JPH0739463A - ポット - Google Patents
ポットInfo
- Publication number
- JPH0739463A JPH0739463A JP19015193A JP19015193A JPH0739463A JP H0739463 A JPH0739463 A JP H0739463A JP 19015193 A JP19015193 A JP 19015193A JP 19015193 A JP19015193 A JP 19015193A JP H0739463 A JPH0739463 A JP H0739463A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lid
- container
- opening
- groove
- pot
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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- Thermally Insulated Containers For Foods (AREA)
- Cookers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 蓋体の開放途中、または全開時において、蓋
カバーに付着した水滴を容器内に確実に戻すことのでき
るポットを提供する。 【構成】 蓋体６を容器４に開閉自在に軸支するヒンジ
台９に、上下方向の開口溝部１０１および横方向の係止
溝部１０２よりなるＬ状溝１０を設けると共に、そのＬ
状溝１０の内側の立壁１３に、開口溝部１０１に連通
し、容器４に向って下方に傾斜した導水溝部１４を設け
る。
カバーに付着した水滴を容器内に確実に戻すことのでき
るポットを提供する。 【構成】 蓋体６を容器４に開閉自在に軸支するヒンジ
台９に、上下方向の開口溝部１０１および横方向の係止
溝部１０２よりなるＬ状溝１０を設けると共に、そのＬ
状溝１０の内側の立壁１３に、開口溝部１０１に連通
し、容器４に向って下方に傾斜した導水溝部１４を設け
る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、水などの液を収容する
容器の開口部に対して開閉自在に設けられた蓋体の蓋カ
バーに付着した水滴を適切にその容器内に戻すことので
きるポットに関するものである。
容器の開口部に対して開閉自在に設けられた蓋体の蓋カ
バーに付着した水滴を適切にその容器内に戻すことので
きるポットに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、水などの液を収容する各種のポッ
トにおいては、下面が蓋カバーで覆われた蓋体を、液を
収容する容器の開口部に対して、そのポットの注口の後
部に設けたヒンジ台に開閉自在に軸止している。このよ
うな従来の構成のポットでは、蓋体を開けた時、蓋カバ
ーに付着した水滴が、蓋カバーを伝ってヒンジ台側に滴
下し、そして床面をぬらすという問題があった。
トにおいては、下面が蓋カバーで覆われた蓋体を、液を
収容する容器の開口部に対して、そのポットの注口の後
部に設けたヒンジ台に開閉自在に軸止している。このよ
うな従来の構成のポットでは、蓋体を開けた時、蓋カバ
ーに付着した水滴が、蓋カバーを伝ってヒンジ台側に滴
下し、そして床面をぬらすという問題があった。
【０００３】そこで、容器の外壁上部に固定したヒンジ
部に、蓋体の開放を適所で保持するストッパーを設ける
と共に、蓋体開放の際の上記ストッパー係止時に、蓋カ
バーの下端部を容器の上面開口部に臨むように、蓋カバ
ーの下面にスプリングを設けたことを特徴とした実開昭
５７−１５８４２８号の保温容器に関する考案がなされ
ている。
部に、蓋体の開放を適所で保持するストッパーを設ける
と共に、蓋体開放の際の上記ストッパー係止時に、蓋カ
バーの下端部を容器の上面開口部に臨むように、蓋カバ
ーの下面にスプリングを設けたことを特徴とした実開昭
５７−１５８４２８号の保温容器に関する考案がなされ
ている。
【０００４】しかしながら、上記の考案では、蓋体開放
時の衝撃で蓋カバーの下端部に設けたスプリングが伸縮
し、水滴が周囲に飛散すると共に、スプリングが錆びた
り、腐食して傷みやすいという欠点があった。そこで、
上記の考案の後で提案された従来技術として、例えば特
公平４−２０６１０号のポット等のヒンジ装置に関する
発明が知られている。
時の衝撃で蓋カバーの下端部に設けたスプリングが伸縮
し、水滴が周囲に飛散すると共に、スプリングが錆びた
り、腐食して傷みやすいという欠点があった。そこで、
上記の考案の後で提案された従来技術として、例えば特
公平４−２０６１０号のポット等のヒンジ装置に関する
発明が知られている。
【０００５】この発明は、図３のポットに示すように、
下面が蓋カバー７で覆われた蓋体６を、容器４の開口部
に対して回転軸８を介して開閉自在に軸支するヒンジ台
９に、上下方向の開口溝部１０１および横方向の係止溝
部１０２よりなるＬ状溝１０を設け、このＬ状溝１０に
回転軸８を挿入すると共に、そのＬ状溝１０を図４に示
すごとく、ヒンジ台９の両側端面と対応して容器４側へ
連なる凹部１２を形成することを特徴としている。
下面が蓋カバー７で覆われた蓋体６を、容器４の開口部
に対して回転軸８を介して開閉自在に軸支するヒンジ台
９に、上下方向の開口溝部１０１および横方向の係止溝
部１０２よりなるＬ状溝１０を設け、このＬ状溝１０に
回転軸８を挿入すると共に、そのＬ状溝１０を図４に示
すごとく、ヒンジ台９の両側端面と対応して容器４側へ
連なる凹部１２を形成することを特徴としている。
【０００６】上記の構成からなる公知の発明によれば、
蓋体６の下面を覆う蓋カバー７に付着した水滴は、蓋カ
バー７を伝い凹部１２に滴下し、その凹部１２の開口よ
り容器４内に戻されることになるが、この場合、蓋体６
を閉じた時に蓋体６に設けたリブ１１が容器４の注口１
に接触してしまい、蓋体６の回転軸８方向に大きく設け
た水滴受け口であるＬ状溝１０に水滴が入りやすくする
ために、大きくリブ１１をせり出すことは難かしい。ま
た、蓋カバー７と蓋体６との間にたまった水滴は、その
都度導出するのが好ましく、そのような工夫をすること
が要請されている。
蓋体６の下面を覆う蓋カバー７に付着した水滴は、蓋カ
バー７を伝い凹部１２に滴下し、その凹部１２の開口よ
り容器４内に戻されることになるが、この場合、蓋体６
を閉じた時に蓋体６に設けたリブ１１が容器４の注口１
に接触してしまい、蓋体６の回転軸８方向に大きく設け
た水滴受け口であるＬ状溝１０に水滴が入りやすくする
ために、大きくリブ１１をせり出すことは難かしい。ま
た、蓋カバー７と蓋体６との間にたまった水滴は、その
都度導出するのが好ましく、そのような工夫をすること
が要請されている。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記従来の
問題点を解決するためになされたものであり、蓋体に大
きなリブを設けなくても、蓋体の開放途中、または全開
時において、蓋カバーに付着した水滴を容器内に円滑、
かつ確実に戻すことのできるポットを提供することを目
的としている。
問題点を解決するためになされたものであり、蓋体に大
きなリブを設けなくても、蓋体の開放途中、または全開
時において、蓋カバーに付着した水滴を容器内に円滑、
かつ確実に戻すことのできるポットを提供することを目
的としている。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明のポットは、下面が蓋カバーで覆われた蓋体
を容器の開口部に対して開閉自在に軸支するヒンジ台
に、上下方向の開口溝部および横方向の係止溝部よりな
るＬ状溝を設けると共に、そのＬ状溝の内側の立壁に、
上記開口溝部に連通し、かつ容器の中心に向って下方に
傾斜した導水溝部を設けることにより構成されるが、上
記の蓋体のヒンジ部近傍で、かつ蓋カバーの外周に近い
蓋体に、蓋カバーと蓋体との間の水滴を蓋体外に導出す
る切欠き溝を設けることが望ましい構成である。
め、本発明のポットは、下面が蓋カバーで覆われた蓋体
を容器の開口部に対して開閉自在に軸支するヒンジ台
に、上下方向の開口溝部および横方向の係止溝部よりな
るＬ状溝を設けると共に、そのＬ状溝の内側の立壁に、
上記開口溝部に連通し、かつ容器の中心に向って下方に
傾斜した導水溝部を設けることにより構成されるが、上
記の蓋体のヒンジ部近傍で、かつ蓋カバーの外周に近い
蓋体に、蓋カバーと蓋体との間の水滴を蓋体外に導出す
る切欠き溝を設けることが望ましい構成である。
【０００９】
【実施例】以下図面を参照して本発明の実施例を説明す
るが、図１はその一実施例に係るポットのヒンジ台要部
の側断面図で、図２は図１のポットの要部斜視図であ
る。まず、このポットは水などの液Ｗを収容する容器４
がボデー２に内蔵されており、この容器４の開口部に対
して蓋体６を、回転軸８を介して開閉自在に軸支するヒ
ンジ台９がボデー２の上部の注口１の後部に設けられて
いる。
るが、図１はその一実施例に係るポットのヒンジ台要部
の側断面図で、図２は図１のポットの要部斜視図であ
る。まず、このポットは水などの液Ｗを収容する容器４
がボデー２に内蔵されており、この容器４の開口部に対
して蓋体６を、回転軸８を介して開閉自在に軸支するヒ
ンジ台９がボデー２の上部の注口１の後部に設けられて
いる。
【００１０】次に、蓋体６は蓋カバー７で覆われてお
り、この蓋カバー７が容器４の開口部に対向するように
なっている。上記ボデー２の上端の周囲には、耐熱性の
合成樹脂からなる注口１が載置され、この注口１の後部
上面に上記のヒンジ台９がほぼ箱形に設けられている
が、このヒンジ台９には、上下方向の開口溝部１０１お
よび横方向の係止溝部１０２よりなるＬ状溝１０が設け
られている。
り、この蓋カバー７が容器４の開口部に対向するように
なっている。上記ボデー２の上端の周囲には、耐熱性の
合成樹脂からなる注口１が載置され、この注口１の後部
上面に上記のヒンジ台９がほぼ箱形に設けられている
が、このヒンジ台９には、上下方向の開口溝部１０１お
よび横方向の係止溝部１０２よりなるＬ状溝１０が設け
られている。
【００１１】次に、上記Ｌ状溝１０の内側の立壁１３
に、開口溝部１０１に連通し、かつ容器４の中心に向っ
で下方に傾斜した導水溝部１４を設けている。さらに、
この実施例では、蓋体６のヒンジ部の近傍で、かつ蓋カ
バー７の外周に近い蓋体６に、蓋カバー７と蓋体６との
間の水滴を図１の破線で示すように蓋体６の外に導出す
る切欠き溝１５を設けている。
に、開口溝部１０１に連通し、かつ容器４の中心に向っ
で下方に傾斜した導水溝部１４を設けている。さらに、
この実施例では、蓋体６のヒンジ部の近傍で、かつ蓋カ
バー７の外周に近い蓋体６に、蓋カバー７と蓋体６との
間の水滴を図１の破線で示すように蓋体６の外に導出す
る切欠き溝１５を設けている。
【００１２】上記の構成からなるポットでは、蓋体６を
図示せるように開けた時、蓋カバー７に付着した水滴
や、蓋体６と蓋カバー７との間に付着した水滴は、破線
で示すように、切欠き溝１５から、Ｌ状溝１０の開口溝
部１０１および係止溝部１０２を通り、そこから立壁１
３に設けられた導水溝部１４経由、容器４内に復水され
る。
図示せるように開けた時、蓋カバー７に付着した水滴
や、蓋体６と蓋カバー７との間に付着した水滴は、破線
で示すように、切欠き溝１５から、Ｌ状溝１０の開口溝
部１０１および係止溝部１０２を通り、そこから立壁１
３に設けられた導水溝部１４経由、容器４内に復水され
る。
【００１３】
【発明の効果】以上に説明した本発明のポットによれ
ば、その蓋体を開けた時、その蓋体の内表面に付着した
水滴や、蓋体と蓋カバーとの間に付着した水滴が、ヒン
ジ台から外板に伝わったり、床面に飛散することがな
く、また、ヒンジ台が水切り面より低くても水たれを防
止することができる。
ば、その蓋体を開けた時、その蓋体の内表面に付着した
水滴や、蓋体と蓋カバーとの間に付着した水滴が、ヒン
ジ台から外板に伝わったり、床面に飛散することがな
く、また、ヒンジ台が水切り面より低くても水たれを防
止することができる。
【００１４】また、本発明では、前記従来例のごとく、
大きなリブを設けなくても、蓋カバー上の水滴を、蓋体
の開放途中でも、または全開時でも、切欠き溝に受入れ
て容器内に確実に戻すことができ、特に、蓋カバーと蓋
体との間の水滴を確実に、しかも円滑に戻すことができ
る。
大きなリブを設けなくても、蓋カバー上の水滴を、蓋体
の開放途中でも、または全開時でも、切欠き溝に受入れ
て容器内に確実に戻すことができ、特に、蓋カバーと蓋
体との間の水滴を確実に、しかも円滑に戻すことができ
る。
【図１】本発明のポットの一実施例に係るポットのヒン
ジ台要部の側断面図である。
ジ台要部の側断面図である。
【図２】図１のポットの要部斜視図である。
【図３】従来例のポットのヒンジ台要部の側断面図であ
る。
る。
【図４】図３のヒンジ台要部の拡大斜視図である。
４ 容器 ６ 蓋体 ７ 蓋カバー ９ ヒンジ台 １０ Ｌ状溝 １３ 立壁 １４ 導水溝部 １５ 切欠き
溝 １０１ 開口溝部 １０２ 係止
溝部
溝 １０１ 開口溝部 １０２ 係止
溝部
Claims (2)
- 【請求項１】 下面が蓋カバーで覆われた蓋体を容器の
開口部に対して開閉自在に軸支するヒンジ台に、上下方
向の開口溝部および横方向の係止溝部よりなるＬ状溝を
設けると共に、そのＬ状溝の内側の立壁に、上記開口溝
部に連通し、かつ容器の中心に向って下方に傾斜した導
水溝部を設けたポット。 - 【請求項２】 蓋体のヒンジ部近傍で、かつ蓋カバーの
外周に近い蓋体に、蓋カバーと蓋体との間の水滴を蓋体
外に導出する切欠き溝を設けた請求項１記載のポット。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19015193A JP3434856B2 (ja) | 1993-07-30 | 1993-07-30 | ポット |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19015193A JP3434856B2 (ja) | 1993-07-30 | 1993-07-30 | ポット |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0739463A true JPH0739463A (ja) | 1995-02-10 |
| JP3434856B2 JP3434856B2 (ja) | 2003-08-11 |
Family
ID=16253270
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19015193A Expired - Fee Related JP3434856B2 (ja) | 1993-07-30 | 1993-07-30 | ポット |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3434856B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008286483A (ja) * | 2007-05-18 | 2008-11-27 | Zojirushi Corp | 液体容器 |
| JP2010270966A (ja) * | 2009-05-21 | 2010-12-02 | Zojirushi Corp | 加湿器 |
-
1993
- 1993-07-30 JP JP19015193A patent/JP3434856B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008286483A (ja) * | 2007-05-18 | 2008-11-27 | Zojirushi Corp | 液体容器 |
| JP2010270966A (ja) * | 2009-05-21 | 2010-12-02 | Zojirushi Corp | 加湿器 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3434856B2 (ja) | 2003-08-11 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313532 |
|
| R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |