JPH0737133U - 二重サポータ - Google Patents
二重サポータInfo
- Publication number
- JPH0737133U JPH0737133U JP7378093U JP7378093U JPH0737133U JP H0737133 U JPH0737133 U JP H0737133U JP 7378093 U JP7378093 U JP 7378093U JP 7378093 U JP7378093 U JP 7378093U JP H0737133 U JPH0737133 U JP H0737133U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- knitted
- supporter
- double
- tubular body
- cylinder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Professional, Industrial, Or Sporting Protective Garments (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 関節を曲げやすくすると共にずれ落ちをなく
し、バランスの良い締付力で長時間着用しても苦痛の生
じない着用感の良い、しかも保温性に優れた二重サポー
タを提供すること。 【構成】 本考案に係る二重サポータは、円筒状に編成
された上部筒体1aと下部筒体1bからなるサポータ本
体1の円周方向の少なくとも1箇所に、伸縮性補強糸を
編み込んだ編込部9と該補強糸を編み込まない遊び部1
2を設け、下部筒体1bを上部筒体1aに重ね合わせる
ように構成されている。
し、バランスの良い締付力で長時間着用しても苦痛の生
じない着用感の良い、しかも保温性に優れた二重サポー
タを提供すること。 【構成】 本考案に係る二重サポータは、円筒状に編成
された上部筒体1aと下部筒体1bからなるサポータ本
体1の円周方向の少なくとも1箇所に、伸縮性補強糸を
編み込んだ編込部9と該補強糸を編み込まない遊び部1
2を設け、下部筒体1bを上部筒体1aに重ね合わせる
ように構成されている。
Description
【0001】
本考案は手や足の関節部における神経痛、リュウマチ、筋肉痛等の治療用もし くは運動時の膝関節の保護等に用いられる二重サポータに関するもので、さらに 詳しくは、通称ブッキリ糸と称される補強糸を付加した二重サポータに関するも のである。
【0002】
従来、サポータには、手や足の関節部等における神経痛、リュウマチ、筋肉痛 の慢性疾患の治療のために用いられる医療用サポータと、激しいスポーツを行う 時に膝や肘等の関節を保護するのに供される運動用サポータがある。
【0003】 これらのサポータは、コース方向に強い伸縮性を得るために、編組織中にポリ ウレタン弾性糸やゴム糸等の伸縮性糸を編込んだり若しくは挿入して強緊締力を 付与させて着用時のずれ落ちを防止していた。
【0004】
しかしながら、上記のようなサポータは、緊締力が強過ぎて必要以上に肌を締 めつけると共に、全周に亘って同一の編組織で緊締力も同じ強さであるから、膝 関節等の硬い外面部はまだしも、比較的柔軟な内面部はその緊締力により強い圧 迫を受ける結果、長時間着用すると苦痛を伴うものになっていた。
【0005】 また、前記のように伸縮性糸を編み込んだり、挿入した編地は厚さが分厚くな っており、膝の折り曲げ時に大きく屈曲して引張られることから、強さの求めら れる膝の外面部はともかく、内面部が厚地になると膝を曲げる時、膝の内面に編 地が嵩張りスムーズに膝を折り曲げにくいと言う問題点があった。
【0006】 本考案は上記のような問題点を解決することを課題として研究開発されたもの で、関節を曲げやすくすると共に、ずれ落ちをなくし、バランスの良い締付力で 長時間着用しても苦痛の生じない着用感の良い、しかも保温性に優れた二重サポ ータを提供することを目的とすものである。
【0007】
上記の課題を解決し、その目的を達成する手段として、本考案では、円筒状に 編成された上部筒体と下部筒体からなるサポータ本体の円周方向の少なくとも1 箇所に、伸縮性補強糸を編み込んだ編込部と該補強糸を編み込まない遊び部を設 け、下部筒体を上部筒体内に重ね合わせるように構成した二重サポータを開発し 、採用した。
【0008】
伸縮性補強糸を編み込んだ編込部を膝の外面部に、補強糸を編み込まない遊び 部を膝の内面部に当てるように嵌めると、膝を曲げる時に膝の内面部に当る部分 の編地が薄く、従って、膝を屈曲しやすくなると共に、遊び部の伸縮補強糸の1 本、1本が膝の内面の屈曲形状に応じて密着するので、ずれ落ちることがなく、 その締め付けも強く圧迫しないので長い時間着用しても何ら痛みを感じない。
【0009】
以下に、本考案の実施例を示す図面について説明すれば、1は円筒状に編まれ た上部筒体1aと下部筒体1bを一連に編成したサポータ本体で、上部筒体1a の上部口縁2から順次に上部本体3、下部口縁4、下部筒体1bの上部口縁5、 下部本体6、下部口縁7と一連に編成されている。これらの各部分の編組織は、 この実施例では、図4に示すような平編組織によりコース方向に伸縮性弾性糸8 を挿入して編成されている。
【0010】 9は上部筒体1aの正面中央上部および下部筒体1bの正面中央下部に設けた 編込部であり、この編込部9は、図5に示すように、非伸縮性糸10と伸縮性補 強糸11を引揃えて平編みに編成され、コース方向に伸縮性弾性糸8を挿入して 編成されており他の部分より厚くなっている。
【0011】 12は編込部9、9間に設けた伸縮性補強糸の遊び部であり、図5に示すよう に数ウェール間を伸縮性補強糸11が編込まれることなく、下方に弛んだ状態に 形成されている。
【0012】 このように構成されたサポータ本体1は、下部筒体1bを上部筒体1aの内面 に挿入し、その下端縁を上部筒体1aの上端縁に合わせて二重になるよう折り重 ね、上部口縁2と下部口縁4の周辺を縫い合わせて縫着一体化するものである。
【0013】 このように構成された二重サポータは、身体の特に手足や腰部の関節、筋肉に 沿って痛みを感じるリュウマチ、神経痛、関節炎等の慢性疾患用の予防用として 常時手軽に使用できるばかりでなく、膝や肘を保護するスポーツ用のサポータと して用いることができる。
【0014】 そして、その使用に際しては、生地の薄い遊び部を膝や肘の柔い内側部分に当 てて使用することにより、膝や肘等の関節の折り曲げが容易となり、また、その 部分は遊び部で極度に圧迫することなく且つ確実に密着するのでずれ落ちるこが なく、長時間嵌めていても苦痛を生じないものである。
【0015】 なお、上記実施例においては、上部筒体1aと下部筒体1bを重ね合わせて上 部口縁2と下部口縁4の周辺を縫着して一体化した例を示したが、これに限定さ れるものではなく、例えば、上部口縁2および下部口縁4を縫着せずに、両側縁 を縫着することもあり、この場合においては上部筒体1aと下部筒体1b間が隠 しポケットにもなり、貴重品等を収納することができる。
【0016】
以上のように、本考案の二重サポータによれば、伸縮性補強糸を編み込んだ編 込部が厚くて丈夫であるから、膝等の関節部の外側に当てることにより、強度を 増し、接触摩擦によっても丈夫で長時間に亘って着用できるとともに、関節部の 内側に伸縮性補強糸を編み込まない遊び部を当てることにより、折り曲げ時に生 地が詰まることがなくスムーズに折り曲げられる。
【0017】 また、関節部の内側には、1本、1本遊離している伸縮性補強糸によって、強 く緊締することなく、内側屈曲形状に沿うと共に肌に食い込んで確実に密着する ので、ソフトな締め付け力であるが、ずり落ちることがなくなり、かつ上部筒体 と下部筒体を重ね合わせた時に、編み方向が反対方向になり相殺されることから も、ずれ落ちが一層確実に防止されるものである。
【0018】 さらに、本考案は上部筒体と下部筒体を重ね合わせるように構成した二重サポ ータであるから、上部筒体と下部筒体の間に体温によって温められた空気が介在 することになり、一層保温の効果があり、特に神経痛やリュウマチ等の治療や予 防に役立つものであり、また、スポーツ用とした場合には、上部筒体と下部筒体 の間の空気層が緩衝材となって、膝や肘の保護効果を一層向上できる。
【図1】本考案の二重サポータの裏面側の正面図であ
る。
る。
【図2】本考案の二重サポータの裏面側の側面図であ
る。
る。
【図3】本考案の二重サポータの正面図である。
【図4】図1のA部の拡大組織図である。
【図5】図1のB部の拡大組織図である。
【図6】図1のC部の拡大組織図である。
1 サポータ本体 1a 上部筒体 1b 下部筒体 9 編込部 12 遊び部
Claims (1)
- 【請求項1】 円筒状に編成された上部筒体と下部筒体
からなるサポータ本体の円周方向の少なくとも1箇所
に、伸縮性補強糸を編み込んだ編込部と該補強糸を編み
込まない遊び部を設け、下部筒体を上部筒体内に重ね合
わせるように構成した二重サポータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7378093U JPH0737133U (ja) | 1993-12-24 | 1993-12-24 | 二重サポータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7378093U JPH0737133U (ja) | 1993-12-24 | 1993-12-24 | 二重サポータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0737133U true JPH0737133U (ja) | 1995-07-11 |
Family
ID=13528068
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7378093U Pending JPH0737133U (ja) | 1993-12-24 | 1993-12-24 | 二重サポータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0737133U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003013314A (ja) * | 2001-06-26 | 2003-01-15 | Harada Sangyo Kk | 作業服 |
JP2003503105A (ja) * | 1999-06-25 | 2003-01-28 | キャロロン カンパニー | 多層圧迫ストッキングシステムおよび方法 |
-
1993
- 1993-12-24 JP JP7378093U patent/JPH0737133U/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003503105A (ja) * | 1999-06-25 | 2003-01-28 | キャロロン カンパニー | 多層圧迫ストッキングシステムおよび方法 |
JP2003013314A (ja) * | 2001-06-26 | 2003-01-15 | Harada Sangyo Kk | 作業服 |
JP4700228B2 (ja) * | 2001-06-26 | 2011-06-15 | 原田産業株式会社 | 作業服 |
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