JPH0739310Y2 - モータ駆動装置 - Google Patents
モータ駆動装置Info
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- JPH0739310Y2 JPH0739310Y2 JP1989076872U JP7687289U JPH0739310Y2 JP H0739310 Y2 JPH0739310 Y2 JP H0739310Y2 JP 1989076872 U JP1989076872 U JP 1989076872U JP 7687289 U JP7687289 U JP 7687289U JP H0739310 Y2 JPH0739310 Y2 JP H0739310Y2
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- drive
- drive motor
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Description
(産業上の利用分野) この考案は、操作スイッチの操作に応じて駆動用モータ
を駆動する、例えばパワーウインド装置やサンルーフ駆
動装置などとして利用されるモータ駆動装置に関するも
のである。 (従来の技術) 従来、上記のようなモータ駆動装置としては、実開昭62
−111743号公報に記載された構造のものがあった。 このモータ駆動装置は、正回転信号および逆回転信号を
出力する操作スイッチと、前記操作スイッチからの正回
転信号または逆回転信号に応じて駆動用モータを正回転
または逆回転させる駆動手段と、前記駆動用モータから
出力するリップル電流を検出する回転検出手段と、前記
操作スイッチの操作時に前記回転検出手段によって検出
したリップル電流の出力停止が所定時間継続した際に前
記駆動用モータへの通電を遮断する停止手段とを備えた
構成を有するものであった。 前記回転検出手段は、トランスを備え、前記トランスに
生じる駆動用モータの電流脈動によってリップル電流を
検出する構成を有するものである。 前記停止手段は、操作スイッチのそれぞれの操作によっ
て充電され且つ前記回転検出手段が検出するリップル電
流によって放電されるコンデンサと、駆動用モータを正
回転および逆回転させる正回転用リレーおよび逆回転用
リレーと、前記各リレーを作動させる駆動用トランジス
タと、前記コンデンサの所定電位の充電によって前記駆
動用トランジスタを非作動状態にする停止用トランジス
タとを備えた構成を有するものである。 そして、前記モータ駆動装置は、操作スイッチのそれぞ
れの操作に応じて停止手段のコンデンサを充電させ、前
記コンデンサの充電によって停止用トランジスタを非作
動状態にすると共に、駆動用トランジスタを作動状態に
し、正回転用リレーまたは逆回転用リレーを作動させて
駆動用モータを正回転または逆回転させる。 このとき、駆動用モータが回転していると、回転検出手
段で検出したリップル電流によって停止手段のコンデン
サを放電させ、停止手段の停止用トランジスタを非作動
状態のままにする。 そして、前記駆動用モータによって駆動される被駆動
体、例えばウインドガラスあるいは可動ルーフがその作
動端に達して停止すると、駆動用モータもその時点で停
止するので、リップル電流が発生しなくなって停止手段
のコンデンサは所定電位まで充電される。そのため、停
止用トランジスタが作動して駆動用トランジスタを非作
動状態にし、駆動用モータへの通電を遮断して過度の発
熱または焼損から該駆動用モータを守ることになる。 (考案が解決しようとする課題) ところが、上記した従来のモータ駆動装置では、操作ス
イッチのオン(ON)操作を行なうと、駆動用モータの起
動時に大きな値の電流が流れるが、例えば子供などのい
たずらによって操作スイッチのオン(ON)−オフ(OF
F)操作が第5図に示すように短い周期で繰返して行わ
れた場合には、操作スイッチのオン(ON)操作毎に駆動
用モータに大きな値の電流が流れて平均電流が大きな値
になるため、駆動用モータ並びに回路に過度の負荷がか
かり、発熱または焼損などによって故障を生じる恐れが
ないとはいえないという課題を有していた。 (考案の目的) この考案は、操作スイッチのオン−オフ操作が短い周期
で繰返し行なわれた場合であっても、駆動用モータ並び
に回路に過度の負荷がかかるのを防止することができる
モータ駆動装置を提供することを目的としている。
を駆動する、例えばパワーウインド装置やサンルーフ駆
動装置などとして利用されるモータ駆動装置に関するも
のである。 (従来の技術) 従来、上記のようなモータ駆動装置としては、実開昭62
−111743号公報に記載された構造のものがあった。 このモータ駆動装置は、正回転信号および逆回転信号を
出力する操作スイッチと、前記操作スイッチからの正回
転信号または逆回転信号に応じて駆動用モータを正回転
または逆回転させる駆動手段と、前記駆動用モータから
出力するリップル電流を検出する回転検出手段と、前記
操作スイッチの操作時に前記回転検出手段によって検出
したリップル電流の出力停止が所定時間継続した際に前
記駆動用モータへの通電を遮断する停止手段とを備えた
構成を有するものであった。 前記回転検出手段は、トランスを備え、前記トランスに
生じる駆動用モータの電流脈動によってリップル電流を
検出する構成を有するものである。 前記停止手段は、操作スイッチのそれぞれの操作によっ
て充電され且つ前記回転検出手段が検出するリップル電
流によって放電されるコンデンサと、駆動用モータを正
回転および逆回転させる正回転用リレーおよび逆回転用
リレーと、前記各リレーを作動させる駆動用トランジス
タと、前記コンデンサの所定電位の充電によって前記駆
動用トランジスタを非作動状態にする停止用トランジス
タとを備えた構成を有するものである。 そして、前記モータ駆動装置は、操作スイッチのそれぞ
れの操作に応じて停止手段のコンデンサを充電させ、前
記コンデンサの充電によって停止用トランジスタを非作
動状態にすると共に、駆動用トランジスタを作動状態に
し、正回転用リレーまたは逆回転用リレーを作動させて
駆動用モータを正回転または逆回転させる。 このとき、駆動用モータが回転していると、回転検出手
段で検出したリップル電流によって停止手段のコンデン
サを放電させ、停止手段の停止用トランジスタを非作動
状態のままにする。 そして、前記駆動用モータによって駆動される被駆動
体、例えばウインドガラスあるいは可動ルーフがその作
動端に達して停止すると、駆動用モータもその時点で停
止するので、リップル電流が発生しなくなって停止手段
のコンデンサは所定電位まで充電される。そのため、停
止用トランジスタが作動して駆動用トランジスタを非作
動状態にし、駆動用モータへの通電を遮断して過度の発
熱または焼損から該駆動用モータを守ることになる。 (考案が解決しようとする課題) ところが、上記した従来のモータ駆動装置では、操作ス
イッチのオン(ON)操作を行なうと、駆動用モータの起
動時に大きな値の電流が流れるが、例えば子供などのい
たずらによって操作スイッチのオン(ON)−オフ(OF
F)操作が第5図に示すように短い周期で繰返して行わ
れた場合には、操作スイッチのオン(ON)操作毎に駆動
用モータに大きな値の電流が流れて平均電流が大きな値
になるため、駆動用モータ並びに回路に過度の負荷がか
かり、発熱または焼損などによって故障を生じる恐れが
ないとはいえないという課題を有していた。 (考案の目的) この考案は、操作スイッチのオン−オフ操作が短い周期
で繰返し行なわれた場合であっても、駆動用モータ並び
に回路に過度の負荷がかかるのを防止することができる
モータ駆動装置を提供することを目的としている。
(課題を解決するための手段) 請求項(1)記載の考案に係るモータ駆動装置は、第1
図の機能ブロック図に示すように、正回転信号および逆
回転信号を出力する操作スイッチ1と、前記操作スイッ
チ1から出力する正回転信号または逆回転信号に応じて
駆動用モータ2を正回転方向または逆回転方向に駆動す
る駆動手段3と、前記操作スイッチ1のオン−オフ操作
を検出するスイッチ操作検出手段4と、前記スイッチ操
作検出手段4によって検出したオン−オフ操作信号を基
準時間t1内で計数する計数手段5と、前記計数手段5に
より計数した基準時間t1内の計数値Xと所定値nとを比
較してX>nの状態にあるか否かを判別する比較判別手
段6と、前記比較判別手段6での判別結果がX>nの場
合には所定時間t2で前記駆動用モータ2への通電を遮断
する遮断手段7とを備えた構成としたことを特徴として
おり、このような構成を従来の課題を解決するための手
段としたものである。 請求項(2)記載の考案に係るモータ駆動装置は、請求
項(1)記載のモータ駆動装置において、基準時間t1と
所定時間t2との関係をt1=t2とした構成としたことによ
り、このような構成を従来の課題を解決するための手段
としたものである。 (考案の作用) 請求項(1)記載の考案に係るモータ駆動装置は、上記
の構成としたことにより、操作スイッチ1のオン−オフ
操作をスイッチ操作検出手段4で検出するので、例えば
操作スイッチ1のオン−オフ操作が短い周期で繰返し行
なわれた場合であっても、前記スイッチ操作検出手段4
で検出したオン−オフ操作信号を計数手段5によって基
準時間t1内で計数し、前記計数手段5での計数値Xを比
較判別手段6で所定値nと比較し、X>nの場合には遮
断手段7によって所定時間t2で駆動用モータ2への通電
を遮断し、駆動用モータ2に印加される平均電流値を所
定時間t2だけ小さくすることになる。 請求項(2)記載の考案に係るモータ駆動装置は、上記
の構成としたことにより、駆動用モータ1への通電時間
(基準時間t1)と前記駆動用モータ1への遮断時間(所
定時間t2)とを同じにしたため、駆動用モータ1に印加
される平均電流値を1/2にすることになる。 (実施例) 以下、この考案を図面に基づいて説明する。 第2図〜第5図は、この考案に係るモータ駆動装置の一
実施例を示す図であって、第2図はサンルーフ駆動装置
の回路構成を示す図である。なお、この実施例では、モ
ータ駆動装置としてサンルーフ駆動装置を例に挙げて説
明する。 第2図のサンルーフ駆動装置11は、第3図に示すルーフ
12の開口部13を開閉する可動ルーフ14を歯付ケーブル15
によって駆動する駆動用モータ16(第1図に示す駆動用
モータ2に対応)と、前記可動ルーフ14をルーフ開方向
に指示する開方向信号をその操作によって出力する開方
向操作スイッチ17(第1図に示す操作スイッチ1に対
応)と、前記可動ルーフ14をルーフ閉方向に指示する閉
方向信号をその操作によって出力する閉方向操作スイッ
チ18(第1図に示す操作スイッチ1に対応)と、イグニ
ッションスイッチ19および電源20とをコントローラ21の
外部に備えると共に、前記コントローラ21内に、マイク
ロコンピュータ22と、前記開方向操作スイッチ17の開方
向信号をマイクロコンピュータ22に認識させるオープン
スイッチ回路23と、前記閉方向操作スイッチ18の閉方向
信号をマイクロコンピュータ22に認識させるクローズス
イッチ回路24と、マイクロコンピュータ22の指示によっ
て開方向駆動用リレー25を作動させるモータ駆動回路26
と、マイクロコンピュータ22の指示によって閉方向駆動
用リレー27を作動させるモータ駆動回路28と、マイクロ
コンピュータ22の指示する間隔でウオッチドッグパルス
信号を出力するウオッチドッグ回路29と、前記駆動用モ
ータ16の回転時に発注するリップル電流を検出する検出
用抵抗30と、前記検出用抵抗30で検出したリップル電流
をパルス状波形に整流するリップル整流回路31と、マイ
クロコンピュータ22にウオッチドッグ回路29の基準信号
を入力するクロック回路32と、リセット回路33および電
源34とを備えた構成を有するものである。 前記マイクロコンピュータ22には、前記開方向操作スイ
ッチ17または閉方向操作スイッチ18から出力する開方向
信号または閉方向信号に応じて前記モータ駆動回路26ま
たはモータ駆動回路28を作動させる駆動手段(第1図に
示す駆動手段3に対応)と、前記開方向操作スイッチ17
または閉方向操作スイッチ18のオン(ON)操作に応じて
オープンスイッチ回路23またはクローズスイッチ回路24
から出力する開方向信号または閉方向信号によってオン
−オフ操作を検出するスイッチ操作検出手段(第1図に
示すスイッチ操作検出手段6に対応)と、前記スイッチ
操作検出手段のオン−オフ操作信号を基準時間t1内で計
数する計数手段(第1図に示す計数手段5に対応)と、
前記計数手段により計数した計数値Xと所定値nとを比
較してX>nの状態にあるか否かを判別する比較判別手
段(第1図に示す比較判別手段6に対応)と、前記比較
判別手段での判別結果がX>nの場合には所定時間t2で
モータ駆動回路26またはモータ駆動回路28を非作動状態
にして駆動用モータ16への通電を遮断する遮断手段(第
1図に示す遮断手段7に対応)とを備えた構成を有する
ものである。 前記開方向駆動用リレー25は、前記モータ駆動回路26の
NPN形トランジスタTr1を介した作動によって励磁される
リレーコイル25aと、前記リレーコイル25aの励磁により
アース側接点25bから電源側接点25cへ吸収される可動接
片25dと備えた構造を有するものである。 前記閉方向駆動用リレー27は、前記モータ駆動回路28の
NPN形トランジスタTr2を介した作動によって励磁される
リレーコイル27aと、前記リレーコイル27aの励磁により
アース側接点27bから電源側接点27cへ吸収される可動接
片27dと備えた構造を有するものである。 次に、上記した構成のサンルーフ駆動装置11の作動につ
いて、第4図および第5図を含めて説明する。 イグニッションスイッチ19をオン(ON)状態にすること
により、コントローラ20内のマイクロコンピュータ22へ
の電源投入によって該マイクロコンピュータ22が作動を
開始する。 この状態において、第4図に示すプログラムも作動を開
始しており、第4図のステップ101において、ディセー
ブルフラグが“1"であるか否かを判別しており、ディセ
ーブルフラグが“1"ではないと判別した場合(NO)に
は、ステップ102において、開方向操作スイッチ17また
は閉方向操作スイッチ18がオフ(OFF)状態からオン(O
N)状態に移行したか否かを判別している。 すなわち、開方向操作スイッチ17をオン(ON)操作した
場合には、その操作がコントローラ21内のオープンスイ
ッチ回路23からマイクロコンピュータ22に入力され、前
記マイクロコンピュータ22によってモータ駆動回路26を
介してトランジスタTr1を作動状態にし、開方向駆動用
リレー25のリレーコイル25aを励磁して可動接片25dを電
源側接点25c側に吸引し、電源20からイグニッションス
イッチ19(オン状態),コントローラ21内における開方
向駆動用リレー25の電源側接点25c,可動側接片25d,駆動
用モータ16,閉方向駆動用リレー27の可動接片27d,アー
ス側接点27b,検出用抵抗30を経てアースに至る回路が成
立し、駆動用モータ16は可動ルーフ14を開方向に駆動す
る。 また、閉方向操作スイッチ18をオン(ON)操作した場合
には、その操作がコントローラ21内のクローズスイッチ
回路24からマイクロコンピュータ22に入力され、前記マ
イクロコンピュータ22によってモータ駆動回路28を介し
てトランジスタTr2を作動状態にし、閉方向駆動用リレ
ー27のリレーコイル27aを励磁して可動接片27dを吸引
し、電源20からイグニッションスイッチ19(オン状
態),コントローラ21内における閉方向駆動用リレー27
の電源側接点27c,可動接片27d,駆動用モータ16,開方向
駆動用リレー25の可動接片25d,アース側接点25b,検出用
抵抗30を経てアースに到る回路が成立し、駆動用モータ
16は可動ルーフ14を閉方向に駆動する。 そして、前記ステップ102において、開方向操作スイッ
チ17または閉方向操作スイッチ18がオフ(OFF)状態か
らオン(ON)状態に移行したと判別した場合(YES)に
は、開方向操作スイッチ17または閉方向操作スイッチ18
がオン(ON)操作されたものとして、ステップ103にお
いて、オペレーションフラグを“1"にすると共にオペレ
ーションカウンタXを加算する。 さらに、ステップ104において、オペレーションタイマ
ーTを加算し、ステップ105において、前記オペレーシ
ョンタイマーTが基準時間t1と一致したか否かを判別す
る。 そして、前記ステップ105において、オペレーションタ
イマーTが基準時間t1と一致したと判別した場合(YE
S)には、ステップ106において、オペレーションカウン
タXの値が所定値nより大きい、すなわちX>nの関係
にあるか否か判別しており、X>nの関係であると判別
した場合(YES)には、例えば子供などのいたずらによ
って各操作スイッチ17,18のいずれかが第5図に示すよ
うなオン−オフ操作が行なわれたとして、ステップ107
において、ディセーブルフラグを“1"に設定する。 さらに、ステップ108において、オペレーションフラ
グ,オペレーションカウンタXおよびオペレーションタ
イマーTを“0"(リセット)にする。 また、前記ステップ102において、各操作スイッチ17,18
のいずれもオフ(OFF)状態からオン(ON)状態に移行
していないと判別した場合(NO)には、ステップ110に
おいて、オペレーションフラグが“1"であるか否かを判
別しており、オペレーションフラグが“1"ではないと判
別した場合(NO)には、各操作スイッチ17,18のいずれ
もオフ(OFF)操作、すなわち可動ルーフ14を開閉して
いない状態であるとして、ステップ104〜ステップ108を
飛越すことになる。 また、前記ステップ110において、オペレーションフラ
グが“1"であると判別した場合(YES)には、各操作ス
イッチ17,18のいずれかをオン(ON)状態にしたのち現
在がオフ(OFF)状態であるとしてステップ104に移行す
る。 さらに、前記ステップ105において、オペレーションタ
イマーTが基準時間t1と一致していないと判別した場合
(NO)には、基準時間t1内でのオペレーションカウンタ
Xの計数が終了していないとして、ステップ106〜ステ
ップ108を飛越すことになる。 また、前記ステップ106において、オペレーションカウ
ンタXの値が所定値nよりも大きくないと判別した場合
(NO)には、各操作スイッチ17,18のいずれかを短い周
期で繰返しオン−オフ操作を行なう、例えば子供などの
いたずらによって各操作スイッチ17,18のいずれかが第
5図に示すような操作が行われず、正常な操作が行われ
ているとして、ステップ107,108を飛越すことになる。 そして、ステップ120において、各操作スイッチ17,18の
いずれかがオン(ON)状態であるか否かを判別してお
り、各操作スイッチ17,18のいずれかがオン(ON)状態
であると判別した場合(YES)には、ステップ121におい
て、ディセーブルフラグが“1"であるか否かを判別して
いる。 前記ステップ121において、ディセーブルフラグが“1"
ではないと判別した場合(NO)、すなわち各操作スイッ
チ17,18のいずれかが第5図に示すような操作が行なわ
れていないと判別した場合には、ステップ122におい
て、駆動用モータ16がオン(ON)状態か否かを判別して
いる。 前記ステップ122において、駆動用モータ16はロック状
態ではないと判別した場合(NO)には、ステップ123に
おいて、駆動用モータ16を回転状態のままにする。 また、前記ステップ120において、各操作スイッチ17,18
のいずれもオン(ON)状態ではないと判別した場合(N
O)には、ステップ124において、駆動用モータ16を停止
状態にする。すなわち、モータ駆動回路26,28を非作動
状態にして駆動用モータ16への通電を遮断する。 さらに、前記ステップ121において、ディセーブルフラ
グが“1"であると判別した場合(YES)には、第5図に
示す基準時間t1が経過した状態にあるとして、駆動用モ
ータ16を停止状態にする。 また、前記ステップ122において、駆動用モータ16がロ
ック状態であると判別した場合(YES)には、前記ステ
ップ124において、駆動用モータ16を停止状態にする。 さらに、前記ステップ101において、ディセーブルフラ
グが“1"であると判別した場合(YES)には、第5図に
示す基準時間t1が経過した状態にあると共に、駆動用モ
ータ16を停止状態にあるとして、ステップ130におい
て、オペレーションタイマーTを新たに加算し、ステッ
プ131において、オペレーションタイマーTが所定時間t
2と一致したか否かを判別する。すなわち、各操作スイ
ッチ17,18のいずれかを所定時間t2内で第5図に示すよ
うに操作した場合には、駆動用モータ16へのモータ電流
は第5図の実線で示すように印加されていない状態にあ
る。 そして、前記ステップ131において、オペレーションタ
イマーTが所定時間t2と一致しないと判別した場合(N
O)には、前記ステップ120に移行する。 また、前記ステップ131において、オペレーションタイ
マーTが所定時間t2と一致したと判別した場合(YES)
には、ステップ132において、ディセーブルフラグおよ
びオペレーションタイマーTを“0"(リセット)にす
る。 したがって、各操作スイッチ17,18のいずれかを第5図
に示すようにオン−オフ操作した場合でも、基準時間t1
経過後の所定時間t2内においては、駆動用モータ16に電
流が印加されることはないため、図中破線で示す従来の
ものと比べて駆動用モータ16に印加される平均電流値を
所定時間t2分だけ小さくすることが可能になり、小さく
なった分だけ駆動用モータ16およびコントローラ21の発
熱および焼損を防ぐことになる。 また、基準時間t1と所定時間t2との関係をt1=t2とした
場合には、駆動用モータ16に印加される平均電流値が1/
2になるため、駆動用モータ16およびコントローラ21の
冷却をより促進し、駆動用モータ16およびコントローラ
21の発熱および焼損を原因とする故障を防止することが
可能になる。 なお、上記した実施例では、サンルーフ駆動装置11を例
に挙げて説明したが、この考案に係るモータ駆動装置は
パワーウインド装置に利用しても同様の効果が得られ
る。
図の機能ブロック図に示すように、正回転信号および逆
回転信号を出力する操作スイッチ1と、前記操作スイッ
チ1から出力する正回転信号または逆回転信号に応じて
駆動用モータ2を正回転方向または逆回転方向に駆動す
る駆動手段3と、前記操作スイッチ1のオン−オフ操作
を検出するスイッチ操作検出手段4と、前記スイッチ操
作検出手段4によって検出したオン−オフ操作信号を基
準時間t1内で計数する計数手段5と、前記計数手段5に
より計数した基準時間t1内の計数値Xと所定値nとを比
較してX>nの状態にあるか否かを判別する比較判別手
段6と、前記比較判別手段6での判別結果がX>nの場
合には所定時間t2で前記駆動用モータ2への通電を遮断
する遮断手段7とを備えた構成としたことを特徴として
おり、このような構成を従来の課題を解決するための手
段としたものである。 請求項(2)記載の考案に係るモータ駆動装置は、請求
項(1)記載のモータ駆動装置において、基準時間t1と
所定時間t2との関係をt1=t2とした構成としたことによ
り、このような構成を従来の課題を解決するための手段
としたものである。 (考案の作用) 請求項(1)記載の考案に係るモータ駆動装置は、上記
の構成としたことにより、操作スイッチ1のオン−オフ
操作をスイッチ操作検出手段4で検出するので、例えば
操作スイッチ1のオン−オフ操作が短い周期で繰返し行
なわれた場合であっても、前記スイッチ操作検出手段4
で検出したオン−オフ操作信号を計数手段5によって基
準時間t1内で計数し、前記計数手段5での計数値Xを比
較判別手段6で所定値nと比較し、X>nの場合には遮
断手段7によって所定時間t2で駆動用モータ2への通電
を遮断し、駆動用モータ2に印加される平均電流値を所
定時間t2だけ小さくすることになる。 請求項(2)記載の考案に係るモータ駆動装置は、上記
の構成としたことにより、駆動用モータ1への通電時間
(基準時間t1)と前記駆動用モータ1への遮断時間(所
定時間t2)とを同じにしたため、駆動用モータ1に印加
される平均電流値を1/2にすることになる。 (実施例) 以下、この考案を図面に基づいて説明する。 第2図〜第5図は、この考案に係るモータ駆動装置の一
実施例を示す図であって、第2図はサンルーフ駆動装置
の回路構成を示す図である。なお、この実施例では、モ
ータ駆動装置としてサンルーフ駆動装置を例に挙げて説
明する。 第2図のサンルーフ駆動装置11は、第3図に示すルーフ
12の開口部13を開閉する可動ルーフ14を歯付ケーブル15
によって駆動する駆動用モータ16(第1図に示す駆動用
モータ2に対応)と、前記可動ルーフ14をルーフ開方向
に指示する開方向信号をその操作によって出力する開方
向操作スイッチ17(第1図に示す操作スイッチ1に対
応)と、前記可動ルーフ14をルーフ閉方向に指示する閉
方向信号をその操作によって出力する閉方向操作スイッ
チ18(第1図に示す操作スイッチ1に対応)と、イグニ
ッションスイッチ19および電源20とをコントローラ21の
外部に備えると共に、前記コントローラ21内に、マイク
ロコンピュータ22と、前記開方向操作スイッチ17の開方
向信号をマイクロコンピュータ22に認識させるオープン
スイッチ回路23と、前記閉方向操作スイッチ18の閉方向
信号をマイクロコンピュータ22に認識させるクローズス
イッチ回路24と、マイクロコンピュータ22の指示によっ
て開方向駆動用リレー25を作動させるモータ駆動回路26
と、マイクロコンピュータ22の指示によって閉方向駆動
用リレー27を作動させるモータ駆動回路28と、マイクロ
コンピュータ22の指示する間隔でウオッチドッグパルス
信号を出力するウオッチドッグ回路29と、前記駆動用モ
ータ16の回転時に発注するリップル電流を検出する検出
用抵抗30と、前記検出用抵抗30で検出したリップル電流
をパルス状波形に整流するリップル整流回路31と、マイ
クロコンピュータ22にウオッチドッグ回路29の基準信号
を入力するクロック回路32と、リセット回路33および電
源34とを備えた構成を有するものである。 前記マイクロコンピュータ22には、前記開方向操作スイ
ッチ17または閉方向操作スイッチ18から出力する開方向
信号または閉方向信号に応じて前記モータ駆動回路26ま
たはモータ駆動回路28を作動させる駆動手段(第1図に
示す駆動手段3に対応)と、前記開方向操作スイッチ17
または閉方向操作スイッチ18のオン(ON)操作に応じて
オープンスイッチ回路23またはクローズスイッチ回路24
から出力する開方向信号または閉方向信号によってオン
−オフ操作を検出するスイッチ操作検出手段(第1図に
示すスイッチ操作検出手段6に対応)と、前記スイッチ
操作検出手段のオン−オフ操作信号を基準時間t1内で計
数する計数手段(第1図に示す計数手段5に対応)と、
前記計数手段により計数した計数値Xと所定値nとを比
較してX>nの状態にあるか否かを判別する比較判別手
段(第1図に示す比較判別手段6に対応)と、前記比較
判別手段での判別結果がX>nの場合には所定時間t2で
モータ駆動回路26またはモータ駆動回路28を非作動状態
にして駆動用モータ16への通電を遮断する遮断手段(第
1図に示す遮断手段7に対応)とを備えた構成を有する
ものである。 前記開方向駆動用リレー25は、前記モータ駆動回路26の
NPN形トランジスタTr1を介した作動によって励磁される
リレーコイル25aと、前記リレーコイル25aの励磁により
アース側接点25bから電源側接点25cへ吸収される可動接
片25dと備えた構造を有するものである。 前記閉方向駆動用リレー27は、前記モータ駆動回路28の
NPN形トランジスタTr2を介した作動によって励磁される
リレーコイル27aと、前記リレーコイル27aの励磁により
アース側接点27bから電源側接点27cへ吸収される可動接
片27dと備えた構造を有するものである。 次に、上記した構成のサンルーフ駆動装置11の作動につ
いて、第4図および第5図を含めて説明する。 イグニッションスイッチ19をオン(ON)状態にすること
により、コントローラ20内のマイクロコンピュータ22へ
の電源投入によって該マイクロコンピュータ22が作動を
開始する。 この状態において、第4図に示すプログラムも作動を開
始しており、第4図のステップ101において、ディセー
ブルフラグが“1"であるか否かを判別しており、ディセ
ーブルフラグが“1"ではないと判別した場合(NO)に
は、ステップ102において、開方向操作スイッチ17また
は閉方向操作スイッチ18がオフ(OFF)状態からオン(O
N)状態に移行したか否かを判別している。 すなわち、開方向操作スイッチ17をオン(ON)操作した
場合には、その操作がコントローラ21内のオープンスイ
ッチ回路23からマイクロコンピュータ22に入力され、前
記マイクロコンピュータ22によってモータ駆動回路26を
介してトランジスタTr1を作動状態にし、開方向駆動用
リレー25のリレーコイル25aを励磁して可動接片25dを電
源側接点25c側に吸引し、電源20からイグニッションス
イッチ19(オン状態),コントローラ21内における開方
向駆動用リレー25の電源側接点25c,可動側接片25d,駆動
用モータ16,閉方向駆動用リレー27の可動接片27d,アー
ス側接点27b,検出用抵抗30を経てアースに至る回路が成
立し、駆動用モータ16は可動ルーフ14を開方向に駆動す
る。 また、閉方向操作スイッチ18をオン(ON)操作した場合
には、その操作がコントローラ21内のクローズスイッチ
回路24からマイクロコンピュータ22に入力され、前記マ
イクロコンピュータ22によってモータ駆動回路28を介し
てトランジスタTr2を作動状態にし、閉方向駆動用リレ
ー27のリレーコイル27aを励磁して可動接片27dを吸引
し、電源20からイグニッションスイッチ19(オン状
態),コントローラ21内における閉方向駆動用リレー27
の電源側接点27c,可動接片27d,駆動用モータ16,開方向
駆動用リレー25の可動接片25d,アース側接点25b,検出用
抵抗30を経てアースに到る回路が成立し、駆動用モータ
16は可動ルーフ14を閉方向に駆動する。 そして、前記ステップ102において、開方向操作スイッ
チ17または閉方向操作スイッチ18がオフ(OFF)状態か
らオン(ON)状態に移行したと判別した場合(YES)に
は、開方向操作スイッチ17または閉方向操作スイッチ18
がオン(ON)操作されたものとして、ステップ103にお
いて、オペレーションフラグを“1"にすると共にオペレ
ーションカウンタXを加算する。 さらに、ステップ104において、オペレーションタイマ
ーTを加算し、ステップ105において、前記オペレーシ
ョンタイマーTが基準時間t1と一致したか否かを判別す
る。 そして、前記ステップ105において、オペレーションタ
イマーTが基準時間t1と一致したと判別した場合(YE
S)には、ステップ106において、オペレーションカウン
タXの値が所定値nより大きい、すなわちX>nの関係
にあるか否か判別しており、X>nの関係であると判別
した場合(YES)には、例えば子供などのいたずらによ
って各操作スイッチ17,18のいずれかが第5図に示すよ
うなオン−オフ操作が行なわれたとして、ステップ107
において、ディセーブルフラグを“1"に設定する。 さらに、ステップ108において、オペレーションフラ
グ,オペレーションカウンタXおよびオペレーションタ
イマーTを“0"(リセット)にする。 また、前記ステップ102において、各操作スイッチ17,18
のいずれもオフ(OFF)状態からオン(ON)状態に移行
していないと判別した場合(NO)には、ステップ110に
おいて、オペレーションフラグが“1"であるか否かを判
別しており、オペレーションフラグが“1"ではないと判
別した場合(NO)には、各操作スイッチ17,18のいずれ
もオフ(OFF)操作、すなわち可動ルーフ14を開閉して
いない状態であるとして、ステップ104〜ステップ108を
飛越すことになる。 また、前記ステップ110において、オペレーションフラ
グが“1"であると判別した場合(YES)には、各操作ス
イッチ17,18のいずれかをオン(ON)状態にしたのち現
在がオフ(OFF)状態であるとしてステップ104に移行す
る。 さらに、前記ステップ105において、オペレーションタ
イマーTが基準時間t1と一致していないと判別した場合
(NO)には、基準時間t1内でのオペレーションカウンタ
Xの計数が終了していないとして、ステップ106〜ステ
ップ108を飛越すことになる。 また、前記ステップ106において、オペレーションカウ
ンタXの値が所定値nよりも大きくないと判別した場合
(NO)には、各操作スイッチ17,18のいずれかを短い周
期で繰返しオン−オフ操作を行なう、例えば子供などの
いたずらによって各操作スイッチ17,18のいずれかが第
5図に示すような操作が行われず、正常な操作が行われ
ているとして、ステップ107,108を飛越すことになる。 そして、ステップ120において、各操作スイッチ17,18の
いずれかがオン(ON)状態であるか否かを判別してお
り、各操作スイッチ17,18のいずれかがオン(ON)状態
であると判別した場合(YES)には、ステップ121におい
て、ディセーブルフラグが“1"であるか否かを判別して
いる。 前記ステップ121において、ディセーブルフラグが“1"
ではないと判別した場合(NO)、すなわち各操作スイッ
チ17,18のいずれかが第5図に示すような操作が行なわ
れていないと判別した場合には、ステップ122におい
て、駆動用モータ16がオン(ON)状態か否かを判別して
いる。 前記ステップ122において、駆動用モータ16はロック状
態ではないと判別した場合(NO)には、ステップ123に
おいて、駆動用モータ16を回転状態のままにする。 また、前記ステップ120において、各操作スイッチ17,18
のいずれもオン(ON)状態ではないと判別した場合(N
O)には、ステップ124において、駆動用モータ16を停止
状態にする。すなわち、モータ駆動回路26,28を非作動
状態にして駆動用モータ16への通電を遮断する。 さらに、前記ステップ121において、ディセーブルフラ
グが“1"であると判別した場合(YES)には、第5図に
示す基準時間t1が経過した状態にあるとして、駆動用モ
ータ16を停止状態にする。 また、前記ステップ122において、駆動用モータ16がロ
ック状態であると判別した場合(YES)には、前記ステ
ップ124において、駆動用モータ16を停止状態にする。 さらに、前記ステップ101において、ディセーブルフラ
グが“1"であると判別した場合(YES)には、第5図に
示す基準時間t1が経過した状態にあると共に、駆動用モ
ータ16を停止状態にあるとして、ステップ130におい
て、オペレーションタイマーTを新たに加算し、ステッ
プ131において、オペレーションタイマーTが所定時間t
2と一致したか否かを判別する。すなわち、各操作スイ
ッチ17,18のいずれかを所定時間t2内で第5図に示すよ
うに操作した場合には、駆動用モータ16へのモータ電流
は第5図の実線で示すように印加されていない状態にあ
る。 そして、前記ステップ131において、オペレーションタ
イマーTが所定時間t2と一致しないと判別した場合(N
O)には、前記ステップ120に移行する。 また、前記ステップ131において、オペレーションタイ
マーTが所定時間t2と一致したと判別した場合(YES)
には、ステップ132において、ディセーブルフラグおよ
びオペレーションタイマーTを“0"(リセット)にす
る。 したがって、各操作スイッチ17,18のいずれかを第5図
に示すようにオン−オフ操作した場合でも、基準時間t1
経過後の所定時間t2内においては、駆動用モータ16に電
流が印加されることはないため、図中破線で示す従来の
ものと比べて駆動用モータ16に印加される平均電流値を
所定時間t2分だけ小さくすることが可能になり、小さく
なった分だけ駆動用モータ16およびコントローラ21の発
熱および焼損を防ぐことになる。 また、基準時間t1と所定時間t2との関係をt1=t2とした
場合には、駆動用モータ16に印加される平均電流値が1/
2になるため、駆動用モータ16およびコントローラ21の
冷却をより促進し、駆動用モータ16およびコントローラ
21の発熱および焼損を原因とする故障を防止することが
可能になる。 なお、上記した実施例では、サンルーフ駆動装置11を例
に挙げて説明したが、この考案に係るモータ駆動装置は
パワーウインド装置に利用しても同様の効果が得られ
る。
以上説明してきたように、請求項(1)記載の考案に係
るモータ駆動装置によれば、正回転信号および逆回転信
号を出力する操作スイッチと、前記操作スイッチから出
力する正回転信号または逆回転信号に応じて駆動用モー
タを正回転方向または逆回転方向に駆動する駆動手段
と、前記操作スイッチのオン−オフ操作を検出するスイ
ッチ操作検出手段と、前記スイッチ操作検出手段によっ
て検出したオン−オフ操作信号を基準時間t1内で計数す
る計数手段と、前記計数手段により計数した基準時間t1
内の計数値Xと所定値nとを比較してX>nの状態にあ
るか否かを判別する比較判別手段と、前記比較判別手段
での判別結果がX>nの場合には所定時間t2で駆動用モ
ータへの通電を遮断する遮断手段とを備えた構成とした
ことにより、基準時間t1内での計数値xが所定値nより
も大きい(X>n)の場合に所定時間t2で駆動用モータ
への通電を遮断するため、例えば子供などのいたずらな
どによって操作スイッチのオン−オフ操作が短い周期で
繰返し行なわれたような場合であっても、基準時間t1経
過後の所定時間t2内において、操作スイッチのオン−オ
フ操作に関係なく駆動用モータへの通電を遮断するた
め、駆動用モータに印加される平均電流値を所定時間t2
分だけ小さくすることができる。したがって、駆動用モ
ータおよび回路に過度の負荷がかからず、発熱や焼損な
どによって故障が生じるのを防止するという優れた効果
が得られる。 請求項(2)記載の考案に係るモータ駆動装置は、請求
項(1)記載のモータ駆動装置において、基準時間t1と
所定時間t2との関係をt1=t2とした構成としたことによ
り、請求項(1)記載の効果に加えて、駆動用モータに
印加される平均電流値が1/2になるため、請求項(1)
記載の考案に比べて駆動用モータおよび回路の耐久性能
の低下をより一層防止することができるという優れた効
果が得られる。
るモータ駆動装置によれば、正回転信号および逆回転信
号を出力する操作スイッチと、前記操作スイッチから出
力する正回転信号または逆回転信号に応じて駆動用モー
タを正回転方向または逆回転方向に駆動する駆動手段
と、前記操作スイッチのオン−オフ操作を検出するスイ
ッチ操作検出手段と、前記スイッチ操作検出手段によっ
て検出したオン−オフ操作信号を基準時間t1内で計数す
る計数手段と、前記計数手段により計数した基準時間t1
内の計数値Xと所定値nとを比較してX>nの状態にあ
るか否かを判別する比較判別手段と、前記比較判別手段
での判別結果がX>nの場合には所定時間t2で駆動用モ
ータへの通電を遮断する遮断手段とを備えた構成とした
ことにより、基準時間t1内での計数値xが所定値nより
も大きい(X>n)の場合に所定時間t2で駆動用モータ
への通電を遮断するため、例えば子供などのいたずらな
どによって操作スイッチのオン−オフ操作が短い周期で
繰返し行なわれたような場合であっても、基準時間t1経
過後の所定時間t2内において、操作スイッチのオン−オ
フ操作に関係なく駆動用モータへの通電を遮断するた
め、駆動用モータに印加される平均電流値を所定時間t2
分だけ小さくすることができる。したがって、駆動用モ
ータおよび回路に過度の負荷がかからず、発熱や焼損な
どによって故障が生じるのを防止するという優れた効果
が得られる。 請求項(2)記載の考案に係るモータ駆動装置は、請求
項(1)記載のモータ駆動装置において、基準時間t1と
所定時間t2との関係をt1=t2とした構成としたことによ
り、請求項(1)記載の効果に加えて、駆動用モータに
印加される平均電流値が1/2になるため、請求項(1)
記載の考案に比べて駆動用モータおよび回路の耐久性能
の低下をより一層防止することができるという優れた効
果が得られる。
第1図はこの考案に係るモータ駆動装置の基本構成を示
す機能ブロック図、第2図はこの考案に係るモータ駆動
装置の一実施例によるサンルーフ駆動装置の回路構成を
示す説明図、第3図はサンルーフ駆動装置の構造を示す
概略斜視図、第4図は第2図のマイクロコンピュータに
内蔵されたプログラムを示すフローチャート、第5図は
操作スイッチとモータ電流との関係を示す時間経過説明
図である。 1,17…開方向操作スイッチ、1,18…閉方向操作スイッ
チ、2,16…駆動用モータ、3,22…駆動手段、4,22…スイ
ッチ操作検出手段、5,22…計数手段、6,22…比較判別手
段、7,22…遮断手段。
す機能ブロック図、第2図はこの考案に係るモータ駆動
装置の一実施例によるサンルーフ駆動装置の回路構成を
示す説明図、第3図はサンルーフ駆動装置の構造を示す
概略斜視図、第4図は第2図のマイクロコンピュータに
内蔵されたプログラムを示すフローチャート、第5図は
操作スイッチとモータ電流との関係を示す時間経過説明
図である。 1,17…開方向操作スイッチ、1,18…閉方向操作スイッ
チ、2,16…駆動用モータ、3,22…駆動手段、4,22…スイ
ッチ操作検出手段、5,22…計数手段、6,22…比較判別手
段、7,22…遮断手段。
Claims (2)
- 【請求項1】正回転信号および逆回転信号を出力する操
作スイッチと、前記操作スイッチから出力する正回転信
号または逆回転信号に応じて駆動用モータを正回転方向
または逆回転方向に駆動する駆動手段と、前記操作スイ
ッチのオン(ON)−オフ(OFF)操作を検出するスイッ
チ操作検出手段と、前記スイッチ操作検出手段によって
検出したオン−オフ操作信号を基準時間t1内で計数する
計数手段と、前記計数手段により計数した基準時間t1内
の計数値Xと所定値nとを比較してX>nの状態にある
か否かを判別する比較判別手段と、前記比較判別手段で
の判別結果がX>nの場合には所定時間t2で前記駆動用
モータへの通電を遮断する遮断手段とを備えたことを特
徴とするモータ駆動装置。 - 【請求項2】請求項(1)記載のモータ駆動装置におい
て基準時間t1と所定時間t2との関係をt1=t2としたもの
であることを特徴とするモータ駆動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989076872U JPH0739310Y2 (ja) | 1989-06-29 | 1989-06-29 | モータ駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989076872U JPH0739310Y2 (ja) | 1989-06-29 | 1989-06-29 | モータ駆動装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0318637U JPH0318637U (ja) | 1991-02-25 |
JPH0739310Y2 true JPH0739310Y2 (ja) | 1995-09-06 |
Family
ID=31618730
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989076872U Expired - Lifetime JPH0739310Y2 (ja) | 1989-06-29 | 1989-06-29 | モータ駆動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0739310Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012036724A (ja) * | 2011-10-04 | 2012-02-23 | Omron Automotive Electronics Co Ltd | 開閉体制御装置 |
-
1989
- 1989-06-29 JP JP1989076872U patent/JPH0739310Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012036724A (ja) * | 2011-10-04 | 2012-02-23 | Omron Automotive Electronics Co Ltd | 開閉体制御装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0318637U (ja) | 1991-02-25 |
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