JPH0737869Y2 - 印刷機のインキ壷装置 - Google Patents

印刷機のインキ壷装置

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JPH0737869Y2
JPH0737869Y2 JP13045688U JP13045688U JPH0737869Y2 JP H0737869 Y2 JPH0737869 Y2 JP H0737869Y2 JP 13045688 U JP13045688 U JP 13045688U JP 13045688 U JP13045688 U JP 13045688U JP H0737869 Y2 JPH0737869 Y2 JP H0737869Y2
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ink fountain
ink
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fountain roller
roller
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JP13045688U
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英明 月本
豊 淵
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Komori Corp
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  • Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は印刷機においてインキ壷内に蓄えたインキをイ
ンキ壷内でのインキ壷ローラの回転により流出させてイ
ンキ壷ローラの周面にインキ皮膜を形成させるインキ壷
装置に関するものである。
〔従来の技術〕
印刷機において版胴の版面にインキを供給するインキ装
置は、上記インキ壷装置と、多数のローラ群とを備えて
おり、インキ壷ローラの周面に形成されたインキ皮膜
は、ローラ間を転移する間に各方向に均されて練られた
のち、インキ着ローラにより版面に供給される。
このようなインキ装置におけるインキ壷装置には、印刷
作業の開始前にインキ壷内のインキを均したり、インキ
をインキ壷内で練ったりするためのラチェットハンドル
が設けられており、このラチェットハンドルは、印刷作
業中にインキ壷内のインキ濃度を上げたり、印刷終了時
にインキ壷を清浄したりする場合にも使用される。
このラチェットハンドルは従来、インキ壷ローラの軸端
部に固定されたラチェットホイルと、その外周に回動自
在に嵌合されたホルダと、このホルダに連結されたハン
ドルと、前記ホルダに支持されてラチェットホイルの歯
と噛合いばね部材で噛合方向に付勢された爪とを備えて
おり、インキ壷ローラの休転中にハンドルを把持して正
逆方向へ所定角度ずつ回動操作すると、爪と歯との噛合
によりインキ壷ローラが所定角度ずつ間欠的に回動して
インキを練ったりする。印刷作業中はハンドルが静止し
ているので、爪と歯とが滑るようにラチェットホイルが
空転しながらインキ壷ローラが駆動装置で駆動されて手
動操作の場合と同方向へ間欠回動し、インキが流出す
る。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、このような従来のインキ壷装置において
は、ラチェットハンドルの爪と歯とが、印刷作業中にも
噛合っていることにより、インキ壷ローラが間欠回動す
ると、爪がばね力に抗し歯で弾かれて揺動を繰り返すの
で、騒音が発生して静粛な作業環境が保持できないばか
りでなく、爪や歯の耐久性が低下するという問題があっ
た。
〔課題を解決するための手段〕
このような課題を解決するために本考案では、インキ壷
ローラの軸端部に装着されて休転中のインキ壷ローラを
手動操作で所定角度ずつ間欠回動させるラチェットハン
ドルを、インキ壷ローラの端軸に軸着されたラチェット
ホイルと、放射方向に突出する管状部を備えラチェット
ホイルの外周に回動自在に嵌合されたホルダと、前記管
状部の内孔に摺動自在に嵌合され摺動によりラチェット
ホイルの歯と噛合,非噛合になる爪を備えた爪支持部材
と、前記管状部内に装填され前記軸を爪の非噛合方向に
付勢する弾性部材と、この弾性部材の付勢力に抗して前
記爪支持部材を爪の噛合方向に摺動させる操作部とで構
成した。
〔作用〕
印刷作業中は爪支持部材が弾性部材で付勢されて爪と歯
との噛合が解かれているので、インキ壷ローラが回動し
てラチェットホイルが回動しても騒音が発生したり爪や
歯が摩耗したりすることがない。インキ壷ローラの休転
中、管状部を把持し、弾性部材の弾発力に抗して爪と歯
とを噛合わせながらラチェットハンドルを往復回動させ
ると、インキ壷ローラが間欠回動してインキが練られた
りする。
〔実施例〕
第1図ないし第3図は本考案に係るインキ壷装置の実施
例を示し、第1図は非使用中の状態で示すラチェットハ
ンドルの縦断面図、第2図は使用状態で示すラチェット
ハンドルの縦断面図、第3図はインキ壷装置近傍の概要
側面図である。図において、フレーム側にはインキ壷ロ
ーラ1が回動自在に軸支されており、印刷作業中、駆動
装置で駆動されて図に矢印で示す方向に間欠回動してい
る。このインキ壷ローラ1の周面下端には、板状に形成
されたインキブレード2の先端が対接されており、その
先端とインキ壷ローラ1の周面との間には、図に符号t
で示す調節自在なすき間が形成されている。インキブレ
ード2の両端には三角形状のインキせき3が円弧状端縁
をインキ壷ローラ1の周面に対接させて設けられてお
り、このインキせき3と、インキブレード2と、インキ
壷ローラ1の周面とで、樋状のインキ壷4が形成されて
いる。インキ壷4内にはインキ5が蓄えられており、こ
のインキ5は、インキ壷ローラ1の回動によりすき間t
から流出してインキ壷ローラ1の周面にインキ皮膜を形
成させるように構成されている。6はインキ壷ローラ1
の側方に位置してフレーム側に回転自在に軸支された振
りローラであって、この振りローラ6とインキ壷ローラ
1との間には、カム機構等で揺動するローラアーム7で
両端部を支持された移しローラ8が配設されており、ロ
ーラアーム7の揺動により移しローラ8が両ローラ1,6
の周面に交互に対接するように往復動し、インキ5を両
ローラ1,6間で転移させるように構成されている。振り
ローラ6に転移したインキ5は、図示しないローラ群間
で転移して版面に供給される。
このようなインキ装置のインキ壷装置には、全体を符号
9で示すラチェットハンドルが、インキ壷ローラ1の片
側の軸端部に設けられている。すなわちインキ壷ローラ
1の端軸10には、外周部に複数個の歯11aが形成された
ラチェットホイル11が軸着されており、このラチェット
ホイル11の外周面には、放射方向に突出する管状部12a
を備えた環状のホルダ12が回動自在に嵌合されている。
このホルダ12の管状部12aに形成されたねじ部には、管
状のハンドル13と螺合により一体化されたパイプ14のね
じ部が着脱自在に螺合されており、このようにして一体
化されたハンドル13,パイプ14,管状部12aの内孔には、
軸15が摺動自在に嵌合されている。軸15の下端部には、
この軸15の摺動により歯11aと噛合,非噛合となる爪15a
が形成されており、また、軸15の上端部には、その摺動
によりハンドル13の先端から突出,非突出となる押圧部
15bが形成されている。管状部12a内には、軸15を爪15a
の非噛合方向に付勢する圧縮コイルばね16が軸15の段部
と管状部12aの段部との間に位置して装填されており、
この圧縮コイルばね16の弾発力に抗して押圧部15bを押
圧することにより、爪15aが歯11aと噛合うように構成さ
れている。17はラチェットホイル11とホルダ12との嵌合
部潤滑用のグリスカップであり、また18はラチェットハ
ンドル9の回動限を規制する調節自在なストッパであ
る。
以上のように構成されたインキ壷装置の動作を説明す
る。印刷作業を開始すると、インキ壷ローラ1が矢印方
向に間欠回動し、インキ壷4内のインキ5はすき間tか
ら流出してインキ壷ローラ1の周面にインキ皮膜となっ
て付着したのち、移しローラ8の往復動により振りロー
ラ6の周面に転移する。このあと、インキはローラ群間
で転移する間に各方向に均されて練られ、インキ着ロー
ラにより版面に供給される。このような印刷作業中に
は、ラチェットハンドル9のハンドル13が図示しない固
定部材で固定されており、第1図に示すように軸15が圧
縮コイルばね16の弾発力で上方へ付勢されて爪15aと歯1
1aとの噛合が解かれているので、インキ壷ローラ1の端
軸10に固定されたラチェットホイル11は、歯11aをホル
ダ12の内周面に沿って滑らしながら回動する。この場
合、爪15aと歯11aとが噛合っておらず、嵌合部がグリス
カップ17からのグリスで潤滑されているので、騒音が発
生せず、爪15aや歯11aが摩耗しない。なお、軸15はハン
ドル13の段部で上昇限を規制されているので、抜けるこ
とがない。
印刷作業の合間に、例えばインキ壷4内のインキ5を練
りたい場合には、すき間tをゼロに調節したのちハンド
ル13の固定を解き、ハンドル13を把持しながら指頭等で
軸15の押圧部15bを第2図に矢印で示すように押すと、
軸15が圧縮コイルばね16の弾発力に抗して下降し、爪15
aが歯11aと噛合うので、押圧部15bを押しながらハンド
ル13を往復回動させると、インキ壷ローラが間欠回動し
てインキ5が練られる。
爪15aが破損したり、長期の使用で摩耗した場合等に
は、パイプ14と管状部12aとの螺合およびハンドル13と
パイプ14との螺合を弛めれば、軸15が抜けるので、保守
が容易である。
〔考案の効果〕
以上の説明により明らかなように本考案によれば印刷機
のインキ壷装置において、インキ壷ローラの軸端部に装
着されて休転中のインキ壷ローラを手動操作で所定角度
ずつ間欠回動させるラチェットハンドルを、インキ壷ロ
ーラの端軸に軸着されたラチェットホイルと、放射方向
に突出する管状部を備えラチェットホイルの外周に回動
自在に嵌合されたホルダと、前記管状部の内孔に摺動自
在に嵌合され摺動によりラチェットホイルの歯と噛合,
非噛合になる爪を備えた爪支持部材と、前記管状部内に
装填され前記軸を爪の非噛合方向に付勢する弾性部材
と、この弾性部材の付勢力に抗して前記爪支持部材を爪
の噛合方向に摺動させる操作部とで構成したことによ
り、インキ壷ローラの休転時にラチェットハンドルを回
動させることによりインキ壷ローラが回動してインキが
練られたりすることはもとより、印刷作業中にはラチェ
ットの爪と歯とが噛合っていないので、ラチェットホイ
ルが回動しても騒音が発生せず、静粛な作業環境が確保
されるとともに、爪や歯の摩耗が少なく耐久性が向上す
る。また管状部とホルダとの連結を解けば爪支持部材が
抜けるので爪の保守が容易で作業性が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本考案に係る印刷機のインキ壷装
置の実施例を示し、第1図は非使用中の状態で示すラチ
ェットハンドルの縦断面図、第2図は使用状態で示すラ
チェットハンドルの縦断面図、第3図はインキ壷装置近
傍の概要側面図である。 1……インキ壷ローラ、4……インキ壷装置、9……ラ
チェットハンドル、10……端軸、11……ラチェットホイ
ル、11a……歯、12……ホルダ、12a……管状部、13……
ハンドル、14……パイプ、15……軸、15a……爪、15b…
…押圧部、16……圧縮コイルばね。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】インキ壷ローラに軸端部に装着され休転中
    のインキ壷ローラを手動操作で所定角度ずつ間欠回動さ
    せるラチェットハンドルを、インキ壷ローラの端軸に軸
    着されたラチェットホイルと、放射方向に突出する管状
    部を備え前記ラチェットホイルの外周に回動自在に嵌合
    されたホルダと、前記管状部の内孔に摺動自在に嵌合さ
    れ摺動により前記ラチェットホイルの歯と噛合,非噛合
    になる爪を備えた爪支持部材と、前記管状部内に装填さ
    れ前記爪支持部材を爪の非噛合方向に付勢する弾性部材
    と、この弾性部材の付勢力に抗して前記爪支持部材を爪
    の噛合方向に摺動させる操作部とで構成したことを特徴
    とする印刷機のインキ壷装置。
JP13045688U 1988-10-06 1988-10-06 印刷機のインキ壷装置 Expired - Lifetime JPH0737869Y2 (ja)

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