JPH0737083Y2 - レジスタのエアダンパ構造 - Google Patents
レジスタのエアダンパ構造Info
- Publication number
- JPH0737083Y2 JPH0737083Y2 JP5368591U JP5368591U JPH0737083Y2 JP H0737083 Y2 JPH0737083 Y2 JP H0737083Y2 JP 5368591 U JP5368591 U JP 5368591U JP 5368591 U JP5368591 U JP 5368591U JP H0737083 Y2 JPH0737083 Y2 JP H0737083Y2
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- JP
- Japan
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- damper
- seal
- plate
- air damper
- edge
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、空調装置におけるレ
ジスタのエアダンパ構造に関する。
ジスタのエアダンパ構造に関する。
【0002】従来、この種のレジスタ、例えば車両等に
取付けられるレジスタ1の構造としては、図8に示すよ
うにリテーナ2と、このリテーナ2の前部に取付けられ
るバレル4と、同リテーナ2の後部に取付けられるエア
ダンパ8とより構成され、このリテーナ2は例えば略方
形筒形状に形成され、その前部側は上下に円弧状に膨出
されてバレル4の取付部3が形成されている。また、バ
レル4の前部側には所定の間隔で複数枚の横ブレード5
が水平状に形成され、この横ブレード5の後部側には所
定の間隔で複数の縦ブレード6が枢着され、この各縦ブ
レード6は連結ロッド7を介して枢着連繋されて風向を
左右に調整可能に設けられている。
取付けられるレジスタ1の構造としては、図8に示すよ
うにリテーナ2と、このリテーナ2の前部に取付けられ
るバレル4と、同リテーナ2の後部に取付けられるエア
ダンパ8とより構成され、このリテーナ2は例えば略方
形筒形状に形成され、その前部側は上下に円弧状に膨出
されてバレル4の取付部3が形成されている。また、バ
レル4の前部側には所定の間隔で複数枚の横ブレード5
が水平状に形成され、この横ブレード5の後部側には所
定の間隔で複数の縦ブレード6が枢着され、この各縦ブ
レード6は連結ロッド7を介して枢着連繋されて風向を
左右に調整可能に設けられている。
【0003】また、エアダンパ8はリテーナ2の左右の
側壁2a間の所定位置にダンパ軸9を介して図示しない
ダンパ開閉機構によりエアダンパ8の開閉角度を空気の
流れFに対し水平状の全開位置と空気の流れFに対し後
傾状に閉止する閉止位置との間で調整して送風量を調節
するもので、このエアダンパ8は所定の面積を有するプ
レート10とこのプレート10の四周にはダンパシール
14を嵌着するための二股状に把持縁11,12が形成
されて溝部13が一体に形成され、この把持縁11,1
2間には軟質のゴムあるいは合成樹脂等からなる略リン
グ状に形成されたダンパシール14が弾性的に弾着され
ている。このように形成されたエアダンパ8はダンパ軸
9を介して回動可能に枢着されている。
側壁2a間の所定位置にダンパ軸9を介して図示しない
ダンパ開閉機構によりエアダンパ8の開閉角度を空気の
流れFに対し水平状の全開位置と空気の流れFに対し後
傾状に閉止する閉止位置との間で調整して送風量を調節
するもので、このエアダンパ8は所定の面積を有するプ
レート10とこのプレート10の四周にはダンパシール
14を嵌着するための二股状に把持縁11,12が形成
されて溝部13が一体に形成され、この把持縁11,1
2間には軟質のゴムあるいは合成樹脂等からなる略リン
グ状に形成されたダンパシール14が弾性的に弾着され
ている。このように形成されたエアダンパ8はダンパ軸
9を介して回動可能に枢着されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに構成されたレジスタ1におけるエアダンパ8は所定
の面積を有するプレート10の四周にダンパシール14
を嵌着するための溝部13が一体に形成され、この溝部
13に図10に示すように略リング状のダンパシール1
4を外側向きに弾性伸長して嵌込むため、溝部13の幅
はダンパシール14の厚さより若干大きく形成されてい
る。したがって、ダンパシール14は溝部13に対し単
に隙間を有して嵌込まれた状態にあることから脱落し易
く、隙間を有して嵌込まれているのでダンパシール14
は振動しやすい状態で嵌込まれ、また、把持縁11,1
2の端面とシール14との間で段部を有するので、リテ
ーナ2をエアダンパ8により閉止方向へ回動していくと
この把持縁11の端面には風の流れFにより渦を発生
し、この渦によりダンパシール14が振動されて笛吹き
音となって乗員に不快感を与える問題点がある。なお、
図6はこの笛吹き音の発生を示すもので、同図6はある
装置によりレジスタのエアダンパ角度に伴う騒音スペク
トルの変化を測定した結果であって、縦軸に騒音レベ
ル、横軸に周波数を表示したもので、図示一番下がエア
ダンパを全開にした状態で、順次開度を閉じていく状態
を示すもので、閉じるにしたがってピーク(笛吹き音)
Hが観測されている。また、プレート10の溝部13に
ダンパシール14を弾性伸長して組付けるため作業性が
悪くダンパシール14の破損、不完全な組付けとなる恐
れがあった。
うに構成されたレジスタ1におけるエアダンパ8は所定
の面積を有するプレート10の四周にダンパシール14
を嵌着するための溝部13が一体に形成され、この溝部
13に図10に示すように略リング状のダンパシール1
4を外側向きに弾性伸長して嵌込むため、溝部13の幅
はダンパシール14の厚さより若干大きく形成されてい
る。したがって、ダンパシール14は溝部13に対し単
に隙間を有して嵌込まれた状態にあることから脱落し易
く、隙間を有して嵌込まれているのでダンパシール14
は振動しやすい状態で嵌込まれ、また、把持縁11,1
2の端面とシール14との間で段部を有するので、リテ
ーナ2をエアダンパ8により閉止方向へ回動していくと
この把持縁11の端面には風の流れFにより渦を発生
し、この渦によりダンパシール14が振動されて笛吹き
音となって乗員に不快感を与える問題点がある。なお、
図6はこの笛吹き音の発生を示すもので、同図6はある
装置によりレジスタのエアダンパ角度に伴う騒音スペク
トルの変化を測定した結果であって、縦軸に騒音レベ
ル、横軸に周波数を表示したもので、図示一番下がエア
ダンパを全開にした状態で、順次開度を閉じていく状態
を示すもので、閉じるにしたがってピーク(笛吹き音)
Hが観測されている。また、プレート10の溝部13に
ダンパシール14を弾性伸長して組付けるため作業性が
悪くダンパシール14の破損、不完全な組付けとなる恐
れがあった。
【0005】本考案は、上記従来の問題点を解決すべく
なされたもので、ダンパシールの脱落防止および組付け
作業性を向上し得るとともに、笛吹き音を抑制すること
のできるエアダンパ構造を提供することを目的とするも
のである。
なされたもので、ダンパシールの脱落防止および組付け
作業性を向上し得るとともに、笛吹き音を抑制すること
のできるエアダンパ構造を提供することを目的とするも
のである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記技術課題
を解決するため、レジスタのリテーナに枢着されるエア
ダンパであって、該エアダンパは平板状のダンパ本体と
ダンパシールとより構成し、前記ダンパ本体は縦割りに
して雌半割りプレートと雄半割りプレートとに分割形成
するとともに、前記両プレートの対向面には相互に雌雄
嵌合して前記ダンパシールを挾着可能にリブ枠を形成
し、また、両プレートの外側面は所定の曲面に形成し
て、両プレートの少なくとも一方の対応する縁の対向面
側には同縁に沿って前記ダンパシールを押圧変形可能に
押え縁を形成する構成としたレジスタのエアダンパ構造
に存する。
を解決するため、レジスタのリテーナに枢着されるエア
ダンパであって、該エアダンパは平板状のダンパ本体と
ダンパシールとより構成し、前記ダンパ本体は縦割りに
して雌半割りプレートと雄半割りプレートとに分割形成
するとともに、前記両プレートの対向面には相互に雌雄
嵌合して前記ダンパシールを挾着可能にリブ枠を形成
し、また、両プレートの外側面は所定の曲面に形成し
て、両プレートの少なくとも一方の対応する縁の対向面
側には同縁に沿って前記ダンパシールを押圧変形可能に
押え縁を形成する構成としたレジスタのエアダンパ構造
に存する。
【0007】
【作用】上記構成としたことにより、ダンパシールの振
動が著減されて笛吹き音を抑制可能とする。
動が著減されて笛吹き音を抑制可能とする。
【0008】
【実施例】次に、本考案の一実施例を図面にしたがって
説明すると、図中20はエアダンパの全体であって、こ
のエアダンパ20はダンパ本体21とダンパシール40
とより構成されている。
説明すると、図中20はエアダンパの全体であって、こ
のエアダンパ20はダンパ本体21とダンパシール40
とより構成されている。
【0009】このダンパ本体21は方形状のプレートを
縦割り状に2分割された雌半割りプレート22と雄半割
りプレート23とからなる合わせ形状に形成され、この
両プレート22,23の合せ対向面22a,23aは平
面状に形成され、外側面22b,23bは四周に向かっ
て所定の曲率半径で湾曲する曲面に形成され、四周縁に
はR面が付されている。また、雄半割りプレート23の
外側面23bの対応する縁片のほぼ中央部にはリテーナ
2への取付部24が形成されている。このように形成さ
れた雌半割りプレート22と雄半割りプレート23との
対向面22a,23aには雌雄結合する略方形状のリブ
枠25,32が形成されている。
縦割り状に2分割された雌半割りプレート22と雄半割
りプレート23とからなる合わせ形状に形成され、この
両プレート22,23の合せ対向面22a,23aは平
面状に形成され、外側面22b,23bは四周に向かっ
て所定の曲率半径で湾曲する曲面に形成され、四周縁に
はR面が付されている。また、雄半割りプレート23の
外側面23bの対応する縁片のほぼ中央部にはリテーナ
2への取付部24が形成されている。このように形成さ
れた雌半割りプレート22と雄半割りプレート23との
対向面22a,23aには雌雄結合する略方形状のリブ
枠25,32が形成されている。
【0010】この雌半割りプレート22のリブ枠25は
対抗面22aより所定の高さ、すなわちダンパシール4
0の厚さと対応する高さで突出形成されるもので、その
取付部24側となる左右のリブ片26と上下のリブ片2
7,28とからなり、リブ片27,28は図示のように
山形状に形成され、このリブ枠25により囲繞される対
抗面22a部分には凹部29が凹設されてリブ枠25の
内側には受け部30が形成されている。また、山形状に
形成された上下のリブ片27,28の左右のリブ27
a,27aおよび28a,28aの内側面のほぼ中央部
には係合凹部31が凹設されている。
対抗面22aより所定の高さ、すなわちダンパシール4
0の厚さと対応する高さで突出形成されるもので、その
取付部24側となる左右のリブ片26と上下のリブ片2
7,28とからなり、リブ片27,28は図示のように
山形状に形成され、このリブ枠25により囲繞される対
抗面22a部分には凹部29が凹設されてリブ枠25の
内側には受け部30が形成されている。また、山形状に
形成された上下のリブ片27,28の左右のリブ27
a,27aおよび28a,28aの内側面のほぼ中央部
には係合凹部31が凹設されている。
【0011】また、雄半割りプレート23の対向面23
aに形成されるリブ枠32はリブ枠25に嵌合可能に左
右のリブ片33と上下の山形状のリブ片34,35とか
らなり、この上下のリブ片34,35の左右のリブ34
a,34aおよび35a,35aの外側面のほぼ中央部
にはリブ枠25のリブ片27,28の係合凹部31と係
合する係合爪36が形成されている。また、このリブ片
34,35を形成した側となるプレート23の上下の縁
23cに沿って断面略三角形状の押え縁37が突出形成
されている。
aに形成されるリブ枠32はリブ枠25に嵌合可能に左
右のリブ片33と上下の山形状のリブ片34,35とか
らなり、この上下のリブ片34,35の左右のリブ34
a,34aおよび35a,35aの外側面のほぼ中央部
にはリブ枠25のリブ片27,28の係合凹部31と係
合する係合爪36が形成されている。また、このリブ片
34,35を形成した側となるプレート23の上下の縁
23cに沿って断面略三角形状の押え縁37が突出形成
されている。
【0012】ダンパシール40は軟質ゴムあるいは合成
樹脂等からなるもので、所定の厚さを有してダンパ本体
21の四周より所定の寸法張出す平板状に形成され、そ
の中央部には雌半割りプレート22のリブ枠25に外嵌
状に嵌込み可能とする取付孔41が貫設されている。
樹脂等からなるもので、所定の厚さを有してダンパ本体
21の四周より所定の寸法張出す平板状に形成され、そ
の中央部には雌半割りプレート22のリブ枠25に外嵌
状に嵌込み可能とする取付孔41が貫設されている。
【0013】このように形成されたダンパシール40は
その取付孔41が雌半割りプレート22のリブ枠25に
嵌込まれるとともに、同リブ枠25には雄半割りプレー
ト23のリブ枠32が嵌合されて相互に形成した係合凹
部31と係止爪36とが係合されて嵌合固定され、この
状態でリブ枠32は受け部30に当接され、また、リブ
枠25も雄半割りプレート23の対向面23aに当接さ
れてダンパシール40は両プレート22,23に挾着さ
れるとともに、縁23c側に沿って形成した押え縁37
によりダンパシール40は押圧変形されて挾着されてエ
アダンパ20が形成され、このようにして挾着されたダ
ンパシール40のダンパ本体21から張出すシール40
とプレート22,23の外側面22b,23bとの間に
は段部を生ずることなくほぼ連続状の面に組付けられて
いる。
その取付孔41が雌半割りプレート22のリブ枠25に
嵌込まれるとともに、同リブ枠25には雄半割りプレー
ト23のリブ枠32が嵌合されて相互に形成した係合凹
部31と係止爪36とが係合されて嵌合固定され、この
状態でリブ枠32は受け部30に当接され、また、リブ
枠25も雄半割りプレート23の対向面23aに当接さ
れてダンパシール40は両プレート22,23に挾着さ
れるとともに、縁23c側に沿って形成した押え縁37
によりダンパシール40は押圧変形されて挾着されてエ
アダンパ20が形成され、このようにして挾着されたダ
ンパシール40のダンパ本体21から張出すシール40
とプレート22,23の外側面22b,23bとの間に
は段部を生ずることなくほぼ連続状の面に組付けられて
いる。
【0014】したがって、このエアダンパ20のダンパ
シール40は両プレート22,23に挾着されるととも
に、縁23c側に沿って形成した押え縁37によりダン
パシール40は押圧変形されて挾着されてエアダンパ2
0が形成され、このようにして挾着されたダンパシール
40のダンパ本体21から張出すシール40とプレート
22,23の外側面22b,23bとの間には段部を生
ずることなくほぼ連続状の面に組付けたものであるから
風の流れFは雄半割りプレート23の外側面23bに沿
い円滑に流れ、同プレート23の縁23cとダンパシー
ル40との間に段部がないので渦の発生を著減すること
ができ、また、同縁23側では押え縁37によりダンパ
シール40が押圧変形されて挾着されていることと相俟
ってダンパシール40が振動することを抑制することが
できて笛吹き音の発生を防止することができる。また、
ダンパ本体21は雌半割りプレート22と雄半割りプレ
ート23に分割構成したので、ダンパシール40の組付
け作業を容易に行うことができるとともに、自動組付け
も可能となり、また、ダンパシール40を両プレート2
2,23で挾着するとともに、縁23c側に沿って形成
した押え縁37によりダンパシール40を押圧変形して
挾着するのでダンパシール40のずれ、外れを防止して
エアダンパ20の品質を確保することができる。なお、
図5は上記エアダンパ20を付設したレジスタを従来と
同様の条件により騒音スペクトルの変化を測定したもの
で、従来の図6と比較した場合、従来のものではエアダ
ンパを閉じていくにしたがい高周波域に幾つもの鋭いピ
ーク(笛吹き音)Hが観測されるが、本実施例のエアダ
ンパ20では同エアダンパを閉じていっても高周波域で
ピークHがみられず、笛吹き音の発生を防止している。
シール40は両プレート22,23に挾着されるととも
に、縁23c側に沿って形成した押え縁37によりダン
パシール40は押圧変形されて挾着されてエアダンパ2
0が形成され、このようにして挾着されたダンパシール
40のダンパ本体21から張出すシール40とプレート
22,23の外側面22b,23bとの間には段部を生
ずることなくほぼ連続状の面に組付けたものであるから
風の流れFは雄半割りプレート23の外側面23bに沿
い円滑に流れ、同プレート23の縁23cとダンパシー
ル40との間に段部がないので渦の発生を著減すること
ができ、また、同縁23側では押え縁37によりダンパ
シール40が押圧変形されて挾着されていることと相俟
ってダンパシール40が振動することを抑制することが
できて笛吹き音の発生を防止することができる。また、
ダンパ本体21は雌半割りプレート22と雄半割りプレ
ート23に分割構成したので、ダンパシール40の組付
け作業を容易に行うことができるとともに、自動組付け
も可能となり、また、ダンパシール40を両プレート2
2,23で挾着するとともに、縁23c側に沿って形成
した押え縁37によりダンパシール40を押圧変形して
挾着するのでダンパシール40のずれ、外れを防止して
エアダンパ20の品質を確保することができる。なお、
図5は上記エアダンパ20を付設したレジスタを従来と
同様の条件により騒音スペクトルの変化を測定したもの
で、従来の図6と比較した場合、従来のものではエアダ
ンパを閉じていくにしたがい高周波域に幾つもの鋭いピ
ーク(笛吹き音)Hが観測されるが、本実施例のエアダ
ンパ20では同エアダンパを閉じていっても高周波域で
ピークHがみられず、笛吹き音の発生を防止している。
【0015】なお、上記実施例においては、雌半割りプ
レート22と雄半割りプレート23との結合を雌雄結合
するリブ枠25,32に相互に係合する係合凹部31と
係止爪36と設けて例示したが、これに限定するもので
はなく、要は両プレート22,23を結合し得る構成で
あればよく、例えば図7に示すように、係合凹部に代わ
り係合孔31a、また係止爪36に変わり撓み能を有す
る係止脚36aであってもよく、また、接着剤による固
定、高周波、超音波等による溶着、ビス等による固着手
段により組付ける構成であってもよい。また、押え縁3
7を雄半割りプレート23に形成して励磁したが、これ
に限定するものではなく、例えばプレート22,23相
互に位置ずれした状態で形成する構成であってもよい。
レート22と雄半割りプレート23との結合を雌雄結合
するリブ枠25,32に相互に係合する係合凹部31と
係止爪36と設けて例示したが、これに限定するもので
はなく、要は両プレート22,23を結合し得る構成で
あればよく、例えば図7に示すように、係合凹部に代わ
り係合孔31a、また係止爪36に変わり撓み能を有す
る係止脚36aであってもよく、また、接着剤による固
定、高周波、超音波等による溶着、ビス等による固着手
段により組付ける構成であってもよい。また、押え縁3
7を雄半割りプレート23に形成して励磁したが、これ
に限定するものではなく、例えばプレート22,23相
互に位置ずれした状態で形成する構成であってもよい。
【0016】
【考案の効果】本考案は、上記構成としたことにより、
ダンパシールは両半割りプレートに挾着されるととも
に、上下縁側に沿って形成した押え縁によりダンパシー
ルは押圧変形されて挾着され、この挾着されたダンパシ
ールのダンパ本体から張出すシールとプレート外側面と
の間には段部を生ずることなくほぼ連続状の面に組付け
たものであるから風の流れは雄半割りプレートの外側面
に沿い円滑に流れ、同プレートの縁とダンパシールとの
間に段部がないので渦の発生を著減することができ、ま
た、同縁側では押え縁によりダンパシールが押圧変形さ
れて挾着されていることと相俟ってダンパシールが振動
することを抑制することができて笛吹き音の発生を防止
することができる。また、ダンパ本体は雌半割りプレー
トと雄半割りプレートに分割構成したので、ダンパシー
ルの組付け作業を容易に行うことができるとともに、自
動組付けも可能となり、また、ダンパシールを両プレー
トで挾着するとともに、縁側に沿って形成した押え縁に
よりダンパシールを押圧変形して挾着するのでダンパシ
ールのずれ、外れを防止してエアダンパの品質を確保す
ることができる。
ダンパシールは両半割りプレートに挾着されるととも
に、上下縁側に沿って形成した押え縁によりダンパシー
ルは押圧変形されて挾着され、この挾着されたダンパシ
ールのダンパ本体から張出すシールとプレート外側面と
の間には段部を生ずることなくほぼ連続状の面に組付け
たものであるから風の流れは雄半割りプレートの外側面
に沿い円滑に流れ、同プレートの縁とダンパシールとの
間に段部がないので渦の発生を著減することができ、ま
た、同縁側では押え縁によりダンパシールが押圧変形さ
れて挾着されていることと相俟ってダンパシールが振動
することを抑制することができて笛吹き音の発生を防止
することができる。また、ダンパ本体は雌半割りプレー
トと雄半割りプレートに分割構成したので、ダンパシー
ルの組付け作業を容易に行うことができるとともに、自
動組付けも可能となり、また、ダンパシールを両プレー
トで挾着するとともに、縁側に沿って形成した押え縁に
よりダンパシールを押圧変形して挾着するのでダンパシ
ールのずれ、外れを防止してエアダンパの品質を確保す
ることができる。
【図1】エアダンパの斜視図である。
【図2】エアダンパの断面図である。
【図3】エアダンパの分解斜視図である。
【図4】雄半割りプレートの対向面側を示す斜視図であ
る。
る。
【図5】本考案のエアダンパを取付けたレジスタを測定
装置によりその騒音スペクトルの変化を測定したグラフ
である。
装置によりその騒音スペクトルの変化を測定したグラフ
である。
【図6】従来のエアダンパを取付けたレジスタを測定装
置によりその騒音スペクトルの変化を測定したグラフで
ある。
置によりその騒音スペクトルの変化を測定したグラフで
ある。
【図7】両半割りプレートの固定手段の他の実施例を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図8】従来のレジスタの断面図である。
【図9】従来のエアダンパの断面図である。
【図10】従来のエアダンパの組付けの説明図である。
1 レジスタ 2 リテーナ 20 エアダンパ 21 ダンパ本体 22 雌半割りプレート 23 雄半割りプレート 22a,23a 対向面 22b,23b 外側面 25,32 リブ枠 23c 縁 37 押え縁 40 ダンパシール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−281152(JP,A) 実開 平4−36546(JP,U) 実開 平2−130471(JP,U) 実開 昭60−185768(JP,U) 実開 昭58−56257(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】 レジスタのリテーナに枢着されるエアダ
ンパであって、該エアダンパは平板状のダンパ本体とダ
ンパシールとより構成し、前記ダンパ本体は縦割りにし
て雌半割りプレートと雄半割りプレートとに分割形成す
るとともに、前記両プレートの対向面には相互に雌雄嵌
合して前記ダンパシールを挾着可能にリブ枠を形成し、
また、両プレートの外側面は所定の曲面に形成して、両
プレートの少なくとも一方の対応する縁の対向面側には
同縁に沿って前記ダンパシールを押圧変形可能に押え縁
を形成する構成としたレジスタのエアダンパ構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5368591U JPH0737083Y2 (ja) | 1991-06-14 | 1991-06-14 | レジスタのエアダンパ構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5368591U JPH0737083Y2 (ja) | 1991-06-14 | 1991-06-14 | レジスタのエアダンパ構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH051946U JPH051946U (ja) | 1993-01-14 |
JPH0737083Y2 true JPH0737083Y2 (ja) | 1995-08-23 |
Family
ID=12949675
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5368591U Expired - Lifetime JPH0737083Y2 (ja) | 1991-06-14 | 1991-06-14 | レジスタのエアダンパ構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0737083Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP5582835B2 (ja) * | 2010-03-19 | 2014-09-03 | 日本プラスト株式会社 | 風量調整装置 |
KR102711068B1 (ko) * | 2022-05-16 | 2024-09-27 | 두양텍(주) | 결로방지기능을 가지는 댐퍼날개판 |
-
1991
- 1991-06-14 JP JP5368591U patent/JPH0737083Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH051946U (ja) | 1993-01-14 |
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