JP2600460Y2 - インバータ装置 - Google Patents

インバータ装置

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JP2600460Y2
JP2600460Y2 JP6786093U JP6786093U JP2600460Y2 JP 2600460 Y2 JP2600460 Y2 JP 2600460Y2 JP 6786093 U JP6786093 U JP 6786093U JP 6786093 U JP6786093 U JP 6786093U JP 2600460 Y2 JP2600460 Y2 JP 2600460Y2
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sine wave
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inverter
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幸治 山田
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、PWM波形発生のため
の正弦波発生回路を改良したインバータ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図2は、インバータ装置を示す。コンバ
ータ部1は、三相交流電源から交流電力を入力し、直流
電力に変換する。コンデンサ2は、コンバータ部1の直
流出力を平滑する。インバータ部3は、コンバータ部1
の直流出力を電源とし、制御した電圧と周波数の交流出
力を得て誘導電動機4等の負荷に供給する。
【0003】インバータ部3の電力変換制御は、周波数
と振幅を調整した正弦波とキャリアになる三角波との比
較によるPWM波形を正弦波生成部5に得、このPWM
波形にしたがってドライバ6によりインバータ部3の各
相主スイッチ素子(図示ではトランジスタ)をオン・オ
フ駆動することでなされる。
【0004】正弦波生成部5における正弦波の生成は、
マイクロコンピュータ7から正弦波データを得ることで
なされる。
【0005】図3は、正弦波発生回路例を示す。マイク
ロコンピュータ7は、正弦波の半周期または1/4、1
周期のサンプルデータをROM等の不揮発性メモリに記
憶しておき、このデータを正弦波位相にしたがって繰り
返し読み出すことにより、U相及びW相の正弦波サンプ
ルデータ列を繰り返し発生する。この読み出しは、イン
バータの運転周波数に応じた速度に合わせることによ
り、正弦波サンプルデータ列の周波数が調整される。。
【0006】同時に、マイクロコンピュータ7は、周波
数に応じたインバータの出力電圧を規定する電圧制御デ
ータVrefを発生する。
【0007】正弦波生成部5は、D/A変換器51によ
って電圧制御データVrefに応じたアナログ電圧を正
弦波の振幅制御信号として得、D/A変換器52、53
それぞれU,W相のサンプルデータからアナログ電圧の
U,W相信号を得る。
【0008】このD/A変換器52、53での変換利得が
D/A変換器51からの振幅制御信号で制御されること
により、D/A変換器52、53の出力VU,VWに周波数
と電圧が制御されたU,W相のアナログ信号を得る。
【0009】加算器54は、D/A変換器52、53の両
出力を加算及び反転することにより、V相のアナログ信
号を得る。これら各相の信号VU,VV,VWは、図示省
略する三角波とのレベル比較等によってPWM波形に変
換される。さらには、PWM波形に対してインバータ部
3の主スイッチ素子の上下アームの短絡防止のためのデ
ッドタイム処理がなされる。
【0010】ここで、インバータの運転開始時の三相交
流波形の発生は、図4に示すようにされる。運転開始時
刻t0から時刻t1までは、U,V,W相の位相が一定と
なるようマイクロコンピュータ7側のデータ読み出し位
相を固定しておく。この期間は、電動機4の励磁確立の
時間になり、この時間を取ることによって電動機の実速
の指令に対する運転開始時の追従を良くしている。
【0011】以上までの正弦波発生処理は、電流形イン
バータの場合も同様になされる。
【0012】
【考案が解決しようとする課題】従来装置では、インバ
ータの運転開始時に、電動機の励磁確立の時間を取るた
め、一定の時間だけ出力位相を固定しておき、電動機に
直流電圧又は電流を供給する。
【0013】この励磁確立の時間を取ることは、位相を
動かし始めた後の、図4のA点以降の電動機の動作を指
令に追従させるという点で効果がある。
【0014】しかし、同図の例では常にU相が最大とな
る位相から開始し、U相の主スイッチ素子に大きな電流
(他の相は半分の電流)が流れることになる。このよう
な電流集中は、長期間使用又は頻繁な運転と停止の繰り
返しになる場合に特定の主スイッチ素子の劣化を加速さ
せたり、大きな電流による破損を起こし易くする問題が
あった。
【0015】本考案の目的は、励磁確立のために位相固
定時間を確保する運転開始方法にしながら主スイッチ素
子の劣化・破損を防止するインバータ装置を提供するこ
とにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本考案は、前記課題の解
決を図るため、正弦波のサンプルデータから正弦波電圧
信号を得、この正弦波電圧信号とキャリアの比較によっ
てPWM波形を得てインバータ部の主スイッチ素子のオ
ン・オフ制御を行い、運転開始時に前記正弦波電圧信号
の位相を所定時間だけ固定するインバータ装置におい
て、運転開始の回数をカウントするカウンタ手段と、運
転開始時に前記カウンタのカウント値に応じて前記サン
プルデータの読み出しのためのアドレスを切り替えて正
弦波サンプルデータとして出力する制御手段とを備えた
ことを特徴とする。
【0017】
【作用】運転開始時の位相をカウンタでカウントする運
転回数に応じて切り替えることにより、励磁確立のため
に運転開始時に所定時間の位相固定をするのに異なる位
相とし、運転開始時にインバータ部の特定の主スイッチ
素子に大きな直流電流が流れるのを防止し、特定の主ス
イッチ素子の劣化・破損を防止する。
【0018】
【実施例】図1は、本考案の一実施例を示すフローチャ
ートであり、マイクロコンピュータ7による正弦波デー
タ発生のためのソフトウエア構成を示す。
【0019】図3の構成において、マイクロコンピュー
タ7は、正弦波データを格納するROMには以下の表1
に例示するU,W相のサンプルデータを書き込んでお
く。
【0020】
【表1】
【0021】この表1では8ビットのデータになり、読
み出しアドレス(位相角度に対応)を順次増減すること
によりU,W相の正弦波データ列を発生する。
【0022】また、マイクロコンピュータ7は、インバ
ータの運転開始回数をカウント値とする運転回数カウン
タ(ソフトまたはハード)を備えている。
【0023】図1において、マイクロコンピュータ7
は、インバータの運転停止から運転開始に入る時に運転
回数カウンタの値Nをインクリメントし(S1)、正弦
波データを記憶するROMのアクセスにその開始アドレ
スをN×60だけ加算する(S2)。
【0024】この後、ROMをアクセスし、U,W相の
正弦波データを順次読み出して正弦波生成部5に与える
(S3)。以後、運転停止まで(S4)は、アドレスを
順次インクリメントしたデータの読み出しと発生を行
う。
【0025】インバータの運転停止時はカウンタの値N
が最大値6にあるか否かを判定し(S5)、最大値でな
ければ次の運転開始時にステップS1に戻ってカウンタ
の値Nをインクリメントする。最大値にあれば、カウン
タの値Nを零にセットし、次の運転開始に備える(S
6)。
【0026】したがって、マイクロコンピュータ7によ
る正弦波データの発生は、カウンタの値Nによって運転
開始時の位相が60度単位で切り替えられ、6回の切り
替えで最初の位相のデータに戻される。
【0027】これにより、運転開始時の位相は図4の
A,D,B,E,C,Fの順で切り替えられ、運転開始
時に励磁確立のために所定時間だけ位相を固定するも、
特定の主スイッチ素子に大きな電流が流れるのを防止で
きる。
【0028】なお、実施例において、運転開始時の位相
切り替え幅は、60度に限らず30度毎など360度の
整数分の1の幅にして同等の作用効果を奏する。
【0029】
【考案の効果】以上のとおり、本考案によれば、運転開
始時に正弦波電圧信号の位相を所定時間だけ固定するイ
ンバータ装置において、運転開始の回数をカウントする
カウンタを設け、運転開始時にカウンタの値に応じて正
弦波データの読み出し位相を変えることにより、励磁確
立のために運転開始時に所定時間の位相固定をするのに
異なる位相とするため、運転開始時にインバータ部の特
定の主スイッチ素子に大きな直流電流が流れるのを防止
し、特定の主スイッチ素子の劣化・破損を防止すること
ができ、主スイッチ素子の長寿命化、ひいてはインバー
タ装置の信頼性向上と長寿命化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示すフローチャート。
【図2】インバータ装置の例。
【図3】正弦波発生回路の例。
【図4】インバータ制御による3相交流と位相開始点。
【符号の説明】
1…コンバータ部 3…インバータ部 5…正弦波生成部 6…ドライバ 7…マイクロコンピュータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H02M 7/42 - 7/98 H02P 7/628 - 7/632

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 正弦波のサンプルデータから正弦波電圧
    信号を得、この正弦波電圧信号とキャリアの比較によっ
    てPWM波形を得てインバータ部の主スイッチ素子のオ
    ン・オフ制御を行い、運転開始時に前記正弦波電圧信号
    の位相を所定時間だけ固定するインバータ装置におい
    て、運転開始の回数をカウントするカウンタ手段と、運
    転開始時に前記カウンタのカウント値に応じて前記サン
    プルデータの読み出しのためのアドレスを切り替えて正
    弦波サンプルデータとして出力する制御手段とを備えた
    ことを特徴とするインバータ装置。
JP6786093U 1993-12-21 1993-12-21 インバータ装置 Expired - Fee Related JP2600460Y2 (ja)

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JPH0739297U JPH0739297U (ja) 1995-07-14
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