JPH0737515A - マイクロ波管用電源装置 - Google Patents

マイクロ波管用電源装置

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JPH0737515A
JPH0737515A JP19911193A JP19911193A JPH0737515A JP H0737515 A JPH0737515 A JP H0737515A JP 19911193 A JP19911193 A JP 19911193A JP 19911193 A JP19911193 A JP 19911193A JP H0737515 A JPH0737515 A JP H0737515A
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Yoshiaki Doi
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コレクタ電源の放電より速く、カソードの電
圧をヘリックス又はボディの電圧に引き込んでCPDの
過大を抑制し、CPDがヘリックス又はボディとコレク
タ電極との間の耐電圧を越えないようにする。 【構成】 高電圧遮断時のシーケンス制御時に、シーケ
ンス信号入力端5に供給されるシーケンス信号によって
シリーズレギュレータ3を完全に非導通(オフ)となる
ようにシリーズレギュレータ制御回路9が制御し、ヒー
タ・カソード電圧出力端8の電圧がブリーダ抵抗器R2
を通じてヘリックス又はボディの電圧に引き込まれる。
この間にヘリックス(ボディ)電源1の電圧は、シリー
ズレギュレータ3のオフにより、ヘリックス(ボディ)
電圧出力端6と切り離された状態でブリーダ抵抗器R1
によって放電される。このコレクタ電源2の放電よりも
速くヒータ・カソードの電圧をブリーダ抵抗器R2を通
じてヘリックス(ボディ)の電圧に引き込んでCPDの
過大を抑制する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コレクタ電極の放電よ
り速くカソードの電圧をヘリックス又はボディの電圧に
引き込んでCPDの過大を抑制するマイクロ波管用電源
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近時のマイクロ波管では、高効率化のた
めコレクタ電圧をヘリックス又はボディの電圧より低い
電位差(CPD:CoLLecter Potential Depression) を
もたせている。このようなマイクロ波管では、その電位
差に対する耐電圧特性が要求されている。
【0003】この種の提案として、例えば特開昭57−
82938号公報に開示される「マイクロ波管」を挙げ
ることが出来る。図3は、このような従来のマイクロ波
管の構成を一部断面で示す側面図である。図3におい
て、この例は電子銃部10と、遅波回路部11と、支持
体12と、コレクタ電極13と、絶縁物14と、コレク
タ外周囲部15と、コレクタ部16と、この全体を囲ん
で保持するボディ17とを有している。この構成ではコ
レクタ電極13を、真空気密したコレクタ外周囲部15
内で絶縁物14を用いて保持し、その耐電圧特性を向上
させている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のCPDを有するマイクロ波管に、高電圧を印加
する電源側からみた各電極の負荷は、遅波回路部11に
設けられるヘリックス又はボディ17よりもコレクタ電
極13の方が重い。したがって、高電圧遮断時のシーケ
ンスにおいてはコレクタ電極13の電源がヘリックス又
はボディ17側の電源よりも先に出力電圧が低下(放
電)して断となる。この場合、コレクタ電極13の電圧
がヒータ・カソードの電圧に引き込まれてCPDが過大
となる。この過大な電圧がマイクロ波管のヘリックス又
はボディ17とコレクタ電極13と間の耐電圧を越える
場合、マイクロ波管での破損が生じ易い。
【0005】またクライストロンやヘリックス・アノー
ド同時投入を行う進行波管では、高電圧遮断時のシーケ
ンスにおいてコレクタ電極の電源が先に断となるため、
カソードから放出された電子ビームが全てヘリックス又
はボディに流れ込み、ヘリックス又はボディでの電流が
過大となる。そのエネルギーによってヘリックス又はボ
ディにストレスが加わり、極端な場合、この部位での破
損が発生する。
【0006】本発明は、上述した事情にかんがみてなさ
れたものであり、コレクタ電極の放電より速く、ヒータ
・カソードの電圧をヘリックス又はボディの電圧に引き
込んでCPDの過大を抑制でき、CPDがヘリックス又
はボディとコレクタ電極間の耐電圧を越えることなく、
マイクロ波管の破損阻止が可能になるマイクロ波管用電
源装置の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のマイクロ波管用電源装置は、ヘリックス又
はボディに第1の電圧出力端を通じて電圧印加を行う第
1の電源と、第1の電源と直列接続されるとともに、第
2の電圧出力端及び第3の電圧出力端を通じてコレクタ
及びヒータ・カソードに電圧印加を行う第2の電源と、
第1の電源の出力端と第1の電圧出力端との間に設けら
れ、高電圧遮断時のシーケンス信号で非導通に制御して
第1の電圧出力端への電圧印加を停止するスイッチング
手段と、高電圧遮断時に第1の電源の電圧を放電するた
めに第1の電源に並列接続される第1のブリーダ抵抗器
と、第1の電圧出力端と第3の電圧出力端とに並列接続
されて、高電圧遮断時に第1のブリーダ抵抗器による第
1の電源の放電より速くヒータ・カソードの電圧をヘリ
ックス又はボディの電圧に引き込むための第2のブリー
ダ抵抗器とを備える構成としてある。
【0008】この構成にあって、スイッチング手段はヘ
リックス・ボディの電圧の安定化を兼ねるシリーズレギ
ュレータと、高電圧遮断時のシーケンス信号をシリーズ
レギュレータを非導通に制御する信号に生成して送出す
るシリーズレギュレータ制御回路とを備える構成として
ある。
【0009】
【作用】上記構成からなる、本発明のマイクロ波管用電
源装置は、高電圧遮断時のシリーズレギュレータの非導
通でマイクロ波管のヘリックス又はボディへの電圧印加
を行う第1の電源の電圧を放電し、さらにこの放電より
速くヒータ・カソードの電圧をヘリックス又はボディの
電圧に引き込んでいる。したがって、CPDの過大が阻
止され、CPDがヘリックス又はボディとコレクタ電極
間の耐電圧を越えないようになる。
【0010】
【実施例】次に、本発明のマイクロ波管用電源装置の実
施例について図面を参照しながら説明する。図1は本発
明のマイクロ波管用電源装置における実施例の構成を示
すブロック図である。図1において、このマイクロ波管
用電源装置は、従前の図3に示した遅波回路部11内の
ヘリックス又はボディ17へマイナス(−)電圧印加を
行うためのヘリックス(ボディ)電源1を有している。
さらにヘリックス(ボディ)電源1と直列接続されて、
従前の図3に示したコレクタ電極13及びヒータ・カソ
ードに電圧印加を行うためのコレクタ電源2と、ヘリッ
クス(ボディ)電源1の出力電圧を安定化するととも
に、高電圧遮断時に完全に非導通(OFF)になるシリ
ーズレギュレータ3とを有している。
【0011】さらにこのマイクロ波管用電源装置は高電
圧遮断時のシーケンス信号が入力されるシーケンス信号
入力端5と、従前の図3に示した遅波回路部11内のヘ
リックス又はボディ17と接続され、ヘリックス(ボデ
ィ)電源1からの電圧の印加を行うためのヘリックス
(ボディ)電圧出力端6と、従前の図3に示したコレク
タ電極13に接続され、コレクタ電源2からの電圧の印
加を行うためのコレクタ電圧出力端7とを有している。
【0012】さらにこのマイクロ波管用電源装置は従前
の図3に示した電子銃部10に接続され、コレクタ電源
2からの電圧の印加を行うためのヒータ・カソード電圧
出力端8と、シリーズレギュレータ3を、シーケンス信
号入力端5からの高電圧遮断時のシーケンス信号の入力
によって非導通(オフ)に制御するシリーズレギュレー
タ制御回路9と、ヘリックス(ボディ)電源1に並列接
続されるブリーダ抵抗器R1と、ヘリックス(ボディ)
電圧出力端6とヒータ・カソード電圧出力端8との間に
接続されるブリーダ抵抗器R2とを有している。
【0013】次に、この実施例の構成における動作につ
いて説明する。図2(a)は高電圧遮断時にシリーズレ
ギュレータ3を非導通(オフ)に制御しない場合の出力
電圧波形であり、図2(b)は高電圧遮断時にシリーズ
レギュレータ3を非導通(オフ)に制御した場合の出力
電圧波形である。
【0014】コレクタ電圧出力端7から、従前の図3に
示すコレクタ電極13へのコレクタ電流が多い場合に
は、図2(a)におけるCPDの最大値は従前の図3に
示した遅波回路部11に設けられるヘリックス又はボデ
ィ17の電圧と等しくなる場合があり、耐電圧性が低下
する。このため、このCPDの過大を抑制する制御を行
う。
【0015】この制御は、まずコレクタ電源2の電圧が
コレクタ電圧出力端7を通じてヒータ・カソード電圧出
力端8に対する電圧差として、従前の図3に示したコレ
クタ電極13に印加される。ヘリックス(ボディ)電源
1の電圧は、出力電圧安定化用のシリーズレギュレータ
3を通じてヘリックス(ボディ)電圧出力端6から従前
の図3に示した遅波回路部11に設けられるヘリックス
又はボディ17に出力される。
【0016】高電圧遮断のシーケンス制御時に、シーケ
ンス信号入力端5に供給されるシーケンス信号によって
シリーズレギュレータ3を完全に非導通(オフ)するよ
うにシリーズレギュレータ制御回路9が制御する。これ
によってヒータ・カソード電圧出力端8の電圧はブリー
ダ抵抗器R2を通じてヘリックス(ボディ)電圧に引き
込まれる。この間にヘリックス(ボディ)電源1の電圧
は、シリーズレギュレータ3が非導通(オフ)になり、
ヘリックス(ボディ)電圧出力端6と切り離された状態
でブリーダ抵抗器R1によって放電される。したがっ
て、図2(b)に示すように、コレクタ電源2の放電よ
りも速くヒータ・カソードの電圧がブリーダ抵抗器R2
を通じてヘリックス(ボディ)電圧に引き込まれ、CP
Dの過大が阻止されることになる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のマイクロ
波管用電源装置は、高電圧遮断時のシリーズレギュレー
タの非導通でマイクロ波管のヘリックス又はボディへの
電圧印加を行う第1の電源の電圧を放電し、さらにこの
放電より速くヒータ・カソードの電圧をヘリックス又は
ボディの電圧に引き込んでいるため、CPDの過大が抑
制され、CPDがヘリックス又はボディとコレクタ電極
間の耐電圧を越えないようにでき、マイクロ波管の破損
が阻止されるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のマイクロ波管用電源装置の実施例にお
ける構成を示すブロック図である。
【図2】(a)は実施例にあって高電圧遮断時にシリー
ズレギュレータを非導通(オフ)にしない場合の出力電
圧を示す波形図である。(b)は実施例にあって高電圧
遮断時にシリーズレギュレータを非導通(オフ)にした
場合の出力電圧を示す波形図である。
【図3】従来のマイクロ波管の構成を一部断面で示す側
面図である。
【符号の説明】
1 ヘリックス(ボディ)電源 2 コレクタ電源 3 シリーズレギュレータ 5 シーケンス信号入力端 6 ヘリックス(ボディ)電圧出力端 7 コレクタ電圧出力端 8 ヒータ・カソード電圧出力端 9 シリーズレギュレータ制御回路 R1,R2 ブリーダ抵抗器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヘリックス又はボディに第1の電圧出力
    端を通じて電圧印加を行う第1の電源と、 上記第1の電源と直列接続されるとともに、第2の電圧
    出力端及び第3の電圧出力端を通じてコレクタ及びヒー
    タ・カソードに電圧印加を行う第2の電源と、 上記第1の電源の出力端と、上記第1の電圧出力端との
    間に設けられ、高電圧遮断時のシーケンス信号で非導通
    に制御して第1の電圧出力端への電圧印加を停止するス
    イッチング手段と、 上記高電圧遮断時に上記第1の電源の電圧を放電するた
    めに上記第1の電源に並列接続される第1のブリーダ抵
    抗器と、 上記第1の電圧出力端と第3の電圧出力端とに並列接続
    されて、上記高電圧遮断時に上記第1のブリーダ抵抗器
    による第1の電源の放電より速く上記ヒータ・カソード
    の電圧をヘリックス又はボディの電圧に引き込むための
    第2のブリーダ抵抗器と、 を備えるマイクロ波管用電源装置。
  2. 【請求項2】 スイッチング手段は、ヘリックス・ボデ
    ィの電圧の安定化を兼ねるシリーズレギュレータと、高
    電圧遮断時のシーケンス信号を上記シリーズレギュレー
    タを非導通に制御する信号に生成して送出するシリーズ
    レギュレータ制御回路とを備えることを特徴とする請求
    項1記載のマイクロ波管用電源装置。
JP19911193A 1993-07-16 1993-07-16 マイクロ波管用電源装置 Expired - Fee Related JPH07107830B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0347830A (ja) * 1989-03-31 1991-02-28 Mitsui Petrochem Ind Ltd ポリエチレンテレフタレートの製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0347830A (ja) * 1989-03-31 1991-02-28 Mitsui Petrochem Ind Ltd ポリエチレンテレフタレートの製造方法

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