JPH0738333Y2 - H形鋼支柱にはめ込む壁部材固定用弾性体 - Google Patents

H形鋼支柱にはめ込む壁部材固定用弾性体

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JPH0738333Y2
JPH0738333Y2 JP13453389U JP13453389U JPH0738333Y2 JP H0738333 Y2 JPH0738333 Y2 JP H0738333Y2 JP 13453389 U JP13453389 U JP 13453389U JP 13453389 U JP13453389 U JP 13453389U JP H0738333 Y2 JPH0738333 Y2 JP H0738333Y2
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JP
Japan
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wall member
shaped steel
elastic body
wall
fits
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JPH0372914U (ja
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悌次 岡崎
久雄 田中
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Sekisui Jushi Corp
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Sekisui Jushi Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、道路や鉄道の沿線等に設置される遮音壁に関
するものである。
[従来の技術] 従来、道路及び鉄道用遮音壁は、第4図に示すように、
板状固定バネ(5)をパネル材あるいは板材等の壁部材
の上端から打ち込み支柱(1)に固定する方法やH形鋼
支柱(1)に穴を空けておきボルトで固定する方法がと
られてきた。
[考案が解決しようとする課題] 従来の板状固定バネ(5)は約10cm程度の短いもので、
支柱(1)への固定はパネル上端に限定される。この結
果、パネルが高くなると固定点間隔が長くなる。梁の支
点間隔が長くなると、たわみが大きくなるのと同様、壁
部材(3)の高さを低くするか、あるいは、パネル端部
を補強し、たわみを小さくする工夫を要する。
道路及び鉄道用遮音壁は高架及び盛土上に設置され、遮
音壁の裏にまわることは困難である。ボルト止めの場
合、道路側から止めるとボルトの一部が露出し、美観状
見苦しく、裏側から止めるについてもパネルの中間で止
めるのは、パネルが高くなると困難となり、板状固定バ
ネと同様、パネル上端部の固定となる。また、壁部材
(3)は下から順に積み上げていくので作業空間がある
のは積み上げが終わった壁部材(3)の上端となる。
遮音壁の前面が穴空き板やスリット板となっており、そ
こから騒音(7)が入り、遮音壁の背面板との間に入っ
ている吸音材で騒音の反射を防止する機構となっている
ものを吸音壁と称するが、この吸音壁に入った騒音が、
第5図に示すように、従来の固定法では、防音壁側面か
らH形鋼支柱(1)と壁部材(3)のすき間(2)をと
おり、道路外に漏れないためにパネルの側面にふたをし
める必要がある。ところが、柱体ボックスを積み上げて
いく防音壁構造では、構造力学上はパネル側面のふたを
必要としない。また、パネル端部には落下防止ワイヤー
(8)を通すので、ふたがない方が施工時にワイヤー
(8)を通し易い。
H形鋼は±3mm程度の仕上がり誤差を覚悟しておかねば
ならず、支柱(1)と壁部材(3)間のすき間(2)は
必ずしも一定となっていないため、バネやボルトの類を
用いて施工現場で調整ができることが必要条件となる。
本考案は、H形鋼支柱(1)と壁部材(3)の固定長さ
が自由に変えられるものを考案することにより、高さ方
向の幅の大きいパネルの製作および架設を可能にするも
のである。また、柱体積木式吸音パネルにあっては、固
定長をパネル全高とし、騒音の漏れをこの部分で防ぐこ
とにより支柱パネル側面の横ぶたを省略しようとするも
のである。
[課題を解決するための手段] 本考案は上記の目的を達成するために下記の構成とした
ものである。
H形鋼支柱(1)の開口部(2)にパネル材あるいは板
材等の壁部材(3)をはめ込み壁体を建築する工法にお
いて、上記壁部材と支柱との間隙に上方より打ち込み
得、また壁部材の高さと対応し得る長さを有し、かつ中
央部(9)より少なくとも一対の弾性片(10)…を有す
るものである。
[作用] 本考案の棒状バネを必要な長さに切断し、それをH形鋼
支柱(1)と壁部材(3)の間に打ち込むことにより、
壁部材(3)が構造力学的に安定した状態でH形鋼支柱
(1)に支持され、かつ、必要に応じて弾性体(4)を
パネル下部まで打ち込むことにより、壁部材(3)と支
柱(1)の隙間から漏れる騒音(7)がなくなる。
[実施例] 以下、図面を参照しながら本考案について説明する。第
1図が本考案の弾性体の断面図で、中央部(9)より対
称形に2枚または数枚の弾性片(10)…を有することを
特徴とし、この弾性片(10)…のバネ効果(弾性変形)
で両側に開き、支柱(1)と壁部材(3)の隙間に入
り、それが密封される。
第2図は弾性体を用いた一例で、H形鋼支柱(1)に壁
部材(3)を固定した断面図である。第2図の右側は壁
部材側に案内部材(6)をつけておき、棒状バネがこれ
に沿って打ち込まれ、左右にずれるのを防いだ例であ
る。第3図はその側面図の1例で、下段の壁部材(3)
は壁部材高全体にわたって弾性体(4)を打ち込み、壁
部材(3)を固定支持すると共に、騒音の漏れを防ぐた
め密封したものである。上段の壁部材は壁部材高の高い
例で、構造力学的に必要なところまで上から弾性体
(4)を打ち込んだ例である。
[考案の効果] 以上詳述したごとく、本考案の弾性体(4)は、その長
さが一定の従来の板状固定バネ(5)と異なり、自由な
長さに切断でき、かつ、従来バネ(5)と同様の壁部材
上端から打ち込めるという作業性を有するため、壁部材
の高さが大きくなっても構造力学上安全に壁部材(3)
を支柱(1)に固定できる。
また、支柱(1)と壁部材(3)の隙間(2)を音響学
的に遮断できるので、壁部材(3)側面の横ぶたは不
要、ないし、簡単なふたで音が漏れるものでもよく、壁
部材の製作手間が省かれるとともに、横があいているの
で、支柱落下防止ワイヤー(8)が通し易く、現場の架
設が楽になるなどのコスト面の効果も大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)(b)(c)(d)は本考案の棒状固定バ
ネの基本構造要素断面説明図。第2図及び第3図は本考
案の棒状固定バネを用いた実施例で、第2図は断面図、
第3図は側面図。第4図は従来の板バネを用いた防音壁
側面図、第5図は同断面図である。 1……H形鋼支柱 2……開口部または隙間 3……壁部材 4……弾性体 5……板状固定バネ 6……弾性体案内部材 7……騒音が漏れる経路 8……落下防止ワイヤー 9……中心部 10……弾性片

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】H形鋼支柱(1)の開口部(2)にパネル
    材あるいは板材等の壁部材(3)をはめ込み壁体を建築
    する工法において、上記壁部材と支柱との間隙に上方よ
    り打ち込み得、また壁部材の高さと対応し得る長さを有
    し、かつ中央部(9)より少なくとも一対の弾性片(1
    0)…を有することを特徴とするH形鋼支柱にはめ込む
    壁部材固定用弾性体
JP13453389U 1989-11-20 1989-11-20 H形鋼支柱にはめ込む壁部材固定用弾性体 Expired - Lifetime JPH0738333Y2 (ja)

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KR20230060903A (ko) * 2021-10-28 2023-05-08 고려대학교 산학협력단 터널용 정체 기류 저감 거더 시스템

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