JPH0737289B2 - 物品仕分け装置 - Google Patents

物品仕分け装置

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JPH0737289B2
JPH0737289B2 JP22906790A JP22906790A JPH0737289B2 JP H0737289 B2 JPH0737289 B2 JP H0737289B2 JP 22906790 A JP22906790 A JP 22906790A JP 22906790 A JP22906790 A JP 22906790A JP H0737289 B2 JPH0737289 B2 JP H0737289B2
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conveyor
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卓雄 小林
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、物品仕分け装置、特に、物品を所定の搬送経
路に沿って所定の搬送方向に搬送する仕分けコンベヤー
およびこの仕分けコンベヤーに沿ってその側方にかつこ
の仕分けコンベヤーから下方に傾斜して配置され、仕分
けコンベヤーからその側方に払出された物品を受けるシ
ュートを備えたものにおける前記シュートの改良に関す
る。
〔従来の技術〕
第9図はかかる形式の物品仕分け装置の平面図、第10図
は第9図の物品仕分け装置の一部分の斜視図、第11図は
この物品仕分け装置の動作および問題点を説明するため
の図であり、図において、(1)は仕分けコンベヤーで
あって、図示のものはベルトコンベヤーから構成されて
おり、物品(2)を所定の搬送経路に沿って、所定の搬
送方向(3)に搬送するものである。(4)は仕分けコ
ンベヤー(1)に沿って設けられた旋回式のダイバータ
であって、第9図および第11図に実線で示す非作動位置
と仮想線で示すように仕分けコンベヤー(1)上に振出
された動作位置との間に旋回可能なものである。(5)
は各ダイバータ(4)に対向して仕分けコンベヤー
(1)の側方に配置されたシュート、(6)は仕分けコ
ンベヤー(1)に物品を移載する投入コンベヤー、
(7)は物品(2)の仕分け先をシュート(5)の番号
で入力するキーボードであり、シュート(5)は、物品
(2)を降下させる本体部(501)と、物品(2)の落
下を防止する左右一対の側壁(502),(503)とからな
り、仕分けコンベヤー(1)から下方に傾斜して設けら
れる。(504)はシュート(5)の下端に設けられた物
品(2)用のストッパーである。
次に動作について説明する。作業員は、例えばトラック
から荷卸しされた物品(2)を順次投入コンベヤー
(6)に載置すると共にキーボード(7)にその物品
(2)の仕分け先をシュート(5)の番号で入力する。
そして入力された仕分け先はコンピュータ(図示せず)
に記憶される。物品(2)が投入コンベヤー(6)から
仕分けコンベヤー(1)に移載され、コンピュータに記
憶された仕分け先に対応するシュート(5)への払出し
位置に到達すると、そのシュート(5)に対向したダイ
バータ(4)が旋回してその物品(2)を第12図に矢印
(8)で示すように仕分けコンベヤー(1)の側方(ダ
イバータ(4)とは反対側の側方)に払出す。そして、
シュート(5)はこのように払出された物品(2)を受
け取る。しかして、シュート(5)に受取られた物品
(2)は側壁(502),(503)によって落下が防止され
つつシュート(5)の下端まで降下し、次の取扱い作業
を受ける。
しかして、シュート(5)は、仕分けコンベヤー(1)
から払出された物品(2)をその下端まで降下させるも
のであるが、物品(2)は払出された時に仕分けコンベ
ヤー(1)の搬送方向(3)の速度成分を有しており、
重量の小さい物品は慣性が小さいため第11図にほぼ矢印
(8)で示す方向に滑り、一方重量の大きい物品は慣性
が大きいためほぼ矢印(9)で示す方向に斜め前方に滑
る傾向がある。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述のように物品は、その重量に応じてシュート上を降
下する軌跡が異なるのであるが、それでもなお、ダイバ
ータの動作タイミングの狂いや物品底面の状態等によっ
て、一般にシュートの幅方向中央部付近で重量の大きい
物品と小さい物品とが混在することが多く、そのため、
次の例えば箱詰め作業のために重量の大きい物品と小さ
い物品とをシュートの下端で手作業で分離しなければな
らないばかりでなく、重量の大きい物品と小さい物品と
がシュートの下端で互いに衝突して物品が破損する等の
問題点があった。
本発明は従来のもののかかる問題点を解決するためにな
されたもので、シュート上で、仕分けコンベヤーの搬送
方向を見て上流側と下流側とに物品をその種類に応じて
明確に区別して振分けることができるようにした物品仕
分け装置を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
前記目的を達成するために、本発明の物品仕分け装置
は、シュートとしてローラコンベヤーを使用し、このロ
ーラコンベヤーの少なくとも一部のローラを第一の軸方
向部分とそれ以外の第二の軸方向部分とから構成し、第
一の軸方向部分の表面を第二の軸方向部分の表面より摩
擦係数の大きい弾性体で形成すると共に、この第一の軸
方向部分は、ローラコンベヤー上で物品を、仕分けコン
ベヤーの搬送方向に見て上流側と下流側とに振分けよう
とする幅方向基準位置より上流側の範囲内で前記搬送方
向の速度成分をもって降下する物品に接触するように設
けたものである。
〔作用〕
前記のように構成された物品仕分け装置においては、仕
分けコンベヤーから払出された物品の、ローラコンベヤ
ーの下端に向う速度成分はローラが回転するためあまり
弱められることはないが(傾斜によっては加速されるこ
ともある)、ローラコンベヤーの幅方向基準位置より搬
送方向上流側の範囲内を降下する物品は、第一の軸方向
部分と接触し、この第一の軸方向部分の表面の大きな摩
擦係数並びに第一の軸方向部分の弾性体が物品の重量に
より弾性変形することにより、物品の仕分けコンベヤー
搬送方向の速度成分が弱められ、一方前記幅方向基準位
置より下流側の範囲内を降下する物品はかかる速度成分
の低下を受けることはない。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を第1図乃至第3図について説
明する。第1図は本発明の一実施例の主要部の平面図、
第2図は第1図のものにおけるローラの軸方向拡大断面
図、第3図はローラの作用を説明するためのローラの横
断面図であり、前記従来のものと同一部分には同一符号
を付してその説明は省略する。
第1図において、(5A)は従来のもののシュート(5)
として使用されるローラコンベヤー、(501A)は本体部
(501)の一部を構成する一連のローラであって、それ
ぞれ軸(505)は自由に回転しうるように支持されてお
り、本発明の主要部を構成するものである。そして、こ
の仕分けコンベヤー(1)に近い側のローラ(501A)
(本実施例では7本のローラ)は、後述する第一の軸方
向部分(507)と第二の軸方向部分(508)とから構成さ
れている。なお、(506)は搬送方向(3)に見た、第
一の軸方向部分(507)の下流側端である。ローラコン
ベヤー(5A)の下端に近い側のローラ(501B)は全体が
同一材料で形成される従来の普通のローラである。かか
る従来の普通のローラ(501B)はその全体が鉄またはア
ルミニウム等の金属で形成されるのが一般的であり、ロ
ーラ(501A)も第二の軸方向部分(508)は従来のもの
と同様な金属から形成されるが、第一の軸方向部分(50
7)は従来のものと構成が異なる。即ち、第一の軸方向
部分(507)は第2図に示すように第二の軸方向部分(5
08)と同じ金属でこれと一体的に、しかし第二の軸方向
部分(508)より小径に形成された芯部(509)と、第二
の軸方向部分(508)の表面より摩擦係数が大きくかつ
第二の軸方向部分(508)とほぼ同じ直径となるように
芯部(509)の上に施された弾性体(501)とからなる。
弾性体(510)の材料としては、ウレタンゴムを典型的
なものとして挙げることができる。
更に、図において、(2A)は軽量の物品、(2B)は重量
の大きい物品、(R)はローラコンベヤー(5A)上で物
品を、搬送方向(3)に見て上流側と下流側とに振分け
ようとするローラコンベヤー(5A)上の幅方向基準位置
を示す。しかして、物品(2A)は第1図において幅方向
基準位置(R)より搬送方向(3)上流側、即ち幅方向
基準位置(R)より左側に振分け、物品(2B)は幅方向
基準位置(R)より搬送方向(3)下流側、即ち幅方向
基準位置(R)より右側に振分けようとするものであ
る。しかして、本実施例においては、第一の軸方向部分
(507)は幅方向基準位置(R)から搬送方向(3)上
流側の全体にわたって設けられている。
以上のように、幅方向基準位置(R)より搬送方向
(3)上流側に、第二の軸方向部分(508)の表面より
大きい摩擦係数を有する弾性体(501)で表面を形成し
た第一の軸方向部分(507)を設けることにより、幅方
向基準位置(R)より搬送方向(3)上流側の範囲を降
下する物品(2A)は、これが搬送方向(3)前方へ滑ろ
うとすると、第一の軸方向部分(507)と接触すること
により、その表面が大きな摩擦係数を有するため、ロー
ラ(501A)の軸方向の制動を受け、搬送方向の速度成分
が弱められる。また、物品(2A)が弾性体(510)の上
に乗ると、物品(2A)の重量により、弾性体(510)の
物品(2A)と接触する上部が第3図に示すように扁平に
変形して、物品(2A)の搬送方向(3)の滑りに対する
制動が一層強められる。従って、物品(2A)は、本来な
ら幅方向基準位置(R)付近(これを越える場合もある
し越えない場合もあるが)に降下してしまう場合であっ
ても、上述のように第一の軸方向部分(507)を設ける
ことにより、矢印(10)で示すように、幅方向基準位置
(R)より搬送方向(3)上流側に振分けられることに
なる。一方、重量の大きい物品(2B)は幅方向基準位置
(R)より搬送方向(3)下流側の範囲内を降下する
が、この範囲内には弾性体(10)が設けられていないの
で上述した如き制動を受けることはなく、この下流側範
囲に矢印(11)で示すように振分けられる。この場合、
物品(2B)はローラコンベヤー(5A)の上端付近のロー
ラ(501A)の第一の軸方向部分(507)に一部接触する
ことがあるかも知れないが、物品(2B)は慣性が大きい
ので事実上問題になることはない。
以上のように、軽量の物品(2A)と重量の大きい物品
(2B)は、幅方向基準位置(R)を中心として、その搬
送方向(3)上流側と下流側とに明確に振分けられるた
め、幅方向基準位置(R)付近での物品(2A),(2B)
の衝突や混在が防止され、物品(2A),(2B)の破損が
回避され、箱詰め等の作業性も良くなる。尤も、全ての
物品(2A),(2B)がローラコンベヤー(5A)上でそれ
ぞれの範囲内に確実に仕分けられるのではなくて、ある
程度の量の物品(2A),(2B)は幅方向基準位置(R)
付近に混在して降下する場合も考えられるが、その確率
は従来のものより格段に低いことは明らかである。ま
た、弾性体(510)の材料は鉄やアルミニウム等より高
価であるが、弾性体(510)を設けるのはローラ(501
A)の軸方向の一部分だけであり、コスト上昇は最低限
に抑えられる。また、第一の軸方向部分(507)は第二
の軸方向部分(508)とほぼ同一直径になるように形成
してあるので、第一の軸方向部分(507)から第二の軸
方向部分(508)へ物品が乗り移ったとしても、物品が
転倒したり損傷を受けたりすることはない。
なお、第一の軸方向部分(507)の摩擦係数を大きくす
るのであれば、この部分の金属表面を梨地仕上げ、ロー
レット掛け等により粗面化することも考えられるが、こ
のように粗面化しても使用の間に塵埃や油性物質などに
よって目詰まりが生じ、制動効果が期待できなくなる
し、弾性体(510)のように物品(2A)の重量による変
形から生じる制動効果も全くないので実用的ではない。
また、弾性体(510)は搬送方向(3)には物品(2)
を制動するが、ローラコンベヤー(5A)の下端に向う速
度成分については、ローラ(501A)が回転するため、物
品(2A)は弾性体(510)によって阻害されることな
く、ローラコンベヤー(5)の下端へ向けて降下する。
ここにシュートとしてローラコンベヤー(5A)を使用し
た意味があるのであって、シュートとして平板状のもの
を使用し、その表面の一部に弾性体を設けたのでは、そ
の弾性体によってシュートの下端へ向う物品の降下運動
までが制動を受け、物品(2)はシュートの下端まで満
足に降下しなくなるのである。
ところで、上述した幅方向基準位置(R)であるが、こ
の位置はケースバイケースで異なる。即ち、仕分けコン
ベヤー(1)の搬送速度、弾性体(510)の材料、取扱
うべき物品の大きさ、重量、物品底部の摩擦係数、ある
いはローラコンベヤー(5A)の幅といった諸々の要素に
よって異なるが、要するに、ローラコンベヤーのローラ
が全てローラ(501B)からなる場合に、物品(2A),
(2B)が最も混在しやすい場所ということになり、一方
的には、実験によって決めることになると考えられる。
また、弾性体(510)を設けるローラ(501A)の数やど
のローラに弾性体(510)を設けるかも同様にして決め
ることになる。即ち、弾性体(510)は物品(2A)の制
動に必要な数および必要な位置のローラだけ設ければ良
いのであってそれ以外のローラは従来のものと同様、軸
方向全長にわたって金属で形成したものを使用すれば良
い。
第4図に本発明の他の実施例の主要部が平面図で示され
ている。この実施例が先の実施例と異なるのは、第一の
軸方向部分(507)と第二の軸方向部分(508)とを別個
のローラで形成した点である。このような構成において
は、第2図のもののように第二の軸方向部分(508)
と、第一の軸方向部分(507)の芯部(509)とを異なる
直径に形成する煩わしさがなくなる。なお、ローラコン
ベヤー(5A)は仕分けコンベヤー(1)に近い部分だ
け、搬送方向(3)前方に向けて傾斜した構成になって
いるが、これは物品(2A),(2B)の搬送方向(3)の
速度成分を吸収するためであって、このように前方に傾
斜させることは従来周知である。
第5図に本発明の更に他の実施例の主要部が平面図で示
されている。この実施例が第4図の実施例と異なるの
は、仕分けコンベヤー(1)に近いローラ(501A)ほど
第一の軸方向部分(507)の軸方向寸法を小さくするこ
とにより、前記の幅方向基準位置(R)に対応する第一
の軸方向部分(507)の搬送方向下流側端を搬送方向
(3)にみて上流側に位置させた点である。即ち、物品
(2A)のローラコンベヤー(5A)上での降下経路はほぼ
矢印(10)で示す如くであって、仕分けコンベヤー
(1)に近いほど、搬送方向(3)手前の側壁(503)
に接近していることおよび弾性体(510)が高価である
ことに鑑み、実質的に制動に寄与する部分だけを、弾性
体(510)を備えたローラで構成して、制動効果は維持
しつつ価格の低減を図ったものである。
第6図に本発明の更に別の実施例の主要部が平面図で示
されている。この実施例は、第一の軸方向部分(507)
の搬送方向(3)に見た下流側端が仕分けコンベヤー
(1)に近いローラ(501A)ほど、搬送方向(3)に見
て上流側に位置している点は第5図の実施例と同じであ
るが、第一の軸方向部分(507)の長さを各ローラ(501
A)について一定(同じ)にし、かつ仕分けコンベヤー
(1)に近いローラ(501A)ほど、各ローラ(501A)中
における第一の軸方向部分(507)の位置を搬送方向
(3)上流側にずらせた点で異なる。即ち、物品(2A)
の降下経路が矢印(10)で示す如くであるので、仕分け
コンベヤー(1)から遠いローラ(501A)の、搬送方向
(3)に見て上流側の部分は物品(2A)の制動に実質的
に寄与することがなく、この部分は弾性体(510)を省
略し、一層の価格低減を図ったものである。しかも、第
一の軸方向部分(507)の軸方向の長さ、従ってまた弾
性体(510)の軸方向の長さが一定であるので、第一の
軸方向部分(507)の形成も簡単であり、更に価格の低
減が図れる。なお、この実施例では、第一の軸方向部分
(507)と第二の軸方向部分(508)は一体的に構成され
ているが、第5図のもののように別個のローラとして形
成しても良い。
本発明で使用しうる、第一の軸方向部分(507)と第二
の軸方向部分(508)とからなるローラ(501A)の他の
例が第7図に軸方向断面図で示されている。このローラ
(501A)が第2図のローラ(501A)と異なるのは、第二
の軸方向部分(508)と同じ直径の芯部(509)の上に弾
性体(510)を設けることにより第一の軸方向部分(50
7)を形成した点で、この構成によれば、芯部(509)を
第二の軸方向部分(508)より小径にする必要がないの
で、製造が簡単で安価になる。なお、弾性体(510)の
下流側端(506)側の部分にはスロープをつけて、第一
の軸方向部分(507)と第二の軸方向部分(508)との間
での物品(2A),(2B)の動きを滑らかにしている。
第8図には、本発明で使用しうる、第一の軸方向部分
(507)と第二の軸方向部分(508)とからなるローラ
(501A)の更に他の例が軸方向断面図で示されている。
第2図および第7図のローラ(501A)はいずれも軽量化
のために中空構造にしているが、第8図のものは中実構
造とし、弾性体(510)の厚さを大きくとれるようにし
たものである。このようにすると、重量が大きくなりか
つ必要な弾性体(510)の材料の量が多くなって高価に
はなるが、物品(2)が乗った時の弾性体(510)の変
形量(第3図について説明した変形)が大きくなり、物
品(2)に対する制動効果が大きくなる利点がある。
なお、第1図乃至第6図のいずれの実施例および第7図
および第8図に示したいずれのローラ(501A)において
も、第一の軸方向部分(507)と第二の軸方向部分(50
8)とをそれぞれ別個のローラで構成するか、一本のロ
ーラの中で形成するかは要求に応じて適宜選べば良い。
また、弾性体(510)を取付けるには、予め形成した弾
性体(510)の帯を巻付けて焼付け、接着等により固定
する方法や、ローラを金型内に入れ、液状弾性体を金型
内に注入した後、固化させる等の方法が一般的な手段と
して考えられるが、他の固定手段を用いても構わない。
また、弾性体(510)の材料もウレタンゴムに限らず、
他の適当な弾性体を用いても良い。また、更に物品(2
A),(2B)をローラコンベヤー(5A)に払出すダイバ
ータとしては実施例で示した如く旋回して物品(2A),
(2B)をたたく形式のものの他、単に物品(2A),(2
B)をローラコンベヤー(5A)に向けて押す形式のもの
や、仕分けコンベヤー(1)としてベルトコンベヤーに
代えて例えば特開昭58−113027号公報に記載されたもの
のように、多数のキャリヤを無端状に連結したものを使
用し、各キャリヤは仕分けコンベヤーの搬送方向に対し
て直角な方向に駆動されるベルトから形成し、所定のキ
ャリヤが仕分け先のローラコンベヤー(5A)に到達した
時に前記ベルトを駆動してその上の物品をローラコンベ
ヤー(5A)へ払出すようにしたものや、キャリヤを傾動
可能なプレートとし、このプレートを仕分け先のローラ
コンベヤー(5A)に到達した時に傾動させてその上の物
品をローラコンベヤー(5A)へ払出すようにしたもの等
もあるが、本発明はかかるダイバータの形式によって何
等制限を受けるものではない。
なお、前記実施例では軽量の物品(2A)も重量の大きい
物品(2B)もほぼ同じ位置でダイバータ(4)でたたく
例を示したが、物品の重量に応じて、払出し位置を変え
て、軽量の物品(2A)は幅方向基準位置(R)より搬送
方向(3)上流側に、また重量の大きい物品(2B)は下
流側に、またはその逆に、即ち、軽量の物品(2A)は幅
方向基準位置(R)より下流側に、また重量の大きい物
品(2B)は上流側に払出すようにしたものにも本発明は
適用しうるものである。このように払出し位置を異なら
しめる手段としては、ダイバータ(4)の動作タイミン
グを物品(2A)と(2B)とで異ならしめる方法や、ダイ
バータ(4)の動作タイミングは同じであるが、仕分け
コンベヤー(1)の物品(2A),(2B)の積込み位置
を、物品(2A)と物品(2B)とで搬送方向(3)にずれ
せる方法などが考えられる。また、前記実施例では物品
を軽量ものと、重量の大きいものとに振分ける例を示し
たが、本発明はこわれにくい物品、または品種等、種々
の種類に応じて振分けする場合に使用しうるものであ
る。
〔発明の効果〕
以上のように本発明によれば、シュートとしてローラコ
ンベヤーを使用し、そのローラの一部分である第一の軸
方向部分の表面を他の部分である第二の軸方向部分の表
面より摩擦係数の大きい弾性体で形成するという極めて
簡単な構成により、物品をその種類に応じて一つのシュ
ートの中で幅方向基準位置を中心として搬送方向上流側
と下流側とに明確に区別して振分けることができ、従っ
て、幅方向基準一付近での物品の衝突や混在が防止さ
れ、物品の破損が回避され、箱詰め等の次の作業の作業
性が良くなる効果が得られる。
また、第一の軸方向部分と第二の軸方向部分とを別個の
ローラで形成することにより、これら両軸方向部分から
なるローラを簡単に製造することができる。
更に、仕分けコンベヤーに近いローラほど、第一の軸方
向部分の軸方向寸法を小さくして、第一の軸方向部分の
搬送方向下流側端を搬送方向上流側に位置させることに
より、物品に対する制動効果を維持しつつローラの価格
を低減することができる。
また、第一の軸方向部分の軸方向寸法は各ローラについ
て一定にし、かつ仕分けコンベヤーに近いローラほど、
各ローラ中における第一の軸方向部分の位置を搬送方向
上流側にずらせることにより、一層の価格低減が図れ
る。
更にまた、第一の軸方向部分を第二の軸方向部分とほぼ
同一直径にすることにより、第一の軸方向部分と第二の
軸方向部分との間の物品の乗り移りがスムーズに行わ
れ、物品が転倒したり損傷を受けたりすることはない。
また更に、第一の軸方向部分を、第二の軸方向部分と一
体的でかつ第二の軸方向部分と同一直径の芯部の周囲に
弾性体を設けて形成することにより、ローラを簡単かつ
安価に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例による物品仕分け装置の主要
部の平面図 第2図は第1図のものにおけるローラの軸
方向拡大断面図、第3図はローラの作用を説明するため
のローラの横断面図、第4図乃至第6図はそれぞれ本発
明の他の実施例による物品仕分け装置の主要部の平面
図、第7図および第8図は本発明で使用しうるローラ
の、第2図とは異なる構成を示す軸方向断面図、第9図
は従来の物品仕分け装置の平面図、第10図は第9図の物
品仕分け装置の一部分の斜視図、第11図はこの物品仕分
け装置の動作および問題点を説明するための図である。 図において、(1)は仕分けコンベヤー、(2A),(2
B)は物品、(3)は搬送方向、(5A)はローラコンベ
ヤー、(501A),(501B)はそれぞれローラ、(506)
はローラ(501A)の下流側端、(507)はローラ(501
A)の第一の軸方向部分、(508)は第二の軸方向部分、
(509)は芯部、(510)は弾性体、(R)は幅方向基準
位置である。 なお、各図中、同一符号は同一部または相当部を示す。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B65G 11/00 B 47/76 A 8010−3F

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】物品を所定の搬送経路に沿って所定の搬送
    方向に搬送する仕分けコンベヤーおよびこの仕分けコン
    ベヤーの側方に、かつこの仕分けコンベヤーから下方に
    傾斜して配置され前記仕分けコンベヤーからその側方に
    払出された物品を受けるシュートを備えた物品仕分け装
    置において、前記シュートとしてローラコンベヤーを使
    用し、このローラコンベヤーの少なくとも一部のローラ
    を第一の軸方向部分とそれ以外の第二の軸方向部分とか
    ら構成し、第一の軸方向部分の表面を第二の軸方向部分
    の表面より摩擦係数の大きい弾性体で形成すると共に、
    この第一の軸方向部分は、前記ローラコンベヤー上で物
    品を、前記搬送方向に見て上流側と下流側とに振分けよ
    うとする幅方向基準位置より上流側の範囲内で前記搬送
    方向の速度成分をもって降下する物品に接触するように
    設けた物品仕分け装置。
  2. 【請求項2】第一の軸方向部分と、第二の軸方向部分と
    を別個のローラで形成した請求項1記載の物品仕分け装
    置。
  3. 【請求項3】仕分けコンベヤーに近いローラほど、第一
    の軸方向部分の軸方向寸法を小さくすることにより、第
    一の軸方向部分の搬送方向下流側端を搬送方向上流側に
    位置させた請求項1または2記載の物品仕分け装置。
  4. 【請求項4】第一の軸方向部分の軸方向寸法は各ローラ
    について一定にし、かつ、仕分けコンベヤーに近いロー
    ラほど、各ローラ中における第一の軸方向部分の位置を
    搬送方向上流側にずらせた請求項1または2記載の物品
    仕分け装置。
  5. 【請求項5】第一の軸方向部分を第二の軸方向部分とほ
    ぼ同一直径にした請求項1乃至4のいずれか一に記載の
    物品仕分け装置。
  6. 【請求項6】第一の軸方向部分は、第二の軸方向部分と
    一体的で第二の軸方向部分と同一直径の芯部の周囲に弾
    性体を設けて形成した請求項1記載の物品仕分け装置。
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