JPS5816555Y2 - タンク内温度調整用ジャケット - Google Patents

タンク内温度調整用ジャケット

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Publication number
JPS5816555Y2
JPS5816555Y2 JP1979007002U JP700279U JPS5816555Y2 JP S5816555 Y2 JPS5816555 Y2 JP S5816555Y2 JP 1979007002 U JP1979007002 U JP 1979007002U JP 700279 U JP700279 U JP 700279U JP S5816555 Y2 JPS5816555 Y2 JP S5816555Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
jacket
tank
tank body
pipe
Prior art date
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Expired
Application number
JP1979007002U
Other languages
English (en)
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JPS55108086U (ja
Inventor
寿太郎 炭田
雄二 田中
Original Assignee
日立造船株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 日立造船株式会社 filed Critical 日立造船株式会社
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Publication of JPS55108086U publication Critical patent/JPS55108086U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、ビール醗酵槽等のタンクに適用される内容物
温度調整用のジャケットに関するものである。
従来、タンクの内容物を冷却又は加熱媒体の循環により
温度調整するようにした手段として、タンク内に媒体循
環用のパイプをコイル状又は蛇行状に配置したもの、タ
ンク周壁の外面に半割りパイプを巻付けたもの、タンク
周壁の外面に波板を固着して波板内面とタンク周壁との
間に流路を形成したもの等が提案されている。
しかし、いずれのものも伝熱面積を大きく得ることがで
きない問題がある。
例えば上記の半割りパイプを設けるものではタンク周壁
の半分程度しか利用することができない。
また、タンクにパイプを設けるものではタンク内部を洗
浄し難い問題があり、またタンク周壁に半割りパイプや
波板を設けてなるジャケットでは、ジャケット外面が凸
凹であることから保温材の設置作業が困難であるという
問題がある。
本考案はこのような問題を解決することを目的とし、円
筒状タンク本体の周壁の略全周に亙って複数の単位ジャ
ケットを設け、各単位ジャケットを、前記タンク本体の
周方向に沿って複数個鱗状に重ねて取付けられたL字形
断面の単位板と、該単位板列の周方向一端に取付けられ
たコ字形断面の単位板と、これら単位板の上下端に設け
られたパイプ状円弧部材とで構成し、かつ前記各単位板
によってタンク本体の周壁に沿う蛇行状流路を形成する
とともに該蛇行状流路の始端と終端をそれぞれのパイプ
状円弧部材に各別に連通し、隣り合う各単位ジャケット
の上下パイプ状円弧部材どうしをそれぞれ連通連結せし
めた構成のタンク内温度調整用ジャケットを提供するこ
とによって、その目的を達成するものであり、これによ
り、大きな伝熱面積が得られ、かつ保温材の取付作業が
簡単に行なうことができるものである。
以下本考案の構成を、その一実施例を示す図面に基づい
て詳細に説明する。
図において、1は円筒状のタンク本体であり、タンク本
体1の周壁2の略全周を被うジャケット3が軸方向に2
段に設けられている。
ジャケット3は周方向に複数例えば5個の単位ジャケラ
)3aに分割されている。
単位ジャケラ)3aは、軸方向に長尺の単位板4を周方
向に複数個並べ、単位板4の上下端に角パイプ状の円弧
部材5 a 、5 bを設けてなるものである。
なお、隣り合う各単位ジャケラ)3aの上下円弧部材5
a 、5 bどうしはそれぞれ連通連結せしめられて
いる。
周方向一端の単位板4aは、外壁部6(第4図)の両側
縁に7ランジ7を設けてなるコ字形断面に形成されてい
る。
他の各単位板4bは外壁部6の一側縁にフランジ7を設
けてなるL字形断面に形成されている。
これら単位板4bは、外壁部6の他側縁6aを隣りの単
位板4と重ね合せて鱗状に配置され、各単位板4の外壁
部6でジャケット外壁8が構成されている。
各単位板4はタンク本体1の周壁2に周方向適当間隔お
きに突設されたスタッド棒9に固定されている。
すなわち、単位板4はスタッド棒9が貫通する固定孔1
0を有し、固定孔10の周囲でスタッド棒9に溶接11
されている。
スタッド棒9はリング12を介してタンク本体1の周壁
2に溶接固定されている。
なお、単位板4のフランジ7とタンク本体周壁2との接
当部および単位板4相互の重ね合せ部分は溶接で密封さ
れている。
各単位板4の上下端の開放部分は円弧部材5a、5bで
閉塞されている。
単位ジャケラ)3aの周方向中間に位置する単位板4の
フランジ7は、ジャケット外壁8とタンク本体外壁2と
の間を仕切る仕切壁を構成するものである。
各フランジ7には切欠13が交互に上端又は下端に設け
られ、これら切欠13を介して連通ずる蛇行状の流路1
4がジャケット外壁8とタンク本体周壁2との間に形成
されている。
第6図は上端に切欠13を有する単位板4を、第8図は
下端に切欠13を有する単位板4をそれぞれ示す。
各単位ジャケラ)3aにおける蛇行状の流路14の一端
14bはそれぞれ下方の円弧部材5b内に開口し、該円
弧部材5bを介して冷却媒体供給経路に連通している。
また各単位ジャケラ)3aにおける蛇行状の流路14の
他端14aは上方の円弧部材5aに開口し、該円弧部材
5aを介して媒体戻り経路に連通している。
15は半割りパイプで、タンク本体周壁2に軸方向に沿
って2本固着されており、一方のもの15aは熱媒体入
口用、他方のもの15bは熱媒体出口用とされている。
そして第5図に特に明らかなように、熱媒体人口用半割
パイプ15aは各上部円弧部材5aに連通せしめられ、
熱媒体出口用半割りパイプ15bは各下部円弧部材5b
に連通せしめられている。
なお、ジャケット外壁8の外面には保温材が取付けられ
る。
この上うな構成であると、流路14に冷却又は加熱媒体
を循環させることによりタンク内の温度調整がなされる
が、流路14は、タンク本体周壁2を被うジャケット外
壁8と周壁2から立上がるフランジ7とで形成されるた
め、タンク本体周壁2の略全面を伝熱面として利用でき
、広い伝熱面積が得られる。
そして熱媒体は第5図に示されるように、各単位ジャケ
ラ)3aを並列に流れるので、直列に流れるのに比べて
、加熱むらが生じにくい。
しかも、流路14の断面を大きくかつ一定とすることが
できるので、圧力損失が少なくてすむ。
また、ジャケット外壁8が、従来の半割りパイプ等から
なるものと異なり、略平面であるため、保温材の取付作
業が簡単である。
なお、本実施例のようにL字形断面の単位板4を用いる
と、タンク本体1の周壁2に沿ってジャケット外壁8を
曲げ加工する必要がなく、シかも単位板4を順にスタッ
ド棒9に取付けることによりジャケット外壁8と仕切壁
とが同時に形成されるので製造が簡単である。
また、単位板4は鱗状に重ねて取付けるので相互の寸法
規制がなく取付が容易であり、また単位板4は同一形状
、寸法のものを用いることができるので多量生産できる
さらに、本実施例のように、単位板4をスタッド棒9に
固着するように構成した場合、流路14の内圧をスタッ
ド棒9で支持することができ、そのためスタッド棒9の
間隔を適宜に狭くすることによって高圧力に適用するこ
とかで゛きる。
以上説明したように、本考案によれば、大きな伝熱面積
が得られ、かつ保温材の取付作業を簡単に行なうことが
できる。
またL字形断面の単位板を、タンクの周方向に沿って鱗
状に重ねて取付けたので、熱媒体をショートパスする虞
れがないのは勿論、ジャケット外壁を曲げ加工しなくて
済み、相互の寸法規制もないので取付けを容易に行なう
ことができる。
さらに各単位ジャケットの蛇行状流路の始端と終端を、
上下それぞれのパイプ状円弧部材に各別に連通したので
、熱媒体は各単位ジャケットに並列に流れ、加熱むらが
生じるのを押えることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示し、第1図はタンク正面図
、第2図は第1図のI−I線断面図、第3図はジャケッ
トの正面図、第4図は第3図のII −II線線入大断
面図第5図はジャケットの展開説明図、第6図は一部の
単位板の正面図、第7図は第6図のIII−IIII断
面図、第8図は他の一部の単位板の正面図、第9図は単
位板の支持部を示す断面図である。 1・・・・・・タンク本体、2・・・・・・周壁、3・
・・・・・ジャケット、3a・・・・・・単位ジャケラ
) 、4,4 a 、4 b・・・・・・単位板、5
a 、5 b・・・・・・円弧部材、14・・・・・・
蛇行状の流路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 円筒状タンク本体の周壁の略全周に亙って複数の単位ジ
    ャケットを設け、各単位ジャケットを、前記タンク本体
    の周方向に沿って複数個鱗状に重ねて取付けられたL字
    形断面の単位板と、該単位板列の周方向一端に取付けら
    れたコ字形断面の単位板と、これら単位板の上下端に設
    けられたパイプ状円弧部材とで構成し、かつ前記各単位
    板によってタンク本体の周壁に沿う蛇行状流路を形成す
    るとともに該蛇行状流路の始端と終端をそれぞれのパイ
    プ状円弧部材に各別に連通し、隣り合う各単位ジャケッ
    トの上下パイプ状円弧部材どうしをそれぞれ連通連結せ
    しめたことを特徴とするタンク内温度調整用ジャケット
JP1979007002U 1979-01-22 1979-01-22 タンク内温度調整用ジャケット Expired JPS5816555Y2 (ja)

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JP1979007002U JPS5816555Y2 (ja) 1979-01-22 1979-01-22 タンク内温度調整用ジャケット

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JP1979007002U JPS5816555Y2 (ja) 1979-01-22 1979-01-22 タンク内温度調整用ジャケット

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JPS55108086U JPS55108086U (ja) 1980-07-29
JPS5816555Y2 true JPS5816555Y2 (ja) 1983-04-04

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ID=28814346

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7338178B2 (ja) * 2019-03-11 2023-09-05 株式会社アイシン バルーン型発酵槽及び当該バルーン型発酵槽を備えるバイオガス発電システム

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54106906A (en) * 1978-02-09 1979-08-22 Babcock Hitachi Kk Uniform jacketing structure for containers and tanks

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JPS54106906A (en) * 1978-02-09 1979-08-22 Babcock Hitachi Kk Uniform jacketing structure for containers and tanks

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JPS55108086U (ja) 1980-07-29

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