JPH0738898U - 液化ガスの充填装置 - Google Patents

液化ガスの充填装置

Info

Publication number
JPH0738898U
JPH0738898U JP6658693U JP6658693U JPH0738898U JP H0738898 U JPH0738898 U JP H0738898U JP 6658693 U JP6658693 U JP 6658693U JP 6658693 U JP6658693 U JP 6658693U JP H0738898 U JPH0738898 U JP H0738898U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
opening
main body
closing valve
filling nozzle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP6658693U
Other languages
English (en)
Other versions
JP2575421Y2 (ja
Inventor
正男 井桁
Original Assignee
明光産業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 明光産業株式会社 filed Critical 明光産業株式会社
Priority to JP1993066586U priority Critical patent/JP2575421Y2/ja
Publication of JPH0738898U publication Critical patent/JPH0738898U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2575421Y2 publication Critical patent/JP2575421Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】液化ガスの供給,停止動作を迅速に図ると共
に、ガス漏れ対策を充分考慮して安全性を向上せしめた
液化ガスの充填装置を提供することである。 【構成】内部流路11,14を連通せしめて一体化され
る本体aと本体bとで構成し、ガス供給側と接続される
本体a側に第1開閉弁7を、そして充填ノズル23を接
続する本体b側の上記充填ノズル23近傍に第2開閉弁
17を備えた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、液化ガスの充填装置に関する。 尚、本明細書において液化ガスとは、液化石油ガス(LPG),液化天然ガス (LNG),液化窒素ガスあるいは液化酸素等の周知の液化ガス全般を総称する ものとする。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の装置として実公昭50−36265号公報記載のものが知られ ており、上記装置は先端をガス充填ノズル、後端をガス供給側接続部とする器体 内において、該器体を構成するシリンダー内に設けた前後進可能なピストンロッ ドの先端に、充填ノズルを備えた弁体を設け、上記充填ノズルはその後端を弁体 内において前後摺動可能に配すると共にその後端に掛止突子を設け、そして該掛 止突子はその後端に圧縮コイルバネを介在して常時弁座側に付勢されてなるもの であり、上記ロッドの前進作動に伴って、弁体が前進して掛止突子を弁座から離 間せしめることにより開放せしめ、開放した通路を介して液化ガスを充填ノズル へと誘導するものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記従来技術は器体内に設けられた上記一の開閉弁のみでガスの供給 ,停止を図っていたため、ガス漏れ対策が充分でなく安全性の向上が望まれてい たものであった。 また、上記従来技術では開閉弁が充填ノズルから離れた位置で徐々に開閉機能 するため、ガスの停止が迅速に図れないという問題を抱えていた。
【0004】 本考案は、従来技術の有するこのような問題点に鑑みなされたものであり、そ の目的とするところは、液化ガスの停止動作を迅速に図ると共に、ガス漏れ対策 を充分考慮して安全性を向上せしめた液化ガスの充填装置を提供することである 。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本考案がなした技術的手段は、先端に備えた充填ノ ズルへと連絡する器体内流路の上流側に第1開閉弁を設けると共に、該弁体の下 流側で、かっ充填ノズルの近傍にスイッチ操作で開閉する第2開閉弁を設けたこ とである。
【0006】
【作用】
上記技術的手段により、充填ノズルをボンベの充填口に合致させ、第1開閉弁 を開放させると、該第1開閉弁を境にした上流側流路と下流側流路とが連通し、 液化ガスが第2開閉弁の上流側まで誘導到達するが、この状態では第2開閉弁の 閉弁作用により液化ガスの充填ノズルへの誘導は制止される。
【0007】 そして、上記第1開閉弁の開放作動後、充填ノズル近傍に設けた第2開閉弁を スイッチ操作により開放せしめれば、該第2開閉弁を境にした下流側流路と上流 側流路とが連通し、液化ガスが充填ノズルへと短時間のうちに誘導され、該充填 ノズルを介してボンベ内に充填される。
【0008】
【実施例】
以下、本考案液化ガスの充填装置の一実施例を図に基づいて説明する。
【0009】 図中Aは本考案装置の器体を示し、該器体Aは内部流路11,14を連通せし めて一体化される本体aと本体bとからなり、本体a側に第1開閉弁7,本体b 側に第2開閉弁17が備えられている。
【0010】 本体aは、横筒状に構成され、所望なガス供給側に接続されるガス供給側接続 筒1を後端に接続する摺動筒2と、後述する本体bに接続される本体b側接続筒 3とで一体的、かつ内部流路11連通状に構成されると共に、内部流路11に第 1開閉弁7を備えて構成され、上記摺動筒2が本体b側接続筒3の外周を前後摺 動可能に配され、その前後摺動作動により上記第1開閉弁7の開閉作動を図るも のである。
【0011】 また、本実施例ではボンベxの自動開閉装置(図示省略)に接続する把持部6 を、摺動筒2の外周面に取付け固定しており、該把持部6を持って押引すること で摺動筒2の前後作動を図るものとする。尚、上記把持部構成は一実施例にすぎ ず何等これに限定されるものではなく、他の任意構成あるいは、この種の把持部 構成を一切設けないものとしてもよく適宜変更可能なものである。
【0012】 上記本体b側接続筒3は、摺動筒2の内面に摺接する程度の外径に形成され、 その後端側3bを摺動筒2内に配すると共に、後端最端部4に弁座8を一体固着 し、前端側3aを本体bに接続する。図中12は通孔を示す。
【0013】 第1開閉弁7は、上記せる如き配された弁座8と、摺動筒2の内壁面に突設さ れている突片9とからなると共に摺動筒2内位置に配され、摺動筒2と本体bと の間にわたって配された圧縮ばね5、及び弁座8の後面8aとガス供給側接続筒 1の内面に設けられた段部10とにわたって配された圧縮ばね13の夫々のばね 力に抗して摺動筒2を前方(本体b側)へと移動せしめることにより、上記突片 9が弁座8から離間せしめられ、これにより上流側の流路11aと、下流側の流 路11bとが通孔12を介して連通される。 また、本実施例では上記圧縮ばね5と圧縮ばね13との双方により摺動筒2を ガス供給部(図示省略)側へと付勢せしめているが、例えば上記圧縮ばね5を設 けないものとしてもよく任意であり、また付勢手段は限定されず、例えば図示せ る圧縮コイルバネに代えて板ばね等を用いるものとしてもよく、従来周知の付勢 手段と適宜変更可能である。
【0014】 また、第1開閉弁7の開放状態を所定時間保持すべく、摺動筒2を前方移動位 置でロックする周知のロック機構(図示せず)を設けるものとしても良く任意で はある。
【0015】 本体bは、縦筒状に構成され、本体内縦方向に設けられた内部流路14と連通 する本体a接続孔15および充填ノズル接続孔16をその周面に設け、そして上 記本体a接続孔15と内部流路14との境に第2開閉弁17が備えられるものと し、その第2開閉弁17はエアー圧により上下作動する押棒18により開閉作動 されるものである。 また、本実施例では縦筒状とすることで本体b内の流路14を極力短くできる ため、ガスの供給,停止の迅速化が有効に図れる。
【0016】 上記第2開閉弁17は、本体a接続孔15と内部流路14との境位置における 内周面に突設した突片19と、底面20との間に配した圧縮ばね21で常に上記 突片19側に付勢され、上流側流路14aと下流側流路(充填ノズル23側)1 4bとに内部流路14を分ける弁座22とからなり、該弁座22上の流路14内 で、エアー供給部24からのエアー圧で内部流路14内を上下に摺動する押棒1 8により、上記弁座22を押圧して突片19から離間せしめることで連通せしめ る。
【0017】 この第2開閉弁17の作動は、第2開閉弁作動スイッチ(図示省略)の操作に より別作動するものであり、また瞬時に開弁,閉弁できるように、空気室25及 び空気室26内への所定圧のエアー供給作動を制御しておけば迅速な制御が図れ 好ましい。
【0018】 尚、本実施例では充填ノズル23の軸心中心線を本体aの軸心中心線よりも僅 かに上方に位置するように充填ノズル23が取り付けられており、上流側流路1 4aと最短距離とするのが好ましいが、充填ノズル23の取付け位置は何等限定 されず任意である。
【0019】 ここで、上記装置の使用方法について説明すると、まずボンベxの充填バルブ x1 に充填ノズル23を差し込み密着せしめ、そして把持部6を介して本体aの 摺動筒2を、圧縮バネ5,13に抗して前方(本体b方向)へと押動させて第1 開閉弁7を開放し、上流側流路11aと下流側流路11bとを通孔12を介して 連通せしめる。
【0020】 これにより、本体aの内部流路11内には液化ガス(LPG等)がガス供給部 (図示省略)側から供給され、本体b内に備えられた第2開閉弁17の上流側流 路14aまで誘導到達する。 しかし、この状態では第2開閉弁17の閉弁状態により液化ガスの充填ノズル 23への誘導は制止されている。
【0021】 また、本実施例では従来周知のフック27が備えられており、この第1開閉弁 7の開放時には、フック27がボンベxを抱持するものとする。尚、上記フック 27については周知の構成ゆえ、ここで説明は省略する。
【0022】 そして、次に上記第1開閉弁7の開放作動後、第2開閉弁用の作動スイッチ( 図示省略)の操作により空気室25内側に所定圧のエアーを供給し、押棒18を 押し下げて第2開閉弁17を開放せしめれば、該第2開閉弁17を境にした下流 側流路14bと上流側流路14aとが連通し、液化ガスが第2開閉弁17の上流 側流路14a、下流側流路14b、そして充填ノズル23内へと誘導され、該充 填ノズル23を介してボンベx内に所要量充填される。
【0023】 そして、所定量の液化ガス充填後、今度は上記第2開閉弁用の作動スイッチの 操作により空気室26内側に所定圧のエアーを供給すれば、押棒18が上方へ押 し上げられ弁座22への押圧力が消失するため、圧縮バネ21により弁座22が 上方へと押し上げられて突片19と弁座22とが衝止し第2開閉弁17が閉弁す る。
【0024】 そして、続いて本体aの摺動筒2の前方への押動状態を解消すれば、圧縮バネ 5,13により摺動筒2が戻り、突片9と弁座8とが衝止し第1開閉弁7は閉弁 される。
【0025】 また、上記詳述した実施例では構成上の関係から本体aと本体bとに分けるも のとしたが、第1開閉弁7の開閉作動とは別個の開閉作動により開閉される第2 開閉弁を同一体内に備えると共に、その第2開閉弁17の下流側に充填ノズル2 3を接続できる構成とすれば本実施例のように本体aとbとに分けなくとも良い ことはいうまでもない。
【0026】 さらに、上記詳述した実施例の第1開閉弁7および第2開閉弁17構成は一実 施例にすぎず、何等その構成に限定されるものではなく周知の構成に適宜変更可 能なものである。 すなわち、第1開閉弁を上記実施例の第2開閉弁17の如くエアーシリンダー により開閉されるもの、あるいは第2開閉弁を上記実施例の第1開閉弁7の如く 摺動筒の摺動作動によるものとしてもよく、または両開閉弁共にエアーシリンダ ーの作動により開閉されるもの、あるいは摺動筒の摺動作動によるもの等として もよく従来周知の開閉弁構造を適用可能である。
【0027】
【考案の効果】
本考案は、上記せる如き構成とし、第1開閉弁の下流側で、かつ充填ノズルの 近傍に第2開閉弁を設けたため、液化ガスの停止動作が迅速かつ確実に図れると 共に、ガス漏れ対策が充分考慮され安全性が大変向上せしめられた。 従って、例えば充填ノズルをボンベに装着する以前、あるいは装着不完全な時に 誤作動により第1開閉弁が開放されたとしても、第1開閉弁を境にした上流側流 路と下流側流路とが連通し、液化ガスが第2開閉弁の上流側まで誘導到達するに すぎず、この状態では第2開閉弁の閉弁作用により液化ガスの充填ノズルへの誘 導は制止されているため、スイッチ操作により第2開閉弁を開放しない限りノズ ルからガスが不本意に噴き出す虞れがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案液化ガスの充填装置の一実施例で、ガス
充填前の閉弁状態を示す縦断側面図
【図2】ガス充填時の弁開放状態を示す縦断側面図
【符号の説明】 A:器体 a,b:本体 7:第1開閉弁 11:本体a内流路 11a:上流側流路 11b:下流側流路 14:本体b内流路 14a:上流側流路 14b:下流側流路 17:第2開閉弁 23:充填ノズル

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】先端に備えた充填ノズルへと連絡する器体
    内流路の上流側に第1開閉弁を設けると共に、該弁体の
    下流側で、かっ充填ノズルの近傍にスイッチ操作で開閉
    する第2開閉弁を設けたことを特徴とする液化ガス充填
    装置。
JP1993066586U 1993-12-14 1993-12-14 液化ガスの充填装置 Expired - Lifetime JP2575421Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993066586U JP2575421Y2 (ja) 1993-12-14 1993-12-14 液化ガスの充填装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993066586U JP2575421Y2 (ja) 1993-12-14 1993-12-14 液化ガスの充填装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0738898U true JPH0738898U (ja) 1995-07-14
JP2575421Y2 JP2575421Y2 (ja) 1998-06-25

Family

ID=13320200

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1993066586U Expired - Lifetime JP2575421Y2 (ja) 1993-12-14 1993-12-14 液化ガスの充填装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2575421Y2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5036265U (ja) * 1973-07-28 1975-04-16
JPS55157200U (ja) * 1979-04-28 1980-11-12

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5036265U (ja) * 1973-07-28 1975-04-16
JPS55157200U (ja) * 1979-04-28 1980-11-12

Also Published As

Publication number Publication date
JP2575421Y2 (ja) 1998-06-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4022143B2 (ja) 耐衝撃性の瞬時オン型の弁
US11644119B2 (en) Valve and reservoir(s) for pressurized fluid
JPH02504180A (ja) 圧力封止プラグ継手
US9372485B2 (en) Flow rate control device
US9527720B2 (en) Nozzle for dispensing pressurized fluid
JP5285601B2 (ja) 2段圧力式液体ディスペンサ
CZ327796A3 (en) Pressure reducing valve
US4462428A (en) Three-way needle valve
JPH0676119B2 (ja) 燃料分配ノズル
KR20050039576A (ko) 길이 조절가능한 압축 스프링 및 이를 구비한 시트
US2184413A (en) Pressure fluid control valve device
JPS5819501B2 (ja) 流体ブレ−キ制御装置
JPH0738898U (ja) 液化ガスの充填装置
US5224525A (en) Hose nozzle
JPH05196169A (ja) 炭化水素ディスペンサーノズル
JPH0239676B2 (ja)
JP4543354B2 (ja) エンジンのガス燃料供給装置
WO1998056710A1 (en) A fluid dispensing nozzle
US20220082148A1 (en) Adjustable suspension for a bicycle
JPH06272785A (ja) 自動弁の開閉装置
JPS641724Y2 (ja)
JP4359385B2 (ja) エアゾール用減圧弁
JPS61215155A (ja) ブレーキ弁装置
JP2761824B2 (ja) クラッチ操作装置
JPH0615189Y2 (ja) 手動切換え弁