JPH0737907A - 半導体処理装置およびその処理方法 - Google Patents

半導体処理装置およびその処理方法

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JPH0737907A
JPH0737907A JP18101793A JP18101793A JPH0737907A JP H0737907 A JPH0737907 A JP H0737907A JP 18101793 A JP18101793 A JP 18101793A JP 18101793 A JP18101793 A JP 18101793A JP H0737907 A JPH0737907 A JP H0737907A
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processing
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JP18101793A
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English (en)
Inventor
Yuichiro Ishii
裕一郎 石井
Haruyuki Shimakawa
晴之 島川
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Toshiba Corp
Toshiba Electronic Device Solutions Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Microelectronics Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、ワイヤボンダと搬送ラインとの間で
ICの受け渡しを行うIC供給装置において、ICの受
け渡しを効率的なものとすることができるようにするこ
とを最も主要な特徴とする。 【構成】たとえば、ワイヤボンダ13と搬送ライン17
との間にIC供給装置18を移動自在に配置する。そし
て、搬送ライン17上を搬送される本工程未加工のIC
120はローダ部18aで取り込み、対のワイヤボンダ
13の加工点に供給する。また、ワイヤボンダ13から
の加工済みIC120はアンローダ部18bで受け取
り、搬送ライン17上に排出する。こうして、ワイヤボ
ンダ13との間のIC120の受け渡しを、ワイヤボン
ダ13ごとに設けられるIC供給装置18により一方向
から行う構成となっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、たとえば半導体集積
回路装置の組み立てを行う製造ラインにおいて、加工装
置と搬送ラインとの間で被加工物の受け渡しを行う半導
体処理装置およびその処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体集積回路装置の製造ライン
においては、たとえば図9に示すように、複数台の加工
装置(ここでは、2台)101,101のそれぞれに、
未加工のICを供給するローダ102、および加工済み
のICを取り込むアンローダ103が用意されていた。
【0003】そして、搬送ライン104上を搬送されて
くる未加工のICを、受け入れ可能な加工装置101の
ローダ102で受け、このローダ102により対応する
加工装置101の加工点に供給するとともに、加工の終
了にともなって、加工装置101より排出される加工済
みのICを対応するアンローダ103で受け、このアン
ローダ103により搬送ライン104上に排出するよう
な配置とされていた。
【0004】しかしながら、この製造ラインの場合、加
工装置101,101の相互間に、ローダ102とアン
ローダ103とが隣り合って存在するため、ライン全体
が非常に長いものとなるという欠点があった。
【0005】そこで、たとえば図10に示すように、隣
り合うローダとアンローダとを1つの供給装置110に
まとめることで、全体長を短くしてなる製造ラインが構
築されるようになった。
【0006】ところで、たとえば図11に示すように、
この種の製造ラインにて一般に加工されるIC120
は、複数個(この場合、8個)のリードフレーム121
が連結された比較的に長さの長いものとなっている。
【0007】このため、たとえば図12に示すように、
加工装置101の両サイドに供給装置110が配置され
た構成においては、供給装置110より加工装置101
に未加工のIC120を供給する際、または加工装置1
01から供給装置110に加工済みのIC120が排出
される際に、他方の供給装置は動作できなくなる。
【0008】これを解決するためには、たとえば加工装
置101の加工点101aの両脇にIC120を一時的
に退避できるだけのスペース101bを設けなければな
らず、どうしても加工装置101が大型化する。
【0009】また、図10に示した製造ラインにおいて
は、加工装置101,101間の供給装置110にトラ
ブルが生じた場合、両サイドの加工装置101が動作不
能となる。
【0010】すなわち、図13に示すように、たとえば
4台の加工装置101と1台の検査装置130とを直線
的に並べ、各装置の相互間に供給装置110をそれぞれ
配置してなる製造ラインにおいては、加工装置101が
大型化するということで加工装置101のコストが上が
る、フロアスペースの効率が悪くなる、さらにはオペレ
ータ140の一人当たりの監視可能な台数が少なくなっ
て保守性が低下するなどの悪影響を生じ、また供給装置
110がトラブルと両サイドの加工装置101が動作不
能となるということで生産性の低下を招くなどの問題が
あった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、従来
においては、加工装置の大型化および生産性の低下を招
くという欠点があった。そこで、この発明は、加工装置
の大型化を招くことなく、製造ラインの短縮化が図れる
とともに、生産性を向上することが可能な半導体処理装
置およびその処理方法を提供することを目的としてい
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明の半導体処理装置にあっては、被加工物
を加工する加工装置と、この加工装置で加工される前記
被加工物を搬送する搬送ラインとの間で、前記被加工物
の受け渡しを行うものであって、前記搬送ラインおよび
前記加工装置の間に移動自在に設けられ、前記搬送ライ
ンを搬送される被加工物を取り込み、この取り込んだ被
加工物の前記加工装置への供給を行うローダ機構と、前
記加工装置で加工された被加工物を受け入れ、この受け
入れた被加工物の前記搬送ラインへの排出を行うアンロ
ーダ機構とから構成されている。
【0013】また、この発明の半導体処理装置にあって
は、被加工物を加工する複数の加工装置と、それぞれの
加工装置で加工される前記被加工物を搬送する搬送ライ
ンとの間で、前記被加工物の受け渡しを行うものであっ
て、前記搬送ラインおよび前記加工装置の間に、前記加
工装置のそれぞれに対応して移動自在に設けられ、前記
搬送ラインを搬送される被加工物を取り込み、この取り
込んだ被加工物の前記加工装置への供給を行うローダ機
構と、前記加工装置で加工された被加工物を受け入れ、
この受け入れた被加工物の前記搬送ラインへの排出を行
うアンローダ機構と、前記搬送ラインを搬送される被加
工物を受け入れ可能な他の加工装置へ案内すべく、前記
搬送ライン上を搬送される被加工物をパスするバイパス
機構とから構成されている。
【0014】さらに、この発明の半導体処理装置の処理
方法にあっては、被加工物を加工する複数の加工装置
と、それぞれの加工装置で加工される前記被加工物を搬
送する搬送ラインとの間で、前記被加工物の受け渡しを
行う場合であって、前記搬送ラインおよび前記加工装置
の間に、前記加工装置のそれぞれに対応して移動自在に
設けられ、前記搬送ラインを搬送される被加工物を取り
込み、この取り込んだ被加工物の前記加工装置への供給
を行うローダ機構と、前記加工装置で加工された被加工
物を受け入れ、この受け入れた被加工物の前記搬送ライ
ンへの排出を行うアンローダ機構と、前記搬送ラインを
搬送される被加工物を受け入れ可能な他の加工装置へ案
内すべく、前記搬送ライン上を搬送される被加工物をパ
スするバイパス機構とを具備し、前記搬送ライン上を搬
送されてくる被加工物を、前記搬送ラインの位置に移動
されるローダ機構を介して取り込み、この取り込んだ被
加工物を当該加工装置の位置に移動されるローダ機構よ
り供給し、しかる後、当該加工装置で加工された被加工
物を、当該加工装置の位置に移動されるアンローダ機構
を介して受け入れ、この受け入れた被加工物を前記搬送
ラインの位置に移動されるアンローダ機構より搬送ライ
ン上に排出するとともに、前記ローダ機構および前記ア
ンローダ機構の動作中にあっては、前記搬送ライン上を
搬送される被加工物を、前記バイパス機構を介して受け
入れ可能な他の加工装置へ案内するようになっている。
【0015】
【作用】この発明は、上記した手段により、加工装置へ
の被加工物の供給と加工装置からの被加工物の取り込み
とを一方向より行うことができるようになるため、被加
工物の受け渡しを効率的なものとすることが可能となる
ものである。
【0016】
【実施例】以下、この発明の一実施例について図面を参
照して説明する。図1は、本発明にかかる半導体集積回
路装置組立用製造ラインの概略構成を示すものである。
【0017】すなわち、この製造ラインは、たとえばマ
ウント装置(Die−Mounter)11、キュア装
置(Cure Unit)12、加工装置としてのワイ
ヤボンダ(Wire−Bonder)13、外観検査装
置14、モールド装置(Molding Unit)1
5、および成形装置16と、前述した被加工物としての
IC120を搬送する搬送ライン17と、上記ワイヤボ
ンダ13のそれぞれに対応して設けられたフィーダとし
てのIC供給装置(半導体処理装置)18とからなって
いる。
【0018】マウント装置11は、図示していない半導
体チップ(ペレット)を前記のIC120の前記各リー
ドフレーム121上にマウント(接着)するものであ
る。キュア装置12は、上記マウント装置11でのマウ
ント工程を経て排出されるIC120の、各リードフレ
ーム121上にマウントされている半導体チップを、そ
れぞれのリードフレーム121上に固着させるものであ
る。
【0019】ワイヤボンダ13は、上記キュア装置12
でのキュア工程を経て排出される本ボンディング工程未
加工のIC120に対して、各リードフレーム121の
インナリードと半導体チップの電極とを配線(金ワイヤ
などにより電気的に接続)するものである。
【0020】この種の製造ラインにおいては、ボンディ
ング工程に最も時間を要するため、通常は複数台(本実
施例では4台)のワイヤボンダが用意されている。外観
検査装置14は、上記ワイヤボンダ13でのボンディン
グ工程を経て排出されるIC120の、各リードフレー
ム121における配線の状態などを検査するものであ
る。
【0021】モールド装置15は、上記外観検査装置1
4での検査に合格したIC120上の、各リードフレー
ム121のインナリードと半導体チップとを樹脂により
封止するものである。
【0022】成形装置16は、上記モールド装置15で
のモールド工程を経て排出されるIC120の、各リー
ドフレーム121のアウタリードを成形し、半導体集積
回路装置を形作るものである。
【0023】IC供給装置18は、たとえば図2に示す
ように、対になっているワイヤボンダ13のそれぞれに
対して図示矢印a方向に移動自在に設けられ、各ワイヤ
ボンダ13と上記搬送ライン17との間でIC120の
受け渡しを行うものである。
【0024】すなわち、IC供給装置18のそれぞれ
は、搬送ライン17を搬送されてくる未加工のIC12
0を取り込み、それをワイヤボンダ13の加工点に供給
するとともに、ワイヤボンダ13で加工された加工済み
のIC120を受け入れ、それを上記搬送ライン17上
に排出するようになっている。
【0025】また、IC供給装置18は、対になってい
るワイヤボンダ13がIC120を受け入れられない状
態、つまり当該ワイヤボンダ13の加工動作中において
は、上記搬送ライン17上を搬送されるIC120を、
他の受け入れ可能なワイヤボンダ13と対になっている
IC供給装置18に送るようになっている。
【0026】図3は、上記したワイヤボンダ13および
IC供給装置18の構成の概略を示すものである。すな
わち、ワイヤボンダ13は、IC供給装置18からの未
加工IC120の加工点への取り込みおよび加工点から
の加工済みIC120のIC供給装置18への払い出し
を行うIC搬送機構部13Aと、上記加工点に取り込ん
だ未加工IC120に対するワイヤ・ボンディングを行
うボンディング機構駆動部13Bとからなっている。
【0027】上記IC搬送機構部13Aは、IC120
の搬送を行う搬送用爪(詳細については後述する)13
a、およびこの爪13aで搬送されるIC120を案内
する搬送レール13bなどから構成されている。
【0028】この場合、上記ワイヤボンダ13の搬送レ
ール13bは、搬送ライン17に対して支持部材13k
を介して一体的に取り付けられており、搬送ライン17
を搬送されるIC120の幅に応じて、適宜、その幅が
変更されるようになっている。
【0029】上記ボンディング機構駆動部13Bは、加
工点においてIC120を固定するフレーム押さえ13
c、このフレーム押さえ13cで固定されたIC120
上の各リードフレーム121にスプール13dより引き
出されるワイヤ13eをボンディングするためのツール
13f、このボンディングツール13fの位置を変更す
るX軸モータ13g,Y軸モータ13h,Z軸モータ1
3i、およびボンディング動作をモニタするためのカメ
ラ13jなどから構成されている。
【0030】IC供給装置18は、前記搬送ライン17
上を搬送されるIC120を取り込み、この取り込んだ
IC120の前記ワイヤボンダ13への供給を行うロー
ダ部18aと、前記ワイヤボンダ13で加工されたIC
120を受け入れ、この受け入れたIC120の前記搬
送ライン17上への排出を行うアンローダ部18bとを
有して構成されている。
【0031】また、前記搬送ライン17上を搬送される
IC120を受け入れ可能な他のワイヤボンダ13へ案
内すべく、前記搬送ライン17上を搬送されるIC12
0をパスするバイパス部18c,18dが設けられてい
る。
【0032】バイパス部18c,18dは、上記ローダ
部18aまたは上記アンローダ部18bが搬送レール1
3bに対向する位置において、それぞれ前記搬送ライン
17に対応する位置に設けられている。
【0033】そして、IC供給装置18は、昇降モータ
18eにより駆動される昇降用ネジ18fによって上下
(矢印a)方向に移動されるとともに、幅変更機構18
gによって左右方向に移動できるようになっている。
【0034】図4は、上記した搬送用爪13aの概略構
成を示すものである。すなわち、この搬送用爪13a
は、たとえばIC120を挟持すべく可動自在に設けら
れた2本の爪を有し、図示せぬ移動機構により前記ワイ
ヤボンダ13の搬送レール13bに沿って平行に移動さ
れるようになっている。
【0035】次に、上記した構成における動作について
説明する。図5,図6は、ワイヤボンダ13に対するI
C120の搬送方法について示すものである。
【0036】たとえば、キュア工程を終えたIC120
は、搬送ライン17上を搬送されてボンディング工程部
へと導かれる。このとき、IC120を受入れ可能とな
っているワイヤボンダ13の、対になっているIC供給
装置18のローダ部18aが搬送ライン17に対応する
位置に移動される。
【0037】これにより、キュア工程を終えて搬送ライ
ン17上を搬送されるIC120は、そのIC供給装置
18のローダ部18aにて取り込まれる(図5
(a))。そして、このローダ部18aが搬送レール1
3bの位置に移動されることにより、ローダ部18a内
の本工程未加工のIC120は、搬送用爪13aによっ
て引き出され、搬送レール13b上のボンディングツー
ル13fに対応する加工点に供給される(図5
(b))。
【0038】この加工点に送られたIC120は、上記
ボンディング機構駆動部13Bの動作によって加工され
る、つまりボンディングツール13fによる周知のワイ
ヤ・ボンディングが行われる。
【0039】また、この加工中において、上記キュア工
程を経て搬送ライン17上を次のIC120が搬送され
てきた場合には、再度、IC供給装置18のローダ部1
8aが搬送ライン17に対応する位置に移動される。そ
して、このローダ部18aにより、取り込まれる(図5
(c))。
【0040】すなわち、このIC供給装置18に対応す
るワイヤボンダ13が加工中であっても、IC供給装置
18のローダ部18aが空の場合には、ローダ部18a
による未加工IC120の取り込みが行われる。
【0041】一方、上記加工点に送られたIC120の
加工が終了した場合には、IC供給装置18のアンロー
ダ部18bが搬送レール13bに対応する位置に移動さ
れ、このアンローダ部18bに対して加工済みIC12
0が搬送用爪13aによりしまい込まれる(図6
(a))。
【0042】このとき、図示のように、ローダ部18a
にて加工待ちのIC120がすでに保持されている状態
において、上記キュア工程を経て搬送ライン17上を次
の未加工IC120が搬送されてきた場合には、そのI
C120は、搬送ライン17の位置に対応されているバ
イパス部18dより搬送ライン17を通して、他のワイ
ヤボンダ13と対のIC供給装置18に送られる。
【0043】そして、アンローダ部18bでの加工済み
IC120のしまい込みが終了すると、再度、ローダ部
18aが搬送レール13bの位置に移動されることによ
り、ローダ部18a内の本工程未加工のIC120が搬
送レール13b上の加工点に供給される(図6
(b))。
【0044】これにより、同様にして、加工点に送られ
たIC120に対する本工程での加工が行われる。ま
た、ローダ部18a内の未加工IC120の加工点への
供給が完了すると、アンローダ部18bが搬送ライン1
7の位置に移動されることにより、アンローダ部18b
内の加工済みIC120が搬送ライン17上に排出され
る(図6(c))。
【0045】この加工済みのIC120は、搬送ライン
17上を搬送され、他のワイヤボンダ13と対のIC供
給装置18のバイパス部18cまたはバイパス部18d
を経て、次段の外観検査装置14に送られる。
【0046】これ以降、前述の動作が繰り返され、上記
キュア工程を経て搬送ライン17上を搬送されてくる本
工程未加工のIC120は、順次、受け入れ可能なワイ
ヤボンダ13と対となっているIC供給装置18のロー
ダ部18aを介して加工点に送られる(図6(d))。
【0047】また、ワイヤボンダ13の加工点からの加
工済みIC120は、アンローダ部18bを介して搬送
ライン17上に排出された後、他のワイヤボンダ13と
対になっているIC供給装置18のバイパス部18c,
18dを経て後段の工程に送られる。
【0048】なお、上記実施例の場合、たとえば図7に
示すように、IC120への加工を行いながらIC供給
装置18のアンローダ部18bへのしまい込みが可能と
なるため、その分、IC120を一時的に退避できるだ
けのスペースが不要となり、ワイヤボンダ13を小型化
できる。
【0049】上記したように、ワイヤボンダへの未加工
ICの供給とワイヤボンダからの加工済みICの取り込
みとを一方向より行うことができるようにしている。す
なわち、ワイヤボンダの加工点に対して未加工のICを
IC供給装置より供給し、加工終了後に、加工済みのI
Cを再び同じIC供給装置にしまい込むようにしてい
る。これにより、ワイヤボンダに専有のリターン型フィ
ーダを構成できるようになるため、ワイヤボンダと搬送
ラインとの間でのICの受け渡しを効率的なものとする
ことが可能となる。したがって、ワイヤボンダの大型化
を招くことなどなく、高効率のIC搬送を実現できるも
のである。
【0050】しかも、大型化を抑えられる分だけワイヤ
ボンダのコストをさげることができるとともに、製造ラ
インの全体長を短縮でき、よってフロアスペースの効率
や保守性をも向上することが可能となるものである。
【0051】また、IC供給装置がトラブルを起こした
場合、使用できないワイヤボンダがそれだけで済む、つ
まりトラブルを起こしたIC供給装置と対のワイヤボン
ダを除く他のワイヤボンダは通常どおり使用することが
できるようになるため、生産性が低下されることもな
い。
【0052】特に、小ピンあるいは短ループ長のICよ
りもボンディング時間の長い、多ピンあるいは長ループ
長のICに用いた場合に有用である。なお、上記実施例
においては、搬送用爪13aによる挟持方式によりIC
の受け渡しを行う場合について説明したが、これに限ら
ず、たとえば図8に示すように、IC120にあらかじ
め設けられている穴122に略L字型のアーム19を引
っ掛ける方式としても良い。
【0053】または、ワイヤボンダに設ける場合に限ら
ず、たとえばIC供給装置側にIC搬送用の機構を設け
るようにすることもできる。また、IC供給装置を、ロ
ーダ部およびアンローダ部と2本のバイパス部との2段
1列構成としたが、段数をさらに増やして保持できるI
Cの容量を多くすることも可能であるし、搬送ラインの
増設とともに複数列に構成することで、搬送能力をより
高めることも容易である。
【0054】さらに、IC供給装置の動作は上下方向に
限らず、たとえば設置用のフロアスペースにゆとりがあ
る場合には、横(前後)方向または斜め方向への上下動
作とするようにしても良い。その他、この発明の要旨を
変えない範囲において、種々変形実施可能なことは勿論
である。
【0055】
【発明の効果】以上、詳述したようにこの発明によれ
ば、加工装置の大型化を招くことなく、製造ラインの短
縮化が図れるとともに、生産性を向上することが可能な
半導体処理装置およびその処理方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例にかかる半導体集積回路装
置組立用製造ラインの概略構成を示す正面図。
【図2】同じく、IC供給装置とワイヤボンダとの位置
関係を説明するために示す斜視図。
【図3】同じく、ワイヤボンダおよびIC供給装置の構
成の概略を示す斜視図。
【図4】同じく、搬送用爪の概略構成を示す斜視図。
【図5】同じく、ワイヤボンダに対するICの搬送方法
の前半部分について説明するために示す第1の図。
【図6】同じく、ワイヤボンダに対するICの搬送方法
の後半部分について説明するために示す第2の図。
【図7】同じく、IC供給装置のアンローダ部へのIC
のしまい込み動作時の一例を説明するために示す図。
【図8】この発明の他の実施例にかかるICの搬送用機
構の構成例を示す斜視図。
【図9】従来技術とその問題点を説明するために示す製
造ラインの概略構成図。
【図10】同じく、製造ラインの他の構成を示す概略
図。
【図11】同じく、ICの一構成例を示す斜視図。
【図12】同じく、加工装置の構成の概略を説明するた
めに示す図。
【図13】同じく、製造ラインの要部の構成を具体化し
て示す斜視図。
【符号の説明】
13…ワイヤボンダ(加工装置)、13A…IC搬送機
構部、13B…ボンディング機構駆動部、13a…搬送
用爪、13b…搬送レール、13f…ボンディングツー
ル、17…搬送ライン、18…IC供給装置(半導体処
理装置)、18a…ローダ部(ローダ機構)、18b…
アンローダ部(アンローダ機構)、18c,18d…バ
イパス部(バイパス機構)、18e…昇降モータ、18
f…昇降用ネジ、120…IC(被加工物)。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被加工物を加工する加工装置と、この加
    工装置で加工される前記被加工物を搬送する搬送ライン
    との間で、前記被加工物の受け渡しを行う装置であっ
    て、 前記搬送ラインおよび前記加工装置の間に移動自在に設
    けられ、 前記搬送ラインを搬送される被加工物を取り込み、この
    取り込んだ被加工物の前記加工装置への供給を行うロー
    ダ機構と、 前記加工装置で加工された被加工物を受け入れ、この受
    け入れた被加工物の前記搬送ラインへの排出を行うアン
    ローダ機構とを具備したことを特徴とする半導体処理装
    置。
  2. 【請求項2】 被加工物を加工する複数の加工装置と、
    それぞれの加工装置で加工される前記被加工物を搬送す
    る搬送ラインとの間で、前記被加工物の受け渡しを行う
    装置であって、 前記搬送ラインおよび前記加工装置の間に、前記加工装
    置のそれぞれに対応して移動自在に設けられ、 前記搬送ラインを搬送される被加工物を取り込み、この
    取り込んだ被加工物の前記加工装置への供給を行うロー
    ダ機構と、 前記加工装置で加工された被加工物を受け入れ、この受
    け入れた被加工物の前記搬送ラインへの排出を行うアン
    ローダ機構と、 前記搬送ラインを搬送される被加工物を受け入れ可能な
    他の加工装置へ案内すべく、前記搬送ライン上を搬送さ
    れる被加工物をパスするバイパス機構とを具備したこと
    を特徴とする半導体処理装置。
  3. 【請求項3】 被加工物を加工する複数の加工装置と、
    それぞれの加工装置で加工される前記被加工物を搬送す
    る搬送ラインとの間で、前記被加工物の受け渡しを行う
    方法であって、 前記搬送ラインおよび前記加工装置の間に、前記加工装
    置のそれぞれに対応して移動自在に設けられ、 前記搬送ラインを搬送される被加工物を取り込み、この
    取り込んだ被加工物の前記加工装置への供給を行うロー
    ダ機構と、 前記加工装置で加工された被加工物を受け入れ、この受
    け入れた被加工物の前記搬送ラインへの排出を行うアン
    ローダ機構と、 前記搬送ラインを搬送される被加工物を受け入れ可能な
    他の加工装置へ案内すべく、前記搬送ライン上を搬送さ
    れる被加工物をパスするバイパス機構とを具備し、 前記搬送ライン上を搬送されてくる被加工物を、前記搬
    送ラインの位置に移動されるローダ機構を介して取り込
    み、この取り込んだ被加工物を当該加工装置の位置に移
    動されるローダ機構より供給し、 しかる後、当該加工装置で加工された被加工物を、当該
    加工装置の位置に移動されるアンローダ機構を介して受
    け入れ、この受け入れた被加工物を前記搬送ラインの位
    置に移動されるアンローダ機構より搬送ライン上に排出
    するとともに、 前記ローダ機構および前記アンローダ機構の動作中にあ
    っては、前記搬送ライン上を搬送される被加工物を、前
    記バイパス機構を介して受け入れ可能な他の加工装置へ
    案内するようにしたことを特徴とする半導体処理装置の
    処理方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100724042B1 (ko) * 2005-06-09 2007-06-04 한미반도체 주식회사 반도체 처리장치 및 처리방법
WO2009028595A1 (ja) * 2007-08-31 2009-03-05 Canon Anelva Corporation 基板処理装置

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