JPH0739297U - インバータ装置 - Google Patents

インバータ装置

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JPH0739297U
JPH0739297U JP6786093U JP6786093U JPH0739297U JP H0739297 U JPH0739297 U JP H0739297U JP 6786093 U JP6786093 U JP 6786093U JP 6786093 U JP6786093 U JP 6786093U JP H0739297 U JPH0739297 U JP H0739297U
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sine wave
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 励磁確立のために位相固定時間を確保する運
転開始方法にしながら主スイッチ素子の劣化・破損を防
止する。 【構成】 正弦波のサンプルデータから正弦波電圧信号
を得、この正弦波電圧信号とキャリアの比較によってP
WM波形を得てインバータ部の主スイッチ素子のオン・
オフ制御を行い、運転開始時に前記正弦波電圧信号の位
相を所定時間だけ固定するインバータ装置において、運
転開始の回数をカウントするカウンタを設け、運転開始
のつどカウンタ値Nをインクリメントし(S1)、カウ
ンタ値Nによってサンプルデータを記憶するROMのア
ドレスを60度ステップで切り替え(S2)、このアド
レスになる正弦波位相データをD/A変換(S3)して
運転開始の固定位相とした運転を行い(S4)、停止時
にカウンタの値Nが最大値6になるときに初期値0に戻
す繰り返しを行う(S5,S6)。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、PWM波形発生のための正弦波発生回路を改良したインバータ装置 に関する。
【0002】
【従来の技術】
図2は、インバータ装置を示す。コンバータ部1は、三相交流電源から交流電 力を入力し、直流電力に変換する。コンデンサ2は、コンバータ部1の直流出力 を平滑する。インバータ部3は、コンバータ部1の直流出力を電源とし、制御し た電圧と周波数の交流出力を得て誘導電動機4等の負荷に供給する。
【0003】 インバータ部3の電力変換制御は、周波数と振幅を調整した正弦波とキャリア になる三角波との比較によるPWM波形を正弦波生成部5に得、このPWM波形 にしたがってドライバ6によりインバータ部3の各相主スイッチ素子(図示では トランジスタ)をオン・オフ駆動することでなされる。
【0004】 正弦波生成部5における正弦波の生成は、マイクロコンピュータ7から正弦波 データを得ることでなされる。
【0005】 図3は、正弦波発生回路例を示す。マイクロコンピュータ7は、正弦波の半周 期または1/4、1周期のサンプルデータをROM等の不揮発性メモリに記憶し ておき、このデータを正弦波位相にしたがって繰り返し読み出すことにより、U 相及びW相の正弦波サンプルデータ列を繰り返し発生する。この読み出しは、イ ンバータの運転周波数に応じた速度に合わせることにより、正弦波サンプルデー タ列の周波数が調整される。。
【0006】 同時に、マイクロコンピュータ7は、周波数に応じたインバータの出力電圧を 規定する電圧制御データVrefを発生する。
【0007】 正弦波生成部5は、D/A変換器51によって電圧制御データVrefに応じ たアナログ電圧を正弦波の振幅制御信号として得、D/A変換器52、53はそれ ぞれU,W相のサンプルデータからアナログ電圧のU,W相信号を得る。
【0008】 このD/A変換器52、53での変換利得がD/A変換器51からの振幅制御信 号で制御されることにより、D/A変換器52、53の出力VU,VWに周波数と電 圧が制御されたU,W相のアナログ信号を得る。
【0009】 加算器54は、D/A変換器52、53の両出力を加算及び反転することにより 、V相のアナログ信号を得る。これら各相の信号VU,VV,VWは、図示省略す る三角波とのレベル比較等によってPWM波形に変換される。さらには、PWM 波形に対してインバータ部3の主スイッチ素子の上下アームの短絡防止のための デッドタイム処理がなされる。
【0010】 ここで、インバータの運転開始時の三相交流波形の発生は、図4に示すように される。運転開始時刻t0から時刻t1までは、U,V,W相の位相が一定となる ようマイクロコンピュータ7側のデータ読み出し位相を固定しておく。この期間 は、電動機4の励磁確立の時間になり、この時間を取ることによって電動機の実 速の指令に対する運転開始時の追従を良くしている。
【0011】 以上までの正弦波発生処理は、電流形インバータの場合も同様になされる。
【0012】
【考案が解決しようとする課題】
従来装置では、インバータの運転開始時に、電動機の励磁確立の時間を取るた め、一定の時間だけ出力位相を固定しておき、電動機に直流電圧又は電流を供給 する。
【0013】 この励磁確立の時間を取ることは、位相を動かし始めた後の、図4のA点以降 の電動機の動作を指令に追従させるという点で効果がある。
【0014】 しかし、同図の例では常にU相が最大となる位相から開始し、U相の主スイッ チ素子に大きな電流(他の相は半分の電流)が流れることになる。このような電 流集中は、長期間使用又は頻繁な運転と停止の繰り返しになる場合に特定の主ス イッチ素子の劣化を加速させたり、大きな電流による破損を起こし易くする問題 があった。
【0015】 本考案の目的は、励磁確立のために位相固定時間を確保する運転開始方法にし ながら主スイッチ素子の劣化・破損を防止するインバータ装置を提供することに ある。
【0016】
【課題を解決するための手段】
本考案は、前記課題の解決を図るため、正弦波のサンプルデータから正弦波電 圧信号を得、この正弦波電圧信号とキャリアの比較によってPWM波形を得てイ ンバータ部の主スイッチ素子のオン・オフ制御を行い、運転開始時に前記正弦波 電圧信号の位相を所定時間だけ固定するインバータ装置において、運転開始の回 数をカウントするカウンタ手段と、運転開始時に前記カウンタのカウント値に応 じて前記サンプルデータの読み出しのためのアドレスを切り替えて正弦波サンプ ルデータとして出力する制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0017】
【作用】
運転開始時の位相をカウンタでカウントする運転回数に応じて切り替えること により、励磁確立のために運転開始時に所定時間の位相固定をするのに異なる位 相とし、運転開始時にインバータ部の特定の主スイッチ素子に大きな直流電流が 流れるのを防止し、特定の主スイッチ素子の劣化・破損を防止する。
【0018】
【実施例】
図1は、本考案の一実施例を示すフローチャートであり、マイクロコンピュー タ7による正弦波データ発生のためのソフトウエア構成を示す。
【0019】 図3の構成において、マイクロコンピュータ7は、正弦波データを格納するR OMには以下の表1に例示するU,W相のサンプルデータを書き込んでおく。
【0020】
【表1】
【0021】 この表1では8ビットのデータになり、読み出しアドレス(位相角度に対応) を順次増減することによりU,W相の正弦波データ列を発生する。
【0022】 また、マイクロコンピュータ7は、インバータの運転開始回数をカウント値と する運転回数カウンタ(ソフトまたはハード)を備えている。
【0023】 図1において、マイクロコンピュータ7は、インバータの運転停止から運転開 始に入る時に運転回数カウンタの値Nをインクリメントし(S1)、正弦波デー タを記憶するROMのアクセスにその開始アドレスをN×60だけ加算する(S 2)。
【0024】 この後、ROMをアクセスし、U,W相の正弦波データを順次読み出して正弦 波生成部5に与える(S3)。以後、運転停止まで(S4)は、アドレスを順次 インクリメントしたデータの読み出しと発生を行う。
【0025】 インバータの運転停止時はカウンタの値Nが最大値6にあるか否かを判定し( S5)、最大値でなければ次の運転開始時にステップS1に戻ってカウンタの値 Nをインクリメントする。最大値にあれば、カウンタの値Nを零にセットし、次 の運転開始に備える(S6)。
【0026】 したがって、マイクロコンピュータ7による正弦波データの発生は、カウンタ の値Nによって運転開始時の位相が60度単位で切り替えられ、6回の切り替え で最初の位相のデータに戻される。
【0027】 これにより、運転開始時の位相は図4のA,D,B,E,C,Fの順で切り替 えられ、運転開始時に励磁確立のために所定時間だけ位相を固定するも、特定の 主スイッチ素子に大きな電流が流れるのを防止できる。
【0028】 なお、実施例において、運転開始時の位相切り替え幅は、60度に限らず30 度毎など360度の整数分の1の幅にして同等の作用効果を奏する。
【0029】
【考案の効果】
以上のとおり、本考案によれば、運転開始時に正弦波電圧信号の位相を所定時 間だけ固定するインバータ装置において、運転開始の回数をカウントするカウン タを設け、運転開始時にカウンタの値に応じて正弦波データの読み出し位相を変 えることにより、励磁確立のために運転開始時に所定時間の位相固定をするのに 異なる位相とするため、運転開始時にインバータ部の特定の主スイッチ素子に大 きな直流電流が流れるのを防止し、特定の主スイッチ素子の劣化・破損を防止す ることができ、主スイッチ素子の長寿命化、ひいてはインバータ装置の信頼性向 上と長寿命化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示すフローチャート。
【図2】インバータ装置の例。
【図3】正弦波発生回路の例。
【図4】インバータ制御による3相交流と位相開始点。
【符号の説明】
1…コンバータ部 3…インバータ部 5…正弦波生成部 6…ドライバ 7…マイクロコンピュータ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 正弦波のサンプルデータから正弦波電圧
    信号を得、この正弦波電圧信号とキャリアの比較によっ
    てPWM波形を得てインバータ部の主スイッチ素子のオ
    ン・オフ制御を行い、運転開始時に前記正弦波電圧信号
    の位相を所定時間だけ固定するインバータ装置におい
    て、運転開始の回数をカウントするカウンタ手段と、運
    転開始時に前記カウンタのカウント値に応じて前記サン
    プルデータの読み出しのためのアドレスを切り替えて正
    弦波サンプルデータとして出力する制御手段とを備えた
    ことを特徴とするインバータ装置。
JP6786093U 1993-12-21 1993-12-21 インバータ装置 Expired - Fee Related JP2600460Y2 (ja)

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JPH0739297U true JPH0739297U (ja) 1995-07-14
JP2600460Y2 JP2600460Y2 (ja) 1999-10-12

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