JPH0737446Y2 - 三点リンクにおけるトップリンクサポートの固定装置 - Google Patents

三点リンクにおけるトップリンクサポートの固定装置

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JPH0737446Y2
JPH0737446Y2 JP15097488U JP15097488U JPH0737446Y2 JP H0737446 Y2 JPH0737446 Y2 JP H0737446Y2 JP 15097488 U JP15097488 U JP 15097488U JP 15097488 U JP15097488 U JP 15097488U JP H0737446 Y2 JPH0737446 Y2 JP H0737446Y2
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JP15097488U
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弘史 坂根
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Kubota Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、三点リンクにおけるトップリンクサポートの
固定装置に関する。
(従来の技術) 車体に固定した取付台に、上下の抜差し自在なピンによ
りトップリンクサポートを取外し自在に取付けた場合、
前記ピンとこのピン挿通孔との間に生じるガタを止める
必要があり、このため、クサビ作用を有するロックスペ
ーサを備えた技術がある(実開昭59-124403号公報参
照)。
(考案が解決しようとする課題) しかし、前記公報記載の技術は、トップリンクサポート
のガタ止めはできるけれども、取付台にトップリンクブ
ラケットをトーションバーにより取付けたドラフト仕様
の構造には適用できないものであった。
このドラフト仕様におけるトップリンクサポートの固定
技術として、該トーションバーをねじらせてトップリン
クサポートをピンで取付ける必要があり、このため、ト
ーションバーをねじるために、トーションバーにレンチ
係合用ピンを設け、このピンに、L形レンチを係合させ
る作業が必要となり、これでは構造の複雑さとレンチの
紛失等を招くおそれがあった。
本考案は、トップリンクブラケットをトーションバーに
より取付けたドラフト仕様において、前記トップリンク
ブラケットに、上下の抜差し自在なピンでトップリンク
サポートを取付けしたとき、トップリンクブラケット及
びトップリンクサポートのガタをクサビ作用で確実に止
め得るようにしたことを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本考案は、車体2に固定した取付台12に、トーションバ
ー14を介してトップリンクブラケット13を取付け、該ト
ップリンクブラケット13に、抜差し自在な上下のピン1
5,16によりトップリンクサポート10を取外し自在に取付
けたものにおいて、前述の目的を達成するために、次の
技術的手段を講じている。
すなわち、本考案は、前記トップリンクサポート10と取
付台12との間に上下方向のクサビ空間17が形成され、該
クサビ空間17に、内部にカム受け面18A,18Bを上下に有
するロックスペーサ18が上下方向に摺動自在に嵌挿さ
れ、前記トップリンクサポート10に、前記カム受け面18
A,18Bに嵌入されるロックカム19を上下揺動自在に備
え、該ロックカム19を上下揺動して前記ロックスペーサ
18をクサビ空間17で上下摺動するカムレバー22と該ロッ
クカム19をロック方向に付勢する弾機23とを備えている
ことを特徴とするものである。
(作用) 本考案によれば、カムレバー22をロック解除位置Bから
ロック位置Cに操作すると、ロックカム19がロックスペ
ーサ18の下カム受け面18Bを押下げ、ロックスペーサ18
がクサビ空間17内で下動してトップリンクサポート10
を、第1図の右側に押動し、これにより、上下のピン1
5,16のガタ及びトップリンクブラケット13の取付台12に
対するガタが止められ、この位置は弾機23で保持され
る。
カムレバー22をロック位置Cからロック解除位置Bに操
作すると、ロックカム19がロックスペーサ18の上カム受
け面18Aを押上げ、ロックスペーサ18がクサビ空間17内
で上動し、トップリンクサポート10のクサビによる押付
けがなくなり、このため、トップリンクサポート10はピ
ン15,16を引抜くことにより、トップリンクブラケット1
3から、ロックスペーサ18、ロックカム19、カムレバー2
2とともに取外され、ここに、トーションバー14を利用
したドラフト仕様にできる。
(実施例) 以下、図面を参照して本考案の実施例を詳述する。
第3図において、1は車輪形トラクタで、その車体2上
には、左右一対のリフトアーム3を有する油圧装置4が
搭載されている。なお、この油圧装置4はポジション制
御とドラフト制御が可能である。
5は三点リンクで、中央のトップリンク6と左右一対の
ロワーリンク7とからなり、ホジション制御のときは図
示のロータリ8が装着され、ドラフト制御のときはプラ
ウが装着され、いずれも、リフトアーム3とロワーリン
ク7とをリフトロッド9で連結することにより、昇降自
在とされている。
ロータリ8が装着されるときは、その昇揚高さを尻上り
にするため特殊三点リンクとされ、このため、トップリ
ンク6はトップリンクサポート10に抜差し自在なピン11
で連結される。
第1図、第2図において、12は取付台であり、車体2に
固着される基板12Aとこの基板12Aに固着されていてトッ
プリンクブラケット13を係合する左右一対の係合片12B
とを有してなる。
14はトーションバーで、取付台12の下部に取付けた筒ボ
ス部12Cとトップリンクブラケット13の下部に取付けた
筒ボス部13Aに挿通され、トップリンクブラケット13の
基板13Bが取付台12の係合片12Bに係合すべく初期の捩り
荷重が付与されている。
トップリンクブラケット13は基板13Bに左右一対の取付
片13Cが固着されており、該取付片13Cには上下にピン挿
通孔13D,13Eを有しており、取付片13C間にトップリンク
サポート10を挿嵌して前記ピン挿通孔13D,13Eのそれぞ
れにピン15,16を抜差し自在に挿通することにより、ト
ップリンクサポート10はトップリンクブラケット13に取
外し自在に装着されている。
17はクサビ空間であり、取付台12の基板12Aとトップリ
ンクサポート10の基端面10Aとの間で、図では基端面10A
をクサビ面として形成してある。
18はロックスペーサで、中空ブロック形状とされてその
内部に上・下のカム受け面18A,18Bを有するとともに、
基板12Aと端面10Aにそれぞれ摺接されてクサビ空間17内
で上下摺動可能に嵌入され、ロックスペーサ18が押下げ
られるとトップリンクサポート10は図の右側にクサビ作
用で押動され、ピン15,16のガタ及び係合片12Bとのガタ
が止められるようになっており、ここに、トップリンク
サポート10を固定するようにされ、逆に、ロックスペー
サ18が押上げられるとピン15,16が引抜き可能とされて
いる。
19はロックカムであり、トップリンクサポート10の基端
部に、枢軸20によって上下揺動可能に備えられ、ロック
カム19は前記上下カム受け面18A,18Bに回動摺接自在と
して嵌入されている。
なお、このロックカム19にスプリングピン21によってロ
ックスペーサ18が取付けられているが、スプリングピン
21はロックカム19のバカ孔19Aに挿通されているので、
ロックカム19の上下動はピン21を介してなされず、ここ
に、ピン21の折損が回避されている。
22はカムレバーであり、ロックカム19の基部に下端が溶
着されて左右一対の板材10Bよりなるトップリンクサポ
ート10の内部を上下に向って延伸され、ここに、カムレ
バー22の第1図の矢示方向の操作でロックスペーサ18が
ロックカム19の作用を介して上下動される。
23は弾機で、ロックカム19を下向に付勢しており、この
ためロックカム19のアーム19Bとサポート10に取付けた
バー24との間に掛張されている。
なお、トップリンクブラケット13の基板13Bにはロック
スペーサ18及びロックカム19の上下動を許容するための
窓13Fが形成してある。
その他、25はドラフト作動リンク、26は連結板を示して
いる。
次に作用を説明する。
トップリンクサポート10をトップリンクブラケット13に
取付けるには、まず、上ピン15を先に挿通して取付け、
トップリンクサポート10を車体2側に押付けてトップリ
ンクサポート10のピン挿通孔とトップリンクブラケット
13のピン挿通孔13Eを一致させ、下ピン16を挿通するこ
とで、ロックスペーサ18、ロックカム19およびカムレバ
ー22等が一緒に組み付けられる。
この状態ではピン15,16のガタ、トップリンクブラケッ
ト13等のガタがあることから、第3図のロック解除位置
Bにあるカムレバー22をロック位置Cに回動させると、
ロックカム19は下方に揺動し、下カム受け面18Bを押下
げ、ここに、ロックスペーサ18がクサビ空間17内を下動
し、クサビ作用でトップリンクサポート10を図右側に押
動してトップリンクサポート10、トップリンクブラケッ
ト13をともにガタなく止めることができ、この姿勢は弾
機23で保持される。
なお、ガタが大きいときにはカムレバー22を第1図のD
位置(増締め)にすることで止められる。
このトップリンクサポート10を固定して、これに、ピン
11でトップリンク6を連結することで、特殊三点リンク
となり、ロータリ8を装着する。
次に、ドラフト仕様にするときは、トップリンクサポー
ト10は不要であることから、カムレバー22をロック解除
位置Bに操作し、これにより、ロックカム19の上動でカ
ム受け面18Aを介してロックスペーサ18を押上げ、クサ
ビ作用を解除する。
これにより、上下ピン15,16は容易に引抜き可能とな
り、この引抜きでトップリンクサポート10は、ロックス
ペーサ18、ロックカム19、カムレバー22をともなって一
緒にトップリンクブラケット13より取外される。
そして、プラウ等をドラフト制御可能として装着するに
は、トップリンクブラケット13のピン挿通孔13Dに、ピ
ン11を介してトップリンク6を連結すればよい。
なお、ドラフト制御は、トップリンク6の圧縮荷重(図
左方の力)で、トーションバー14が弾性捩れをし、これ
をドラフトリンク25等でドラフト制御バルブ等にフィー
ドバックすることでなされる。
(考案の効果) 本考案は、車体の固定した取付台に、トーションバーを
介してトップリンクブラケットを取付け、該トップリン
クブラケットに、抜差し自在な上下のピンによりトップ
リンクサポートを取外し自在に取付けたものにおいて、
前記トップリンクサポートと取付台との間に上下方向の
クサビ空間が形成され、該クサビ空間に、内部にカム受
け面を上下に有するロックスペーサが上下方向に摺動自
在に嵌挿され、前記トップリンクサポートに、前記カム
受け面に嵌入されるロックカムを上下揺動自在に備え、
該ロックカムを上下揺動して前記ロックスペーサをクサ
ビ空間で上下摺動するカムレバーと該ロックカムをロッ
ク方向に付勢する弾機とを備えていることを特徴とする
ものであるから、ドラフト制御が可能なトップリンクブ
ラケットに、トップリンクサポートを取付けるにも、ト
ップリンクブラケットとトップリンクサポートとの双方
をガタ止めした状態で確実に固定できる。また、弾機の
作用でカムレバーを不測に接触してもガタ止め状態は確
実に保持できる。
また、ロックスペーサ、ロックカム、カムレバーは、ト
ップリンクサポートに備えられているので、このトップ
リンクサポートを取付してドラフト仕様にする場合で
も、部品の紛失等がなく、取扱いを容易とする。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は要部の側面断面
図、第2図は第1図A−A線断面図、第3図はロータリ
装着状態の側面図である。 2……車体、5……三点リンク、10……トップリンクサ
ポート、12……取付台、13……トップリンクブラケッ
ト、14……トーションバー、17……クサビ空間、18……
ロックスペーサ、19……ロックカム、22……カムレバ
ー、23……弾機。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体(2)に固定した取付台(12)に、ト
    ーションバー(14)を介してトップリンクブラケット
    (13)を取付け、該トップリンクブラケット(13)に、
    抜差し自在な上下のピン(15)(16)によりトップリン
    クサポート(10)を取外し自在に取付けたものにおい
    て、 前記トップリンクサポート(10)と取付台(12)との間
    に上下方向のクサビ空間(17)が形成され、該クサビ空
    間(17)に、内部にカム受け面(18A)(18B)を上下に
    有するロックスペーサ(18)が上下方向に摺動自在に嵌
    挿され、前記トップリンクサポート(10)に、前記カム
    受け面(18A)(18B)に嵌入されるロックカム(19)を
    上下揺動自在に備え、該ロックカム(19)を上下揺動し
    て前記ロックスペーサ(18)をクサビ空間(17)で上下
    摺動するカムレバー(22)と該ロックカム(19)をロッ
    ク方向に付勢する弾機(23)とを備えていることを特徴
    とする三点リンクにおけるトップリンクサポートの固定
    装置。
JP15097488U 1988-11-18 1988-11-18 三点リンクにおけるトップリンクサポートの固定装置 Expired - Lifetime JPH0737446Y2 (ja)

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JPH0270608U JPH0270608U (ja) 1990-05-29
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