JPH0738826B2 - 調理器 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は，ジャー釜等の調理器でマイコンを使用した調
理器の予約タイマー装置に関するものである。

従来の技術 従来，調理器の予約タイマー装置は現在時刻を表示する
表示装置を利用して記憶させた調理のできあがる予約時
刻を表示部に表示していた。

また，生活パターンに応じて，前記予約時刻を複数記憶
させ切り換えながら表示部に表示を行っていた。

発明が解決しようとする問題点 以上のような機能を有する装置となっていたので，前記
予約時刻をセットするときには表示装置を切り換えて予
約時刻を表示部に表示させなければならず，さらに前記
予約時刻を表示部に複数記憶させるとどんな時刻を記憶
させていたのか分からなくなるので操作が複雑となり非
常に使いずらい問題があった。

問題点を解決するための手段 本発明は上記の問題点を解決するためになされたもので
あり，コントロールパネル内に設けた調理完了の予約時
刻を記憶して表示する複数の予約時刻表示部との対応部
位に前記予約時刻をセットする複数のセットボタンを夫
々設けたものである。

作 用 このようにすることにより，調理完了の予約時刻の設定
をセットボタンでセットするので前記予約時刻は予約時
刻表示部に常時表示されるようになり，調理完了時刻が
常にはっきりとわかる。

実施例 以下，本考案の一実施例を図面に従って説明する。

第１図はマイコンを使用したジャー釜のコントロールパ
ネル（以下，パネル）の正面図であり，第２図は同じく
各手段の関連を示した機能ブロック図である。

図において１は現在時刻表示部でパネルＰ内に設けてあ
り，後記するマイコン内の現在時刻設定手段５である
「時」キー2,「分」キー３を押すことにより「時」，
「分」を変更し，かつ，同手段５である「終り」キー４
を押すことにより炊飯動作を開始させることができるよ
うになっている。また，現在時刻設定手段５により設定
された現在時刻はジャー釜の本体（図示省略）内に設け
たマイコン（図示せず）内の計時機能を有する時計手段
６により計時され，現在時刻表示部１に設定された現在
時刻を表示されるようになっている。15,16はそれぞれ
マイコン内に設けた予約時刻記憶手段８に記憶された予
約時刻表示部でパネルＰ内に設けてあり，時計手段６が
動作を始めたときに特定の予約時刻，例えば表示部15の
予約１に午前6:00,表示部16の予約２に午後6:00と自動
的に記憶させる予約時刻自動設定手段７により初期設定
されるものである。９は「選ぶ」キーで現在時刻表示部
１や予約時刻表示部15,16の表示されている時刻を修正
するとき，その時刻を選ぶものであり，最初に一押しす
ると，まず現在時刻表示部１が点滅表示になり，続けて
一押しすると，予約時刻表示部15が点滅表示になり現在
時刻表示部１は元の点灯表示に戻り，さらに続けて押せ
ば予約時刻表示部166,次に元に戻って現在時刻表示部１
とくり返すようになっている。また予約時刻表示部15,1
6が点滅表示のときに「時」キー2,「分」キー３で時刻
を修正し，「終り」キー４を押すと予約時刻の記憶が修
正されるようになっており，この時「選ぶ」キー9,
「時」キー2,「分」キー３が夫々マイコン内に設けられ
た予約時刻修正手段10としても機能するものである。1
1,12は予約タイマー（予約スタート1,予約スタート２）
をセットするセットボタンで，前記予約表示部15,16と
夫々対応するように並べてある。

予約時刻表示部15,16に表示された予約時刻は調理完了
の時刻であり，前記セットボタン11,12が押されると，
時計手段６と予約時刻記憶手段８とから，あらかじめ設
定され，記憶され，決められている調理時間（たとえば
炊飯ならば45分）を引いて現在時刻と比較し、現在時刻
が調理開始時刻と一致すると，調理実行を開始させる比
較手段13により予約時刻に調理が完了するようになって
いる。14は調理実行手段で，炊飯ヒーター（図示せず）
等の加熱手段に通電を開始するものであり，たとえばリ
レーなどよりなるものである。

なお，現在時刻設定手段5,時計手段6,予約時刻自動設定
手段7,予約時刻記憶手段8,予約時刻修正手段10及び比較
手段13は例えばジャー釜の本体（図示省略）内に設けら
れたマイコンにプログラムされるものであり，調理実行
手段14は本体内に設けられ，このマイコンからの指示を
受けて調理制御を行なう制御部（図示省略）内に設けら
れている。

次に本実施例の動作について説明する。

まず，調理器に通電を開始すると，現在時刻表示部１に
午前0:00が点滅表示し，「時」キー2,「分」キー３で現
在時刻に合わせ，「終り」キー４を押すと点灯表示に変
り時計手段６が動作を始める。

同時に予約時刻表示部15,16にそれぞれ予約時刻自動設
定手段７により午前6:00,午後6:00が表示され，それぞ
れの予約時刻が記憶される。

予約時刻に調理が完了するようにセットするには，それ
ぞれ表示されている予約時刻表示部15,16のそばにある
セットボタン11あるいは12を押す。押されたセットボタ
ン11,あるいは12の予約時刻に調理が完了するよう時計
手段６による現在時刻と予約時刻記憶手段８とをあらか
じめ設定されている調理時間（前記45分）を予約時刻か
ら差し引いて現在時刻と比較する比較手段13により刻々
変化する時刻を比較し，現在時刻が調理開始時刻と同一
時刻になったとき比較手段13から調理実行手段14に調理
開始指示が出され，調理を開始する。

また，調理完了の予約時刻を変えるには，「選ぶ」キー
９を押して表示されている現在時刻表示部１の時刻およ
び予約時刻表示部15,16内の表示部15を点滅させ，その
表示されている時刻を「時」キー2,「分」キー３により
修正し，「終り」キー４を押せば修正設定された時刻が
予約時刻記憶手段８に設定記憶される。

発明の効果 以上のように，本発明の調理器の予約タイマー装置は予
約時刻を表示し，そのそばにセットボタンを設けて構成
することにより，だれでも分かり易く予約時刻をセット
できる実用価値大なる調理器の予約タイマー装置を提供
できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例による調理器の予約タイマー
装置のマイコンを使用したジャー釜のコントロールパネ
ルの正面図であり，第２図は同各手段の関連を示した機
能ブロック図である。 11,12……セットボタン， 15,16……予約時刻表示部， Ｐ……コントロールパネル。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】コントロールパネル（Ｐ）内に調理完了の
   予約時刻を記憶して表示する複数の予約時刻表示部（1
   5），（16）を設けるとともに，前記予約時刻をセット
   する複数のセットボタン（11），（12）を夫々前記表示
   部（15），（16）との対応部位に設けたことを特徴とす
   る調理器。