JPH0739436A - アームレスト付きシートの折畳み式テーブル構造 - Google Patents

アームレスト付きシートの折畳み式テーブル構造

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JPH0739436A
JPH0739436A JP20581593A JP20581593A JPH0739436A JP H0739436 A JPH0739436 A JP H0739436A JP 20581593 A JP20581593 A JP 20581593A JP 20581593 A JP20581593 A JP 20581593A JP H0739436 A JPH0739436 A JP H0739436A
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JP
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armrest
seat
arm
arm portion
rotated
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JP20581593A
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English (en)
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Yutaka Takizawa
澤 裕 滝
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Ikeda Corp
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Ikeda Bussan Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アームレストに、簡易型構造による折畳み式
テーブルを、簡単な操作で然も適切に且つ確実に格納、
引出し可能に設ける。 【構成】 アームレスト10の肘掛け用アーム部11先
端にテーブル面を垂直姿勢で回動させるヒンジ部13に
より折畳み式テーブル8を設ける。テーブル面が水平姿
勢となるように回動させるテーブル展開用軸支部14を
設ける。アーム部先端側にプッシュ部材20をアーム部
先端側に付勢した状態で設ける。これに係合し押圧力を
受けるカム部材21を設け、テーブルを格納方向、アー
ム部上方位置に付勢方向を切換えて付勢する。テーブル
の引出し時はこの垂直姿勢のままでアームレスト前方か
ら上方にかけて回動される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は例えば鉄道車両等に乗物
用座席として用いて好適な車両用シート等によるアーム
レスト付きシートにおいて、該アームレスト部分に格納
又は引出し可能な状態で簡易型の折畳み式テーブルを組
付けてなるアームレスト付きシートの折畳み式テーブル
構造に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば電車等の鉄道車両やバス、或いは
航空機等の乗物用座席として、二人掛け用腰掛けとなる
ベンチシートが用いられている。このようなシートで
は、左、右両サイド部に肘掛けとしてアームレストが一
般に付設されている。
【0003】更に、上述したような乗物用のシートにあ
っては、着座者が食事をしたり、適宜の小物を載せた
り、メモ書き等の作業台として使用する事を目的として
折畳み自在なテーブルが付設されていた。このような折
畳み式テーブルを有するアームレスト付きシートとして
従来一般には、図8の(a)又は(b)に示すようなも
のが知られている。
【0004】これを簡単に説明すると、図中1は乗物の
床面2上に方向転換装置等を組込んだ支持用台座3を介
して回動可能な状態で設けられたシートで、このシート
1は、シートクッション4及びその背面側でリクライニ
ング機構(図示せず)を介して傾動可能な状態で立設さ
れるシートバック5等を備えている。尚、前記支持用台
座3における方向転換装置は、シート1の着座時の向き
を乗物の進行方向に合わせて、或いは着座者の好みに応
じて、着座方向を任意に選択する為に設けられている。
【0005】図中6はシート1の左、右両側部(片側の
みを図示する)に肘掛けとして設けられたボックス型又
はコ字状のアームレストである。ここで、図8の(a)
におけるボックス型アームレスト6は中空状態で形成さ
れると共に、その上端部には開閉自在な状態で肘当て7
が設けられている。図中8はシート1での補助テーブル
として付設される折畳み式テーブルで、このテーブル8
は、不使用時にはアームレスト6内にテーブル面が略垂
直姿勢状態で格納されている。
【0006】そして、このテーブル8を使用する際に
は、肘当て7を開動作させた状態で、図5の(a)中で
想像線で示したように、上方に持ち上げ回動させ、更に
その回動方向とは直交する横方向に押し倒すように回動
させて水平姿勢とすることにより、テーブル8を展開さ
せ、テーブル面を利用できるようになっていた。尚、こ
のテーブル8は、その詳細な構造は省略するも、アーム
レスト6の上端部前方に設けたヒンジ機構部を回動軸中
心として持ち上げ方向への回動、展開方向への回動によ
って、格納、引出し可能に構成されている。
【0007】又、図8の(b)に示すコ字状アームレス
ト6の場合は、肘当てとなるアーム部6aの先端部に、
テーブル8のシャフト部8aが引出し可能に設けられ、
このシャフト部8aにより引出した状態でテーブル8を
水平方向に回動させることで、テーブル面を利用できる
ようになっていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うな従来のシート1における折畳み式テーブル構造で
は、アームレスト6をボックス形状等で形成し、その内
部にテーブル8を格納自在に構成すると共に、肘当て7
を開閉可能に設けることが必要で、アームレスト6の構
造が限定され、デザイン上での自由度を確保できないと
言う不具合を生じている。
【0009】更に、上述した従来のシート1では、肘当
て7を開けた状態で、テーブル8を引出し回動させた
り、格納するように回動させたりすることが必要であ
り、構造が複雑化すると言う問題を生じている。然も、
このようなシート1では、肘当て7を開けたり、テーブ
ル8の展開時或いは格納時にこの肘当て7を閉じたりす
ることが必要で、操作性の面でも問題を生じており、こ
れらの問題点を一掃できるような何らかの対策を講じる
ことが必要とされている。
【0010】又、上述した図8の(b)に示した場合の
ようにシャフト部8aを介して引き出し、回動可能に設
けられるテーブル8にあっては、テーブル面の大きさや
形状に制約が大きく、折畳み式テーブルとしての機能を
発揮できないと言う問題もあった。
【0011】更に、上述した従来の折畳み式テーブル構
造では、アームレスト6からテーブル8を引出して使用
しようとする場合に、テーブル8を途中まで引出した状
態でその操作を止めた場合には、テーブル8が重力によ
り収納方向に回動されるだけであった。
【0012】本発明はこのような事情に鑑みて成された
ものであり、シートサイド部に設けられるアームレスト
の形状、構造に自由度を与え、更にこれに簡易型構造に
よる折畳み式テーブルを、簡単な操作で然も適切に且つ
確実に格納、引出し可能に設けると共に、テーブルの引
出し、格納時にテーブルを所要の位置状態に回動動作さ
せた場合に、所定の角度において引出し方向及び収納方
向に回動付勢されるアームレスト付きシートの折畳み式
テーブル構造を得ることを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】このような要請に応える
為に本発明に係るアームレスト付きシートの折畳み式テ
ーブル構造は、アームレストの肘掛け用アーム部先端に
テーブル面を垂直姿勢で回動させるヒンジ部とこのヒン
ジ部と直交する方向にテーブル面を回動させて水平姿勢
とするテーブル展開用軸支部とにより回動可能に設けら
れる折畳み式テーブルを、格納時にはアームレストアー
ム部下方にテーブル面を垂直姿勢とした状態で配置さ
れ、引出し時にはこのテーブル面を垂直姿勢としたまま
の状態でアームレスト前方から上方にかけて前記ヒンジ
部により回動され、このアーム部上方での回動位置にお
いてテーブル展開用軸支部によりテーブル面が水平姿勢
となるまで回動動作されるように構成され、更にアーム
レストのアーム部先端側にプッシュ部材をアーム部先端
側に付勢した状態で設けると共に、テーブルを格納位置
からアームレスト前方に回動されるまでは該テーブルに
格納方向への付勢力を与え、且つこの前方位置からデッ
ドポイントを越えて上方位置まで回動させる時には該テ
ーブルを上方に回動させる付勢力を与えるように、プッ
シュ部材と係合するカム部材を、ヒンジ部に設けたもの
である。
【0014】
【作用】本発明によれば、アームレスト先端部にヒンジ
部、テーブル展開用軸支部を介して付設される折畳み式
テーブルを、格納時の垂直姿勢から引出し時の水平姿勢
に引き出す際に、テーブルをヒンジ部によりアームレス
トのアーム部下方から前方、更に上方にかけて回動させ
ると共に、上方位置で水平姿勢となるように展開用軸支
部により押し倒し回動させることによって、テーブルと
しての使用が可能となる。又、格納時には、上述したと
は逆に回動動作させると良い。
【0015】更に、本発明によれば、折畳み式テーブル
のヒンジ部に設けたカム部材とこれに係合して押出し力
を与えるような付勢力を有しアームレストのアーム部内
に設けたプッシュ部材とを用いることにより、テーブル
を格納位置からアームレスト前方に回動されるまではテ
ーブルを格納方向に付勢し、デッドポイントを越えて前
方位置から上方位置まで回動させる際にはテーブルを上
方に回動させるような付勢力を与えることが可能とな
る。従って、折畳み式テーブルの格納、引出しを安定し
た操作できわめて簡単に然も確実に行なえる。
【0016】
【実施例】図1乃至図7は本発明に係るアームレスト付
きシートの折畳み式テーブル構造の一実施例を示し、こ
れらの図において前述した図8の(a),(b)と同一
又は相当する部分には同一番号を付して詳細な説明は省
略する。尚、図7において符号9はこの種のアームレス
ト付きシート1が載置される乗物でのシート側部に位置
する窓側等の側壁面で、シート1が方向転換の為に回動
された時にこの側壁面9と干渉しないような状態で、折
畳み式テーブル8の形状、付設位置等が設定される。
【0017】さて、本発明によれば、図1乃至図7から
明らかなように、肘掛け用アーム部11を有しシート1
の左、右サイド部(一方のみを示す)に設けられたアー
ムレスト10と、このアームレスト10のアーム部11
先端にテーブル面を垂直姿勢で回動させるヒンジ部13
とこのヒンジ部13と直交する方向にテーブル面を回動
させて水平姿勢とするテーブル展開用軸支部14とを介
して回動可能に設けられた折畳み式テーブル8を備えて
いる。
【0018】ここで、本実施例では、シートサイド部の
アームレスト10を、図1に示されるように、上、下側
アーム部11,12を有する略コ字状を呈する簡易型構
造により構成する。このアームレスト10の上側アーム
部11先端にヒンジ部13を介して折畳み式テーブル8
を、そのテーブル面が垂直姿勢となる状態で上、下側ア
ーム部11,12間に位置する格納位置(図1において
実線で示す位置)、アームレスト10の前方から上方に
かけて回動されるように構成されている。
【0019】更に、テーブル8の基端部でヒンジ部13
との間に設けたテーブル展開用軸支部14により、テー
ブル面が水平姿勢{図5の(b)、図7参照}となるよ
うに回動させるように構成している。
【0020】そして、この折畳み式テーブル8は、図1
に示されるように、格納時には前記アームレスト10の
アーム部11下方にテーブル面を垂直姿勢とした状態で
配置され、引出し時にはこのテーブル面を垂直姿勢とし
たままの状態でアームレスト10前方から上方にかけて
前記ヒンジ部13により回動され、且つこのアーム部1
1の上方回動位置で前記テーブル展開用軸支部14によ
りテーブル面が水平姿勢となるまで回動動作され、図7
に示すように補助テーブルとして使用可能になってい
る。尚、図7中Hはシート1への着座者である。
【0021】更に、前記アームレスト10のアーム部1
1先端側には、図3乃至図6に示されるように、プッシ
ュ部材20を圧縮コイルばね22等の付勢手段によりア
ーム部11先端側に向って押圧付勢した状態で設けてい
る。一方、前記テーブル8を、図1の実線で示す格納位
置からアームレスト10前方に回動されるまでは該テー
ブル8に格納方向(下向き)への付勢力を与え、且つこ
の前方位置(図1の一点鎖線)からデッドポイントDを
越えて上方位置(図1の二点鎖線)まで回動させる時に
は該テーブル8を上方に回動させる上向きへの付勢力を
与えるように、前記プッシュ部材20と係合するカム部
材21を、ヒンジ部13に設けている。
【0022】従って、該テーブル8を格納位置からアー
ムレスト10前方に回動されるまでは該テーブル8を格
納方向に付勢すると共に、デッドポイントDとなる前方
位置から上方位置まで回動させる時に、テーブル8を上
向きに回動させるような付勢力を与え、これによりデッ
ドポイントDを越えるとテーブル8は、途中で止まるこ
となく、上方に付勢されて回動動作し、テーブル8の格
納、引出し使用を容易に然も確実に行なえるようになっ
ている。
【0023】尚、図1及び図2において符号15,16
はアームレスト10の上側アーム部11の下側部とテー
ブル8の側縁部に設けられた磁気吸着を利用した係止保
持手段となるマグネット及び鉄片等による被吸着片で、
テーブル8を格納時に安定して係止保持する為のもので
ある。
【0024】又、上述したプッシュ部材20とカム部材
21とは、図3の(a),(b)、図4の(a),
(b),(c)、図5の(a),(b)、図6の
(a),(b)から明らかなような構成となっている。
ここで、図中23はヒンジ部13を有するテーブル8の
基部プレートで、前記カム部材21は略スペード形状を
呈しこの基部プレート23に設けられるヒンジ部13に
より、アーム部11側に回動自在に構成されている。
尚、カム部材21は、基部プレート23と一体的に回動
するようになっている。
【0025】又、前記プッシュ部材20は、先端頂部を
有する略傘形状を呈する部材として形成され、シャフト
24に巻回された圧縮コイルばね22によりカム部材2
1に係合する方向に付勢されている。
【0026】そして、テーブル8を、垂直姿勢のままで
の格納状態又はこれに近接するアームレスト10の前方
位置では、図4の(a)に示す状態でプッシュ部材20
がカム部材21に係合することになり、この時には、テ
ーブル8を格納方向に付勢するようになっている。ここ
で、ばね22による付勢力をP、プッシュ部材20とカ
ム部材21との係合位置の回動軸(ヒンジ部13)から
の距離をaとすると、回転モーメントMはP×aとな
り、この作用力をもってテーブル8を格納方向(押し込
み方向)に付勢する。
【0027】一方、アームレスト10前方でのデッドポ
イントD位置では、図4の(b)に示される状態で、プ
ッシュ部材20がカム部材21に点接触状態で係合する
ことになる。そして、デッドポイントDを乗り越える
と、カム部材21へのプッシュ部材20の係合位置が反
対側になり、徐々に図4の(c)に示す状態になり、付
勢力Pによる付勢方向が反転し、テーブル8は上方位置
に押上げ回動されることになる。
【0028】特に、上述したようにデッドポイントD位
置では、点接触状態である為、テーブル8がこの位置で
止まったりする虞れが非常に小さく、その利点は大き
い。又、図4の(c)で示す係合状態では、前述した場
合と同様に、回転モーメントMはP×aとなる、前述し
た方向とは逆の方向への力となる。
【0029】更に、図6の(a)において符号25は前
記基部プレート23の側縁が係合するようにアーム部1
1の一部に設けられた係合部で、これに係合することに
より、テーブル8の上方での回動規制を行なえるように
なっている。
【0030】そして、上述した構成によれば、従来のよ
うにアームレスト10をテーブル格納可能なボックス型
構造等で構成し、テーブル8を格納、引出し可能に設け
る必要がなくなり、アームレスト構造がきわめて簡単
で、形状も自由に選択でき、コスト的にも安価にできる
と言う利点を奏する。
【0031】更に、上述した構成では、簡易型の折畳み
式テーブル8を、アームレスト10のアーム部11先端
部にテーブル展開用軸支部14やヒンジ部13を介して
取付けるだけで良く、折畳み式テーブル8をユニット化
できると共に、特別な取付けスペースも必要無く、構造
が簡単で、組立性、コスト面でも優れている。
【0032】又、上述した構成によれば、上述したヒン
ジ部13にテーブル8を所望の方向に付勢する為のプッ
シュ部材20とカム部材21、更に圧縮コイルばね22
等によるカム機構を用い、テーブル8が格納位置からア
ームレスト10前方に回動されるまでは、テーブル8を
格納方向に付勢すると共に、この前方位置から上方位置
まで回動させる際には、テーブル8を上方に回動させる
ような付勢力をデッドポイントDを越えることにより与
えることができるようにしていることから、折畳み式テ
ーブル8の格納、引出しを安定した操作できわめて簡単
に然も確実に行なえ、テーブル8が回動途中で止まると
言った問題を防止できる。
【0033】尚、本発明は上述した実施例構造に限定さ
れず、各部の形状、構造等を、必要に応じて適宜変形、
変更することは自由である。例えば折畳み式テーブル8
等の形状等を適宜変形してもよい。更に、折畳み式テー
ブル8を回動させるヒンジ部13やテーブル展開用軸支
部14、テーブル8に付勢力を与えるカム機構等として
も、適宜の変形例が考えられよう。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るアーム
レスト付きシートの折畳み式テーブル構造によれば、ア
ームレストの肘掛け用アーム部先端に垂直姿勢で回動さ
せるヒンジ部とこれに直交する方向に回動させてテーブ
ル面を水平姿勢とするテーブル展開用軸支部により回動
可能な折畳み式テーブルを、格納時にはアームレスト下
方に垂直姿勢状態で配置され、引出し時にはこの垂直姿
勢のままでアームレスト前方から上方にかけてヒンジ部
により回動させ、アームレスト上方での回動位置でテー
ブル展開用軸支部によりテーブル面が水平姿勢となるま
で回動させるように構成され、更にアームレストのアー
ム部先端側にプッシュ部材をアーム部先端側に付勢した
状態で設けると共に、テーブルを格納位置からアームレ
スト前方に回動されるまでは該テーブルに格納方向への
付勢力を与え、且つこの前方位置からデッドポイントを
越えて上方位置まで回動させる時には該テーブルを上方
に回動させる付勢力を与えるように、プッシュ部材と係
合するカム部材を、ヒンジ部に設けるようにしたので、
簡単な構成であるにも関わらず、以下のような種々優れ
た効果を奏する。
【0035】即ち、従来のようにアームレストを箱型構
造等で構成し、テーブルを格納、引出し可能に設けた
り、肘当てを開閉自在に設けたりする必要がなくなり、
アームレスト構造が簡単で、形状も自由に選択でき、コ
スト的にも安価である。
【0036】更に、本発明によれば、簡易型の折畳み式
テーブルを、アームレスト先端部に折畳み軸支部やヒン
ジ部を介して取付けるだけで良く、折畳み式テーブルの
ユニット化が図れるばかりでなく、特別な取付けスペー
スも必要無く、構造が簡単で、組立性、コスト面でも優
れている。
【0037】更に、折畳み式テーブルのヒンジ部に設け
たカム部材とこれに係合して押出すような付勢力を有し
アームレストのアーム部内に設けたプッシュ部材を用い
ることにより、テーブルを格納位置からアームレスト前
方に回動されるまではテーブルを格納方向に付勢し、デ
ッドポイントを越えて前方位置から上方位置まで回動さ
せる際にはテーブルを上方に回動させるような付勢力を
与えることが可能となる。従って、折畳み式テーブルの
格納、引出しを安定した操作できわめて簡単に然も確実
に行なえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るアームレスト付きシートの折畳み
式テーブル構造の一実施例を示す要部構成と動作状態と
を説明する為の概略側面図。
【図2】図1においてテーブル格納時の保持機構を示す
概略図。
【図3】図1におけるテーブルのアームレストへの組付
け構造を説明する為のもので、(a)は概略側面図、
(b)はその概略平面図。
【図4】プッシュ部材とカム部材との関係を、(a),
(b),(c)で示す概略説明図。
【図5】折畳み式テーブル、基部プレート、カム部材等
の関係を説明する為の(a)は概略側面図、(b)はそ
の概略正面図。
【図6】図5の機構にアームレストを付加した図であっ
て、(a)は概略側面図、(b)はその平面図。
【図7】テーブルの水平姿勢への押し倒し状態を説明す
る為の概略図。
【図8】従来構造を説明する為の乗物用シートを示し、
(a)は概略側面図、(b)は別の例を示す概略側面
図。
【符号の説明】
1 アームレスト付きシート 4 シートクッション 5 シートバック 8 折畳み式テーブル 10 アームレスト 11 アーム部 13 ヒンジ部 14 テーブル展開用軸支部 15 マグネット 16 被吸着部 20 プッシュ部材 21 カム部材 22 圧縮コイルばね 23 基部プレート

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 肘掛け用アーム部を有しシートサイド部
    に設けられたアームレストと、このアームレストのアー
    ム部先端にテーブル面を垂直姿勢で回動させるヒンジ部
    とこのヒンジ部と直交する方向にテーブル面を回動させ
    て水平姿勢とするテーブル展開用軸支部とを介して回動
    可能に設けられた折畳み式テーブルとを備え、 この折畳み式テーブルは、格納時には前記アームレスト
    のアーム部下方にテーブル面を垂直姿勢とした状態で配
    置され、引出し時にはこのテーブル面を垂直姿勢とした
    ままの状態でアームレスト前方から上方にかけて前記ヒ
    ンジ部により回動され、このアーム部上方での回動位置
    において前記テーブル展開用軸支部によりテーブル面が
    水平姿勢となるまで回動動作されるように構成されてお
    り、 前記アームレストのアーム部先端側にプッシュ部材をア
    ーム部先端側に付勢した状態で設けると共に、 前記テーブルを格納位置からアームレスト前方に回動さ
    れるまでは該テーブルに格納方向への付勢力を与え、且
    つこの前方位置からデッドポイントを越えて上方位置ま
    で回動させる時には該テーブルを上方に回動させる付勢
    力を与えるように、前記プッシュ部材と係合するカム部
    材を、前記ヒンジ部に設けたことを特徴とするアームレ
    スト付きシートの折畳み式テーブル構造。
JP20581593A 1993-07-28 1993-07-28 アームレスト付きシートの折畳み式テーブル構造 Pending JPH0739436A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015020530A (ja) * 2013-07-18 2015-02-02 トヨタ紡織株式会社 乗物用シートのテーブル移動装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015020530A (ja) * 2013-07-18 2015-02-02 トヨタ紡織株式会社 乗物用シートのテーブル移動装置

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