JPH07375B2

JPH07375B2 - 印刷機用紙葉渡し装置

Info

Publication number: JPH07375B2
Application number: JP1257998A
Authority: JP
Inventors: チェンカーノルベルト; ポリヒゲールハルト; ルクセムハイナー
Original assignee: ハイデルベルガードルックマシーネンアクチェンゲゼルシャフト
Priority date: 1988-10-04
Filing date: 1989-10-04
Publication date: 1995-01-11
Anticipated expiration: 2010-01-11
Also published as: GB2224493B; US5024432A; FR2637224B1; FR2637224A1; DE3833645C2; GB8921943D0; DE3833645A1; GB2224493A; JPH02147341A

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］本発明は、前当てに当って位置が決った紙葉を受取り、
その紙葉を紙葉案内胴に引渡すための印刷機用紙葉渡し
装置であって、受取り位置と引渡し位置の間で旋回可能
な予くわえづめ装置と、予くわえづめ装置に担持された
くわえづめパッドと、くわえつめパッドに対応するくわ
えづめを担持していて予くわえづめ装置に旋回可能に取
付けられているくわえづめシャフトと、くわえづめシャ
フトの旋回運動がくわえづめをつめに伝達されるように
くわえづめシャフトとくわえづめのつめとの間に配置さ
れた結合部材と、くわえづめシャフトをその軸線の回り
に旋回させる旋回装置と、旋回装置をコントロールする
コントロール面を有し予くわえづめ装置が紙葉受取り位
置にあるときのくわえづめのつめパッドの間にあり、前
当てに当って位置が決った紙葉の端部が通りくわえづめ
がシート前縁の上方のストッパを形成するような間隙の
大きさが紙葉の厚さに応じて設定され得るように調節可
能なカムセグメントとを含んでいる印刷機用紙葉渡し装
置に関する。

［従来の技術］ドイツ特許公報DE-OS1611291はこのような紙葉渡し装置
に関するものであるが、このものではカムセグメントの
調節ということを具体化していない。

ドイツ特許公報DE-OS3536535は、旋回くわえづめ装置の
アームに担持されたくわえづめシャフトをその軸線の回
りに旋回させる旋回装置をコントロールするように調節
されるカムセグメントを開示している。この場合、カム
セグメントは不動の軸線の回りを旋回し得るようになっ
ていて、それが１つの四棒リンク機構の第１の揺動アー
ムとなっており、そのリンク機構の第２の揺動アーム
は、それが担持しているローラが押し当っているカム板
の回転によって動かされる。旋回くわえづめのアームの
各旋回位置において、くわえづめのつめのそれに対応す
るくわえづめパッドに対する相対位置は、カム板の輪郭
とカムセグメントの輪郭によって定まる。つまり、カム
板の回転位置の各についてつめとくわえづめパッドの間
の間隙の大きさが、ゼロから最大値までの間において定
まる。このことは、もしドイツ特許公報DE-OS1611291と
同じようにくわえづめのつめが紙葉の上側のストッパー
になるのであれば、各々の紙葉厚さのそれぞれぞれに対
して用いられるカム板を用意せればならないことを意味
する。紙葉の厚さが変ることに対しての対応策として他
に考えられるのは、四棒リンク機構のベルクランク連結
棒の長さを可変することである。この対策にしてもカム
板を交換するにしても、印刷機内部の機械構造の中に立
入ることが必要であり、その立入ることが普通には容易
でないので、結局はかなり長い印刷準備期間を必要とす
ることになる。

［発明が解決しようとする課題］現行技術が以上のとおりであるので、本発明が目的とす
るのは、紙葉の厚さが変ることに対応する準備時間が不
要いなる、前述した方式の紙葉渡し装置を提供すること
である。

［課題を解決するための手段］この目的は特許請求の範囲第１項の特徴項に記載の紙葉
渡し装置によって達成される。

［作用］本発明によるコントロールシャフトは、印刷機の側壁に
位置され得るので、それが平行移動させられるべきと
き、外部から直接そこを近接し得るという利点を有す
る。

さらに、本発明による紙葉渡し位置を装着した印刷機が
運転中であるときにこのコントロールシャフトを動かす
ことが可能であるので、例えば、紙葉の上側のストッパ
ーなっているくわえづめのつめとくわえづめ装置のつめ
パッドの間の間隙の大きさが小さ過ぎることとなった場
合、つまり、裁断の調子が変って紙葉の前縁がけば立っ
てより広い間隙が必要になった場合に、印刷機を停止す
ることなしに必要な調節を行うことを可能にする。

特許請求の範囲第２項による本発明の有利な実施態様に
おいては、コントロールシャフトは、カムセグメントに
相対回転せぬように固定されている一方でローラレバー
にも相対回転せぬように固定されており、このローラレ
バーが担持しているローラは駆動手段によって回転させ
られるカム板に押し当っており、また、コントロールシ
ャフトは偏心ブッシングに回転自由に取付けられてお
り、この偏心ブッシングは印刷機の側壁に回転可能に取
付けられていて、調節手段によって回転させられ得る。

さらに、くわえづめ装置をコントロールする装置に関し
ているドイツ特許公報DE-OS3536535で開示されている現
行技術のものと対比するならば、ローラレバーと旋回可
能のカムセグメントとが、別個ではなくて一体にされて
取付けられ得るので、構造が簡単化されている。さらに
また、調節手段によって回転させられる偏心ブッシング
にコントロールシャフトが取付けられているので、単に
偏心ブッシングを回転させることによって、コントロー
ルシャフトを平行移動させる調節が極めて簡単に行われ
得る。この偏心ブッシングの回転は、所望の自動化程度
次第で、手動で、または電動の調節手段によって行われ
得る。

特許請求の範囲第２項に示すとおりの上記の本発明によ
る紙葉渡し装置の実施態様を、特にくわえづめのつめが
動く間において起り得る位相ずれの観点から最適化する
ことは、くわえづめ装置が紙葉受取り位置にあるときの
くわえづめのつめとつめパッドの間にある間隙の大きさ
が平均の紙葉厚さに合うようにした場合に偏心ブッシン
グが調節範囲の中央位置にあってこのときコントロール
シャフト、偏心ブッシングおよびローラ（カム板でコン
トロールされるローラレバーについているローラ）のそ
れぞれの軸線が実質的に同一平面上にあるようにするこ
とによって達せられる。

この場合、紙葉の厚さが変ったことに対処する調節とし
て偏心ブッシングをそれの中央位置から出発してどちら
の方向に廻すとしても（平均の紙葉厚さに合わせてある
つめとつめバッドの間隔をより狭くすべきかより広くす
べきかによってどちらかの方向に廻す）、カム板に押し
当っているローラの中心の位置は実質的に、偏心ブッシ
ングが回転する間の（それにより動かされる部分の）瞬
間回転中心となる。したがって、くわえづめのつめの運
動に実質的に影響を及ぼすように位相のずれは生じな
い。

特許請求の範囲第２項に示すとおりの本発明による紙渡
し装置の実施態様をくわえづめのつめが動く間において
起り得る位相ずれの観点から最適化することが、なお別
法として、カム板を回転させる駆動手段に対してのカム
板の位相関係が調節さる得るようにこのカム板を構成す
ることによって達せられる。

このような実施態様は、カムシャフトの調節の結果生じ
る位相ずれが実際上無視できる限界を超えてしまう場合
に用いられて有利である。そのような場合とは例えば、
全く同じ紙葉渡し装置によって極端に厚さの異る紙葉を
紙葉案内胴に引渡しすべき場合に起り得る。

［実施例］次に、本発明の実施例について図面を参照して説明す
る。

本発明による紙葉渡し装置は、前述した紙葉渡し装置を
相異る紙葉厚さに合うように調整することをねらうもの
である関係上、図面においては、紙葉渡し装置と共に働
く装置、つまり、紙葉を前当てまで運ぶための搬送手
段、前当て自体、紙葉案内胴といった装置は示されてい
ない。さらに図面においては、同じ構成の紙葉渡し装置
が印刷機の両側にあってよいにも拘わらず、その一方だ
けを示しいる。また、図面ではくわえづめ装置を紙葉受
取り位置と引渡し位置の間で旋回させるための手段も示
していない。これらの手段は従来技術に属するものであ
り、例えばドイツ特許第677,130号の装置を、旋回くわ
えづめがフィードテーブルの下に入るように変形するこ
とによって得られる。

図面において旋回くわえづめアーム１が示されており、
これは紙葉受取り位置と引渡し位置の間で旋回しうるも
のがあるが、図示では紙等が紙葉案内胴に引渡される位
置よりも幾分手前の位置にある。そして紙葉案内胴は、
例えば、図の矢印26の方向に回転するカム板２の軸線と
同心に配置された給紙胴であってよい。印刷機の側壁３
の一部分が鎖線で示されている。側壁３のリセス部４は
旋回くわえづめのシャフト５を受入れるためのものであ
る。このシャフト５は一部分しか示されていないが、そ
の軸線の回りで旋回し得る。旋回くわえづめのシャフト
５と旋回くわえづめアーム１とは相対回転せぬように相
互に結合されている。旋回くわえづめ装置を旋回させる
ための前述の手段（図示せず）は旋回くわえづめのシャ
フト５に係合している。

旋回くわえづめアーム１の、シャフト５とは反対側の端
では、くわえづめブリッジ６とくわえづめシャフト７が
担持されていて、くわえづめシャフト７はくわえづめア
ーム１に回転自由に取付けられている。くわえづめのつ
め８は、くわえづめシャフト７の回りで回転しうるよう
になっている。つまり、つめ８はばねの力によってくわ
えづめドッグ９に押し当っていて、くわえづめドッグ９
はくわえづめシャフト７に相当回転せぬように結合され
ている。くわえづめのつめ８とくわえづめドック９を含
んだくわえづめ機構については、そのような機構が例え
ばドイツ特許1411126によって公知であるので、これ以
上詳しく説明する必要はなかろう。

本発明による紙葉渡しの装置の、相異る紙葉厚さに合う
ように調節され得る間隙10は、くわえづめのつめ８とそ
れに対応するべくくわえづめブリッジ６に取付けられて
いるづめパッド11との間に形成されている。旋回くわえ
づめアーム１が図示の位置（紙葉が紙葉案内胴に引渡さ
れる位置よりも幾分手前）にあるとき、図とは異るが、
間隙10は搬送される紙葉で満たされている。つまり、紙
葉は間隙10の中で挟まれている。図では簡単にするため
に、挟まれている紙葉を示していないし、またくわえづ
めブリッジ６の方向に沿って設けられているくわえづめ
機構（つめとくわえづめドット）のうちの１つと、それ
に対応する１つのつめパッド11だけを示している。

くわえづめシャフト７をその軸線の回りで旋回させるた
めの旋回装置として、くわえづめシャフト７に相対回転
せぬように結合された旋回レバー12が設けられている。
この旋回レバー12は、それの第１の旋回方向（図では反
時計方向）に向けてばね力を受けており、このばね力は
旋回くわえづめアーム１に支持された圧縮ばね13によっ
て発生されている。そしてこの圧縮ばね13は、旋回レバ
ー12を貫通して自由に延びている案内棒14によって案内
されている。旋回レバー12の、それがくわえづめシャフ
ト７と相対回転せぬように結合されている点からは離れ
た１点においてローラ16が担持されていて、このローラ
16は、圧縮ばね13が発生する力によってコントロール面
15に押し当てられており、コントロール面15の上を転動
する。コントロール面15は、コントロールシャフト18に
相対回転せぬように結合されているカムセグメント17に
よって形成されている。コントロールシャフト18の軸線
の方向はコントロール面15の母線の方向と平行であり、
以下で詳しく述べるように、平行移動による調節がなさ
れ得る。

コントロールシャフト18がその軸線の回りで時計方向に
旋回するならば、カムセグメント17が旋回レバー12を第
２の旋回方向（第１の旋回方向の逆）に旋回させる。

コントロールシャフト18の、その軸線の回りでの上記と
は逆の方向の旋回はローラレバー19の働きによって生ず
る。ローラレバー19は、カムセグメントと同様にコント
ロールシャフト18に相対回転せぬように結合されてい
る。ローラレバー19の、それがコントロールシャフト18
に固定的に結合されている側とは反対の側の端ではロー
ラ20が担持されており、このローラ20は、もう１つの圧
縮ばね21が発生する力によってカム板２の周囲面の押し
当っていて、そのカム板２周囲面上を転動する。このよ
うにローラ20はばね力が及ぶように、圧縮ばね21は、ロ
ーラレバー19に付属しているレバーアーム23に取付けら
れている旋回ヘッド22と側壁３に取付けられている支持
部材24との間に挟まれていて、支持部材24を貫通して自
由に延びているもう１つの案内棒25によって案内されて
いる。

カム板２の各回転位置の応じてカムセグメント17は、コ
ントロールシャフト18の軸線の回りでの１つの旋回位置
に来る。そしてロール16は、旋回くわえづめアーム１が
旋回する間に、カム板２の形とコントール面15の形に依
存する１つの経路を画く。

この経路が、くわえづめのつめ８のつめパッド11に対し
ての各瞬間の角度位置を決定するものである。つまり、
この経路が適切であることによってのみ、旋回くわえづ
めアーム１が紙葉受取りの位置にあるときには先ずは紙
葉がつめ８とつめパッド11の間にゆるく辷り込み得てそ
の後にはつめ８とつめパッド11の間でクランプされ、旋
回くわえづめアーム１が引渡しの位置の方へと旋回する
間にはその引渡し位置に来るまでは紙葉は引続いてクラ
ンプされており、給紙胴（図示せず）のくわえづめ装置
によって紙葉が把握されるや否やつめ８が紙葉から離れ
るように持ち上げられて給紙胴が以後の紙葉の搬送を行
えるようになる、ということが達せられる。なお、この
場合ならば、旋回くわえづめアーム１が紙葉受取りの位
置にあるときに、紙葉がゆるく入り込むための間隙10の
大きさは自動的に決まることになる。

本発明によるならば、この間隙10は、コントロールシャ
フト18を平行移動させることによって、相異る紙葉厚さ
に合うように調節され得る。この調節は、実際上ローラ
20の位置がほとんど動くことなしに達せられる。コント
ロールシャフト18が平行移動することによって、その移
動の方向と大きさに関係するが、旋回くわえづめアーム
１が旋回するときにローラ16が以前の経路から離れた経
路を動くように、セグメント17、したがってコントロー
ル面15の位置が変えられることになる。したがって、コ
ントロールシャフト18を平行移動させる調節によって、
旋回くわえずめシャフト５の回転に応じてローラ16が動
く経路のシフト量、したがって特に間隙10の可能な最小
の大きさが選択され得る。

コントロールシャフト18が平行移動されうるための機構
が実施例の図示において示されている。つまりその平行
移動は、側壁３の回転自由に取付けられた偏心ブッシン
グ27によって行われる。この場合コントロールシャフト
18は、偏心ブッシング27の軸方向にあって偏心している
穴に回転自由に取付けられている。

図示の実施例では、偏心ブッシング27で回転させる手動
の調節手段が次のように示されている。

側壁３の外側に位置している偏心ブッシング27の前面に
もう１つの旋回ヘッド28が旋回自由に取付けられてい
て、その旋回ヘッド28には調節スピンドル29が、回転自
由であるが軸方向に相対移動せぬように取付けられてい
る。この調節スピンドル29のねじ部分30がスピンドルナ
ット31と噛合っていて、このスピンドルナット31は、ボ
ルト32によって側壁３に旋回自由に取付けられている。
したがって、スピンドルナット31によって案内されてい
る調節スピンドル29は、側壁３と平行な面内において旋
回し得る。

したがって、偏心ブッシング27は、ベルクランク機構に
おけるクランクのように調節され得る。そしてその故
に、偏心ブッシング27に取付けられたコントロールシャ
フト18は平行移動させられ得る。

図においてコントロールシャフト18はこの調節範囲の中
央にあって、この場合間隙10の大きさは平均の紙葉厚さ
に合わせられている。この中央の位置において、コント
ロールシャフト18、偏心ブッシング27およびローラ20の
それぞれ軸線は１つの平面上にある。紙葉厚さの変化が
極端でない限り、間隙10の大きさを紙葉厚さに合わせる
ためにコントロールシャフト18をこの中央位置から、つ
まり前述の共通の面から離れるように必要なだけ動かす
ことによって、くわえづめのつめ８の動きの位相ずれが
起ることはない。

上述したように、図面では、旋回くわえづめアーム１
は、紙葉は給紙胴（図示せず）に引渡される引渡し位置
よりも幾分手前の位置にある。紙葉は給紙胴の前述のく
わえづめ機構（図示せず）によって受取られた後には、
くわえづめのつめ８は、さらに先へと搬送される紙葉の
道を開けておくために、一般的にはつめパッド11から大
きく離れるように旋回する。それは、カム板２におい
て、図でローラ20が接している点よりも幾分か手前に位
置しているノーズ33が働くことによる。

この実施例では、カム板２を回転させているのは、その
駆動手段となっている給紙胴（図示せず）である。つま
り、カム２はこの給紙銅に相対回転せぬように固定され
ていうる。

なお、カム板２を回転させる駆動手段に対してのカム板
２の位相関係が調節され得るように、このカム板が構成
されているという実施例があるが、そのために適切な具
体的機構は、現行技術、例えばUS-PS4,457,231で開示さ
れたものから選択すればよいので、ここで図示していな
い。この特許で図示されたものを用いる場合ならば、そ
こでのギヤのリムをしかるべく設計された孔を有するカ
ム板と入替えることが必要となろう。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による、紙葉厚さの変化に対応できるく
わえづめ装置を含む紙葉渡し装置の主要部分（紙葉は図
示せず）を示す斜視図である。１……予くわえづめアーム２……カム板３……側壁４……リセス部５……予くわえづめシャフト５……くわえづめブリッジ７……くわえづめシャフト８……つめ９……くわえづめドッグ 10……間隙 11……つめパッド 12……旋回レバー 13……圧縮ばね 14……案内棒 15……コントロール面 16……ローラ 17……カムセグメント 18……コントロールシャフト 19……ローラレバー 20……ローラ 21……圧縮ばね 22……旋回ヘッド 23……レバーアーム 24……支持部材 25……案内棒 26……方向を示す方印 27……偏心ブッシング 28……旋回ヘッド 29……調節スピンドル 30……調節スピンドル29のねじ部分 31……スピンドルナット 32……ボルト 33……ノーズ

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】前縁が前当てに当って位置が決まった紙葉
を受取り、その紙葉を紙葉案内胴に引渡す印刷機用紙葉
渡し装置であって、受取り位置と引渡し位置の間で旋回可能な予くわえづめ
装置と、該予くわえづめ装置に担持されたくわえづめパッドと、該くわえづめパッドに対応するくわえづめのつめを担持
していて前記予くわえづめ装置に旋回可能に取付けられ
ているくわえづめシャフトと、該くわえづめシャフトの旋回運動を前記くわえづめのつ
めに伝達する、前記くわえづめシャフトと前記くわえづ
めのつめとの間の結合部材と、前記くわえづめシャフトをその軸線の回りに旋回させる
旋回装置と、該旋回装置をコントロールするコントロール面を有す
る、変位可能なカムセグメントとを有し、前記くわえづめのつめと前記くわえづめパッドは、前記
予くわえづめ装置の受取り位置においてそれらの間に調
整可能な幅の間隙を形成し、前記紙葉が前記前当てに当
って位置が決まるまで前記間隙を維持し、前記くわえづめのつめは前記前縁のための前当てを形成
し、前記間隙の前記幅は、前記カムセグメントのコント
ロール面を変位させることによって調整可能である印刷
機用紙葉渡し装置において、前記カムセグメントは、前記コントロール面の母線に平
行に延びている変位可能なコントロールシャフト（18）
と、該コントロールシャフト（18）の中心軸に直交する
方向の、該コントロールシャフト（18）の変位に追随す
るように操作可能に連結されていることを特徴とする印
刷機用紙葉渡し装置。
【請求項２】前記コントロールシャフト（18）は、前記
カムセグメント（17）に相対回転せぬように連結されて
いる一方でローラレバー（19）にも相対回転せぬように
連結されており、このローラレバー（19）が担持してい
るローラ（20）は駆動手段によって回転させられうるカ
ム板（２）に押し当っており、また、前記コントロール
シャフト（18）は偏心ブッシング（27）に回転可能に取
付けられており、この偏心ブッシング（27）は印刷機の
側壁（３）に回転可能に取付けられており、調節手段
（28、29、30、31、32）によって回転させられ得る、請
求項１に記載の紙葉渡し装置。
【請求項３】前記予旋回くわえづめ装置が紙葉受取り位
置にあるときにくわえづめのつめ（８）とくわえづめパ
ッド（11）の間にある間隙（10）の大きさが平均の紙葉
厚さに合うように調節された中央位置において、前記コ
ントロールシャフト（18）、前記偏心ブッシング（27）
および前記ローラ（20）のそれぞれの軸線が実質的に同
一平面内にあるように前記偏心ブッシング（27）がセッ
トされている、請求項２に記載の紙葉渡し装置。
【請求項４】前記カム板（２）を回転させる駆動手段に
対する前記カム板（２）の位相関係が調節され得るよう
に、このカム板（２）が構成されている、請求項２に記
載の紙葉渡し装置。