JPH0739599A - ケーブル火災延焼防止装置 - Google Patents

ケーブル火災延焼防止装置

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JPH0739599A
JPH0739599A JP19143893A JP19143893A JPH0739599A JP H0739599 A JPH0739599 A JP H0739599A JP 19143893 A JP19143893 A JP 19143893A JP 19143893 A JP19143893 A JP 19143893A JP H0739599 A JPH0739599 A JP H0739599A
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JP
Japan
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hydrogen chloride
chloride gas
power supply
control means
power
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JP19143893A
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Taketo Nakai
健人 中井
Yukio Yamauchi
幸雄 山内
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Hochiki Corp
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Hochiki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ケーブルのなかでも特に被覆にPVCを使用
したケーブルからの延焼を防止すると共に、電化製品の
火災による損害を最小限に抑える。 【構成】 電化製品のケーブルが加熱して、その被覆か
ら発生する塩化水素ガスをHClセンサ1にて検知し、
その検知結果から塩化水素ガスが所定値以上の濃度であ
れば、スイッチ回路13が動作して配電盤のブレーカ4
Aを切る。これにより、部屋の電源が遮断されるので、
電化製品のケーブルの延焼が防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ケーブル火災の延焼を
防止して火災による電化製品の損害を最小限に抑えるケ
ーブル火災延焼防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、賃貸のオフィスビルやマンション
では、火災の危険性を少なくするという目的からも暖房
や給湯等を電化しつつある。しかしながら、電化しても
その製品の内部で短絡等の故障が生じた場合にケーブル
(主に電源ケーブル)が発熱したり、またそれが高じて
周囲の物に延焼したりすることがある。また、電化製品
の故障の他には、例えば蛸足配線と呼ばれているよう
に、1つのテーブルタップに沢山の電化製品を接続した
場合、そのテーブルタップのケーブルに定格以上の電流
が流れると、ケーブルの発熱、さらにそれが高じて周囲
の物に延焼することがある。従来、このような事態に対
応するために、ケーブルから周囲の物に延焼したときに
発生する煙や熱を煙感知器や熱感知器で検出するように
している。なお、一般的に電化製品のケーブルの被覆に
は難燃材であるPVC(Poly-Vinyl-Chloride)が用い
られているが、これが加熱された場合に塩素(Cl)と
水素(H)とによる塩化水素(HCl)が発生すること
は広く知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うに従来は煙感知器や熱感知器によりケーブルからの延
焼を検知するようにしているが、これら煙感知器や熱感
知器では延焼が拡大してからでないと検知できないこと
から、ケーブルからの延焼を防止することができないと
いう問題点があった。
【0004】そこで本発明は、ケーブルのなかでも特に
被覆にPVCを使用したケーブルからの延焼を防止する
ことができるケーブル火災延焼防止装置を提供すること
を目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項1記載の発明によるケーブル火災延焼防止装置
は、塩化水素ガスを検知する塩化水素ガス検知手段と、
前記塩化水素ガス検知手段により塩化水素ガスが検知さ
れたとき、配電盤のブレーカを切るように制御する制御
手段と、前記制御手段の出力に基づいて前記配電盤のブ
レーカを切る主電源遮断手段と、を備えたことを特徴と
する。
【0006】また、請求項2記載の発明によるケーブル
火災延焼防止装置は、塩化水素ガスを検知する塩化水素
ガス検知手段と、前記塩化水素ガス検知手段により塩化
水素ガスが検知されたとき、電源コンセントにおける電
源を遮断するように制御する制御手段と、前記制御手段
の出力に基づいて前記電源コンセントにおける電源を遮
断する電源遮断手段と、を備えたことを特徴とする。な
お、前記制御手段および電源遮断手段は、アダプタとし
て一体に構成してもよい。
【0007】また、請求項4記載の発明によるケーブル
火災延焼防止装置は、塩化水素ガスを検知する塩化水素
ガス検知手段と、前記塩化水素ガス検知手段により塩化
水素ガスが検知されたとき、所定の警報を発生するよう
に制御する警報制御手段と、前記警報制御手段の出力に
基づいて警報を発生する警報発生手段と、前記塩化水素
ガス検知手段により塩化水素ガスが検知されたときから
所定時間後に配電盤のブレーカを切るように制御する電
源制御手段と、前記電源制御手段の出力に基づいて前記
配電盤のブレーカを切る主電源遮断手段と、を備えたこ
とを特徴とする。
【0008】また、請求項5記載の発明によるケーブル
火災延焼防止装置は、塩化水素ガスを検知する塩化水素
ガス検知手段と、前記塩化水素ガス検知手段により塩化
水素ガスが検知されたとき、所定の警報を発生するよう
に制御する警報制御手段と、前記警報制御手段の出力に
基づいて警報を発生する警報発生手段と、前記塩化水素
ガス検知手段により塩化水素ガスが検知されたときから
所定時間後に電源コンセントにおける電源を遮断するよ
うに制御する電源制御手段と、前記電源制御手段の出力
に基づいて電源コンセントにおける電源を遮断する電源
遮断手段と、を備えたことを特徴とする。なお、前記電
源制御手段および前記電源遮断手段は、アダプタとして
一体に構成してもよい。
【0009】また、請求項7記載の発明によるケーブル
火災延焼防止装置は、電化製品の内部における配線の延
焼を防止するケーブル火災延焼防止装置であって、塩化
水素ガスを検知する塩化水素ガス検知手段と、前記塩化
水素ガス検知手段により塩化水素ガスが検知されたと
き、前記電化製品の電源部への電源の供給を遮断するよ
うに制御する制御手段と、前記制御手段の出力に基づい
て前記電源部への電源の供給を遮断する電源遮断手段
と、を備えたことを特徴とする。
【0010】
【作用】本発明では、ケーブルが加熱した場合にその被
覆から発生する塩化水素ガスを検知して配電盤のブレー
カを切る。また、配電盤のブレーカを切る代りに電源コ
ンセントにおける電源を遮断する。また、塩化水素ガス
を検知したときに警報を発生し、所定時間後に配電盤の
ブレーカを切る。また、塩化水素ガスを検知したときに
警報を発生し、所定時間後に電源コンセントにおける電
源を遮断する。また、電化製品の内部で塩化水素ガスを
検知したときに電化製品の電源部における電源を遮断す
る。したがって、電化製品のケーブルからの延焼を防止
できるとともに、電化製品の火災による損害を最小限に
抑えることができる。また、塩化水素ガスを検知したと
きに警報を発生し、所定時間後に電源を遮断することに
より電算機のデータ保管等の作業を行うことができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明を図面に基づいて説明する。 実施例1.図1は本発明に係るケーブル火災延焼防止装
置の実施例1を使用した部屋の模式図である。また、図
2は同実施例の制御部3の構成を示すブロック図であ
る。この図において、1は塩化水素ガスを検出するHC
lセンサ、2はHClセンサ1と制御部3とを接続する
信号線である。4は配電盤であり、ブレーカ4A(図2
参照)が設けられている。制御部3はHClセンサ1に
より塩化水素ガスが検出されたときにブレーカ4Aを切
るための制御を行う。5は電気ストーブ等の電化製品、
6は電化製品5の電源ケーブルであり、その被覆にPV
Cが使用されたものである。この電源ケーブル6が何等
かの原因で異常に加熱したときに、PVCの被覆から塩
化水素ガスが発生する。7は電源ケーブル6の先端に設
けられたプラグであり、壁に設けられたコンセント(図
示略)に差し込まれている。
【0012】図2において、10はCPUであり、RO
M11に書き込まれたプログラムにしたがって本装置の
制御を行う。12はインタフェース回路であり、HCl
センサ1から出力される信号をパラレルデータに変換す
る。これにより変換されたデータはCPU10に取り込
まれる。14はスイッチ回路であり、CPU10の制御
下においてブレーカ4Aを切る。このスイッチ回路14
は機械式でも電気式でも良く、機械式のものとしては例
えばブレーカ4Aのスイッチレバーを動かす構造のもの
が考えられる。
【0013】図3はHClセンサ1の検出原理を説明す
るための図であり、この図において、HClセンサ1
は、その上下面の各々の中央部にCr(クロム)膜21
とAu(金)膜22が積層して蒸着され、さらに上面の
左右両端部分にZn膜(亜鉛)231、232が蒸着され
ている。この水晶振動子20を発振子とする発振回路2
4が発振を行い、その発振周波数を周波数カウンタ25
にて検出する。塩化水素ガスが発生すると、この塩化水
素ガスが水晶振動子20上に蒸着されたZnと化学反応
を行い、塩化亜鉛(ZnCl2)に変化する。そして、
その塩化亜鉛に大気中の水分(H2O)が結合して塩化
亜鉛の水和物(ZnCl2・x(H2O))が生成され
る。この水和物はZnに比べて質量が重いため、水晶振
動子20の発振周波数が変化する。この発振周波数の変
化が周波数カウンタ25で捉えられ塩化水素ガスの発生
が検知される。
【0014】上記HClセンサ1は塩化水素ガス検知手
段に対応し、また、上記制御部3は制御手段に対応す
る。また、制御部3内のスイッチ回路14は主電源遮断
手段に対応する。このような構成において、図4に示す
フローチャートを参照しながら動作について説明する。
ここで、図3に示す発振回路24がHClセンサ1に設
けられているものとし、また、周波数カウンタ25がイ
ンタフェース回路12に設けられているものとする。ま
た、インタフェース回路12には周波数カウンタ25の
出力をデジタル変換して出力する機能が設けられている
ものとする。
【0015】まず、ステップS10でCPU10は周波
数データをインタフェース回路12を介して取り込む。
次いで、ステップS12で周波数データに基づいて所定
の濃度以上の塩化水素ガスが発生したか否かの判定を行
う。すなわち、塩化水素ガスを検知しない通常時におけ
る基準周波数データと、現時点で検知した周波数データ
とを比較し、現時点で検知した周波数データが基準周波
数から所定値以上違っているか否かの判定を行う。この
判定において、現時点で検知した周波数データが基準周
波数から所定値以上違っていると判定すると、所定の濃
度以上の塩化水素ガスが発生したものと判断し、ステッ
プS14でスイッチ回路14を制御して配電盤4のブレ
ーカ4Aを切る。これにより、この部屋内における電源
の供給が停止される。一方、ステップS12で所定の濃
度以上の塩化水素ガスが発生していないものと判断する
と、このステップS12を繰り返す。なお、この実施例
1ではHClセンサ1と制御部3とを別体としたが、制
御部3にHClセンサ1を内蔵しても良い。
【0016】実施例2.次に、図5は本発明に係るケー
ブル火災延焼防止装置の実施例2を使用した部屋の模式
図である。また、図6は同実施例のアダプタ30の構成
を示すブロック図である。なお、これらの図において前
述した図1および図2と共通する部分には同一に符号を
付けてその説明を省略する。図5において、30は壁に
設置されたコンセントと電化製品5の電源プラグとの間
に介在させて使用するアダプタであり、電源ラインの接
続および遮断を行う。この場合、電源ラインの接続およ
び遮断を直接行うのが図6に示す電源遮断用スイッチ3
1である。そして、この電源遮断用スイッチ31のオン
/オフはCPU10の制御下において、スイッチ駆動回
路32により行われる。図6に示すように、電源遮断用
スイッチ31の一端が壁に設置されたコンセントに接続
するためのプラグ33に接続され、他端が電化製品5の
電源プラグ7を接続するためのコンセント34に接続さ
れている。
【0017】この実施例2の動作は実施例1と略同様に
行われる。すなわち、周波数データを入力し、これを基
準周波数データと比較する。そして、現時点での周波数
が基準周波数から所定値以上違っていると判定すると、
塩化水素ガスが発生しているものと判断してスイッチ駆
動回路32を制御して電源遮断用スイッチ31をオフす
る。これにより、コンセント34に接続された電化製品
への電源の供給が停止される。
【0018】この実施例2では、塩化水素ガスを検知し
たときにアダプタ30に接続した電化製品に対してのみ
電源の供給の停止を行うので、他のコンセントに接続し
た電化製品へは通常通り電源が供給される。なお、この
実施例2ではHClセンサ1とアダプタ30とを別体と
したが、アダプタ30にHClセンサ1を内蔵しても良
い。上記CPU10およびROM11は制御手段26を
構成する。また、上記スイッチ駆動回路32および電源
遮断用スイッチ31は電源遮断手段27を構成する。
【0019】実施例3.次に、図7は本発明に係るケー
ブル火災延焼防止装置の実施例3を使用した部屋の模式
図である。また、図8は同実施例の制御部3Aの構成を
示すブロック図である。なお、これらの図において前述
した図1および図2と共通する部分には同一の符号を付
けてその説明を省略する。
【0020】この実施例3は、塩化水素ガスを検知した
ときにブザー音を発生する警報発生部37と、警報発生
時間を計数するタイマ38とを有している点が上記実施
例1と異なっている。この場合、タイマ38は制御部3
Aに設けられており、警報発生部37は図示せぬ発振
器、増幅回路およびスピーカ等を有して構成される。上
記CPU10およびROM11は警報制御手段35を構
成し、また、上記CPU10、ROM11およびタイマ
38は電源制御手段36を構成する。また、上記警報発
生部37は警報発生手段に対応する。また、上記スイッ
チ回路14は主電源遮断手段に対応する。
【0021】図9はこの実施例3の動作を示すフローチ
ャートである。以下、このフローチャートを参照しなが
ら動作について説明する。まず、CPU10はステップ
S20でインタフェース回路12を介して周波数データ
を取り込み、次いで、ステップS22で周波数データに
基づいて所定濃度以上の塩化水素ガスが発生したか否か
の判定を行う。この判定において、所定濃度以上の塩化
水素ガスが発生したと判断すると、ステップS24で警
報を発生する。すなわち、CPU10はインタフェース
回路12を介して警報発生部37に動作信号を供給す
る。一方、ステップS22で所定濃度以上の塩化水素ガ
スが発生していないものと判断すると、このステップS
22を繰り返す。
【0022】次いで、ステップS26で所定時間経過し
たか否かの判定を行い、所定時間経過していないと判断
した場合はこのステップS26を繰り返す。所定時間経
過したと判断すると、ステップS28でスイッチ回路1
4を制御し、配電盤4のブレーカ4Aを切る。これによ
り、部屋内における電源の供給が停止される。CPU1
0はブレーカ4Aを切った後、ステップS30で警報の
発生を停止する。この実施例3では、所定濃度以上の塩
化水素ガスを検知すると、所定時間だけ警報を発生し、
時間経過とともにブレーカ4Aを切って部屋内における
電源の供給を停止するので、例えば電算機においては所
定時間以内にデータ保管作業および正常なシステムダウ
ンを行うことができる。これによりデータの消失を免れ
ることができる。
【0023】なお、この実施例3ではタイマ38により
所定時間経過後にブレーカ4Aを切るようにしたが、ス
イッチ等を設けて所定時間内であっても強制的にブレー
カ4Aを切ることができるようにしても良い。また、こ
の実施例3では警報としてブザー音を発生するようにし
たが、音声合成により警報メッセージを発生するように
しても良い。また、この実施例3では所定時間後にブレ
ーカ4Aを切るようにしたが、実施例2のように電源遮
断用スイッチ31をオフするようにしても良い。また、
この実施例3ではHClセンサ1と、制御部3Aと、警
報発生部37とをそれぞれ別体としたが、制御部3Aに
HClセンサ1と警報発生部37を内蔵するようにして
も良い。
【0024】また、上記実施例1〜3ではHClセンサ
1を天井面に取り付けたが、壁面や電化製品自体など適
宜箇所に取り付けることができる。例えば、天井裏に設
けて蛍光灯等の電源ケーブルの火災を検知し、その系統
の電源を遮断するようにしても良い。また、その他、発
熱することによって塩化水素ガスが発生する電化製品の
全てに適用することができる。電化製品に適用した一例
を以下で説明する。また、上記実施例1〜3では被覆に
PVCを使用したケーブルを対象としたが、加熱されて
塩化水素ガスが発生するものであればそのケーブルも対
象となることは言うまでもない。
【0025】実施例4.次に、図10は本発明に係るケ
ーブル火災延焼防止装置の実施例3を使用した電気スト
ーブのブロック図である。この図において、40は電気
ストーブ本体、41は電気ストーブ本体41の内部に設
けられた電源部であり、電源スイッチ42を介してヒー
タ43およびファン44に電源を供給する。46はケー
ブル火災延焼防止装置であり、HClセンサ1、制御部
47およびスイッチ48から構成される。制御部47は
上記実施例2と同様にCPU10、ROM11、インタ
フェース12およびスイッチ駆動回路32から構成され
る。スイッチ48はスイッチ駆動回路32により開閉駆
動される。また、スイッチ48は電源ラインの接続およ
び遮断を行う。HClセンサ1は電気ストーブ本体41
の外部に設けてもよい。上記制御部47は制御手段に対
応し、また、上記スイッチ48は電源遮断手段に対応す
る。
【0026】このような構成において、電気ストーブの
内部で塩化水素ガスが発生すると、この塩化水素ガスが
HClセンサ1にて検知される。そして、この検知結果
が制御部47に入力され、検知した塩化水素ガスの濃度
が所定以上が否かの判定が行われる。所定以上の濃度で
あればスイッチ48を駆動し、開状態にする。これによ
り電源ラインが遮断され、電気ストーブの電源部41へ
は電源が供給されなくなる。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、特にPVCケーブル火
災による塩化水素ガスの発生を検知して電源を遮断する
ようにしたので、電化製品のケーブルからの延焼を防止
できるとともに電化製品の火災による損害を最小限に抑
えることができる。また、本発明によれば、塩化水素ガ
スを検知したときに警報を発生し、所定時間後に電源を
遮断するようにしたので、電算機のデータ保管等の作業
を行うことができ、電算機のデータ消失を防ぐことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るケーブル火災延焼防止装置の実施
例1を使用した部屋の模式図である。
【図2】実施例1の構成を示すブロック図である。
【図3】塩化水素ガスの検出原理を示す図である。
【図4】実施例1の動作を示すフローチャートである。
【図5】本発明に係るケーブル火災延焼防止装置の実施
例2を使用した部屋の模式図である。
【図6】実施例2の構成を示すブロック図である。
【図7】本発明に係るケーブル火災延焼防止装置の実施
例3を使用した部屋の模式図である。
【図8】実施例3の構成を示すブロック図である。
【図9】実施例3の動作を示すフローチャートである。
【図10】本発明に係るケーブル火災延焼防止装置の実
施例4を使用した電気ストーブのブロック図である。
【符号の説明】
1 HClセンサ(塩化水素ガス検知手段) 3、3A 制御部(主電源遮断手段) 30 アダプタ 37 警報発生手段

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塩化水素ガスを検知する塩化水素ガス検
    知手段と、 前記塩化水素ガス検知手段により塩化水素ガスが検知さ
    れたとき、配電盤のブレーカを切るように制御する制御
    手段と、 前記制御手段の出力に基づいて前記配電盤のブレーカを
    切る主電源遮断手段と、を備えたことを特徴とするケー
    ブル火災延焼防止装置。
  2. 【請求項2】 塩化水素ガスを検知する塩化水素ガス検
    知手段と、 前記塩化水素ガス検知手段により塩化水素ガスが検知さ
    れたとき、電源コンセントにおける電源を遮断するよう
    に制御する制御手段と、 前記制御手段の出力に基づいて前記電源コンセントにお
    ける電源を遮断する電源遮断手段と、を備えたことを特
    徴とするケーブル火災延焼防止装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段および電源遮断手段は、ア
    ダプタとして一体に構成されていることを特徴とする請
    求項2記載のケーブル火災延焼防止装置。
  4. 【請求項4】 塩化水素ガスを検知する塩化水素ガス検
    知手段と、 前記塩化水素ガス検知手段により塩化水素ガスが検知さ
    れたとき、所定の警報を発生するように制御する警報制
    御手段と、 前記警報制御手段の出力に基づいて警報を発生する警報
    発生手段と、 前記塩化水素ガス検知手段により塩化水素ガスが検知さ
    れたときから所定時間後に配電盤のブレーカを切るよう
    に制御する電源制御手段と、 前記電源制御手段の出力に基づいて前記配電盤のブレー
    カを切る主電源遮断手段と、を備えたことを特徴とする
    ケーブル火災延焼防止装置。
  5. 【請求項5】 塩化水素ガスを検知する塩化水素ガス検
    知手段と、 前記塩化水素ガス検知手段により塩化水素ガスが検知さ
    れたとき、所定の警報を発生するように制御する警報制
    御手段と、 前記警報制御手段の出力に基づいて警報を発生する警報
    発生手段と、 前記塩化水素ガス検知手段により塩化水素ガスが検知さ
    れたときから所定時間後に電源コンセントにおける電源
    を遮断するように制御する電源制御手段と、 前記電源制御手段の出力に基づいて電源コンセントにお
    ける電源を遮断する電源遮断手段と、を備えたことを特
    徴とするケーブル火災延焼防止装置。
  6. 【請求項6】 前記電源制御手段および前記電源遮断手
    段は、アダプタとして一体に構成されていることを特徴
    とする請求項5記載のケーブル火災延焼防止装置。
  7. 【請求項7】 電化製品の内部における配線の延焼を防
    止するケーブル火災延焼防止装置であって、 塩化水素ガスを検知する塩化水素ガス検知手段と、 前記塩化水素ガス検知手段により塩化水素ガスが検知さ
    れたとき、前記電化製品の電源部への電源の供給を遮断
    するように制御する制御手段と、 前記制御手段の出力に基づいて前記電源部への電源の供
    給を遮断する電源遮断手段と、を備えたことを特徴とす
    るケーブル火災延焼防止装置。
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