JPH0737360U - 防塗材 - Google Patents

防塗材

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JPH0737360U
JPH0737360U JP067130U JP6713093U JPH0737360U JP H0737360 U JPH0737360 U JP H0737360U JP 067130 U JP067130 U JP 067130U JP 6713093 U JP6713093 U JP 6713093U JP H0737360 U JPH0737360 U JP H0737360U
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JP
Japan
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coating
paint
coating material
present
carrier
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Pending
Application number
JP067130U
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English (en)
Inventor
繁 石川
Original Assignee
繁 石川
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 塗装する際に、塗料の付着を防止する面に被
着し、該面の塗料の付着を防止すると共に、塗料のタレ
を抑制する。また、被着した防塗材の剥離を容易にす
る。 【構成】 表面に凹凸部8a,8bを形成する。裏面側
に針金等の切断用部材9を備える。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は吹付塗装作業等において、被塗装物を保持する搬送具や、塗装作業用 ブースの内壁面等の被塗装物以外の部分に塗料が付着しないように、その部分を 被覆するために用いる防塗材に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動車、自動車用部品、その他の部品の塗装として、例えば図12に示 すように、コンベア1に備えた搬送具2に被塗装物3を保持し、これを塗装作業 用ブース4等の塗装作業部に搬送し、吹付塗装等の適宜塗装手段5により被塗装 物3の表面を塗装している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
前記従来の塗装においては、被塗装物3の吹付け塗装時にその塗料が搬送具2 やブース4の内壁面にも飛散し該搬送具2の表面やブース4の内壁面に直接付着 して固化する。そのため、塗装終了後において、その搬送具2やブース4に付着 した塗料が多量に堆積した場合には、その塗料膜を剥離除去しなければならない 。このような付着塗料の除去作業は、従来、その付着塗料を適宜な剥離具によっ て直接削り取ったり、薬品にて熱処理した後に削り取ったりしており、その剥離 作業に非常な手間を要してその作業コストが高価になる上に、その剥離した塗料 が飛散して作業環境が悪く、しかも、薬品にて処理する場合には、その廃液が公 害の原因にもなる問題がある。
【0004】 そこで本考案は、上記の問題を解決できる防塗材を提供することも目的とする ものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は前記の課題を解決するためのもので、第1の考案は、表面を凹凸面( 8a),(8b)に形成した防塗材である。
【0006】 第2の考案は、更に構成材を切開する切断用部材(9)を備えた防塗材である 。
【0007】
【作用】
請求項1記載の考案によれば、この防塗材(6)を塗料の付着を防止する面に 被着することにより、その面部に飛散した塗料が防塗材(6)に付着する。また 、その防塗材(6)の表面が凹凸面に形成されているので、平滑面のものに比べ て塗料の付着面積が多くなり、更に、凹面に付着した塗料を、その表面張力によ り多量に保持でき、塗料のタレを抑制できる。
【0008】 この防塗材(6)を被着面から剥離するには、これをカッター等で切開して剥 離する。 請求項2記載の考案によれば、防塗材(6)を上記塗料の付着を防止する面に 被着した状態において、切断用部材(9)を手で摘んで引っ張ることにより、そ の防塗材(6)の構成材を切開でき、その切開部からその防塗材(6)を付着防 止面から容易に剥離除去できる。
【0009】
【実施例】
次に図に示す本考案の実施例について説明する。 図1及び図2は本考案の第1実施例の防塗材を示すもので、その防塗材6の構 成材は平板状の基材7上に凹凸の波状の表材8を接着したものからなる。
【0010】 基材7と表材8或いは少なくとも表材8は、塗料に耐え得る耐薬品性のある材 料で形成されている。また、表材8の表面に耐熱、耐薬品性剤を塗布してもよい 。また、基材7と表材8は切断が容易な材料で形成されている。
【0011】 上記の材料としては、例えば、厚紙(ダンボール)や発泡スチロール板材等を 使用するものであるが、この材料に限定されるものではなく、上記の性質を有す る材料であればよい。
【0012】 また、必要により耐熱性を有する材料を使用してもよい。 また、凹面(谷部)8aと凸面(山部)8bとで波状に形成された表材8にお いて、その隣接する凸面8b,8bの稜線間の間隔dは、凹面8a内に付着した 塗料を表面張力によって多く保持できるように設定されており、例えば約3mm 〜10mmに設定されている。
【0013】 また、凹面8aと凸面8bは、図2に示すように、その谷線と稜線が相互に並 行して、表材8の上下全長に亘って形成されている。 9は切断用部材で、上記表材8における凸面8bの裏面において凸面部に沿っ て備えられており、その一端9aを表材8の一端8cから突出させ、他端9bを 表材8の他端8dまで挿通し、少なくともその他端9b部が表材8に固着されて いる。また、該切断用部材9は、例えば針金、紐、糸のこぎり等が使用され、そ の一端9aを表面側(図1の矢印A方向)に引っ張ることにより表材8が、その 一端8cから他端8dまで全長に亘って切り開かれるようになっている。尚、該 切断用部材9は、上記の針金、紐、糸のこぎりに限定されるものではなく、上記 のように表材8を切断できるものであれば、その他のものであってもよい。
【0014】 次に上記の防塗材6を図3に示すように、コンベア10に具備された搬送具1 1に被塗装物12を保持させて、該被塗装物12を連続的に搬送しつつ、ブース 13内において被塗装物12を塗料吹付け手段(吹付ガン)14により塗装する 場合の適用例について説明する。
【0015】 この搬送具11に本考案の上記防塗材6を図4乃至図6に示すように、その凸 部8bの稜線を上下方向にして巻設する。また、この防腐材6は、搬送具11の 全面か或いは必要箇所に被着する。
【0016】 このように防塗材6を被着した搬送具11に被塗装物12を保持させて被塗装 物12を吹付塗装すると、その飛散した塗料が搬送具11の部分にも付着する。 この場合、図5に示すように、塗料15は搬送具11の表面に被着された防塗材 6の表面に付着する。
【0017】 この付着状態は、防塗材6の表材8が凹凸面に形成されていることにより、そ の総面積は、例えば凹凸のない平滑面の筒体に比べて非常に広くなる。このこと は、同量の塗料が吹けられた場合に、凹凸面では平滑面よりも単位面積当りの塗 料付着量は少なくなる。したがって、付着された塗料15を表面張力によってタ レを防止して保持できる全塗料量は平滑面よりも多くなる。また、吹付けられた 塗料15は凹面8aに溜りやすく、該凹面8aで溜った塗料15は、その表面張 力により多量に保持される。
【0018】 このように、塗料が平滑面よりも多量に保持できることは、その防塗材6を取 替えるまでの吹付回数を多くすることができる。 次に防塗材6に多量の塗料が付着固化してこの防塗材6を搬送具11から剥離 除去する場合は、その表材8の一端から突出した切断用部材9の一端9aを手で 摘んで表側へ引っ張る。これにより表材8が切断用部材9の挿通部に沿って切開 される。そのため、作業者は、その切開部を手で摘んではがすことにより、その 表材8とこれに接着した裏材7を搬送具11から容易に剥離することができる。 このように防塗材6を剥離除去することにより、これに付着した塗料を除去でき る。したがって、搬送具11には塗料が付着されていないので、従来のような剥 離具による塗料の削り取り作業は不必要になる。
【0019】 図7は本考案の防塗材6の他の使用例を示すもので、その防塗材6をその凹面 8aと凸面8bの谷線と稜線が水平方向に配置されるように搬送具11へ被着し たものである。このように使用することによって、塗料のタレは、より一層防止 できる。
【0020】 図8は本考案の防塗材の他の実施例を示すもので、上記の切断用部材9を、基 材7の裏面に備えたものである。本実施例によれば、基材7と表材8を同時に切 開することができる。
【0021】 図9は本考案の更に他の実施例を示すもので、表材8における凹面8aの深さ を長くし、かつ隣接する凸面8bの稜線の相互間隔dを短くして、凹面8a内に おける塗料の保持量が多くなるようにしたものである。
【0022】 また、上記表材8の凹凸形状及び凹凸間の間隔は、塗装方法、使用塗料、塗料 の吹付量により適宜に設定するものである。 更に、凹面と凸面による波方向は、上記実施例のような一方向に限らず、上下 方向と左右方向の双方に形成したものでもよい。
【0023】 図10は本考案の更に他の実施例を示すもので、上記実施例における切断用部 材9を備えないものである。その他の構造は上記実施例と同様である。本実施例 のものにおいては、この防塗材6を剥離除去する場合は、その凸面8b部をカッ ター等で切断する。
【0024】 本考案の防塗材6は、図3に示すように、塗装作業用のブース13の内壁面に 貼設して使用してもよく、また図11に示すように、被塗装物12を搬送する台 座16に貼設して使用してもよい。更に上記の搬送具11、ブース13の内壁面 、台座16に限るものではなく、その他、塗装する場合に塗料の飛散付着を防止 する面、部分に使用できることは勿論である。
【0025】 更に、上記切断用部材6にニクロム線等の電熱線を使用し、これに通電装置を 接続してその電熱線を通電加熱することにより、表材8を熱により自動切開する ようにしてもよい。
【0026】 尚、上記は吹付塗装の場合について説明したが、いわゆるドブ漬け式の塗装に おける搬送具に本考案の防塗材を使用してもよい。
【0027】
【考案の効果】
以上のように本考案の防塗材を使用して塗装すれば、前記従来のような、剥離 具によって塗料を剥離する作業が不要になり、作業コストを低減できると共に、 前記従来のような薬品処理も不要になり、公害の発生防止を図り得る。また、凹 凸面により塗料を多量に付着保持できるので塗料のタレを抑制できる。このこと は、防塗材に付着した塗料がタレて製品上に付着し、不良製品が発生することを 防止できる。更に防塗材の長期使用が可能になる。
【0028】 また、切断用部材を設けることにより、防塗材の剥離除去が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の第1実施例を示す横断面図。
【図2】 同正面図。
【図3】 使用状態を示す斜視図。
【図4】 塗装用搬送具に適用した側面図。
【図5】 同平断面図。
【図6】 同拡大側面図。
【図7】 本考案の他の使用例を示す側面図。
【図8】 本考案の他の実施例を示す横断面図。
【図9】 本考案の更に他の実施例を示す横断面図。
【図10】 本考案の更に他の実施例を示す横断面図。
【図11】 本考案の他の使用例を示す図。
【図12】 吹付塗装の1例を示す図。
【符号の説明】
6…防塗材 8a,8b…凹凸面 9…切断用部材

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面を凹凸面に形成した防塗材。
  2. 【請求項2】 構成材を切開する切断用部材を備えた請
    求項1記載の防塗材。
JP067130U 1993-12-16 1993-12-16 防塗材 Pending JPH0737360U (ja)

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JP067130U JPH0737360U (ja) 1993-12-16 1993-12-16 防塗材

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JP067130U JPH0737360U (ja) 1993-12-16 1993-12-16 防塗材

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JPH0737360U true JPH0737360U (ja) 1995-07-11

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ID=13336017

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JP067130U Pending JPH0737360U (ja) 1993-12-16 1993-12-16 防塗材

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS625851B2 (ja) * 1983-11-02 1987-02-06 Fujita Corp

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS625851B2 (ja) * 1983-11-02 1987-02-06 Fujita Corp

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