JPH0739352A - たこ焼製造方法及びそれに使用する装置 - Google Patents

たこ焼製造方法及びそれに使用する装置

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JPH0739352A
JPH0739352A JP5205817A JP20581793A JPH0739352A JP H0739352 A JPH0739352 A JP H0739352A JP 5205817 A JP5205817 A JP 5205817A JP 20581793 A JP20581793 A JP 20581793A JP H0739352 A JPH0739352 A JP H0739352A
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Hiroshi Ishii
井 弘 石
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Abstract

(57)【要約】 【目的】たこ焼を簡易な方法で容易に効率良く製造する
製造方法及び製造装置を提供する。 【構成】加熱台2上に右側から平型板3、半球状の凹部
を多数設けた第1の加熱型板4、第2の加熱型板5及び
第3の加熱型板6を順次配設する。第1の加熱型板4の
半球状の凹部7内に所定量のたこ焼生地を具等と共に挿
入した状態で、加熱した平型板3で覆うことにより生地
表面に薄皮を形成する。加熱した第2の加熱型板5の凹
部7内に同様に所定の生地等を挿入した後に第1の加熱
型板4を第2の加熱型板5の上面に合わせるように回動
させて、第2の加熱型板5内で半球体同志を合体させ
る。その後第2の加熱型板5を第3の加熱型板6側に回
動させて第3の加熱型板6側にたこ焼完成品として受け
渡す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たこ焼の製造方法及び
これに使用するたこ焼製造装置の改良に関する。
【0002】
【従来例】従来のたこ焼製造方法としては、多数の半球
状凹部を有する一枚の加熱型板を使用して先ずたこ焼の
生地・蛸・具等を挿入し、その上に生地を追加し、キリ
または串で一個づつ球形に丸め焼き上げて、球形のたこ
焼を完成させる一枚板たこ焼方法と、半球状の凹部を同
数同位置に形成した2枚の加熱型板を使用して、その双
方の加熱型板でたこ焼を半球分づつ焼いた後に、両加熱
型板を重ねることにより、球形のたこ焼を完成させる2
枚板たこ焼方法と、吊り鐘状の凹部と平型板を同数同位
置に形成した、2枚の加熱型板を使用して双方の加熱型
板で吊り鐘部分を焼いた後に、平型板に移し吊り鐘型の
たこ焼を完成させる方法とがある。そしてまた、吊り鐘
型たこ焼方法にあっては、吊り鐘状の凹部型板側で最初
に焼き、平型板部分に裏返して焼き上げるので、吊り鐘
型たこ焼は時間がかかり、中心部分が焼けにくく、また
たこ焼の生地や蛸等の水分が焼いている時飛んでしま
い、固くなり、味が低下するという課題がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記一
枚板たこ焼方法にあっては、一枚の加熱型板の半球状凹
部を使用して球形状のたこ焼を製造するようにしている
ので、最初に作る半球状分については問題がないが、残
りの半球分の焼き加減が難しいと共に、最初に焼き上げ
た半球分と残りの半球分とを上下反転する必要があり、
これに熟練を有するうえ、一枚の加熱型板で半球分を2
回焼かなければならないので、製造時間が長くなるとい
う未解決の課題がある。
【0004】また、2枚板たこ焼方法にあっては、双方
の加熱型板でたこ焼の半球分づつ焼き上げるので、製造
時間を一枚板たこ焼方法に比べて半分とすることができ
るが、両加熱型板で焼いた半球分同志を両加熱型板を重
ね合わせて合体させて球形のたこ焼を完成させる必要が
あるが、中心部が焼けていない状態で両者を重ね合わせ
ると、焼けていない中心部が外に飛び出してしまうこと
になるが、これを防止するために中心部まで十分に焼い
てしまうと、半球分づつを合体したときに両者が分離し
てしまい球状のたこ焼を完成させることができないとい
う相反する問題点があり、球形のたこ焼を容易に焼き上
げることができないという未解決の課題がある。
【0005】そこで、本発明は、上記従来例の未解決の
課題に着目してなされたものであり、未経験者でも容易
に且つ短時間でたこ焼を焼き上げることができるたこ焼
製造方法及びこれに使用する装置を提供することを目的
としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係るたこ焼製造方法は、半球状の凹部を
同数同一位置に形成した第1、第2及び第3の加熱型板
と、該加熱型板を覆う平型板とを使用して、第1の加熱
型板に所定温度に加熱状態で各凹部に油を塗布してから
たこ焼生地、具等を挿入し、次いで該第1の加熱型板上
に加熱した平型板を短時間載置して上面側のたこ焼生地
を加熱し、これと略同時に第2の加熱型板にたこ焼生地
を入れその上に蛸等の具を載置してから所定時間加熱し
た後、第2の加熱型板上に第1の加熱型板を被せて球形
のたこ焼とし、次いで第3の加熱型板上に第3の加熱型
板を被せて球形のたこ焼を第3の加熱型板上に受け渡
し、該第2の加熱型板上のたこ焼を製品として取り出す
ことを特徴としている。
【0007】また、請求項2に係るたこ焼製造装置は、
加熱台上に平型板、第1の加熱型板、第2の加熱型板及
び第3の加熱型板をその順に並設し、且つ前記平型板は
第1の支点を中心として前記第1の加熱型板の上面を覆
う位置まで回動可能に配設され、第1の加熱型板は第2
の支点を中心として前記第2の加熱型板位置まで回動可
能に配設され、前記第2の加熱型板は前記第2の支点を
中心として第1の加熱型板側に回動可能で且つ第3の支
点を中心として前記第3の加熱型板側に回動可能に配設
され、第3の加熱型板は前記第3の支点を中心として前
記第2の加熱型板側に回動可能に配設されていることを
特徴としている。
【0008】更に、請求項3に係るたこ焼製造装置は、
請求項2において、前記第2の加熱型板が、第2の支点
及び第3の支点に係合可能な第1及び第2の係合部と、
当該第1の係合部を前記第2の支点に係合させるか、前
記第2の係合部を前記第3の支点に係合させるかを選択
する係合選択部とを備えていることを特徴としている。
【0009】
【作用】請求項1及び2に係るたこ焼製造方法及び装置
においては、第1の加熱型板でたこ焼の半球分を焼く際
に、その上面を加熱した平型板で短時間覆うことによ
り、半球分の上面側を薄焼きすることができるため、こ
の第1の加熱型板上の半球分をその内部が溶融状態であ
っても第2の加熱型板で焼いている半球分上に合体させ
るときに、第1の加熱型板上の半球分の中心分が外部に
こぼれ出すことを防止して、正確に合体させることがで
き、合体したたこ焼を第3の加熱型板に移してから外部
に取り出す。したがって、第1の加熱型板では、第2の
加熱型板に半球状分を受け渡すことにより、次の半球分
を焼く作業に入ることができると共に、第2の加熱型板
でも球形状の合体分を第3の加熱型板に受け渡すことに
より、次の半球分を焼いて合体させる作業に入ることが
できることにより、たこ焼の製造効率を格段に向上させ
る。
【0010】また、請求項3のたこ焼製造装置において
は、第2の加熱型板を、第1の加熱型板から半球分を受
け取るときには、係合選択部で第2の支点を選択するこ
とにより、第2の加熱型板を第1の加熱型板側に回動可
能とし、第1の加熱型板からの半球状分の受け渡しを容
易とし、合体させた球形状分を第3の加熱型板に受け渡
すときには、係合選択部で第3の支点を選択することに
より、第2の加熱型板を第3の加熱型板側に回動可能と
し、第2の加熱型板から第3の加熱型板への球状体の受
け渡しを容易とする。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は、本発明の一実施例を示す斜視図であり、
本発明によるたこ焼装置1は、所定温度に温度制御され
る加熱機構を内蔵した加熱台2と、その上面側に右側か
ら配設された平型板3、第1の加熱型板4、第2の加熱
型板5及び第3の加熱型板6とを備えている。
【0012】ここで、第1〜第3の加熱型板4〜6に
は、その表面に同数同位置に半球状凹部7が多数形成さ
れ、第1及び第3の加熱型板4及び6の半球状凹部7の
深さが完成品のたこ焼の半径分より僅かに深く形成さ
れ、第2の加熱型板5の半球状凹部7の深さが第1及び
第3の加熱型板4及び6の深さより深めに選定されてい
る。
【0013】加熱台2の上面には、平型板3及び第1の
加熱型板4間に対応する前後位置、第1の加熱型板4及
び第2の加熱型板5間に対応する前後位置及び第2の加
熱型板5及び第3の加熱型板6間に対応する前後位置に
夫々各板3〜6の上面より上方に延長する支持ブラケッ
トB11, 12、B21, 22及びB31, 32が形成され、
これら支持ブラケットB11〜B32の対向面に各板3〜6
の回動支点となる支持軸10,11がその中心軸を各板
3〜6の上面と略一致するように内方に延長して固定さ
れている。
【0014】一方、平型板3には、その前後面の左端側
に支持ブラケットB11,B12の支持軸10,11と係合
する係合孔12を形成した正面からみてL字状の係合片
13が取付けられていると共に、前面の右端側に握り1
4が取付けられており、この平型板3が支持ブラケット
11,B12の支持軸10,11を第1の支点として第1
の加熱型板4の上面まで回動可能とされている。
【0015】また、第1の加熱型板4にも、平型板3と
同様に、その前後面の左側に支持ブラケットB21,B22
の支持軸10,11と係合する係合孔15を形成した正
面からみてL字状の係合片16が取付けられていると共
に、前面の右端側に握り17が取付けられており、この
第1の加熱型板4が支持ブラケットB21,B22の支持軸
10,11を第2の支点として第2の加熱型板4の上面
まで回動可能とされている。
【0016】更に、第3の加熱型板6には、その前後面
の右側に支持ブラケットB31,B32の支持軸10,11
と係合する係合孔18を形成した正面からみてL字状
で、平面からみてクランク状の係合片19が取付けられ
ていると共に、前面の左端側に握り20が取付けられて
おり、この第3の加熱型板6が支持ブラケットB31,B
32の支持軸10,11を第3の支点として第2の加熱型
板4の上面まで回動可能とされている。
【0017】尚更に、第2の加熱型板5については、図
2及び図3に示すように、両端の支持ブラケットB21,
22及びB31, 32の支持軸10,11を第2及び第3
の支点として時計方向及び反時計方向の何れにも回動可
能とする両方向回動機構30が設けられている。
【0018】この両方向回動機構30は、図4で特に明
らかなように第2の加熱型板5の前面の右端部に取付け
た支持ブラケットB21の支持軸10に上方から係合する
逆U字状係合部31を右端部に形成した断面コ字状の右
係合片32と、同様に図5で特に明らかなように前面の
左端部に取付けた支持ブラケットB31の支持軸10に上
方から係合する逆U字状係合部33を左端に形成した断
面コ字状の左係合片34とを有している。
【0019】更に、図6で特に明らかなように両係合片
32及び34の下板部32a及び34aの上面に案内さ
れて左右に摺動自在に配設され右端部に支持ブラケット
21の支持軸10に下側から係合する係合部35を、左
端部に支持ブラケットB31の支持軸10に下側から係合
する係合部36を夫々形成した摺動体37と、図2に示
す如く、左右係合片32及び34の上板部の上面間に橋
架固定された支持ブラケット38とを備えている。
【0020】また前記支持ブラケット38に枢支ピン3
8aによって回動自在に取付けられ後端が摺動体37に
固着された係合軸37aに係合する係合孔39aが形成
された回動腕39と、この回動腕39の前端に枢支ピン
40aによって回動自在に枢着された平面からみて逆U
字形に形成された把持片40L,40Rを有する係合選
択部40とを備えている。
【0021】そして、係合選択部40の把持片40L及
び40Rの外側に所定距離を保った位置に握り41L及
び41Rがその基部を係合片32及び34を介して第2
の加熱型板5に固定して配設されている。
【0022】また、第2の加熱型板5の後端面にも、前
記右係合片32及び左係合片34と同様の係合片42及
び44が取付けられ、これらの係合部が夫々支持ブラケ
ットB22及びB32の支持軸11に上方から係合してい
る。
【0023】次に、上記たこ焼製造装置1を使用したた
こ焼製造方法を説明する。先ず、加熱台2の加熱機構を
制御して少なくとも第1及び第2の加熱型板4及び5を
所定温度に加熱しておき、この状態で、第1の加熱型板
4の各凹部7に油を塗布した後、たこ焼生地を2/5挿
入し、次いで所定の具等を入れて表面をならした後、た
こ焼生地をさらに2/5挿入する。
【0024】この間に、平型板3を所定温度となるよう
に例えば2分加熱し、加熱後の平型板3をその握り14
を把持して、支持ブラケットB11, 12の支持軸10,
11を支点として180度反時計方向に回動させて、第
1の加熱型板4の上面に載置して、この第2の加熱型板
4の各凹部7を閉塞し、例えば15秒程度経過したら平
型板3を時計方向に180度回動させて原位置に復帰さ
せる。
【0025】このように、平型板3で第1の加熱型板4
の凹部7の上面を覆うことにより、この凹部7内におけ
る上部側に配置されているたこ焼生地の表面を薄焼きす
ることができ、内部の生地及び具等が溶融状態であって
も外部に漏れることを防止することが可能となる。
【0026】その後、所定温度に加熱状態にある第2の
加熱型板5に油を塗布し、次いでたこ焼生地を凹部の2
/3程度挿入した後蛸等の具を1個づつ載置して残りの
半球体の焼き状態に入る。
【0027】その後、第2の加熱型板4を3分間加熱状
態に維持してから凹部7内の各半球状体を全て僅かに動
かして剥離可能な状態とし、この状態で、第2の加熱型
板5の左握り41Lを把持片40Lと共に把持する。こ
れによって、係合選択部40が左動し、これに応じて回
動腕39が平面からみて時計方向に回動することによ
り、摺動体37が右動して、その右端側の係合部35が
支持ブラケットB21の支持軸10の下面側に係合する。
【0028】この状態となると、第2の加熱型板4に取
付けられた右係合片32のU字状係合部31と、摺動体
37の係合部35とによって支持ブラケットB21の支持
軸10が囲まれることにより、第2の加熱型板5が支持
ブラケットB21及びB22の支持軸10を支点として時計
方向に回動可能な状態となる。
【0029】一方、摺動体37が右動することにより、
その左端側の係合部36が支持ブラケットB31の支持軸
10の下面と対向する位置から右方に退避することにな
るため、支持ブラケットB31の支持軸10との係合状態
が解放される。
【0030】したがって、左側握り41L及び把持片4
0Lの把持状態を継続しながら、左側握り41Lを上方
に移動させることにより、第2の加熱型板5を反時計方
向に回動させることができる。
【0031】このため、この第2の加熱型板5を反時計
方向に例えば30度回動させ、この状態で第1の加熱型
板4をその握り17を把持して、支持ブラケットB21
22の支持軸10,11を支点として、反時計方向に例
えば150度回動させることにより、第2の加熱型板5
の凹部7上に第1の加熱型板4の凹部7を被せることが
でき、第1の加熱型板4の凹部7内の半球体を第2の加
熱型板5の凹部7内の半球体上に合体させることがで
き、これによって球状体を形成することができる。
【0032】この状態で、第1の加熱型板4の各凹部7
は空き状態となるので、再度油を塗布して半球体の焼き
上げ工程に戻ることになり、この間に第2の加熱型板5
内の球状体に対しては竹串、木串等で動かしてみること
により焼き具合を確認し、焼き上げが完了したときに
は、第2の加熱型板5の右握り41Rを把持片40Rと
共に把持する。
【0033】これによって、係合選択部40が右動し、
これに応じて回動腕39が平面からみて反時計方向に回
動することにより、摺動体37が左動して、その左端側
の係合部36が支持ブラケットB31の支持軸10の下面
側に係合する。
【0034】この状態となると、第2の加熱型板4に取
付けられた左係合片32のU字状係合部31と、摺動体
37の係合部36とによって支持ブラケットB31の支持
軸10が囲まれることにより、第2の加熱型板5が支持
ブラケットB31及びB32の支持軸10を支点として反時
計方向に回動可能な状態となる。
【0035】一方、摺動体37が左動することにより、
その右端側の係合部35が支持ブラケットB21の支持軸
10の下面と対向する位置から右方に退避することにな
るため、支持ブラケットB21の支持軸10との係合状態
が解放される。
【0036】したがって、右側握り41R及び把持片4
0Rの把持状態を継続しながら、右側握り41Rを上方
に移動させることにより、第2の加熱型板5を時計方向
に回動させることができる。
【0037】このため、第3の加熱型板6を支持ブラケ
ットB31,B32の支持軸10,11を支点として例えば
30度時計方向に回動させると共に、第2の加熱型板5
を反時計方向に例えば150度回動させることにより、
第3の加熱型板6の凹部7上に第2の加熱型板4の凹部
7を被せることができ、第2の加熱型板5の凹部7内の
球状体を第3の加熱型板6の凹部7内に受け渡すことが
できる。
【0038】したがって、この第2の加熱型板5も空き
状態となるので、前述した油を塗布して半球体分の焼き
上げ工程に戻ることができ、空き時間をみながら第3の
加熱型板6の各凹部7に収納されている完成品のたこ焼
を外部に取り出すことにより、この第3の加熱型板6も
空き状態として、第2の加熱型板5からの球状体の受け
入れ待機状態とする。
【0039】このように、上記実施例によると、第1の
加熱型板4の凹部7内に所定のたこ焼生地と具とたこ焼
生地とで半球体を形成し、この半球体の表面を平型板3
で短時間に加熱することにより、半球体の表面に薄皮を
形成し、この状態で、予めたこ焼生地上に蛸を載せて焼
き始めた第2の加熱型板5の凹部7内の半球体状に合体
させることにより、球状のたこ焼を内部の溶融部が外部
に漏出することなく容易に形成することができる。
【0040】しかも、第2の加熱型板5が時計方向及び
反時計方向の双方向に回動可能となっているので、第1
の加熱型板4からの半球体の受領と、これによって合体
された球状体を第3の加熱型板6に受け渡すことがで
き、各加熱型板4〜6を効率良く使用してたこ焼を未経
験者でも大量生産することができる。
【0041】尚、上記実施例においては、第2の加熱型
板5の係合片32及び34に形成した係合部31及び3
3が逆U字状に形成されている場合について説明した
が、これに限定されるものではなく、逆凹状としたり、
支持軸10の上面側及び側面側に係合するL字状とする
こともできる。
【0042】また、上記実施例においては、第2の加熱
型板5に取付けた係合片32及び34の逆U字状係合部
31及び33を支持ブラケットB21及びB31の支持軸1
0に上部側から係合させた状態で、摺動体37を左右に
摺動させて、その両端に形成した係合部35及び36を
支持ブラケットB21及びB31の支持軸10の下部に係合
させるようにした場合について説明したが、これに限定
されるものではなく、係合片32及び34の係合部31
及び33を板状として支持軸10の上方から係合させ、
これに対して摺動体37の係合部35及び36をL字状
として支持軸10の側面及び下面に係合させるようにし
ても上記実施例と同様の作用効果を得ることができる。
【0043】更に、上記実施例においては、係合選択部
40が自由に摺動する場合について説明したが、これに
限らず、例えば摺動体37と係合片32及び34との間
に夫々リターンスプリングを介挿して、左右の握り41
L及び41Rを開放している状態で、摺動体37を中央
部にセンタリングすることにより、摺動体37の係合部
35及び36の双方が支持軸10の半部と対向して、第
2の加熱型板5が上方に抜け出すことを防止するように
してもよい。
【0044】更に、上記実施例においては、係合選択部
40が摺動可能で、握り41L及び41Rが固定されて
いる場合について説明したが、これらを逆関係に即ち係
合選択部40を第2の加熱型板5の前面に固定し、握り
41L及び41Rを摺動体37に固定して、摺動可能と
するようにしてもよい。
【0045】更にまた、上記実施例においては、摺動体
37の摺動によって支持軸10に対して係合部35,3
6が左右に摺動する場合について説明したが、これに限
定されるものではなく、摺動体の摺動に応じて例えばL
字状の係合片を回動させるたり、C字状の係合片を円周
方向に摺動させたりして、支持軸10を係合状態と解放
とを切り換えるようにしてもよい。
【0046】また、上記実施例においては、右側から平
型板3、第1の加熱型板4、第2の加熱型板5及び第3
の加熱型板6を配列した場合について説明したが、これ
に限らず、これらを左側から順に配列するようにしても
よい。
【0047】
【効果】以上のように、本発明によれば、第1の加熱型
板でたこ焼の半球体分を焼くと共に、その上面を平型板
で覆うことにより、半球体の上面に薄皮を形成すること
ができ、この状態で、第1の加熱型板を残りの半球体を
形成した第2の加熱型板上に重ね合わすことにより、両
半球体同志を合体させて短時間で容易に味の良い球状の
たこ焼を形成することができる。このとき、第1の加熱
型板の半球体はその上面に薄皮が形成されているので、
これを逆さにした状態で、内部の溶融物が外部に漏出す
ることがなく、未経験者でも容易に球体を形成すること
ができ、短時間で中心部まで確実に焼き上げることがで
きるという効果を有する。
【0048】また、第2の加熱型板が時計方向及び反時
計方向に選択的に回動可能に構成されているので、第1
の加熱型板からの半球体の受け取りと、完成した球状の
たこ焼を第3の加熱型板に受け渡すことを容易に行うこ
とができ、たこ焼製造効率を大幅に向上させることがで
きるという効果が得られる。
【0049】更に、第2の加熱型板を、第2の支点及び
第3の支点に係合可能な第1及び第2の係合部と、当該
第1の係合部を前記第2の支点に係合させるか、前記第
2の係合部を前記第3の支点に係合させるかを選択する
係合選択部とで構成することにより、簡易な構成で時計
方向及び反時計方向の回動を行うことができるという効
果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のたこ焼製造装置の一実施例を示す斜視
図。
【図2】本発明の第2の加熱型板の要部を示す一部拡大
平面図。
【図3】本発明の第2の加熱型板の要部を示す一部拡大
正面図。
【図4】本発明の右係合片を示す斜視図。
【図5】本発明の左係合片を示す斜視図。
【図6】本発明の摺動片を示す斜視図。
【符号の説明】
1 たこ焼製造装置 2 加熱台 3 平型板 4 第1の加熱型板 5 第2の加熱型板 6 第3の加熱型板 7 凹部 B11〜B32 支持ブラケット 10 支持軸 11 支持軸 30 両方向回動機構 31 逆U字状係合部 33 逆U字状係合部 32 係合片 34 係合片 37 摺動体 38 支持ブラケット 39 回動腕 40 係合選択部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半球状の凹部を同数同一位置に形成した
    第1、第2及び第3の加熱型板と、該加熱型板を覆う平
    型板とを使用して、第1の加熱型板に所定温度に加熱状
    態で各凹部に油を塗布してからたこ焼生地、具等を挿入
    し、次いで該第1の加熱型板上に加熱した平型板を短時
    間載置して上面側のたこ焼生地を加熱し、これと略同時
    に第2の加熱型板にたこ焼生地を入れその上に蛸等の具
    を載置してから所定時間加熱した後、第2の加熱型板上
    に第1の加熱型板を被せて球形のたこ焼とし、次いで第
    3の加熱型板上に第3の加熱型板を被せて球形のたこ焼
    を第3の加熱型板上に受け渡し、該第2の加熱型板上の
    たこ焼を製品として取り出すことを特徴とするたこ焼製
    造方法。
  2. 【請求項2】 加熱台上に平型板、第1の加熱型板、第
    2の加熱型板及び第3の加熱型板をその順に並設し、且
    つ前記平型板は第1の支点を中心として前記第1の加熱
    型板の上面を覆う位置まで回動可能に配設され、第1の
    加熱型板は第2の支点を中心として前記第2の加熱型板
    位置まで回動可能に配設され、前記第2の加熱型板は前
    記第2の支点を中心として第1の加熱型板側に回動可能
    で且つ第3の支点を中心として前記第3の加熱型板側に
    回動可能に配設され、第3の加熱型板は前記第3の支点
    を中心として前記第2の加熱型板側に回動可能に配設さ
    れていることを特徴とするたこ焼製造装置。
  3. 【請求項3】 前記第2の加熱型板は、第2の支点及び
    第3の支点に係合可能な第1及び第2の係合部と、当該
    第1の係合部を前記第2の支点に係合させるか、前記第
    2の係合部を前記第3の支点に係合させるかを選択する
    係合選択部とを備えていることを特徴とする請求項2に
    記載のたこ焼製造装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008228651A (ja) * 2007-03-20 2008-10-02 Hatsuchiyandou:Kk たこ焼きの製造方法及びたこ焼き製造装置
JP4819978B1 (ja) * 2010-10-06 2011-11-24 清 坂井 たこ焼き製造装置
JP5031122B1 (ja) * 2012-04-25 2012-09-19 清 坂井 たこ焼き製造装置
CN105286649A (zh) * 2014-07-14 2016-02-03 陈谷光 食品烘烤装置

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