ＦSの冷却水が
流れるのでノズル閉塞が防止できる。
９ａ、９ｂ、９ｃにそれぞれ配設した圧力制御弁10ａ、
10ｂ、10ｃは２次側の圧力が図２で示した一定圧力ＰS
になるように予め設定しておくと、一定圧力ＰS に対応
してスプレーノズル２ａ、２ｂ、２ｃには一定少量流量
ＦS の冷却水を流すことができる。ここでは遮断弁５ｂ
を遮断し、給水系統６ａを介し中央部のスプレーノズル
２ａに冷却水を供給して幅Ｗ1 の鋳片１を冷却する場合
であるので、遮断弁５ｂの遮断によりＢ点とＣ点の圧力
が図２に示す圧力ＰS より低下すると圧力制御弁10ｂ、
10ｃの弁開度が開き別給水配管系統９ｂ、９ｃから少流
量ＦS の冷却水が給水され、接続されたＢ点とＣ点を介
してスプレーノズル２ｂ、２ｃに少流量ＦSの冷却水が
流れるのでノズル閉塞が防止できる。
【００１７】一方、遮断弁５ａを開として幅Ｗ1 の鋳片
１を冷却するための冷却水が給水配管系６ａを通って流
れるためＡ点での冷却水圧力は、圧力制御弁10ａで設定
してある圧力ＰS より大きい圧力Ｐn となる。ここで圧
力Ｐn は図に示すように幅Ｗ 1 の鋳片１を冷却するため
の冷却水流量Ｆn をスプレーノズル２ａに流す圧力であ
り、ノズル閉塞防止のための流量ＦS を流す圧力ＰS よ
り大きい値をとってある。Ａ点での圧力がＰn であるか
ら別給水配管系統９ａに配設された圧力制御弁10ａは弁
を閉じてあり、したがってＡ点を流れる冷却水の流量
は、主配管８に配設された流量制御弁３ａのみで制御さ
れるので、幅Ｗ1 の鋳片１を冷却する冷却水の流量は、
流量制御弁３ａで独立に制御できる。
１を冷却するための冷却水が給水配管系６ａを通って流
れるためＡ点での冷却水圧力は、圧力制御弁10ａで設定
してある圧力ＰS より大きい圧力Ｐn となる。ここで圧
力Ｐn は図に示すように幅Ｗ 1 の鋳片１を冷却するため
の冷却水流量Ｆn をスプレーノズル２ａに流す圧力であ
り、ノズル閉塞防止のための流量ＦS を流す圧力ＰS よ
り大きい値をとってある。Ａ点での圧力がＰn であるか
ら別給水配管系統９ａに配設された圧力制御弁10ａは弁
を閉じてあり、したがってＡ点を流れる冷却水の流量
は、主配管８に配設された流量制御弁３ａのみで制御さ
れるので、幅Ｗ1 の鋳片１を冷却する冷却水の流量は、
流量制御弁３ａで独立に制御できる。
【００１８】また、その他、鋳片なし、幅Ｗ2 または幅
Ｗ3 の鋳片を冷却する場合の冷却水の給水配管系統６
ａ、６ｂ、６ｃに配設した遮断弁５ａ、５ｂ、５ｃの遮
断、開放の切替えは表２に示す基準に基いて行えば同様
に鋳片１を冷却するためのスプレーノズル２ａ、２ｂ、
２ｃの冷却水の流量制御が行われ鋳片の２次冷却が達成
される。
Ｗ3 の鋳片を冷却する場合の冷却水の給水配管系統６
ａ、６ｂ、６ｃに配設した遮断弁５ａ、５ｂ、５ｃの遮
断、開放の切替えは表２に示す基準に基いて行えば同様
に鋳片１を冷却するためのスプレーノズル２ａ、２ｂ、
２ｃの冷却水の流量制御が行われ鋳片の２次冷却が達成
される。
【００１９】
【表２】
【００２０】このとき別給水系統９ａ、９ｂ、９ｃに配
設した圧力制御弁10ａ、10ｂ、10ｃの遮断と必要な開度
への開による少量流量の冷却水制御は表３に示す基準に
基いて行えばスプレーノズル２ａ、２ｂ、２ｃのノズル
閉塞の防止が達成される。
設した圧力制御弁10ａ、10ｂ、10ｃの遮断と必要な開度
への開による少量流量の冷却水制御は表３に示す基準に
基いて行えばスプレーノズル２ａ、２ｂ、２ｃのノズル
閉塞の防止が達成される。
【００２１】
【表３】
【００２２】
【発明の効果】以上のように、本発明によると、鋳片の
幅や鋳片がない場合に応じ給水配管系に配設した遮断弁
を切り替えることによって、鋳片を冷却しているスプレ
ーノズルの冷却水流量の制御を主配管系統の流量制御弁
で行い、幅切り等で鋳片冷却を行っていないスプレーノ
ズルの閉塞防止のための一定少流量の制御を別配管系統
の圧力制御弁で行うことができるために、流量制御弁に
２種類の流量を制御させる必要がなくなり、より簡便に
鋳片の幅や鋳片のありなしに応じて各スプレーノズルに
精度良く目標の流量の冷却水を流すことができる。ま
た、特に鋳片冷却のための流量制御が流量制御ラインの
みで独立して行えるため、鋳片の冷却をより精度よく効
率的に行うことができる。
幅や鋳片がない場合に応じ給水配管系に配設した遮断弁
を切り替えることによって、鋳片を冷却しているスプレ
ーノズルの冷却水流量の制御を主配管系統の流量制御弁
で行い、幅切り等で鋳片冷却を行っていないスプレーノ
ズルの閉塞防止のための一定少流量の制御を別配管系統
の圧力制御弁で行うことができるために、流量制御弁に
２種類の流量を制御させる必要がなくなり、より簡便に
鋳片の幅や鋳片のありなしに応じて各スプレーノズルに
精度良く目標の流量の冷却水を流すことができる。ま
た、特に鋳片冷却のための流量制御が流量制御ラインの
みで独立して行えるため、鋳片の冷却をより精度よく効
率的に行うことができる。
【図１】本発明の連鋳スプレーノズルの閉塞防止を実施
する２次冷却水の配管系統を示すフロー図である。
する２次冷却水の配管系統を示すフロー図である。
【図２】冷却水の圧力（Ｐ）と流量（Ｆ）との関係を示
す線図である。
す線図である。
【図３】従来の連鋳スプレーノズルの閉塞防止を実施す
る２次冷却水の配管系統を示すフロー図である。
る２次冷却水の配管系統を示すフロー図である。
１ 鋳片 ２ａ スプレーノズル ２ｂ スプレーノズル ２ｃ スプレーノズル ３ａ 流量制御弁 ３ｂ 流量制御弁 ３ｃ 流量制御弁 ４ａ 流量計 ４ｂ 流量計 ４ｃ 流量計 ５ａ 遮断弁 ５ｂ 遮断弁 ５ｃ 遮断弁 ６ａ 冷却水系統 ６ｂ 冷却水系統 ６ｃ 冷却水系統 ７ａ 圧力制御弁 ７ｂ 圧力制御弁 ７ｃ 圧力制御弁 ８ 主配管 ９ａ 別給水配管系統 ９ｂ 別給水配管系統 ９ｃ 別給水配管系統 10ａ 圧力制御弁 10ｂ 圧力制御弁 10ｃ 圧力制御弁
Claims (1)
- 【請求項１】 連鋳鋳片を冷却する２次冷却水の給水配
管系統を、スプレー幅切りを行う複数の組ごとに分けて
給水する連鋳２次冷却用スプレーノズルの閉塞防止方法
であって、前記２次冷却水の給水配管系統の他に、ノズ
ル閉塞を防止するに足る一定少流量の冷却水を給水する
別の給水配管系統を、前記スプレー幅切りを行う複数の
組ごとに対応して設け、２次冷却水を給水していない給
水配管系統のスプレーノズルに前記別の給水配管系統か
ら常に一定少流量の冷却水を給水しておくことによって
スプレーノズルの閉塞を防止することを特徴とする連鋳
２次冷却用スプレーノズルの閉塞防止方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19341293A JPH0740018A (ja) | 1993-08-04 | 1993-08-04 | 連鋳２次冷却用スプレーノズルの閉塞防止方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19341293A JPH0740018A (ja) | 1993-08-04 | 1993-08-04 | 連鋳２次冷却用スプレーノズルの閉塞防止方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0740018A true JPH0740018A (ja) | 1995-02-10 |
Family
ID=16307532
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19341293A Pending JPH0740018A (ja) | 1993-08-04 | 1993-08-04 | 連鋳２次冷却用スプレーノズルの閉塞防止方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0740018A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008114244A (ja) * | 2006-11-02 | 2008-05-22 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 水冷却用スプレーノズルの詰まり防止方法 |
| JP2009039770A (ja) * | 2007-08-10 | 2009-02-26 | Jfe Steel Kk | 連続鋳造機の二次冷却用スプレーノズルの閉塞防止方法 |
| WO2009097977A1 (de) * | 2008-02-06 | 2009-08-13 | Sms Siemag Ag | Verfahren und einrichtungen zur regelung von stellgrössen in hütten-technischen anlagen |
| JP2011235327A (ja) * | 2010-05-12 | 2011-11-24 | Jfe Steel Corp | 連続鋳造設備における冷却水供給配管の詰まり判定方法 |
| CN103480812A (zh) * | 2013-08-16 | 2014-01-01 | 中国重型机械研究院有限公司 | 一种配有幅切支路的二冷水支路系统 |
| EP2643109B1 (de) | 2010-11-23 | 2015-03-04 | SMS Siemag AG | VORRICHTUNG UND VERFAHREN ZUR GEREGELTEN SEKUNDÄRKÜHLUNG EINER STRANGGIEßANLAGE |
-
1993
- 1993-08-04 JP JP19341293A patent/JPH0740018A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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