JPH05196169A - 炭化水素ディスペンサーノズル - Google Patents

炭化水素ディスペンサーノズル

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JPH05196169A
JPH05196169A JP3287924A JP28792491A JPH05196169A JP H05196169 A JPH05196169 A JP H05196169A JP 3287924 A JP3287924 A JP 3287924A JP 28792491 A JP28792491 A JP 28792491A JP H05196169 A JPH05196169 A JP H05196169A
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valve
nozzle
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chamber
main
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JP3287924A
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Sylvain Janssen
ジャンサン シルヴァン
Jacques Fournier
フルニエール ジャック
Claude Larmurier
ラルムリエール クロード
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Schlumberger SA
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    • B67OPENING, CLOSING OR CLEANING BOTTLES, JARS OR SIMILAR CONTAINERS; LIQUID HANDLING
    • B67DDISPENSING, DELIVERING OR TRANSFERRING LIQUIDS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B67D7/00Apparatus or devices for transferring liquids from bulk storage containers or reservoirs into vehicles or into portable containers, e.g. for retail sale purposes
    • B67D7/06Details or accessories
    • B67D7/42Filling nozzles
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B67OPENING, CLOSING OR CLEANING BOTTLES, JARS OR SIMILAR CONTAINERS; LIQUID HANDLING
    • B67DDISPENSING, DELIVERING OR TRANSFERRING LIQUIDS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B67D7/00Apparatus or devices for transferring liquids from bulk storage containers or reservoirs into vehicles or into portable containers, e.g. for retail sale purposes
    • B67D7/06Details or accessories
    • B67D7/42Filling nozzles
    • B67D7/44Filling nozzles automatically closing
    • B67D7/52Filling nozzles automatically closing and provided with additional flow-controlling valve means

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  • Mechanical Engineering (AREA)
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  • Transmission Devices (AREA)
  • Production Of Liquid Hydrocarbon Mixture For Refining Petroleum (AREA)
  • Nozzles (AREA)
  • Jet Pumps And Other Pumps (AREA)
  • Feeding, Discharge, Calcimining, Fusing, And Gas-Generation Devices (AREA)
  • Fuel-Injection Apparatus (AREA)
  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
  • Loading And Unloading Of Fuel Tanks Or Ships (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 トリガーを作動するのに小さい力を必要とす
るだけである制御装置を有する炭化水素ディスペンサー
ノズルを提供することを目的とする。 【構成】 本発明は炭化水素ディスペンサーノズルにお
ける主弁を開くのに助成を行う装置に関する。主弁を開
くための外部制御部材が流れ断面の小さいパイロット弁
に作用し、主弁はこのパイロット弁の開放により開弁さ
れる。パイロット弁の弁座は主弁部材に形成されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は炭化水素ディスペンサー
ノズルに関する。より詳細には、本発明はノズル用の改
良制御装置、およびこの改良制御装置により可能にされ
る上記ノズルの改良配置に関する。
【0002】
【従来技術および発明が解決しようとする課題】炭化水
素ディスペンサーノズルは、第1に種々の状況下で望ま
しくない炭化水素の流れを回避するために、第2に使用
者が行う種々の種類の不正作用を回避するために、ます
ます複雑になってきている。特に下記の2つの状況下
で、炭化水素が流れる望ましくない危険が生じる。
【0003】すなわち、ノズルのオリフィスが上方を向
いた状態でノズルがその休止位置にあるとき、ノズルと
関連したホースはポンプが停止しても、常に圧力下に保
たれる。圧力のため、この位置で漏れが起こると、炭化
水素がノズルのハンドルに広がり、これは当然、使用者
にとって非常に不愉快である。使用者が或る種類の装置
でノズルを掴むと、ホース内に比較的高い圧力が存在す
ることがある。この場合、炭化水素の流れがあることが
ある。
【0004】圧力下で開く下流弁を有するノズルに当て
はまる公知の一不正作用は、ノズルのホースでジャンピ
ングが起こって過剰圧力を生じ、弁の不正開放をもたら
すことである。このような望ましくない炭化水素の流れ
を回避するために、或いはかかる不正作用を防ぐために
一般に行われている解決策は、弁に作用する戻りばねの
力を増大させるか、或いは圧力の上昇に伴って閉じる傾
向がある上流弁を使用することある。
【0005】両方の場合、使用者が炭化水素の送り出し
を達成するためにディスペンサーノズルのトリガーに及
ぼす必要がある力は著しく増大する。これは或る種の使
用者に困難を生じさせる。本発明の目的はトリガーを作
動するのに小さい力を必要とするだけである制御装置を
有する炭化水素ディスペンサーノズルを提供することで
ある。
【0006】
【課題を解決する手段】本発明によれば、この目的は、
上流部分と下流部分との間の炭化水素の流れを遮断する
ための主弁と、該主弁の開放を制御するための外部制御
部材とを備えた炭化水素ディスペンサーノズルにおい
て、制御部材は小さい断面の通路を有するパイロット弁
に作用し、このパイロット弁の開放により上記主弁を開
放させることを特徴とする炭化水素ディスペンサーノズ
ルにより達成される。
【0007】使用者が車両タンクの充填後にノズルを車
両タンクから抜き取るときに、望ましくない炭化水素の
流れが生じることがある。弁とノズルの端部との間の空
隙に残留する炭化水素の比率はかなりであって、管の傾
斜角に依存しており、この量は、使用者がノズルを車両
のタンクから取り外すときに重力で地面上にこぼれ出て
しまう。
【0008】上記問題を解決するように機能する本発明
の好適な実施例では、ディスペンサーノズルは、その開
放端部に設けられた端弁を更に有しており、上記パイロ
ット弁を開くことにより、上記主弁を開く前に上記端弁
を開き、上記主弁が閉じた後に上記端弁を閉じることを
特徴としている。
【0009】
【実施例】初めに、図1を参照して、炭化水素ディスペ
ンサーノズルの第1実施例を説明する。この図は種々の
部分を理解し易いようにノズルを図式で示している。こ
のノズルは可撓性ホース(図示せず)に連結された上流
部分12と、車両タンクに挿入されるノズルの端管を構
成する下流部分14とを備えている。これらの上流およ
び下流部分12、14は弁座18と協働する主弁部材1
6により分離されている。弁部材16がその弁座18に
当接すると、液体は上流部分から下流部分へ流れること
ができない。
【0010】主弁部材16には、軸方向オリフィス20
が貫通している。主弁部材16の非作用面22は主容積
部26を構成する円筒形スカート24により延長されて
いる。スカート24は円筒形室28に摺動可能に設けら
れている。スカート24の外面に固着された低摩擦ガス
ケット30がスカート24と円筒形室28の壁部との間
のシールを行う。
【0011】弁部材16の面22に開放した軸方向オリ
フィス20の端部はパイロット弁部材34用の弁座32
を構成し、このパイロット弁部材34は軸方向オリフィ
ス20に摺動可能に設けられたロッド36の第1端部に
固定されている。ロッド36の他端部38は自由端であ
る。主弁部材16は戻りばね40によりその弁座18に
保持され、パイロット弁部材34は第2の戻りばね42
によりその弁座32に保持される。
【0012】ノズルの制御部材(在来のトリガーに相当
する)は図1にロッド44により表されており、このロ
ッド44はこれと直角に延びる軸線46のまわりに回動
可能に設けられている。このロッド44は変形可能なベ
ローズ50を経てノズルの下流部分の壁部を貫通してい
る。ノズルを作動するには、使用者がロッド44の端5
2を矢印Fの方向に作用する。ロッド44の他端部48
は、休止状態のときには、パイロット弁部材34に固着
されたロッド36の端部38から短い距離xのところに
ある。
【0013】高圧(HP)下にあるノズルの上流部分1
2はダクト56を経て円筒形室28に連通されており、
この円筒形室28には、主弁部材16のスカート24が
受け入れられている。ダクト56には、大きい液圧ヘッ
ド損失を生じる制限部58が設けられている。ディスペ
ンサーノズルの制御部材は下記の如く作動する。休止状
態では、すなわち、制御ロッド44に作用がなんら及ぼ
されないときには、ノズルの下流部分12に存在する高
圧HPがスカート24により構成される容積部26にも
存在する。
【0014】かくして、この高圧は主弁部材16をその
弁座18に保持し、パイロット弁部材34をその弁座3
2に保持する傾向があり、この圧力は戻りばね40、4
2の作用を増大させる。かくして、上流圧力が大きけれ
ば大きいほど、主弁部材及びパイロット弁部材を閉鎖状
態に保つ傾向のある力が大きくなることはわかる。作用
がロッド44に矢印Fの方向に加えられても、その結果
生じた変位は、ロッドの端部48がパイロット弁部材3
4に固着されたロッド36の端部38と接触するまで、
作用を及ぼさない。ロッド36を変位させると、パイロ
ット弁部材34はその弁座32から上昇され、ばね42
を圧縮する。かくして、容積部26内の高圧(HP)と
ノズルの下流部分14内の低圧(LP)との差のため、
弁部材16のオリフィス20を通る液体の流れが生じ
る。この液体の流れにより制限部58の片側に圧力差を
生じる。その結果、室28および容積部26内の圧力は
高圧HPより低くなる。この中間圧力をMPと称する。
【0015】これらの条件下では、弁部材の頂部分に及
ぼされてこの弁部材をその弁座に押圧する力F1は減少
され、高圧が弁部材をその弁座から上昇させる傾向があ
る力F2を弁部材の底部分に及ぼし続ける。一旦、パイ
ロット弁部材34が圧力MPを充分に降下させるのに充
分上昇されると、力F1 と力F2との均衡が主弁部材を
その弁座から上昇させるような箇所に達する。
【0016】この位置から、更にの変位がパイロット弁
部材34に急に加えられると、パイロット弁部材34と
その弁座32との間の距離が増し、それによりチャンネ
ル20を通る流量を増大させ、かくしてMPを低下させ
る。主弁部材16はその弁座を去り、パイロット弁部材
34に向かって移動し、それにより力の新たな均衡が達
成されるまで距離32─34を減少させる。この作動
中、主弁部材16はパイロット弁部材34に追従して流
体を通過させる。かくして、主弁部材16はこれをパイ
ロット弁部材34に追従させることにより開放される。
【0017】なお、制御ロッド44は断面が非常に小さ
いパイロット弁部材34を変位させるようにしか機能し
ないことを強調しなければならない。従って、使用者が
及ぼす必要がある力はそれ自身非常に小さい。次いで制
御ロッド44を解放すると、パイロット弁部材34はそ
のばねからの駆動によりその弁座32に戻り、それによ
り室28を閉じる。従って、室28内の中間圧力MPは
高まり、主弁部材16を次第に閉じる。
【0018】上記の説明はノズルの主弁の制御にのみ関
する。図1に示す実施例では、ノズルは更に、これを車
両タンクから取り外すときに、したたりを防ぐために、
管14の端部60に端弁62を有している。この端弁の
弁部材62はロッド68に設けられており、このロッド
68は室72内を密封方法で摺動するように設けられた
ピストン70に取付けられている。図1には、弁部材6
2及び室72は図面を簡単にするために管14の外側に
あるものとして示されている。実際には、これらの2つ
の部材が管14の内側に配置されていることは自然に理
解されよう。
【0019】図1に示すように、ノズルは室76に設け
られたボール弁を有している。この弁のボール74はこ
れが戻りばね80により付勢されて着座する弁座78と
協働する。室76はダクト82を経てノズルの下流部分
12に連結されている。室76はベンチュリ装置86の
上流部分84と連通している。この上流部分84は管8
8により室72に連結されている。また、上記の制御ロ
ッド44はフィンガ90を有しており、このフィンガ9
0は、作用を制御ロッド44に及ぼすと、ボール74を
その弁座78から移動させてその戻りばね80を圧縮す
る。
【0020】制御ロッド44が休止状態であるとき、ボ
ール74はその弁座78に保持され、かくして室72は
ノズルの下流部分14で得られる低圧下にある。かくし
て、ばね92は端弁部材62をその弁座64に押圧す
る。使用者が制御ロッド44を矢印Fの方向に作動する
と、空運きxのため、ロッド44の端部がパイロット弁
32に連結されたロッド36の端部38と接触する前
に、フィンガ90がボール74と接触する。ボール74
をフィンガ90によりその弁座78から移動させると、
ノズルの上流部分12内の高圧が管88を経て室72に
入る。ピストン72に作用する高圧により、端弁部材6
2をその弁座から移動させ、それによりノズルの端部6
6を開放する。従って、ノズルは、主弁が上記のように
して開放するやいなや炭化水素を流す容易が整う。
【0021】図2ないし図4の参照して、炭化水素分配
ノズルについての助成制御の第2実施例を説明する。図
2には、ディスペンサーノズルが示されており、このデ
ィスペンサーノズルはホース(図示せず)に連結された
上流部分12’と、車両の炭化水素タンクに挿入される
ノズルの端管を構成する下流部分14’とを備えてい
る。ノズルのこれらの上流および下流部分12’、1
4’はノズル制御機構を収容する室15を介して相互に
連結されている。制御機構は主弁部材16’を有してい
る。この主弁部材16’は固定弁座18’と協働する。
主弁部材16’は軸方向ボア20’を有している。室1
5の内側でノズルの下流部分14’と主弁部材16’の
弁座18’との間には、円形スカート102が延長して
いる制御ピストン100が設けられている。このピスト
ン100は固定円筒形室104内を密封方法で摺動す
る。室104は円筒形側壁部106と、下流部分14’
に近い方の第1端壁部108と、主弁部材16’に近い
方の第2端壁部110とにより境界決めされている。ピ
ストン100は室104を第1端壁部108に隣接した
下流半室部104aと、第2端壁部110に隣接した上
流半室部104bとに分割している。第1端壁部108
には、半室部104aとノズル室15の内側との間に液
圧抵抗を生じる較正されたオリフィス112が設けられ
ており、第2端壁部110には、上流半室部104bを
ノズル室15の内側と連通させるオリフィス114が設
けられている。これらのオリフィスの全断面は半室部内
の圧力が室15内の圧力に実質的に等しくなるのに充分
である。ピストン100の前面100aはピストン10
0の後面100bと室104の第2端壁部110との間
で上流半室部104bに配置された戻りばね115によ
り第2端壁部108に向けて押される。
【0022】ピストン100の後面100bには、主弁
部材16’の軸線xx’上に位置した管116が延長し
ている。ピストン100に固着された端部118で、管
116はピストン100内に形成された内部室120に
開放している。この内部室120には、ピストン100
の前面100aに開放している軸方向オリフィス122
が延長している。このオリフィス122はパイロット弁
部材34’用の弁座124を構成している。パイロット
弁部材34’は制御ロッド36’の第1端部に固着され
ており、この制御ロッド36’は軸方向オリフィス12
2と、第1端壁部108を貫通して形成された軸方向通
路126とを通り、次いでノズル室15の壁部に形成さ
れた流体密のフィードスルー128を通っている。制御
ロッド36’の第2端部は、ノズルの外側に配置され戻
りばね132を備えたプシュボタン130に固着されて
いる。このばね132はパイロット弁部材34’をその
弁座124に押圧する。
【0023】図3および図4をより詳細に参照すると、
一般に皿吊りの形状である部片140がノズルの上流部
分12’と室15との間に介在されていることがわか
る。図4はこの部片140が逆U字形部片144が起立
したリング状固定基部142を有することをはっきり示
している。皿吊り状部片140はその基部142が上流
端壁部12’と室15の壁部との間に固定されている。
かくして、上流部分12’は皿吊り状部片140の基部
142を貫通して形成された中央穴146を介してのみ
室15と連通することができる。
【0024】図2または図3を参照すると、室104の
側壁部106を構成する円筒形スリーブが室104の第
2端壁部110を越えて延びていることがわかる。この
延長部に、スリーブには、開口部148が設けられてい
る。スリーブは皿吊り状部片140の基部142の底面
に密封方法で固定された端部片150で終わっている。
この端部片150は基部142を通っている穴146に
係合するリム152を有している。このリム152は主
弁部材16’用の弁座18’をなし、軸方向通路153
を構成している。
【0025】図2は管116の第2端部154が主弁部
材16’に形成された軸方向オリフィス20’を自由に
通っていることを示している。管116の端部154は
開口されており、その周囲は主弁部材16’の非作用面
16’aの上方に配置された第2ピストン156に固着
されている。主弁部材16’に面するピストン156の
面はシールリング158を備えており、主弁部材16’
の面16’aと協働するのに適している。管116の外
面は外径が主弁部材16’を貫通して形成された軸方向
オリフィス20’の内径より大きい小カラー160を有
している。この小カラー160の位置は、ピストン10
0の前面100aが第1端壁部108に近接していると
き(すなわち、ピストン100が図2の配向に対してそ
の最も低い位置にあるとき)、および主弁部材16’が
その弁座18’に押し付けられるとき、カラー160と
主弁部材16’の前面16’bとの間には、距離X’が
存在する。最後に、主弁部材16’の面16’aと皿吊
り状部片140の水平部分145との間には、戻りばね
162が介在されている。かくして、このばね162は
主弁部材16’をその弁座18’に押圧するが、ピスト
ン156には作用を及ぼさない。
【0026】図2ないし図4に示す助成制御弁の作動を
以下に説明する。使用者が制御プッシュボタン130に
作用していないかぎり、ピストン100は下流端部10
8に近接しており、パイロット弁部材34’および主弁
部材16’の両方がそれらの夫々の弁座124、18’
に押しつけられている。ピストン156は、Oリング1
58が主弁部材16’の後面に当接しているため、密封
方法で押される。これにより、そうでないと主弁部材1
6’を通るボア20’の内壁部と管116の外面との間
の隙間によりこわされる完全密封を確保する。ピストン
100は、その面100aが制限部112により室15
に存在する低圧にのみさらした状態で、戻りばね115
により上記に位置に保持される。パイロット弁部材3
4’は管116を経て内部室120に存在する高圧と、
プッシュボタン130の戻りばね132との総合作用に
より、その弁座に保持される。主弁部材16’は、戻り
ばね162と、管116の端にあり、主弁部材16’の
後面に押されたピストン156とにより弁座18’に保
持される。この状態では、炭化水素が上流部分12’か
ら室15へ、或いは下流部分14’へ流れることがな
い。高圧パルスが現れると、このパルスは主弁部材1
6’およびパイロット弁34’をそれらの夫々の弁座に
押しつけられた状態に保つ力を増大する傾向があること
がわかる。
【0027】使用者が制御弁を開放したいとき、プッシ
ュボタン130を押し込み、それによりロッド128に
よりパイロット弁部材34’をその弁座124から上昇
させる。内部室120内の高圧液体はオリフィス122
を通って下流半室部104aに流入する。制限部112
のため、室15に存在する低圧LPより大きい中間圧力
MPが半室部104aに生じる。この中間圧力は戻りば
ね116により発生される力に打ち勝ち、それによりピ
ストン100を上昇させるのに充分である。上流半室部
104bは端壁部110を通るオリフィス144のた
め、低圧である。ピストン100が上方に移動すると、
管116およびピストン156も上方に移動する。この
上方運動の作用を以下に説明する。管116が距離X’
にわたって移動していないかぎり、主弁部材16’は戻
りばね162によりその弁座に保持される。
【0028】使用者がボタン130を押し続けるかぎ
り、管116は上方に移動し続け、そのカラー160が
主弁部材16’と接触し、それにより主弁部材16’を
開放する。すると、高圧液体が主弁の弁座18’および
スリーブ106の開口部148を通って流れて室15に
進入し、ディスペンサーノズルの下流部分14’を通っ
て流出する。
【0029】使用者が制御ボタン130を押すのを止め
ると、パイロット弁部材34’は戻ってその弁座124
に押し当たる。高圧液体はもはや下流半室104aに進
入することができない。従って、半室部104a内の中
間圧力は降下してピストン100を下方に移動させ、管
116およびカラー160を一緒に移動する。かくし
て、主弁部材16’は戻りばね162からの推力でその
弁座に向けて戻ることができる。弁部材16’がその弁
座に達すると、カラー160は再び弁部材16’から距
離x’を隔てるまでピストンの運動に追従する。使用者
が再びボタン130を押さないなら、パイロット弁部材
はその弁座に留まり、半室部104a内の圧力は降下し
続けるので、ピストン100はその下方位置まで戻り、
それにより戻りばね162の推力で主弁部材16’を閉
じる。かくして、ノズルの出口への炭化水素の流れは完
全に遮断される。
【0030】本発明の第2実施例の上記説明では、ノズ
ルの主弁の助成制御のみを説明している。しかしなが
ら、この実施例はまた、主弁が開放する前に開放される
端弁を有してもよい。この端弁およびその開放を直接制
御する室は図1の端弁62および室72と全く同じであ
る。従って、下記の説明は、使用者がプッシュボタン1
30を押すと、圧力下で液体が室72にどのように供給
されるかを述べるだけである。
【0031】図3および図4をより詳細に参照すると、
皿吊り状部片140には、以上で述べていない種々のダ
クトが形成されていることがわかる。皿吊り状部片14
0の水平部分145の頂面170には、軸方向のオリフ
ィス172が穿設されており、このオリフィスは部片1
40の部分145の内側に形成された水平のチャンネル
174に開口している。このチャンネル174の両端部
は夫々、U字形部片144の垂直分岐部180、182
に形成されたチャンネル176、178に連なってい
る。これらのチャンネル176、178は部片140の
基部142を貫通して形成された半径方向のチャンネル
184、186に連なっており、これらのチャンネル1
84、186は基部142の側壁部に開口している。オ
リフィス172は、戻りばね190により部分145の
面170に押しつけられるシャッタ188により閉じる
ことができる。戻りばね190はシャッタ188の頂面
と面170上のブラケット形成部片192との間に設け
られている。
【0032】図4を参照すると、シャッタ188の底面
には、主弁部材16’の軸線xx’と平行に延びる2つ
の垂直フィンガ194、196が設けられていることが
わかる。これらのフィンガ194、196の自由端部は
U字形部片144の水平部分145を貫通して形成され
た垂直穴198、200に進入している。これらの穴1
98、200は第2ピストン156の頂面に面した部分
145の底面に開口している。第1ピストン100がそ
の底位置にあるとき、自由端部194、196は第2ピ
ストン156の頂面から非常にわずかに引っ込んでい
る。
【0033】図2は、半径方向のチャンネル186がノ
ズルの端弁部材62(図2には図示せず)を制御するた
めの室72(図2には図示せず)に供給する管88に連
結されていることを示している。また、この図は部片1
44を通るチャンネル176が先細になっており、ベン
チュリの2分の1を構成し、ベンチュリの他方の半部は
202で示されている。部片140の半径方向のチャン
ネル184はこのベンチュリのスロート204に開口し
ている。チャンネル184と関連したベンチュリは車両
タンクに炭化水素が供給されたときを検出し、このよう
な状況下でプッシュボタン130が作動されるのを防ぐ
ように機能する。このような装置は周知であり、本発明
の一部を構成しないので、ここでは説明しない。
【0034】端弁を制御するための回路は下記の如く作
動する。プッシュボタン130が休止状態にあるとき、
シャッタ188のフィンガ194、196はピストン1
56に接触していない。従って、チャンネル174、1
78、186および管88には、高圧液体が供給され
ず、端弁は閉じたままである。
【0035】使用者がプッシュボタン130を押し始め
ると、パイロット弁部材34’がその弁座から上昇し、
それにより第1ピストン100を上記のように上方に移
動させ始める。ピストン100は上方に移動するとき、
第2ピストン156を同伴する。その結果、フィンガ1
94、196はピストン156と接触し、それによりシ
ャッタ188を上昇させる。すると、ノズルの上流部分
12’内の高圧液体はオリフィス176に進入し、そし
てチャンネル174、178、186を経て管88に入
り、それにより端弁を図1について説明したように開放
させる。この初めの段階中、空運きx’がロッド16’
上のカラー160がまだ主弁部材16’と接触していな
いことを意味するので、主弁部材16’が閉じたままで
あることは思い出すべきである。同時に、ベンチュリ1
76、202には、流体が供給される。使用者がプッシ
ュボタン130に作用するかぎり、シャッタ188は開
いたままである。
【0036】使用者がプッシュボタン130に作用する
のを止めると、パイロット弁部材34’が閉じ、次いで
主弁部材16’が閉じ、それにより炭化水素の流れを遮
断する。第1ピストン100がその初めの位置に戻る
と、すなわち、主弁部材15’が閉じた後、短時間で、
シャッタ188が閉じ、この時間間隔は空運きx’によ
り定められる。
【0037】以上の説明から、上記の問題が解決される
ことがわかる。ノズルの外部制御部材はパイロット弁部
材にのみ直接作用し、高圧を受けたその断面は非常に小
さい。かくして、使用者が及ぼす必要がある力も非常に
小さい。また、ノズルの端弁の制御はノズルの主弁の制
御に対して正確にタイミングを合わされる。従って、こ
の制御はその機能を効果的に行い、すなわち、ノズルを
車両タンクから取り外すとき、炭化水素が地面に滴るの
を防ぐ。
【0038】また、両実施例では、主弁部材16または
16’、パイロット弁部材34または34’およびベン
チュリ74または188がすべてフェイルセイフ装置で
あり、すなわち、高圧がこれらの閉じることを強調する
ことは重要である。換言すると、圧力が偶発的に上昇す
ると、上記弁をより安全に閉じる傾向があるだけであ
る。
【0039】最後に、両実施例では、主弁部材がパイロ
ット弁部材を追従し、すなわち、パイロット弁部材が主
弁部材の開放を単に容易にするのではなく、それ自身の
位置が主弁部材の位置を定め、すなわち、主弁部材が開
く程度、かくしてノズルを通る流量を定める。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のディスペンサーノズルの第1実施例の
長さ方向断面図である。
【図2】本発明のディスペンサーノズルの第2実施例の
長さ方向断面図である。
【図3】図2の断面と直角な長さ方向部分断面図であ
る。
【図4】図3に示すノズルの部分に相当する部分斜視図
である。
【符号の説明】
12 上流部分 14 下流部分 16 主弁部材 18 弁座 20 軸方向オリフィス 22 主弁部材の非作用面 24 スカート 26 主容積部 28 円筒形室 32 弁座 34 パイロット弁部材 36 ロッド 40、42 戻りばね 44 ロッド 50 ベローズ 56 ダクト 58 制限部 62 端弁 68 ロッド 70 ピストン 72、76 室 74 ボール 78 弁座 80 戻りばね 82 ダクト 86 ベンチュリ装置 88 管 90 フィンガ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成3年12月25日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】
【課題を解決する手段】本発明によれば、この目的は、
上流部分と下流部分との間の炭化水素の流れを遮断する
ための主弁と、該主弁の開放を制御するための外部制御
部材とを備えた炭化水素ディスペンサーノズルにおい
て、制御部材は小さい断面の通路を有するパイロット弁
に作用し、このパイロット弁の開放により上記主弁を開
放させ、ノズルの開放端部に設けられた端弁を更に備
え、上記パイロット弁を開くことにより、上記主弁が開
く前に上記端弁を開き、上記主弁が閉じた後に上記端弁
を閉じる、ことを特徴とする炭化水素ディスペンサーノ
ズルにより達成される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 クロード ラルムリエール フランス 75014 パリ リュー ド ジ ョンキル 3

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上流部分と下流部分との間の炭化水素の
    流れを遮断するための主弁と、該主弁の開放を制御する
    ための外部制御部材とを備えた炭化水素ディスペンサー
    ノズルにおいて、制御部材は小さい断面の通路を有する
    パイロット弁に作用し、このパイロット弁の開放により
    上記主弁を開放させることを特徴とする炭化水素ディス
    ペンサーノズル。
  2. 【請求項2】 ノズルの開放端部に設けられた端弁を更
    に備え、上記パイロット弁を開くことにより、上記主弁
    が開く前に上記端弁を開き、上記主弁が閉じた後に上記
    端弁を閉じることを特徴とする請求項1に記載の炭化水
    素ディスペンサーノズル。
  3. 【請求項3】 上記外部制御部材は上記パイロット弁の
    弁部材に機械的に作用し、 上記パイロット弁を開くことにより、ノズルの室に中間
    圧力を生じ、該中間圧力はノズルの上流部分内の高圧と
    下流部分内の低圧との間にあり、 上記主弁は上記中間圧力が上記室に生じることに応答し
    て開くことを特徴とする請求項1に記載の炭化水素ディ
    スペンサーノズル。
  4. 【請求項4】 ノズルの上記上流部分と下流部分との間
    には、主弁の弁座が配置されており、 主弁の弁部材の非作用面には、液圧抵抗を経てノズルの
    上流部分から供給される室内を密封方法で摺動するよう
    に設けられたスカートが延長しており、主弁部材は、一
    端部がパイロット弁の弁座の形態で主弁部材の非作用面
    に開口したボアを有しており、 上記ボアを通る第1機械部材が、上記外部制御部材が作
    動されるのに応答してパイロット弁の弁部材の開放を制
    御することを特徴とする請求項1に記載の炭化水素ディ
    スペンサーノズル。
  5. 【請求項5】 補助弁の開放を制御するために上記外部
    制御部材により作動される第2機械部材を更に備え、上
    記補助弁の開放によりノズルの上記上流部分を制御室と
    連通させ、上記制御室に供給してノズルの開放端部に配
    置された端弁を開くことを特徴とする請求項4に記載の
    炭化水素ディスペンサーノズル。
  6. 【請求項6】 上記外部制御部材を作動することによ
    り、上記第1機械部材を作動する前に上記第2機械部材
    を作動することを特徴とする請求項5に記載の炭化水素
    ディスペンサーノズル。
  7. 【請求項7】 上記主弁の弁部材が上記上流部分と上記
    下流部分に連結された主室との間に配置された主弁座と
    協働し、 上記外部制御部材は、これを作動するのに応答して上記
    パイロット弁を開くための第1機械部材に連結されてお
    り、 上記主室は第1移動ピストンにより閉じられる下流室よ
    りなり、 上記パイロット弁を開くことにより、液体を上記上流部
    分の高圧と上記下流部分の低圧との間にある中間圧力で
    上記下流室に供給し、上記中間圧力は上記第1ピストン
    を移動させるのに適当であり、 ノズルは更に上記第1ピストンの移動により作動される
    第2機械部材を有しており、 上記第2機械部材を作動することにより上記主弁部材を
    上記主弁座から離れる方向に移動させることを特徴とす
    る請求項1に記載の炭化水素ディスペンサーノズル。
  8. 【請求項8】 上記第1ピストンは上記パイロット弁の
    弁部材用の弁座を構成するボールを経て下流室と連通し
    ている内部室を有しており、上記パイロット弁の弁部材
    は上記内部室内に設けられており、上記内部室は第1端
    部が上記第2機械部材を構成する剛性管に連結されてお
    り、該管は上記主弁部材の貫通して形成されたボアを経
    て上記主弁部材を自由に通っており、上記管の第2端部
    は開放しており、この第2端部には、ノズルの上流部分
    内の高圧液体が永久的に供給されることを特徴とする請
    求項7に記載の炭化水素ディスペンサーノズル。
  9. 【請求項9】 ノズルの上流部分からダクトへの高圧液
    体の流れを制御するための補助弁と、上記ダクトに連結
    された制御室と、ノズルの開放端部に配置された端弁と
    を更に備え、上記端弁は上記制御室に進入する上記高圧
    液体により開放され、第3機械部材が上記管の第2端部
    と協働し、上記第3機械部材は、上記第1ピストンが移
    動すると、上記補助弁を開くのに適していることを特徴
    とする請求項8に記載の炭化水素ディスペンサーノズ
    ル。
JP3287924A 1990-11-02 1991-11-01 炭化水素ディスペンサーノズル Pending JPH05196169A (ja)

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FR9013622 1990-11-02
FR9013622A FR2668761B1 (fr) 1990-11-02 1990-11-02 Lance de distribution d'hydrocarbure.

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DE (1) DE69106333T2 (ja)
DK (1) DK0489448T3 (ja)
ES (1) ES2066342T3 (ja)
FR (1) FR2668761B1 (ja)

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ATE116269T1 (de) 1995-01-15
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DK0489448T3 (da) 1995-03-20
DE69106333D1 (de) 1995-02-09
EP0489448A1 (fr) 1992-06-10
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ES2066342T3 (es) 1995-03-01
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