JPH0737519Y2 - 保温保冷タンク装置 - Google Patents

保温保冷タンク装置

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JPH0737519Y2
JPH0737519Y2 JP1988088380U JP8838088U JPH0737519Y2 JP H0737519 Y2 JPH0737519 Y2 JP H0737519Y2 JP 1988088380 U JP1988088380 U JP 1988088380U JP 8838088 U JP8838088 U JP 8838088U JP H0737519 Y2 JPH0737519 Y2 JP H0737519Y2
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JP
Japan
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passage
jacket
heat
tank
outlet passage
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Application number
JP1988088380U
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JPH029098U (ja
Inventor
剛志 松尾
純 小松
Original Assignee
株式会社日本アルミ
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、例えばビール製造用に好適な保温保冷タンク
装置に関するものである。
(従来技術及びその問題点) 従来のビール製造用タンク装置は第6図に示すように、
タンク10の外周に複数のジャケット11を設け、ジャケッ
ト11に冷媒を入口配管12(入口通路)から送り、ジャケ
ット11から出る冷媒を排出する出口配管13(出口通路)
を備えてある。出口配管13はジャケット11内を所定の圧
力に維持するために所定の水頭高さまで冷媒を用い上げ
るように倒立U字状をなしている。
以上のような従来例では、ジャケット11の伝熱面積を広
くすることが要望されているが、入口配管12、出口配管
13内を通る冷媒がタンク10の保冷に寄与していないとい
う点で改善の余地がある。
(考案の目的) 本考案はタンクのジャケットに接続する入口通路及び出
口通路を流れる熱媒体をタンクの保温、保冷に利用でき
る保温保冷タンク装置を提供することを目的としてい
る。
(考案の構成) (1)技術的手段 本考案は、液を貯留する容器状のタンクと、タンクの外
周面に液を保温又は保冷する熱媒体を通すジャケット
と、ジャケットに熱媒体を送る入口通路と、ジャケット
から出た熱媒体を所定の水頭高さにまで持ち上げた後に
外部へ排出する出口通路とを備えた保温保冷タンク装置
において、前記入口通路及び出口通路を、タンクを構成
する胴板表面に横断面半円形状の板を胴板との間に通路
空間を形成するよう両側縁にて溶接して構成し、隣接す
る前記横断面半円形状の板の側縁は互いに当接しないよ
う位置しており、前記入口通路及び出口通路を断熱材で
覆い、前記出口通路を1本で構成したことを特徴とする
保温保冷タンク装置である。
(2)作用 両通路内を流れる熱媒体がタンクの外周面に接触し、こ
の熱媒体を保温、保冷に利用する。また、横断面半円形
状の板の側縁が互いに当接しないよう位置しているの
で、隣接する通路を流れる熱媒体が相互に混合すること
はない。また、入口通路及び出口通路が断熱材で覆われ
ているので、両通路を流れる熱媒体の熱は保温又は保冷
に有効に利用される。
(実施例) 本考案を採用したビール製造用のタンクを示す第1図に
おいて、第6図と同一の符号で示した部分は同一または
相当部分を示す。
第1図中で、タンク10の下部にはスカート20を溶接して
ある。タンク10のジャケット11は詳しくは後述するよう
に胴板21に溶接してある。ジャケット11は第2図に示す
ように、入口22から流入した冷媒を上部のヘッダ23で分
配しながら、ジャケット11の通路24に冷媒を上下に蛇行
させながら流すようになっている。
ジャケット11は第3図に示すように、胴板21に略半円状
断面のジャケット板26を溶接し、断熱材27で被覆してあ
る。隣接する2枚のジャケット板26は1本の溶接ビード
28で溶接し得るように間隔Bを隔てている。なお、第3
図ではジャケット11は平板状に図示してあるが、実際に
は胴板21に沿うように湾曲している。
第1図のIV矢視図に示すように各ジャケット11の入口22
には入口通路30が接続し、ジャケット11の出口31には出
口通路32が接続している。出口通路32は第6図の出口配
管13と同様に倒立U字状に形成してある。これらの入口
通路30、出口通路32は第5図に示すように、前記ジャケ
ット板26と略同じ形状の横断面半円形板33で形成してあ
り、半円形板33は胴板21に溶接してある。なお、半円形
板33の代わりに矩形板等内部に通路を形成可能な形状に
することもできる。この両通路30、32部分も断熱材27で
覆われている。
したがって、入口通路30、出口通路32内を流れる冷媒は
直接に胴板21に接触し、熱伝達しながら入口通路30、出
口通路32を流れることになり、ジャケット11部分だけに
限らず、入口通路30、出口通路32でも熱伝達し得るよう
になっている。
以上の構成では入口通路30、出口通路32が伝熱面積の一
部になり、その分だけジャケット11の伝熱面積を少なく
しても、第6図の従来と同様の保冷能力がある。また、
ジャケット11の伝熱面積が第6図の従来と同じ場合には
入口通路30、出口通路32の分だけ熱伝達容量が増える。
更に、装置全体の溶接長さは伝熱面積を同一とすれば入
口通路30、出口通路32の半円形板33を胴板21へ溶接した
としても従来と同じ長さになる。
また、入口通路30及び出口通路32において、隣接する板
33の側縁は互いに当接しないよう位置しているので、隣
接する通路30、32を流れる熱媒体が相互に混合すること
はなく、混合による熱伝達能力の低下は生じない。
また、入口通路30及び出口通路32は断熱材27で覆われて
いるので、両通路30、32を流れる熱媒体の熱は保温又は
保冷に有効に利用され、従って、熱伝達能力の低下は生
じない。
また、出口通路32は1本で構成されているので、部品点
数は削減される。
(考案の効果) 以上説明したように本考案による保温保冷タンク装置で
はジャケット11に熱媒体を送る入口通路30と、ジャケッ
ト11から出る熱媒体を排出する出口通路32とを、半円形
板33でタンク10の胴板21に溶接して形成し、入口通路3
0、出口通路32内を流入れる熱媒体を直接に胴板21に接
触し得るようにしたので、入口通路30、出口通路32を流
れる熱媒体もタンク10の保温、保冷に利用することがで
きる。
したがって、ジャケット11の伝熱面積が同じ場合には入
口通路30、出口通路32の分だけジャケット11の伝熱面積
を少なくしても、第6図の従来と同等の保冷能力を発揮
できる。また、ジャケット11の伝熱面積が第6図の従来
と同じ場合には入口通路30、出口通路32の分だけ熱伝達
容量を増やすことができる。
また、入口通路30及び出口通路32において、隣接する板
33の側縁が互いに当接しないよう位置しているので、隣
接する通路30、32を流れる熱媒体が相互に混合するのを
防止でき、混合による熱伝達能力の低下を防止できる。
また、入口通路30及び出口通路32を断熱材27で覆ったの
で、両通路30、32を流れる熱媒体の熱を保温又は保冷に
有効に利用でき、従って、熱伝達能力の低下を防止でき
る。
また、出口通路32を1本で構成したので、部品点数を削
減でき、従って、メンテナンスを簡易なものにでき、価
格を低減できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を採用したタンク装置を示す正面図、第
2図はジャケットの正面図、第3図は第2図のIII-III
断面部分図、第4図は第1図のIV矢視略図、第5図は第
4図のV−V断面図、第6図は従来例を示す構造略図で
ある。10……タンク、11……ジャケット、21……胴板、
30……入口通路、32……出口通路、33……半円形板

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】液を貯留する容器状のタンクと、タンクの
    外周面に液を保温又は保冷する熱媒体を通すジャケット
    と、ジャケットに熱媒体を送る入口通路と、ジャケット
    から出た熱媒体を所定の水頭高さにまで持ち上げた後に
    外部へ排出する出口通路とを備えた保温保冷タンク装置
    において、 前記入口通路及び出口通路を、タンクを構成する胴板表
    面に横断面半円形状の板を胴板との間に通路空間を形成
    するよう両側縁にて溶接して構成し、隣接する前記横断
    面半円形状の板の側縁は互いに当接しないよう位置して
    おり、前記入口通路及び出口通路を断熱材で覆い、前記
    出口通路を1本で構成したことを特徴とする保温保冷タ
    ンク装置。
JP1988088380U 1988-07-01 1988-07-01 保温保冷タンク装置 Expired - Lifetime JPH0737519Y2 (ja)

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JPH029098U JPH029098U (ja) 1990-01-22
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62116895A (ja) * 1985-11-15 1987-05-28 Hitachi Plant Eng & Constr Co Ltd タンク表面のジヤケツト構造

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JPH029098U (ja) 1990-01-22

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