JPH0739982Y2 - 便器用脱臭装置 - Google Patents

便器用脱臭装置

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JPH0739982Y2
JPH0739982Y2 JP1989103815U JP10381589U JPH0739982Y2 JP H0739982 Y2 JPH0739982 Y2 JP H0739982Y2 JP 1989103815 U JP1989103815 U JP 1989103815U JP 10381589 U JP10381589 U JP 10381589U JP H0739982 Y2 JPH0739982 Y2 JP H0739982Y2
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JP
Japan
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toilet
fan
toilet bowl
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distance
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JP1989103815U
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JPH0342882U (ja
Inventor
学 吉田
英司 齋藤
Original Assignee
株式会社イナックス
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、便器用脱臭装置に係り、詳しくは用便者が便
器に着座した状態では、便鉢内の臭気をトイレの外に排
出するためのファンの出力を減少させて尻部の過剰な冷
却感を感じさせない程度に脱臭作用をする脱臭装置に関
する。
(従来の技術) 従来、便器本体の便鉢内に連通する連通口から便鉢内の
臭気をトイレの外に排出させるためのファンを備えた便
器用脱臭装置は、用便者が便器に着座した状態を検出し
た時、ファンを自動的に作動させることにより、便鉢内
の臭気をトイレの外に排出する方式が一般的に採用され
ている。
(考案が解決しようとする課題) 上記従来の便器用脱臭装置によると、用便者が尻部を露
出して便器に着座した状態では、ファンを通常出力で作
動させた場合、尻部に過剰な冷却感を感じてしまうた
め、一種の不快感を感じることがあるという問題があっ
た。
そこで本考案では上記問題を解決するため、用便者が便
器から所定距離以内に近付いて着座したような状態で
は、便鉢内の臭気をトイレの外に排出するためのファン
の出力を減少させて露出尻部の冷却感を感じさせない程
度の脱臭作用をさせる一方、用便者が便器から所定距離
以上離れた位置に居る時、即ち用便者が所定距離まで便
器に近付いている過程で、或いは用便者が用便後に便器
から所定距離以上離れた時には、ファンの出力を増大し
て脱臭効果を上げるようにすることを解決すべき技術的
課題とするものである。
(課題を解決するための手段) 上記課題解決のための技術的手段は、便器本体の便鉢内
に連通する連通口から便鉢内の臭気をトイレの外に排出
させるためのファンを備えた便器脱臭装置を、便器から
用便者までの距離に対応した信号を出力する距離センサ
と、前記距離センサからの信号を入力し、前記用便者が
便器から所定距離以内に居るとき前記ファンの出力を減
少させる一方、前記用便者が便器から所定距離以上離れ
た位置に居る時には前記ファンの出力を増加させるよう
な出力制御をする制御手段とを備えた構成にすることで
ある。
(作用) 上記構成の便器用脱臭装置によれば、前記制御手段は距
離センサからの信号を入力すると、その信号に基づいて
用便者と便器との間の距離を演算し、用便者が便器から
所定距離以内に近付いた状態では、便鉢内の臭気をトイ
レの外に排出するためのファンの出力を減少させ、用便
者が尻部を露出して便器に着座したような場合、尻部に
冷却感を感じさせない程度の脱臭作用をさせる一方、用
便者が便器から所定距離以上離れた位置に居る時、即ち
用便者が所定距離まで便器に近付いてくる時、或いは用
便者が用便後に便器から所定距離以上離れた時にはファ
ンの出力を増加して脱臭効果を上げる作用をする。
(実施例) 次に、この考案の実施例の便器用脱臭装置を添付の図面
を参照して説明する。
先ず、実施例の便器用脱臭装置を第1図〜第3図
(イ),(ロ)を参照して説明すると、第1図に縦断面
図で示したロータンク式の便器は壁排水型のもので、便
器本体1と、便器本体1の後部上面に取り付けられたロ
ータンク2とを有している。
便器本体1の後部には便鉢3内に連通する排水トラップ
4が設けられており、排水トラップ4は壁Wを通る図示
しない排水管に接続されている。さらに、便器本体1の
後部には、上記排水トラップ4の上部において、ロータ
ンク2の取付部を形成する中空部分5が設けられてい
る。この中空部分5には便鉢3の上部内に連通する連通
口6と、ロータンク2の内部への接続口7と、排水の用
途のための適数の開口部(図示しない)が設けられてい
る。
ロータンク2は第2図に示すように平面視ほぼ四角形状
をなしており、その後部かつ下部には第1図に示したフ
ァンケース8が丁度収まる形状の凹所9が設けられてい
る。ロータンク2の内部には上記接続口7に取り付けら
れた排水管10と、排水管10の上部に設けられたフロート
弁11と、該フロート弁11の下部において排水管10に分岐
接続されたオーバーフロー管12が設けられている。
上記排水管10にはさらに上記フロート弁11の下部におい
てオーバーフロー管12とは別個に吸引ダクト13が分岐接
続されている。この吸引ダクト13の他端はロータンク2
の凹所9の上部の壁部を通ってファンケース8の上部に
接続されており、ファンケース8とともに凹所9の上部
の壁部にネジ固定されている。
上記ファンケース8の下部は排気ダクト14を介して排水
トラップ4に接続されており、ファンケース8の内部に
は図示しないモータにより駆動されるファン15と、排気
ダクト14の入口部に設けられたチャッキ弁16を作動させ
るためのソレノイド17が取り付けられている。
又、第1図に示すように壁面Wには上記ファン15及びチ
ャッキ弁16を駆動制御するための制御装置20が取り付け
られており、駆動制御20にはコンセント19から電源が供
給される。さらに、ロータンク2の便器本体1側上部に
は超音波センサ21が取り付けられており、第4図に示す
ように超音波センサ21から発信され、用便者Pで反射し
た超音波を受信することにより、超音波センサ21は用便
者Pと超音波センサ21との間の距離に対応した信号を出
力するように構成されている。この信号は制御装置20に
入力され、制御装置20において上記距離が演算される。
即ち、制御装置20は超音波センサ21からの信号を入力
し、用便者Pと超音波センサ21の間の距離、即ち用便者
Pと便器本体1間相当距離を演算する。そして、その演
算距離が所定距離、例えば1mを所定距離として、用便者
Pと超音波センサ21の間の距離が1m以内である場合に、
前記ファン15の出力を減少させ、回転数を少なくさせ
る。そして、用便者Pが便器本体1に着座した状態では
便鉢3内部の臭気を排水トラップ4に排出する時の排出
空気量を減少させ、用便者Pの露出尻部の冷却感を減少
させる。一方、用便者Pと超音波センサ21の間の距離が
1mを越えている時はファン15の出力を増加して回転数を
高くし、脱臭能力を高くする。
次に、上記ソレノイド17によるチャッキ弁16の作動機構
を第3図(イ),(ロ)を参照して説明すると、同図に
示すようにソレノイド17の軸17aはリンク機構22を介し
てチャッキ弁16の弁軸16aに連結されている。排気ダク
ト14の入口部内には中央部に開口23を形成する弁座24が
設けられており、第3図(イ)に示した状態ではチャッ
キ弁16は弁座24に当接して開口23を塞いでいる。
次に、制御装置20からの信号によりソレノイド17が駆動
され、その軸17aが伸長すると、リンク機構22によりチ
ャッキ弁16の弁軸16aが下降し、第3図(ロ)に示すよ
うに開口23が開状態となる。又、制御装置20からの信号
が跡絶えるとソレノイド17の軸部17aが図示しないスプ
リングの作用により収縮し、チャッキ弁16は第3図
(イ)に示した閉状態に戻る。
次に、実施例の脱臭装置の作用を第4図及び第5図を参
照しながら説明する。
第4図に示すように、用便者Pがトイレに入室すると
(P1状態)、超音波センサ21から発信された超音波が用
便者Pで反射し、その反射波を受信すると、超音波セン
サ21は用便者Pと超音波センサ21間の距離に対応した信
号を制御装置20に出力する。制御装置20はその信号に基
づいて上記距離を演算し、その距離がX1になった場合に
ファンケース8内のファン15を第5図に示すようなタイ
ミングで高速回転させ、同時にソレノイド17を駆動する
ことによってチャッキ弁16が第3図(イ)に示した閉状
態から第3図(ロ)に示した開状態となる。
次に、用便者PがX2まで近付いた時、制御装置20はファ
ン15の出力を下げ、低速回転させる。そして用便者Pが
便器本体1に着座した状態(P2状態)では露出した尻部
に冷却感を感じさせないように便鉢3の空気を排出させ
る。この状態ではファン15の空気排出流量を例えば0.2m
3/分以下に設定する。これによって便鉢3内の排泄物
の臭気は第1図中に矢印で示したように連通口6を通っ
て中空部5内に入り、排水管10より吸引ダクト13を経て
ファンケース8内に導かれる。ファンケース8内に導か
れた臭気は、さらに開口23を通って排気ダクト14に導か
れ、最終的には排水トラップ4内に排出される。
又、用便者Pが便器の使用を終えて立ち上がりX3の距離
に位置すると(P3状態)、制御装置20はファン15を再び
高速回転させる。そして、例えば5分間ファン15を高速
回転させ強力に脱臭させる。5分後、ファン15のモータ
が停止すると同時にチャッキ弁16が閉作動し、第3図
(イ)に示した状態に戻る。このため開口部23が閉ざさ
れて排水トラップ4内の臭気の便鉢3内への逆流が防止
される。尚、上記X3は前記所定距離1mに相当する。
以上説明した実施例においては超音波センサ21を1個用
いた方式を示したが、前記X1,X2及びX3それぞれの位置
に前記用便者Pが位置した時、それぞれの位置における
用便者Pを検出するため、複数の赤外線センサをトイレ
の壁面に取り付けても良い。
又、ファン15を1個用いた例を示したが、高速回転用フ
ァンと低速回転用ファンとの2個を用いても良い。
(考案の効果) 以上のように本考案によれば、用便者が便器から所定距
離以内に近付いて着座したような状態では、便鉢内の臭
気をトイレの外に排出するためのファンの出力を減少さ
せるため、用便者が便器に着座している時には用便者の
露出尻部の冷却感を感じさせない程度の脱臭作用をする
ことができる一方、用便者が所定距離まで便器に近付い
てくる過程で、或いは用便者が用便後に便器から所定距
離以上離れた時にはファンの出力を増大させる制御によ
り脱臭効果を上げる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は壁排水型の便器の縦断面図、第2図はロータン
ク部の斜視外観図、第3図(イ),(ロ)は第1図に示
したソレノイド駆動のチャッキ弁作動機構説明図、第4
図及び第5図は作用説明図である。 1……便器本体、3……便鉢 4……排水トラップ、5……中空部分 6……連通口、13……吸引ダクト 15……ファン、20……制御装置 21……超音波センサ、P……用便者

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】便器本体の便鉢内に連通する連通口から便
    鉢内の臭気をトイレの外に排出させるためのファンを備
    えた便器用脱臭装置において、便器から用便者までの距
    離に対応した信号を出力する距離センサと、前記距離セ
    ンサからの信号を入力し、前記用便者が便器から所定距
    離以内に居るとき前記ファンの出力を減少させる一方、
    前記用便者が便器から所定距離以上離れた位置に居る時
    には前記ファンの出力を増加させるような出力制御をす
    る制御手段とを備えたことを特徴とする便器用脱臭装
    置。
JP1989103815U 1989-09-04 1989-09-04 便器用脱臭装置 Expired - Lifetime JPH0739982Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989103815U JPH0739982Y2 (ja) 1989-09-04 1989-09-04 便器用脱臭装置

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JP1989103815U JPH0739982Y2 (ja) 1989-09-04 1989-09-04 便器用脱臭装置

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JPH0342882U JPH0342882U (ja) 1991-04-23
JPH0739982Y2 true JPH0739982Y2 (ja) 1995-09-13

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ID=31652636

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JPH0342882U (ja) 1991-04-23

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